JP3842373B2 - 容器 - Google Patents

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JP3842373B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば洗濯物を洗濯時に収納する洗濯ネットや、物品収納用バッグ等として利用できる容器に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
互いに連結される一対のカバー部材と、一方のカバー部材の周縁と他方のカバー部材の周縁との間の開口を開閉するファスナーとを備え、両カバー部材の間が収納空間を構成する容器が、種々の用途に利用されている。
【0003】
例えば、その一対のカバー部材をネットにより構成し、両ネットにより洗濯物を挟み込むことで、洗濯物の型崩れを防止する洗濯用ネットになる。
しかし、両カバー部材間の最大距離が小さいと、容器内に収納可能な洗濯物の量が制限されてしまう。一方、両カバー部材間の最大距離が大きいと、少量の洗濯物を挟み込む力が低下するため、洗濯物の型崩れを防止できない。
【0004】
また、そのような容器を物品収納用バッグとして利用する場合、その収納容積を大きくすると収納物品が少ない場合は不必要に嵩張り、その収納容積を小さくすると収納可能な物品量が制限される。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することのできる容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、互いに連結される一対のカバー部材と、一方のカバー部材の周縁と他方のカバー部材の周縁との間の開口を開閉するファスナーとを備え、両カバー部材の間が収納空間を構成する容器において、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が変更可能とされていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、両カバー部材の間に収納される物品の量に応じて、両カバー部材間の最大距離を変更できる。
【0007】
両カバー部材は前記ファスナーを介して相対揺動可能に互いに連結され、そのファスナーは、一対のテープと、各テープに設けられる歯と、スライダーとを有し、一方のテープは、一方のカバー部材の一側面側にカバー部材の周縁に沿って連結され、他方のテープは、他方のカバー部材の一側面側にカバー部材の周縁に沿って連結され、そのスライダーは、一方のテープの歯と他方のテープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両テープに相対移動可能に接続され、両カバー部材の相対揺動により、一方のカバー部材の一側面側と他方のカバー部材の一側面側とが対向する大容量状態から、一方のカバー部材の他側面側と他方のカバー部材の他側面側とが対向する小容量状態に、状態変更可能とされ、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が大容量状態では小容量状態よりも大きくなるように、大容量状態では、両テープの歯は両テープを曲げることなく両カバー部材の間に配置可能とされ、小容量状態では、両テープの歯は両テープが各カバー部材の周縁に沿って曲げられることで両カバー部材の間に配置可能とされているのが好ましい。
この構成によれば、一方のテープは一方のカバー部材の一側面側に連結され、他方のテープは他方のカバー部材の一側面側に連結されるので、一方のカバー部材の一側面側と他方のカバー部材の一側面側とが対向する大容量状態では、両テープの歯は両テープを曲げることなく両カバー部材の間に配置される。また、一方のカバー部材の他側面側と他方のカバー部材の他側面側とが対向する小容量状態では、両テープの歯は両テープが各カバー部材の周縁に沿って曲げられることで両カバー部材の間に配置される。よって、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の大容量状態での最大距離は、小容量状態での最大距離よりも、小容量状態で両テープがカバー部材の周縁に沿う分だけ大きくなる。これにより、両カバー部材を相対揺動させるだけの簡単な操作で、開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離を変更できる。
【0008】
両カバー部材は前記ファスナーを介して互いに連結され、そのファスナーは、一対のテープと、補助テープと、各テープと補助テープとに設けられる歯と、スライダーとを有し、一方のテープは、一方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、他方のテープは、他方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、その補助テープは、一方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、そのスライダーは、一方のテープの歯と他方のテープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両テープに相対移動可能に接続されると共に一方のテープから取り外し可能とされ、且つ、その補助テープの歯と他方のテープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、その補助テープと他方のテープとに相対移動可能に接続されると共に補助テープから取り外し可能とされ、一方のテープにおける一方のカバー部材との連結位置から歯までの距離が、補助テープにおける一方のカバー部材との連結位置から歯までの距離よりも大きくされることで、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が変更可能とされているのが好ましい。
この構成によれば、一方のテープにおける一方のカバー部材との連結位置から歯までの距離が、補助テープにおける一方のカバー部材との連結位置から歯までの距離よりも大きいので、一方のテープの歯と他方のテープの歯との噛み合い状態における両カバー部材間の最大距離を、補助テープの歯と他方のテープの歯との噛み合い状態における両カバー部材間の最大距離よりも大きくできる。
【0009】
そのファスナーは、前記一方の補助テープとは別の他方の補助テープを有し、その他方の補助テープは、他方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、そのスライダーは、前記他方のテープと他方の補助テープとから取り外し可能とされ、且つ、その他方の補助テープの歯と一方の補助テープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両補助テープに相対移動可能に接続され、他方のテープにおける他方のカバー部材との連結位置から歯までの距離が、他方の補助テープにおける他方のカバー部材との連結位置から歯までの距離よりも大きくされることで、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が変更可能とされているのが好ましい。
この構成によれば、他方のテープにおける他方のカバー部材との連結位置から歯までの距離が、他方の補助テープにおける他方のカバー部材との連結位置から歯までの距離よりも大きいので、補助テープの歯と他方のテープの歯との噛み合い状態における両カバー部材間の最大距離を、補助テープの歯と他方の補助テープの歯との噛み合い状態における両カバー部材間の最大距離よりも大きくできる。
【0010】
本発明の容器において、各カバー部材は、ネットと、このネットの周縁に取り付けられる環状部材とを有し、その環状部材の剛性は前記ネットの剛性よりも大きくされ、前記開口をファスナーにより閉鎖することで、前記収納空間に収納された洗濯物を両ネットにより挟み込み可能であるのが好ましい。これにより、洗濯物を本発明の容器に収納して洗濯機により洗濯する際に、その洗濯物を両ネットにより挟み込むことで、その洗濯物の型崩れを防止できる。
【0011】
本発明の容器は、環状部材を洗濯機の洗濯槽の内周に押し付けることで、洗濯槽に対する相対変位が規制可能とされているのが好ましい。これにより、その容器が洗濯槽で水流により動き回るのを阻止できるので、洗濯物の型崩れをより効果的に防止できる。
【0012】
本発明の容器において、その環状部材は弾性を有し、その環状部材を前記洗濯槽の内周に弾性変形した状態で押し付けることで、その洗濯槽に対する相対変位が規制可能とされているのが好ましい。これにより、その洗濯槽と環状部材との間の摩擦を大きくし、通水性部材の洗濯槽に対する相対変位を確実に規制できる。
【0013】
さらに、各ネットは折り畳み可能とされ、その環状部材は弾性的に曲げ及び捩れ可能な金属製とされているのが好ましい。これにより、その容器をコンパクトに収納することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0015】
図1、図2に示す洗濯用ネットとして利用される容器1は、一対の平板状カバー部材2a、2bと、一方のカバー部材2aの周縁と他方のカバー部材2bの周縁との間の開口を開閉するファスナー3とを備え、両カバー部材2a、2bの間が洗濯物10の収納空間を構成する。各カバー部材2a、2bは、ネット4a、4bと、このネット4a、4bの周縁に取り付けられる環状部材5a、5bとを有する。
【0016】
各ネット4a、4bは折り畳み可能なもので、柔軟性を有する例えば合成樹脂製の繊維から編み上げられる。なお、各ネット4a、4bの網目の形状や構造は特に限定されない。
【0017】
その環状部材5a、5bは、ネット4a、4bよりも剛性が大きく弾性を有するものとされ、本実施形態では、断面矩形の金属製線状部材から構成されている。本実施形態では、各環状部材5a、5bは、ネット4a、4bの外周に縫い付けられた布製のパイプ状部材6a、6bに挿通されることで、ネット4a、4bの周縁に取り付けられている。なお、そのパイプ状部材6a、6bの材質は特に限定されない。また、各環状部材5a、5bのネット4a、4bへの取り付け方は特に限定されず、例えば、各環状部材5a、5bとネット4a、4bとを直接に連結してもよい。
【0018】
図3にも示すように、そのファスナー3は、一対のテープ3a、3bと、各テープ3a、3bの長手方向に沿う一側縁に並列状に設けられる歯3c、3dと、スライダー3eと、そのスライダー3eに取り付けられる摘み3fとから構成されている。
【0019】
両テープ3a、3bは可撓性を有するもので、例えば布製とされる。そのスライダー3eは、一方のテープ3aの歯3cと他方のテープ3bの歯3dとの噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両テープ3a、3bに相対移動可能に接続される。
【0020】
一方のテープ3aの一端と他方のテープ3bの一端とは、スライダー3eの移動のストッパーを兼用する連結具3hを介して互いに接続される。各テープ3a、3bの他端には、それぞれスライダー3eの移動のストッパー3i、3jが取り付けられている。
【0021】
図4の(1)、(2)に示すように、一方のテープ3aの他側縁は、一方のカバー部材2aに縫い付けられた上記パイプ状部材6aに縫い付けられることで、一方のカバー部材2aの一側面2a′側にカバー部材2aの周縁に沿って連結される。他方のテープ3bの他側縁は、他方のカバー部材2bに縫い付けられた上記パイプ状部材6bに縫い付けられることで、他方のカバー部材2bの一側面2b′側にカバー部材2bの周縁に沿って連結される。
【0022】
一方のカバー部材2aに連結される一方のテープ3aと、他方のカバー部材2bに連結される他方のテープ3bとが、スライダー3eと連結具3hとを介して連結されることで、両カバー部材2a、2bはファスナー3を介して互いに連結される。両テープ3a、3bが可撓性を有することで、両カバー部材2a、2bは相対揺動可能とされている。その相対揺動により、図4の(1)に示すように、一方のカバー部材2aの一側面2a′側と他方のカバー部材2bの一側面2b′側とが対向する大容量状態から、図4の(2)に示すように、一方のカバー部材2aの他側面2a″側と他方のカバー部材2bの他側面2b″側とが対向する小容量状態に、状態変更可能とされている。
【0023】
その大容量状態では、両テープ3a、3bの歯3c、3dは、両テープ3a、3bを曲げることなく両カバー部材2a、2bの間に配置される。一方、その小容量状態では、両テープ3a、3bの歯3c、3dは、両テープ3a、3bが各カバー部材2a、2bの周縁に沿って曲げられることで両カバー部材2a、2bの間に配置される。これにより、一方のカバー部材2aの周縁と他方のカバー部材2bの周縁との間の開口をファスナー3により閉鎖した状態においては、大容量状態での両カバー部材2a、2b間の最大距離D′は、小容量状態での両カバー部材2a、2b間の最大距離D″よりも、小容量状態で両テープ3a、3bがカバー部材2a、2bの周縁に沿う分だけ大きくなる。これにより、その開口の閉鎖状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離が変更可能とされている。
【0024】
上記構成において、スライダー3eの一方向への移動により一方のテープ3b側の歯3cと他方のテープ3b側の歯3dとを互いに噛み合わせることで、両カバー部材2a、2bの間の収納空間に収納された洗濯物10を、両ネット4a、4bにより挟み込むことができる。また、そのスライダー3eの他方向への移動により一方のテープ3b側の歯3cと他方のテープ3b側の歯3dとの間の噛み合わせを解除することで、その収納空間から洗濯物10を取り出すことができる。
【0025】
その大容量状態でも小容量状態でもスライダー3eを移動させることができるように、図5の(1)に示すように、摘み3fはスライダー3eにガイド3kを介して取り付けられている。その摘み3fは、そのガイド3kに沿って移動することで、大容量状態でも小容量状態でも容器1の外部側に配置可能とされている。なお、図5の(2)に示すように、スライダー3eに、大容量状態で容器1の外部側に配置される摘み3f′と小容量状態で容器1の外部側に配置される摘み3f″とを取り付けててもよい。
【0026】
図6の(1)〜(4)に示すように、洗濯機の洗濯槽20の内部において、上記一対のカバー部材2a、2bのネット4a、4bにより洗濯物10を挟み込んだ容器1の洗濯槽20に対する相対変位が規制可能とされている。すなわち、図6の(1)では、洗濯槽20の内周寸法と容器1の外周寸法が略一致し、上記環状部材5a、5bは僅かに弾性変形した状態で洗濯槽20の内周に押し付けられる。図6の(2)では、洗濯槽20の内周寸法よりも容器1の外周寸法が大きく、上記環状部材5a、5bは上面が凸曲面となるように弾性変形した状態で洗濯槽20の内周に押し付けられる。図6の(3)では、洗濯槽20の内周寸法よりも容器1の外周寸法が大きく、上記環状部材5a、5bは水平に対し傾斜すると共に僅かに弾性変形した状態で洗濯槽20の内周に押し付けられる。図6の(4)では、洗濯槽20の内周寸法よりも容器1の外周寸法が大きく、上記環状部材5a、5bは下面が凸曲面となるように弾性変形した状態で洗濯槽20の内周に押し付けられる。何れの場合も、その洗濯槽20と環状部材5a、5bとの間の摩擦により容器1の洗濯槽20に対する相対変位が規制される。
【0027】
その洗濯物10をネット4a、4bにより挟み込んだ容器1の洗濯槽20に対する相対変位を規制することで、洗濯時にパルセータ21が回転することで旋回する水流が生じても、その洗濯槽20内で容器1が動き回るのを阻止できる。これにより、そのネット4a、4bに挟み込まれた洗濯物10の型崩れを充分に防止できる。また、洗濯物10を傷つけないためにネット4a、4bとして柔軟性に富むものを用いた場合に、各ネット4a、4bよりも剛性の大きな環状部材5a、5bを洗濯槽20の内周に押し付けることで、その洗濯槽20と環状部材5a、5bとの間の摩擦によりネット4a、4bの洗濯槽20に対する相対変位を規制できる。さらに、その環状部材5a、5bは弾力により洗濯槽20の内周に押し付けられるので、その洗濯槽20と環状部材5a、5bとの間の摩擦を大きくし、ネット4a、4bの洗濯槽20に対する相対変位を確実に規制できる。
【0028】
その環状部材5a、5bは、弾性的に曲げ及び捩れ可能とされている。また、上記のように各ネット4a、4bは折り畳み可能である。これにより、容器1をコンパクトに収納することができる。例えば図7に示すように、環状部材5a、5bを曲げると共に捩ることで、図中の各点a、b、c、dの位置を図示の矢印で示す順序で変化させ、あたかも3つの円が重なった状態にすることができるので、未使用時の収納、運送や販売に際してのスペースを低減できる。特に、その環状部材5a、5bを断面が偏平な線状部材により構成する場合、その3つの円が重なった状態を、収納袋等に入れたり紐等で固定することなく維持できるので、その状態を維持するために他の部材を用いる必要性をなくせる。
【0029】
上記構成によれば、両カバー部材2a、2bの間に収納される洗濯物10の量に応じて、両カバー部材2a、2b間の最大距離を変更できる。これにより、洗濯物10が多い場合でも少ない場合でも、両カバー部材2a、2bにより洗濯物10の型崩れを防止する上で十分な力で挟み込むことができ、収納されう洗濯物10の量が制限されるのを防止できる。また、その両カバー部材2a、2b間の最大距離を、両カバー部材2a、2bを相対揺動させるだけの簡単な操作で変更できる。
【0030】
図8、図9の(1)、(2)、(3)は本発明の第2実施形態を示す。以下、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号で示す。この第2実施形態では、上記第1実施形態のファスナー3と異なるファスナー53を用いる。すなわち、そのファスナー53は、一対のテープ53a、53bと、一対の補助テープ53a′、53b′と、各テープ53a、53bと各補助テープ53a′、53b′の長手方向に沿う一側縁に並列状に設けられる歯53c、53d、53c′、53d′と、スライダー53eと、摘み53fとを有する。
【0031】
各テープ53a、53bと補助テープ53a′、53b′は可撓性を有するもので、例えば布製とされる。一方のテープ53aの他側縁と一方の補助テープ53a′の他側縁は、一方のカバー部材2aに縫い付けられた上記パイプ状部材6aに縫い付けられることで、一方のカバー部材2aの一側面2a′側にカバー部材2aの周縁に沿って連結される。他方のテープ53bの他側縁と他方の補助テープ53b′の他側縁は、他方のカバー部材2bに縫い付けられた上記パイプ状部材6bに縫い付けられることで、他方のカバー部材2bの一側面2b′側にカバー部材2bの周縁に沿って連結される。
【0032】
そのスライダー53eは、一方のテープ53aの歯53cと他方のテープ53bの歯53dとの噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両テープ53a、53bに相対移動可能に接続されると共に:両方のテープ53a、53bから取り外し可能とされている。
また、そのスライダー53eは、一方の補助テープ53a′の歯53c′と他方のテープ53bの歯53dとの噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、その一方の補助テープ53a′と他方のテープ53bとに相対移動可能に接続されると共に:一方の補助テープ53a′から取り外し可能とされている。
さらに、そのスライダー53eは、一方の補助テープ53a′の歯53c′と他方の補助テープ53b′の歯53d′との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両補助テープ53a′、53b′に相対移動可能に接続されると共に:他方の補助テープ53b′からも取り外し可能とされている。
【0033】
各テープ53a、53bの一端と各補助テープ53a′、53b′の一端には、スライダー53eとの着脱を円滑に行えるように、それぞれガイド部材53r、53s、53r′、53s′が取り付けられている。各テープ53a、53bの他端と各補助テープ53a′、53b′の他端には、それぞれスライダー53eの移動のストッパー(図示省略)が取り付けられる。
【0034】
一方のテープ53aにおける一方のカバー部材2aとの連結位置K1から歯53cまでの距離が、一方の補助テープ53a′における一方のカバー部材2aとの連結位置K2から歯53c′までの距離よりも大きくされている。また、他方のテープ53bにおける他方のカバー部材2bとの連結位置K3から歯53dまでの距離が、他方の補助テープ53b′における他方のカバー部材2bとの連結位置K4から歯53d′までの距離よりも大きくされている。なお、一方の補助テープ53a′における一方のカバー部材2aとの連結位置K2から歯53c′までの距離と、他方の補助テープ53b′における他方のカバー部材2bとの連結位置K4から歯53d′までの距離とは、本実施形態では等しくしている。
これにより、図9の(1)に示す一方のテープ53aの歯53cと他方のテープ53bの歯53dとの噛み合い状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離D1を、図9の(2)に示す一方の補助テープ53a′の歯53c′と他方のテープ53bの歯53dとの噛み合い状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離D2よりも大きくできる。また、図9の(2)に示す一方の補助テープ53a′の歯53c′と他方のテープ53bの歯53dとの噛み合い状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離D2を、図9の(3)に示す一方の補助テープ53a′の歯53c′と他方の補助テープ53b′の歯53d′との噛み合い状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離D3よりも大きくできる。これにより、その一方のカバー部材2aの周縁と他方のカバー部材2bの周縁との間の開口のファスナー53による閉鎖状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離を3段階に変更できる。他は第1実施形態と同様である。
【0035】
なお、第2実施形態において、一方の補助テープ53a′における一方のカバー部材2aとの連結位置K2から歯53c′までの距離と、他方の補助テープ53b′における他方のカバー部材2bとの連結位置K4から歯53d′までの距離とを異なるものとしてもよい。この場合、他方の補助テープ53b′の歯53d′と一方のテープ53aの歯53cとをスライダー53eにより噛み合わせることで、その開口の閉鎖状態における両カバー部材2a、2b間の最大距離を4段階に変更できる。
【0036】
本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の容器の用途は洗濯ネットに限定されず、例えば図1の実施形態の容器は、そのまま旅行用のワイシャツ等の容器として使用できる。この場合、その容器のカバー部材を構成するネットが柔軟であっても、そのネットの周縁に取り付けられる環状部材は弾性を有することから、その収納されるワイシャツ等にしわを付けないで持ち運びでき、また、衝撃が作用してもネットを傷めるのを防止でき、さらに、使用後はコンパクトに収納できる利点を有する。その他の形態として、図10の第3実施形態に示すように、上記実施形態の容器1に取っ手100を取り付けることで、バッグとして利用するようにしてもよい。この場合、そのカバー部材のネットに代えて、収納物を外部から見えなくする不透明な布やプラスチックシート等を用いてもよい。また、上記第2実施形態において、各カバー部材それぞれに、複数の補助テープを連結し、各補助テープにおけるカバー部材との連結位置から歯までの距離を互いに異なるものとすることで、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離を多段階に変更してもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、収納物品が多い場合でも少ない場合でも十分な力で収納物品を両カバー部材により挟み込み、収納物品が少ない場合は不必要に嵩張るのを防止でき、また、収納物品の量が制限されるのを防止でき、洗濯ネットとして利用することで洗濯物の型崩れを防止でき、コンパクト化して未使用時の運送や販売に際してのスペースを低減できる容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の容器の斜視図
【図2】本発明の第1実施形態の容器の洗濯前における平面図
【図3】本発明の第1実施形態のファスナーの正面図
【図4】本発明の第1実施形態の容器の(1)は大容量状態での要部の断面図、(2)は小容量状態での要部の断面図
【図5】(1)本発明の第1実施形態の容器のスライダーと摘みの斜視図、(2)は第1実施形態の容器のスライダーと摘みの変形例の斜視図
【図6】(1)〜(4)は、本発明の第1実施形態の容器の洗濯槽内での設置状態を示す図
【図7】本発明の第1実施形態の環状部材のコンパクト化の順序を示す図
【図8】本発明の第2実施形態のファスナーの正面図
【図9】(1)〜(3)は、本発明の第2実施形態の容器の断面図
【図10】本発明の第3実施形態の容器の側面図
【符号の説明】
1 容器
2a、2b カバー部材
3、53 ファスナー
3a、3b、53a、53b テープ
3c、3d、53c、53d、53c′、53d′ 歯
3e、53e スライダー
4a、4b ネット
5a、5b 環状部材

Claims (8)

  1. 互いに連結される一対のカバー部材と、
    一方のカバー部材の周縁と他方のカバー部材の周縁との間の開口を開閉するファスナーとを備え、
    両カバー部材の間が収納空間を構成する容器において、
    その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が変更可能とされていることを特徴とする容器。
  2. 両カバー部材は前記ファスナーを介して相対揺動可能に互いに連結され、
    そのファスナーは、一対のテープと、各テープに設けられる歯と、スライダーとを有し、
    一方のテープは、一方のカバー部材の一側面側にカバー部材の周縁に沿って連結され、他方のテープは、他方のカバー部材の一側面側にカバー部材の周縁に沿って連結され、
    そのスライダーは、一方のテープの歯と他方のテープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両テープに相対移動可能に接続され、
    両カバー部材の相対揺動により、一方のカバー部材の一側面側と他方のカバー部材の一側面側とが対向する大容量状態から、一方のカバー部材の他側面側と他方のカバー部材の他側面側とが対向する小容量状態に、状態変更可能とされ、
    その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が大容量状態では小容量状態よりも大きくなるように、大容量状態では、両テープの歯は両テープを曲げることなく両カバー部材の間に配置可能とされ、小容量状態では、両テープの歯は両テープが各カバー部材の周縁に沿って曲げられることで両カバー部材の間に配置可能とされている請求項1に記載の容器。
  3. 両カバー部材は前記ファスナーを介して互いに連結され、
    そのファスナーは、一対のテープと、補助テープと、各テープと補助テープに設けられる歯と、スライダーとを有し、
    一方のテープは、一方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、他方のテープは、他方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、その補助テープは、一方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、
    そのスライダーは、一方のテープの歯と他方のテープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両テープに相対移動可能に接続されると共に一方のテープから取り外し可能とされ、且つ、その補助テープの歯と他方のテープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、その補助テープと他方のテープとに相対移動可能に接続されると共に補助テープから取り外し可能とされ、
    一方のテープにおける一方のカバー部材との連結位置から歯までの距離が、補助テープにおける一方のカバー部材との連結位置から歯までの距離よりも大きくされることで、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が変更可能とされている請求項1に記載の容器。
  4. 前記ファスナーは、前記一方の補助テープとは別の他方の補助テープを有し、
    その他方の補助テープは、他方のカバー部材にカバー部材の周縁に沿って連結され、
    そのスライダーは、前記他方のテープと他方の補助テープとから取り外し可能とされ、且つ、その他方の補助テープの歯と一方の補助テープの歯との噛み合い及び噛み合い解除を行うことができるように、両補助テープに相対移動可能に接続され、
    他方のテープにおける他方のカバー部材との連結位置から歯までの距離が、他方の補助テープにおける他方のカバー部材との連結位置から歯までの距離よりも大きくされることで、その開口の閉鎖状態における両カバー部材間の最大距離が変更可能とされている請求項3に記載の容器。
  5. 各カバー部材は、ネットと、このネットの周縁に取り付けられる環状部材とを有し、
    その環状部材の剛性は前記ネットの剛性よりも大きくされ、
    前記開口をファスナーにより閉鎖することで、前記収納空間に収納された洗濯物を両ネットにより挟み込み可能な請求項1に記載の容器。
  6. その環状部材を洗濯機の洗濯槽の内周に押し付けることで、洗濯槽に対する相対変位が規制可能とされている請求項5に記載の容器。
  7. その環状部材は弾性を有し、その環状部材を前記洗濯槽の内周に弾性変形した状態で押し付けることで、その洗濯槽に対する相対変位が規制可能とされている請求項6に記載の容器。
  8. 各ネットは折り畳み可能とされ、その環状部材は弾性的に曲げ及び捩れ可能な金属製とされている請求項5に記載の容器。
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