JP3838494B2 - 車両用変速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用変速装置に係り、特に、複数の変速ギヤを一列に軸支する変速軸の複数を、相互に対応する変速ギヤ同士が噛み合うように並列配置して構成される常時噛み合い式の車両用変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自転車用変速装置としては、特開平9−249183号公報に開示されているように、自転車フレームに回動しないように締結されるハブ軸(太陽ギヤ)と、ハブ軸の外周に回転自在に取り付けられるハブ胴と、ハブ軸とハブ胴との間に設けられた複数の歯車(遊星ギヤ)とを具備し、チェーンスプロケットに伝達された踏力を、前記複数の遊星ギヤおよびそのクラッチ機構により多段に変速してハブ胴に伝達する遊星ギヤ式の変速装置が知られている。クラッチ機構のラチェットワンウエイを係止または係止解除させるための操作子はハブ軸に挿貫され、ラチェットワンウエイの係止およびその解除は、操作子をハブ軸に対して所定角度だけ回転させることにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
遊星ギヤ式の変速装置は部品点数が多いために、伝達効率が低いのみならず、多数の部品が軸方向に配置されるために、特に軸方向への小型化が難しい。したがって、車幅の制限が厳しい自転車用の変速装置としては好ましくない。
【0004】
また、上記した従来技術では、クラッチ機構のラチェットワンウエイを係止または係止解除させるための操作子が筒状体であって、これを軸の外周部で所定角度だけ回動させなければならないので、軸自体が回転する変速機構には適用することが難しい。さらに、上記した従来技術では、トルクが加わっている状態では操作子を回動させることができず、変速ができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、軸自体が回転する変速機構に適用可能であり、簡単な構成で、かつ軸方向への小型化が可能な自転車用変速装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、複数の変速ギヤを中空軸で一列に軸支して構成された変速軸の複数を、相互に対応する変速ギヤ同士が歯合するように並列配置し、中空軸と同期回転する変速ギヤを変速軸ごとに選択的に切り替えて所望の減速比を得る車両用変速装置において、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
(1)中空軸と変速ギヤとの間に設けられ、中空軸と各変速ギヤとを同期または同期解除するクラッチ機構と、前記中空軸内に収容されたクラッチ操作子と、変速操作に応答して回動されると共に、複数のクラッチ操作子をその軸方向に駆動させ、各軸のギヤを連動して選択的に切り替える略円盤状の操作子駆動手段とを具備し、前記クラッチ機構は、前記クラッチ操作子の軸方向の位置に応じて、各変速ギヤを中空軸に対して選択的に同期または同期解除させることを特徴とする。
(2)前記クラッチ機構が、中空軸の側壁を放射方向に貫通する開口内に浮沈自在に収容されたピン部材と、各変速ギヤを前記中空軸に対して、前記ピン部材の浮沈に連動して係止または係止解除する係止部材とを具備し、クラッチ操作子は棒状体であって、その外周面に予定の規則で配置された凹凸状のカム部を具備し、クラッチ操作子を中空軸内で移動させて前記カム部をピン部材の底部に係合させることにより、前記ピン部材を選択的に浮沈させることを特徴とする。
(3)前記カム部が、円周方向にカム溝からカム山へ連続する傾斜面を具備したことを特徴とする。
【0007】
上記した特徴(1)によれば、クラッチ操作子を中空軸内に収容できるので、軸自体が回転する駆動系においても、簡単な構成で軸方向に小型化が可能な常時歯合式の変速装置を実現できる。
【0008】
上記した特徴(2)によれば、クラッチ操作子が軸内に収容される常時歯合式の変速装置において、クラッチ機構を簡単な構成で実現できる。
【0009】
上記した特徴(3)によれば、ピン部材がカム溝からカム山まで小さな力で、かつ滑らかに上昇できるので、踏力が加わっている状態でも変速を行えるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る変速機付き自転車の側面図である。
【0011】
自転車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ20およびヘッドパイプ20から斜め下後方に、左右二股に延びるメインフレーム21と、メインフレーム21の後部に設けられる揺動軸22で上下に揺動自在に支持されるスイングアーム23とからなる。メインフレーム21の下方には補強パイプ24が設けられ、この補強パイプ24とメインフレーム21との間は、ブラケット25および補強部材39で結合される。前記スイングアーム23は二股状のリヤフォークとすることができる。
【0012】
スイングアーム23の後端には後輪3Rが支持される。ヘッドパイプ20には自転車1を操向可能なようにフロントフォーク4が枢支される。フロントフォーク4はアウタチューブとインナチューブとの組み合わせからなり、かつアウタチューブがインナチューブの上方に位置する倒立タイプである。フロントフォーク4の上部には、操向ハンドル5が設けられ、下部には前輪3Fが支持される。
【0013】
メインフレーム21と補強パイプ24とは連結部材39によって下部で連結され、この連結部材39によって踏力伝達装置6が支持される。踏力伝達装置6は、クランク軸61の回転を後輪3Rに伝達する変速機を含む。クランク軸61には、クランク8を介してペダル9が取り付けられる。クランク8およびペダル9はクランク軸7に対して左右一対設けられる。
【0014】
スイングアーム23にはブラケット231が設けられ、メインフレーム21にはブラケット211が設けられ、これらブラケット231および211間には、スイングアーム23が上方に回動されるときの衝撃を緩和するクッション装置18が設けられる。クッション装置18にはリザーバタンク19から作動流体が供給される。
【0015】
メインフレーム21にはリヤフェンダ30が取り付けられ、リヤフェンダ30とメインフレーム21とにまたがってシート31が装着される。リヤフェンダ30は炭素繊維等、軽量素材で形成できる。前輪3Fおよび後輪3Rには、それぞれディスクブレーキ32,33が設けられる。また、操向ハンドル5に設けられる図示しない変速レバーから延びる変速機操作ケーブル101が前記補強パイプ24に沿って踏力伝達装置6に延びている。
【0016】
図2は、前記踏力伝達装置6のAA線(図1)断面図であり、常時歯合式の変速機60およびクランク軸61を主要な構成とし、前記変速機60は、複数の変速ギヤを一列に軸支する変速軸63,65,67を並列配置して構成される。
【0017】
クランク軸61は、その両端をボールベアリング681,691により回動自在に支持されている。各ボールベアリング681,691の外輪は、それぞれ右ケース半体68および左ケース半体69に圧入固定されている。クランク軸61の略中央部にはペダルスプロケット611が同軸状に挿貫されている。
【0018】
変速機60において、 第1変速軸63は、中空の回転軸630と、この中空軸630を回動自在に支持し、自身は回動不能に支持された棒状のクラッチ操作子631と、中空軸630にクラッチ機構(本実施形態では、ラチェットワンウエイ機構)632a,633a,634aを介して軸支された変速ギヤ632,633,634と、中空軸630に固定的に挿貫された被動スプロケット635と、中空軸630の側壁を貫通して浮沈自在に支持されたピン部材636,637と、クラッチ操作子631の一端に設けられたカムガイド638とを含む。
前記中空軸630は、その両端をボールベアリング682,692により回動自在に支持されている。各ボールベアリング682,692の外輪は、それぞれ右ケース半体68および左ケース半体69に圧入固定されている。第1変速軸63の被動スプロケット635と前記クランク軸61のペダルスプロケット611とは無端状のチェーン601により連結されている。
【0019】
前記クラッチ操作子631には通路881,882が設けられ、この通路を経由してクラッチ操作子631の外周面凹部が外部と連通される。この結果、ピン部材636,637の浮沈に伴う前記外周面凹部の体積変化すなわち内圧変化が解消されるので、良好なシフトフィールが得られるようになる。
【0020】
変速機60の第2変速軸65は、筒状の中空軸650と、中空軸650の外周に固定的に軸支された変速ギヤ652,653、654とを主要な構成とする。中空軸650は、その両端をボールベアリング683,693により回動自在に支持されている。各ボールベアリング683,693の外輪は、それぞれ右ケース半体68および左ケース半体69に圧入固定されている。
【0021】
変速機60の第3変速軸(出力軸)67は、中空軸670と、中空軸670を回動自在に軸支し、自身は回動不能に支持された棒状のクラッチ操作子671と、中空軸670にラチェットワンウエイ機構672a,673a,674aを介して軸支された変速ギヤ672,673,674と、中空軸670の側壁を貫通して浮沈自在に支持されたピン部材676,677と、クラッチ操作子671の一端に設けられたカムガイド678と、中空軸670の一端に連結された駆動スプロケット679とを含む。
【0022】
前記中空軸670は、その両端をボールベアリング684,694により回動自在に支持されている。各ボールベアリング684,694の外輪は、それぞれ右ケース半体68および左ケース半体69に圧入固定されている。前記クラッチ操作子671には通路883,884が設けられている。
【0023】
前記第1および第3変速軸63,67の各カムガイド638,678には、シフトプレート66の外周面に沿って設けられた制御面661が係合している。このシフトプレート66は、前記中空軸650の延長線上に固定的に配置された回転軸662により回動自在に軸支されている。シフトプレート66の端部には、前記変速機操作ケーブル101のニップルを係止するためのケーブル掛け64が挿貫されている。このシフトプレート66は、一端が回転軸662のフランジ部に係止されたリターンスプリング664により、前記操作ケーブルによる回動方向(シフトダウン方向)とは反対側(シフトアップ方向)に常時付勢されている。前記ケーブル掛け64には、一端がシフトプレート66に係止されたロストモーションスプリング663の他端が係止されている。
【0024】
前記ロストモーションスプリング663は、前記ケーブル掛け64がシフトダウン方向へ回動された際に前記シフトプレート66のロストモーションを可能にする。前記リターンスプリング664は、前記ケーブル掛け64がシフトアップ方向へ回動された際に前記シフトプレート66のロストモーションを可能にする。
【0025】
図3は、前記シフトプレート66の構造を示した図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は同図(a)のBB線断面図、同図(c)は、その外周面の円周方向に設けられた制御面661の展開平面図である。
【0026】
制御面661は、同図(c)に示したように、その位置1(M)〜7(M),1(D)〜7(D)によって軸方向の位置が異なっている。位置1(M)〜7(M)は前記第1変速軸63のカムガイド638と係合し、位置1(D)〜7(D)は前記第3変速軸67のカムガイド678と係合する。変速段は、各カムガイド638,678がそれぞれ1(M),1(D)に係合すれば1段、同2(M),2(D)に係合すれば2段…同7(M),7(D)に係合すれば7段となる。
【0027】
図4、5は、前記第1変速軸63および第3変速軸67のクラッチ機構を説明するための変速軸に沿った断面図およびそのAA線断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0028】
ここでは、5段(図2の状態)から4段へシフトダウンする場合、および6段へシフトアップする場合の動作を、第1変速軸63に着目して説明する。
【0029】
クラッチ操作子631の外周面には、図6に詳細に示したように、カム山631aおよびカム溝631cが連続するカム部が形成されている。カム山631aとカム溝631cとの境界部には、両者を結ぶ傾斜面631bが円周方向に沿って形成されている。
【0030】
変速段が5段の状態では、第1変速軸63のカムガイド638が図3(c)の位置5(M)に係合し、第3変速軸67のガイド678は位置5(D)に係合し、この結果、後に詳述するように、第1変速軸63の第1変速ギヤ632と第3変速軸の第2ギヤ673とが第2変速軸を介して連結される。
【0031】
図13は、各変速段1〜7における各カムガイド638、678の係合位置、および第2変速軸65を介して相互に連結される第1および第3変速軸63,67の各変速ギアの対応関係を示した図であり、前記5段以外、例えば2段では、第1変速軸63のカムガイド638が制御面661の位置2(M)に係合し、第3変速軸67のカムガイド678は位置2(D)に係合する。この結果、第1変速軸63の第3ギヤ634が第2変速軸65を介して第3変速軸63の第2変速ギヤ673と連結される。
【0032】
図2に示した5段の状態のとき、第1変速軸63では、図4(a)に示したように、ピン部材636,637のいずれもがクラッチ操作子631のカム溝631cに位置しているので、同図(b)に示したように、第1変速ギヤ632に関しては、一対のラチェット爪632bの自由端632cが中心方向に揺動され、中空軸630の外周面に設けられたギヤ歯630aと正転方向に関して係合する。同様に、第2、第3変速ギヤ633,634も、中空軸630のギヤ歯630aと正転方向に関して係合する。したがって、被動スプトケット635に入力された踏力に応じて中空軸630が矢印B方向に回転すれば、これに同期して全ての変速ギヤ632、633,634が矢印B方向に回転する。
【0033】
ただし、第2変速軸65は前記第1変速軸63の第1変速ギヤ632から自身の第1変速ギヤ652に伝達される駆動力により最も高速に回動されるので、図13にも示したように、第2変速軸65へは、第1変速軸63の第1変速ギヤ632から伝達される駆動力のみが作用し、第2,第3変速ギヤ633,634は、自身のクラッチ機構により実質的に空転することになる。
【0034】
このとき、第3変速軸67では、図14(a)に示したように、ピン部材676がクラッチ操作子671のカム溝に位置し、ピン部材677はクラッチ操作子671のカム山に位置するので、第1および第2変速ギヤ672,673のラチェットワンウエイ672a,673aのみがオンとなり、中空軸670と正転方向に関して係合する。ただし、第2変速ギヤ673の方が小径であり、第1変速ギヤ672はフリーとなるので、スプロケット635に入力された踏力は、第1変速軸63の第1変速ギヤ632,第2変速軸65および第3変速軸67の第2変速ギヤ673を介して駆動スプロケット679に伝達される。
【0035】
ここで、ドライバがペダルを漕ぎながら4段へのシフトダウン操作を行うと、変速操作ケーブル101が引き出されるので、シフトプレート66がリターンスプリング664の弾性力に抗して回動する。このシフト操作により、前記第1変速軸63のクラッチ操作子631が、前記制御面661とカムガイド638とによるカム機構により軸方向へ変位する。クラッチ操作子631が、図4(b)に示したように距離ΔL1だけ変位すると、ピン部材636がクラッチ操作子631の傾斜面631bの入口位置に達し、さらに中空軸630の回動に伴って傾斜面631bを乗り上げ始める。
【0036】
ここで、ドライバの変速操作が素早く行われたり、操作回数が多い場合、あるいは登坂時のようにクランク回転速度が小さく、中空軸630に対するラッチ操作子631の軸方向移動速度が制限されてしまう場合には、シフトプレート66の回転速度がケーブル掛け64の回転速度に追従できず、両者の位相差に応じた弾性力が前記ロストモーションスプリング663に蓄積される。
【0037】
その後、前記ロストモーションスプリング663に蓄積されていた弾性力と前記傾斜面631bとの相互作用により、図5(c)に示したように、踏力が入力されていればピン部材636が傾斜面631bを登り始め、さらに進むと、同図(d)に示したように、ピン部材636が、クラッチ操作子631のカム山631aに乗り上げる。この結果、ラチェット爪632bの自由端632cがピン部材636によって放射方向へ押し上げられるので、第1変速ギヤ632と中空軸630との係合関係が解除され、変速ギヤ633、634のみが中空軸630との係合関係を維持できる。
【0038】
このとき、第3変速軸67もΔL1だけ変位し、そのカムガイド678が制御面661の位置4(D)に係合する。しかしながら、位置4(D)は位置5(D)と同一なので、第3変速軸67の歯合状態は変化しない。この結果、第3変速軸67では、第1,第2変速ギヤ672,673のクラッチがオン、第3変速ギヤのクラッチがオフとなるが、第2変速ギヤ673が第1変速ギヤ672よりも小径なので、第1変速ギヤ672はフリーとなる。したがって、スプロケット635に入力された踏力は、第1変速軸63の第2変速ギヤ633,第2変速軸65および第3変速軸67の第2変速ギヤ673を介して駆動スプロケット679に伝達される。
【0039】
一方、ドライバが6段へのシフトアップ操作を行うと、変速操作ケーブル101がリターンスプリング664の弾性力により引き込まれるので、シフトプレート66が前記シフトダウン時とは逆向きに回動される。このシフト操作により、前記第1変速軸63のクラッチ操作子631が、前記制御面661とカムガイド638とによるカム機構により軸方向へ変位し、そのカムガイド638が制御面661の位置6(M)に係合する。
【0040】
なお、本実施形態では、図3(c)に示したように、制御面661の位置6(M)と前記位置4(M)とが同一なので、クラッチ操作子631およびピン部材636,637は、前記4段へのシフトダウン時と同様に動作する。
【0041】
このシフトアップ時に、その操作が素早く行われる等により、シフトプレート66の回転速度がケーブル掛け64の回転速度に追従できないと、本実施形態では、両者の位相差に応じた弾性力が前記リターンスプリング646に蓄積されるので、前記と同様にシフトプレート66のロストモーションが可能になる。
【0042】
第3変速軸67では、図14(b)に示したように、ピン部材677もクラッチ操作子671のカム溝に落ちるので、全ての変速ギヤ672,673,674のラチェットワンウエイ672a,673a,674aがオンとなる。ただし、第3変速軸67では第3変速ギヤ674が最も小径なので、他の変速ギヤ672,673はフリーとなる。したがって、スプロケット635に入力された踏力は、図13にも示したように、第1変速軸63の第2変速ギヤ633,第2変速軸65および第3変速軸67の第3変速ギヤ674を介して駆動スプロケット679に伝達される。
【0043】
このように、本実施形態によれば、クラッチ操作子631を中空軸630内に収容できるので、軸自体が回転する駆動系においても、簡単な構成で軸方向の小型化が可能な常時歯合式の変速装置を実現できる。
【0044】
また、本実施形態では、クラッチ操作子631の外側面に形成した凹凸状のカム部に、そのカム溝631cとカム山631aとを結ぶ傾斜面631bを円周方向に設け、ピン部材がカム溝631cからカム山631aまで小さな力で、かつ滑らかに上昇できるようにしたので、クランク軸に踏力が加わっている状態でも変速できる。
【0045】
さらに、本実施形態によれば、変速操作に変速機構が追従できない場合には、この変速操作がロストモーションスプリング663(シフトダウン時)またはリターンスプリング646(シフトアップ時)に弾性力として保持され、その後、この弾性力により変速機構が変速動作を行うので、変速操作が素早く行われたり、複数回の変速操作が行われたり、あるいは変速操作が低速走行時に行われたりした場合でも確実な変速が可能になる。したがって、変速タイミングに関する条件が緩和され、自由度の高い変速動作が可能になる。
【0046】
図7は、前記踏力伝達装置の第2実施形態の断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0047】
上記した第1実施形態では、第1および第3変速軸63,67のクラッチ操作子631,671と各変速ギヤとを係止または係止解除するクラッチ機構としてラチェットワンウエイ機構を採用するものとして説明したが、本実施形態では、前記ラチェットワンウエイ機構の代わりにローラワンウエイ機構を採用した点に特徴がある。なお、図7は4段の状態を表している。
【0048】
変速機70において、 第1変速軸73は、筒状の中空軸730と、この中空軸730に挿貫された棒状のクラッチ操作子731と、中空軸730にクラッチ機構としてのローラワンウエイ機構を介して軸支された変速ギヤ632,633,634と、中空軸730に固定的に挿貫されたスプロケット635と、中空軸730の側壁を貫通して浮沈自在に支持されたピン部材636,637と、クラッチ操作子731の一端に設けられたカムガイド638とを主要な構成とする。中空軸730は、その両端をボールベアリング682,692により回動自在に支持されている。各ボールベアリング682,692の外輪は、それぞれ右ケース半体68および左ケース半体69に圧入されている。第1変速軸63のスプロケット635と前記クランク軸61のペダルスプロケット611とは無端状のチェーン601により連結されている。クラッチ操作子731には通路885,886が設けられている。
【0049】
なお、変速機70の第2変速軸75は前記第1実施形態の第2変速軸65と同等の構成を有する。変速機70の第3変速軸77も、クラッチ機構がローラワンウエイ機構である点を除いて前記第1実施形態の第3変速軸67と同等の構成を有し、中空軸770に棒状のクラッチ操作子771が挿貫されている。クラッチ操作子771には通路886,887が設けられている。
【0050】
図8は、ローラワンウエイ機構の構造を示した断面図、図9は、中空軸730の軸に沿った断面図[同図(a) ]およびそのAA線断面図[同図(b) ]であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0051】
図9(b)に示したように、中空軸730は、外側面の軸方向に沿って等間隔で6つのスリット730aを具備し、各スリット730aの底部一端側には、中心孔に貫通する開口730bが形成されている。前記スリット730aの底部は、前記開口730bの形成された一端側が他端側よりも浅くなっている。
【0052】
図8に戻り、前記中空軸730の各スリット730a内には、軸方向に複数(本実施形態では、3つ)のローラ741が一列に収容され、前記各開口730bには前記ピン部材676が浮沈自在に収容されている。 前記ローラ741には、図10に示したように、その中央部の円周上に環状の溝741aが形成されている。各スリット730aの対向する側壁の一方には、当該スリット内でローラ741を他方の側壁側へ弾発するロックスプリング742が挿貫されている。
【0053】
図11は、前記ロックスプリング742の構成を示した斜視図であり、本実施形態では、一対のL型スプリング742a,742bのそれぞれの一方の主面同士を平面状に係合させた平面部と、前記一対のL型スプリングのそれぞれの他方の主面であって、前記平面部を一端および他端で支持する脚部とを含む。図12は、前記ロックスプリング742、ローラ741およびピン部材636の相対的な位置関係を別の角度から見込んだ図である。
【0054】
このような構成において、ピン部材636はクラッチ操作子731の軸方向の位置に応じて前記と同様に浮沈し、ピン部材636が沈んだ状態では、図8(a)に示したように、各ローラ741が各ロックスプリング742により図中時計回り方向へ弾発され、各スリット730a内を前記深い位置から浅い位置へ押される。したがって、中空軸730の外周面と変速ギヤ632の内周面とがローラ741を介して係止されるので、被動スプロケット635に入力された踏力に応じて中空軸730が矢印B方向に回転すると、これに同期して変速ギヤ632も矢印B方向に回転する。
【0055】
これに対して、ピン部材636が浮上した状態では、図8(b)に示したように、各ローラ741がピン部材636により、前記各ロックスプリング742の弾発力に抗して図中反時計回り方向へ押し戻され、中空軸730の各スリット内を、浅い位置から深い位置へ移動する。この結果、ローラ741を介した中空軸730と変速ギヤ632との係止が解消されるので、被動スプロケット635に入力された踏力に応じて中空軸730が矢印B方向に回転しても、変速ギヤ632は回転しない。
【0056】
本実施形態によれば、上記した第1実施形態と同等の効果が得られるのみならず、ローラワンウエイ構造では、前記ラチェットワンウエイ構造に較べてラッシュが小さくなるため、踏力を入力しながら変速した際のペダル部でのショックおよびラッシュの発生を大幅に低減することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1)クラッチ操作子を中空軸内に収容できるので、軸自体が回転する駆動系においても、簡単な構成で軸方向に小型化が可能な常時歯合式の変速装置を実現できる。
(2)クラッチ操作子が軸内に収容される常時歯合式の変速装置において、クラッチ機構を簡単な構成で実現できる。また、複数のクラッチ操作子を一つのカム機構により動作させるので、各クラッチ操作子の簡単かつ正確に同期させることができ、その結果、良好なシフトフィーリングが得られる。
(3)クラッチ機構のピン部材が、クラッチ操作子表面に形成されたカムのカム溝からカム山へ、小さな力で、かつ滑らかに上昇できるので、踏力が加わっている状態でも変速を行えるようになる。
(4)変速操作に変速機構が追従できない場合には、この変速操作がロストモーションスプリングまたはリターンスプリングに弾性力として保持され、その後、この弾性力により変速機構が変速動作を行うので、変速操作が素早く行われたり、複数回の変速操作が行われたり、あるいは変速操作が低速走行時に行われたりした場合でも確実な変速が可能になる。したがって、変速タイミングに関する条件が緩和され、自由度の高い変速動作が可能になる。
(5)クラッチ機構としてローラワンウエイ構造を採用すれば、踏力を入力しながら変速した際のペダル部でのショックおよびラッシュの発生を、クラッチ機構としてラチェットワンウエイ構造を採用した場合に較べて大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る変速機付き自転車の側面図である。
【図2】 図1に示した踏力伝達装置のAA線断面図である。
【図3】 シフトプレート66の構成を示した図である。
【図4】 変速軸の動作を示した図(その1)である。
【図5】 変速軸の動作を示した図(その2)である。
【図6】 クラッチ操作子の構成を示した図である。
【図7】 図1に示した踏力伝達装置の他の実施形態の線断面図である。
【図8】 ローラワンウエイ機構の断面図である。
【図9】 中空軸の断面図である。
【図10】 ローラワンウエイ機構のローラの斜視図である。
【図11】 ローラワンウエイ機構のロックスプリングの斜視図である。
【図12】 ローラワンウエイ機構の主要部の構成を示した図である。
【図13】 各変速段におけるカムガイドの係合位置および相互に連結される第1および第3変速軸の各変速ギアの対応関係を示した図である。
【図14】 第3変速軸の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
60…常時歯合式変速機、61…クランク軸、63,65,67…変速軸、66…シフトプレート、68…右ケース半体、69…左ケース半体、601…チェーン、611…ペダルスプロケット、630,650…中空軸、631,671…クラッチ操作子、632,633,634,652,653,654,672,673,674…変速ギヤ、635…被動スプロケット、636,637…ピン部材、638,678…カムガイド、661…制御面

Claims (12)

  1. 複数の変速ギヤを中空軸で一列に軸支して構成された変速軸の複数を、相互に対応する変速ギヤ同士が歯合するように並列配置し、中空軸と同期回転させる変速ギヤを変速軸ごとに選択的に切り替えて所望の減速比を得る車両用変速装置において、中空軸と変速ギヤとの間に設けられ、中空軸と各変速ギヤとを同期または同期解除させるクラッチ機構と、前記中空軸内に収容されたクラッチ操作子と、変速操作に応答して回動されると共に、複数のクラッチ操作子をその軸方向に駆動させ、各軸のギヤを連動して選択的に切り替える略円盤状の操作子駆動手段とを具備し、前記クラッチ機構は、前記クラッチ操作子の軸方向の位置に応じて、各変速ギヤを中空軸に対して選択的に同期または同期解除させることを特徴とする車両用変速装置。
  2. 前記操作子駆動手段は、前記変速操作に応答して回動する回転体およびその回転軸を含み、前記回転体は、その回転角度に応じて軸方向に変位する制御面を具備し、前記クラッチ操作子は、前記制御面と係合するガイド部を具備し、前記クラッチ操作子は、前記回転体の回転に応じて前記制御面が変位すると、この変位量に応答して軸方向へ駆動されることを特徴とする請求項に記載の車両用変速装置。
  3. 前記クラッチ機構は、前記中空軸の側壁を放射方向に貫通する開口内に浮沈自在に収容されたピン部材と、前記各変速ギヤを前記中空軸に対して、前記ピン部材の浮沈に連動して係止または係止解除する係止部材とを具備し、前記クラッチ操作子は棒状体であって、その外周面に予定の規則で配置された凹凸状のカム部を具備し、前記クラッチ操作子を前記中空軸内で移動させて前記カム部を前記ピン部材の底部に係合させることにより、前記ピン部材を選択的に浮沈させることを特徴とする請求項2に記載の車両用変速装置。
  4. 前記クラッチ操作子は、該クラッチ操作子の外周面に配置された凹部と外部とを連通する通路を有することを特徴とする請求項3に記載の車両用変速装置。
  5. 前記変速操作が伝達される変速ケーブルの変位に応答して回動し、前記回転体の回転軸と同軸状かつ当該回転体との相対回転を許容して軸支されたケーブル掛けと、前記ケーブル掛けと回転体との間に連結されたロストモーションスプリングとをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の車両用変速装置。
  6. 前記カム部は、円周方向にカム溝からカム山へ連続する傾斜面を具備したことを特徴とする請求項3に記載の車両用変速装置。
  7. 前記係止部材がラチェットワンウエイ構造であることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速装置。
  8. 前記係止部材がローラワンウェイ構造であることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速装置。
  9. 前記ローラワンウェイ構造は、円柱状体と、前記円柱状体を係止解除位置から係止位置へ弾発する弾性体とを含み、前記円柱状体は、その中央部の円周上に環状の溝を具備し、浮上したピン部材が前記環状溝に係合して、円柱状体を前記係止位置から係止解除位置へ移動させることを特徴とする請求項8に記載の車両用変速装置。
  10. 前記弾性体は、一対のL型スプリングのそれぞれの一方の主面同士を平面状に係合させた平面部と、前記一対のL型スプリングのそれぞれの他方の主面であって、前記平面部を一端および他端で支持する脚部とを含むことを特徴とする請求項9に記載の車両用変速装置。
  11. 前記複数の変速軸が第1,第2及び第3変速軸であり、第1変速軸に入力された動力が第2変速軸を介して第3変速軸へ伝達され、前記第1および第3変速軸では、各変速ギヤが前記クラッチ機構を介して軸支され、前記第2変速軸では、各変速ギヤが固定的に軸支されたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の車両用変速装置。
  12. 前記第1および第3変速軸が前記クラッチ操作子をそれぞれ具備し、各クラッチ操作子が共通の操作子駆動手段により駆動されることを特徴とする請求項11に記載の車両用変速装置。
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