JP3834855B2 - 歩幅測定方法及びその装置 - Google Patents

歩幅測定方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3834855B2
JP3834855B2 JP33786795A JP33786795A JP3834855B2 JP 3834855 B2 JP3834855 B2 JP 3834855B2 JP 33786795 A JP33786795 A JP 33786795A JP 33786795 A JP33786795 A JP 33786795A JP 3834855 B2 JP3834855 B2 JP 3834855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stride
acceleration
change
walking
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33786795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09152355A (ja
Inventor
裕記 石川
俊宏 森
正 平野
智氣 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP33786795A priority Critical patent/JP3834855B2/ja
Publication of JPH09152355A publication Critical patent/JPH09152355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3834855B2 publication Critical patent/JP3834855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩幅測定方法及びその装置に関し、特に、歩幅・歩行距離を正確に検出・表示できる歩幅測定方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の健康に対する意識の向上により、積極的に歩行を行う必要が認識され、歩行数を表示するための歩行計が種々提供されている。ここで、歩行計には、歩数のみでなく歩行距離を表示するものがある。この歩行距離は、歩行時の歩幅に歩数を乗算することによって求められている。ここで、歩行時の歩幅は、各人で異なり、また、同一人でも体調等により変わってくるが、歩行距離を正確に表示するためには、歩幅を正確に計測する必要がある。
【0003】
また、傷病者のリハビレテーションにおいて、歩行訓練が取り入れられることがあるが、膝等を故障した場合には、一定の歩幅で歩く指導が成されることがある。係る際にも歩幅が正確に計り得る装置が必要となる。
【0004】
ここで、歩幅を正確に測定するための歩行距離計として、特開昭58−189509号公報の技術が提案されている。この歩行距離計では、加速度センサを用い、検出した加速度を2回積分することにより1回の歩行時の進行距離、即ち、歩幅を算出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、歩行者の腰に取り付けられた加速度センサによる出力を図3を参照して説明する。この加速度センサには、圧電素子に加わる荷重・捩じれ等を電圧の値に変えるものを用いている。
【0006】
ここで、図3に示すように加速度センサからの出力は、実際の歩行に関係するA部分と、実際の歩行とは直接関係しないB部分とから成ることが判明した。このB部分は、足を着地させた際の衝撃による加速度変化等に基づく出力であると考えられる。ここで、特開昭58−189509号の歩行距離計では、図3に示す実際の歩行に関係するA部分と、実際の歩行とは直接関係しないB部分とを併せて2回積分しているため、正確に歩幅を検出することができなかった。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、歩幅を正確に求めることができる歩幅測定方法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の歩幅測定方法では、
人体に取り付けられた加速度センサの出力から歩行時の歩き方に関する成分を人の移動に伴う(進行方向への)加速度以外の成分として取り除くステップと、
上記ステップにより成分の除かれた加速度に対応する歩幅を、加速度と歩幅との対応テーブルから検索するステップと、、から成り、
前記加速度に対応する歩幅を加速度と歩幅との対応テーブルから検索するステップが、
歩幅の変化分を、検出された加速度と基準加速度との変化分に基づき、該加速度の変化分と歩幅の変化分との対応テーブルから検索し、該歩幅の変化分と基準歩幅とを加算して歩幅を探索するステップからなることを技術的特徴とする。
【0011】
上記の目的を達成するため、請求項の歩幅測定装置では、
人体に取り付けられる加速度センサと、
前記加速度センサの出力から歩行時の歩き方に関する成分を人の移動に伴う(進行方向への)加速度以外の成分として取り除くフィルタ手段と、
加速度と歩幅との対応テーブルと、
前記フィルタ手段の出力に基づき、前記対応テーブルを検索して歩幅を検索する歩幅検索手段と、を有し、
前記歩幅検索手段が、
歩幅の変化分を、検出された加速度と基準加速度との変化分に基づき、該加速度の変化分と歩幅の変化分との対応テーブルから検索し、該歩幅の変化分と基準歩幅とを加算して歩幅を探索することを技術的特徴とする。
【0014】
【作用】
請求項1の構成では、人体に取り付けられた加速度センサからの出力出力から歩行時の歩き方に関する成分を人の移動に伴う(進行方向への)加速度以外の成分として取り除くため、歩行中の加速度成分のみを抽出できる。また、加速度以外の成分の除かれた加速度に対応する歩幅を、加速度と歩幅との対応テーブルから検索するため、正確に歩幅を検索できる。
【0016】
請求項の構成では、歩幅の変化分を、検出された加速度と基準加速度との変化分に基づき加速度の変化分と歩幅の変化分との対応テーブルから検索する。
【0017】
請求項の構成では、フイルタ手段が、人体に取り付けられた加速度センサからの出力から歩行時の歩き方に関する成分を人の移動に伴う(進行方向への)加速度以外の成分として取り除くため、歩行中の加速度成分のみを抽出できる。また、歩幅検索手段が、加速度以外の成分の除かれた加速度に対応する歩幅を、加速度と歩幅との対応テーブルから検索するため、正確に歩幅を検索できる。
【0019】
請求項の構成では、歩幅検索手段が、歩幅の変化分を、検出された加速度と基準加速度との変化分に基づき加速度の変化分と歩幅の変化分との対応テーブルから検索する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施態様について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施態様に係る歩幅測定装置10の構成を示すブロック図である。歩幅測定装置10には、圧電素子に加わる荷重に基づき加速度を電圧値として出力する加速度センサ30と、携帯した者の歩行毎に振り子が振れて信号を出力する歩数計測センサ32と、地磁気を検出するための地磁気検出センサ34とが接続されている。
【0021】
この歩幅測定装置10は、歩幅の算出、歩数の積算等の処理を行うCPU12と、CPU12の演算した歩幅、歩数等を表示する表示部14と、制御用のプログラム等の保持されているRAM16と、CPU12の作業領域として用いられるROM18とを有し、加速度センサ30の出力は、当該出力を増幅する増幅部20と、増幅された出力をフーリエ変換するフーリエ変換部22と、フーリエ変換された出力中の特定の周波数線分のみを取り出すフィルター部24と、該フィルター部24の出力(アナログ値)をデェジタル値に変換するA/D変換器26とを介して、CPU12へ入力されるようになっている。
【0022】
ここで、上記フーリエ変換部22及びフィルター部24は、加速度センサ30により検出された加速度中の、人の移動に伴う(進行方向への)加速度以外の成分を除去する動作を行う。この処理について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、歩幅測定装置10を携帯した人の歩行時の加速度を加速度センサ30により検出した値を図3に示す。この図3では一歩分の加速度値の変化が表されている。加速度は、上述したように歩行に関係する0〜数10Hz程度の周波数成分(A部分)と、実際の歩行とは直接関係しない数100Hz程度の周波数成分(B部分)とから成る。このB部分は、足を着地させた際の衝撃による加速度変化等に基づく出力と考えられる。このA部分は、歩幅が変わるのに従い変化する。また、B部分は、歩幅よりも歩き方により変化する。例えば、摺り足で歩けば、B部分のピーク値は下がり持続時間も短くなり、着地時の衝撃が大きければピーク値が上がり持続時間も長くなる。
【0023】
このように加速度センサ30による出力には、歩行により発生する人の移動に伴う(進行方向への)加速度とは直接関係しない成分(B部分)が含まれる。このため、第1実施態様では、フーリエ変換を行い特定の周波数成分のみを取り出す。即ち、図3に示す加速度センサの出力を、フーリエ変換部22でフーリエ変換して図4に示すような周波数成分の値を得る。ここで、高い方のピークが図3に示すA部に相当し、低い方のピークがB部に相当している。このため、フィルター部24にて、A部に相当する高い方のピークに相当する周波数成分のみを通過させる。そして、この周波数成分の値(アナログ値)をA/D変換器26にてデェジタル値に変換して、CPU12へ入力する。
【0024】
引き続き、図1に示す歩幅測定装置10を携帯した者が歩行した際の、CPU12による歩幅の検出処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。ここで、加速度センサ30は、該歩行者が進行する方向に対して水平な加速度成分が検出できるよう、ベルトの留金の位置に取り付けられているものとする。先ず、CPU12は、初期化の指示がなされたかを判断する(S10)、ここで、初期化がなされないときは(S10がNo)、歩幅測定装置10のスイッチがオンされたかを判断する(S14)。ここで、スイッチがオンされると(S14がYes)、ステップ16以下の歩幅検出処理を開始する。
【0025】
ステップ16では、図1に示す一歩毎に出力を送出する歩数計測センサ32からの出力が有ったか、即ち、一歩ぶん歩いたかを判断する。ここで、歩数計測センサ32からの出力があると(S16がYes)、図3及び図4を参照して上述したように加速度センサ30からの歩行による加速度成分のみを抽出した加速度信号を入力する(S18)。そして、今回入力した加速度が、一歩前の加速度から変化したかを判断する(S20)。ここで、変化のない場合には(S20がNo)、歩幅として一歩前の歩幅を採用し(S22)、そして、今回の歩行時の歩幅を加えることにより歩行した距離を演算する(S32)。その後、図1に示す表示部14に、歩幅、歩数、歩行距離を表示する(S34)。最後に、スイッチがオフされたかを判断し(S36)、スイッチがオフされない限り(S36がNo)、ステップ16に戻り歩幅検出処理を繰り返す。
【0026】
ここで、上述したステップ20における歩幅が変化したかの判断において、歩幅が変化している際、例えば、一歩前の加速度の値が“50”で、今回の加速度の値が“49”のとき(S20がYes)、この加速度値“49”を記憶した後(S24)、加速度の変化量を歩幅の変化量に換算する(S26)。この換算用のテーブルについて、図5を参照して説明する。この換算用のテーブルは、加速度の変化量に対応する歩幅の変化量から成る。例えば、一歩前の加速度の値が“50”で、今回の加速度の値が“49”のときには、加速度の変化量“−1”に対応する−1cmの歩幅変化量を得れるよう構成されている。CPU12は、このテーブルを参照して歩幅変化量を求め、そして、前回の歩幅が45cmであったとすれば、この歩幅45cmから歩幅変化量である1cmを減算して今回の歩幅を得る(S28)。その後、この歩幅44cmを記憶する(S30)。
【0027】
なお、CPU12は、地磁気検出センサ34からの出力に基づき歩行時の進行方向を求め、表示部14に出発地点からの移動方向(例えば、北北東に4.12Km)も併せて表示するようになっている。
【0028】
引き続き、この歩幅測定装置10に個々の使用者の歩幅を測定させ、当該使用者に合わせて歩幅が測定できるようにする初期化処理について説明する。初期化が行われる際には、図2に示すステップ10の初期化かの判断がYesとなり、初期化処理に進む(S12)。この初期化処理について、当該処理のサブルーチンを示す図6を参照して説明する。
【0029】
この歩幅測定装置10では、初期化を行う際に、予め設定された距離(ここでは10mとする)を実際に歩行した際の加速度及び歩行数から、一歩当たりの加速度及び歩幅を測定する。この測定は、使用者が、図示しないリセットボタンを押してから歩行を開始し、10m地点を通過した際に、再びリセットボタンを押すことにより行う。
【0030】
CPU12は、まず、リセットボタンが押されたかを判断する(S52)。ここで、使用者が、歩行を開始する際にリセットボタンを押すと(S52がYes)、CPU12は、歩数計測センサ32からの出力が有ったかを判断し、歩数計測センサ32からの出力があると(S54がYes)、加速度センサ30からの歩行時の人の移動に伴う(進行方向への)加速度成分のみを抽出した加速度信号を入力する(S56)。そして、入力した加速度を記憶する(S58)とともに、歩数(現時点では1)を保持した後(S60)、リセットボタンが押されたかを判断する(S62)。ここで、リセットボタンの押されない限り(S62がNo)、ステップ54に戻り次の1歩分の測定を行う。そして、10m地点に到達し、使用者が再びリセットボタンを押すと(S62がYes)、算出した加速度の平均値を求めると共に、この10mの距離に基づき歩幅を算出する(S64)。そして、この算出した加速度の平均値と歩幅とに基づき基準値(基準加速度に対応する基準歩幅)を更新する(S66)。
【0031】
この第1実施態様では、測定した加速度の平均値と、算出した歩幅とに基づき基準値を更新する。そして、歩幅は、測定した加速度値と基準値の加速度との差に基づき、図5を参照して上述したテーブルの値を参照して補正する。なお、上述した例では、初期化時に測定した値に基づき、基準値のみを更新するようにしたが、基準値の更新のみでなく、測定した値に基づき図5に示す補正用のテーブル値も併せて更新するようにもできる。
【0032】
この第1実施態様によれば、加速度センサ30の出力中から歩行による加速度成分以外を取り除いているため、一人一人で異なる足の着地時の衝撃に基づく偏差が無くなり、正確に歩幅を測定することができる。更に、この第1実施態様では、実際に歩行を行いデータを収集し、この歩行時のデータに基づき歩幅を算出することにより、一人一人の歩き方に合わせて正確な値を測定することができる。なお、この実施態様の歩幅測定装置10には、標準的な加速度に対応する歩幅が基準値として予め設定されており、装置の初期化を行う以前にも歩幅を算出できるようになっている。
【0033】
なお、上述した実施態様で、加速度センサ30の出力をフーリエ変換した後、所定の周波数成分のみを抽出することで、歩行時の加速度成分以外の成分を取り除いた。ここで、不要分を除くという概念には、加速度の特徴的部分のみをフィルターにより抽出し、この抽出した成分と対応するように予め設定したテーブル値に基づき加速度を歩幅へ換算する方法も含まれる点に注意されたい。
【0034】
引き続き、本発明の第2実施態様に係る歩幅測定装置10について図7乃至図9を参照して説明する。図7は、第2実施態様の歩幅測定装置10の構成を示している。この歩幅測定装置10には、加速度センサ30と、人工衛星からの電波をアンテナ36aを介して受信して現在位置を算出するGPS受信機36とが接続されている。そして、加速度センサ30からの出力は、増幅部20を介して、ゲート部25及び高周波成分検出部23に入力されるようになっている。ゲート部25を通過した加速度信号は、A/D変換器26に加えられるよう構成されている。
【0035】
ここで、高周波成分検出部23及びゲート部25による信号処理について説明する。高周波成分検出部23は、図3に示すB部、即ち、使用者が足を踏み降ろした際に発生する高周波(100〜300Hz)の成分を時刻t2にて検出すると、この検出信号をCPU12及びゲート部25へ出力する。即ち、第1実施態様では、歩数計測センサ32を設けて、1歩の歩行を検出したが、この第2実施態様では、1歩の歩行を高周波成分検出部23を設けることにより、歩数計測センサ32を用いることなく検出している。
【0036】
ゲート部25は、上記高周波成分検出部23からの検出信号に基づき、図3中のt1からt2までの期間において加速度センサ側からの出力を通過させる。即ち、歩行時の加速度であるA部のみを通過させ、歩行時の加速度とは無関係なB部を通過させないようにする。これにより第1実施態様と同様にして、歩行時の加速度ではない成分を除去している。
【0037】
次に、第2実施態様に係る歩幅測定装置10のCPU12による歩幅検出処理について図8のフローチャートを参照して説明する。先ず、CPU12は、歩幅測定装置10のスイッチがオンされたかを判断する(S11)。ここで、スイッチがオンされると(S11がYes)、ステップ17以下の歩幅検出処理を開始する。
【0038】
ステップ17では、図7に示す高周波成分検出部23からの検出信号が有ったか、即ち、一歩ぶん歩いたかを判断する。ここで、高周波成分検出部23からの検出信号があると(S17がYes)、歩行時の加速度成分のみを抽出した加速度信号を入力する(S18)。そして、初期化のタイミングかを判断する(S19)、ここで、初期化が開始されないときは(S19がNo)、図9に示す加速度値と歩幅との対応テーブルを参照して歩幅を検索する(S21)。そして、今回の歩行時の歩幅を加えることにより、歩行した距離を演算する(S32)。その後、図7に示す表示部14に、歩幅、歩数、歩行距離を表示する(S34)。最後に、スイッチがオフされたかを判断し(S36)、スイッチがオフされない限り(S36)、ステップ17に戻り歩幅検出処理を繰り返す。
【0039】
引き続き、この歩幅測定装置10に使用者の歩幅を測定させる初期化処理について説明する。なお、上述した第1実施態様では、使用者がリセットボタンを押し、所定距離を歩行することにより初期化を行ったが、この第2実施態様では、使用中、即ち、歩幅の測定中に自動的に初期化が行われるように構成されている。ここでは、歩幅の測定開始後、1分が経過し歩幅が安定した時点で(S19がYes)、初期化が開始されるものとする。この初期化処理について引き続き図8を参照して説明する。
【0040】
この歩幅測定装置10では、歩幅の測定中に初期化を開始する。即ち、加速度を入力した後に(S18)、初期化開始のタイミングかを判断し(S19)、このタイミング(測定開始から1分経過)から(S19がYes)、前述した測定と並行して初期化処理を進める。まず、初期化開始時の現在位置を計測したかを判断し(S70)、現在位置が未計測である初期化処理開始時には(S70がYes)、GPS受信機36からの信号に基づき現在位置を計測する(S72)。そして、上記ステップ18にて入力した加速度を記憶する(S74)と共に、歩行数(現時点では1)を保持した後(S76)、所定歩数(ここでは100歩)歩いたかを判断する(S78)。ここで100歩あるくまでは(S78がNo)、この時点でステップ21側の処理に戻る。ステップ74、76の処理を100回繰り返し、100歩分のデータを収集すると(S78がYes)、初期化完了時の現在位置を求め(S80)、上記ステップ72で初期化を開始した時の位置と、100歩あるいたステップ80の時点で計測した位置との差から、100歩の歩行により進んだ距離を求め、併せて加速度の平均値を求め、そして、100歩分の距離に基づき歩幅を算出する(S82)。その後、この算出した加速度の平均値と歩幅とに基づき図9に示す加速度と歩幅のテーブルを更新する(S84)。
【0041】
加速度センサ30による出力は、使用者の取り付け方により異なる。即ち、進行方向に対して水平に加速度が検出できるように正しく取り付けられるか、或いは、進行方向に対して偏位した方向に取り付けられるかで加速度センサの出力は異なってくる。このため初期化を行った位置と異なる位置に加速度センサを取り付けた際には、歩幅を正確に測定できなくなる。これに対して、この第2実施態様の歩幅測定装置10では、実際に加速度センサ30が使用者に取り付けられた状態で初期化を行うと共に、この状態で歩幅を計測するため、加速度センサ30の取り付け位置に係わらず、正確に歩幅を求めることができる。
【0042】
【効果】
以上記述したように本発明の歩幅測定方法及びその装置によれば、正確に歩幅を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る歩幅測定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す歩幅測定装置のCPUによる処理を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す加速度センサからの出力の波形図である。
【図4】図1に示すフーリエ変換部の出力の波形図である。
【図5】加速度変化量と歩幅変化量との対応を示すテーブルである。
【図6】歩幅測定装置のCPUによる初期化処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施態様に係る歩幅測定装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す歩幅測定装置のCPUによる処理を示すフローチャートである。
【図9】加速度と歩幅との対応を示すテーブルである。
【符号の説明】
10 歩幅測定装置
12 CPU
22 フーリエ変換部
24 フィルター部
30 加速度センサ
32 歩数計測センサ

Claims (2)

  1. 人体に取り付けられた加速度センサの出力から歩行時の歩き方に関する成分を人の移動に伴う加速度以外の成分として取り除くステップと、
    上記ステップにより成分の除かれた加速度に対応する歩幅を、加速度と歩幅との対応テーブルから検索するステップと、から成り、
    前記加速度に対応する歩幅を加速度と歩幅との対応テーブルから検索するステップが、
    歩幅の変化分を、検出された加速度と基準加速度との変化分に基づき、該加速度の変化分と歩幅の変化分との対応テーブルから検索し、該歩幅の変化分と基準歩幅とを加算して歩幅を探索するステップからなることを特徴とする歩幅測定方法。
  2. 人体に取り付けられる加速度センサと、
    前記加速度センサの出力から歩行時の歩き方に関する成分を人の移動に伴う加速度以外の成分として取り除くフィルタ手段と、
    加速度と歩幅との対応テーブルと、
    前記フィルタ手段の出力に基づき、前記対応テーブルを検索して歩幅を検索する歩幅検索手段と、を有し、
    前記歩幅検索手段が、
    歩幅の変化分を、検出された加速度と基準加速度との変化分に基づき、該加速度の変化分と歩幅の変化分との対応テーブルから検索し、該歩幅の変化分と基準歩幅とを加算して歩幅を探索することを特徴とする歩幅測定装置。
JP33786795A 1995-11-30 1995-11-30 歩幅測定方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3834855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33786795A JP3834855B2 (ja) 1995-11-30 1995-11-30 歩幅測定方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33786795A JP3834855B2 (ja) 1995-11-30 1995-11-30 歩幅測定方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09152355A JPH09152355A (ja) 1997-06-10
JP3834855B2 true JP3834855B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=18312739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33786795A Expired - Lifetime JP3834855B2 (ja) 1995-11-30 1995-11-30 歩幅測定方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3834855B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8718970B2 (en) 2010-01-19 2014-05-06 Seiko Epson Corporation Method of estimating stride length, method of calculating movement trajectory, and stride length estimating device

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3254175B2 (ja) * 1996-09-11 2002-02-04 セイコーインスツルメンツ株式会社 携帯型gps受信装置
JP2002197437A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Sony Corp 歩行検出システム、歩行検出装置、デバイス、歩行検出方法
JP2004023511A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Nec Corp 携帯端末装置の位置表示システム、携帯端末装置の位置表示方法および携帯端末装置
JP4214259B2 (ja) * 2002-08-27 2009-01-28 学校法人日本大学 人の動作状態監視方法および装置
WO2006104140A1 (ja) 2005-03-28 2006-10-05 Asahi Kasei Emd Corporation 進行方向計測装置及び進行方向計測方法
JP5006141B2 (ja) * 2007-09-05 2012-08-22 セイコーインスツル株式会社 歩数計
US20110131005A1 (en) * 2007-12-18 2011-06-02 Hiromu Ueshima Mobile recording apparatus, body movement measuring apparatus, information processing apparatus, movement pattern determining apparatus, activity amount calculating apparatus, recording method, body movement measuring method, information processing method, movement pattern determining method, activity amount calculating met
JP2009168792A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 歩幅算出装置、歩行距離特定装置、位置特定装置、コンピュータプログラム及び歩幅算出方法
JP5125788B2 (ja) * 2008-06-12 2013-01-23 富士通株式会社 携帯機器、歩幅補正方法、情報機器及び歩幅補正プログラム
KR101689887B1 (ko) * 2010-07-09 2016-12-26 삼성전자주식회사 보행자의 보폭 추정 방법 및 이를 위한 휴대 단말
JP5953677B2 (ja) 2011-08-30 2016-07-20 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
CN103076023A (zh) * 2013-01-09 2013-05-01 上海大唐移动通信设备有限公司 一种步长计算方法和装置
CN105116169B (zh) 2015-09-24 2018-05-01 京东方科技集团股份有限公司 加速度传感器、显示装置、检测系统和检测方法
CN111780779A (zh) * 2020-06-15 2020-10-16 Oppo(重庆)智能科技有限公司 数据处理方法、装置、设备及存储介质

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8718970B2 (en) 2010-01-19 2014-05-06 Seiko Epson Corporation Method of estimating stride length, method of calculating movement trajectory, and stride length estimating device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09152355A (ja) 1997-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3834855B2 (ja) 歩幅測定方法及びその装置
JP5059368B2 (ja) 加速度しきい値の自己適応計算のアルゴリズムを使用する歩数計装置および歩数検出方法
EP1066793B1 (en) Motion analysis system
US7172563B2 (en) Gait detection system, gait detection apparatus, device, and gait detection method
JP5740285B2 (ja) 歩行分析装置及び歩行分析プログラム
US5955667A (en) Motion analysis system
JP5332292B2 (ja) 歩行解析及び運動メニュー提案システム
DE69629585D1 (de) Vorrichtung und verfahren zur bewegungsmessung
WO2001009688A9 (en) Detecting the starting and stopping of movement of a person on foot
JP2010005033A (ja) 歩行動作分析装置
JP6332574B1 (ja) 移動能力評価装置、移動能力評価システム、移動能力評価プログラムおよび移動能力評価方法
JP3775779B2 (ja) 歩行航行装置およびそれを用いたナビゲーションシステム
US8880377B2 (en) Overall motion determination
JP2019198532A (ja) 検知方法、検知装置及び検知システム
JP2004358229A (ja) 身体運動解析装置および身体運動解析システム
JPH0392990A (ja) 歩数計数装置
US20150127126A1 (en) Exercise amounts calculation method, exercise amounts calculation device, and portable apparatus
JP2003038469A (ja) 運動機能測定装置および運動機能測定システム
US20170151463A1 (en) Method and apparatus for optimizing running performance of an individual
JP6044670B2 (ja) 歩行分析装置
WO2017065087A1 (ja) 歩行状態検出装置及び歩行状態検出プログラム
KR20090039124A (ko) 운동량 측정 장치 및 방법
JPH10332418A (ja) 歩行距離計
JP3908930B2 (ja) 消費エネルギー算出装置
KR101552724B1 (ko) 휴대단말기의 운동거리 측정 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060531

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370