JP3838100B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関の排気浄化装置として、例えば特開2001−115883号公報に開示の技術が知られている。
この従来技術は、流入する排気成分を酸化する機能と、排気成分のうちパティキュレート(PM)をトラップする機能(ディーゼルパティキュレートフィルタDPFとしての機能)とを有する排気浄化手段を備え、PMのトラップ量が所定値を超えたとき(DPF再生時期)に、ポスト噴射を行うと共に排気絞り弁(又は吸気絞り弁)を全閉にすることで、排気浄化手段の温度を上昇させてDPF再生を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来技術のように排気浄化手段が酸化機能を有する場合、排気浄化手段の昇温には排気中のHCの酸化熱が(COの酸化熱に比べ)大きく影響しており、排気中のHC量が増大するほど酸化熱が増大し、排気浄化手段を効果的に昇温できる。
【0004】
この場合、図9に吸気絞りによる排気の空気過剰率(排気λ)の変化に対するHC、CO量、図10にポスト噴射による排気λの変化に対するHC、CO量を示すように、排気中のHC量は、ポスト噴射による排気λの変化に対しては感度が良いが(図10)、吸気絞りによる排気λの変化に対しては感度が悪い(図9)。よって、排気λが同じであっても、その排気λを実現させる際のポスト噴射と吸気絞りとの分担によって排気中のHC量が変化する。
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、DPF再生のための排気浄化手段の昇温の際に、ポスト噴射と吸気絞りとの分担については一切考慮していないため、以下のような問題点があった。
図11に示すように、DPF再生の際、吸気絞り弁の分担の方が大きい状態(再生状態A)と、ポスト噴射の分担の方が大きい状態(再生状態B)とを比較すると、排気λが同じであれば、排気浄化手段の温度は再生状態Bの方が高くなり(同図中c、d)、排気浄化手段の温度が同じであれば、排気λは再生状態Aの方が小さくなる(同図中e、f)。
【0006】
従って、上記従来技術では、DPF再生の際に、場合によっては、ポスト噴射の分担が大きすぎ、排気浄化手段の温度が高くなりすぎて排気浄化手段を溶損させたり、吸気絞り弁の分担が大きすぎ、排気λが小さすぎてPMが燃焼せずDPF再生が行えなくなるといった恐れがあった。
本発明は、このような従来の問題点を解決する内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1又は請求項2の発明では、機関の排気通路中に配設され、流入する排気成分を酸化する機能を有する排気浄化手段と、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率(排気λ)を変更可能で、この変更に伴って生じる前記排気浄化手段の温度変化幅が大きい第1の排気制御手段と、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率(排気λ)を変更可能で、この変更に伴って生じる前記排気浄化手段の温度変化幅が小さい第2の排気制御手段と、前記排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき前記第1の排気制御手段を選択し、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を目標の空気過剰率に一致させるとき前記第2の排気制御手段を選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
特に請求項1の発明では、前記第2の排気制御手段は、機関が吸入する空気の量を変更する吸気絞り弁を含んで構成されることを特徴とする。
特に請求項2の発明では、前記第2の排気制御手段は、機関の排気通路から吸気通路に還流されるEGRガスの量を変更するEGR弁を含んで構成されることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明では、前記第1の排気制御手段が選択されたときは前記排気浄化手段に流入する排気中のHC量が主に変更され、前記第2の排気制御手段が選択されたときは前記排気浄化手段に流入する排気中のCO量が主に変更されることを特徴とする。
請求項4の発明では、前記第1の排気制御手段は、排気中に燃料を供給可能な燃料供給手段を含んで構成されることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明では、前記選択手段は、前記排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき、前記排気浄化手段のHC酸化機能が活性化するまでの間は、前記第2の排気制御手段を選択することを特徴とする。
請求項6の発明では、前記選択手段は、前記排気浄化手段の再生に先立つ昇温時に前記第1の排気制御手段を優先的に選択し、昇温後の再生時に前記第2の排気制御手段を優先的に選択することを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明では、前記選択手段は、前記排気浄化手段の硫黄(S)被毒を解除する際には、前記第2の排気制御手段を優先的に選択することを特徴とする。
請求項8の発明では、前記排気浄化手段が排気中のパティキュレートを捕集するフィルタとしての機能と、触媒としての機能とを有し、前記フィルタの再生要求と前記触媒の再生要求とが同時になされた場合は、前記フィルタの再生を優先的に行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】
請求項1又は請求項2の発明によれば、排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき、特に排気浄化手段の温度が目標から乖離しているときに、前記第1の排気制御手段を選択することで、排気λを殆ど変えることなく、排気浄化手段の温度を制御可能となる。また、排気λを目標の排気λに一致させるとき、特に排気λが目標値から乖離しているときに、前記第2の排気制御手段を選択することで、排気浄化手段の温度を殆ど変えることなく、排気λを制御可能となる。
特に請求項1の発明によれば、吸気絞りにより、主に排気中のCO量を制御でき、発熱量の小さいCO量の制御により、排気浄化手段の温度を変化させることなく、排気λを変化させ得る。
特に請求項2の発明によれば、EGRにより、主に排気中のCO量を制御でき、発熱量の小さいCO量の制御により、排気浄化手段の温度を変化させることなく、排気λを変化させ得る。
【0013】
請求項3の発明によれば、発熱量の大きいHC量が多くなる制御と、発熱量の小さいCOが多くなる制御とを切換えることで、同一の排気λで排気浄化手段の温度を変化させたり、同一の温度で排気λを変化させることが可能となる。
請求項4の発明によれば、ポスト噴射等により、排気中に燃料を供給することで、主に排気中のHC量を制御でき、発熱量の大きいHC量の制御により、排気λをあまり変化させることなく、排気浄化手段の温度を変化させ得る。
【0015】
請求項5の発明によれば、排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき、排気浄化手段のHC酸化機能が活性化するまでの間は、前記第2の排気制御手段を選択して、排気中のCO量を増大させることにより、排気浄化手段の温度を目標の温度まで昇温させる時間を最短に制御可能となる。これは、HC酸化機能の活性化(HC浄化率が50%を超える状態)を生じる温度より、CO酸化機能の活性化(CO浄化率が50%を超える状態)を生じる温度の方が低く、それ故、低温では、COの酸化熱を活用して排気浄化手段を昇温させることが得策だからである。
【0016】
請求項6の発明によれば、排気浄化手段の再生に際し、再生可能温度に到達するまでは排気λよりも昇温を優先させることで、再生時間を短縮可能となり、再生可能温度に到達した後は、排気λの制御を優先させることで、再生中の溶損を防止することが可能となる。
請求項7の発明によれば、排気浄化手段のS被毒を解除する際には、リーン雰囲気ではS被毒解除ができないことから、排気λの制御を優先させることで、Sの脱離を促進することが可能となる。
【0017】
請求項8の発明によれば、フィルタの再生要求と触媒の再生要求とが同時になされた場合はフィルタの再生を優先的に行うことで、すなわち、排圧上昇という形でエンジン性能に直接影響を及ぼすフィルタの再生を優先させることで、運転性の悪化を抑制可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す内燃機関(ここではディーゼルエンジン)のシステム図である。
ディーゼルエンジン1の吸気通路2には可変ノズル型のターボチャージャ3の吸気コンプレッサが備えられ、吸入空気は吸気コンプレッサによって過給され、インタークーラ4で冷却され、吸気絞り弁5を通過した後、コレクタ6を経て、各気筒の燃焼室内へ流入する。燃料は、コモンレール式燃料噴射装置により、すなわち、高圧燃料ポンプ7により高圧化されてコモンレール8に送られ、各気筒の燃料噴射弁9から燃焼室内へ直接噴射される。燃焼室内に流入した空気と噴射された燃料はここで圧縮着火により燃焼し、排気は排気通路10へ流出する。
【0019】
排気通路10へ流出した排気の一部は、EGRガスとして、EGR通路11によりEGR弁12を介して吸気側へ還流される。排気の残りは、可変ノズル型のターボチャージャ3の排気タービンを通り、これを駆動する。
ここで、排気通路10の排気タービン下流には、排気浄化のため、流入する排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOxをトラップし、流入する排気の空燃比がリッチのときにトラップしたNOxを脱離浄化するNOxトラップ触媒13を配置してある。また、このNOxトラップ触媒13には、貴金属を担持させて、排気中のHC、COを酸化する機能を持たせ、酸化機能付きNOxトラップ触媒としてある。
【0020】
更に、このNOxトラップ触媒13の下流には、排気中のパティキュレート(以下PMという)を捕集するフィルタ(以下DPFという)14を配置してある。また、このDPF14には、三元触媒を担持させて、排気中のHC、COを酸化する機能と、NOxを還元する機能とを持たせ、三元機能付きDPFとしてある。尚、NOxトラップ触媒13とDPF14とは、逆に配置してもよいし、DPFにNOxトラップ触媒を担持させて一体に構成してもよい。
【0021】
コントロールユニット20には、エンジン1の制御のため、エンジン回転数Ne検出用の回転数センサ21、アクセル開度APO検出用のアクセル開度センサ22から、信号が入力されている。
また、NOxトラップ触媒13の温度(触媒温度)を検出する触媒温度センサ23、排気通路10のDPF14入口側にて排気圧力を検出する排気圧力センサ24、DPF14の温度(DPF温度)を検出するDPF温度センサ25、更に排気通路10のDPF14出口側にて排気の空気過剰率(以下排気λという)を検出する空燃比センサ26が設けられ、これらの信号もコントロールユニット20に入力されている。但し、NOxトラップ触媒13の温度やDPF14の温度はこれらの下流側に排気温度センサを設けて、排気温度より間接的に検出するようにしてもよい。
【0022】
コントロールユニット20は、これらの入力信号に基づいて、燃料噴射弁9によるメイン噴射及び所定の運転条件においてメイン噴射後(膨張行程又は排気行程)に行うポスト噴射の燃料噴射量及び噴射時期制御のための燃料噴射弁9への燃料噴射指令信号、吸気絞り弁5への開度指令信号、EGR弁12への開度指令信号等を出力する。
【0023】
ここにおいて、コントロールユニット20では、NOxトラップ触媒13にトラップされて堆積したNOxの脱離浄化、NOxトラップ触媒13の硫黄(S)被毒によりこれに堆積したSの燃焼除去(被毒解除)、DPF14に捕集されて堆積したPMの燃焼除去(DPF再生)のための排気浄化制御を行うようにしており、かかる排気浄化制御について、以下に詳細に説明する。
【0024】
図2〜図8はコントロールユニット20にて実行される排気浄化制御のフローチャートである。
先ず図2のフローに沿って説明する。
S1では、各種センサ信号を読込み、エンジン回転数Ne、アクセル開度APO、触媒温度、DPF入口側排気圧力、DPF温度、DPF出口側排気λを検出する。また、エンジン回転数Neとアクセル開度APOとをパラメータとするマップから演算されているメイン噴射量Qを読込む。
【0025】
S2では、NOxトラップ触媒にトラップされて堆積したNOx堆積量を計算する。ここでは、例えば特許公報2600492号第6頁に記載されているNOx吸収量の計算のように、エンジン回転数の積算値から推測することとする。
S3では、NOxトラップ触媒にS被毒により堆積したS堆積量を計算する。ここでも、上記NOx堆積量の計算と同様に、エンジン回転数の積算値から推測することとする。
【0026】
S4では、DPFに捕集されて堆積しているPM堆積量を次のように計算する。DPFのPM堆積量が増えれば、当然DPF入口側排気圧力が上昇することから、排気圧力センサにより、DPF入口側排気圧力を検出し、現在の運転状態(エンジン回転数Ne、燃料噴射量Q)での基準排気圧力との比較により、PM堆積量を推定する。尚、前回のDPF再生からの走行距離やエンジン回転数積算値と、排気圧力とを組み合わせて、PM堆積量を推定するようにしてもよい。
【0027】
S5では、DPF再生時の昇温モード中であることを示すreg1フラグが立っているか否かを判定する。reg1フラグ=1の場合は、後述する図3の昇温モードの制御へ進む。
S6では、DPF再生時の燃焼モード中であることを示すreg2フラグが立っているか否かを判定する。reg2フラグ=1の場合は、後述する図4の燃焼モードの制御へ進む。
【0028】
S7では、DPF再生時の溶損防止モード中であることを示すreg3フラグが立っているか否かを判定する。reg3フラグ=1の場合は、後述する図5の溶損防止モードの制御へ進む。
S8では、NOxトラップ触媒のS被毒解除モード中であることを示すreg4フラグが立っているか否かを判定する。reg4フラグ=1の場合は、後述する図6のS被毒解除モードの制御へ進む。
【0029】
S9では、DPFの省エネ再生モード中であることを示すreg5フラグが立っているか否かを判定し、reg5フラグ=1の場合は、後述する図7の省エネ再生モードの制御へ進む。
S10では、NOxトラップ触媒のNOx脱離浄化のためのリッチスパイクモード中であることを示すspフラグが立っているか否かを判定する。sp=1の場合は、後述する図8のリッチスパイクモードの制御へ進む。
【0030】
S11では、S4で計算したDPFのPM堆積量が所定値PM1を超えて(DPF入口側排気圧力が図12に示す現在の運転状態(Ne、Q)に対応する排圧しきい値を超えて)、DPF再生時期になったか否かを判定する。
PM堆積量>PM1で、DPF再生時期と判定された場合は、DPF再生を開始するため、S12へ進んで、reg1フラグ=1に設定する。
【0031】
S13では、S3で計算したNOxトラップ触媒のS堆積量が所定値S1を超えて、S被毒解除時期になったか否かをを判定する。
S堆積量>S1で、NOxトラップ触媒のS被毒解除時期と判定された場合は、S被毒解除を開始するため、S14へ進んで、reg4フラグ=1に設定する。
【0032】
S15では、S2で計算したNOxトラップ触媒のNOx堆積量が所定値NOx1を超えて、NOx脱離浄化時期になったか否かを判定する。
NOx堆積量>NOx1で、NOx脱離浄化時期と判定された場合は、S16へ進んで、触媒温度が所定の温度(リッチスパイクによって浄化可能な下限温度)Tlower を超えているか否かを判定し、触媒温度>Tlower であれば、NOx脱離浄化のためのリッチスパイク制御のため、S17へ進んで、spフラグ=1に設定する。
【0033】
尚、NOxトラップ触媒の再生時期の判定(S13、S15)より、DPFの再生時期の判定(S11)を先に実施することで、運転性に影響の出易い排圧の上昇を抑制することができる。
S18では、DPF温度が所定の温度T5以上になっているかを判定する。この所定の温度T5は、例えば400℃であり、これ以上であれば、わずかなエネルギーをDPFに付加するだけでDPFを再生可能であることから、省エネ再生を行うことが可能となる。
【0034】
S19では、PM堆積量が所定値PM2より多いかを判定する。PM2<PM1の関係であり、完全な再生時期ではないが、再生モードにすることで十分な再生効率が得られるPM堆積量PM2に達しているかを判定する。例えば図12に示した排圧しきい値の50%以上であれば省エネ再生を行うというように判定する。
【0035】
S20では、DPF温度がT5より高く、PM堆積量もPM2より多いと判定したので、省エネ再生モードの開始のため、reg5フラグ=1に設定する。
次にDPF再生時の最初の昇温モードの制御について説明する。
図2のフローのS11での判定で、PM堆積量>PM1であり、DPF再生時期と判定された場合は、S12でreg1フラグ=1に設定され、次回より、S5から図3の昇温モードの制御へ進む。
【0036】
図3の昇温モードの制御について説明する。
S31では、DPF温度が所定の温度T1(酸化触媒におけるHC酸化機能の活性化(HC浄化率が50%を超える状態)を生じる温度で、例えば400℃)を超えているか否かを判定する。
DPF温度がT1以下の場合、S32へ進んで、吸気絞り弁(或いはEGR弁)の制御により、排気λを所定のλ1(≧1)に制御する。すなわち、吸気絞りにより排気λを制御することで、反応性に富むCO(HCが酸化しない低温時にはCOの方が反応し易い)をエンジンから排出させることにより、DPF温度を上昇させる。
【0037】
しかしながら、COは反応温度が低いものの、熱エネルギーが小さく、DPFを再生可能な温度まで昇温させるのは困難な場合が多い。
その一方、ポスト噴射を用いれば、HC(燃料)の熱エネルギーは大きいことから容易にDPFや触媒の温度を上昇させることが可能となる。図9に示すように吸気絞り(或いはEGR)を用いて排気λを変化させた場合、HCに対してCOの量が大きく変動する。しかし、COの熱エネルギーはHCの1/4以下であることから、DPFの温度を大きく上昇させることは困難である。
【0038】
図10に示すようにポスト噴射を用いて排気λを変化させた場合、ポスト噴射量に対してHC量は大きく変動するが、COの変動は小さい。しかし、ポスト噴射だけで排気λを変動させると、HCの量が大幅に上昇してしまい、DPFや触媒の温度が過度に上昇してしまう恐れがある。
つまり、図11に示すように同じ排気λであっても、吸気絞りによって積極的にCOを排出した場合と、ポスト噴射によってHCを出した場合では、触媒、DPFの温度が大きく異なる(同図a〜d)。
【0039】
DPFやNOxトラップ触媒の再生においては、目標の排気λは同じでも、目標のベッド温度が異なることから、例えば、ベッド温度が目標に到達している場合は、排気λの調整は吸気絞りで行い、排気λが目標に達していてベッド温度が目標と乖離している場合にはポスト噴射を活用して排気λの変動は抑えてベッド温度の制御を行う必要がある。そこで、吸気絞りやEGRによって出てくるCOとポスト噴射によって出てくるHCを制御することで目標の排気λとベッド温度を同時に実現可能となる。
【0040】
そこで、DPF温度がT1を超えた場合、初回は、S33、S34へ経て、S35へ進み、図16に示すようにエンジン運転状態(Ne、Q)により定められる量のポスト噴射を実行し、DPFに担持させた酸化触媒の酸化反応によってDPF温度を上昇させる。
その後、S33では、ポスト噴射開始又はポスト噴射量変更からの時間tpostが所定値tst1 を超えたか否かを判定し、tpost>tst1 の場合に、S34へ進む。ポスト噴射によってDPFの温度を上昇させるが、DPFには熱慣性があることから、ポスト噴射量の変化に対してDPF温度が変化するのに時間tst1 が必要であることから、本判定を行う。
【0041】
S34では、DPF温度が所定の温度T2(DPFの再生可能な温度で、例えば650℃)を超えたか否かを判定する。
DPF温度がT2以下の場合、S35へ進んで、ポスト噴射量を増量する。
DPF温度がT2を超えている場合、S36へ進んで昇温モードを終了させるため、reg1フラグ=0とする共に、S37へ進んで燃焼モードを開始するため、reg2フラグ=1とする。
【0042】
次にDPF再生時の昇温後の燃焼モードについて説明する。
図3のS37でreg2フラグ=1に設定されると、次回より、図2のフローのS6から図4の燃焼モードの制御へ進む。
図4の燃焼モードの制御について説明する。この燃焼モードの制御ではDPF温度がPM燃焼が可能な温度まで上昇したのに伴いDPFに酸素を供給して再生を行う。
【0043】
S41では、吸気絞り弁の制御により、排気λを図17に示すようなPM堆積量に応じた目標値に制御する。具体的には、図14に示すようなエンジン運転状態(Ne、Q)に応じた目標吸入空気量になるよう吸気絞り弁の開度を制御し、かかる制御の後に、排気λが目標値からずれている場合は、吸気絞り弁の開度を調整して一致させる。尚、ここでは吸気絞り弁で排気λを制御しているが、これに代えてEGR弁で制御したり、或いは、EGR弁を併用して制御するようにしてもよい。
【0044】
S42では、DPF温度を所定の温度領域(T21〜T22)に制御する。上記S41で吸気絞り弁を開度を変更するとDPF温度が目標値(T2)からずれるが、このずれによってDPF温度が所定の温度領域から外れた場合に、ポスト噴射量を増減補正して所定の温度領域に戻す。ここで、T21はDPF再生が可能な下限温度として600℃に、T22はDPFが溶損しない上限温度として700℃に設定される。
【0045】
S43では、S41、42で制御を行った後、DPFに堆積したPMが燃焼除去されるに足る所定時間tdpfreg1 経過したか否かを判定する。
所定時間tdpfreg1 経過した場合は、DPFに堆積したPMが燃焼除去されたものと見なし、S44では、ポスト噴射を止めて、DPFの加熱を停止する。
S45では、燃焼モードが終了したのでreg2フラグ=0にする
S46では、燃焼モードは終了したものの、PMの燃え残りがDPFにあった場合に排気λを急に大きくするとDPFでPMが一気に燃えてしまい溶損する恐れがあることから、溶損防止モードに入るためにreg3フラグ=1とする。
【0046】
次にDPF再生時の燃焼後の溶損防止モードについて説明する。
図4のS46でreg3フラグ=1に設定されると、次回より、図2のフローのS7から図5の溶損防止モードの制御へ進む。
図5の溶損防止モードの制御について説明する。
S51では、再生直後もしくは高負荷運転直後なのでDPF温度が非常に高い状態にあるため、燃え残り若しくは堆積したPMが一気に燃えて溶損しないように、吸気絞りとEGRとで排気λを図17に示す値に制御する。
【0047】
S52では、DPF温度がPMの酸化が開始する恐れのない温度T3(=500℃)より低いかを判定する。
S53では、DPFの溶損の恐れが無いことから、排気λ制御を中止する。
S54では、溶損防止モードが終了したのでreg3フラグ=0にする。
次にNOxトラップ触媒のS被毒解除時の制御について説明する。
【0048】
図2のフローのS13での判定で、S堆積量>S1であり、S被毒解除時期と判定された場合は、S14でreg4フラグ=1に設定され、次回より、S8から図6のS被毒解除モードの制御へ進む。
図6のS被毒解除モードの制御について説明する。
S61では、触媒のS堆積量が所定の量に達しているので、吸気絞り弁の制御により、排気λをストイキに制御する。具体的には、図13に示すストイキ運転のための目標吸入空気量になるように吸気を絞って目標のλ=1に到達させ、目標のλ=1と乖離している場合は吸気絞りや更にEGRを用いて排気λを調整する。
【0049】
また、初回は、S62、S63を経て、S64へ進み、ポスト噴射を行う。
その後、S62では、ポスト噴射開始又はポスト噴射量変更からの時間tpostが所定値tst2 を超えたか否かを判定し、tpost>tst2 の場合に、S63へ進む。尚、tst2 はNOxトラップ触媒の担体の熱容量に合わせて設定される。
S63では、触媒温度が所定の温度T4を超えたか否かを判定する。例えばBa系のNOxトラップ触媒を使った場合はリッチ〜ストイキ雰囲気で600℃以上にする必要があることから、T4は600℃以上に設定される。
【0050】
触媒温度がT4以下の場合、S64へ進んで、ポスト噴射量を増量する。ポスト噴射量の変更によって排気λが変動するが、S61で再度吸入空気量を調整することで目標の排気λと目標のベッド温度を実現可能である。
触媒温度がT4を超えている場合、S65へ進む。
S65では、触媒温度がT4を超えている状態で、所定時間tdesu1 経過したか、言い換えれば、目標の排気λ、ベッド温度でS被毒解除処理が行われたかを判定する。
【0051】
S66では、S被毒解除が終了したのでストイキ運転を解除する。
S67では、S被毒解除モードが終了したのでreg4フラグ=0にする。
次にDPFの省エネ再生の制御について説明する。
図2のフローのS18、19での判定で、DPF温度>T5、PM堆積量>PM2であり、省エネ再生時期と判定された場合は、S20でreg5フラグ=1に設定され、次回より、S9から図7の省エネ再生モードの制御へ進む。
【0052】
図7の省エネ再生モードの制御について説明する。
S71では、吸気絞り弁(或いはEGR弁)の制御により、排気λを図17に示すようなPM堆積量に応じた目標値に制御する。
S72では、DPF温度が燃焼開始温度T2に達したかを判定する。
S73では、DPF温度がT2より低い場合に、所定量のポスト噴射を実行する
S74では、DPF温度がT2より高い場合に、所定の再生時間tdpfreg1 が経過したかを判定し、経過した場合にS75以降へ進む。
【0053】
S75では、ポスト噴射を中止する。
S76では、省エネ再生モードが終了したのでreg5フラグ=0にする。
S77では、溶損防止モードに移行するのでreg3フラグ=1にする。
次にNOxトラップ触媒のNOx脱離浄化のためのリッチスパイク制御について説明する。
【0054】
図2のフローのS15、16での判定で、NOx堆積量>NOx1、触媒温度>Tlower であり、NOx脱離浄化時期と判定された場合は、S17でspフラグ=1に設定され、次回より、S10から図8のリッチスパイクモードの制御へ進む。
図8のリッチスパイクモードの制御について説明する。
【0055】
S81では、吸気絞り弁の制御により、図15に示すエンジン運転状態(Ne、Q)に応じたリッチスパイク運転のための目標吸入空気量に制御して、リッチスパイクを行う。
S82では、リッチスパイク状態で所定の時間tsp経過したかを判定する。
S83では、所定の時間リッチスパイクを実施したので、リッチ運転を解除する。
【0056】
S84では、リッチスパイクフラグsp=0にしてリッチスパイクモードを終了させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図
【図2】 排気浄化制御のフローチャート(その1)
【図3】 排気浄化制御のフローチャート(その2)
【図4】 排気浄化制御のフローチャート(その3)
【図5】 排気浄化制御のフローチャート(その4)
【図6】 排気浄化制御のフローチャート(その5)
【図7】 排気浄化制御のフローチャート(その6)
【図8】 排気浄化制御のフローチャート(その7)
【図9】 吸気絞りにより排気λを変化させた時の排気成分を示す図
【図10】 ポスト噴射により排気λを変化させた時の排気成分を示す図
【図11】 吸気絞りとポスト噴射の分担が異なる場合の特性図
【図12】 DPFの排圧しきい値を示すマップ
【図13】 ストイキ運転のための目標吸入空気量を示すマップ
【図14】 DPF溶損防止のための目標吸入空気量を示すマップ
【図15】 リッチスパイク運転のための目標吸入空気量を示すマップ
【図16】 昇温のための単位ポスト噴射量を示すマップ
【図17】 PM堆積量に対する再生中の目標排気λを示すテーブル
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン
2 吸気通路
5 吸気絞り弁
9 燃料噴射弁
10 排気通路
12 EGR弁
13 酸化機能付きNOxトラップ触媒
14 三元機能付きDPF
20 コントロールユニット

Claims (8)

  1. 機関の排気通路中に配設され、流入する排気成分を酸化する機能を有する排気浄化手段と、
    前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を変更可能で、この変更に伴って生じる前記排気浄化手段の温度変化幅が大きい第1の排気制御手段と、
    機関が吸入する空気の量を変更する吸気絞り弁を含んで構成され、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を変更可能で、この変更に伴って生じる前記排気浄化手段の温度変化幅が小さい第2の排気制御手段と、
    前記排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき前記第1の排気制御手段を選択し、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を目標の空気過剰率に一致させるとき前記第2の排気制御手段を選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 機関の排気通路中に配設され、流入する排気成分を酸化する機能を有する排気浄化手段と、
    前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を変更可能で、この変更に伴って生じる前記排気浄化手段の温度変化幅が大きい第1の排気制御手段と、
    機関の排気通路から吸気通路に還流されるEGRガスの量を変更するEGR弁を含んで構成され、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を変更可能で、この変更に伴って生じる前記排気浄化手段の温度変化幅が小さい第2の排気制御手段と、
    前記排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき前記第1の排気制御手段を選択し、前記排気浄化手段に流入する排気の空気過剰率を目標の空気過剰率に一致させるとき前記第2の排気制御手段を選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記第1の排気制御手段が選択されたときは前記排気浄化手段に流入する排気中のHC量が主に変更され、前記第2の排気制御手段が選択されたときは前記排気浄化手段に流入する排気中のCO量が主に変更されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記第1の排気制御手段は、排気中に燃料を供給可能な燃料供給手段を含んで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記選択手段は、前記排気浄化手段の温度を目標の温度に一致させるとき、前記排気浄化手段のHC酸化機能が活性化するまでの間は、前記第2の排気制御手段を選択することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記選択手段は、前記排気浄化手段の再生に先立つ昇温時に前記第1の排気制御手段を優先的に選択し、昇温後の再生時に前記第2の排気制御手段を優先的に選択することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記選択手段は、前記排気浄化手段の硫黄被毒を解除する際には、前記第2の排気制御手段を優先的に選択することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記排気浄化手段が排気中のパティキュレートを捕集するフィルタとしての機能と、触媒としての機能とを有し、前記フィルタの再生要求と前記触媒の再生要求とが同時になされた場合は、前記フィルタの再生を優先的に行うことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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