JP3838213B2 - 台形波信号生成回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンデンサへの充放電電流を制御することによって台形波信号を生成する台形波信号生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、台形波の上り傾斜と下り傾斜のうちの一方の傾斜を途中で折り曲げる手段と、この折れ曲り点の前後の傾斜のうち急峻な方の傾斜を折り曲げない方の傾斜よりも急峻にする手段と、緩やかな方の傾斜を折り曲げない他方の傾斜よりも緩やかにする手段とを備えてなる波形成形回路が開示されている。具体的には、コンデンサを備え、その両端電圧に応じてコンデンサの充放電電流を段階的に変化させるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭52−112263号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
方形波信号のレベルが変化した時、その急峻な立ち上がり部分と立ち下がり部分に含まれる高調波成分によってノイズが発生する。例えば、レベルが頻繁に変化する方形波信号を車載電子機器に用いるとラジオノイズが発生する。こうしたノイズを低減するためには、方形波信号に替えて台形波信号を用いることが有効な手段となる。
【0005】
図5は、台形波発生回路の一例を示しており、図6は、その台形波発生回路1の動作波形を示している。入力信号SinがHレベルになると、コンデンサ2は定電流回路3の出力電流I1によって充電され、出力電圧Voは直線的に増加する。また、入力信号SinがLレベルになると、コンデンサ2は定電流回路4の出力電流と定電流回路3の出力電流との差電流I1によって放電され、出力電圧Voは直線的に減少する。
【0006】
しかし、このようにして得られた電圧Vo(台形波信号)は、立ち上がり部分および立ち下がり部分の肩の部分(増減開始部分または増減終了部分)で傾きがステップ的に変化するため、高調波成分を十分に低減できない。このため、上記従来技術のように、充放電電流を段階的に変化させて肩の部分での傾きの変化を低減する手段が提案されている。しかし、コンデンサ2の両端電圧に応じて充放電電流を段階的に変化させる方法では、その段階数に応じた数の比較手段が必要となり、波形を滑らかにするほど回路規模が増大するという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、回路規模を極力小さく抑えつつ滑らかに変化する台形波信号を生成する台形波信号生成回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、第2の電流出力回路が出力する放電電流は第1の電流出力回路が出力する充電電流よりも大きく設定されており、波形制御信号が第1のレベルにある場合、コンデンサは上記放電電流と充電電流との差電流によって放電される。このときのコンデンサの端子間電圧の低下率(傾き)は、その差電流の大きさに応じて定まる。これに対し、波形制御信号が第2のレベルにある場合、第2の電流出力回路は放電電流の出力を停止するので、コンデンサは、第1の電流出力回路が出力する充電電流によって充電され、このときのコンデンサの端子間電圧の上昇率(傾き)は、その充電電流の大きさに応じて定まる。
【0009】
第1、第2の電流出力回路は、それぞれ指令信号に応じた大きさの充電電流、放電電流を流すように構成されており、電流制御回路は、例えば後述する充放電回路のように連続的な指令信号を出力可能な構成となっている。これにより、波形制御信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時点から充電電流の大きさが連続的に増加し、台形波信号が所定の基準レベルに達した後に連続的に減少する。また、波形制御信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時点から充電電流の大きさと放電電流の大きさが共に連続的に増加し、台形波信号が基準レベルに達した後に連続的に減少する。
【0010】
コンデンサの端子間電圧(台形波信号)は充放電電流を積分したものであることから、上記の制御を行うと、台形波信号の肩の部分(増減開始部分または増減終了部分)での傾きの変化が非常に滑らかになり、台形波信号に含まれる高調波成分を低減することができる。本手段は、コンデンサの端子間電圧に基づく段階的な電流制御とは異なり、電流制御回路で生成される指令信号に基づく連続的な電流制御を行っているので、複数の比較手段を用いる必要がない。このため、回路規模を極力小さく抑えつつ発生するノイズを低減することができる。また、台形波信号と基準電圧との比較に基づいて充放電電流の増加から減少に転じる時点を制御しているので、立ち上がり後および立ち下がり後のコンデンサの端子間電圧を制御できる。
【0011】
請求項2に記載した手段によれば、充電電流および放電電流の大きさは、波形制御信号のレベルが変化した時点から時間の経過とともに1次関数に従って増減するので、コンデンサの端子間電圧は2次関数に従って変化する。従って、従来の台形波信号に比べて特に肩の部分での波形が非常に滑らかになる。
【0012】
請求項3に記載した手段によれば、充電電流および放電電流の大きさは、波形制御信号のレベルが変化した時点から時間の経過とともに2次関数に従って増減するので、コンデンサの端子間電圧は3次関数に従って変化する。従って、請求項2に記載したものに対し、肩の部分での波形が一層滑らかになる。
【0013】
請求項4に記載した手段によれば、基準レベルが電源電圧の1/2のレベルに設定されており、充電電流と放電電流についてその増加時の変化率と減少時の変化率とが等しい。このため、台形波信号の波形が、電源電圧の1/2のレベルを挟んで両電源電位側で対称的となる。
【0014】
請求項5に記載した手段によれば、波形制御信号が第1のレベルにある期間放電電流としてオフセット電流を流し続け、波形制御信号が第2のレベルにある期間充電電流としてオフセット電流を流し続ける。これにより、立ち上がり後および立ち下がり後のコンデンサの端子間電圧を電源電位付近に整定させることができ、コンデンサへの充放電が繰り返された場合でもコンデンサの端子間にオフセット電圧が生じることを防止できる。
【0015】
請求項6に記載した手段によれば、電流制御回路が第1、第2の電流出力回路に与える指令信号は、1段以上縦続接続された充放電回路により生成される。一般に、各段の充放電回路内の指令信号用コンデンサへの充放電電流は、その前段の充放電回路内の指令信号用コンデンサの端子間電圧により定まる。このため、充放電回路を1段設けるごとに、その最終段から出力される指令信号の波形はより滑らかになり、それに伴って台形波信号もより滑らかな波形となる。
【0016】
請求項7に記載した手段によれば、電流制御回路は1段の充放電回路から構成されており、その充放電回路に一定の電圧が入力されるので、当該充放電回路内の指令信号用コンデンサの端子間電圧(指令電圧)は、1次関数に従って増減し、コンデンサの端子間電圧(台形波信号)は2次関数に従って変化する。
【0017】
請求項8に記載した手段によれば、電流制御回路は2段の充放電回路から構成されており、その1段目の充放電回路に一定の電圧が入力されるので、1段目の充放電回路内の指令信号用コンデンサの端子間電圧は1次関数に従って増減し、2段目の充放電回路内の指令信号用コンデンサの端子間電圧(指令電圧)は2次関数に従って増減し、コンデンサの端子間電圧(台形波信号)は3次関数に従って変化する。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
図1に示す台形波発生回路11(台形波信号生成回路に相当)は、車両(自動車)のドア、ミラー、ルーフ、シート、ワイパ、メータ、空調などボディ系の制御を行うためのECU(Electronic Control Unit) に用いられる制御用IC(半導体集積回路装置)に内蔵されている。この制御用ICには、本回路の他にCPU、メモリなど各種機能を持ったディジタル回路および各種機能を持ったアナログ回路が内蔵されている。
【0019】
制御用ICは、複数のスイッチからそのオンオフ状態を入力する機能を備えている。図示しないが、各スイッチの一端子側はそれぞれ抵抗を介して共通に接続されており、各スイッチの他端子側はそれぞれグランドに接続されている。上記共通接続端子には、台形波発生回路11から出力される台形波信号が周期的に印加され、それに合わせてCPUが入力ポートを介して各スイッチの一端子側の電圧レベルを入力するようになっている。このようにスイッチに対し間欠的に台形波信号を与えるのは、消費電流とラジオノイズを低減するためである。
【0020】
このような目的に供される台形波発生回路11は、充放電回路12と電流制御回路13とから構成されており、電源線14、15を介して電源電圧Vccが供給されることにより動作するようになっている。台形波信号は、コンデンサ16の両端子間の電圧Voとして生成され、この電圧Voは、バッファ回路17を介して出力されるようになっている。
【0021】
電源線14とコンデンサ16の一端子との間には電流出力回路18(第1の電流出力回路に相当)が接続されており、コンデンサ16の一端子と電源線15との間すなわちコンデンサ16の両端子間には、トランジスタにより構成されるスイッチ回路19と電流出力回路20とからなる直列回路21(第2の電流出力回路に相当)が接続されている。電流出力回路18、20は、それぞれコンデンサ16に対し充電電流、放電電流を流すもので、電流出力回路20は、電流出力回路18の2倍(K=2)の電流を出力するようになっている。
【0022】
電流出力回路18、20は、上記2倍の関係を保ったまま、制御信号に応じて出力電流が変化するようになっている。V/I変換回路22は、電流制御回路13から出力された電圧V1(指令信号、指令電圧に相当)を入力し、その電圧に応じた制御信号を電流出力回路18、20に与えるようになっている。
【0023】
また、上記スイッチ回路19は、インバータ23を介して与えられる入力信号Sin(波形制御信号に相当)によりオンオフ状態が切り替えられるようになっている。すなわち、スイッチ回路19は、入力信号SinがLレベル(第1のレベルに相当)の場合にオンとなり、入力信号SinがHレベル(第2のレベルに相当)の場合にオフとなる。
【0024】
一方、電流制御回路13は、充放電回路24、コンパレータ25および排他的論理和のゲート26から構成されている。本実施形態は、充放電回路が1段構成の場合を表している。その充放電回路24は、上述した充放電回路12と同様に、コンデンサ27(指令信号用コンデンサに相当)、電源線14とコンデンサ27の一端子との間に接続された電流出力回路28、コンデンサ27の両端子間に直列に接続されたスイッチ回路29と電流出力回路30およびV/I変換回路31から構成されている。充放電回路24のうちコンデンサ27を除いた回路部分が、充放電制御回路に相当する。
【0025】
コンパレータ25(比較手段)は、電源電圧Vccの1/2の大きさを持つ基準電圧Vaと電圧Voとを比較するもので、電圧Voが基準電圧Vaよりも高いときにLレベルとなり低いときにHレベルとなる信号Saを出力するようになっている。また、ゲート26は、入力信号Sinと信号Saとの排他的論理和である信号Sbを出力するようになっている。スイッチ回路29は、信号SbがLレベルの場合にオフとなり、信号SbがHレベルの場合にオンとなる。
【0026】
次に、台形波発生回路11の動作について図2も参照しながら説明する。
図2は、各部の信号と電圧の波形を示すもので、上から順に入力信号Sin、コンパレータ25の出力信号Sa、ゲート26の出力信号Sb、入力電圧Vin、電流制御回路13の出力電圧V1、コンデンサ27に流れ込む電流I2、コンデンサ16に流れ込む電流I1、台形波発生回路11の出力電圧Voを表している。入力電圧Vinは一定であり、入力信号Sinは、一定の周期と一定のHレベル幅とを持つ周期的な波形である。図2では表示の都合上周期を縮めて表しているが、実際の入力信号Sinは数十msecの周期と数百μsecのHレベル幅とを有している。
【0027】
台形波信号である電圧Voの立ち上がり部分および立ち下がり部分での高調波成分を低減するためには、電圧Voの増減開始部分(図2に示すa部とc部)および増減終了部分(図2に示すb部とd部)における電圧変化率(傾き)を徐々に変化させることが有効となる。そこで、本実施形態では、これら電圧Voの増減開始部分と増減終了部分(以下、肩の部分と称す)を、1次関数(直線)ではなく2次関数に従って連続的に且つ滑らかに変化させるようにしている。
【0028】
コンデンサ16の端子間電圧Voがコンデンサ16に流れ込む電流I1を積分したものであることに着目すれば、電流I1の大きさは、図2に示すように入力信号Sinが変化した時点から1次関数に従って増加し、その後1次関数に従って減少するように制御すればよい。そのためには、V/I変換回路22と電流出力回路18、20とからなる部分の電圧-電流入出力特性がリニアである場合、指令信号である電圧V1も、図2に示すように入力信号Sinが変化した時点から1次関数に従って増加し、その後1次関数に従って減少する電圧とすればよい。この点に留意して、以下さらに詳細に説明する。
【0029】
図2に示す時刻t1において、電圧Voはほぼ0Vにまで低下しており基準電圧Vaよりも低いため、コンパレータ25の出力信号SaはHレベルとなっている。入力信号SinがLレベルからHレベルに変化すると、スイッチ回路19がオフになり、ゲート26の出力信号SbがLレベルになることからスイッチ回路29もオフになる。これにより、コンデンサ27には電流出力回路28から正の一定の電流I2が流れ込み、コンデンサ27の端子間電圧V1は0Vから直線的に上昇する。それに伴って、コンデンサ16には電流出力回路18から直線的に上昇する電流I1が流れ込み、上述したように電圧Voは2次関数に従って徐々に傾きを増加させながら上昇する。
【0030】
時刻t2において電圧Voが基準電圧Vaを超えると、信号SaがHレベルからLレベルへと変化し、信号SbがLレベルからHレベルへと変化する。これにより、スイッチ回路29がオンとなってコンデンサ27に負の一定電流I2が流れ、コンデンサ27の端子間電圧V1は直線的に低下する。それに伴って、コンデンサ16には電流出力回路18から直線的に低下する電流I1(>0)が流れ込み、電圧Voは2次関数に従って徐々に傾きを減少させながら上昇する。そして、時刻t3において電圧V1が0になると、電圧Voは上昇を停止する。
【0031】
このときの電圧Voは、電流出力回路20と電流出力回路18との出力電流比および電流出力回路30と電流出力回路28との出力電流比が2倍に設定されており、基準電圧VaがVcc/2に設定されていることから電源電圧Vccにほぼ等しくなる。また、時刻t1からt2までの電圧Voの波形と時刻t2からt3までの電圧Voの波形とは対称的な波形となる。以上の動作は、電圧Voの立ち下がり部分である時刻t4からt6までの期間においても同様となる。
【0032】
制御用ICは、この台形波発生回路11を用いて台形波状の電圧Voを周期的に出力し、この電圧Voが電源電圧Vccにほぼ等しくなった期間(時刻t3からt4までの期間)において、各スイッチのオンオフ状態を順にまたは一斉に検出することができる。
【0033】
以上説明したように、本実施形態によれば、充放電回路12の電流出力回路18、20は、それぞれ電流制御回路13から出力される電圧V1に応じた大きさの充電電流、放電電流を流すように構成されており、その電流制御回路13は、1段構成の充放電回路24により、入力信号Sinのレベルが変化した時点から1次関数に従って増減する電圧V1を出力するようになっている。これにより、コンデンサ16に流れ込む電流I1も1次関数に従って増減し、コンデンサ16の端子間電圧Vo(台形波信号)は、2次関数に従って増減するようになる。その結果、特に台形波信号の肩の部分での傾きが徐々に変化するようになり、台形波信号に含まれる高調波成分が低減し、ラジオや他の車載電子機器に与えるノイズを低減することができる。
【0034】
この台形波発生回路11は、コンデンサ16の端子間電圧Voに基づく段階的な電流制御とは異なり、電流制御回路13で生成される電圧V1(指令信号)に基づく連続的な電流制御を行っているので、複数のコンパレータを用いることなく滑らかな台形波信号を得ることができ、回路規模を極力小さく抑えてICのコストを低減することができる。
【0035】
また、電流制御回路13は、唯一有するコンパレータ25を用いて電圧Voと基準電圧Vaとを比較し、電圧Voが基準電圧Vaに達した時点で電圧V1の大きさを増加から減少に転じるように制御しているため、結果的に台形波信号としての立ち上がり後および立ち下がり後の電圧Voの値を正確に制御することができる。
【0036】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図3および図4を参照しながら説明する。
図3は、台形波発生回路の構成を示すもので、図1と同一構成部分には同一符号を付して示している。この図3に示す台形波発生回路32は、図1に示す台形波発生回路11に対し、電流制御回路33を縦続接続された2段の充放電回路24、34から構成した点が異なっている。
【0037】
2段目の充放電回路34は、1段目の充放電回路24と同様に、コンデンサ35(指令信号用コンデンサに相当)、電源線14とコンデンサ35の一端子との間に接続された電流出力回路36、コンデンサ35の両端子間に直列に接続されたスイッチ回路37と電流出力回路38およびV/I変換回路39から構成されている。スイッチ回路37は、スイッチ回路29と同様に信号Sbによりオンオフ制御されるようになっており、電流出力回路38は、電流出力回路36の2倍の電流を出力するようになっている。充放電回路34のうちコンデンサ35を除いた回路部分が充放電制御回路に相当する。この充放電回路34は、充放電回路24からの電圧V1を入力とし、充放電回路12に対し電圧V2(指令信号、指令電圧に相当)を出力するようになっている。
【0038】
図4は、各部の信号と電圧の波形を示すもので、上から順に入力信号Sin、コンパレータ25の出力信号Sa、ゲート26の出力信号Sb、入力電圧Vin、1段目の充放電回路24の出力電圧V1、2段目の充放電回路34(電流制御回路33)の出力電圧V2、コンデンサ27に流れ込む電流I2、コンデンサ35に流れ込む電流I3、コンデンサ16に流れ込む電流I1、台形波発生回路11の出力電圧Voを表している。入力電圧Vinは一定であり、周期等については図2と同様である。
【0039】
この図4において、電流制御回路33の1段目の充放電回路24が出力する電圧V1は、図2に示す電圧V1と同じである。信号SbがLレベルにある時刻t1からt2までの期間、コンデンサ35に電流出力回路36から直線的に上昇する電流I3が流れ込み、電圧V2は2次関数に従って上昇する。それに伴って、コンデンサ16には電流出力回路18から上記2次関数に従って上昇する電流I1が流れ込み、電圧Voは3次関数に従って徐々に傾きを増加させながら上昇する。
【0040】
信号SbがHレベルにある時刻t2からt3までの期間、コンデンサ35にはその大きさが直線的に低下する負の電流I3が流れ、コンデンサ35の端子間電圧V2は2次関数に従って低下する。それに伴って、コンデンサ16には電流出力回路18、20により上記2次関数に従って低下する電流I1(>0)が流れ込み、電圧Voは3次関数に従って徐々に傾きを減少させながら上昇する。そして、時刻t3において電圧V2が0になると、電圧Voは上昇を停止する。以上の動作は、電圧Voの立ち下がり部分である時刻t4からt6においても同様となる。
【0041】
このように、電流制御回路33を2段の充放電回路24、34から構成すると、充放電回路12に対する指令信号である電圧V2が2次関数に従って変化するようになり、台形波信号である電圧Voは3次関数に従って増減するようになる。その結果、台形波信号の肩の部分での傾きが一層緩やかに変化するようになり、台形波信号に含まれる高調波成分を一層低減することができる。
【0042】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第1の実施形態において、指令信号(指令電圧)である電圧V1が0Vまで低下しないように若干のオフセット電圧を与えるとよい。このようにすれば、入力信号SinがLレベルの期間、コンデンサ16を放電させるためのオフセット電流が流れ続け、コンデンサ16の端子間電圧Voを確実に0Vまで低下させることができる。また、入力信号SinがHレベルの期間、コンデンサ16を充電させるためのオフセット電流が流れ続け、コンデンサ16の端子間電圧Voを確実に電源電圧Vccまで上昇させることができる。従って、コンデンサ16への充放電が繰り返された場合でもコンデンサ16の端子間にオフセット電圧が生じることを防止できる。第2の実施形態でも同様に、電圧V2が0Vまで低下しないように若干のオフセット電圧を与えるとよい。
【0043】
電流制御回路は、縦続接続された3段以上の充放電回路から構成してもよく、また、充放電回路とは異なる回路構成にしてもよい。
電流出力回路20と電流出力回路18の出力電流比は2に限られない。一般に、電流出力回路20は、電流出力回路18のK倍(K>1)の電流を出力するものであればよい。この関係は、電流出力回路28と電流出力回路30、および電流出力回路36と電流出力回路38についても同様となる。
基準電圧Vaは、電源電圧Vccの1/2の大きさに限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す台形波発生回路の電気的構成図
【図2】 各部の信号と電圧の波形を示す図
【図3】 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図4】 図2相当図
【図5】 従来技術を示す図1相当図
【図6】 図2相当図
【符号の説明】
11、32は台形波発生回路(台形波信号生成回路)、13、33は電流制御回路、16はコンデンサ、18は電流出力回路(第1の電流出力回路)、21は直列回路(第2の電流出力回路)、24、34は充放電回路、27、35はコンデンサ(指令信号用コンデンサ)である。

Claims (8)

  1. 両端子間から台形波信号が取り出されるコンデンサと、
    このコンデンサに対し、指令された大きさを持つ充電電流を流す第1の電流出力回路と、
    波形制御信号が第1のレベルにある場合に前記コンデンサから前記充電電流のK倍(K>1)の大きさを持つ指令された大きさの放電電流を流し、前記波形制御信号が第2のレベルにある場合に前記放電電流の出力を停止する第2の電流出力回路と、
    前記波形制御信号が第1のレベルから第2のレベルに変化した時点から前記充電電流の大きさが連続的に増加し、前記台形波信号が所定の基準レベルに達した後に連続的に減少するように前記第1の電流出力回路に対し指令信号を与え、前記波形制御信号が第2のレベルから第1のレベルに変化した時点から前記充電電流の大きさと前記放電電流の大きさが共に連続的に増加し、前記台形波信号が前記基準レベルに達した後に連続的に減少するように前記第1および第2の電流出力回路に対し指令信号を与える電流制御回路とを備えて構成されていることを特徴とする台形波信号生成回路。
  2. 前記電流制御回路は、前記波形制御信号のレベルが変化した時点から、前記充電電流および前記放電電流の大きさが時間の経過とともに1次関数に従って増減するような指令信号を生成することを特徴とする請求項1記載の台形波信号生成回路。
  3. 前記電流制御回路は、前記波形制御信号のレベルが変化した時点から、前記充電電流および前記放電電流の大きさが時間の経過とともに2次関数に従って増減するような指令信号を生成することを特徴とする請求項1記載の台形波信号生成回路。
  4. 前記基準レベルは電源電圧の1/2のレベルに設定されており、前記電流制御回路は、前記充電電流および前記放電電流についてその増加時の変化率と減少時の変化率とが等しくなるような指令信号を生成することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の台形波信号生成回路。
  5. 前記電流制御回路は、前記波形制御信号が第1のレベルにある期間前記放電電流として所定のオフセット電流を流し続けることを可能とし、前記波形制御信号が第2のレベルにある期間前記充電電流として所定のオフセット電流を流し続けることを可能とする指令信号を生成することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の台形波信号生成回路。
  6. 前記第1および第2の電流出力回路は、入力された指令電圧に応じた電流を出力するように構成され、
    前記電流制御回路は、縦続接続された1段以上の充放電回路を有し、その最終段の充放電回路から前記指令電圧を出力するように構成され、
    前記充放電回路は、両端子間から電圧が出力される指令信号用コンデンサと、前記波形制御信号のレベルが変化した時点から入力電圧に応じた電流で前記指令信号用コンデンサを充電し、前記台形波信号が前記基準レベルに達した後に入力電圧に応じた電流で前記指令信号用コンデンサを放電する充放電制御回路とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の台形波信号生成回路。
  7. 前記電流制御回路は、1段の充放電回路から構成されており、その充放電回路に一定の電圧が入力されるようになっていることを特徴とする請求項6記載の台形波信号生成回路。
  8. 前記電流制御回路は、2段の充放電回路から構成されており、その1段目の充放電回路に一定の電圧が入力されるようになっていることを特徴とする請求項6記載の台形波信号生成回路。
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