JP3843327B2 - 造影剤におけるまたは造影剤に関する改良 - Google Patents

造影剤におけるまたは造影剤に関する改良 Download PDF

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Description

本発明は新規な造影剤、特に画像診断で使用される新規な気体を含有するポリマーをベースとした造影剤、およびその新規なポリマー成分に関する。
国際特許出願No.WO 93/17718(その内容は参照によって本明細書に組み込まれる)にはポリマーが式
-(O)m-CO-O-C(R1R2)-O-CO-(O)n- (I)
(式中、R1およびR2はそれぞれ水素原子または炭素に結合した一価有機基であり、あるいはR1およびR2は一緒になって炭素に結合した二価有機基を形成し、そしてmおよびnはそれぞれ0または1である)の単位を含有する生分解性ポリマーであることを特徴とする気体を含有するかまたは気体を発生するポリマー微粒子および/または微小バルーンからなる造影剤が開示されている。このような造影剤は超音波およびMR画像診断のような診断技術において使用することができ、良好な安定性を伴った良好な貯蔵安定性と、投与後の、しばしば数回の循環をさせた場合、生体内でコントラスト効果を示す。しかしながら、その後造影剤は式(I)の単位の一般的なエステラーゼ酵素分解に対する感受性のため生体内で容易に生分解可能である。
本発明は上記のWO 93/17718の全範囲に包含されるが、特定的にはそれにより開示されていない造影剤に関する。この新規な造影剤はインビボで優れた安定性およびコントラスト効果を示すという点並びに体内で分解して十分に寛容性があり、殆どの場合内因的(endogenous)である生成物となるという事実のため特に有利である。
本発明の一態様によれば、ポリマーが式(II)
Figure 0003843327
(式中、aは9〜19の範囲の整数、例えば13〜17であり、そしてbは1〜8の範囲の整数、例えば3〜6である)の繰り返し単位からなる生分解性ポリマーであることを特徴とする、気体を含有するポリマー微粒子および/または微小バルーンからなる造影剤が提供される。このような造影剤は動物実験で非常にシャープな超音波コントラスト効果を示し、例えばイヌにおいて心室壁のすべての部分で心筋のコントラスト強調と腎臓の優れたコントラスト増強を与えることがわかった。細網内皮系による造影剤の取り込み後、エコーもまた保持され、それにより大食細胞のイメージング剤として使用することができる。
本発明の造影剤は優れた貯蔵安定性を示し、例えば水性懸濁中においてエコーを25℃で8時間維持する。しかしながら、これらは投与後、急速に分解して体内から排除され、例えば肝臓で1〜2日間の半減期を有する。
式(II)の繰り返し単位からなるポリマーのインビボの主要な生成物は式HO・(CH2)a・COOH(式中、aは上記で定義された通りである)のω−ヒドロキシ酸、式HOOC・(CH2)b・COOH(式中、bは上記で定義された通りである)の二塩基性酸(diacid)およびアセトアルデヒドであることは理解されよう。アセトアルデヒドはエタノールの代謝のようにインビボで酢酸に酸化される内因性物質である。整数aおよびbは有利には内因的なω−ヒドロキシ酸および二塩基性酸を生成するように選択される。したがって、例えばa=15およびb=4であるポリマーは分解して、共に内因的である16−ヒドロキシパルミチン酸およびアジピン酸を生成する。
本発明の造影剤は超音波、MRおよびX−線画像診断などの様々な画像診断技術において使用されうる。例えば感受性造影剤としての超音波画像診断およびMR画像診断におけるそれらの使用は本発明の好ましい特徴を構成する。
生体許容性気体ならば何れも本発明の造影剤に使用することができ、例えば空気、窒素、酸素、水素、亜酸化窒素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴン、六フッ化硫黄、低分子量の場合によりフッ素化された炭化水素、例えばメタン、アセチレン、四フッ化炭素および他のペルフルオロアルカン、例えばペルフルオロプロパン、ペルフルオロブタンおよびペルフルオロペンタン、並びにこれらの混合物である。気体は微小バブルの中で遊離しており、または含有する物質の中に閉じ込められたり、担持(ertrained)されたりする。本明細書で使用される「気体」なる用語は37℃で気体状態である物質(蒸気を含む)を意味する。
超音波心臓動態診断法のような超音波技術において、肺系を自由に通過させ、約0.1〜15MHzの好ましい画像化振動数を有する共鳴を達成できるようにするため、平均サイズが0.1〜10μm、例えば1〜7μmの微小バブルを使用するのが好都合である。
しかしながら、例えば500μmまでの平均サイズを有する、実質的に大きめのバブルは他の用途、例えば胃腸の画像化、あるいは子宮または卵管の検査において有用である。
本発明の造影剤はそれらの安定性、分散性、凝集性、生物学的特性などを変えるために、または膜の柔軟性および/または極性を変えるために、乳化剤、コーチング剤、可塑剤、増量剤、凍結保護剤および/または酸化防止剤のような添加剤を含有することができる。
代表的な乳化剤は脂肪酸(例えば10〜20個の炭素原子を含有する直鎖状飽和または不飽和脂肪酸)、それらの炭水化物およびトリグリセリドエステル;タンパク質、例えばゼラチン、より好ましくはヒト血清アルブミン;リン脂質、例えばレシチン;多糖類、例えば殿粉、変性(例えば親油性にした)殿粉またはアラビアゴム;並びに界面活性ポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールおよびブロックコポリマー(鎖延長ポリマーを含む)、例えばポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)ブロックコポリマー、例えばプルロニックである。
ブロックコポリマー(延長ポリマーを含む)界面活性剤が使用される場合、これらは前記で定義されたような、例えばR1およびR2(水素以外の場合)がそれぞれ例えば20個までの炭素原子を有する炭素結合ヒドロカルビルまたは複素環基、例えば(好ましくは10個までの炭素原子を有する)アルキルまたはアルケニル基のような脂肪族基、(好ましくは20個までの炭素原子を有する)アラルキル基のような芳香脂肪族基、(好ましくは20個までの炭素原子を有する)アリール基、あるいは20個までの炭素原子とO、SおよびNから選択される1種以上のヘテロ原子を含有する複素環基である式(I)の生分解性結合を含有しうる。このようなヒドロカルビルまたは複素環基はハロゲン原子または式-NR3R4、-CONR3R4、-OR5、-SR5および-COOR6(ここで、R3およびR4はそれぞれ水素原子、アシル基、またはR1およびR2について定義されたようなヒドロカルビル基であり;R5は水素原子、アシル基、またはR1もしくはR2について定義されたような基であり;そしてR6は水素原子、またはR1もしくはR2について定義されたような基である)の基のような1つ以上の官能基を含有しうる。R1およびR2が二価の基である場合、これは例えば上記で定義されたような1つ以上の官能基を含有しうる(好ましくは10個までの炭素原子を有する)アルキリデン、アルケニリデン、アルキレンまたはアルケニレン基である。
このようなブロックコポリマーにおける式(I)(式中、R1およびR2は水素原子およびメチル基から選択され、例えばR1は水素原子であり、そしてR2はメチル基である)の単位の存在は有利であり;mおよびnが0である単位を選択することもまた有利である。
ブロックコポリマー界面活性剤は異なる親液性のブロックを2個以上含有し、例えば直鎖状の2ブロック、3ブロックまたは多ブロック配列であり、例えばA−B、A−B−A、B−A−BまたはA−B−A−B−A(ここで、AおよびBは異なる親液性のポリマーブロックであり、好ましくはそれぞれ親水性ブロックおよび疎水性ブロックである)のタイプである。
例えば
Figure 0003843327
のタイプの分枝構造、および例えば
Figure 0003843327
のタイプのマクロ環構造もまた使用することができる。
このようなブロックコポリマー界面活性剤の親水性ブロックは例えば多糖類、ポリアルコール(例えばポリビニルアルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよびポリ(アミノ酸)のようなポリマーから誘導されうる。必要に応じて親油性基により置換されたポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸、ポリ(メタ)アクリル酸およびそれらのエステルのような誘導体のようなポリマーもまた有用である。親水性ブロックは有利には本質的にポリエチレングリコール単位からなる。
このようなブロックコポリマー界面活性剤の疎水性ブロックは例えば油溶性縮合、イオンおよび遊離基により生成したポリマー、例えばポリ(メタ)アクリレートエステル、ポリオルトエステル、ビニル系およびスチレン系ポリマー、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸、それらのエーテルおよびエステル、並びにポリ乳酸/ポリグリコール酸コポリマーから誘導されうる;このようなポリマーはそれらの疎水性を高めるためにアルキル、アラルキルまたはアリール基のような疎水性基を含有したり、それらで置換することができる。疎水性ブロックは有利には式(I)の単位により結合された、そして/またはそれらを含有する1種以上の長鎖脂肪族基(例えばC10〜20ポリメチレン基)を含有するポリエステル鎖からなる。このような疎水性ブロックは鎖延長されたポリマーのようにオリゴマーまたは準ポリマーであり、また例えばポリマー特性を示す(例えば長鎖単位が存在するため)が厳密には限定できる繰り返し単位を持たないモノマー基を有するものであってよい。
したがって、好ましい類のブロックコポリマー界面活性剤は親水性ブロックとしてポリエチレングリコール単位をそしてオリゴマーまたはポリマーブロックの延長部分またはその一部として疎水性部分に式
-Ra-(CH2)a-CO-O-CH(CH3)-O-CO-(CH2)a-Rb- (III)
(式中、aは前記で定義された通りであり、そしてRaおよびRbはそれぞれ原子価結合または結合基、例えばカルボニル基または式-O-CO-(CH2)b-CO-O(ここで、bは前記で定義された通りである)の二塩基性酸残基である)の単位を含有するコポリマーからなる。
他の好ましい類の界面活性剤には、MYRJ(登録商標)、および2種以上の脂肪酸の鎖からなる疎水性部分、例えば16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルのようなアシルオキシアシル基でアシル化されたメトキシ末端ポリエチレングリコール親水性ブロックからなる延長ポリマーのような脂肪酸アシル化ポリエチレングリコールがある。
代表的な増量剤および凍結保護剤には、アルコール、例えばt−ブタノールのような脂肪族アルコール、グリセロールのようなポリオール;スクロース、マンニトール、トレハロースまたはシクロデキストリンのような糖;およびポリエチレングリコールのようなポリグリコールがある。
代表的な保存剤には酸化防止剤がある。
本発明の造影剤は例えばWO 93/17718に記載のようにして幾つかの方法で、例えば式(II)の繰り返し単位を含有する生分解性ポリマーに気体を導入してポリマー微粒子および/または微小バルーンを生成することにより製造することができる。
1つの有用な方法はEP-A-0398935およびEP-A-0458745に記載の界面析出法であり;ポリマーを水と混和しない有機溶媒に溶解または懸濁し、得られる溶液または懸濁液を水相中で、好ましくは得られる水中油形乳濁液を安定にする界面活性剤の存在下、(例えば高速撹拌または高剪断混合により)乳化し、次に少なくとも有機相、好ましくは両方の相を(例えば減圧下で、好ましくは混入する気体の雰囲気下、例えば蒸発または凍結乾燥により)除去し、それによりポリマーが水相と有機相の界面に膜を生成することからなる。
このような方法において有用な有機溶媒は例えば10個までの炭素原子を有する脂肪族、脂環式および芳香脂肪族炭化水素、例えばn−オクタン、シクロオクタン、シクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、メチルヘプタン、エチルヘキサン、トルエン、キシレン、またはテルペン、テルペノイドまたはイソプレノイド、例えばカンフェンまたはリモネン;ハロアルカン、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化メチルまたはフレオン;エステル、例えば酢酸エチルまたはプロピル、ギ酸ブチル、酪酸またはイソ酪酸プロピルまたはイソプロピル;並びに適当なエーテルおよび他の親油性溶媒などである。カンフェンのような溶媒はそれらが生物的に許容されるものであるため、投与前に造影剤からすべての溶媒残留物を除去する必要がないという点で有利である。このような高融点の溶媒はまた、乳濁液が凍結され、凍結乾燥される方法において、これらの条件下で迅速に凝固して得られる微粒子状造影剤の構造結合性を高めるため有利である。
上記したように、乳化工程は好ましくは界面活性剤の存在下で行われる。このような乳化剤および/または例えば前記のような他の何れかの添加剤は好都合には水相に予め溶解される。
相を除去する前に、最後に得られる微粒子および/または微小バルーンの粒度分布の均一性を高めるため、例えば適当な大きさの細孔を有するノズルまたは1種以上の膜を通して、乳濁液を濾過および/または押出しすることが有利である。
本発明の造影剤はその状態で通常長期間安定であるような乾燥状態で保存され、輸送され、そして投与前に適当な液状担体(例えば注射用滅菌水、生理的食塩水またはリン酸塩緩衝液)と混合される。このように、注射される、または他のやり方で投与される造影剤の濃度は用途の厳密な性質に応じて随意に変わる。これらはまた、エステラーゼ酵素の不在下、水性媒質中で実質上完全に安定であるこのような担体中における懸濁液として保存することができる。
前記で定義されたような式(II)の繰り返し単位からなるポリマーは新規な生成物であり、本発明の別の特徴を構成する。本発明の造影剤を製造するための有用な出発物質であるだけでなく、このようなポリマーは例えば縫合材のような移植インプラント、軟質組織プロテーゼ、スポンジ、皮膜(例えば人工皮膚)、創傷用包帯(例えばヒドロゲルシート)、軟性シート材料およびそれから成形される容器のような製品、薬剤や農薬のための徐放性製剤、粒状イメージング剤または可塑剤において使用することができる。
新規なポリマーは好都合な方法により、例えば式
HOOC・(CH2)b・COOH
(式中、bは前記で定義された通りである)の二塩基性酸のジハロゲン化物のような反応性誘導体を式
HO・(CH2)a・CO・O・CH(CH3)・O・CO・(CH2)a・OH
(式中、aは前記で定義された通りである)のジオールと、例えば適当な有機溶媒中で反応させることにより製造することができる。ジオールそれ自体は沃化物のようなエチリデンハロゲン化物を2モルのω−ヒドロキシ酸HO・(CH2)a・COOHと、例えば塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
以下の実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例
実施例1 中間体の製造
a)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)
1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン(1,5−5)(DBU)(2.74g,0.018モル)をジメチルホルムアミド(150ml)中の16−ヒドロキシヘキサデカン酸(4.90g、0.018モル)に加えた。撹拌しながら5分後、沃化エチリデン(2.54g、0.009モル)を加え、混合物を40℃で3日間撹拌した。反応混合物を20℃まで冷却し、沈殿を完了(2時間)させ、そして沈殿したモノマーを濾過により単離した。そのモノマーを活性炭で処理し、ジクロロメタンから2回再結晶して1.03g(20%)の表題生成物を得た。示差走査熱量計(DSC)は融解開始温度が88.93℃であることを示した。1H NMR(200MHz,CDCl3):δ1.25(s,44H,CH2),1.45(d,3H,CH3CH),1.56(m,8H,CH2),2.30(t,4H,CH2CO),3.63(t,4H,2×CH2O),6.86(q,1H,CHCH3)。13C NMR(50MHz,CDCl3):δ20.86,25.91,26.98,30.22,30.44,30.67,30.84,34.00,35.30,64.00,89.00,171.77(C=0)。
b)エチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕
還流凝縮器、ガラス製気体送込管および均圧滴下ロートを備えた三つ口丸底フラスコに、蒸留したばかりの塩化アジポイル(2.60ml、1. 7.50ミリモル)を無水クロロホルム(15ml)中に溶解したものを入れた。溶液に窒素を緩やかに流しながら温度を約50℃まで上げ、無水クロロホルム(30ml)中におけるエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.0g、1.75ミリモル)の溶液を滴加し、添加後この温度でさらに3時間放置した。次に、混合物を室温まで冷却し、減圧蒸留のために備えられた50mlの丸底フラスコに急いで移した。最初に常圧でクロロホルムを留去し、次に油ポンプで真空にし、過剰の塩化アジポイルを約75℃、5ミリバールの圧力で留去して残留する表題化合物(1.56g)を得た。
c)16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカン酸
16−ヒドロキシヘキサデカン酸(5.43g、19.9ミリモル)をテトラヒドロフラン(190ml)に溶解し、ピリジン(2.36g、29.9ミリモル)を加えた。塩化パルミトイル(5.48g、19.9ミリモル)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、室温で滴加した。室温で16時間撹拌した後、混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させた。残留物をクロロホルムに溶解し、水(3×50ml)で洗浄し、有機相を乾燥(MgSO4)した。減圧下で蒸発させた後、メタノール濃度を増加させながら(クロロホルム中、1%〜2%メタノール)クロロホルムで溶離して残留物をシリカカラム上で精製し、8.41g(83%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,3H,CH3),1.20-1.35(s,46H,-CH2-),1.55-1.70(m,6H,-CH2-),2.25(t,2H,-CH2-C(O)-O),2.45(t,2H,-CH2-COOH),4.05(t,2H,-O-CH2)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ14.01,22.57,24.10,24.91,25.82,28.53,28.75,28.94,29.08,29.15,29.25,29.36,29.54,31.81,34.29,35.16,64.27,76.48,76.90,77.10,77.32,169.50,173.91。
d)16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド
上記(c)のようにして製造した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカン酸(7.73g、15.13ミリモル)をテトラヒドロフラン(140ml)に溶解し、塩化オキサリル(4.80g、37.83ミリモル)を滴加した。混合物を室温で3日間撹拌し、溶媒および未反応の塩化オキサリルを減圧下で蒸発させて8.0g(100%)の表題化合物を得た。
e)1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート
エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(4.38g、7.67ミリモル)をテトラヒドロフラン(80ml)に溶解し、ピリジン(0.61g、7.71ミリモル)を加えた。16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(4.18g、7.90ミリモル)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解し、滴加した。室温で3日後、混合物を濾過し、濾液を−20℃で2時間放置した。沈殿した生成物を濾過し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム)により精製して2.4g(29%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,3H,CH3),1.2-1.4(s,90H,-CH2-),1.45(d,3H,-O-CH(CH 3)-O-),1.5-1.7(m,14H,-CH2-),2.25(m,8H,-CH2-C(O)-O-),3.60(t,2H,-CH 2-OH),4.05(t,4H,-C(O)-O-CH2-),6.85(q,1H,-O-CH(CH3)-O-)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.7,19.1,22.2,24.2,24.6,25.2,25.5,28.2,28.5,28.7,28.8,29.0,29.2,31.5,32.3,33.7,34.0,62.5,64.0,88.0,171.5,173.5。
f)メトキシで末端をキャップしたポリエチレングリコール(PEG)の製造
典型的なポリマー(McO-PEG 2000)の製造
不活性雰囲気下で金属カリウム(0.400g、10.23ミリモル)をメタノール(1,300g、40.57ミリモル)に注意深く加えて開始剤溶液を製造した。この開始剤溶液の一部(0.220g、1.32ミリモルのカリウムメトキシド)を酸化エチレン(10,000g、227.00ミリモル)を含有するアンプルに注入した。密封したアンプルを室温で一晩放置した。次に、温度を60℃まで上げ、72時間反応させた。未反応のモノマーを除去した後、アンプルの内容物をジクロロメタンに溶解し、溶液を希塩酸水溶液で中和した。そのポリマー溶液を蒸留水で3回洗浄し、回転蒸発器で蒸発させ、真空乾燥した。MeO-PEGポリマーとして同定した。1H NMR:δ2.7(OH),3.2(OCH3),3.5(-CH2-,主鎖),3.4(-CH 2OCH3)。13NMR:δ58.5(-OCH3),61.2(-CH2OH),70.5(-CH2-,主鎖),71.3(-CH 2OCH3),72.2(-CH 2CH2OH)。GPCをTHF中で記録し、分子量の較正はPEG標準を通して行った。典型的試料のGPCデータ:Mp:2679、Mn:2012、Mw:2283。多分散性:1.135。
g)メトキシPEGクロロホルメートの一般手順
PEG 2000モノメチルエーテル(6.00g、3.00ミリモル)をトルエン(50ml)に溶解し、ディーンスターク(Dean Stark)装置で還流して乾燥した。ピリジン(0.24g、3.00ミリモル)を室温で加えた。トリクロロメチルクロロホルメート(ジホスゲン)(0.60g、3.00ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解し、滴加した。混合物を室温で12時間撹拌し、濾過した。溶媒を減圧下で蒸発させて表題化合物を定量的収率で得た。
実施例2 ポリマーおよび乳化剤の製造
a)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルからのポリマー
キシレン/トリクロロエチレン(80:20 v/v、5ml)中における塩化アジポイル(0.48g、2.6ミリモル)の溶液を60℃でキシレン/トリクロロエチレン(80:20 v/v、100ml)中における上記実施例1(a)からのエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.48g、2.6ミリモル)の溶液に加えた。減圧(147ミリバール)下、60℃で2日後、反応混合物を20℃まで冷却した。溶媒を減圧下で蒸発させ、得られるポリマーをクロロホルムに溶解し、再びヘキサン中で沈殿させ、濾過し、1.05g(60%)の表題化合物を白色の粉末として得た。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC):Mw=39068、Mn=9442、Mp=48536、Mw/Mn=4.138(標準としてポリスチレンを使用した)。示差走査熱量計(DSC)は融解開始温度が48.61℃であることを示した。1H NMR(200MHz,CDCl3):δ1.28(s,44H,CH2),1.45(d,3H,CH3CH),1.62(m,12H,CH2),2.32(m,8H,CH2CO),4.02(t,4H,2×CH2O),6.88(q,1H,CHCH3)。13C NMR(50MHz、CDCl3):δ20.85,25.64,25.68,25.89,27.16,29.84,30.15,30.21,30.44,30.81,35.08,35.12,35.27,65.45,88.98,171.77(C=0),173.41(C=0)。
b)PEG 1500、塩化アジポイルおよびエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.37:1.85:1.75)のランダム鎖延長ポリマー(多ブロック)
室温でジメトキシエタン(10ml)中におけるエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.0g、1.75ミリモル)の懸濁液に新しく蒸留した塩化アジポイル(270μl、1.85ミリモル)を加えた。混合物の温度をゆっくりと60℃まで上げ、無色の溶液を得た。この温度で5時間後、PEG 1500(0.55g、0.37ミリモル)を加え、さらに17時間加熱を続けてから混合物を室温まで冷却し、溶媒を蒸発させ、固体残留物を石油エーテル(沸点40〜60℃)中で15分間撹拌し、濾過して表題化合物(1.30g)を白色の固体として得た。
c)PEG 1500およびエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕からの延長ポリマー(A−B−A)
実施例1(b)のようにして製造したエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕(0.88g、1.02ミリモル)をガラス製気体送込管および還流凝縮器を備えた100mlの三つ口丸底フラスコにおいてトルエン(15ml)に溶解した。PEG 1500(3.06g、2.04ミリモル)を加え、混合物を60℃で22時間加熱し、室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去して表題化合物(4.12g)を白色のろう状物として得た。
d)PEG 1500およびエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕からの延長ポリマー(多ブロック)
トルエン(20ml)中のエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕(1.02g、1.18ミリモル)およびPEG 1500(1.77g、1.18ミリモル)を使用することを除けば、実施例2(c)のようにして反応を行って、表題化合物(2.29g)を白色のろう状物として得た。
e〜h)PEG、アジピン酸およびエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)の延長ポリマー(ランダム多ブロック)
所定の溶媒(26ml)中における適当な分子量(A)のPEG(2.07ミリモル)の溶液を窒素雰囲気下、シリンジを通してエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(B)(118mg、0.207ミリモル)を含む丸底フラスコに加えた。得られる混合物を60℃まで加熱し、透明な溶液が得られた後、塩化アジポイル(C)(417mg、2.277ミリモル)をシリンジを通して加えた。250ミリバールまで減圧し、溶液を60℃で所定の時間撹拌した。反応中に発生した、残留する塩化水素および溶媒を減圧下において60℃で3時間、次に真空下(<0.1mmHg)において60℃で24時間回転蒸発器により除去した。最後に、石油エーテルを加え、氷浴中で2時間冷却することによりポリマーをアセトン溶液から沈殿させた。濾過により3.5gのポリマーの白色のろう状固体として得た。
出発物質PEGの分子量が異なる、全部で4種の異なるブロックコポリマーをこの方法により製造した。それぞれの重合についての条件を下記の表1に示す。ポリマーの13C NMR-および1H NMR-スペクトルは予想した生成物と一致した。
Figure 0003843327
i)PEG 2300メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 2300メチルエーテル(10,000g、4.35ミリモル)をテトラヒドロフラン(90ml)に溶解し、ピリジン(0.413g、5.22ミリモル)を加えた。16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(2.301g、4.35ミリモル)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、滴加した。室温で3日間撹拌した後、混合物を濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。メタノール濃度を増加させながら(クロロホルム中、1%〜3%メタノール)クロロホルムで溶離して残留物(12.08g)をシリカカラム上で精製し、5.20g(43%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.80-0.87(m,CH3),1.21(s,(br),CH2),1.53-1.62(m,CH2),2.20-2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.02(t,COOCH2 CH 2O),4.19(t,COOCH 2CH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.95,22.49,24.71,24.83,25.74,28.45,28.95,29.07,29.16,29.28,29.34,29.40,29.46,31.72,34.05,34.21,58.85,63.15,64.19,69.01,70.37,71.73,173.64,173.82。
j)PEG 5000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 5000メチルエーテル(7,500g、1.50ミリモル)をトルエン(90ml)に溶解し、ディーンスターク装置で還流して乾燥した。ピリジン(0.143g、1.80ミリモル)を加え、次にトルエン(10ml)に溶解した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(1.191g、2.25ミリモル)を滴加した。混合物を加熱還流し、3日間還流しながら撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、ヘキサン中で沈殿させた。濾過した後、沈殿物をヘキサンで洗浄し、乾燥(MgSO4)した。減圧下で蒸発させた後、メタノール濃度を増加させながら(クロロホルム中、1%〜3%メタノール)クロロホルムで溶離して残留物をシリカカラム上で精製し、5.93g(72%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.82-0.86(m,CH3),1.22(s,(br),CH2),1.53-1.62(m,CH2),2.20-2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.01(t,COOCH2 CH 2O),4.18(t,COOCH 2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.66,22.21,24.43,24.54,25.46,28.17,28.67,28.79,28.87,28.99,29.06,29.11,29.17,31.44,33.73,33.93,58.57,62.87,63.90,68.72,69.62,69.86,70.09,71.45,76.85,173.35,173.53。
k)PEG 10000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 10000メチルエーテル(7.500g、0.75ミリモル)をトルエン(140ml)に溶解し、ピリジン(0.107g、1.35ミリモル)を加えた。溶液を60℃まで加熱し、トルエン(10ml)に溶解した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(0.595g、1.12ミリモル)を滴加した。混合物を加熱還流し、3日間還流しながら撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、ヘキサン中で沈殿させた。濾過した後、沈殿物をヘキサンで洗浄し、乾燥した。クロロホルム中の5%メタノールで溶離するシリカカラム上のフラッシュクロマトグラフィーにより5.39g(68%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.84(t,CH3),1.21(s,(br),CH2),1.55-1.60(m,CH2),2.20-2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.01(t,COOCH2 CH 2O),4.18(COOCH 2CH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.94,22.48,24.70,24.82,25.73,28.94,29.05,29.14,29.26,29.33,29.39,29.45,31.71,34.00,58.84,63.14,68.99,69.36,69.86,69.97,70.01,70.36,70,74,70.82,70.86,71.72,77.10,173.62,173.80。
l)16−〔ω−メトキシ−PEG 2000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステル
メトキシPEG 2000クロロホルメート(1.90g、0.95ミリモル)をトルエン(90ml)に溶解し、ピリジン(0.09g、1.13ミリモル)を加えた。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(1.00g、0.95ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解し、滴加した。混合物を加熱還流し、10時間還流しながら撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、濾過した。溶媒を減圧下で蒸発させた。2%メタノールを含有するクロロホルムを使用して、残留物をシリカカラム上で精製し、1.00g(35%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz、CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20-1.33(m,CH2),1.45(d,-O-CH(CH 3)-O),1.5-1.7(m,CH2),2.0(H2O),2.2-2.3(m,-CH2-C(O)-O),3.35(s,CH3-O-),3.5-3.7(s,-OCH2CH2O-),4.03(t,-C(O)-O-CH 2-),4.10(t,-CH 2-O-C(O)-O-),4.26(m,-O-C(O)-O-CH 2-CH2-O-),6.8-6.9(q,-O-CH(CH3)-O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.7,19.2,22.1,24.2,24.6,25.2,25.5,28.2-29.2,31.5,33.9,34.0,58.7,64.0,66.3,67.9,68.5,70.0,71.5,87.9,171.5,173.7。
m)16−〔ω−メトキシPEG 5000カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステル
メトキシPEG 5000クロロホルメート(8.50g、1.70ミリモル)をトルエン(90ml)に溶解し、ピリジン(0.146g、1.85ミリモル)を加えた。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(1.79g、1.70ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解し、滴加した。混合物を加熱還流し、3日間還流しながら撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、濾過した。溶媒を減圧下で蒸発させ、メタノール濃度を増加させながら(クロロホルム中、3%〜5%メタノール)クロロホルムで溶離して残留物をシリカカラム上で精製し、3.90g(38%)の表題化合物を得た。1H NMR(300 MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20-1.33(m,CH2),1.45(d,-O-CH(CH 3)-O),1.5-1.7(m,CH2),1.8(H2O),2.2-2.3(m,-CH2-C(O)-O),3.35(s,CH3-O-),3.5-3.7(s,-OCH2CH2O-),4.03(t,-C(O)-O-CH 2-),4.10(t,-CH 2-O-C(O)-O-),4.26(m,-O-C(O)-O-CH 2-CH2-O-),6.8-6.9(q,-O-CH(CH3)-O)。
n)16−〔ω−メトキシPEG 10000カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステル
メトキシPEG 10000クロロホルメート(7.50g、0.75ミリモル)をトルエン(90ml)に溶解し、ピリジン(0.063g、0.80ミリモル)を加えた。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(0.79g、0.75ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解し、滴加した。混合物を加熱還流し、3日間還流しながら撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、濾過した。溶媒を減圧下で蒸発させた。メタノール濃度を増加させながら(クロロホルム中、3%〜5%メタノール)クロロホルムで溶離して残留物をシリカカラム上で精製し、1.60g(19%)の表題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20-1.33(m,CH2),1.45(d,-O-CH(CH 3)-O),1.5-1.7(m,CH2),2.2-2.3(m,-CH2-C(O)-O),3.35(s,CH3-O-),3.5-3.7(s,-OCH2CH2O-),4.03(t,-C(O)-O-CH 2),4.10(t,-CH 2-O-C(O)-O-),4.26(m,-O-C(O)-O-CH 2-CH2-O-),6.8-6.9(q,-O-CH(CH3)-O)。
実施例3 ポリマー粒子の製造
a)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
トルエン中における実施例2(a)からのポリマーの5%w/v溶液(10ml)をヒト血清アルブミンの5重量%水溶液(30ml)に加えた。2つの相をウルトラタラックス(Ultra Turax)(登録商標)T25ミキサーを使用して20,000rpmで1分間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、18時間凍結乾燥して僅かに黄色の粉末を得た。光学顕微鏡により微粒子の生成を確認した。
b)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
p−キシレン中における実施例2(a)からのポリマーの10%w/v溶液(10ml)をヒト血清アルブミンの5重量%水溶液(30ml)に加えた。混合物をウルトラタラックス(登録商標)T25ミキサーを使用して20,000rpmで1分30秒間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、18時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。光学顕微鏡により微粒子の生成を確認した。
c)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
p−キシレン中における実施例2(a)からのポリマーの5%w/v溶液(10ml)を変性スターチ(Lyckeby,Sweden,PU-24.000)の5重量%水溶液(30ml)に加えた。混合物をウルトラタラックス(登録商標)T25ミキサーを使用して20,000rpmで1分30秒間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、18時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。光学顕微鏡により微粒子の生成を確認した。
d)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
p−キシレン中における実施例2(a)からのポリマーの5%w/v溶液(10ml)をポリビニルアルコールの0.8重量%水溶液(30ml)に加えた。混合物をウルトラタラックス(登録商標)T25ミキサーを使用して20,000rpmで1分間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、18時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。光学顕微鏡により微粒子の生成を確認した。
e)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
p−キシレン中における実施例2(a)からのポリマーの5%w/v溶液(10ml)をゼラチンの1重量%水溶液(30ml)に加えた。混合物をウルトラタラックス(登録商標)T25ミキサーを使用して20,000rpmで1分間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、18時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。光学顕微鏡により微粒子の生成を確認した。
f)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
60℃に保持した(−)−カンフェン中における実施例2(a)からのポリマーの5%w/v溶液(5ml)を同じ温度のヒト血清アルブミンの5重量%水溶液(15ml)に加えた。混合物をウルトラタラックス(登録商標)T25ミキサーを使用して20,000rpmで1分間温混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、48時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。光学顕微鏡により微粒子の生成を確認した。
g〜n)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーのブロックコポリマーを用いて分散液中で安定化された粒子一般手順
60℃に保持した(−)−カンフェン中における実施例2(a)からのポリマーの5%w/v溶液(10ml)を表2に掲げた濃度で同じ温度の上記実施例2からのブロックコポリマー(表2参照)の水溶液(30ml)に加えた。混合物を回転子−固定子ミキサー(ウルトラタラックス(登録商標)T25)を使用して低速で数分間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、48時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。
Figure 0003843327
o)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
70℃に保持した(−)−カンフェン中における実施例2(a)からのポリマーの3%w/v溶液(16ml)を同じ温度の実施例2(k)からの1%w/vのブロックコポリマーおよび5%w/vのPEG 3000を含有する水溶液(64ml)に加えた。混合物を回転子−固定子ミキサーを使用して中位の速度で5分までの間混合し、ドライアイス/メタノール浴で凍結させ、48時間凍結乾燥して白色の粉末を得た。乾燥生成物を1mlあたり10mgの乾燥物質の濃度で16時間実験室用振騰機で食塩水に分散させた。
p)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
有機溶媒として(−)−カンフェンの代わりにシクロオクタンを使用することを除けば、実施例3(o)の手順を繰り返した。
q)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
有機溶媒として(−)−カンフェンの代わりにシクロオクタンを使用することを除けば、実施例3(o)の手順を繰り返した。
r)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)および塩化アジポイルから製造されたポリマーの粒子
(−)−カンフェン中における実施例2(a)からのポリマーの7.5%w/v溶液(28ml)および実施例2(k)からの2%w/vのポリマーを含有する水溶液(62ml)を使用して乳化を60℃で行うことを除けば、実施例3(o)の手順を繰り返した。
実施例4 音響特性
一般手順
上記実施例3に従って製造したポリマー粒子の乾燥粉末を実験室用振騰機で12〜16時間振騰することによりミリQ水中の10mg/mlの乾燥物質に再び分散させた。光学顕微鏡検査により粒子分散液の生成を確認した。気体を含有する粒子に対して予想されるように粒子は容易に浮遊した。
インビトロの音響効果
上記のようにして製造した懸濁液の音響効果(acoustic effect)はパルス反射法において3.5MHzの広帯域変換器を使用して、水性担体液体中における種々の濃度(mg/ml)の溶液の超音波透過率を測定することにより得た。水性担体液体は基準として使用し、測定は信号が約3〜5db/cmに減少するまで担体液体で連続希釈して行った。8db/cmの減衰を与えるのに必要な濃度を記録した(表3);低い値は良好なコントラスト効果を示す。得られる音響効果は、その生成物が超音波造影剤として有用であると考えられることを示すレベルである。理論的に考慮して(気体を含有するものと対照して)同じ大きさの固体粒子は同じ希釈度で0.1db/cmの音響減衰を与える。
上記の実施例3からの粒子の音響測定値。
音響測定値を8db/cm、すなわち飽和信号の半分の値のコントラスト効果を与える濃度として第3欄に示した。より高い濃度では、信号強度が増加し、飽和が観察された。
Figure 0003843327
実施例5 生体内での効果
上記の実施例3(a)〜(f)に記載のようにして製造したポリマー粒子の粉末を実験室用振騰機で12〜16時間振騰することにより無菌の0.9%(w/v)NaCl水溶液に再び分散させた。分散液をイヌの脚静脈に注射し、そしてVingmed Sound CFM 750超音波スキャナーを5MHzで使用して短軸経胸腔的超音波心臓動態画像を得た。画像シーケンスをビデオに記録した。粒子分散液はすべて、両方の心室で非常に鮮明なコントラスト強調を与え、また生のビデオシーケンスで目に見える有意な心筋のコントラスト強調(MCE)を与えた。MCEは前方および後方の壁部で証明された。コントラスト効果の時間は粒子分散液が注射後数分間で生体内を循環したことを示す。心筋のコントラストの存在および長時間のコントラストはインビボでの安定性が非常に良好であることを示す。

Claims (24)

  1. ポリマーが式(II)
    Figure 0003843327
    (式中、aは9〜19の範囲の整数であり、そしてbは1〜8の範囲の整数である)の繰り返し単位からなる生分解性ポリマーであることを特徴とする、気体を含有するポリマー微粒子および/または微小バルーンからなる造影剤。
  2. aは13〜17の範囲の整数であり、そしてbは3〜6の範囲の整数である請求項1記載の造影剤。
  3. aは15であり、そしてbは4である請求項1記載の造影剤。
  4. 乳化剤、コーチング剤、可塑剤、増量剤、凍結保護剤および酸化防止剤から選択される1種以上の添加剤を含有する請求項1〜3の何れかの項記載の造影剤。
  5. 脂肪酸、脂肪酸の炭水化物エステル、脂肪酸のトリグリセリドエステル、タンパク質、リン脂質、多糖類および界面活性ポリマーから選択される乳化剤を含有する請求項4記載の造影剤。
  6. 乳化剤はヒト血清アルブミン、変性殿粉またはゼラチンである請求項5記載の造影剤。
  7. 乳化剤はポリビニルアルコールまたはブロックコポリマー/延長ポリマーである請求項5記載の造影剤。
  8. ブロックコポリマー/延長ポリマーは親水性ブロックとしてポリエチレングリコール単位を、そしてオリゴマーまたはポリマーブロックの延長部分またはその一部として疎水性部分に式(III)
    -Ra-(CH2)a-CO-O-CH(CH3)-O-CO-(CH2)a-Rb- (III)
    (式中、aは請求項1で定義された通りであり、そしてRaおよびRbはそれぞれ原子価結合または結合基である)の単位を含有する請求項7記載の造影剤。
  9. RaおよびRbはそれぞれカルボニル基および式-O-CO-(CH2)b-CO-O-(ここで、bは請求項1で定義された通りである)の基から選択される請求項8記載の造影剤。
  10. 乳化剤は2種以上の脂肪酸の鎖からなる疎水性部分でアシル化されたメトキシ末端ポリエチレングリコール親水性ブロックを含有する延長ポリマーである請求項7記載の造影剤。
  11. 疎水性部分はアシルオキシアシル基である請求項10記載の造影剤。
  12. 疎水性部分は16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルである請求項11記載の造影剤。
  13. 画像診断における請求項1〜12の何れかの項記載の造影剤の使用。
  14. 超音波画像診断における請求項1〜12の何れかの項記載の造影剤の使用。
  15. 磁気共鳴画像における請求項1〜12の何れかの項記載の造影剤の使用。
  16. 請求項1で定義されたような式(II)の繰り返し単位を含有する生分解性ポリマーに気体を混入してポリマー微粒子および/または微小バルーンを生成することを包含する請求項1記載の造影剤の製造法。
  17. 水と混和しない有機溶媒中におけるポリマーの溶液を水相中で乳化し、その後混入する気体の雰囲気下で少なくとも有機相を除去することを包含する請求項16記載の方法。
  18. 水相は請求項5〜12の何れかの項で定義されたような乳化剤を含有する請求項17記載の方法。
  19. 相を除去する前に乳濁液を濾過および/または押出する請求項17または18記載の方法。
  20. 請求項1で定義されたような式(II)の繰り返し単位からなる生分解性ポリマー。
  21. aは13〜17の範囲の整数であり、そしてbは3〜6の範囲の整数である請求項20記載の生分解性ポリマー。
  22. aは15であり、そしてbは4である請求項20記載の生分解性ポリマー。
  23. 請求項20〜22の何れかの項記載のポリマーからなる外科用インプラント、軟質組織プロテーゼ、スポンジ、皮膜、創傷用包帯、軟性シート、容器、医薬または農薬用徐放性製剤、粒状イメージング剤または可塑剤。

  24. HOOC・(CH2)b・COOH
    (式中、bは請求項1で定義された通りである)の二塩基性酸の反応性誘導体を式
    HO・(CH2)a・CO・O・CH(CH3)・O・CO・(CH2)a・OH
    (式中、aは請求項1で定義された通りである)のジオールと反応させることからなる請求項20記載のポリマーの製造法。
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