JP3842780B2 - 溶接トーチ用ノズルの冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は溶接トーチ用ノズルの冷却システムに関する。
従来、シールドガス雰囲気中で行うアーク溶接では、複数回の溶接作業を行うと、飛散した溶接金属、通称、スパッタがトーチの先端部であるノズルの内部に付着することがある。ノズルの内部にスパッタが付着すると、溶接ワイヤを挿通支持するコンタクトチップとノズルとの間から噴出されるシールドガスの噴出量が減少し、溶接酸化等の溶接不良の原因となる。
そこで、スパッタの付着を防止する方法として、溶接を行う際、ワイヤ支持部の外周に冷却水流通部(ウォータジャケット)が設けられたノズルを使用し、冷却水流通部に冷却水を流通してノズルを冷却し、溶融したスパッタを固化させ、ノズルにスパッタが付着しにくくする方法が知られている(特許文献1)。
しかし、この方法では、ノズルに冷却水流通部を設けることによりノズルが巨大化し、また、冷却水流通部に冷却水を供給及び排出する部材(ホース等)を要するため複雑な冷却システムとなり、溶接トーチの取り回し作業性、コスト増加、重量増加の問題が生じる。
一方、コンタクトチップは、溶接ワイヤの挿通により、その挿通孔が溶接ワイヤと摺接して磨耗し溶接精度が低下するので、できる限り磨耗しにくくする必要があり、この対策として特許文献2及び特許文献3に記載の発明がある。しかし、一般的にコンタクトチップは、銅または銅合金(クロム銅)製であるため高温条件下で使用されると磨耗されやすい。そこで、コンタクトチップを強制的に冷却してやるとよいが、この冷却方法として前記の特許文献1の技術を採用すると、ノズル本体のみが冷却されるだけであり、コンタクトチップの冷却に対しては有効な方法ではない。
特開平5−169269号公報 特開平9−141444号公報 特開2001−300732号公報
本発明は、コンタクトチップを直接冷却して前記の問題を解決するとともに、その冷却システムが安価で、かつ、作業性の向上などを図り得る溶接トーチ用ノズルの冷却システムを提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、溶接ロボット制御装置に記憶させた溶接軌跡プログラムに基づいて、溶接トーチを冷却器へ移動し、該冷却器内の冷却液に溶接トーチ用ノズルを浸漬させる溶接トーチ用ノズルの冷却システムであって、
前記冷却器と貯水槽とを通水路を介して連通し、該貯水槽を前記溶接軌跡から遠ざけて設置し、
前記通水路を前記冷却器の下面又は側壁面下部に接続したことを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項記載の発明において、前記溶接トーチ用ノズル内のコンタクトチップも、ノズルと同時に前記冷却液に浸漬させて冷却するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記冷却器の冷却液の水位を一定に保つ定水位機構を、前記通水路と前記貯水槽を用いて構成するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項記載の発明において、前記定水位機構は、密閉容器からなる前記貯水槽内の冷却液を、貯水槽内の水位よりも低い位置にある前記冷却器へ流出させる前記通水路と、前記冷却器から前記貯水槽へ空気を流入させる通気路とを備え、前記貯水槽内の冷却液が前記通水路を通って前記冷却器へ流出することにより、通気路の冷却器側の開口である通気口を水没させてその通気口を前記冷却液で塞ぎ、その水没位置において前記冷却器の冷却液の水位が一定に保たれるように構成したものである。
請求項の発明は、請求項記載の発明において、前記通水路と前記通水口とを兼用し、前記通気路と前記通気口とを兼用する貫通孔が、前記貯水槽に設けられており、貯水槽を前記冷却器に内蔵したものである。
請求項の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の発明において、前記冷却器に、内部に冷媒が流れる冷却流路からなる冷却装置を設けたものである。
請求項1記載の発明によれば、溶接トーチ用ノズルを冷却することができ、ノズルへのスパッタ付着の問題が解消される。更に、従来のように、溶接トーチ内に冷却水流通部を設ける必要がないため、溶接トーチを重くすることなく安価な冷却システムが提供できる。
更に、溶接トーチの取り回し作業性を損なうことなく、溶接トーチ用ノズルを冷却することができ、ノズルへのスパッタ付着の問題が解消される。更に、前記と同様に溶接トーチを重くすることなく安価な冷却システムが提供できる。
更に、溶接ロボット制御装置に記憶させた溶接軌跡プログラムに基づいて、溶接トーチを冷却器へ移動し溶接トーチ用ノズルを冷却液に浸漬させることにより、溶接及びノズルの冷却を一連の軌跡でスムーズに行うことができ、溶接作業性が向上する。
請求項記載の発明によれば、コンタクトチップが直接冷却され、コンタクトチップの耐磨耗性が向上し寿命が延びる。
請求項及び記載の発明によれば、冷却液の水位が常に一定となり、安定した冷却効果が得られる。
請求項記載の発明によれば、コンパクトな冷却システムが提供できる。
請求項記載の発明によれば、冷却効率に優れた冷却システムが提供できる。
本発明を実施するための最良の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1は溶接トーチを備える溶接ロボットと本発明の冷却システムとの関係を説明する図である。
図1において、溶接トーチ1を備える溶接ロボット2には、溶接トーチ1の移動軌跡を制御する溶接軌跡プログラムが記憶された溶接ロボット制御装置3が接続される。前記の溶接軌跡とは、溶接トーチ1を原点aから溶接対象ワーク位置bへ移動させ(図中a→b)、ワーク4の溶接線5上に溶接トーチ1を移動させてワークを溶接し(図示省略)、その後、溶接トーチ1を原点aに復帰(図中b→a)する経路である。溶接軌跡プログラムと連動して、溶接ロボット制御装置により、溶接ワイヤやガスや電流の送給も制御される。以上の構成は公知技術である。
溶接トーチ1の先端部には、図2に示すように、溶接ワイヤ6および溶接ワイヤ6を挿通支持するコンタクトチップ7を内側に有する溶接トーチ用ノズル8が設けられている。
本発明の冷却システムは、溶接トーチ1の溶接軌跡上に溶接トーチ用ノズルを冷却液に浸漬させて冷却する冷却器9を設置したことである。
冷却器9は、溶接軌跡の途中または溶接トーチ原点へ任意に設置すればよい。正確にいえば、冷却器9を設置することにより当初の溶接軌跡(図中a→b→a→b→…)とは異なる新たな溶接軌跡(図中a→b→c→a→b→c→…)ができ、その新たな溶接軌跡の途中または溶接トーチ原点に冷却器9を設置する。溶接トーチ原点aに冷却器9を設置する場合には、当初の溶接軌跡を変更しなくてもよい場合がある。冷却器9をロボットアーム2aの可動範囲内に設置すれば、溶接軌跡プログラムの変更だけで溶接軌跡の変更に対処できる。
冷却器9は上蓋のない容器であり、後述する定水位機構により冷却液が常に一定の水位(液面レベル)に保たれている。
前記のシステムにおいて、溶接作業中に、溶接トーチ用ノズル8を冷却器9の冷却液に浸漬して冷却する。冷却の頻度は、ノズルにスパッタが付着しなければよく、溶接諸条件(電流、電圧、シールドガス、ワイヤ送給、溶接速度)や、被溶接部材の条件(材質、板厚、形状)等により任意に設定すればよい。図中a→b→c→a→b→cのように、ワーク1個の溶接毎に冷却してもよいし、ワーク複数個の溶接後に冷却してもよい。すなわち、(a→b)n→cでn=2以上としてもよい。
溶接ロボット制御装置3に記憶された溶接軌跡プログラムに、溶接トーチ1を冷却器9へ移動させ、ノズル8を冷却器9内の冷却液に浸漬させる軌跡(図中b→c)のプログラムを追加する。前記冷却の頻度に応じ、溶接トーチ1を冷却器9へ移動させ、ノズル8を冷却器9内の冷却液に浸漬させるプログラムを任意に設定する。
ノズル8の浸漬範囲は、特に限定されるものではなく、例えば、図2のように、ノズル長D1が70mmの場合には、浸漬範囲D2を先端から45mm程度として浸漬すればよい。
ノズル8内には図2に示すように溶接ワイヤを挿通支持し脱着自在なコンタクトチップ7が存在し、ノズル1を冷却液に浸漬するとコンタクトチップ7も同時に冷却液に浸漬して冷却液により直接冷却され、コンタクトチップ7の耐磨耗性が向上し寿命が延びる。
前記の冷却液の種類は特に限定されるものではないが、例えば「スパッタ付着防止剤」として市販されている大崎電工社製の「商品名:ウェルダートΣ11」を使用すると、ノズル8およびコンタクトチップ7の冷却性が良く、スパッタ付着防止とコンタクトチップ7の耐磨耗性の向上を両立できる。特にウェルダートΣ11には潤滑油が含まれており、コンタクトチップ7の挿通孔と溶接ワイヤ6との間で潤滑作用が働くため、コンタクトチップ7の耐磨耗性が一層優れ、寿命が著しく伸びる。なお、これらの効能を必要としないのであれば、冷却液は水を使用してもよい。
なお、本実施例は溶接ロボットを使用して溶接する場合の例であるが、図示しないが、溶接作業者が溶接トーチ1を手に持って行う手溶接にも適用される。この場合には、溶接作業における定位置の近傍に前記の冷却器9を配置し、作業者の手によって適宜、ノズル8を冷却器9内の冷却液に浸漬する。また、ロボット以外の自動溶接でも構わない。すなわち、溶接トーチ1の原点〜ワーク4間の移動(軌跡)を伴う溶接には全て適用可能である。
次に、前記の冷却器9内の冷却液の水位を一定に保持する定水位機構について図3により説明する。
以下、便宜上、水位・貯水・通水など“水”を用いて記載するが、冷媒は水に限らず前記冷却液やその他の液体でも構わない。
定水位機構は、図3に示すように構成される。密閉容器からなる貯水槽10は、その上面には給水口11とそれを密閉する蓋12を有し、下面又は側壁面下部には通水口13が設けられ、該通水口13に、第1冷却器14の側壁面下部に形成された通水口15と接続される通水路16が接続される。また、貯水槽10の側壁面上部には通気口17が設けられ、該通気口17に、第1の冷却器14の上部に形成された通気口18と接続される通気路19が接続される。
通水路16から分岐した分岐通水路20を第2冷却器の下面または側壁面下部に接続する。図示しないが、分岐数および冷却器14,21の数は幾つでも構わない。例えば、複数の溶接ライン、すなわち複数の溶接トーチが存在する場合、これと同数の分岐通水路20及び第2冷却器21を接続し、これらの冷却器14,21を個々の溶接トーチに専用の冷却器としても良い。あるいは、分岐通水路20および第2冷却器21を廃止し、1個の第1の冷却器14のみとしてもよい。
前記通水路16にはバルブ22が設けられており、該バルブ22を閉じた状態で冷却液を貯水槽10に給水する。このとき、貯水槽10の高さ位置(正確には、貯水槽10内の水位L1)よりも低い位置に、冷却器14,21(正確には、冷却器14,21の通気口)を設置する。
そして、バルブ22を静かに開けると、貯水槽10内の冷却液Wが、自重により通水路16および分岐通水路20を通って第1冷却器14及び第2冷却器21へ流出し、両冷却器14,21の冷却水位が上昇する。このとき、密閉容器からなる貯水槽10は、冷却液Wの流出に伴い減圧になろうとするが、上面が開口されて大気と連通する第1冷却器14側から貯水槽10へ通気路18を介して空気が流入するため減圧にはならず、速やかに冷却液Wが冷却器14,21に流出し、各冷却器14,21の水位L2が上昇する。その後、第1冷却器14内の水位L2の上昇に伴い、第1冷却器14の通気口18が水没する(閉じる)と、貯水槽10へ空気の流入が不能となり、貯水槽10からの冷却液Wの流出が停止する(貯水槽内が減圧になろうとすると冷却液は流出しない)。この状態において、貯水槽10内の水位はL1を保持し、第1冷却器内の水位は通気口18部での水位L2を保持し、この水位L1とL2の水位差L3をもって各部の水位(水圧)が静的にバランスしている。
第2冷却器21は、第1冷却器14と分岐通水路20を介して連通されており、サイフォンの原理により第1冷却器14の水位と同じである。
次に、前記の状態で、溶接トーチ用ノズル8を第2冷却器21の冷却液Wに浸漬させて冷却する。安定した冷却効果を得るためには、ノズル8の浸漬位置と水位(水量)を合致しておく必要がある。ノズル8は溶接作業によって高温状態にあり、ノズル8を浸漬させると、冷却液Wがノズル8へ付着したり蒸発したりして水位L2が下がる(水位のバランスが崩れる)。それに応じて溶接トーチ1の浸漬位置を変更することは極めて困難であるが、本実施例によれば、水位L2が下がると第1冷却器20の通気口18が開口して大気が通気路19を通って貯水槽10に流入し、貯水槽10内の冷却液Wが通水路6及び分岐通水路20を通って両冷却器14,21に再び流入する。したがって、両冷却器14,21の水位(水量)L2が常に一定に保たれ、安定した冷却効果が得られる。すなわち、一時的に失われた水位(水圧)バランスが、直ちに自動的に復元される。
溶接トーチ用ノズル8は、溶接ロボットの制御により、冷却器14,21に対し、一定の高さ位置に入れられるため、冷却器14,21の水位を常に一定に保持できることにより、ノズル8を、常に設定した範囲に浸漬させることができる。
溶接トーチ用ノズル8を第1冷却器14の方に浸漬させて冷却してもよいが、浸漬時の衝撃により水面が不安定(波打ち)になり、通気口18が開いたり閉じたりして定水位機構が不完全になる虞があるので、分岐した第2冷却器21の方にノズル8を浸漬させるのが好ましい。
ノズル8の冷却を行うと、ノズル8と冷却液Wとの熱交換により冷却液Wの温度が上昇し、次回のノズルの冷却時に冷却効率が低下する場合がある。その場合には、例えば、図5に示すように、内部に冷媒が流れる冷却管からなる冷却装置31を冷却器14,21に設けて、冷却器14,21や冷却液を積極的に冷却してもよい。この冷媒の例としては、工場内の各種設備を冷却する工場冷却水を使用すればよい。
また、通水路16および通気路19の長さを延長し、貯水槽10を溶接ラインから遠ざけて設置すれば、貯水槽10への冷却液の補給を遠隔作業で行うことができ、給水の際に溶接ラインを止める必要がなく、溶接作業効率が上がる。あるいは、分岐通水路20を延長し、貯水槽10と第1冷却器14をセットで溶接ラインから遠ざけて設置してもよい。
また、貯水槽10を手狭な溶接ラインから遠ざけて設置すれば、貯水槽10の設置位置/高さの自由度が向上するため、大容量の貯水槽10を使用することができ、貯水槽10への冷却液の補給時間間隔を長くすることができる。
図4は本発明の第2実施例を示す。
本実施例は前記第1実施例における貯水槽10、第1冷却器14、通水路16、通気路19を簡略化した例である。
図4において、貯水槽10Aの下部に通水口13Aが設けられ、貯水槽10Aの側壁に通気口17Aが設けられており、例えば、貯水槽としてPETボトル10Aを使用し、そのキャップに通水口13Aが設けられ、胴体に通気口17Aが設けられている。PETボトル10Aのキャップを取り外し、冷却液Wを補充してキャップを締めた後、PETボトル10Aを上下逆さまにして上面が開口する第1冷却器14Aに内蔵する。第1冷却器14Aには通水口13Aを介して分岐通水路16が接続されており、その先には前記と同様の第2冷却器21が接続されている。
分岐通水路16を延長し、貯水槽10Aを溶接ラインから遠ざけて設置すれば、貯水槽10Aへの冷却液Wの補給を遠隔作業で行うことができ、給水の際に溶接ラインを止める必要がなく、溶接作業効率が上がる。更に貯水槽10Aへの溶接の熱害がないので、貯水槽10Aとして透明な廃棄PETボトル10Aの再使用が可能となり、貯水量を簡単に目視でき、また、安価な冷却システムが提供できる。
本第2実施例において、貯水槽10Aに冷却液Wを入れ、通水口13Aを下向きにして第1冷却器14A内に入れると、前記の第1実施例と同様の原理により、貯水槽10Aから第1、2冷却器14A,21へ冷却液Wが流出し、冷却器14A,21の水位が上昇する。そして、通気口17Aが水没すると貯水槽10Aから冷却器14A,21への冷却液Wの流出が停止する。ノズル8の冷却により、水位が下がると、通気口17Aが開口し大気が貯水槽10Aに流入し、貯水槽10A内の冷却液Wが通水口13A及び分岐通水路16を通って両冷却器14A,21内に再び流入する。したがって、両冷却器14A,21の水位(水量)L2が常に一定に保たれ、ノズル8の安定した冷却効果が得られる。
本第2実施例における通水口13Aは、前記の第1実施例における通水路16と通水口13,15を兼用し、通気路19と通気口17,18とを兼用する通気口(貫通孔)17Aが、貯水槽10Aに設けられ、貯水槽10Aを冷却器14Aに内蔵した点が異なるが、水位一定の原理は第1実施例と同じである。
なお、前記の定水位機構は、前記の実施例に限定されるものではなく、水位面が所定水位により低下した場合に冷却液が所定水位まで補給されて、常に一定の水位置を保持する定水位機構であれば良く、例えば、公知のフローティング式(特開2003−64751号参照)でもよい。
本発明の冷却システムと溶接ロボットとの関係を示す図。 本発明の冷却液の浸漬範囲を示す図。 本発明の冷却システムの第1実施例を示す図。 本発明の冷却システムの第2実施例を示す図。 本発明の冷却装置を示す冷却器の断面図。
符号の説明
1 溶接トーチ
2 溶接ロボット
3 溶接ロボット制御装置
4 ワーク
5 溶接線
7 コンタクトチップ
8 溶接トーチ用ノズル
9,14,21,14A,21A 冷却器
10,10A 貯水槽
13,15 ,13A通水口
16 通水路
17,18,17A 通気口
19 通気路
31 冷却装置
a〜c 溶接トーチの軌跡
W 冷却液

Claims (6)

  1. 溶接ロボット制御装置に記憶させた溶接軌跡プログラムに基づいて、溶接トーチを冷却器へ移動し、該冷却器内の冷却液に溶接トーチ用ノズルを浸漬させる溶接トーチ用ノズルの冷却システムであって、
    前記冷却器と貯水槽とを通水路を介して連通し、該貯水槽を前記溶接軌跡から遠ざけて設置し、
    前記通水路を前記冷却器の下面又は側壁面下部に接続したことを特徴とする溶接トーチ用ノズルの冷却システム。
  2. 前記溶接トーチ用ノズル内のコンタクトチップも、ノズルと同時に前記冷却液に浸漬させて冷却するようにした請求項記載の溶接トーチ用ノズルの冷却システム。
  3. 前記冷却器の冷却液の水位を一定に保つ定水位機構を、前記通水路と前記貯水槽を用いて構成するようにした請求項1又は2記載の溶接トーチ用ノズルの冷却システム。
  4. 前記定水位機構は、密閉容器からなる前記貯水槽内の冷却液を、貯水槽内の水位よりも低い位置にある前記冷却器へ流出させる前記通水路と、前記冷却器から前記貯水槽へ空気を流入させる通気路とを備え、前記貯水槽内の冷却液が前記通水路を通って前記冷却器へ流出することにより、通気路の冷却器側の開口である通気口を水没させてその通気口を前記冷却液で塞ぎ、その水没位置において前記冷却器の冷却液の水位が一定に保たれるように構成した請求項記載の溶接トーチ用ノズルの冷却システム。
  5. 前記通水路と前記通水口とを兼用し、前記通気路と前記通気口とを兼用する貫通孔が、前記貯水槽に設けられており、貯水槽を前記冷却器に内蔵した請求項記載の溶接トーチ用ノズルの冷却システム。
  6. 前記冷却器に、内部に冷媒が流れる冷却流路からなる冷却装置を設けた請求項1乃至のいずれか1項に記載の溶接トーチ用ノズルの冷却システム。
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