JP3836749B2 - 記録媒体挿入機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリカード等の記録媒体を挿入するのに好適な記録媒体挿入機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラやその他各種電子機器の中には、記録媒体(例えばメモリカード)を装着するための記録媒体挿入口を各種電子機器のケースに設けたものがある。そしてこの記録媒体挿入口には、挿入した記録媒体を保護したり、ほこり等が内部に入らないようにするため、軸を中心に揺動する蓋部材(揺動部材)が取り付けられる。そしてこの蓋部材は通常は記録媒体挿入口を覆ってこれを閉じており、記録媒体挿入口に記録媒体を着脱する際は軸を中心に揺動して開く。
【0003】
そして近年、この種の機構を取り付けた各種電子機器においても多種の電子部品を搭載する要求があり、搭載する箇所が限られていたため、電気機器の小型化が図られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、記録媒体挿入機構を有する電子機器の小型化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本発明は、側方に向けて開口する記録媒体挿入口を有する取付部材と、前記取付部材の記録媒体挿入口の上側に覆い被さりその後端側を揺動自在に軸支すると共にその先端側に前記記録媒体挿入口を開閉する覆い部を設けてなる蓋部材とを具備してなる記録媒体挿入機構において、前記蓋部材に電子部品を搭載すると共に、前記記録媒体挿入機構は、前記記録媒体挿入口への部材の挿入方向に向けて前記蓋部材の軸支部分をスライドさせるスライド機構と、前記蓋部材の覆い部によって記録媒体挿入口を覆った状態で係止するとともに覆い部を記録媒体挿入口の手前側にスライド移動することで前記係止を解除する係止機構と、前記蓋部材を開方向に弾発する第一弾発手段と、前記蓋部材を記録媒体挿入口の奥側に向けて弾発する第二弾発手段と、を具備することを特徴とする。
【0006】
また本発明は、前記記録媒体挿入機構は、さらに、蓋部材を閉じた状態で記録媒体挿入口の手前側への蓋部材のスライドを阻止する係止手段と、前記係止手段による係止を解除する係止解除手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記蓋部材に搭載した電子部品に接続したフレキシブル基板を蓋部材から外部に引き出したことを特徴とする。
また本発明は、前記引き出したフレキシブル基板に、取付部材側の基板と接続するコネクタを取り付け、前記蓋部材を揺動自在に軸支する軸の一端を引き伸ばして引き伸ばした部分をコネクタ押圧部とし、このコネクタ押圧部によって取付部材上に設置したコネクタを押圧して取付部材上に固定することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を適用して蓋部材40を取付部材10に取り付ける状態を示す分解斜視図である。図2は蓋部材40を取り付けた取付部材10を裏面側から見た斜視図である。図3は蓋部材40を取り付けた取付部材10を裏面側の図2とは反対側から見た斜視図である。図1に示すように蓋部材40は、取付部材10に対して第一弾発手段100、第二弾発手段110,110、第一軸120、第二軸130、開度規制手段150等を用いて揺動自在に取り付けられる。以下各構成部品について説明する。
【0009】
取付部材10はモールド樹脂板製でこの実施形態では電子機器のケースであり、その上面に設けた凹部を蓋部材収納部11とし、蓋部材収納部11の下面側に設けた凹部を記録媒体収納部12(図2参照)とし、さらに記録媒体収納部12の一端(取付部材10の側面)に記録媒体挿入口13を設けている。記録媒体収納部12には記録媒体挿入口13からメモリスティック等の記録媒体が挿入・収納される。
【0010】
蓋部材収納部11の上面中央には水平方向(下記する蓋部材40がスライドする方向)であって、その先端が記録媒体挿入口13側を向くように突出する係止爪15が設けられている。係止爪15の上面には下記する蓋部材40に設けた係止片81を係止する凹状の係止部151と係止部151の後側(記録媒体挿入口13の反対側)に設けられる傾斜面からなる押圧面153とが形成されている。係止爪15の根元部分の左右両側には開度規制手段(以下この実施形態では「開度規制棒」という)150を回動自在に軸支する係止爪17,17が設けられ、係止爪15の後側(記録媒体挿入口13の反対側)には下記する第一,第二軸120,130を挿入して軸支する中央の軸挿入部19及びその両側の軸挿入部21,21(手前側の軸挿入部21は図1には図示せず)とが設けられている。軸挿入部19と軸挿入部21,21の間の位置には略L字状に突出して下記する第一弾発手段100の2つのコイル部101,101をそれぞれ係止するばね取付部23,23が設けられている。軸挿入部21とバネ取付部23の間には下記する蓋部材40に設けた当接支持部495,495を係止する凹状の係止部25,25(手前側の係止部25は図1には図示せず)が設けられている。記録媒体挿入口13の両側には下記する蓋部材40に設けた係止部35,35を係止する穴状の係合部27,27が設けられている。蓋部材収納部11の後側の面には開口29が設けられている。さらに開口29の後方の下面からは2つの柱状の係止部31,31が突出している。係止部31,31の下端面には固定用ネジ140,140螺合用の穴32,32(図2参照)が設けられている。両係止部31,31の間の位置には下記するコネクタ165を位置決めする板状のガイド部36が設けられている。また図2,図3に示すように取付部材10裏面の第一軸120と第二軸130が突出する部分の側部にはそれぞれガイド板37,38が立設し、さらにガイド板38近傍には下記する第二軸移動規制板180を固定する突起状の固定部39が設けられている。
【0011】
図4は蓋部材40を下側から見た斜視図、図5は蓋部材40の概略断面図である。両図及び図1に示すように蓋部材40は、モールド樹脂板製であって前記蓋部材収納部11内に収納できる寸法形状の蓋部材本体41を具備し、この蓋部材本体41の上面後方にロック解除釦51を設置し、その前方に回転式電子部品60を構成する回転つまみ61を設置し、さらにその前方側面に押釦式電子部品70を構成する押釦71を設置している。
【0012】
回転つまみ61の蓋部材本体41を挟んだ下側には回転つまみ61によって回転される回転式電子部品本体63が設置され、また押釦71の下側には押釦71によって押圧される押釦式電子部品本体73が設置され、これら回転式電子部品本体63と押釦式電子部品本体73はそれらの裏側に取り付けられた金属板製の押え板80と蓋部材本体41の間に収納・設置されている。
【0013】
押え板80の後方中央には舌片状に切り欠いて下方向に突出する係止片81が設けられ、押え板80の両側辺には下方向に折り曲げた折り曲げ部83,83が設けられてその中に蓋部材40のスライド方向(図5の矢印A方向)に向かって延びる長穴からなる規制棒係止部85,85が設けられている。押え板80の係止片81を設けた部分の上部には図5に示すように押え板80と蓋部材本体41とによって弾発手段収納部43が形成され、その中にコイルバネ製の第三弾発手段90が収納されている。
【0014】
蓋部材本体41の上面中央の後方には収納凹部45が設けられ、収納凹部45内には裏面に貫通する開口47が設けられている。収納凹部45にはロック解除釦51の釦部55が収納され、釦部55の下面には開口47を通して下方向に突出して前方に向かう作用部57が設けられ、作用部57先端に設けたバネ座58を前記第三弾発手段90の一端に当接している。作用部57にはその下側に取付板102を取り付けることで作用部57が開口47から上方向に抜けないようにしている。作用部57の下面には図1に示す係止爪15の押圧面153に当接するように突出する押圧部59が設けられている。
【0015】
蓋部材本体41の記録媒体挿入口13側の一側辺には下方向に垂下して記録媒体挿入口13を覆う形状の覆い部33が設けられ、覆い部33の下辺両側には取付部材10の係合部27,27に挿入・係合する突起状の係止部35,35が設けられている。
【0016】
蓋部材本体41の両側辺の後端には下方向に向かう板状の支持部49,49が突出して設けられている。支持部49には蓋部材40のスライド方向に向かって延びる長穴からなる軸係止部491と、穴からなる第二弾発手段係止部493と、支持部49の下辺後方の角部からなる当接支持部495とが設けられている。
【0017】
一方蓋部材本体41と押え板80の間から後方に向かっては、前記回転式電子部品本体63と押釦式電子部品本体73に接続したフレキシブル基板160が引き出されている。このフレキシブル基板160は蓋部材40の後方において、コネクタ165に連結されている。このコネクタ165には、取付部材10側、即ち電子機器本体の電気回路側に接続されたフレキシブル基板170が挿入口167から挿入されて接続されることで両フレキシブル基板160,170間を電気的に接続し、回転式電子部品60と押釦式電子部品70とを機器本体側の電気回路に接続する。
【0018】
コネクタ165を用いて両フレキシブル基板160,170を接続するのは、取付部材10側の機器本体と、蓋部材40とを別々に組み立てた上で、蓋部材40を取付部材10に揺動自在に取り付ける際に両者の電気回路を接続するようにするためである。コネクタ165の構造が上記図に示す構造のものに限定されず、他の種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0019】
次に第一弾発手段100は、一本のバネ材に二つのコイル部101,101を設け、両コイル部101,101を連結する部分と、両コイル部101,101の終端側部分の両者をそれぞれ当接部103,105,105として構成している。
【0020】
第二弾発手段110は、コイルバネの両端に引っ掛け部111,111を設けて構成されている。
【0021】
第一軸120は、一本の棒部材を略「コ」字状に折り曲げ、一端側の部分を軸支部121、他端側の部分をコネクタ押圧部123として構成している。言いかえれば本来軸となる軸支部121の一端を引き伸ばして引き伸ばした部分をコネクタ押圧部123としている。コネクタ押圧部123の根元の屈曲している部分を押圧部125とする。
【0022】
第二軸130は、一本の棒部材を略「L」字状に折り曲げ、一端側の部分を軸支部131、他端側の部分を固定部133としている。
【0023】
開度規制棒150は、一本の棒部材の中央部131の両側を略「コ」字状に屈曲してその中央部分を第一係合部135,135とし、さらにその両端を内側に折り曲げて第二係合部137,137として構成されている。
【0024】
次に上記蓋部材40を取付部材10に揺動自在に取り付ける組立方法を説明する。まず予め開度規制棒130両端の第二係合部137,137をそれぞれ蓋部材40の規制棒係止部85,85に挿入して係止しておく。
【0025】
次に第一弾発手段100の二つのコイル部101,101をそれぞれ取付部材10のバネ取付部23,23内に係止させる。次にフレキシブル基板160先端のコネクタ165を取り付けた部分を取付部材10の開口29から取付部材10の下面側に引き出しながら、取付部材10の蓋部材収納部11内に蓋部材40を挿入して支持部49に設けた軸係止部491を軸端挿入部21と対向させ、第一軸120の軸支部121と第二軸130の軸支部131とをそれぞれ軸端挿入部21の外側から挿入して軸係止部491とコイル部101内と軸挿入部19とに挿入して蓋部材40を取付部材10に対して回動自在に軸支する。即ち第一軸120の軸支部121の軸端と第二軸130の軸支部131の軸端は何れも軸挿入部19の内部に挿入され軸支されている。
【0026】
次に蓋部材40を少し閉じて開度規制棒130の第一係合部135,135をそれぞれ取付部材10の係止爪17,17にスナップイン方式で挿入して回動自在に係止する。
【0027】
次に取付部材10の開口29内に入り込んでいる蓋部材40後端の第二弾発手段係止部493,493と、係止部31,31間に第二弾発手段110の引掛け部111,111を引っ掛ける。
【0028】
次に前記コネクタ165に取付部材10側のフレキシブル基板170を接続し、コネクタ165の一側面をガイド部36に当接させて位置決めした状態で、第一軸120の押圧部125を係止部31の外周に回し込み、同時にそのコネクタ押圧部123を前記コネクタ165の上面に当接する。
【0029】
次に両係止部31,31先端に固定用ネジ140,140をねじ込んで固定する。これによって固定用ネジ140,140の頭部141,141が引掛け部111,111の外れを防止するとともに、一方の固定用ネジ140の頭部141が第一軸120の押圧部125を押圧してコネクタ165に当接していたコネクタ押圧部123でコネクタ165上面を押圧させ、取付部材10に固定する。即ち本実施形態によれば、第二弾発手段110の引掛け部111を係止した係止部31に固定用ネジ140を取り付けることで、その頭部141が第一軸120を押圧してコネクタ押圧部123がコネクタ165を押圧・固定するので、一つの固定手段で引掛け部111の係止及び外れ防止と第一軸120のコネクタ押圧部123によるコネクタ165の押圧・固定とを同時に行うことができる。頭部141は押圧手段であり、同時に抜け防止手段でもある。つまりコネクタ165は別途これを固定するための部品を用いなくても、第一軸120に設けたコネクタ押圧部123によって容易に固定される。なお第一軸120はガイド板37によって外方向への外れが防止されている。
【0030】
次に第二軸130の蓋部材収納部11の外側に突出している固定部133を、図3に示すように、ガイド板38の内側に収納し、その上を塞ぐように板状の第二軸移動規制板180をネジ181によって固定部39の上端面に固定する。第二軸130はガイド板38によって外方向への外れが防止され、第二軸移動規制板180によってその回転が防止される。
【0031】
以上のようにして組み立てられた蓋部材40の状態を図6に示す。同図は蓋部材40が閉じられた状態を示しており、第一弾発手段100の一方の当接部103が取付部材10の上面に当接し、他方の当接部105,105が蓋部材40の下面に当接し、これによって取付部材10に対して蓋部材40を開く方向に弾発している。なお上記組立順序は一例であり、適宜変更可能である。
【0032】
このとき図6に示すように、係合部27,27と係止部35,35によって構成される係止機構は、蓋部材40の覆い部33によって記録媒体挿入口13を覆った状態で蓋部材40の揺動を阻止するように係止すると共に、覆い部33を記録媒体挿入口13の手前側にスライド移動することで前記係止を解除するように構成されている。また係止爪15と係止片81によって構成される係止手段は、蓋部材40を閉じた状態で記録媒体挿入口13の手前側への蓋部材40のスライドを阻止するように構成されている。
【0033】
ここで蓋部材40の動作を説明しておく。まず図6において回転つまみ61を回動すると回転式電子部品本体63が駆動されてその電気的出力が変化し、その出力はフレキシブル基板160,170を通して取付部材10側の機器本体の電気回路に送られる。一方押釦71を押圧すると押釦式電子部品73が駆動されてその電気的出力が変化し、その出力はフレキシブル基板160,170を通して取付部材10側の機器本体の電気回路に送られる。
【0034】
蓋部材40を開くには、図7(a)に示すように、ロック解除釦51の釦部55を指で手前側方向(矢印B方向)に押圧し、これによってロック解除釦51が第三弾発手段90の弾発力に抗してスライド移動し、押圧部59が係止爪15の押圧面153上を押圧しながら摺動することで係止爪15を下降する。これによって係止爪15の係止部151と蓋部材40の係止片81との係合が解除され、同時に第三弾発手段90が圧縮されているのでこの力によって第二弾発手段110の弾発力に抗して蓋部材40全体が手前方向に移動し、図7(b)に示す状態になる。
【0035】
これによって蓋部材40の係止部35,35が係合部27,27から外れるので、前記指を離すことで図7(c)に示すように第一弾発手段100の弾発力によって蓋部材40は上方向に回動し、記録媒体挿入口13が開く。この状態で記録媒体挿入口13から記録媒体200を挿入(又は抜き出し)する。蓋部材40の開度は開度規制棒130によって所定の開度に規制される。このときロック解除釦51は第三弾発手段90によって元の位置に自動復帰している。またこのとき蓋部材40の下面後端に設けた当接支持部495,495が取付部材10の係止部25,25に係合するので、第二弾発手段110の弾発力に抗して蓋部材40はこの位置に保持される。
【0036】
そして図7(c)に示す状態から蓋部材40の上部を指等で押圧すれば(矢印C方向)、蓋部材40は第一弾発手段100の弾発力に抗して回動して閉まって行き、蓋部材40の係止部35,35が係合部27,27に対向する位置近傍まで来たときに当接支持部495,495と係止部25,25の係合が外れ、第二弾発手段110の弾発力によって蓋部材40は奥側に移動して係止部35,35が係合部27,27に係合して図6に示す元の蓋部材40が閉じた状態に戻り、この位置に固定される。
【0037】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
【0038】
例えば上記実施形態では蓋部材40に回転式電子部品60と押釦式電子部品70とを搭載したが、液晶パネル等の他の各種電子部品を搭載しても良い。要はフレキシブル基板を接続する必要のある電子部品であれば、どのような構造の電子部品であっても良い。
【0039】
また蓋部材40は上記実施形態の構造のものに限定されないことは言うまでもなく、例えばロック解除釦51はスライド式ではなく押釦式としても良く、また係止爪15と係止片81による係止手段の構造や、係合部27と係止部35による係止機構の構造や、開度規制棒130による開度規制手段の構造等は種々の変形が可能であり、何れもその作用を有する構造であれば良い。また係止爪15と係止片81による係止手段とロック解除釦51とを省略し、蓋部材40を手前にスライド移動して係合部27と係止部35による係止機構の係止を解除して開くように構成しても良い。要は取付部材に取り付けた軸に揺動自在に軸支され且つ内部に電子部品を内蔵した蓋部材であれば、どのような構造の蓋部材であってもよい。
【0040】
また蓋部材から引き出すフレキシブル基板やコネクタの構造や形状等に種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0041】
さらに上記実施形態では軸を2つの軸120,130に分割したが、これは軸を一本にするとその長さが長くなって、小型化された取付部材10の下面にその軸を挿入する挿入スペースが取れないからであり、挿入スペースが取れるような場合はこれを一本の軸で構成しても良い。また軸に設けるコネクタ押圧部の形状も種々の変形が可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、電子機器の他の部分に設置していた電子部品を蓋部材に搭載したので、この記録媒体挿入機構を有する電子機器の小型化が図れる。
【0043】
また蓋部材から引き出したフレキシブル基板を他の基板にコネクタによって接続する機構を有していても、軸の一端をコネクタ押圧部としてコネクタを押圧・固定するようにしたので、コネクタの固定を容易且つ別途新規な部品を用いることなく(又は少ない部品の追加のみで)容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋部材40を取付部材10に取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【図2】蓋部材40を取り付けた取付部材10を裏面側から見た斜視図である。
【図3】蓋部材40を取り付けた取付部材10を裏面側の図2とは反対側から見た斜視図である。
【図4】蓋部材40を下側から見た斜視図である。
【図5】蓋部材40の概略断面図である。
【図6】取付部材10に対して蓋部材40を取り付けて閉じた状態を示す概略断面図である。
【図7】蓋部材40の開閉動作説明図である。
【符号の説明】
10 取付部材
11 蓋部材収納部
13 記録媒体挿入口
15 係止爪(係止手段)
19 軸挿入部
23 ばね取付部
25 係止部
27 係合部(係止機構)
31 係止部
35 係止部(係止機構)
36 ガイド部
37 ガイド板
38 ガイド板
39 固定部
40 蓋部材
41 蓋部材本体
49 支持部
491 軸係止部(スライド機構)
493 第二弾発手段係止部
495 当接支持部
51 ロック解除釦
59 押圧部
60 回転式電子部品
61 回転つまみ
63 回転式電子部品本体
70 押釦式電子部品
71 押釦
73 押釦式電子部品本体
80 押え板
81 係止片(係止手段)
85 規制棒係止部
90 第三弾発手段
100 第一弾発手段
101 コイル部
110 第二弾発手段
111 引っ掛け部
120 第一軸(スライド機構)
121 軸支部
123 コネクタ押圧部
130 第二軸(スライド機構)
131 軸支部
133 固定部
140 固定用ネジ
141 頭部(押圧手段)
150 開度規制棒(開度規制手段)
160 フレキシブル基板
165 コネクタ
170 フレキシブル基板
180 第二軸移動規制板

Claims (4)

  1. 側方に向けて開口する記録媒体挿入口を有する取付部材と、前記取付部材の記録媒体挿入口の上側に覆い被さりその後端側を揺動自在に軸支すると共にその先端側に前記記録媒体挿入口を開閉する覆い部を設けてなる蓋部材とを具備してなる記録媒体挿入機構において、
    前記蓋部材に電子部品を搭載すると共に、
    前記記録媒体挿入機構は、前記記録媒体挿入口への部材の挿入方向に向けて前記蓋部材の軸支部分をスライドさせるスライド機構と、
    前記蓋部材の覆い部によって記録媒体挿入口を覆った状態で係止するとともに覆い部を記録媒体挿入口の手前側にスライド移動することで前記係止を解除する係止機構と、
    前記蓋部材を開方向に弾発する第一弾発手段と、
    前記蓋部材を記録媒体挿入口の奥側に向けて弾発する第二弾発手段と、を具備することを特徴とする記録媒体挿入機構。
  2. 前記記録媒体挿入機構は、さらに、蓋部材を閉じた状態で記録媒体挿入口の手前側への蓋部材のスライドを阻止する係止手段と、
    前記係止手段による係止を解除する係止解除手段と、を具備することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体挿入機構。
  3. 前記蓋部材に搭載した電子部品に接続したフレキシブル基板を蓋部材から外部に引き出したことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体挿入機構。
  4. 前記引き出したフレキシブル基板に、取付部材側の基板と接続するコネクタを取り付け、
    前記蓋部材を揺動自在に軸支する軸の一端を引き伸ばして引き伸ばした部分をコネクタ押圧部とし、このコネクタ押圧部によって取付部材上に設置したコネクタを押圧して取付部材上に固定することを特徴とする請求項3に記載の記録媒体挿入機構。
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