JP3832840B2 - 電界放射ディスプレイのためのゲート化されたフィラメント構造の製造方法 - Google Patents
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Description
本願は、1994年6月29日にSpindt他により出願された米国出願(U.S. Patent Application Serial No. 08/269,229)“Use of Charged Particle Tracks in Fabricating Gated Electron-Emitting Devices”の一部継続出願であり、この出願は、1993年11月24日にSpindt他により出願された米国出願(U.S. Patent Application Serial No. 08/158,102)“Field-Emitter Fabrication Using Charged-Particle Trakcs, And Associated Field-Emission Devices”の一部継続出願であり、この出願は、1993年9月8日にMacaulay他により出願された米国出願(U.S. Patent Application Serial No. 08/118,490, 現在米国特許第5,462,467号)“Structure And Fabrication Of Filamentary Field-Emission Devices, including Self-Aligned Gate”の一部継続出願であり、これらの全てはレファレンスによってここに取り込まれる。本願は、本願と同日にBergeron他により出願された“Method For Creating Gated Filament Structures For Field Emission Displays”(Att Docket No. SVC2029)および“Method For Creating Gated Filament Structures For Field Emission Displays”(Att Docket No. SVC2032)と同時係属出願である。
発明の背景
発明の属する分野
本発明は、開口に位置されたフィラメントのある電界放射ディスプレイ用のゲートフィラメント構造に関する。その関連した開口に対する各々のフィラメントチップの大多数の関係位置は、ディスプレイのフィラメントチップの大多数と実質的に同じである。この関係は、絶縁層の厚さ或いはフィラメントのメッキに不均一性がある場合の大きなディスプレイに対しても維持される。
関連技術
電界放射ディスプレイは、表面プレート、背面プレートおよび表面プレートと背面プレートの周辺を接続する壁を有し、シールされた真空エンベロープを形成している。幾つかの電界放射ディスプレイにおいて、このエンベロープは、約1×10-7 トール或いはそれ以下の真空圧に保たれる。表面プレートの内面は、ディスプレイの活性領域を画定する、蛍光体或いは蛍光体パターンのような光放射エレメントで覆われている。コーンおよびフィラメントのような電界放射カソードは背面近傍に位置される。抽出電極における適切な電圧の印加は、表面プレート上の蛍光体に向け加速される電子を放出する。加速された電子は、それらの目標の蛍光体を打ち、蛍光体が表面の外部にいる観察者によって見られる光を放射する。エミッタの各セットに対して放射された電子は一定の目標の蛍光体のみを打つようにされている。
電界エミッタを形成するためのいろいろな方法は知られている。米国特許第3,655,241号は、基板電極上に配置された円形或いは四角形の開口のアレイのあるスクリーンを用いて電界エミッタを製造することを開示する。ソースの一つは、モリブデンのようなエミッタを形成する金属から成り、原子は基板電極に垂直な方向に堆積される。他のソースは、モリブデン−アルミニウムの複合体のようなクロージャー材料(closure material)から成る。このクロジャー材料の原子は、基板に対し小さな角度にあるスクリーン上に当たるようにされる。クロージャー材料は、スクリーンにある開口を次第にふさぐ。従って、エミッターを形成する金属は、スクリーンの開口が円形であるか四角形であるかによって、コーン或いはピラミッドの形状に堆積される。
電界エミッタを作る他の方法は、米国特許第5,164,632号に開示されている。アルミニウムプレートの部分は陽極状に酸化され、アルミナをとおしてほとんどさまざまに広がる孔を有する薄いアルミナの層を形成する。電界エミッタのために孔を金で満たすために、電解の技術が用いられる。アドレスラインは、構造のアルミナ側に沿って満たされた孔の上に形成され、その後、残りのアルミニウムと隣接するアルミナの部分が孔にある金を再び露出するために構造の反対側に沿って除去される。再露出された金の部分は、電界エミッタを鋭くするために利用されるイオンミリング工程の間に除去される。金は、ゲート電極を形成するためにアルミナ上に、および孔に部分的に蒸着される。
米国特許第5,150,192号では、電界エミッタは、基板の底に形成されたマスクを通してエッチングすることによって、基板をとおして途中まで開口を作ることによって製造される。金属が開口の壁に沿って、また下部の基板表面に沿って堆積される。基板の厚みの一部が上部の表面に沿って除去される。ゲート電極は、堆積/平坦化の方法によって形成される。キャビティが上部の基板表面に沿って設けられ、その後開口の中空金属部分が電界エミッタ構造を完成するために鋭くされる。
しかし、大きな面積の電界放射ディスプレイは、大きなエミッタ面積を横切って延びる電界エミッタを支持するために比較的強い基板を必要とする。必要な基板の厚さは、代表的には数百μmから10mm、或いはそれ以上である。
米国特許第5,164,632号および米国特許第5,150,192号における製造方法は、大きな面積のディスプレイに必要な厚さの基板に電界エミッタを取り付けることが非常に困難である。
米国特許第4,940,916号では、ゲート化された領域の電界エミッタは、電気的に絶縁された支持構造上に置かれた高導電性層を覆った高抵抗層上に形成されている。0.1から1μmの厚さに対して、高抵抗層は104から105オーム−cmの比抵抗を有している。この抵抗層は、絶縁破壊および短絡から電界エミッタを保護するように、電子放射コーンを通して電流を制限する。
カソードから均一性の放射をもつことが望ましい。電界放射カソードは、フィラメントの表面にある、或いは一般にカソードの表面上に非常に強い電界があることに依存する。強い電界の形成は、(i)カソードチップの鋭さ、(ii)抽出電極(ゲート)およびカソードの近接度に依存する。これら2つの電極間における電圧の印加によって、強い電界が生成される。放射の不均一性はエミッタチップとゲートの相対位置における不均一性に関係する。放射の不均一性は、放射するチップの鋭さの違いからも生じる。
Busta,“Vacuum Microelectronics-1992”, J. Micromech. Microeng., Vol. 2, 1992 pp.43-74は、電界放射装置の一般的な概要を提供する。他のものの間で、Bustaは“Keynote Address, Vacuum Microelectronics; What’s New and Exciting”(IEEE Trans. Elect. Dev., Oct. 1990, pp.2276-2283)でUtsumiと議論している。彼は丸くなった端のフィラメントは電界エメッタにとって最良の形状であることを示唆している。また、Fischer他によるレプリカ技術による電界エミッタの製造における電荷粒子の使用を扱っている、“Production and Use of Nuclear Tracks: Imprinting Structure on Solids”(Rev. Mod. Phys., Oct. 1983, pp.907-948)は興味のあるものである。
米国特許第3,655,241号に教示された蒸着物の良くコリメートされたソースは、全体の電界放射ディスプレイを横切るコーン或いはフィラメント形成の均一性を得るために必要である。コリメートされたソースを維持するために、蒸着物の大部分が蒸着装置の内面上に蒸着される。蒸着装置の高価さと蒸着物の浪費の組み合わせは商業的な製造に対して望ましくなく、ディスプレイのサイズが増大するにつれて増加される。大きなディスプレイになると、絶縁像の厚さとフィラメントのメッキに不均一性がある。
各フィラメントとフィラメントチップがゲートの開口に配置される場合、電界放射ディスプレイのためのゲート化されたフィラメント構造を提供することが望ましい。更に、それらの関連した開口とフィラメントチップの相対的な位置がディスプレイのフィラメントの大部分に対して実質的に同じである、大きな電界放射ディスプレイを提供することが望ましい。絶縁層の厚さとフィラメントのメッキの多くの不均一性を有する大きなディスプレイに対してこの関係を維持する必要がある。
発明の概要
本発明の目的は、大きな電界放射ディスプレイのためのゲート化されたフィラメント構造を提供することである。
本発明の他の目的は、電気メッキされたゲート化されたフィラメント構造を提供することである。
本発明の更に他の目的は、大きな電界放射ディスプレイにおいてフィラメントを形成するための商用の製造方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、電気メッキを用いて、大きな電界放射ディスプレイのフィラメントを形成するための商用の製造方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、エッチングマスクとして、およびフィラメント構造をメッキするためのモールドの一部として、スペーサーを用いる電界放射ディスプレイのフィラメントを形成する方法を提供することである。
本発明のこれらの目的および他の目的は、複数のフィラメントを含む電界放射ディスプレイのためのゲート化されたフィラメント構造において達成される。電界放射ディスプレイ用のゲート化されたフィラメント構造は、複数のエレメントを含む。基板と、この基板に隣接して配置された絶縁層と、この絶縁層に隣接して配置された複数のゲートを有する金属ゲート層が含まれる。金属ゲート層は平均の厚さ“s”と底部の金属ゲート層の平らな面に実質的に平行な上部の金属ゲート層の平らな面を有する。複数の開口は、金属ゲート層に形成された各ゲートを通って延びている。各開口は、開口の底部の平らな面に沿って平均の幅“r”を有する。各開口は、上部の金属ゲート層の平らな面と底部の金属ゲート層の平らな面に平行で、実質的に等しい距離に位置した中間の面を画定する。複数のゲート化されたフィラメントは開口に個々に配置される。各フィラメントはフィラメントの軸を有する。フィラメントの軸と中間面の交点は点“O”を定める。各フィラメントは点“A”において終端するフィラメントチップを含む。ディスプレイの全てのフィラメントチップの大部分は、フィラメント軸に沿って点“A”と点“O”の各フィラメントチップ間の長さ“L”を有する。
ここで、L≦(s+r)/2である。
ディスプレイの全てのフィラメントチップの少なくとも75%は点“A”と点“O”に対してこの関係を有し、特に、フィラメントチップの少なくとも90%がこの関係を有するのが好ましい。
電界放射ディスプレイのゲート化されたフィラメント構造を形成する1つの方法において、基板、絶縁層およびこの絶縁層の上面の少なくとも一部に位置した金属ゲート層を含む多層構造が与えられる。定義のために、絶縁基板は、(i)基板の上面上に絶縁層のある導電性或いは半導電性の基板である、(ii)基板の上面にパターン化された絶縁領域のある導電性或いは半導電性の基板である、或いは(iii)或いは絶縁基板である。複数のパターン化されたゲートが与えられ、絶縁層の上面にある複数のゲート開口を画定する。パターン化されたゲートは初期の多層構造の一部であり、或いはその後形成される。複数のスペーサが絶縁層の上面のパターン化されたゲートの端にあるゲート開口に形成される。スペーサは絶縁層をエッチングするための、および絶縁層の複数の孔を形成するためのマスクとして用いられる。孔は、孔からゲート開口に延びるフィラメント材料でメッキされ、複数のフィラメントを形成する。その後スペーサは除去される。更に、多層構造は基板の上面の少なくとも一部に導電性の層を含む。
電界放射ディスプレイのゲート化されたフィラメント構造を形成する他の方法において、基板、絶縁層、該絶縁層の上面に位置する金属ゲート層および該金属ゲート層の上面に位置するゲートのカプセルに入れた層を含む多層構造が与えられる。複数のパターン化されたゲートが設けられ、絶縁層の上面に複数のゲート開口を画定する。複数のスペーサが絶縁層の上面のパターン化されたゲートの端にあるゲート開口に形成される。スペーサは、絶縁層をエッチングするため、および絶縁層に複数の孔を形成するためのマスクとして用いられる。これらの孔は複数のフィラメントを形成するために、フィラメント材料でメッキされる。
フィラメントの大部分は、(i)上部と底部の金属ゲート層の表面間に延びる(ii)底部の金属ゲート層の表面の下に延びる、或いは(iii)上部の金属ゲート層の表面上に延びる。
ディスプレイの各フィラメントは電気メッキされ得る。
他の実施の形態において、電界放射装置用のゲート化されたフィラメント構造は基板を含む。
更に、フィラメントの大部分は、上部の金属ゲート層の平らな面を越えて、或いは下部の金属ゲート層の平らな面の下に延びる。
更に、各フィラメントはカプセル化される。各フィラメントはその関した開口に垂直に自己整合(セルフアライン)される。
【図面の簡単な説明】
図1は、絶縁孔におけるゲート化されたフィラメントを有する多層構造の断面図である。
図2は、ゲート化されたフィラメントを作るために用いられた最初の多層構造の断面図である。
図3は、トラッキングレジスト層がゲートに開口を開けるためにエッチングされた後の図2の構造の断面図である。
図4は、金属のゲート層の反応性イオンエッチング、およびゲートと開口の作成に続く図3の構造の断面図である。
図5(a)は、ゲート上に、および開口に与えられたコンフォーマル層のある図4の構造の断面図である。
図5(b)は、コンフォーマル層が異方性エッチングされ、材料が除去された場合の図5(a)の構造の断面図である。
図6は、コンフォーマル層の異方性エッチングに続いて、絶縁層の上面の開口の端にある開口のスペーサーを残す図5の構造の断面図である。
図7は、絶縁層上のスペーシングをとおして抵抗層まで絶縁層を反応性イオンエッチングするためのマスクとしてのスペーサーの使用、および絶縁層の孔の形成を示す図6の構造の断面図である。
図8は、絶縁層の孔が絶縁層の孔をとおして、スペーサーの高さより一般に大きくない高さまで延びるフィラメント材料で満たされた後、フィラメントを形成する図7の構造の断面図である。
図9は、ゲートへ延びる鋭いチップを有するゲート化されたフィラメント構造の断面図である。
図10は、金属のゲート層の上面に配置されたゲートカプセル層およびこのゲートカプセル層の上面に配置されたトラッキングレジスト層を有する最初の多層構造を示す、本発明の第2の実施の形態である。
図11は、トラッキングレジスト層がゲートカプセル層における開口を開けるためにエッチングされた後の図10の構造の断面図である。
図12は、ゲートおよび開口を作るために、ゲートカプセル層と金属ゲート層の反応性イオンエッチングに続く図11の構造の断面図である。
図13は、ゲートの上部および開口へ与えられたコンフォーマル層のある図12の構造の断面図である。
図14は、複数のスペーサーを形成するために、絶縁層の上面の開口の端にある開口におけるスペーサー材料を残して、コンフォーミング部材の異方性エッチングに続く図13の断面図である。
図15は、絶縁層を覆うスペーシングをとおして抵抗層まで絶縁層をエッチングするためのマスクとしてスペーサーを使用して、絶縁層の孔を形成する、図14の断面図である。電気化学セルの概要がゲート上に配置されたアノード、および金属の行電極とその関連抵抗層に接続したカソードと共に示されている。概要は電源も含む。
図16は、絶縁層の孔が絶縁層の孔をとおしてゲート上の高さまで延びるフィラメント材料で満たされた後の図15の構造の断面図である。
図17は、絶縁層の厚さが均一でない点を除いて、図16の構造と同様な構造の断面図である。フィラメントのチップとゲート間の関係は、不均一性をともなって保たれている。
図18は、図16の構造の断面図である。フィラメントのチップとゲート間の関係は、フィラメントのメッキの不均一性をともなって保たれている。
図19は、ゲートカプセル層とスペーサーの除去に続くゲート化されたフィラメントの断面図である。カソードとしてのゲートを有する電気化学セル、およびアノードとしての上にでたフィラメントの概要が示されている。
図20は、ゲート化された尖ったフィラメントの作成を示す図19の構造の断面図である。
図21は、開口に位置したフィラメントの断面図である。
実施の形態
この開示のために、大きな面積の電界放射ディスプレイが少なくとも6インチ(約15.24センチ)のスクリーン、より好ましくは少なくとも8インチ(約20.32センチ)の対角線のスクリーン、更に好ましくは12インチ(約30.48センチ)をもつものとして定められる。
フィラメントの長さと最大の直径の比は少なくとも2であり、通常は少なくとも3である。長さと最大直径の比は好ましくは5、或いはそれ以上である。
ゲート化されたフィラメント構造10は、図1に示されたように、基板12、金属の行電極14、この行電極14上の抵抗層16、この抵抗層16の上面上の絶縁層18、金属ゲート層20および絶縁性の孔にあるフィランメント22を含む多層構造から形成される。絶縁層18は、基板12と金属ゲート層20間に配置される。絶縁層18は基板12に近接して配置され、この隣接関係にある絶縁層18と基板12間に追加層があることがわかるであろう。従って、隣接とは、隣接層がそれらの間にある層を有するばかりでなく、他の層の上部に1つの層を意味するためにここで用いられる。フィラメント22に隣接する絶縁層の一部が除去される。フィラメントは、代表的には円形の横断面を有する円筒形である。しかし、横断面は幾らか非円形である。絶縁孔は、スペーサーと反応性イオンエッチングによって形成される。明確な目的のために、基板は、(i)基板の上面に絶縁層のある導電性或いは半導電性基板、(ii)パターン化された絶縁領域のある導電性或いは半導電性基板、或いは(iii)絶縁基板を意味する。
図2を参照すると、最初の多層構造は、金属ゲート20の上面に配置されたトラッキング抵抗層24も含んでいる。
多層構造のための適切な材料は、
基板12−ガラスあるいはセラミック
金属行電極14−Ni
抵抗層16−サーメット(cermet)、CrOX、SiC
絶縁層18−SiO2
金属ゲート層20−Crおよび/またはMo
トラッキング抵抗層24−ポリカーボネート
フィラメント22−NiまたはPt
を含んでいる。
図1の多層構造は、イオンのようなエネルギーの帯電粒子で照射され、トラッキングレジスト層24における電荷粒子トラックを生成する。
他の方法は、ホトリソグラフィ、x線リソグラフィ、および電子ビームリソグラフィのようの従来のリソグラフィを含むが、それに限定されない。
荷電粒子が用いられると、それらは、基板12の平らな下面に実質的に垂直の方向にトラッキングレジスト層24に当たり、従って、一般にトラッキングレジスト層24に垂直である。荷電粒子は径路に沿って連続の損傷ゾーンを作る直線径路におけるトラッキングレジスト層24を通過する。粒子のトラックは、良く画定された平均スペーシングのある多層構造を横切ってランダムに分布される。トラック密度は1011トラック/cm3程度である。代表的な値は、1μmの平均的なトラックスペーシングを生じる108トラック/cm3である。
1つの実施の形態において、荷電粒子の加速器はトラックを形成するために用いられる良くコリメートされたイオンビームを形成する。イオンビームはトラッキングレジスト層24を横切って均一に走査される。好適な荷電粒子の種は、代表的には、約4MeVから16MeVの範囲におけるエネルギーでイオン化されたXeである。代わりに、荷電粒子のトラックは、例えば放射性素子のカリホルニウム252によって、生成される核分裂粒子のコリメートされたソースから作ることができる。
粒子のトラックが形成されると、KOH或いはNaOHを含むが、これに限定されない化学的エッチングがエッチングを行い、トラッキングレジスト層24(図3)において形成されたトラックを過剰エッチングする。トラックに沿ってエッチングされた円筒状の孔を形成する代わりに、一般に台形の断面を有する円錐形であるトラッキングレジスト層24の開口26を開けるために広げられる。開口26は、ゲート層20において、例えば200nmを通って、約50−100nmの直径を有している。トラッキングレジスト層24は、ゲート層20をエッチングするためにマスクとして用いられ、1つの実施の形態において、200nmの直径のゲートホール28(図4)を生成する。エッチングは、例えば、クロムに対してはCl2そしてMoに対してはSF6のような反応性イオンエッチングである。絶縁層18への反応性イオンエッチングの深さは最小化される。プロセスを監視し、適切な時間にプロセスを止めるステップ、センサーのようなフィードバック装置の使用、および選択性エッチングの使用等を含むが、これに限定されない反応性イオンエッチングが絶縁層18において停止することを保証するために、いろいろなメカニズムが利用できる。過剰のトラッキングレジスト24の材料は、絶縁層18の上部のゲート30を残して、除かれる。
図5(a)を参照すると、コンフォーマル層32がゲート30の上部に、および開口28へ与えられる。コンフォーマル層32のための適当な材料は、窒化シリコン、アモルファス或いは小さい粒の多結晶Si、およびSiO2を含むが、これに限定されない。コンフォーマル層を与えるための方法は、CVDを含むが、これに限定されない。
図5(b)に示されるように、コンフォーマル層32が異方性エッチングされると、材料が除去される。絶縁基板12によって定められた面33に平行な表面にあるコンフォーマル層32から除去される。例えば表面35はエッチングされない。異方性エッチングステップは材料を除去し、従って、ステップ34においてスペーサー36を形成する。
スペーサー36は絶縁層18の上部にある開口を残すことが図6に示されている。スペーサー36のサイズは、開口38のサイズを画定するように制御され、開口は、一例として幅が約100nmである。
図7に示されるように、スペーサー36は、例えば絶縁層18のみを実質的にエッチングし、絶縁孔40を形成するために高い異方性の選択エッチングエッチング用のマスクとして用いられる。他の構造は最小限にエッチングされる。エッチングプロセス中に、プラズマにおけるCH4の使用により、ポリマーが絶縁孔の壁上に形成される。これは、絶縁孔40の側壁および底部上にポリマーを形成する。このポリマーは化学的攻撃から壁を保護するが、活発な粒子から壁を保護しない。活発な粒子は真っ直ぐ下りてきて、絶縁孔40の底部のみを打つので、ポリマーは絶縁孔40の底部からのみ除去され、側壁に沿っては除去されない。反応性イオンエッチングの異方性の性質のために、壁は化学的攻撃から保護され、エッチングは絶縁層16に向かう方向のみである。絶縁基板12の面に垂直な絶縁孔40の垂直な壁に沿ってポリマーが形成しているために、絶縁層18の実質的なアンダーカッティングはない。抵抗性の層16のエッチングを制限する制御は、(i)抵抗性の層16を非常にゆっくりエッチングする選択性エッチングを用いること、(ii)エッチングがタイミング等によって完成される終点の決定、および(iii)抵抗性の層16がエッチングされ始める点を決定するために、監視することを含むが、これらに限定されないいろいろなメカニズムによって達成される。
反応性イオンエッチングに続いて、ポリマーを除去するために絶縁孔40に化学的処理を施すことが望ましい。適切な化学的処理は、O2とCF4のプラズマ或いはこの分野における当業者に周知の半導体産業において用いられる商業的に利用可能なポリマーストリッパーを含むが、それに限定されない。従って、図7に示されるような電気化学セルが用いられる。
図8を参照すると、絶縁孔40はフィラメント材料で満たされる。メッキがパターン化されたゲート30に延びる。適切なメッキ材料はNi,Pt等を含むが、それらに限定されない。メッキは、カソードのような抵抗層16、および外部アノードを伴って、パルスメッキによって行われる。抵抗層16とパターン化されたゲート30の電圧は、メッキが金属ゲート層20上に生じないように制御される。
スペーサー36は、続いて、選択性プラズマエッチングおよびウェットエッチングを含むが、それらに限定されない除去プロセスで除かれる。その後、フィラメント22に隣接する絶縁層18を等方性プラズマ、或いは化学的ウェット(希HF)エッチングで除くことができる。除去された絶縁層18の量は、抵抗層16に殆ど達する部分まで除去される量である。
別実施形態では、絶縁層18は除去されない(図9)。
反応性イオンエッチングと一緒にスペーサー36を使用することは、フィラメント22を形成するために用いられる絶縁孔40を画定する。代わりのプロセスは絶縁層18のトラッキングおよび粒子のトラックに沿う化学的エッチングを使用することである。
再び図1を参照すると、フィラメント22が形成され、そのチップはゲート層20の上部の平らな面41とゲート層20の底部の平らな面の間にあるのが好ましい。他の実施の形態において、フィラメントのチップは平らな面41上に形成される。あまり好ましくはないが、フィラメントのチップは平らな面43の下に形成される。フィラメント22のチップは、所望のチップの幾何学形状にするために磨かれ、或いはエッチングされる。
フィラメント22は、磨かれ、或いはエッチングされて作ることができる上部の平らなシリンダー、上部の丸いシリンダー、鋭いコーン等のようないろいろな幾何学形状を有することができる。
もし、絶縁層18の厚さに不均一性があり、或いはメッキに不均一性があるならば、図10から図21に示された本発明の他の実施の形態は、後で詳しく述べられるように、それぞれのゲート30に関して同じ位置にフィラメント22を作るためにはより相応しい。図10−図20を参照すると、フィラメント22はゲートのカプセル層42の包含によって、パターン化されたゲート30上に形成される。図20に示されたように、パターン化されたゲート30はフィラメント22の点、例えばフィラメント22のチップ形状、を画定するために用いられ、それは、メッキにおける不均一性および誘電体の厚さにおける不均一性の調節を可能にする。これは、フィラメント22のセルフアライメント(自己整合)を定める。適切なゲートカプセル層42の材料は、Si,SiO2およびSi3N4を含むがこれらに限定されない。
最初の多層構造は図10に示され、基板12、基板12の上面に配置された金属の行電極14、抵抗層16の上面にある絶縁層18、絶縁層18の上面に配置された金属ゲート層20、金属ゲート層20の上面に配置されたゲートカプセル層42、およびゲートカプセル層42の上面に配置された任意のトラッキングレジスト層24を含む。トラッキングレジスト層24はこの実施の形態に含まれる必要がないことが理解されるであろう。ゲートカプセル層のための材料の適切な選択は、ゲートカプセル層42がトラッキングレジスト層としても用いられることを可能にする。2つの実施の形態の多層構造間の唯一の相違は、トラッキングレジスト24の有無によって、ゲートカプセル層42を含むことである。ゲートカプセル層42は2つの機能を提供する:(i)それがパターン化されたゲート30を包み、そして(ii)パターン化されたゲート30の上にフィラメントをメッキすることを可能にして、背の高いスペーサー36の形成を可能にする。
第1の実施の形態において実施されているように、粒子トラッキングが利用され、トラッキングレジスト層24がエッチングされる(図11)。ゲートカプセル層42とゲート層20をとおして反応性イオンエッチングが行われ(図12)、ゲートホール28とパターン化されたゲート30を形成する。もし、ゲートカプセル層42がトラックされ、エッチングされ、そしてゲートをパターン化するためのレジストとして用いられるなら、トラッキングレジスト層24は含まれる必要がない。図1−図9に示された実施の形態に用いられた同じ方法は、図10−図21に示された第2の実施の形態にも用いられる。用いられた多くのステップの詳細な説明はここでは繰り返さない。
もし、含まれるなら、トラッキングレジスト層24は除去され、スペーサーのコンフォーマル層32がゲート層20を覆い、ゲートホール28(図13)に形成される。ゲートカプセル層42とスペーサーのコンフォーマル層32に対するの材料の適当な選択によって、ゲート層20は完全に絶縁され、従って、パターン化されたゲート30上の制御電圧に関する心配を除いて、メッキがパターン化されたゲート30上に生じないことを保証する。
スペーサーのコンフォーマル層32の異方性エッチングで、生じるスペーサー36はゲート層20とカプセル層42をプラスした高さに等しい高さを有する(図14)。
絶縁孔40が形成され(図15)、50−1000nmの範囲の幅を有する。適切な幅は約100nmである。その後絶縁孔40は充填される(図16)。
図17と図18を参照すると、ゲート化されたフィラメント構造10の絶縁層18の厚さの不均一性、およびメッキの不均一性の影響が示されている。全ての絶縁孔40が同じ速度で満たさすことを仮定すると、絶縁層18が薄い場合、絶縁孔は非常に早く充填され、過剰メッキになるであろう(図17)。メッキの不均一性により、ある絶縁孔40は他のものより早く満たすであろう(図18)。特に大きな電界放射ディスプレイにおいて、メッキの均一性を達成することは困難である。何故ならば、均一なメッキを行う適当な装置を作ることが困難であるからである。このような装置に対する要求は、それが、(i)均一な電流密度を与え、および(ii)濃度勾配および電解液の減少を避けるために、電解液を効率よくかき混ぜることである。とにかく、これらの不均一性に関して、フィラメント22とその各々のゲート開口28との関係が、以下に詳しく説明されるように維持される。
コンフォーマル層32とスペーサー36は、パターン化されたゲートを越えて延びるフィラメントを残して、除去される(図19)。パターン化されたゲート30は、図19に示された回路でフィラメント22を電気研磨するために用いられる。従って、パターン化されたゲート30は、フィラメント22のチップ44がある点を定めるために用いられる(図20)。パターン化されたゲート30は電気研磨用のカソードとして働く。適切な電解液はこの分野の当業者に周知である。これは、過剰な材料が自由になり、やせ衰えるようにフィラメント22を実質的にやせ細らせる。残りのフィラメントは鋭いチップ44の幾何学的形状を有する。
フィラメント22のチップ44はパターン化されたゲート30の位置に配置される。フィラメント22とフィラメントのチップ44は、その関連ゲート開口28とフィラメント44に対する相対的位置を確立するために、ゲート開口28に配置される。図21を参照すると、その関連ゲート開口28とフィラメント44の相対的位置は、ゲート層20の上部の平らな面41とゲート層20の下部の平らな面43に関するチップの位置として定められる。
金属のゲート層20は、平均の厚さ“s”と下部の金属ゲートの平らな面20(b)と実質的に平行な上部の金属ゲートの平らな面20(a)を有する。金属のゲート層20は金属ゲート30をとおして延びる複数の孔40を含む。各々の孔40は開口の底部の平らな面に沿って平均の幅“r”を有する。各々の孔は上部の金属ゲートの平らな面20(a)と下部の金属ゲートの平らな面20(b)と平行で、これらの面から同じ距離に位置した中間点の平面46を定める。複数のフィラメント22は、それぞれ、点“A”で終端するフィラメントのチップ44およびフィラメントのチップ44をとおしてフィラメントの長さに沿って延びるフィラメントの軸48を有する。フィラメントの軸48と中間点の平面46の交点において、点“O”が定められる。ディスプレイの全てのフィラメントのチップ44の大部分は、フィラメントの軸48に沿う点“A”と“O”における各フィラメントのチップ44間の長さ“L”を有する。ここで、
L≦(s+r)/2
である。
好ましくは、全てのフィラメントのチップ44の少なくとも75パーセントは点Aと点O間でこの関係を有し、特に、少なくとも90パーセントはこの関係を有する。
ディスプレイのフラメントチップ44の大部分は、(i)上部の金属ゲート層の平らな面20(a)上の点A、(ii)上部の金属ゲート層の平らな面20(a)と下部の金属ゲート層の平らな面20(b)間の点a、或いは(iii)下部の金属ゲート層の平らな面20(b)の下の点Aを有する。
本発明の方法によって、あらゆる絶縁孔40は過剰メッキされ、垂直の自己整合が利用される。パターン化されたゲート30は研磨/エッチングを行うために用いられる。ゲートのカプセル層42の包含によって、フィラメント22はパターン化されたゲート30上にメッキされる。更に、中間以外の電界放射ディスプレイの端に多くのメッキがある。これは、(i)電流の集中の影響および(ii)電解質の減少の影響のために生じる。メッキが全ての場所におけるパターン化されたゲート上にある限り、(i)堆積された絶縁層18の厚さの均一性に関するトレランス(tolerance)が与えられ、(ii)メッキの均一性に対する高さのトレランスが可能であるという2つの利点が得られる。
その結果は、電界放射ディスプレイのためのフィラメント22の作成であり、各フィラメント22の位置が各孔40(垂直のアライメント)内で同じである。研磨されたフィラメント44が作成される。更に、この分野における当業者に周知の電気のない堆積および選択性堆積プロセスを用いるフィラメントと同様に、コーンが形成される。
他の実施の形態にでは、ゲートがパターン化され、絶縁層を完全にエッチングするためにマスクとして用いられる。コンフォーマル層は作られた孔に堆積される。これは、メッキを容易にして、ゲートのカプセル化を完成するように導く。孔の底に形成された過剰の材料は、プラズマ或いはウエットのエッチングを含むが、それらに限らない適切な方法によって除かれる。この孔は、過剰メッキされる。コンフォーマル層は、続いて化学的に実質的に除かれ、所望のフィラメントチップが電気化学的にエッチングされ、所望の幾何学形状を形成する。
本発明の好適な実施の形態の説明は、概略および説明のために与えられた。完全性、或いは本発明を開示された形状に限定することを意図するものでない。多くの変更および変形がこの分野の当業者に明らかであろう。本発明の原理およびその実際の応用を最良に説明するために、実施の形態が選択され、記載され、それにより、当業者がいろいろな実施の形態に対し、また意図された特定の使用に適したいろいろな変更できる本発明を理解することが可能である。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって定められる。
Claims (8)
- 電界放射ディスプレイのためのゲート化されたフィラメント構造の製造方法であって、
基板、絶縁層および前記絶縁層の上面の少なくとも一部に配置された金属のゲート層を含む多層構造を設けるステップと、
前記ゲート層に複数の開口を設けるステップであって、各開口は前記ゲート層の上面から前記ゲート層を貫通して延在する、該ステップと、
それぞれ各開口の縁部に隣接した位置において開口内に延在する複数のスペーサーを形成するステップと、
前記絶縁層をエッチングするためのマスクとして前記スペーサーを用いて、前記絶縁層を貫通する複数の孔を形成するステップと、
前記絶縁層における複数の孔をフィラメント材料でメッキして複数のフィラメントを形成するステップとを有することを特徴とする方法。 - 前記多層構造は、更に前記基板の上面の少なくとも一部に導電性層を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 更に、前記スペーサーを除去するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記多層構造は、更に前記基板の上面に配置された金属の行電極と、前記金属の行電極の上面に少なくとも部分的に配置された抵抗層とを有し、前記絶縁層は前記抵抗層の上面に配置されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記多層構造は、更に金属のゲート層の上面に配置された、粒子貫通経路が形成され得るトラッキングレジスト層を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 更に、前記トラッキングレジスト層に複数の粒子貫通経路を生成するために、荷電エネルギー粒子で多層構造を放射するステップを有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 更に、前記フィラメントに隣接する絶縁層の一部を除去するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 更に、前記トラッキングレジスト層に複数の粒子貫通経路を生成するために、荷電エネルギー粒子で多層構造を放射し、
前記トラッキングレジスト層に複数の開口を形成するために、前記複数の粒子貫通経路をエッチングし、
複数のゲートを形成するために、前記金属のゲート層をエッチングすることを特徴とする請求項5に記載の方法。
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