JP3835598B2 - 送信回路および波形整形回路 - Google Patents

送信回路および波形整形回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ヘッド・エンド回路に使用される送信側の送信回路および受信側の波形整形回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11に光ヘッド・エンド回路の従来の送信回路の構成を示す。入力ライン1から第1のデジタルベースバンド信号Aが入力され、入力ライン2から第2のデジタルベースバンド信号を変調信号とする角度変調(PSK又はFSK)信号Bが入力される。両信号A,Bは加算器3において多重化され、ノード4に多重化信号C0として出力される。このノード4から線形性に優れたレーザドライバ5に入力された多重化信号C0は、レーザ7の線形動作領域に適した信号パワーに調整されてノード6に出力され、レーザ7において電気信号から光信号Dとなる。この光信号Dは、光ファイバ8に入力し、この光ファイバ8の反対側の対向する受信装置に入力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、経済性に重点をおいたとき、レーザドライバ5として、図12に示すように、線形性の優れない(デジタル信号用の)レーザドライバ51を使用することが行われる。しかし、この場合は、レーザドライバ51において、多重信号C0の中の角度変調信号Bの振幅が抑圧され、それに対応する光信号D0がレーザ7から出力するため、光ファイバ8を経由した受信側において、角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号を復調することができなくなってしまうという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、線形性に優れないデジタル信号用のレーザドライバを用いてレーザを駆動する場合であっても、角度変調信号成分が抑圧されることがないようにし、デジタル信号用のレーザドライバを使用可能とし、経済性に優れた送信回路およびその出力信号を復調する波形整形回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、アンド回路と、レーザドライバと、レーザを具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に変調する送信回路であって、第2のデジタルベースバンド信号で角度変調した角度変調信号を前記アンド回路において第1のデジタルベースバンド信号で振幅変調し、該振幅変調信号を前記レーザドライバに入力して所定レベルに調整し、前記レーザドライバからの出力信号で前記レーザを駆動して前記振幅変調信号を光信号に変換することを特徴とする送信回路とした。
【0006】
請求項2に係る発明は、ミキサと、レーザドライバと、レーザを具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に変調する送信回路であって、第2のデジタルベースバンド信号で角度変調した角度変調信号を前記ミキサにおいて第1のデジタルベースバンド信号で振幅変調し、該振幅変調信号を前記レーザドライバに入力して所定レベルに調整し、前記レーザドライバからの出力信号で前記レーザを駆動して前記振幅変調信号を光信号に変換することを特徴とする送信回路とした。
【0007】
請求項3に係る発明は、フォトダイオードと、電気アンプと、同期検波復調回路と、包絡線検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記同期検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記包絡線検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路とした。
【0008】
請求項4に係る発明は、フォトダイオードと、電気アンプと、遅延検波復調回路と、包絡線検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記遅延検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記包絡線検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路とした。
【0009】
請求項に係る発明は、フォトダイオードと、電気アンプと、同期検波復調回路と、二乗検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記同期検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記二乗検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路とした。
【0010】
請求項6に係る発明は、フォトダイオードと、電気アンプと、遅延検波復調回路と、二乗検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記遅延検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記二乗検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路とした。
【0011】
請求項7に係る発明は、フォトダイオードと、電気アンプと、同期検波復調回路と、ローパスフィルタ回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記同期検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記ローパスフィルタ回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路とした。
【0012】
請求項8に係る発明は、フォトダイオードと、電気アンプと、遅延検波復調回路と、ローパスフィルタ回路を具備し2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記遅延検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記ローパスフィルタ回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明では、第2のデジタルベースバンド信号により角度変調(PSK又はFSK)された角度変調信号を、第1のデジタルベースバンド信号で振幅変調(ASK)する。また、復調ではその振幅変調信号を包絡線検波復調回路、二乗検波復調回路、ローパスフィルタ回路の等により復調することで第1のベースバンド信号を復調し、また、その振幅変調信号を同期検波復調回路又は遅延検波復調回路により復調することで、第2のベースバンド信号を復調する。以上により、線形性に優れないデジタル信号用のレーザドライバやレーザ等を用いて光信号を生成する場合でも、角度変調信号成分が抑圧されないようにする。これにより、デジタル信号用の部品を使用できるので、経済的に優れる利点がある。
【0014】
[第1の実施形態]
図1は請求項1に対応する第1の実施形態の送信回路のブロック図である。本送信回路は、アンド回路31と、デジタル信号用のレーザドライバ51と、レーザ7を具備する。
【0015】
アンド回路31は、信号ライン1から入力する第1のベースバンド信号Aによって、信号ライン2から入力する第2のベースバンド信号(第1のベースバンド信号に比べて極めて低いビットレート)で角度変調(PSK又はFSK)された角度変調信号Bを振幅変調し、ノード4に振幅変調信号C1として出力する。このノード4の振幅変調信号C1は、レーザドライバ51に入力されて所定の信号パワーに調整され、ノード6に出力されて、レーザ7において電気信号から光信号D1に変換される。この光信号D1は、光ファイバ8に入力し、この光ファイバ8の反対側の対向する受信装置に入力される。
【0016】
SD1はこの光信号D1のスペクトルを示す特性でありs11,s12,s13は第1のデジタルベースバンド信号Aの成分のスペクトル、s14は角度変調信号Bの成分のスペクトルである。
【0017】
[第2の実施形態]
図2は請求項2に対応する第2の実施形態の送信回路のブロック図である。本送信回路は、ミキサ32と、デジタル信号用のレーザドライバ51と、レーザ7を具備する。
【0018】
ミキサ32は、信号ライン1から入力する第1のベースバンド信号Aによって、信号ライン2から入力する第2のベースバンド信号(第1のベースバンド信号に比べて極めて低いビットレート)で角度変調(PSK又はFSK)された角度変調信号Bを振幅変調し、ノード4に振幅変調信号C2として出力する。このノード4の振幅変調信号C2は、レーザドライバ51に入力されて所定の信号パワーに調整され、ノード6に出力されて、レーザ7において電気信号から光信号D2又はD3に変換される。この光信号D2又はD3は、光ファイバ8に入力し、この光ファイバ8の反対側の対向する受信装置に入力される。
【0019】
SD2はこの光信号D2のスペクトルを示す特性でありs21,s22,s23は第1のデジタルベースバンド信号Aの成分のスペクトル、s24は角度変調信号Bの成分のスペクトルである。また、SD3はこの光信号D3のスペクトルを示す特性でありs32,s33は第1のデジタルベースバンド信号Aの成分のスペクトル、s34は角度変調信号Bの成分のスペクトルである。光信号D3には直流成分(DC)がないため、光信号D2におけるスペクトルs21に相当するスペクトルはない。
【0020】
上記2値の光信号D2は、レーザドライバ51の動作点を図9に示すように入出力特性の立上り基点に設定することで得られる。また、3値の光信号D3は、レーザドライバ51の動作点を図10に示すように入出力特性の中間点に設定することで得られる。
【0021】
[第3の実施形態]
図3は請求項3に対応する第3の実施形態の波形整形回路(復調回路)のブロック図である。本波形整形回路は、フォトダイオード9と、電気アンプ11と、同期検波復調回路14と、包絡線検波復調回路17を具備する。
【0022】
光ファイバ8よりの光信号D1、D2又はD3は、フォトダイオード9に入力して電気信号に変換され、ノード10を経由して電気アンプ11に入力される。電気アンプ11において適度な振幅に増幅された入力信号aは、ノード12に出力され、2つに分岐される。分岐された一方の信号は、ノード13から同期検波復調回路14に入力され、ここで角度変調信号Bの搬送波と同じ周波数で所定の位相の信号により同期検波処理を受けて信号b1となり、さらに波形整形、リタイミング処理を受けて角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号cとして復調され、ノード15に出力される。分岐された他方の信号は、ノード16を介して包絡線検波復調回路17に入力され、ここで整流や平滑等の包絡線検波処理による波形整形を受け、リタイミング処理を受けて、振幅変調信号C1又はC2の変調信号である第1のデジタルベースバンド信号d(A)として復調され、ノード18に出力される。
【0023】
ここで、第2のデジタルベースバンド信号cは、第1のデジタルベースバンド信号d(A)のビットレートに比べて極めて低いビットレートに設定されているので、第1のデジタルベースバンド信号d(A)による振幅変調の影響を受けることはなく、適正に復調される。
【0024】
[第4の実施形態]
図4は請求項4に対応する第4の実施形態の波形整形回路(復調回路)のブロック図である。本波形整形回路は、フォトダイオード9と、電気アンプ11と、遅延検波復調回路19と、包絡線検波復調回路17を具備する。
【0025】
光ファイバ8よりの光信号D1、D2又はD3は、フォトダイオード9に入力して電気信号に変換され、ノード10を経由して電気アンプ11に入力される。電気アンプ11において適度な振幅に増幅された入力信号aは、ノード12に出力され、2つに分岐される。分岐された一方の信号は、ノード13から遅延検波復調回路19に入力され、ここで1ビット前の信号との比較による遅延検波処理を受けて信号b2となり、さらに波形整形、リタイミング処理を受けて角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号cとして復調され、ノード15に出力される。分岐された他方の信号は、ノード16を介して包絡線検波復調回路17に入力され、ここで整流や平滑等の包絡線検波処理による波形整形を受け、リタイミング処理を受けて、振幅変調信号C1又はC2の変調信号である第1のデジタルベースバンド信号d(A)として復調され、ノード18に出力される。
【0026】
ここで、第2のデジタルベースバンド信号cは、第1のデジタルベースバンド信号d(A)のビットレートに比べて極めて低いビットレートに設定されているので、第1のデジタルベースバンド信号d(A)による振幅変調の影響を受けることはなく、適正に復調される。
【0027】
[第5の実施形態]
図5は請求項5に対応する第5の実施形態の波形整形回路(復調回路)のブロック図である。本波形整形回路は、フォトダイオード9と、電気アンプ11と、同期検波復調回路14と、二乗検波復調回路20を具備する。
【0028】
光ファイバ8よりの光信号D1、D2又はD3は、フォトダイオード9に入力して電気信号に変換され、ノード10を経由して電気アンプ11に入力される。電気アンプ11において適度な振幅に増幅された入力信号aは、ノード12に出力され、2つに分岐される。分岐された一方の信号は、ノード13から同期検波復調回路14に入力され、ここで角度変調信号Bの搬送波と同じ周波数で所定の位相の信号により同期検波処理を受けて信号b1となり、さらに波形整形、リタイミング処理を受けて角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号cとして復調され、ノード15に出力される。分岐された他方の信号は、ノード16を介して二乗検波復調回路20に入力され、ここでダイオードやトランジスタ等の電圧−電流特性の非直線性を利用した二乗検波処理による波形整形を受け、リタイミング処理を受けて、振幅変調信号C1又はC2の変調信号である第1のデジタルベースバンド信号d(A)として復調され、ノード18に出力される。
【0029】
ここで、第2のデジタルベースバンド信号cは、第1のデジタルベースバンド信号d(A)のビットレートに比べて極めて低いビットレートに設定されているので、第1のデジタルベースバンド信号d(A)による振幅変調の影響を受けることはなく、適正に復調される。
【0030】
[第6の実施形態]
図6は請求項6に対応する第6の実施形態の波形整形回路(復調回路)のブロック図である。本波形整形回路は、フォトダイオード9と、電気アンプ11と、遅延検波復調回路19と、二乗検波復調回路20を具備する。
【0031】
光ファイバ8よりの光信号D1、D2又はD3は、フォトダイオード9に入力して電気信号に変換され、ノード10を経由して電気アンプ11に入力される。電気アンプ11において適度な振幅に増幅された入力信号aは、ノード12に出力され、2つに分岐される。分岐された一方の信号は、ノード13から遅延検波復調回路19に入力され、ここで1ビット前の信号との比較による遅延検波処理を受けて信号b2となり、さらに波形整形、リタイミング処理を受けて角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号cとして復調され、ノード15に出力される。分岐された他方の信号は、ノード16を介して二乗検波復調回路20に入力され、ここでダイオードやトランジスタ等の電圧−電流特性の非直線性を利用した二乗検波処理による波形整形を受け、リタイミング処理を受けて、振幅変調信号C1又はC2の変調信号である第1のデジタルベースバンド信号d(A)として復調され、ノード18に出力される。
【0032】
ここで、第2のデジタルベースバンド信号cは、第1のデジタルベースバンド信号d(A)のビットレートに比べて極めて低いビットレートに設定されているので、第1のデジタルベースバンド信号d(A)による振幅変調の影響を受けることはなく、適正に復調される。
【0033】
[第7の実施形態]
図7は請求項7に対応する第7の実施形態の波形整形回路(復調回路)の回路図である。本波形整形回路は、フォトダイオード9と、電気アンプ11と、同期検波復調回路14と、ローパスフィルタ回路(LPF)21を具備する。
【0034】
光ファイバ8よりの光信号D1、D2又はD3は、フォトダイオード9に入力して電気信号に変換され、ノード10を経由して電気アンプ11に入力される。電気アンプ11において適度な振幅に増幅された入力信号aは、ノード12に出力され、2つに分岐される。分岐された一方の信号は、ノード13から同期検波復調回路14に入力され、ここで角度変調信号Bの搬送波と同じ周波数で所定の位相の信号により同期検波処理を受けて信号b1となり、さらに波形整形、リタイミング処理を受けて角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号cとして復調され、ノード15に出力される。分岐された他方の信号は、ノード16を介してローパスフィルタ回路21に入力され、ここで第1のデジタルベースバンド信号が抽出され、リタイミング処理を受けて、振幅変調信号C1又はC2の変調信号である第1のデジタルベースバンド信号d(A)として復調され、ノード18に出力される。
【0035】
ここで、第2のデジタルベースバンド信号cは、第1のデジタルベースバンド信号d(A)のビットレートに比べて極めて低いビットレートに設定されているので、第1のデジタルベースバンド信号d(A)による振幅変調の影響を受けることはなく、適正に復調される。
【0036】
[第8の実施形態]
図8は請求項8に対応する第8の実施形態の波形整形回路(復調回路)のブロック図である。本波形整形回路は、フォトダイオード9と、電気アンプ11と、遅延検波復調回路19と、ローパスフィルタ回路(LPF)21を具備する。
【0037】
光ファイバ8よりの光信号D1、D2又はD3は、フォトダイオード9に入力して電気信号に変換され、ノード10を経由して電気アンプ11に入力される。電気アンプ11において適度な振幅に増幅された入力信号aは、ノード12に出力され、2つに分岐される。分岐された一方の信号は、ノード13から遅延検波復調回路19に入力され、ここで1ビット前の信号との比較による遅延検波処理を受けて信号b2となり、さらに波形整形、リタイミング処理を受けて角度変調信号Bの変調信号である第2のデジタルベースバンド信号cとして復調され、ノード15に出力される。分岐された他方の信号は、ノード16を介してローパスフィルタ回路21に入力され、ここで第1のデジタルベースバンド信号が抽出され、リタイミング処理を受けて、振幅変調信号C1又はC2の変調信号である第1のデジタルベースバンド信号d(A)として復調され、ノード18に出力される。
【0038】
ここで、第2のデジタルベースバンド信号cは、第1のデジタルベースバンド信号d(A)のビットレートに比べて極めて低いビットレートに設定されているので、第1のデジタルベースバンド信号d(A)による振幅変調の影響を受けることはなく、適正に復調される。
【0039】
【発明の効果】
以上から本発明によれば、送信回路において、第2のデジタルベースバンド信号で角度変調された角度変調信号を、第1のデジタルベースバンド信号で振幅変調するので、レーザドライバ、レーザ、電気アンプ等として、デジタル信号用の部品を使用することが可能となり、当該送信回路や復調側の波形整形回路を経済的に構成することができ、また、2個のデジタルベースバンド信号を同時に正確に変調/復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の送信回路のブロック図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態の送信回路のブロック図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態の波形整形回路のブロック図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態の波形整形回路のブロック図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態の波形整形回路のブロック図である。
【図6】 本発明の第6の実施形態の波形整形回路のブロック図である。
【図7】 本発明の第7の実施形態の波形整形回路のブロック図である。
【図8】 本発明の第8の実施形態の波形整形回路のブロック図である。
【図9】 図2の送信回路のレーザドライバ51の光信号D2を得るための動作特性図である。
【図10】 図2の送信回路のレーザドライバ51の光信号D3を得るための動作特性図である。
【図11】 従来の送信回路のブロック図である。
【図12】 従来の送信回路のブロック図である。
【符号の説明】
1,2:入力ライン、3:加算器、31:アンド回路、32:ミキサ、4:ノード、5,51:レーザドライバ、6:ノード、7:レーザ、8:光ファイバ
9:フォトダイオード、10:ノード、11:電気アンプ、12,13:ノード、14:同期検波復調回路、15,16:ノード、17:包絡線検波復調回路、18:ノード、19:遅延検波復調回路、20:二乗検波復調回路、21:ローパスフィルタ回路。

Claims (8)

  1. アンド回路と、レーザドライバと、レーザを具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に変調する送信回路であって、
    第2のデジタルベースバンド信号で角度変調した角度変調信号を前記アンド回路において第1のデジタルベースバンド信号で振幅変調し、該振幅変調信号を前記レーザドライバに入力して所定レベルに調整し、前記レーザドライバからの出力信号で前記レーザを駆動して前記振幅変調信号を光信号に変換することを特徴とする送信回路。
  2. ミキサと、レーザドライバと、レーザを具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に変調する送信回路であって、
    第2のデジタルベースバンド信号で角度変調した角度変調信号を前記ミキサにおいて第1のデジタルベースバンド信号で振幅変調し、該振幅変調信号を前記レーザドライバに入力して所定レベルに調整し、前記レーザドライバからの出力信号で前記レーザを駆動して前記振幅変調信号を光信号に変換することを特徴とする送信回路。
  3. フォトダイオードと、電気アンプと、同期検波復調回路と、包絡線検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、
    前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記同期検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記包絡線検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路。
  4. フォトダイオードと、電気アンプと、遅延検波復調回路と、包絡線検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、
    前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記遅延検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記包絡線検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路。
  5. フォトダイオードと、電気アンプと、同期検波復調回路と、二乗検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、
    前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記同期検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記二乗検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路。
  6. フォトダイオードと、電気アンプと、遅延検波復調回路と、二乗検波復調回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、
    前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記遅延検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記二乗検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路。
  7. フォトダイオードと、電気アンプと、同期検波復調回路と、ローパスフィルタ回路を具備し、2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、
    前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記同期検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記ローパスフィルタ回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路。
  8. フォトダイオードと、電気アンプと、遅延検波復調回路と、ローパスフィルタ回路を具備し2つのデジタルベースバンド信号を同時に復調する波形整形回路であって、
    前記請求項1又は2に記載の送信回路からの光信号を前記フォトダイオードで電気信号に変換し、該変換された電気信号を前記電気アンプにおいて信号処理に充分なレベルにまで増幅し、前記電気アンプの出力信号を2分岐し、その一方を前記遅延検波復調回路に入力して前記振幅変調信号から前記第2のデジタルベースバンド信号を復調し、他方を前記ローパスフィルタ回路に入力して前記振幅変調信号から前記第1のデジタルベースバンド信号を復調することを特徴とする波形整形回路。
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