JP3842332B2 - タコグラフ用の記録装置 - Google Patents

タコグラフ用の記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3842332B2
JP3842332B2 JP13034996A JP13034996A JP3842332B2 JP 3842332 B2 JP3842332 B2 JP 3842332B2 JP 13034996 A JP13034996 A JP 13034996A JP 13034996 A JP13034996 A JP 13034996A JP 3842332 B2 JP3842332 B2 JP 3842332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
carriage
diagram
shaft
cams
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13034996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08329295A (ja
Inventor
フーク クラウス
シュレック イングリト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mannesmann VDO AG
Original Assignee
Mannesmann VDO AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mannesmann VDO AG filed Critical Mannesmann VDO AG
Publication of JPH08329295A publication Critical patent/JPH08329295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3842332B2 publication Critical patent/JP3842332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/34Recording surfaces
    • G01D15/342Recording surfaces of circular shape
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D9/00Recording measured values
    • G01D9/02Producing one or more recordings of the values of a single variable
    • G01D9/10Producing one or more recordings of the values of a single variable the recording element, e.g. stylus, being controlled in accordance with the variable, and the recording medium, e.g. paper roll, being controlled in accordance with time
    • G01D9/16Producing one or more recordings of the values of a single variable the recording element, e.g. stylus, being controlled in accordance with the variable, and the recording medium, e.g. paper roll, being controlled in accordance with time recording occurring at separated intervals, e.g. by chopper bar
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P1/00Details of instruments
    • G01P1/12Recording devices
    • G01P1/122Speed recorders
    • G01P1/125Speed recorders with recording discs
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C7/00Details or accessories common to the registering or indicating apparatus of groups G07C3/00 and G07C5/00

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タコグラフ用の記録装置であって、記録担体として役立ち走行装置により時計回り方向に駆動されるダイアグラムディスクが備えられており、このダイアグラムディスク上に、少なくとも、距離及び速度等の走行データと、運転時間及び休憩時間等の作業時間データとが記録され、また、ダイアグラムディスクの運動方向に対し横方向に移動可能、かつ移動方向に対して横方向に旋回可能に支承された記録キャリッジが備えられ、これらキャリッジがそれぞれ1個の記録部材を保持しており且つ旋回するためには、サーボモータによって駆動されるカム軸の運動区域内へ突入するようになっている形式のものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ実用新案第8804421号に記載のこの種の記録装置の場合、複数の記録キャリッジ用に1つの絶対直線状の案内が備えられ、最低限の全高が可能にされている。このことは、記録平面に対し直角方向に出来るだけ全高を低くする必要のあるタコグラフの場合、かつまた、ダイアフラムディスクが自動的に装入、排出されるか、もしくは、記録平面と平行に可動の保持体を介して記録位置へもたらされる形式のタコグラフの場合には、決定的に重要である。言い換えると、この種の記録装置の場合、記録部材の先端だけを突出させる組付けスペースは、記録キャリッジの全高によって規定される。制御カム軸と、記録キャリッジに配属され、記録力を作用させる脚状ばねとは、この組付けスペース内に配置されている。この理由に加えて、記録キャリッジが、直接にばねを介して記録位置へ案内され、付加的な余剰行程によって記録力が得られることのために、切換距離が短くなり、“上昇”と“降下”の2つの状態への切換が迅速に行われる。
【0003】
記録課題が増大し、かつ記録担体である“ダイアフラムディスク”の挙証能力の向上が求められる結果、特に、記録キャリッジの案内に問題が生じている。なぜなら、付加的な記録キャリッジは、もはや十分に揺動不能には支承できないか、もしくは既存の記録キャリッジの運動区域内へ侵入し、最終的には、案内方向に一定の幅がなければ、使用不可能となるからである。上位概念部分に記載の基本機能を付加的に記録することは別として、例えば燃料消費量の記録用、又は特殊車の諸機能記録用タコグラフの付加的な記録機能としては、最近、保有全車両の、場合により異なるタコグラフを、運転者に関連付けて文字数次式にマーキングする必要が生じている。これは、各運転者にそれぞれのタコグラフを取り違えることなく配属できるようにするためであり、また、最終的には、当該運転者のすべてのダイアフラムディスクが、実際に存在するか否かを確認するためである。
【0004】
ダイアフラムディスクは、しかし、既に、不可欠の同心的複数記録帯と目盛の印刷部により大部分がふさがっているため、求められている運転者関係のマーキング、それも眼で読み取り可能な、同時的にそのほかの記録に配属されるマーキングは、それまでの記録の行程を縮小しないとなれば、次のようにする以外には、ダイアフラムディスク上に収容することはできない。すなわち、それまでの記録を半径方向に密に集中させるようにする、言い換えると、それまで記録と記録との間に残されていた通常僅かな自由スペースを縮小させるのである。
【0005】
記録面をこのように集中的に利用することは、各記録トラックに1つの記録部材が配属されている従来型式のタコグラフのような、スペース面で密集している装置では、実現できない。その場合には、単一の記録部材を備えた単一の記録キャリッジのみを有する記録装置が用いられる。この記録キャリッジは、ダイアグラムディスクの運動方向に対し横方向に、連続的に数記録トラックにわたって往復動し、当該記録トラックでダイアグラム又はマーキングの構成部分を記録せねばならない場合には、そのつど旋回するか、若しくは記録部材が短時間ダイアグラムディスク上へ降下し、再び上昇する。
【0006】
この種の2次元制御式の記録装置により、スペースの問題は解決でき、所与の記録面積を最大限利用可能だが、タコグラフのすべての記録機能を利用するには適していない。特に、速度の記録には不適である。タコグラフに“ワックスペーパ‐記録法”を応用することで可能になったのが、ほかでもないこの速度記録機能である。この方法により、比較的細い線で記録ができ、これらの線によって、特に事故分析のさい、ダイアグラムディスクの時間的な送りが僅かな場合でも、許容し得る解像が可能である。言い換えると、速度記録の場合は、記録部材を連続的にダイアグラムディスク上に載せておくことが、不可欠である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、その時々のデータ及び測定値について行なわねばならない記録の構成と質に対する要求を顧慮しつつ、記録機能を拡張し、スペースの問題を出来るだけ僅かな出費で解決することにある。
【0008】
【課題を解決する手段】
この課題は、次のようにすることにより解決された。すなわち、速度に依存して駆動される記録キャリッジの他に、1つだけ別の記録キャリッジが備えられ、この記録キャリッジが、自体公知の形式で、測定値とは無関係に駆動されることによって、この記録キャリッジに配置されたマルチトラック記録部材が、装入されたダイアグラムディスクの同心的な複数の記録帯と重なる半径方向区域内を往復動せしめられ、かつまた、前記記録キャリッジが、測定値、時間信号、マーキング命令のいずれかを与えられると短時間旋回し、それにより、マルチトラック記録部材がダイアグラム又はマーキング要素を測定値、時間信号、マーキングに対応する記録帯に記録する間、装入されたダイアグラムディスクの上に降下するようにされており、双方の記録キャリッジには前記カム軸が対応配置されており、このカム軸が、第1回転角度の場合には、速度記録部材を、ダイアグラムディスクの装入又は取外しを行う目的で双方の記録部材が上昇させられた位置から、ダイアグラムディスク上へ降下させるように構成されており、更に、このカム軸が、カム軸の、続く回転角度内で、速度記録部材を、連続的にダイアグラムディスクと作用接続させ、またマルチトラック記録部材を、トラックに応じて制御し降下させ、回転方向を逆転することによって上昇させるように構成されている。
【0009】
本発明は、構成部材及び組立作業に対する特に僅かな出費で記録装置が製造されるようにすることで、設定された課題を解決するものである。この記録装置内には、冒頭で述べた2つの異なる記録方式が、極めて狭いスペース内で結合されている。その場合、有利には、出来るだけ等しい構成部材を用い、双方の記録方式でそれら構成部材を共同で利用するようにすることである。更に、とくに重要な点は、カム軸が1個だけ備えられていて、このカム軸によって双方の記録方式のすべての機能が制御されるようにした点である。その場合、カム軸は、有利には、組立軸として構成し、マルチトラック記録部材の昇降は、ダイアグラムディスク上での引きずり跡を防止するため、カム軸の比較的小さい旋回角度、例えば30゜以内で、比較的短時間に行われるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明の記録装置の一実施例を、図面につき説明する。
【0011】
図1に示したダイアグラムディスク1は、自体公知の形式のディスクであり、運転者の個人データと車両固有値とを記入する内方区域2と、ジグザグ形状に走行距離を記録する環状記録帯3と、バーダイアグラム形状で休憩及び種々の作業時間や、例えば燃料消費量を示す目盛等の付加的記録が記載される別の記録帯4と、速度記録用の記録帯5とを有している。図1には、更に、距離ダイアグラム6と、運転時間記録7と、速度ダイアグラム8とによる走行記録が示されている。走行後、ダイアグラムディスク1を当該タコグラフから取出す前に、バーダイアグラムの構成部分9,10にしたがって、運転者は、種々の作業を行なう。加えて、図1からは、タコグラフ内へダイアグラムディスク1を装入後、ダイアグラムディスク1の記録帯4に符号Xで示されたマーキングが記入されたことが分かる。このマーキングは、運転者番号と、例えば3桁のダイアグラムディスク番号とから成っている。このマーキングは、また、運転者の身分証明書が当該タコグラフのカード穴又はタコグラフに配属された付加集成装置のカード穴に挿入され、もはや簡単には取出せなくされてから、記入される。符号Yによる別のマーキングは、運転者番号と、マーキングXより“1”だけ多いダイアグラムディスク番号とから成っている。マーキングYは、作業の合間10に、タコグラフが短時間開けられたことを明示するものである。このことは、場合によってはバーダイアグラム10の中断としては示されない。
【0012】
図2の平面図は、当該タコグラフ内へ挿入可能な組付け板12に配置された本発明による記録装置11を示したものである。この場合、記録装置11は、図2に一部分が示されているダイアグラムディスク1若しくは記録平面の側から見られたものである。言い換えると、記録装置11は、記録平面と組付け板12との間の比較的狭い組付けスペースに配置されている。組付け板12に、有利には射出成形技術によって形成されたホルダが、符号13,14,15,16で示されている。これらのホルダ13,14,15,16には、主要な機能部材として互いに逆に作用するばね弾性を有する爪が形成されている。これらの爪は、詳しくは図示されていない。ホルダの対13,14は、案内ロッド17の固定に役立ち、別のホルダ対15,16には、後述するカム軸18が軸受されている。カム軸18は、適当な伝導接続部を介して、図示されていないサーボモータによって駆動される。図2には、この接続部のうち、有利にははすば歯車である歯車19と、力の流れを示す矢印のみが示されている。更に、図2から分かるように、ホルダ13,14に形成された適当な壁部により軸方向にも固定されている案内ロッド17には、2つの記録キャリッジ20,21が移動可能に支承されている。この場合、射出成形部材として製造された記録キャリッジ20,21は、傾倒角度を小さくするために、案内ロッド17上の各支承箇所が出来るだけ大きい相互間隔を有するように構成されている。このことは、記録キャリッジ20,21が2つだけの場合には、通常、3つ以上の記録キャリッジを有する従来型式のタコグラフの場合より、はるかに容易に実現可能である。この目的のために、また、記録キャリッジ20;21の支承箇所が、それぞれ他方の記録キャリッジ20;21の支承ブリッジ22;23によって互いに取り囲まれるようにするのがよい。記録キャリッジ20,21には、それぞれアーム24;25が設けられており、このアーム24;25が、フィンガ26;27をカム軸18の運動区域内へ突入させている。本来の記録部材28,29は、ピンとして構成され、アーム24,25に圧入されることでアーム24,25と不動に結合されている。この場合の記録部材28は、記録帯5に速度を記録する部材であり、記録部材29は、マルチトラック記録部材として機能するものである。加えて、アーム24,25には、記録力を与える脚状ばね30,31が保持されている。このばねの一方の脚33;35はカム軸18に当てつけられており、他方の脚32;34は、当該アーム24;25に設けられた各1つの支持体36;37に接触している。脚状ばね30,31の定心には、ピン38,33が役立っている。アーム24,25に設けられたフック40,41は、脚32,33の側方固定に役立っている。
【0013】
図2から更に明らかなように、記録キャリッジ21は、その歯42を介して歯車対43,44と噛み合っており、歯車対43,44は、組付け板12に取付けられた軸45に支承され、ピニオン46と噛み合っている。ピニオン46は、組付け板12の裏側に配置された速度に応じて起動制御されるステッピングモータの軸47に取り付けられている。軸47は、取付け板12を貫通している。記録キャリッジ22も、同じように、その歯48と、歯車トレーン49,50,51,52,53とを介して、組付け板12の裏側に配置されステッピングモータと作用接続されている。ステッピングモータは、記録キャリッジ22と記録部材29とが、測定値とは無関係に、ダイアグラムディスク1の記録区域3,4上方を往復動するように、起動制御される。
【0014】
図2からは、更に、カム軸18が、軸方向に記録キャリッジ21,22に配属された2つのカム54,55を有していることが分かる。カム54,55は、カム軸18の回転方向で互いにずらされて配置されている。有利には、カム軸18は、2つの単一カム54,55を備えた1つの組立軸として構成しておく。その場合には、言うまでもなく、特に、スリップするばね脚33,35による摩耗を避け、駆動エネルギーを最小化するため、カム54,55は高い表面品質を有するように製造しておかねばならない。カム軸18の芯は4角軸によって形成されている。この4角軸は、一端が、フランジ57を備えた延長部58を有する歯車19内に、他端が、つば59を有するブッシュ60内に保持されている。図3から分かるように、このためにはブッシュ60及び歯車19内には、4角軸56の横断面に対応する盲穴が設けられている。4角軸56、歯車19、カム54,55、ブッシュ60から組立てられたカム軸18は、ホルダ15,16の間にはめ込み可能であり、このほかの、例えば軸方向の固定構成部材なしで回転可能である。
【0015】
特に言及しておく必要がある点は、カム54とカム55とが等しく構成されている点である。既述のように、カム54,55は、相互に角度をずらされて配置されているが、この角度のずれは、90゜よりも小さく、次のようにして達成される。すなわち、カム54,55内の4角穴を、カム54,55の、向かい合った中央区域61,62及び63,64に対する対称線を基準として、非対称的に形成しておき、カム軸18を組立てるさい、カム54,55が左右逆に4角軸56にはめ込まれるようにする。
【0016】
以下で、図4につき記録装置11の機能を詳説する。
【0017】
図4は、速度記録部材28とマルチトラック記録部材29の双方が、記録平面から上昇せしめられて、ダイアグラムディスク1の取出し及び/又は装入が可能な状態を示した図である。この状態では、記録キャリッジ20,21は、アーム24,25に形成されたフィンガ26,27を介して、カム54,55のそれぞれ1つの中央区域61;62のところに、脚状ばね30,31により一定の予圧を与えられて、カム軸18上に載せられている。他方、脚状ばね30,31の脚33,35は、中央区域61,62とは反対側の、同じくカム54,55の中央区域63,64に当てつけられている。カム54,55の形状は、事実上、次のように決められる。すなわち、より大きい半径を有する中央区域61,62と、より小さい半径を有する中央区域63,64との間をつなぐ面(詳細には図示せず)が、より小さい半径の区域63,64に対し接線方向に形成されるようにするのである。
【0018】
図5に示したのは、カム軸18を時計回り方向に90゜旋回させた場合の機能状態である。この状態では、速度記録部材28がダイアグラムディスク1上に降下され、記録準備のできた状態となる。すなわち、記録キャリッジ21は、もはやカム54上にはなく、脚状ばね30の脚33の作用を受けて、速度記録部材28を介してダイアグラムディスク1上に支えられた状態である。符号“a”は、フィンガ26がカム54から持上げられる寸法を表している。符号65と66とは、当該タコグラフ内に設けられている記録ベースとこのベース65内の凹所を示している。
【0019】
カム軸18の旋回運動の場合、脚状ばね30は、脚33を介して付加的に加圧され、必要な記録力が生ぜしめられる。カム軸18のこの位置では、記録キャリッジ20は、脚状ばね31の脚35の作用を受け、カム55上に載せられる。マルチトラック記録部材29は、したがって、ダイアグラムディスク1から上昇せしめられる。図5の位置から分かるように、カム55の構成によって、マルチトラック記録部材29の、ダイアグラムディスク1上への降下は、比較的小さいカム軸18の付加的な旋回角度ψ内で可能であるため、複数トラックでの記録時に必要となる、当該記録キャリッジ20の極端に短時間の昇降が可能になる。
【0020】
図6には、カム軸18が、図5の位置から時計回り方向に更に90゜旋回した機能位置で示してある。この位置では、双方の記録部材28,29が、ダイアグラムディスク1上に降下し、脚状ばね30,31の脚が、カム54,55の中央区域61,62に当てつけられている。反対側の、フィンガ26,27とカム54,55の中央区域63,64との間は、作用接続状態にはない。
【0021】
完全を期すために、更に次の点に言及しておかねばならない。すなわち、マルチトラック記録部材29を保持するアーム25の昇降時には、速度記録部材28の記録力が変動するが、この変動は、脚状ばねの使用によって無視することが出来るという点である。なぜなら、使用した種類の脚状ばねは、例えば製作公差や組立公差の範囲が大であっても、均一な記録力を作用させるからである。他方、この変動は、直ちに、相応の予圧によって臨界域外へ移されるか、もしくはカム54を適宜の構成にすることによって除去できる。言うまでもなく、もはや対称的な構成形式ではないため、特殊な構成形式の出費をともなうことになる。マルチトラック記録部材29を保持する記録キャリッジ20は、この理由から、有利にはスタート‐ストップ‐作動形式で起動制御され、その結果、記録の間には記録力の変化は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイアグラムディスクの部分図で、走行区間の通常の記録に配属された運転者関係のマーキングを示した図である。寸法は1:1の現尺である。
【図2】記録装置の平面図である。
【図3】図2の区域Iを拡大して示した図である。
【図4】図2の矢印Pの方向で見た、記録部材が上昇位置にある状態を示した拡大図である。
【図5】図2の矢印Pの方向で見た、速度記録部材が降下した状態を示した拡大図である。
【図6】図2の矢印Pの方向で見た、双方の記録部材が降下した状態を示した拡大図である。
【符号の説明】
1 ダイアグラムディスク
2 運転者の個人データ記入区域
3 走行距離記録帯
4 休憩及び種々の作業時間記録帯
5 速度記録帯
6 距離ダイアグラム
7 運転時間記録
8 速度ダイアグラム
9,10 バーダイアグラムの構成部分
11 記録装置
12 組付け板
13,14,15,16 ホルダ
17 案内ロッド
18 カム軸
19 歯車
20,21 記録キャリッジ
22,23 支承ブリッジ
24,25 アーム
26,27 フィンガ
28,29 記録部材
30,31 脚状ばね
33,35 脚
42 歯
43,44 歯車対
45 軸
46 ピニオン
49,50,51,52,53 伝導トレーン
54,55 カム
56 4角軸
57 フランジ
59 つば
61,62 中央区域

Claims (5)

  1. タコグラフ用の記録装置であって、記録担体として役立ち走行装置により時計回り方向に駆動されるダイアグラムディスクが備えられており、このダイアグラムディスク上に、少なくとも、距離及び速度等の走行データと、運転時間及び休憩時間等の作業時間データとが記録され、また、ダイアグラムディスクの運動方向に対し横方向に移動可能、かつ移動方向に対して横方向に旋回可能に支承された記録キャリッジが備えられ、これらキャリッジがそれぞれ1個の記録部材を保持しており且つ旋回するためには、サーボモータによって駆動されるカム軸の運動区域内へ突入するようになっている形式のものにおいて、
    速度に依存して駆動される記録キャリッジ(21)の他に、1つだけ別の記録キャリッジ(20)が備えられ、この記録キャリッジ(20)が、自体公知の形式で、測定値とは無関係に駆動されることによって、この記録キャリッジ(20)に配置されたマルチトラック記録部材(29)が、装入されたダイアグラムディスク(1)の同心的な複数の記録帯(3,4)と重なる半径方向区域内を往復動せしめられ、かつまた、前記記録キャリッジ(20)が、測定値、時間信号、マーキング命令のいずれかを与えられると短時間旋回し、それにより、マルチトラック記録部材(29)がダイアグラム又はマーキング要素を測定値、時間信号、マーキングに対応する記録帯に記録する間、装入されたダイアグラムディスク(1)の上に降下するようにされており、双方の記録キャリッジ(20,21)には前記カム軸(18)が対応配置されており、このカム軸(18)が、第1回転角度の場合には、速度記録部材(28)を、ダイアグラムディスク(1)の装入又は取外しを行う目的で双方の記録部材(28,29)が上昇させられた位置から、ダイアグラムディスク(1)上へ降下させるように構成されており、更に、このカム軸(18)が、カム軸(18)の、続く回転角度(ψ)内で、速度記録部材(28)を、連続的にダイアグラムディスク(1)と作用接続させ、またマルチトラック記録部材(29)を、トラックに応じて制御し降下させ、回転方向を逆転することによって上昇させるように構成されていることを特徴とする、タコグラフ用の記録装置。
  2. 速度記録部材(28)を保持する記録キャリッジ(21)と、マルチトラック記録部材(29)を保持する記録キャリッジ(20)とが案内ロッド(17)に支承されている、請求項1記載の記録装置
  3. 記録キャリッジ(20,21)にアーム(24,25)が一体成形されており、これらのアームがそれぞれ記録部材(28,29)を保持しており且つカム軸(18)の運動区域内へ突入するようになっている、請求項1記載の記録装置
  4. カム軸(18)が組立軸として構成され、この組立軸が、4角軸(56)と、記録キャリッジ(20,21)に配属されたカム(54,55)と、軸受け部として役立つブッシュ(60)と、軸受延長部(58)を備えた歯車(19)とから成ることを特徴とする、請求項1記載の記録装置。
  5. カム(54,55)の断面が等しく構成されており、かつまた、それぞれカム(54,55)に設けられた4角軸(56)受容用の4角穴が、カム(54,55)に設けられた、大小の半径の中央区域(61,62及び63,64)に対する対称線に関して非対称的に構成されていることを特徴とする、請求項記載の記録装置。
JP13034996A 1995-05-26 1996-05-24 タコグラフ用の記録装置 Expired - Fee Related JP3842332B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE29508775U DE29508775U1 (de) 1995-05-26 1995-05-26 Registriervorrichtung für Fahrtschreiber
DE29508775.7 1995-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08329295A JPH08329295A (ja) 1996-12-13
JP3842332B2 true JP3842332B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=8008627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13034996A Expired - Fee Related JP3842332B2 (ja) 1995-05-26 1996-05-24 タコグラフ用の記録装置

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0744714B1 (ja)
JP (1) JP3842332B2 (ja)
AT (1) ATE211567T1 (ja)
BR (1) BR9602493A (ja)
DE (2) DE29508775U1 (ja)
ES (1) ES2170819T3 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19937060A1 (de) * 1999-08-05 2001-02-15 Siemens Pc Systeme Gmbh & Co K Verfahren zum Schutz einer peripheren Datenträgervorrichtung, periphere Datenträgervorrichtung und Computersystem mit peripherer Datenträgervorrichtung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3313770C2 (de) * 1983-04-13 1986-08-21 Franz Schmidt & Haensch Gmbh & Co, 1000 Berlin Plotter
DE3618109A1 (de) * 1986-05-30 1987-12-03 Moto Meter Ag Fahrtschreiber fuer kraftfahrzeuge
DE8804412U1 (de) * 1988-04-02 1988-07-21 Mannesmann Kienzle Gmbh, 78052 Villingen-Schwenningen Registriergerät mit einem auf einer Führungsstange quer zur Transportrichtung eines Aufzeichnungsträgers verschiebbar und um die Führungsstange schwenkbar gelagerten Registrierschlitten

Also Published As

Publication number Publication date
DE59608530D1 (de) 2002-02-07
EP0744714A3 (de) 1999-09-15
EP0744714B1 (de) 2002-01-02
ATE211567T1 (de) 2002-01-15
ES2170819T3 (es) 2002-08-16
DE29508775U1 (de) 1995-08-10
JPH08329295A (ja) 1996-12-13
BR9602493A (pt) 1998-04-22
EP0744714A2 (de) 1996-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02267782A (ja) 磁気ディスク装置
EP0302119A4 (en) Method for recording and reproducing data for an optical card
JP3842332B2 (ja) タコグラフ用の記録装置
US4807072A (en) Head position control mechanism for a magnetic disk apparatus with head locking
US4843388A (en) Rotary encoder, and method of manufacturing same
CN108417229B (zh) 一种物理隔离装置及数据传输方法
JP3958825B2 (ja) タコグラフに設けられた記録機構のための駆動結合装置
JPH0120644Y2 (ja)
JPS5942245B2 (ja) 位置検出装置
KR940004216B1 (ko) 차량 주행시 자동적으로 작동되는 운행 기록계
JP2703737B2 (ja) タコグラフに使用されるダイヤグラムディスクに英数字でマーキングする装置
JPH07326032A (ja) 磁気ディスク装置
EP0453192A3 (en) Method of minimizing head-arm movements in a disk drive
JPS6120652Y2 (ja)
JPS62109269A (ja) デイスク型記録媒体駆動装置におけるロ−デイング装置の位置決め装置
JPH10106194A (ja) ディスクドライブのサーボトラック設定方法
JPH0221399B2 (ja)
JPH036990U (ja)
JPH073505Y2 (ja) フロッピーディスクドライブのキャリッジ構造
JPH0658755B2 (ja) カ−ド駆動装置
JPH05159482A (ja) 記録装置
JPS6121063U (ja) 磁気デイスク駆動装置におけるヘツド送り機構
JPS6418467U (ja)
JPS6140418U (ja) ガ−ドレ−ル洗浄装置
JPS6295766A (ja) 磁気デイスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051216

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060314

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees