JP3836899B2 - ロック操作検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、検知装置、特に窓等の開閉部のロック装置が不正に操作されたことを検出して警報するロック操作検知装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開昭58−131275号公報に示されるように、開閉部に設けられたロック装置の操作状態を検出しかつワイヤレスシステムにより遠隔で確認できる戸締り確認装置は公知である。この戸締り確認装置は、屋内の各扉体のロック装置のクリセントの開閉状態に連動して作動するスイッチと、スイッチの出力により各扉体にチャンネルをそれぞれ割り当てられて、クリセントの開閉状態を送信する無線発信器と、各発信器からの送信信号を一括受信して、クリセントの開閉によるロック状態を監視表示する受信器とを備えている。この確認装置では、窓のクリセントに連動するスイッチにより、クリセントと一体に又は隣接して配置された多チャンネル無線発信器を動作させ、受信器に各受信器からの信号を受信して集中的に窓などの扉体の施錠状態を確認することができる。
【0003】
また、特開平4−296998号公報は、複数の窓の施錠又は解錠に対応して窓の開閉をワイヤレスで集中的に検知表示できるワイヤレス窓開閉検知システムを開示する。このワイヤレス窓開閉検知システムは、複数の異なる周波数の信号を生成してこれを所定の周期で順次送信する信号発生手段と、信号の送信及び受信を行うループアンテナと、複数の窓の枠にそれぞれ配設されてそれぞれの窓の施錠によって窓毎に設定される固有の周波数で信号発生手段から送信信号に対応して反射信号を発生するQの大きい共振子を備えた複数の返信手段と、返信手段からの返信信号を検知して反射信号の周波数により発信した窓の位置を表示する施錠検出表示手段と、所定の周期に合わせて各周波数毎に信号発生手段と施錠検出表示手段とを切り換えてループアンテナに接続する送信回路と受信回路とを交互に形成する切換スイッチとを備えている。このワイヤレス窓開閉検知システムは窓が解錠された時に解錠検知表示を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
開閉検知装置を警報状態にセット・リセットさせるには、開閉検知装置にその情報を送信しなければならない。そのため開閉検知装置は、常に受信状態を保持しなければならず、電池寿命が短くなる欠点がある。特開平4−296998号公報に示されるワイヤレス窓開閉検知システムでは、複数のクレセント錠の開閉を検出するため、異なる周波数を使用しなければならず、回路が複雑になる欠点がある。また、このワイヤレス窓開閉検知システムでは、複数の信号発生手段の電池容量を検出する手段がなく、電池容量が低下しても継続して使用される欠点がある。このため、実際に開閉検知システムの作動が要求されるときに正常に作動しない難点がある。
【0005】
そこで、この発明は、センサ装置の電池の電力消費を低減しかつ警報制御装置とセンサ装置との間で情報伝達のため遠隔操作で定期的にかつ自動的に交信を行うロック操作検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、この発明は、各センサ装置の電池の電力消費を制限しかつ電池容量を定期的に遠隔操作で確認できるロック操作検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】
この発明によるロック操作検知装置は、複数のロック装置(10)及びロック装置(10)が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたときに、無線信号を発生するロック通信装置(11)を備えた複数のセンサ装置(1)と、複数のセンサ装置(1)の各ロック通信装置(11)が発生する無線信号を受信したときに、警報信号を発生する警報制御装置(2)とを備える。ロック装置(10)は、ロック装置(10)の閉鎖状態から開放状態への切換を検出する開放センサ素子(18)と、ロック装置(10)へ加えられる衝撃を検出する衝撃センサ(17)とを備える。ロック通信装置(11)は、開放センサ素子(18)及び衝撃センサ(17)に接続されたセンサ側送受信制御回路(28)と、センサ側送受信制御回路(28)に接続されかつ警報制御装置(2)に対して無線信号の送受信を行うセンサ側送受信駆動回路(19)とを備える。ロック装置(10)は、ロック装置(10)の開放状態と閉鎖状態との間の切換のみを警報制御装置(2)に送信するが、衝撃センサ(17)の検出信号を警報制御装置(2)に送信しないリセット状態と、ロック装置(10)の開放状態と閉鎖状態との間の切換及び衝撃センサ(17)の検出信号を警報制御装置(2)に送信するセット状態との間で切り換えられる。センサ側送受信制御回路(28)は、電池(16)と、電池(16)の残部容量を測定する容量検出手段(29)と、容量検出手段(29)からの情報を受信して一定時間経過時に警報制御装置(2)に対して送信する指令信号を発生して、定期交信を行うセンサ側交信タイマ手段とを備える。警報制御装置(2)は、センサ装置(1)に対して無線信号の送受信を行う警報側送受信駆動回路(36)と、警報側送受信駆動回路(36)に接続された警報側送受信制御回路(37)と、警報側送受信制御回路(37)に接続されて、最初に操作されたときにセンサ装置(1)にセット信号を含む無線信号を送出しかつ再度操作されたときにセンサ装置( 1 )にリセット信号を含む無線信号を送出する手動セット/リセットボタン(32)とを備える。手動セット/リセットボタン(32)を操作したときに、警報側送受信制御回路(37)は、警報側送受信駆動回路(36)を通じてセンサ装置(1)にセット信号を送出し、センサ装置(1)は、警報制御装置(2)からセット信号を受信したときに、リセット状態からセット状態に切り換えられると共に、センサ側交信タイマ手段を作動する。
この発明の他のロック操作検知装置では、警報制御装置(2)は、センサ装置(1)に対して無線信号の送受信を行う警報側送受信駆動回路(36)と、警報側送受信駆動回路(36)に接続された警報側送受信制御回路(37)とを備える。センサ装置(1)は、固有時間を計数する時差タイマ手段を備え、ロック装置(10)が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたとき、センサ側送受信制御回路(28)は、センサ側送受信駆動回路(19)を通じて警報制御装置(2)にコード信号を送信し、センサ側送受信制御回路(28)は、コード信号を送信した後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、他のセンサ装置(1)から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置(2)にコード信号を送信する。
【0008】
この発明の実施形態では、警報側送受信制御回路(37)は、手動セット/リセットボタン(32)が再度操作されたときに、警報側送受信駆動回路(36)を通じてセンサ装置(1)にリセット信号を送出し、センサ装置(1)は、警報制御装置(2)からリセット信号を受信したときに、センサ装置(1)のブザー(22a)の作動を停止し又は警報制御装置(2)のアラーム(34)又は外部通報手段(38)の作動を停止するリセット状態に切り換えられると共に、センサ側交信タイマ手段を作動して、警報制御装置(2)に対して定期交信を行う。センサ装置(1)は、警報制御装置(2)からセット信号を受信してセット状態に切り換えられたとき、受信状態に切り換えられ、警報制御装置(2)からのリセット信号の受信を待機する。
【0009】
警報制御装置(2)は、各センサ装置(1)からの無線信号を受信して各センサ装置(1)のロック装置(10)の開放状態から閉鎖状態への切換又は閉鎖状態から開放状態への切換を表示する。センサ側送受信制御回路(28)は、開放センサ素子(18)又は衝撃センサ(17)からの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路(19)を通じて警報制御装置(2)にコード信号と共に、検出信号を送信し、警報側送受信制御回路(37)は、センサ装置(1)からの検出信号を受信したときに、警報信号を発生する。センサ側送受信制御回路(28)は、開放センサ素子(18)又は衝撃センサ(17)からの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路(19)を通じて警報制御装置(2)にコード信号と共に検出信号を送信し、その後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、他のセンサ装置(1)から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置(2)にコード信号と共に検出信号を送信する。各センサ装置(1)と警報制御装置(2)との初期交信時に、警報制御装置(2)は、最初のセンサ装置(1)に無線信号を送信して、そのセンサ装置(1)から情報を受信した後、一定時間経過後に、次のセンサ装置(1)に無線信号を送信して次のセンサ装置(1)からの情報を受信し、警報制御装置(2)は、同一周波数の無線信号により各センサ装置(1)に対する送受信を一定時間間隔で反復し、最終的に所定の数のセンサ装置(1)に対する送受信を終了する。
【0010】
センサ側送受信制御回路(28)は、警報制御装置(2)からの無線信号を受信したとき、警報制御装置(2)に無線信号を送信すると共に、センサ側交信タイマ手段により一定時間後に定期交信のために受信状態となり、警報制御装置(2)は、警報側交信タイマ手段により受信状態のセンサ装置(1)に無線信号を送出する。センサ装置(1)と警報制御装置(2)との初期交信の際に、センサ側送受信制御回路(28)は、開放センサ素子(18)又は衝撃センサ(17)からの検出信号を受信したとき、センサ側送受信駆動回路(19)を通じて警報制御装置(2)にコード信号と共に、検出信号を送信し、警報側送受信制御回路(37)は、センサ装置(1)からの検出信号を受信したとき、警報信号を発生する。
【0011】
センサ装置(1)の作動の際に、センサ側送受信制御回路(28)は、開放センサ素子(18)又は衝撃センサ(17)からの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路(19)を通じて、警報制御装置(2)にコード信号と共に検出信号を送信し、警報側送受信制御回路(37)は、センサ装置(1)からの検出信号を受信したときに、警報信号を発生するので、警報制御装置(2)によってセンサ装置(1)の集中管理を行うことができる。その際に、センサ側送受信制御回路(28)は、センサ側交信タイマ手段によって容量検出手段(29)からの情報を受信して、一定時間経過時に警報制御装置(2)に対して送信する指令信号を発生するので、通常の監視状態では、センサ装置(1)での消費電流は、極めて小さい。また、センサ装置(1)の電池(16)の残部容量が低下した場合に、センサ装置(1)から警報制御装置(2)に送信された無線信号により警報制御装置(2)での集中管理により、電池(16)の残部容量の低下を確認することができる。また、警報制御装置(2)の手動セット/リセットボタン(32)の操作によって、警報制御装置(2)からの遠隔操作により時差をもって同一周波数の無線信号により複数のセンサ装置(1)を順次セット状態に切り換えることができる。各センサ装置(1)は、警報制御装置(2)に対してコード信号を送信するので、警報制御装置(2)を管理すれば、どのセンサ装置(1)に状態変化が発生したかを迅速に認識することができる。
【0012】
送受信制御回路(28)は、開放センサ素子(18)又は衝撃センサ(17)からの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路(19)を通じて、警報制御装置(2)にコード信号と共に検出信号を送信し、その後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、センサ側送受信制御回路(28)は、他のセンサ装置(1)から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置(2)にコード信号と共に検出信号を送信するので、複数のセンサ装置(1)が警報制御装置(2)に対して同時に交信を開始しても、時差タイマ手段によって固有時間経過後に送信を行うため、警報制御装置(2)に対して確実に送信を終了することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明によるロック操作検知装置の実施の形態を図1〜図13について説明する。
【0014】
このロック操作検知装置は、図1に示すように、複数のセンサ装置1と、センサ装置1から無線信号を受信する警報制御装置2とを備えている。図2に示すように、各センサ装置1は、窓又はドア等の開閉部に隣接して建物内に固定され、警報制御装置2は、センサ装置1に対し無線信号により通信を行う。図3及び図4に示すように、センサ装置1は、ロック装置としてのクレセント錠10と、クレセント錠10に隣接して配置されたロック通信装置11とを備えている。クレセント錠10は、中心軸12を中心に回転するフック部13と、フック部13と一体に回転するレバー部14とを有する。ロック通信装置11は、プリント基板22に支持された電池16と、プリント基板22に支持されたフィルム状の衝撃センサ17と、プリント基板22に取り付けられた開放センサ素子としてのリードスイッチ18と、RF(無線周波数)モジュールとしてプリント基板22に取り付けられたセンサ側送受信駆動回路19と、アンテナ20と、ブザー22aと、発光ダイオード22bと、樹脂製のケース21とを備えている。ケース21は、電池16、衝撃センサ17、リードスイッチ18、センサ側送受信駆動回路19及びアンテナ20を包囲する。図4に示すように、衝撃センサ17は、電極17aと、電極17aから一定間隔離間して配置された導電性のフィルム17bとを有する。フィルム17bは、振動又は衝撃が加えられたときに、電圧を発生するカイナー(Kynar−商標名)圧電フィルムが使用される。クレセント錠10のレバー部14が図2及び図3の一点鎖線で示す施錠位置に回転されたとき、レバー部14の端部に埋設された磁石15は、リードスイッチ18と対向する位置に移動し、リードスイッチ18は、オンとなり、クレセント錠10の施錠を検出することができる。逆に、図3及び図4の実線で示す解錠位置にレバー部14が回転されたとき、磁石15は、リードスイッチ18から離間し、リードスイッチ18は、オフとなり、クレセント錠10の解錠を検出することができる。また、クレセント錠10に衝撃が加えられたとき、フィルム17bが電圧を発生し、衝撃を検出することができる。
【0015】
図5に示すように、電池16、衝撃センサ17、リードスイッチ18、セットスイッチ27、ブザー22a及び発光ダイオード22bは、センサ側送受信制御回路28に接続される。また、センサ装置1の固有のコード信号を与える設定スイッチ23と、電池16の残部容量を測定する寿命検出回路(容量検出手段)29がセンサ側送受信制御回路28に接続される。設定スイッチ23は、ディップスイッチ等の小型スイッチにより構成され、コード信号に必要な桁番号を付与する。センサ側送受信制御回路28はアンテナ20を有するセンサ側送受信駆動回路19に接続される。また、電池16に接続されたエミッタを有するトランジスタ24のコレクタは、センサ側送受信駆動回路19に接続され、トランジスタ24のベースは、抵抗25を介してセンサ側送受信制御回路28に接続される。また、トランジスタ24のコレクタは、定電圧回路26を介してセンサ側送受信制御回路28に接続される。センサ側送受信駆動回路19から無線信号が発生するときに、プリント基板22に取り付けられたブザー22aと発光ダイオード22bが作動され、聴覚信号又は視覚信号を与える。セットスイッチ27がオンされたときに作動され、一定時間(例えば10分)を計数する図示しないセンサ側交信タイマ手段及び固有時間を計数する時差タイマ手段がセンサ側送受信制御回路28内に設けられる。リードスイッチ18及び衝撃センサ17の出力は、センサ側送受信制御回路28に送出され、そのセンサ装置1を表すコード信号を含む無線信号によってセンサ側送受信駆動回路19及びそのアンテナ20を通じて警報制御装置2に伝達される。ロック装置10は、ロック装置10の開放状態と閉鎖状態との間の切換のみを警報制御装置2に送信するが、衝撃センサ17の検出信号を警報制御装置2に送信しないリセット状態、即ち、非セット状態と、ロック装置10の開放状態と閉鎖状態との間の切換及び衝撃センサ17の検出信号を警報制御装置2に送信するセット状態との間で切り換えられる。リセット状態では、センサ装置1のブザー22aの作動を停止し又は警報制御装置2のアラーム34又は外部通報手段38の作動を停止する。
【0016】
図6及び図7に示すように、警報制御装置2は、開閉部に対応して取り付けられた複数のセンサ装置1に対応して設けられたLED等の発光素子30と、手動セット/リセットボタン32と、アラーム34と、アンテナ35とを有する。図8に示すように、警報制御装置2は、RFモジュールとしてアンテナ35を備えた警報側送受信駆動回路36と、警報側送受信駆動回路36に接続された警報側送受信制御回路37とを備えている。警報側送受信制御回路37は、発光素子30と、手動セット/リセットボタン32と、アラーム34と、電話回線等の外部通報手段38とに接続される。手動セット/リセットボタン32をオンすると、警報制御装置2は、セット状態となり、警報制御装置2からセット信号がセンサ装置1に送出されて、センサ装置1がセット状態になり、手動セット/リセットボタン32を再度オンすると、警報制御装置2からリセット信号がセンサ装置1に送出されて、センサ装置1がリセット状態となる。
【0017】
センサ装置1と警報制御装置2との間では、定期交信と瞬時交信との2つの交信がある。定期交信では、警報制御装置2の警報側交信タイマ手段からの無線信号によってセンサ装置1から定期的(例えば10分毎)に警報制御装置2に情報が送信される。瞬時交信では、センサ装置1のクレセント錠10の施錠又は解錠及び衝撃センサ17の作動状態が瞬時に警報制御装置2に送信される。
【0018】
定期交信では、まず警報制御装置2からセンサ装置1に無線信号を送出する。警報制御装置2からの無線信号は、各センサ装置1のセンサ側交信タイマ手段を例えば10分にセットするセット指令信号、警戒モードのセット又はリセットを切り替えるモード切換指令信号を含む。次に、センサ装置1は、警報制御装置2からの無線信号を受信したときに、セット信号を受信したか又はリセット信号を受信したかを判断し、セット信号を受信したときに、センサ装置1は、自己をセット状態に切り替え、リセット信号を受信したときに、自己をリセット状態に切り替える。続いて、センサ装置1は、寿命検出回路29の出力によって電池16の寿命を検知し、センサ側送受信制御回路28及びセンサ側送受信駆動回路19を通じて警報制御装置2に電池寿命を送信すると同時に、センサ装置1は、センサ側交信タイマ手段を例えば10分にセットする。センサ装置1の送信に同期して、警報制御装置2は、センサ装置1の電池16の寿命情報の無線信号を受信する。その後、10分経過した時点で、センサ装置1は、そのセンサ側交信タイマ手段によって自動的に受信状態に切り換えられ、警報制御装置2から無線信号を受信して、前記と同様にセット信号を受信したか又はリセット信号を受信したかを判断する。即ち、センサ装置1は、セット信号を受信したときに、自己をセット状態に切り替え、リセット信号を受信したときに、自己をリセット状態に切り替える。また、センサ装置1は、寿命検出回路29の出力によって電池16の寿命を検知し、センサ側送受信制御回路28及びセンサ側送受信駆動回路19を通じて警報制御装置2に電池寿命を送信すると同時に、センサ装置1は、センサ側交信タイマ手段を再び10分にセットする。センサ装置1の送信に同期して、警報制御装置2は、センサ装置1の電池16の寿命情報の無線信号を受信する。センサ装置1と警報制御装置2とは前記の交信を10分毎に反復する。警報制御装置2は、複数のセンサ装置1に対して交信を行う場合、30個のセンサ装置1に対して例えば20秒間隔で順次交信を行うが、各センサ装置1は、10分毎に警報制御装置2と交信を行う。このように、10分間隔で交信を行うため、各センサ装置1の電力消費量を低減すると同時に、警報制御装置2では10分毎に各センサ装置1からの情報を受信することができる。
【0019】
上記の構成において、図9〜図11に示す動作シーケンスに従ってセンサ装置1が作動される。
【0020】
ステップ40から41に進み、センサ装置1のセンサ側送受信制御回路28は、定期交信か否か判断する。定期交信のとき、ステップ42の進み、定期交信でないとき、ステップ49に進む。ステップ41で定期交信と判断したときに、ステップ42において、警報制御装置2の手動セット/リセットボタン32がオンとなり、セット信号を受信したか否か判断する。ステップ42において、警報制御装置2からセット信号を受信すると、ステップ45において、センサ装置1は、セット状態となり、ステップ46に進む。ステップ42において、セット装置1がセット信号を受信しないと、ステップ43に進みリセット信号を受信したか否か判断する。ステップ43において、リセット信号を受信したとき、ステップ44において、センサ装置1がリセット状態となった後、ステップ46に進む。ステップ43において、センサ装置1がリセット信号を受信しないと、ステップ46に進む。ステップ46では、寿命検出回路29の出力によって電池16の寿命を検知し、ステップ47において、センサ側送受信制御回路28は、センサ側送受信駆動回路19を通じて警報制御装置2に電池寿命を送信する。続いて、ステップ48において、センサ装置1のセンサ側送受信制御回路28は、センサ側交信タイマ手段によって、例えば10分タイマを作動させる。即ち、各センサ装置1は、セット状態及びリセット状態にかかわらず、センサ側交信タイマ手段により警報制御装置2と10分毎に定期交信を行う。ステップ49において、開放センサ素子としてのリードスイッチ18がオンからオフに切り換えられ、クレセント錠10が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたか否か判断する。
【0021】
ステップ49において、クレセント錠10が閉鎖状態から開放状態に切り換えられてクレセント錠10が解錠される(リードスイッチ18オフ)と、図10のステップ50に進む。センサ装置1のコード信号は設定スイッチ23により予め決められるため、ステップ50では、センサ側送受信制御回路28は、設定スイッチ23からコード信号を読み取り、センサ側送受信制御回路28は、センサ側送受信駆動回路19及びアンテナ20を通じて警報制御装置2にコード信号を含む無線信号を送信する(ステップ51)。次に、センサ装置1のセンサ側送受信制御回路28は、ステップ52において、時差タイマ手段を作動し、ステップ53において、警報制御装置2に2回目の送信を行う。センサ側送受信制御回路28は、コード信号を送信した後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、他のセンサ装置1から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置2にコード信号を送信する。その後、ステップ54においてセット状態か否か判断し、センサ装置1がセット状態でないとき、ステップ55において、発光ダイオード22bの間欠表示を停止し、ステップ49に戻る。ステップ45において、センサ装置1がセット状態に切り換えられて、ステップ54において、セット状態のとき、ステップ56においてブザー22aを作動した後、受信状態に切り換え(ステップ57)、ステップ58において、リセット信号を受信したか否か判断する。ステップ58において、センサ装置1がリセット信号を受信すると、ステップ60に進み、リセット信号を受信しないと、ステップ59において、ステップ52で作動したブザー22aを作動したブザータイマが所定時間経過したか否か判断する。ステップ59において、ブザー22aの作動後、所定時間経過しないと、ステップ56に戻り、所定時間経過するとステップ60に進み、ブザー22aの作動を停止した後、ステップ49に戻る。
【0022】
ステップ49において、クレセント錠10が閉鎖状態から開放状態に切り換えられないと、図11に示すステップ61に進み、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態(リードスイッチ18オン)に切り換えられたか否か判断する。ステップ61において、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態に切り換えられないと、ステップ62において、衝撃センサ17がオンとなったか否か判断する。ステップ62において衝撃センサ17がオンになると、ステップ63において、センサ装置1がセット状態か否か判断し、セット状態のとき、センサ側送受信制御回路28は、設定スイッチ23からコード信号を読み取り(ステップ64)、センサ側送受信制御回路28は、コード信号を含む無線信号をセンサ側送受信駆動回路19及びアンテナ20を通じて警報制御装置2に送信する(ステップ65)。
【0023】
次に、ステップ66において、センサ側送受信制御回路28内の時差タイマ手段が作動され、ステップ67において、警報制御装置2に固有の時差をもって2回目の送信を行う。その後、ステップ68において、ブザー22aを作動した後、センサ装置1は、受信状態に切り換えられ(ステップ69)、ステップ70において、センサ装置1がリセット信号を受信したか否か判断する。ステップ70において、センサ装置1がリセット信号を受信すると、ステップ72に進み、リセット信号を受信しないと、ステップ71においてブザー22aの作動後、ブザータイマが所定時間経過したか否か判断する。ステップ71において、ブザータイマが所定時間経過しないと、ステップ68に戻り、所定時間経過するとステップ72に進み、ブザー22aの作動を停止した後、ステップ73において、発光ダイオード22bの間欠動作を行って、ステップ49に戻る。ステップ62において、衝撃センサ17がオンでないとき又はステップ63において、セット状態でないとき、ステップ49に戻る。
【0024】
ステップ61において、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態になったとき、ステップ74に進み、センサ側送受信制御回路28は、設定スイッチ23からコード信号を読み取り、コード信号を含む無線信号をセンサ側送受信駆動回路19及びアンテナ20を通じて警報制御装置2に送信する(ステップ75)。次に、ステップ76において時差タイマ手段を作動し、ステップ78において警報制御装置2に2回目の送信を行う。続いて、ステップ78において、センサ装置1がセット状態か否か判断し、セット状態のとき、ステップ49に戻り、セット状態でないとき、ステップ79において発光ダイオード22bの間欠動作を停止した後、ステップ41に戻る。
【0025】
次に、警報制御装置2の警報側送受信制御回路37の動作を図12及び図13に示す動作シーケンスについて説明する。
【0026】
図12のステップ80から81に進み、警報制御装置2の手動セット/リセットボタン32が押圧されて、警報制御装置2からセット信号が送出され、センサ側送受信制御回路28は、セット状態に切り換えられたか否か判断する。手動セット/リセットボタン32をオンすると、警報制御装置2は、セット状態となり、警報制御装置2からセット信号がセンサ装置1に送出されて、センサ装置1は、セット状態になる。手動セット/リセットボタン32を再度オンすると、警報制御値装置2がリセット状態となり、警報制御装置2からリセット信号がセンサ装置1に送出されて、センサ装置1がリセット状態となる。セット状態のときに、ステップ82に進み、全クレセント錠10が閉鎖されているか否か判断する。全クレセント錠10が閉鎖されていると、ステップ83において、発光素子30を点灯してセット表示を行い、ステップ84において、センサ装置1は、セット状態となる。ステップ82において、全クレセント錠10が閉鎖状態でないとき、ステップ81に戻る。次に、ステップ85において、30個全てのセンサ装置1との交信が終了したか否か判断し、30個全てのセンサ装置1との交信が終了するとステップ89に進み、交信したセンサ装置1の数が30に満たないとき、ステップ86に進み、次のセンサ装置1にセット信号を送信する。
【0027】
ステップ86では、30個のセンサ装置1のうち、N番目のセンサ装置1に送信しステップ87において情報を受信するか否か判断する。ステップ87において情報を受信しないと、ステップ86に戻り、情報を受信すると、ステップ88において、センサ装置1がN+1で次のセンサ装置1との交信を行い、ステップ91に進む。ステップ85において、30個全てのセンサ装置1との交信が終了してステップ89に進むと、各センサ装置1への定期交信のタイミングでセット信号を送信する。次に、ステップ90において、各センサ装置1から電池寿命の情報を受信するか否か判断し、電池寿命の情報を受信すると、ステップ91に進み、電池寿命の情報を受信しないと、ステップ90において受信するまで受信動作を反復する。ステップ91では、衝撃センサ17の信号を受信したか又はクレセント錠10が開放されたか否か判断する。衝撃センサ17の信号を受信せずかつクレセント錠10が解放されないと、ステップ91からステップ81に戻り、このように、30個の全てのセンサ装置1との交信が完了するまで、ステップ81〜88及び91を含むプロセスを反復する。30個の全てのセンサ装置1との交信が完了すると、ステップ86〜88のプロセスを行わず、ステップ81〜85及び89〜91の動作を反復する。
【0028】
その後、ステップ91において、衝撃センサ17の信号を受信するか又はクレセント錠10が開放された信号を受信すると、ステップ92において、警報側送受信制御回路37は、アラーム34を作動する。ステップ92において、アラーム34を作動した後、ステップ93において、外部通報手段38を作動する。その後、ステップ94において、警報側送受信制御回路37は、手動セット/リセットボタン32が操作されたか否か判断し、手動セット/リセットボタン32が操作されると、ステップ97でセンサ装置1にリセット信号を送信してステップ96に進み、アラーム34の作動及び外部通報手段38の作動を停止した後、ステップ81に戻る。ステップ94において、手動セット/リセットボタン32が操作されないと、ステップ95において、所定時間経過したか否か判断し、所定時間経過するとステップ96に進み、所定時間経過しないとステップ94に戻る。
【0029】
ステップ81において、センサ装置1がセット状態でないと、ステップ98に進み、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態に切り換えられたか否か判断し、閉鎖されているとステップ104においてクレセント錠10の閉鎖を表示した後、ステップ81に戻る。ステップ98においてクレセント錠10が閉鎖されないと、ステップ99に進み、クレセント錠10が開放されたか否か判断する。ステップ99においてクレセント錠10が開放されると、ステップ105において、クレセント錠10の開放を表示した後、ステップ81に進む。ステップ99において、クレセント錠10が閉鎖から解放に操作されないと、ステップ100に進み、センサ装置1がリセット状態か否か判断し、リセット状態のときステップ101に進み、リセット状態でないとき、ステップ81に戻る。ステップ101では、発光素子30によってリセット状態を表示した後、ステップ102において、センサ装置1への定期交信のタイミングとセット信号を送信する。続いて、ステップ103において、各センサ装置1から電池寿命の情報を受信して、ステップ81に戻る。
【0030】
ロック操作検知装置の作動の際に、前記のように、手動セット/リセットボタン32をオンすると、警報制御装置2は、セット状態となり、警報制御装置2からセット信号が送出されて、センサ装置1がセット状態になり、手動セット/リセットボタン32を再度オンすると、警報制御装置2は、リセット状態となり、警報制御装置2からリセット信号が送出されて、センサ装置1がリセット状態となる。最初に手動セット/リセットボタン32をオンすると、警報制御装置2は、セット状態になり、ステップ82において全てのクレセント錠10が閉鎖状態か否か判断する。センサ装置1のリードスイッチ18がオンになると、ステップ83において、発光素子30がオンとなり、センサ装置1のセット状態が表示される。従って、操作者は、全発光素子30の点灯により全てのクレセント錠10が閉鎖状態であることを認識することができる。
【0031】
警報制御装置2と各センサ装置1との交信を行い、30個のセンサ装置1の各々に対して時間差をもって交信の設定が行われる。即ち、1つのセンサ装置1の定期交信のときに、そのセットスイッチ27をオンすると、図9のステップ41から42に進み、警報制御装置2の警報側交信タイマ手段は、図13に示すセット信号130を送信し、センサ装置1のセンサ側送受信制御回路28は、警報制御装置2からセット信号を受信したか否か判断する。警報制御装置2は、20秒間隔でセット信号を発生する(ステップ86)。センサ装置1が警報制御装置2からセット信号130を受信すると、図9のステップ45において、センサ装置1がセット状態となり、電池寿命を読み取り(ステップ46)、図13の信号131で示すように、警報制御装置2に送信を行って電池寿命(ステップ47)を知らせた後、10分タイマをスタートさせる(ステップ48)。ステップ47においてセンサ装置1が警報制御装置2に電池寿命の情報の送信を行うと、警報制御装置2は、図12のステップ87において、最初のセンサ装置1(即ちN番目)から電池寿命の情報を受信したか否か判断する。センサ装置1から電池寿命の情報を受信すると、警報制御装置2は、ステップ88に進むが、電波が届かず電池寿命の情報を受信しないと、ステップ86と87とを反復する。ステップ88では、警報制御装置2は、次のセンサ装置1との交信を行うため、N+1の演算を行う。ここで、全てのセンサ装置1との交信が完了する前に、各センサ装置1の衝撃センサ17が振動を検出してオンとなり又はリードスイッチ18がオフに切り換えられる場合がある。このため、警報制御装置2は、ステップ91において、いずれかのセンサ装置1が警報状態か否か判断し、いずれかのセンサ装置1が警報状態のとき、ステップ92に進み、アラーム34を作動すると共に、ステップ93において、外部通報手段38を作動する。その後、ステップ94において、警報側送受信制御回路37は、手動セット/リセットボタン32が操作されたか否か判断し、手動セット/リセットボタン32を操作すると、ステップ97でセンサ装置1にリセット信号を送信して、図12のステップ96に進み、アラーム34の作動及び外部通報手段38の作動を停止した後、ステップ81に戻る。ステップ94において、手動セット/リセットボタン32が操作されないと、ステップ95において、所定時間経過したか否か判断し、所定時間経過すると、ステップ96に進み、所定時間経過しないと、ステップ94に戻る。これに対応して、各センサ装置1は、ステップ40〜48、49、61及び62を反復する。各センサ装置1は、セット状態及びリセット状態にかかわらず、警報制御装置2と10分毎に定期交信を行う。
【0032】
衝撃センサ17がオンとなり又はリードスイッチ18がオフになると、センサ装置1は、設定スイッチ23からコード信号を読み取り、ステップ65又は67において警報制御装置2に検知信号を送信する。このため、警報制御装置2は、ステップ91においてセンサ装置1からの検知信号を受信する。その後、ステップ92、93において、アラーム34を作動し、外部通報手段38を作動した後、アラーム用手動停止ボタン31が作動されたか否か判断する。アラーム用手動停止ボタン31が作動されると、ステップ97において、センサ装置1にリセット信号を送信し、ステップ96において、アラーム34を停止すると共に、外部通報手段38の作動を停止する。ステップ94にて、アラーム手動停止ボタン31が作動されないと、アラーム34が作動した後、ステップ95において、一定時間経過したか否か判断する。アラーム34の作動後、一定時間経過するとステップ96に進み、一定時間経過しないと、ステップ94に戻る。不正進入者によってセンサ装置1が作動されると、衝撃センサ17又はリードスイッチ18が作動され、ステップ91〜96が作動される。
【0033】
ステップ81において、センサ装置1がリセット状態のとき、ステップ98に進み、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態に切り換えられたか否か判断し、閉鎖状態に切り換えられると、クレセント錠10の閉鎖を表示する(ステップ104)。ステップ98において、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態に切り換えられないと、ステップ99に進み、クレセント錠10が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたか否か判断する。ステップ99において、クレセント錠10が閉鎖状態から開放状態に切り換えられると、ステップ105でクレセント錠10の開放を表示し、開放状態に切り換えられないと、ステップ100において、リセット状態か否か判断する。ステップ94において、警報制御装置2の手動セット/リセットボタン32を押圧すると、センサ装置1は、リセット状態に切り換えられる。ステップ100において、センサ装置1がリセット状態のとき、ステップ101において、リセット状態を表示し、ステップ102において、センサ装置1への定期交信のタイミングでセット信号を送信し、ステップ103において、各センサ装置1から電池寿命の情報を受信して、ステップ81に戻る。非セット状態の警報制御装置2に変化がないとき、ステップ81、98〜100の操作を循環する。
【0034】
衝撃を発生させずにクレセント錠10を開放すると、ステップ99においてクレセント錠10が閉鎖状態から開放状態になるため、ステップ50〜53の動作を行って警報制御装置2に連絡(ステップ91)した後、ステップ54に進む。ステップ51と53で2回警報制御装置2に連絡するのは、センサ装置1の独自の時差タイマ手段によって設定される時間間隔で時差を与えて確実に警報制御装置2に連絡するためである。ステップ54において、センサ装置1がセット状態のとき、ステップ56〜60の動作を行った後、ステップ49に戻る。ステップ54において、センサ装置1がセット状態でないと、ステップ55において、発光ダイオードの間欠動作を停止した後、ステップ49に戻る。
【0035】
衝撃センサ17に衝撃が加えられたとき、ステップ62から63に進み、非セット状態のとき、ステップ41に戻る。ステップ63においてセット状態のときステップ64から67の操作を行い、ステップ68においてブザー22aを作動した後、警報制御装置2からの信号を受信できる受信状態に切り換えられる(ステップ69)。これは警報制御装置2の手動セット/リセットボタン32が押圧されたときに、センサ装置1が警報制御装置2からのリセット信号を受信してブザー22aの作動を停止すると共に、発光ダイオード22bの間欠動作を行わせるためである。ステップ63において、非セット状態のとき、警報制御装置2に送信しないため、電池の電力消費を低減することができる。
【0036】
ステップ61において、クレセント錠10を開放状態から閉鎖状態に切り換えたとき、ステップ64から74に進み、警報制御装置2との交信を行う。ステップ78において、センサ装置1がセット状態のときはステップ41に戻り、センサ装置1が非セット状態のとき、ステップ79において、発光ダイオード22bの間欠動作を停止した後、ステップ41に戻る。このように、クレセント錠10が閉鎖状態から開放状態に切り換えられると、ステップ50〜54の作動を行うが、クレセント錠10が開放状態から閉鎖状態に切り換えられると、ステップ74〜78の動作を行うと共にステップ104又は105でクレセント錠10の閉鎖状態又は開放状態を表示する。
【0037】
従って、発光素子30は、セット状態及びリセット状態にかかわらず作動するため、クレセント錠10の状態を常に監視することができる。また、警報制御装置2がステップ81から91に達する前に、センサ装置1から検出信号が送出されると、ステップ91においてセンサ装置1の動作を検出してステップ92においてアラーム34が作動され、全てのセンサ装置1と警報制御装置2との初期交信が終了する前に、警報を発生することができる。
【0038】
このように、定期交信とは別にセンサ装置の状態は警報制御装置2に送信される。本実施形態では、センサ装置1の作動の際に、センサ装置1のセンサ側送受信制御回路28は、開放センサ素子18又は衝撃センサ17からの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路19を通じて警報制御装置2コード信号と共に検出信号を送信し、警報制御装置2の警報側送受信制御回路37は、センサ装置1からの検出信号を受信したときに、警報信号を発生するので、警報制御装置2によってセンサ装置1の集中管理を行うことができる。また、定期交信により各センサ装置1のセンサ側送受信制御回路28は、交信タイマ手段によって一定時間経過時に警報制御装置2に対して受信状態となるため、通常の監視状態では、センサ装置1での消費電流は、極めて小さい。また、センサ装置1の電池16の残部容量が低下した場合には、定期交信の際に、センサ装置1から警報制御装置2に送信された無線信号により、警報制御装置2において、集中管理により電池16の残部容量の低下を確認することができる。また、警報制御装置2の手動セット/リセットボタン32の操作によって、警報制御装置2からの遠隔操作により、時差をもって同一周波数の無線信号により順次複数のセンサ装置1をセット状態に切り換えることができる。各センサ装置1は、警報制御装置2に対してコード信号を送信するので、警報制御装置2を管理すれば、どのセンサ装置1に状態変化が発生したかを迅速に認識することができる。
【0039】
センサ側送受信制御回路28は、開放センサ素子18又は衝撃センサ17からの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路19を通じて警報制御装置2にコード信号と共に検出信号を送信し、その後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、他のセンサ装置1から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置2にコード信号と共に検出信号を送信するので、複数のセンサ装置1が警報制御装置2に対して同時に交信を開始しても、時差タイマ手段によって固有時間経過後に送信を行うため、警報制御装置2に対して確実に送信を終了することができる。
【0040】
【発明の効果】
この発明によるロック操作検知装置では、センサ装置の電池の電力消費を低減しかつ警報制御装置とセンサ装置との間で情報伝達のため遠隔操作で定期的にかつ自動的に交信を行うことができる。また、センサ装置の消費電流が小さいため、長期間電池を交換せずにセンサ装置を駆動できると共に、センサ装置の電池の残部容量が低下したときに警報制御装置において確認することができる。更に、複数のセンサ装置を時差をもって同一周波数の無線信号により順次確実にセット状態に切り換えることができる。同一の周波数を使用して複数のロック装置を単一の警報制御装置により管理できるので、構造が簡素化されロック操作検知装置を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるロック操作検知装置の全体を示すブロック図
【図2】 この発明によるロック操作検知装置を設置した住宅の概略図
【図3】 この発明のロック操作検知装置に使用するセンサ装置の正面図
【図4】 この発明のロック操作検知装置に使用するセンサ装置の側面図
【図5】 センサ装置のブロック回路図
【図6】 この発明のロック操作検知装置に使用する警報制御装置の正面図
【図7】 警報制御装置の側面図
【図8】 警報制御装置のブロック回路図
【図9】 センサ装置の動作シーケンスを示すフローチャート
【図10】 図9に続くセンサ装置の動作シーケンスを示すフローチャート
【図11】 図10に続くセンサ装置の動作シーケンスを示すフローチャート
【図12】 警報制御装置の動作シーケンスを示すフローチャート
【図13】 警報制御装置とセンサ装置とが定期的に交信を行うパルスのタイミングチャート
【符号の説明】
1・・センサ装置、 2・・警報制御装置、 10・・クレセント錠、 11・・ロック送信装置、 14・・レバー部、 15・・磁石、 16・・電池、 17・・衝撃センサ、 18・・リードスイッチ、 19・・センサ側送受信駆動回路、 20・・アンテナ、 22・・送信制御回路、 23・・設定スイッチ、 28・・センサ側送受信制御回路、 29・・寿命検出回路(容量検出手段)、 30・・発光素子、 31・・アラーム用手動停止ボタン、 32・・手動セット/リセットボタン、 34・・アラーム、 35・・アンテナ、 36・・警報側送受信駆動回路、 37・・警報側送受信制御回路、 38・・外部通報手段、

Claims (10)

  1. 複数のロック装置及びロック装置が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたときに、無線信号を発生するロック通信装置を備えた複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置の各ロック通信装置が発生する無線信号を受信したときに、警報信号を発生する警報制御装置とを備えたロック操作検知装置において、
    ロック装置は、ロック装置の閉鎖状態から開放状態への切換を検出する開放センサ素子と、ロック装置へ加えられる衝撃を検出する衝撃センサとを備え、
    ロック通信装置は、開放センサ素子及び衝撃センサに接続されたセンサ側送受信制御回路と、センサ側送受信制御回路に接続されかつ警報制御装置に対して無線信号の送受信を行うセンサ側送受信駆動回路とを備え、
    ロック装置は、ロック装置の開放状態と閉鎖状態との間の切換のみを警報制御装置に送信するが、衝撃センサの検出信号を警報制御装置に送信しないリセット状態と、ロック装置の開放状態と閉鎖状態との間の切換及び衝撃センサの検出信号を警報制御装置に送信するセット状態との間で切り換えられ、
    センサ側送受信制御回路は、電池と、電池の残部容量を測定する容量検出手段と、容量検出手段からの情報を受信して一定時間経過時に警報制御装置に対して送信する指令信号を発生して、定期交信を行うセンサ側交信タイマ手段とを備え、
    警報制御装置は、センサ装置に対して無線信号の送受信を行う警報側送受信駆動回路と、警報側送受信駆動回路に接続された警報側送受信制御回路と、警報側送受信制御回路に接続されて、最初に操作されたときにセンサ装置にセット信号を含む無線信号を送出しかつ再度操作されたときにセンサ装置にリセット信号を含む無線信号を送出する手動セット/リセットボタンとを備え、
    手動セット/リセットボタンを操作したときに、警報側送受信制御回路は、警報側送受信駆動回路を通じてセンサ装置にセット信号を送出し、
    センサ装置は、警報制御装置からセット信号を受信したときに、リセット状態からセット状態に切り換えられると共に、センサ側交信タイマ手段を作動することを特徴とするロック操作検知装置。
  2. 警報側送受信制御回路は、手動セット/リセットボタンが再度操作されたときに、警報側送受信駆動回路を通じてセンサ装置にリセット信号を送出し、
    センサ装置は、警報制御装置からリセット信号を受信したときに、センサ装置のブザーの作動を停止し又は警報制御装置のアラーム又は外部通報手段の作動を停止するリセット状態に切り換えられると共に、センサ側交信タイマ手段を作動して、警報制御装置に対して定期交信を行う請求項1に記載のロック操作検知装置。
  3. センサ装置は、警報制御装置からセット信号を受信してセット状態に切り換えられたとき、受信状態に切り換えられ、警報制御装置からのリセット信号の受信を待機する請求項1に記載のロック操作検知装置。
  4. 複数のロック装置及びロック装置が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたときに、無線信号を発生するロック通信装置を備えた複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置の各ロック通信装置が発生する無線信号を受信したときに、警報信号を発生する警報制御装置とを備えたロック操作検知装置において、
    ロック装置は、ロック装置の閉鎖状態から開放状態への切換を検出する開放センサ素子と、ロック装置へ加えられる衝撃を検出する衝撃センサとを備え、
    ロック通信装置は、開放センサ素子及び衝撃センサに接続されたセンサ側送受信制御回路と、センサ側送受信制御回路に接続されかつ警報制御装置に対して無線信号の送受信を行うセンサ側送受信駆動回路とを備え、
    ロック装置は、ロック装置の開放状態と閉鎖状態との間の切換のみを警報制御装置に送信するが、衝撃センサの検出信号を警報制御装置に送信しないリセット状態と、ロック装置の開放状態と閉鎖状態との間の切換及び衝撃センサの検出信号を警報制御装置に送信するセット状態との間で切り換えられ、
    センサ側送受信制御回路は、電池と、電池の残部容量を測定する容量検出手段と、容量検出手段からの情報を受信して一定時間経過時に警報制御装置に対して送信する指令信号を発生して、定期交信を行うセンサ側交信タイマ手段とを備え、
    警報制御装置は、センサ装置に対して無線信号の送受信を行う警報側送受信駆動回路と、警報側送受信駆動回路に接続された警報側送受信制御回路とを備え、
    センサ装置は、固有時間を計数する時差タイマ手段を備え、
    ロック装置が閉鎖状態から開放状態に切り換えられたとき、センサ側送受信制御回路は、センサ側送受信駆動回路を通じて警報制御装置にコード信号を送信し、
    センサ側送受信制御回路は、コード信号を送信した後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、他のセンサ装置から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置にコード信号を送信することを特徴とするロック操作検知装置。
  5. 警報制御装置は、各センサ装置からの無線信号を受信して各センサ装置のロック装置の開放状態から閉鎖状態への切換又は閉鎖状態から開放状態への切換を表示する請求項1又は4に記載のロック操作検知装置。
  6. センサ側送受信制御回路は、開放センサ素子又は衝撃センサからの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路を通じて警報制御装置にコード信号と共に、検出信号を送信し、
    警報側送受信制御回路は、センサ装置からの検出信号を受信したときに、警報信号を発生する請求項1又は4に記載のロック操作検知装置。
  7. センサ側送受信制御回路は、開放センサ素子又は衝撃センサからの検出信号を受信したときに、センサ側送受信駆動回路を通じて警報制御装置にコード信号と共に検出信号を送信し、
    その後、時差タイマ手段によって計数される固有時間を経過したときに、他のセンサ装置から送信されるコード信号に対して時差をもって異なるタイミングで、再度警報制御装置にコード信号と共に検出信号を送信する請求項4に記載のロック操作検知装置。
  8. 各センサ装置と警報制御装置との初期交信時に、警報制御装置は、最初のセンサ装置に無線信号を送信して、そのセンサ装置から情報を受信した後、一定時間経過後に、次のセンサ装置に無線信号を送信して次のセンサ装置からの情報を受信し、
    警報制御装置は、同一周波数の無線信号により各センサ装置に対する送受信を一定時間間隔で反復し、最終的に所定の数のセンサ装置に対する送受信を終了する請求項1又は4に記載のロック操作検知装置。
  9. センサ側送受信制御回路は、警報制御装置からの無線信号を受信したとき、警報制御装置に無線信号を送信すると共に、センサ側交信タイマ手段により一定時間後に定期交信のために受信状態となり、
    警報制御装置は、警報側交信タイマ手段により受信状態のセンサ装置に無線信号を送出する1又は4に記載のロック操作検知装置。
  10. センサ装置と警報制御装置との初期交信の際に、センサ側送受信制御回路は、開放センサ素子又は衝撃センサからの検出信号を受信したとき、センサ側送受信駆動回路を通じて警報制御装置にコード信号と共に、検出信号を送信し、
    警報側送受信制御回路は、センサ装置からの検出信号を受信したとき、警報信号を発生する請求項9に記載のロック操作検知装置。
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