JP3839443B2 - 建築用ジッパーガスケットおよび板材の取付構造 - Google Patents

建築用ジッパーガスケットおよび板材の取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、建築物においてガラス板や外壁板のような板材を固定するための建築用ジッパーガスケットに関するものである。
従来より、図4に示すように、ガラス板(板材)1の端部を嵌め込む板材嵌込溝2とジッパー3を嵌め込むジッパー溝4とをゴム本体5に形成し、該ゴム本体5にコンクリート部6の取付溝7に嵌合されるアンカー8を突設した建築用ジッパーガスケットが知られている(たとえば、特許文献1)。
この建築用ジッパーガスケットは、アンカー8をコンクリート部6の取付溝7に嵌合することによって、アンカー8の内外の両側に形成した複数個のアンカーリップ9が取付溝7の内面10に弾性圧接して、ゴム本体5がコンクリート部6に固定されるとともに、ゴム本体5の内部IN側のアンダーリップ(接触部)11をコンクリート部6における取付溝7近傍の内部IN側の表面12に接触させ、ゴム本体5の外部OUT側のアンダーリップ(接触部)13をコンクリート部6における取付溝7近傍の外部OUT側14の表面に接触させる。さらに、ゴム本体5のジッパー溝4にジッパー3を嵌め込むことで、ゴム本体5における板材嵌込溝2の近傍の部分をガラス板1の側面に押し付けて、ガラス板1をゴム本体5に固定するとともに、ガラス板1の端部をシールする。
特開2004−036805号公報(図1)
ところで、建築用ジッパーガスケットでは、躯体窓部(建築物の外壁等の窓部)のデザイン上の観点より、窓部の正面側からみたガスケットのガラス材1の外側のゴム本体5の見付幅(見付き)、つまり、ガスケットのガラス材1のゴム本体5の上端から下端までの高さを小さく仕上げたいという要求がある。
ところが、前記特許文献1のガスケットにおいて、ガラス材1のゴム本体5の上端から下端までの高さを小さくしようとすると、建築用ジッパーガスケットとしての好適な断面構造のバランスおよびガラス板1支持上の安定を考慮して、ガスケットのゴム本体5のガラス材1の内側部分を小さくせざるを得ない。この場合、ジッパー溝4の大きさも自ずと小さくなり、更に、施工の際にジッパー溝を大きく開くことができず、施工性が著しく悪くなる。
したがって、本発明の目的は、窓部の正面側からみたガスケットの見付幅を小さくして、躯体窓部のデザイン上の要求を満足させることができるものでありながら、施工性を向上させることができる建築用ジッパーガスケットを提供することである。
前記目的を達成するために、本発明に係るある建築用ジッパーガスケットは、板材の端部を嵌め込む板材嵌込溝とジッパーを嵌め込むジッパー溝とをゴム本体に形成し、該ゴム本体にコンクリート部の取付溝に嵌合されるアンカーを突設し、該アンカーが前記取付溝に嵌合していることによって、前記ゴム本体が前記コンクリート部に固定されるとともに、前記アンカーの内外の両側の前記ゴム本体の接触部が前記コンクリート部の前記取付溝近傍の内外の両側の表面に接触し、前記ゴム本体の前記ジッパー溝に前記ジッパーを嵌め込むことで前記ゴム本体における前記板材嵌込溝近傍の部分を板材の側面に押し付けるようにした建築用ジッパーガスケットにおいて、前記板材嵌込溝の溝底から該板材嵌込溝の内側寄りの前記ゴム本体の接触部までの距離が、前記板材嵌込溝の外側寄りの前記ゴム本体の接触部までの距離よりも大きく設定されている。
本建築用ジッパーガスケットによれば、前記板材嵌込溝の溝底から該板材嵌込溝の内側寄りの前記ゴム本体の接触部までの距離が、前記板材板材嵌込溝の外側寄りの前記ゴム本体の接触部までの距離よりも大きく設定されることによって、ゴム本体の板材の外側の部分の高さを、内側の部分の高さよりも小さくすることができる。これにより、窓部の正面側から見たガスケットの見付幅を小さくすることができ、窓部近傍のデザイン性が著しく向上する。
また、ゴム本体の板材嵌合溝の内側の部分の高さを大きくできるので、ジッパーを嵌め込むジッパー溝を大きく形成することができる上、施工の際に前記ジッパー溝を大きく開くことができるので、施工性が著しく向上する。
本建築用ジッパーガスケットにおいては、前記板材嵌込溝の内側寄りの前記ゴム本体の接触部の方が、前記板材嵌込溝の外側寄りの前記ゴム本体の接触部よりも、前記板材よりも離れた位置まで延出されているのが好ましい。
この場合、板材嵌込溝の前記ゴム本体の板材嵌合溝の内側部分を更に大きく形成することができるので、ジッパー溝を更に大きく形成し、該ジッパー溝を更に大きく開くことができるから、施工性が更に向上する。
削除
また、アンカーの横断面積を種々変更したり、その位置設定を変更したりすることにより、板材への正負圧の大きさに対応して、板材を支持する建築用ジッパーガスケットとしての所望の好適な断面構造および板材の支持性を得られる。
また、本建築用ジッパーガスケットにおいては、ゴム本体に、前記コンクリート部の外側端面の上端よりも外側に延出して該外側端面を覆う水切り部を設けてもよい。
前述の建築用ジッパーガスケットを用いたある板材の取付構造においては、前記コンクリート部の外側の表面と内側の表面との間に段差が形成され、前記コンクリート部の外側の表面が前記コンクリート部の内側の表面よりも板材の中央に向って突出している
本板材の取付構造においては、前記コンクリート部に段差を設けているので、板材嵌込溝の溝底から該板材嵌込溝の内側寄りの前記ゴム本体の接触部までの距離が板材嵌込溝の外側寄りの前記ゴム本体の接触部までの距離よりも大きく設定されるゴム本体の板材の外側の部分の高さを内側の部分の高さよりも小さく形成した前述の建築用ジッパーガスケットを適切に嵌め込むことができるから、見付幅を小さくしながら施工性を確保する効果を達成することができる。
また、本建築用ジッパーガスケットでは、ガスケットをコンクリート部に支持するための埋込み金物のような部材を別に設ける必要がなく、取付構造が単純になり、施工を簡便に行うことができる。
さらに、本板材の取付構造においては、板材嵌込溝の内部を、コンクリート部の外部に開放させる排水通路を前記ゴム本体および前記コンクリート部に設け、前記排水通路にホースが挿入されてもよい。
以下、本発明に係る建築用ジッパーガスケットの実施形態を図面にしたがって説明する。なお、図4で説明した従来の建築用ジッパーガスケットと同一部分には、同一符号を付して重複した構造および作用の説明は省略する。
図1は窓枠状のコンクリート製パネルに建築用ジッパーガスケットを介してガラス板が取付けられているガラス板の取付構造を示す正面図、図2は図1のA−AおよびA1−A1断面図、図3は図1のB−B断面図である。
図1に示すコンクリート部6は、方形の窓枠状に成形されたプレキャスト・コンクリート製のパネルによって構成されており、上下方向で互いに対向する上辺部6Bと下辺部6Cおよび左右方向で互いに対向する左側辺部6Dと右側辺部6Eとを備えており、このコンクリート部6に、本発明に係る建築用ジッパーガスケットを介してガラス板1が取付けられる。
図1〜図3に示すように、コンクリート部6における上辺部6Bと下辺部6Cとの互いに対向する面および左側辺部6Dと右側辺部6Eとの互いに対向する面には、第1の取付溝70と第2の取付溝71が内外部方向(OUT側IN側方向)の間隔Wを隔てて互いに平行してエンドレス状に凹設されており、方形の枠状のコンクリート部の内側面(ガラス板1の外周面に沿った側面)に沿って連なって形成されている。第1の取付溝70の溝幅と深さは、第2の取付溝71の溝幅と深さよりも大きく設定してある。また、第1の取付溝70近傍の内部IN側の表面12Aおよび外部OUT側の表面14Aよりも、第2の取付溝71近傍の内部IN側の表面12Bおよび外部OUT側の表面14Bの方を、対向する相手側の辺部に向けて僅かに突出させることで、両者の間に段差Hをもたせてある。
コンクリート部6における上辺部6Bと、左側辺部6Dおよび右側辺部6Eには、図2に示す断面形状の建築用ジッパーガスケットが取付けられ、下辺部6Cには、図3に示す断面形状の建築用ジッパーガスケットが取付けられる。各辺部のジッパーガスケットは、端部で各々接合されて、1つの方形の枠状ジッパーガスケットを形成している。
図2および図3において、建築用ジッパーガスケットのゴム本体5には、ガラス板1の厚さ方向に離れた位置に、第1のアンカー部80と第2のアンカー部81とが互いに概ね平行に設けられている。つまり、ゴム本体5には、前記第1の取付溝70と第2の取付溝71との内外部方向(OUT側1N側方向)の間隔Wに等しい間隔を隔てて第1のアンカー部80と第2のアンカー部81とを、板材嵌合溝2の反対側に突設してある。また、第1のアンカー部80の横断面積は、第1の取付溝70に嵌合して強固に固定できる大きさに設定され、第2のアンカー部81の横断面積は、第2の取付溝71に嵌合して強固に固定できる大きさに設定してある。すなわち、第1のアンカー部80の横断面積を第2のアンカー部81の横断面積よりも大きくしてある。そして、板材嵌合溝2を第1のアンカー部80と第2のアンカー部81との間隔Wの中央よりも若干第2のアンカー部81側に偏った位置に設けてある。
さらに、ゴム本体5と第1のアンカー部80との境界線15の延長線上で該第1のアンカー部80の内外の両側に在るゴム本体のアンダーリップ11A,13Aからなる第1接触部と、ゴム本体5と第2のアンカー部81との境界線16の延長線上で該第2のアンカー部81の内外の両側に在るゴム本体のアンダーリップ11B,13Bからなる第2接触部との間に前記段差Hに等しい段差をもたせてある。これにより、図2に示すように、板材嵌込溝2の溝底から該板材嵌込溝2の内側寄りのゴム本体5の第1の接触部11A,13Aの表面までの距離H1が、板材嵌込溝2の外側寄りのゴム本体5の第2の接触部11B,13Bの表面までの距離H2よりも大きく設定される。
なお、図2に示すように、本建築用ジッパーガスケットにおいては、ゴム本体5の外側端からガラス板1の外側表面までの距離D2は、ゴム本体5の内側端からガラス板1の内側表面までの距離D1よりも小さく設定されている。つまり、前記板材嵌込溝2の内側寄りのゴム本体5の接触部の方が前記板材嵌込溝2の外側寄りのゴム本体5の接触部よりもガラス板1から離れた位置まで延出されている。ゴム本体5にはガラス板1の内側部分に適切な大きさのジッパー溝4を設ける必要があるので、当該部分を大きく形成するためである。
なお、図3では、符号H1,H2の記入を省略している。
前記構成の建築用ジッパーガスケットは、まず、第1および第2のアンカー部80,81の近傍に周知のコーキング剤(図示省略)を打った後に、両アンカー部80,81を第1および第2の取付溝70,71に嵌め込む。この場合、予め、ジッパ−溝4からジッパ−3を取り外しておく。ついで、板材嵌合溝2近傍の変形部17をジッパ−溝4に向かって倒すことで板材嵌合溝2を拡げ、該板材嵌合溝2にガラス板1の周縁部を挿入して嵌め込む。
ここで、ゴム本体5は、板材嵌込溝2の溝底から該板材嵌込溝2の内側寄りの第1の接触部11A,13Aまでの距離H1を、板材嵌込溝2の外側寄りの第2の接触部11B,13Bまでの距離H2よりも大きく設定してあり、かつ、ゴム本体5の外側端からガラス板1の外側表面までの距離D2を、ゴム本体5の内側端からガラス板1の内側表面までの距離D1よりも小さく設定しているので、大きいジッパ−溝4を設けることができる。これにより、変形部17をジッパ−溝4に向かって大きく倒すことができるから、板材嵌合溝2が大きく開く。その結果、ガラス板1の嵌め込み作業が容易になる。つまり、施工性が著しく向上する。
その後、ジッパー溝4にジッパー3を嵌め込むことで、板材嵌込溝2の近傍の部分をガラス板1の周縁部側面に押し付けて、ガラス板1をゴム本体5に固定するとともに、ガラス板1の端部をシールする。この際、大きいジッパ−溝4に大きいジッパ−3を嵌め込むことができるので、従来用いられているジッパ−嵌込治具を使用してなされるジッパ−3の嵌め込み作業が容易になる。
前記構成のように、第1のアンカー部80と第2のアンカー部81とが互いに概ね平行に設けられ、これらがコンクリート部6に設けた第1の取付溝70と第2の取付溝71に嵌合されていることによって、板材嵌合溝2の位置を第2のアンカー部81側に偏らせて、板材嵌合溝2の溝幅中心からコンクリート部6の外側端面6Aまでの距離L1を小さくして、ガラス板1をコンクリート部6の外側端面6Aに近付けても、建築用ジッパーガスケットとして好適な断面構造のバランスおよびガラス板1支持上の安定を保持することができるとともに、ガラス板1をコンクリート部6の外側端面6Aに近付けて、躯体窓部のデザイン上の要求を満足させることができる。
また、前述のように、ゴム本体5の第1接触部11A,13Aと第2接触部11B,13Bとの間に段差Hを設けているので、ゴム本体5のガラス板1の外側部分の上端から下端までの距離H3が小さくなる。このようにすることで、ゴム本体5のガラス板1の内側部分においてある程度の大きさを確保して前述のような容易な施工性を確保しつつ、窓の正面側から見たガスケットの見付幅(見付き)を小さくすることができ、窓部近傍のデザイン性が著しく向上する。
なお、図3では、符号H3の記入を省略している。
また、第1および第2のアンカー部80,81が設けられていることによって、図4で説明した従来の1つのアンカー部8の横断面積と比較して、第1および第2のアンカー部80,81それぞれの横断面積を小さくして、第1および第2の取付溝70,71の溝幅を小さく設定できる。特に、本実施形態のように、外側の第2のアンカー部81の横断面積を内側の第1のアンカー部80の横断面積よりも小さく設定し、かつ、第2の取付溝71の溝幅を第1の取付溝70の溝幅よりも小さく設定していることによって、第2の取付溝71の溝幅中心からコンクリート部6の外側端面6Aまでの距離L2を小さくしても、小さい溝幅に相当して、第2の取付溝71の外側のコーナ部7Aからコンクリート部6の外側端面6Aまでの距離L3を稼いで、第2の取付溝71よりも外側の端縁部7Xの強度を低下させることなく確保することができる。このため、プレキャスト・コンクリートによるコンクリート部6の成形過程の固化時に収縮が生じても、第2の取付溝71の外側のコーナ部7Aから端縁部7X側に向かってクラックが発生したり、あるいは、端縁部7Xがカケ落ちるような不都合は起こらない。
さらに、第1および第2のアンカー部80,81が設けられていることによって、ガラス板1に正圧P1または負圧P2が負荷された場合の変形を抑制できる。つまり、正圧P1がガラス板1に負荷されることで、第2の接触部を構成しているゴム本体5のアンダーリップ13Bがコンクリート部6における第2の取付溝71近傍の外側の表面14Bからめくれて浮き上がったり、あるいは、負圧P2がガラス板1に負荷されることで、第1の接触部を構成しているゴム本体5のアンダーリップ11Aがコンクリート部6における第1の取付溝70近傍の内側の表面12Aからめくれて浮き上がるような変形を抑制する。これによりガスケットの各接触部のコンクリート部6に対する密着性を向上させて、止水性を高めることができる。
前記実施形態では、第1のアンカー部80を板材嵌合溝2の内側(IN側)寄りに設け、第2のアンカー部81を板材嵌合溝2の外側(OUT側)寄りに設けているが、逆に、横断面積の小さな第2のアンカー部81を板材嵌合溝2の内側(IN側)寄りに設け、横断面積の大きな第1のアンカー部80を板材嵌合溝2の外側(OUT側)寄りに設けてもよい。
削除
記実施形態では、第1のアンカー部80の横断面積を第2のアンカー部81の横断面積よりも大きくしているが、第1および第2のアンカー部80,81の双方の横断面積を概ね同じ大きさに設定してもよい。
また、前記実施形態では、2本のアンカー部80,81を設けたが、この他に別のアンカー部およびこれに対応する取付溝を設けて、3本以上のアンカー部がコンクリート部6に嵌合するようにしてもよい。
また、図1および図3に示すように、排水通路20をゴム本体5とコンクリート部6に形成し、該排水通路20に樹脂製のホースを挿入して、板材嵌込溝2の内部をコンクリート部6の外部に連通して開放させることによって、万一、雨水が板材嵌込溝2に侵入しても、速やかにコンクリート部6の外部に排水することができる。
さらに、図3に示すように、コンクリート部6における下辺部6Bに取付けられる建築用ジッパーガスケットには、ゴム本体5に、コンクリート部6の外側端面6Aの上端よりも外側(OUT)側に延出した水切り部18を設けることで、雨水を外側端面6Aから離れた位置に垂下させて、垂下雨水による外側端面6Aの汚れを回避することができる。また、ジッパー3に内側下方(IN側下方)に斜め下方に延びるヒレ部3Aを設け、コンクリート部6の結露受載置面60に載置した結露受け19に設けた連結片部19Aにヒレ部3Aを接触させて、ガラスの内側の表面の結露を結露受け19に流すようにしてもよい。これにより、ガラス板1の内面に発生する結露を結露受け19によって受け止めて、結露がコンクリート部6に滴下するのを防止できる。
削除
本発明は、建築物においてプレキャスト・コンクリート等からなる枠材にガラス板や外壁板のような板材を固定する場合に用いることができる。
窓枠状のコンクリート製パネルに建築用ジッパーガスケットを介してガラス板が取付けられている実施形態を示す正面図である。 本発明の実施形態を示す図1のA−AおよびA1−A1断面図である。 本発明の実施形態を示す図1のB−B断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1:ガラス板(板材)
2:板材嵌込溝
3:ジッパー
4:ジッパー溝
5:ゴム本体
6:コンクリート部
70:第1の取付溝
71:第2の取付溝
80:第1のアンカー部
81:第2のアンカー部
11A:アンダーリップ
11B:アンダーリップ
12A:取付溝近傍の内部側の表面
12B:取付溝近傍の内部側の表面
13A:第1の接触部
13B:第2の接触部
14A:取付溝近傍の外部側の表面
14B:取付溝近傍の外部側の表面
H1:板材嵌込溝の溝底から第1の接触部までの距離
H2:板材嵌込溝の溝底から第2の接触部までの距離

Claims (6)

  1. 板材の端部を嵌め込む板材嵌込溝とジッパーを嵌め込むジッパー溝とをゴム本体に形成し、該ゴム本体にコンクリート部の取付溝に嵌合されるアンカーを突設し、該アンカーが前記取付溝に嵌合していることによって、前記ゴム本体が前記コンクリート部に固定されるとともに、前記板材が延びる方向に概ね直交し、かつ、前記アンカーの内外の両側の前記ゴム本体の接触部が前記コンクリート部の前記取付溝近傍の内外の両側の表面に接触し、前記ゴム本体の前記ジッパー溝に前記ジッパーを嵌め込むことで前記ゴム本体における前記板材嵌込溝近傍の部分を板材の側面に押し付けるようにした建築用ジッパーガスケットにおいて、
    前記板材嵌込溝の内側寄りの前記ゴム本体の第1接触部から前記板材の表面に沿った前記板材嵌込溝の溝底までの距離が、前記板材嵌込溝の外側寄りの前記ゴム本体の第2接触部から前記板材の表面に沿った前記板材嵌込溝の溝底までの距離よりも大きく設定され、前記アンカーとして、前記第1の接触部から前記板材の外方に向う方向に突出する第1のアンカー部と、第2の接触部から前記板材の外方に向かう方向に突出する第2のアンカー部とが設けられ、前記第1のアンカー部と前記第2のアンカー部とが、前記板材の厚さ方向に離れた位置に、互いに概ね平行に、かつ、前記板材と概ね平行に設けられている建築用ジッパーガスケット。
  2. 請求項1において、前記第1接触部の方が前記第2接触部よりも、前記板材の表面から前記板材の厚さ方向に離れた位置まで延出されている建築用ジッパーガスケット。
  3. 請求項1もしくは請求項2において、第1のアンカー部を当該第1のアンカー部の部材方向に対して垂直に切断したときの横断面積が、前記第2のアンカー部を当該第2のアンカー部の部材方向に対して垂直に切断したときの横断面積に比べて大きく設定されていることを特徴とする建築用ジッパーガスケット。
  4. 板材の端部を嵌め込む板材嵌込溝とジッパーを嵌め込むジッパー溝とをゴム本体に形成し、該ゴム本体にコンクリート部の取付溝に嵌合されるアンカーを突設し、該アンカーが前記取付溝に嵌合していることによって、前記ゴム本体が前記コンクリート部に固定されるとともに、前記アンカーの内外の両側の前記ゴム本体の接触部が前記コンクリート部の前記取付溝近傍の内外の両側の表面に接触し、前記ゴム本体の前記ジッパー溝に前記ジッパーを嵌め込むことで前記ゴム本体における前記板材嵌込溝近傍の部分を板材の側面に押し付けるようにした建築用ジッパーガスケットを用いた板材の取付構造であって、
    前記アンカーとして、前記板材の厚さ方向に離れた位置に、第1のアンカー部と第2のアンカー部とが互いに概ね平行に設けられ、
    前記板材嵌込溝の溝底から該板材嵌込溝の内側寄りの前記ゴム本体の第1接触部までの距離が、前記板材嵌込溝の溝底から外側寄りの前記ゴム本体の第2接触部までの距離よりも大きく設定され、
    前記コンクリート部の外側の第2表面と内側の第1表面との間に段差が形成され、前記コンクリート部の外側の第2表面が前記コンクリート部の内側の第1表面よりも板材の中央に向かって突出しており、
    前記第1のアンカー部が前記コンクリート部に設けた第1の取付溝に嵌合され、前記第2のアンカー部が前記コンクリート部に設けた第2の取付溝に嵌合されていると共に、前記第1のアンカー部の内外の両側のゴム本体の前記第1接触部が前記第1の取付溝の近傍の内外の両側の第1表面に接触し、前記第2のアンカー部の内外の両側のゴム本体の前記第2の接触部が前記第2の取付溝の近傍の内外の両側の第2表面に接触して、前記ゴム本体が前記コンクリート部に取付けられている板材の取付構造。
  5. 請求項4において、前記第1接触部の方が前記第2接触部よりも、前記板材の表面から前記板材の厚さ方向に、離れた位置まで延出されている板材の取付構造。
  6. 請求項4もしくは請求項5において、第1のアンカー部を当該第1のアンカー部の部材方向に対して垂直に切断したときの横断面積が、前記第2のアンカー部を当該第2のアンカー部の部材方向に対して垂直に切断したときの横断面積に比べて大きく設定され、
    前記第1の取付溝の深さおよび幅が、それぞれ、前記第2の取付溝の深さおよび幅よりも大きいことを特徴とする板材の取付構造。
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