JP3843353B2 - 磁石製車輪走行用玩具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車輪に磁石を用いた走行用玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁石製車輪を用いた走行用玩具は、車輪を永久磁石で作製し、非磁性体からなる盤面の各車輪に対応する位置に磁性体からなる軌道を設け、車輪を軌道に引きつけながら玩具に内蔵する駆動機構の回転力で車輪を回転し、設定された軌道を逸脱することなく走行するものであった。又、車輪の磁力を強力にすることで鉄製の壁体に沿って移動可能な台車等も提案されていたが、このような台車にあっても車輪は別に設けるモータで回転するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って従来の磁石製車輪を用いた走行用玩具は駆動機構を別に設けなければ走行できない構造であった。この発明は駆動機構を特別に設けなくとも、走行可能な磁石製車輪走行用玩具を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明の磁石製車輪走行用玩具は、永久磁石で作製する車輪を非磁性材製の車軸で連結し、この車輪を走路盤上で走行する磁石製車輪走行用玩具において、前記車輪は、対向する磁極が同じ極性を有するものであって、前記走路盤は、非磁性材製の板材中央に車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有する永久磁石とその両側に密着させたガードを車輪及び車軸に接触しないよう長手方向に連続して設置する斜路と、この斜路の下端に上部方向回動可能に枢着する水平板と、斜路及び水平板の下面にあって中央部を支点で揺動可能に支持され前記車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有する永久磁石を前記斜路の永久磁石と対応する位置に長手方向に端から端まで連続して設置する揺動板と、揺動板先端部が斜路先端部に近接し揺動板後端部が水平板から離隔している時に揺動板後端部を上昇させる把持部と、揺動板後端部に突設して当接する水平板を押し上げる突起を有することを特徴とするものである。
【0005】
車輪内側空間の極性と斜路の永久磁石の極性は引き合う方向にあるので、水平板に載置した車輪は斜路方向に引きつけられる。この時揺動板の永久磁石は水平板側で離隔し、先端側が斜路先端部に近接する関係を有しており、斜路の永久磁石と揺動板の永久磁石は共に車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有するので、斜路の中央に発生する車輪を引き付ける磁力は下方で弱く、先端部側に向って徐々に強くなる構成となっている。従って引きつけられた車輪は斜路を上昇し始める。
【0006】
斜路の傾斜角度及び用いる永久磁石の磁力の大きさを、落下しようとする力に抗して車輪が斜路を先端まで登れるように適宜設定すると、車輪は斜路先端部まで上昇しそこで停止状態となる。
【0007】
ここで把持部を持って揺動板後端部を上昇させると、揺動板先端部は斜路先端部から離隔し始め、揺動板後端部の突起が水平板に当接して押し上げるようになる。この時斜路先端部の車輪は引きつけられる磁力が上方で弱く、下方に向って徐々に強くなる構成に変わるので停止していた車輪は斜路を下降し始める。
【0008】
車輪は自重による重力と磁力の作用で落下速度が加速するため、斜路を越して水平板内に進入する。ここでは重力及び磁力が進行方向と逆方向に作用することになるのでブレーキがかかり停止状態となる。
【0009】
この時把持部を持って揺動板を下方に引き下げると斜路と揺動板の位置関係が当初の状態に戻るので車輪は再度斜路を上昇し始める。なお、下降した車輪の自重で水平板が元の方向に回動し、この回動力で突起を介して当接する揺動板が当初の位置まで回動するよう各部材のバランスを設定すれば下降した車輪は自動的に上昇することになる。
【0010】
請求項2記載の磁石製車輪走行用玩具の水平板は、車輪内側空間の極性と同じ極性を有する永久磁石を端部上面に設置することを特徴とするものである。水平板上の永久磁石は車輪間中央部に車軸を包囲するような形状で設置することが望ましい。水平板上に位置する車輪はこれらの永久磁石による反発力で斜路方向に押し出される。
【0011】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は磁石製車輪走行用玩具の斜視図である。磁石製車輪走行用玩具1は、2つのドーナツ型の永久磁石からなる車輪2の穴に非磁性材製の車軸3を挿入して固定し磁石製車輪を形成する。その際、向き合った両方の永久磁石の極性を同じ極性とする。従って車輪2の内側の空間は同じ極性となる。例えばこの極性をNとする。
【0012】
この車輪2を動かす走路盤4は、非磁性材製の板材中央にガイド用永久磁石5を長手方向に連続して設置する斜路6と、斜路6の下端に図示しない蝶番により上部方向に回動可能に枢着する水平板7と、斜路6及び水平板7の下面にあって中央部を支点8でシーソー状に揺動可能に支持され補強用永久磁石9をガイド用永久磁石5と対応する位置に長手方向に連続して設置する揺動板10とを有し、斜路6及び水平板7は柱材11により支持されている。
【0013】
ガイド用永久磁石5及び補強用永久磁石9は車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有するもので、図1においてはこれらの上面の極性はSとなる。なおガイド用永久磁石5とその両側に密着させたガード16の合計幅及びそれぞれの高さは車輪2及び車軸3に接触しないように適宜設定する。
【0014】
揺動板10は当初その先端部が斜路6の先端部に近接する一方、後端部が斜路6から徐々に離れるような位置関係にあり、後端には把持部12と突起13を設ける。又水平板7の後端には、車輪内側空間の極性と同じ極性を有する反発用永久磁石14を設置する。反発用永久磁石14は複数の磁石(図1においては3個)を車輪間中央部に車軸3を包囲するような形状で設置する。又水平板後端にはゴム紐等の弾性体15を付設して車輪止めとする。
【0015】
車輪2を水平板7に載置すると図2に示すように、車輪内側空間の極性Nと斜路6のガイド用永久磁石5の極性Sは引き合う方向にあるので、車輪2は斜路6方向に引きつけられる。この時揺動板10の補強用永久磁石9は水平板7側で離隔し、先端側が斜路先端部に近接する関係を有しており、ガイド用永久磁石5と補強用永久磁石9は共に車輪内側空間の極性Nと反対の極性Sを上面に有するので、斜路6に発生する磁力は下方で弱く先端部側に向って徐々に強くなる構成となっている。従って引きつけられた車輪2は斜路6を上昇し始める。
【0016】
斜路6の先端部まで上昇した車輪2は磁力の変化が無くなるので停止状態となるが、ここで把持部12を持って図3に示すように揺動板10の後端部を上昇させると、揺動板先端部は斜路先端部から離隔し始め、揺動板後端部の突起13が水平板7に当接して押し上げるようになる。この時斜路先端部の車輪2は引きつけられる磁力が上方で弱く、下方に向って徐々に強くなる構成に変わるので停止していた車輪2は斜路6を下降し始める。
【0017】
車輪2は自重による重力と引きつけ合う磁力の作用で落下速度が加速するため、斜路6の端部を越して水平板7内に進入するようになるが、ここでは水平板7が逆勾配となりガイド用永久磁石5の引き戻す磁力も作用するためブレーキがかかる。又反発用永久磁石14の反発力も作用するが、これらの抑止装置で停止しない場合には弾性体15に衝突して停止状態となる。
【0018】
車輪2がこの停止位置まで到達するとその自重で水平板7が元の方向に回動するようになり同時に当接する揺動板10が押し下げられる。揺動板10の回動はシーソーのようにそのまま継続して当初の位置まで回動すると停止状態にある車輪2は自動的に再度上昇し始める。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の磁石製車輪走行用玩具は、斜路と揺動板に車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有する永久磁石を設け、斜路の中央に発生する磁力を長手方向で変化させるので、駆動機構を特別に設けなくとも揺動板の操作のみで車輪の上昇下降を行うことができる。
【0020】
請求項2記載の磁石製車輪走行用玩具の水平板は、車輪内側空間の極性と同じ極性を有する永久磁石を端部上面に設置するので、反発力で車輪を斜路方向に押し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁石製車輪走行用玩具の斜視図である。
【図2】車輪を水平板に載置する時の磁石製車輪走行用玩具の断面図である。
【図3】揺動板後端部を上昇させる時の磁石製車輪走行用玩具の断面図である。
【符号の説明】
1 磁石製車輪走行用玩具
2 車輪
3 車軸
4 走路盤
5 ガイド用永久磁石
6 斜路
7 水平板
8 支点
9 補強用永久磁石
10 揺動板
12 把持部
13 突起

Claims (2)

  1. 永久磁石で作製する車輪を非磁性材製の車軸で連結し、この車輪を走路盤上で走行する磁石製車輪走行用玩具において、前記車輪は、対向する磁極が同じ極性を有するものであって、前記走路盤は、非磁性材製の板材中央に車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有する永久磁石とその両側に密着させたガードを車輪及び車軸に接触しないよう長手方向に連続して設置する斜路と、この斜路の下端に上部方向回動可能に枢着する水平板と、斜路及び水平板の下面にあって中央部を支点で揺動可能に支持され前記車輪内側空間の極性と反対の極性を上面に有する永久磁石を前記斜路の永久磁石と対応する位置に長手方向に端から端まで連続して設置する揺動板と、揺動板先端部が斜路先端部に近接し揺動板後端部が水平板から離隔している時に揺動板後端部を上昇させる把持部と、揺動板後端部に突設して当接する水平板を押し上げる突起を有することを特徴とする磁石製車輪走行用玩具。
  2. 前記水平板は、前記車輪内側空間の極性と同じ極性を有する永久磁石を端部上面に設置することを特徴とする請求項1記載の磁石製車輪走行用玩具。
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