JP3832822B2 - 複数のイメージ解像度を通じてウェブ・イメージにアクセスする方法、装置およびプログラム - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータネットワーク環境に関する。特に、本発明は電子ドキュメントにアクセスすることに関連する。
【０００２】
【従来の技術】
World Wide Web上の情報は、一般的にはビジュアル表現に構成することによって、利用可能にされる。ＨＴＭＬ（HyperText Markup Language）は、ビジュアル構成を定義するためにウェブ作者によって用いられる。エンドユーザには、情報がブラウザ（例えば、Netscape NavigatorTMやMicrosoft Internet ExploreTM）によってビジュアル形式にされた後、コンピュータ上の情報を見ることによって、この情報が与えられる。
【０００３】
しかしながら、従来のウェブ・ブラウザによって表示されるイメージは、目の悪いユーザにとっては十分に明瞭ではない。そのようなウェブ・ユーザは、判読可能な大きなフォントを使用するようにブラウザを設定するにもかかわらず、イメージのより大きいより詳細なバージョンを見ることを望む場合がある。現在、ユーザが、同じウェブ・ページでより高解像度のイメージが利用可能であるかどうかを知る方法はない。今日のウェブ・ページでは、ユーザは代替ウェブ・ページまたは代替イメージ・ファイルへのリンクを通じて、イメージの代替バージョンにアクセスしなければならない。現在のウェブ・ブラウザは、ユーザにウェブ・ページ（イメージを含む）の一部を拡大することを可能としているが、しかしこの拡大は、画像解像度を調整することではなく、粒状態のイメージという結果になる。
【０００４】
それゆえ、鮮明な画質を維持する解像度の調整に対応して、イメージの代替サイズに直接アクセスする方法が望まれる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電子ドキュメントにおける代替となるイメージにアクセスするための方法、プログラムおよび装置を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子ドキュメント（一般的にはウェブ・ページ）において表示される初期イメージを識別し、イメージの代替バージョンが表示に利用できるかを判断することを含む。もしイメージの代替バージョンが利用できるなら、同一ドキュメントにそれらは提供される。代替イメージはサイズと解像度が初期イメージとは異なり、目の悪いユーザが、より大きい高解像度イメージにアクセスできるようにする。ユーザは電子ドキュメント中に表示されたセレクター手段によって代替イメージにアクセスする。選択されたとき、代替イメージが電子ドキュメント中の初期イメージに置き換わり、ドキュメントが再フォーマットされる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図を参照してみると、図１は、本発明が実施されるデータ処理システムのネットワークを示している。ネットワーク・データ処理システム１００は、本発明が実施されるコンピュータのネットワーク・システムである。ネットワーク・データ処理システム１００は、ネットワーク１０２を含み、それは、ネットワーク・データ処理システム１００内で相互に接続する様々なデバイスおよびコンピュータの間の通信リンクを提供する。ネットワーク１０２は、有線、無線の通信リンクまたは光ケーブルのような接続を含む。
【０００８】
図の例では、サーバ１０４は、ストレージ・ユニット１０６と一緒にネットワーク１０２に接続する。これに加えて、クライアント１０８，１１０および１１２もまたネットワーク１０２に接続する。これらのクライアント１０８，１１０および１１２は、例えば、パーソナル・コンピュータやネットワーク・コンピュータである。この図の例では、サーバ１０４は、ブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージ、アプリケーションなどをクライアント１０８，１１０および１１２に提供する。クライアント１０８，１１０および１１２はサーバ１０４に対するクライアントである。ネットワーク・データ処理システム１００は、ここでは示されていない追加のサーバ、クライアントおよびその他のデバイスを含むことができる。図の例では、ネットワーク・データ処理システム１００は、ＴＣＰ／ＩＰを使用して相互に通信するネットワークやゲートウェイのワールド・ワイドの集合を表すネットワーク１０２を伴うインターネットである。インターネットの中核は、データやメッセージを送る数千台の商用の、政府の、教育のそして他のコンピュータ・システムから構成されるメジャー・ノードやホスト・コンピュータ間の高速データ通信回線のバックボーンである。もちろん、ネットワーク・データ処理システム１００は、例えば、イントラネット、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）や広域ネットワーク（ＷＡＮ）のような異なるタイプの幾つかのネットワークとしても実施可能である。図１は、単なる例に過ぎず、本発明についての構成的限定を示すものではない。
【０００９】
図２を参照すると、たとえば図１のサーバ１０４として実施可能なデータ処理システムのブロック図であり、本発明の好適な実施形態について図示されている。データ処理システム２００は、システム・バス２０６に接続した複数のプロセッサ２０２および２０４を含む対称マルチプロセッサ（ＳＭＰ）システムである。これに代わるものとして、シングル・プロセッサ・システムも使用可能である。ローカル・メモリ２０９へのインタフェースを与えるメモリ・コントローラ／キャッシュ２０８もまた、システム・バス２０６へ接続されている。Ｉ／Ｏバス・ブリッジ２１０は、システム・バス２０６に接続され、Ｉ／Ｏバス２１２へのインタフェースを提供する。メモリ・コントローラ／キャッシュ２０８と、Ｉ／Ｏバス・ブリッジ２１０は図示のように統合可能である。
【００１０】
Ｉ／Ｏバス２１２に接続したＰＣＩバス・ブリッジ２１４は、ＰＣＩローカル・バス２１６へのインタフェースを提供する。複数のモデムを、ＰＣＩバス２１６に接続することができる。一般的なＰＣＩバスの実装は、４つのＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートする。図１のネットワーク・コンピュータ１０８，１１０および１１２への通信リンクは、アドイン・ボードを介してＰＣＩローカル・バス２１６に接続したモデム２１８やネットワーク・アダプタ２２０を通して提供可能である。
【００１１】
追加ＰＣＩバス・ブリッジ２２２および２２４は、追加モデムまたは追加ネットワーク・アダプタをサポートする、追加ＰＣＩバス２２６および２２８のためのインタフェースを提供する。このようにして、データ処理システム２００は複数のネットワーク・コンピュータへの接続を許す。メモリ・マップド・グラフィック・アダプタ２３０およびハードディスク２３２もまた、図で示されたように、直接又は間接にＩ／Ｏバス２１２に接続される。
【００１２】
図２に示されたハードウェアは変更可能である。例えば、光ディスク・ドライブ等の他の周辺機器が、図示されたハードウェアに追加され、または、その代わりに用いられる。図示されている例は、本発明に関し構成的な限定を意味しているものではない。
【００１３】
図２に描かれているデータ処理システムは、例えば、ＡＩＸTMオペレーティング・システムを走らせるＩＢＭ ＲＳ／６０００システムであってもよい。
【００１４】
今、図３を参照すると、本発明を実施し得るデータ処理システムのブロック図が描かれている。データ処理システム３００は、クライアント・コンピュータの一例であり、ＰＣＩローカル・バス・アーキテクチャを使用する。ＰＣＩの他に、ＡＧＰやＩＳＡなどの他のバス・アーキテクチャも使用できる。プロセッサ３０２およびメイン・メモリ３０４はＰＣＩブリッジ３０８を通して、ＰＣＩローカル・バス３０６に接続される。ＰＣＩブリッジ３０８は、また、プロセッサ３０２のための統合メモリ・コントローラおよびキャッシュ・メモリを含んでいる。ＰＣＩローカル・バス３０６への付加的な接続は、直接かまたは、アドイン・ボードを通じて行える。図示された例では、ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２および拡張バス・インタフェース３１４は、直接コンポーネント接続によって、ＰＣＩローカル・バス３０６に接続される。対照的にＬＡＮアダプタ３１０、オーディオ・アダプタ３１６、グラフィック・アダプタ３１８およびオーディオ／ビデオ・アダプタ３１９は、拡張スロットに挿入されたアドイン・ボードによって、ＰＣＩローカル・バス３０６に接続される。拡張バス・インタフェース３１４は、キーボード／マウス・アダプタ３２０、モデム３２２および追加メモリ３２４をＰＣＩローカル・バス３０６に接続する。ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２は、ハードディスク・ドライブ３２６、テープ・ドライブ３２８、ＣＤ−ＲＯＭドライブ３３０およびＤＶＤドライブ３３２のための接続を提供する。一般的なＰＣＩローカル・バスの実施は、３つまたは４つのＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートする。
【００１５】
オペレーティング・システムは、プロセッサ３０２上で走行し、図３のデータ処理システム３００中の様々なコンポーネントを制御するように使用される。オペレーティング・システムは、マイクロソフト・コーポレーションから入手可能なＷｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）TM２０００のような市販オペレーティング・システムでよい。ＪＡＶＡ(R)TMのようなオブジェクト指向のプログラミング・システムは、オペレーティング・システムと連結して走行し、また、データ処理システムで実行中のＪＡＶＡ(R)TMプログラムまたはアプリケーションからオペレーティング・システムへのコールを提供する。ＪＡＶＡ(R)はSun Microsystems,Incの商標である。オペレーティング・システム、オブジェクト指向プログラミング・システムおよびアプリケーションの命令は、ハードディスク・ドライブ３２６のようなストレージ・デバイス上にあり、実行のためプロセッサ３０２によってメイン・メモリに読み込まれる。
【００１６】
図３のハードウェアは実施形態に応じて変更可能である。フラッシュＲＯＭ（または同等の不揮発性メモリ）や光ディスク・ドライブなどのような他の内部ハードウェアまたは周辺デバイスを、図３に描かれているハードウェアに追加して、またはそれに代わって使用することができる。また、本発明のプロセスは、マルチプロセッサ・データ処理システムにも応用可能である。
【００１７】
他の例としては、データ処理システム３００は、ネットワーク通信インタフェースの有無に関係なくブートできるように構成されたスタンドアロン・システムであってもよい。更なる例としては、データ処理システム３００は、オペレーティング・システムやユーザが生成したデータを蓄積するための不揮発性メモリを提供するためのＲＯＭやフラッシュＲＯＭを持つように構成された、携帯情報端末（ＰＤＡ）デバイスであってもよい。
【００１８】
図３で描かれた例と、上記で説明した例は、構成的な限定を意味しているものではない。例えば、データ処理システム３００はＰＤＡの形態を採るのに加えて、ノートブック・コンピュータやハンド・ヘルド・コンピュータでもよい。データ処理システム３００は、また、キオスクやウェブの機器であってもよい。
【００１９】
次の図４にいくと、ブラウザ・プログラムのブロック図が、本発明の好適な実施形態に関して描かれている。ブラウザ４００はユーザ・インタフェース４０２を含み、それは、ユーザがブラウザ４００とインタフェースで、または通信できるようにするグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）である。このインタフェースは、メニュー４０４による様々な機能の選択を提供し、ナビゲーション・ボタン４０６によるナビゲーションまたは選択を用意する。例えば、メニュー４０４はユーザに、ファイルの保存、新しいウインドウを開くこと、ヒストリーを表示すること、ＵＲＬを入力することなど様々な機能を実行できるようにする。ナビゲーション４０６は、ユーザが、様々なページをナビゲートしたり、サイトやドキュメントを選択して表示することを可能にする。例えば、ナビゲーション４０６は、ユーザが前のページや、現在のページに関連した次のページを見られるようにする。ユーザの好みは、設定部４０８で設定される。
【００２０】
通信部４１０は、ブラウザ４００が、インターネットのようなネットワークからドキュメントその他のリソースを受け取る機構である。さらに、通信部４１０は、ドキュメントやリソースをネットワーク上に送信したりアップロードしたりするために使用される。図示された例では、通信部４１０はＨＴＴＰを使う。しかし、他のプロトコルも可能である。ブラウザ４００によって受け取られたドキュメントは、ＨＴＭＬユニット４１４を含む言語インタープリタ４１２によって処理される。言語インタープリタ４１２は、グラフィック・ディスプレイ４１８上に表示するためにドキュメントを処理する。特に、ＨＴＭＬ文は、表示のためにＨＴＭＬユニット４１４によって処理される。ブラウザ４００は、キャッシュ・メモリ４１６も含む。
【００２１】
グラフィック・ディスプレイ４１８は、レイアウト・ユニット４２０、レンダリング・ユニット４２２およびウインドウ管理ユニット４２４を含む。これらのユニットは、言語インタープリタ４１２からの結果に基づいて、ユーザにウェブ・ページを提供する。
【００２２】
ブラウザ４００は、本発明が実施されるブラウザ・プログラムの例として示されている。ブラウザ４００は、本発明の構成的限定を意味しているのではない。現在、利用できるブラウザは、図示されていない追加機能を含むことも、ブラウザ４００で見られる機能が省略されていることもある。ここで、「ブラウザ」の用語は、ローカル・データベースやインターネットまたはワールド・ワイド・ウェブに代表される分散データベース内の情報やデータを見たりナビゲートするために使われる任意のソフトウェア・アプリケーション（すなわち、ユーザがブラウズするのをアシストするもの）を含む。
【００２３】
本発明は、電子ドキュメント中にイメージを配置することを含む、ワープロ、デスクトップ・パブリッシング（ＤＴＰ）アプリケーションその他の任意のアプリケーションにも応用可能である。
【００２４】
本発明は、ウェブ・ページ上の複数サイズのイメージにアクセスすることにより、視力が弱い人（または、もっと詳細なイメージを見たいと思う人）にとって、ウェブ・イメージ画像をより利用しやすくする方法を提供する。複数のイメージは、ウェブからアクセスされ、より大きなイメージを見たいと望んだとき、オリジナルのイメージの場所に表示される。これは、新しいウェブ・アドレスにアクセスすることなく、またウェブ・ページ・コンテンツの残りのものを変更することなく達成される。画像解像度を調整することなくイメージを単純に拡大する従来技術のアプローチとは異なり、本発明はユーザが、鮮明な画質を維持するのに必要な解像調整を適切に行って大きなイメージを見られるようにする。ウェブ・ページの再フローとともに、新しいイメージが表示される。
【００２５】
本発明は、＜ＩＭＧ＞タグのＡＬＴ属性が、複数イメージを指定することができるようにＨＴＭＬ／ＸＭＬ標準に追加することを必要とする。
【００２６】
図５を参照すると、ウェブ・ページ上のオブジェクト・テキストの再フローを例示した図が描かれている。フローは、ブラウザによって描かれたイメージその他のオブジェクトを収容するためにウェブ・ページ上のテキストをアレンジする方法である。再フローは、イメージ・サイズの変更に適応するようにテキスト・レイアウトを調整することを含む。図５で、ウェブ・ページ５００および５１０は、小さいイメージ５０１から大きいイメージ５１１への移行に適応するのに必要なテキストの再フローを例示している。
【００２７】
このプロセスは、ユーザが最も読みやすいイメージのサイズにたどり着くまで、イメージの幾つかのサイズに対して繰り返される。ユーザは、イメージを見終わると、プロセスを逆行し、小さいイメージを戻し、テキストや他のオブジェクトのために再びより広いページ／スクリーン・スペースを提供する。
【００２８】
本発明は次の幾つかの利点を提供する。
・本発明は、ユーザがより大きくより詳細なイメージを見る必要があるとき、新たなウェブ・ページに行かなければならないという問題を解決する。
・イメージの追加バージョンは、ユーザが最初のイメージを見ている間に伝送され、それゆえ、知覚される伝送時間とウェブＵＲＬアクセス時間を最小限にする。
・一度、異なるサイズのイメージがダウンロードされると、ウェブ・ページと一緒にキャッシュされ、サイズの異なるイメージ間の短時間の切替を可能とする。
【００２９】
加えて、本発明は、フルサイズの画像ページ（よくウェブ・フォト・アルバムと呼ばれる）にリンクするサムネール画像をもつウェブ・ページの共通ウェブ・アプリケーションを容易に実装するのに有効である。このサムネール・アプローチにより、代替イメージ・サイズのために別ページを用意する必要はない。上述したように、ブラウザはユーザが最初のイメージ・バージョンを見ている間に、より大きいサイズのイメージをメモリにダウンロードし、それはユーザが知覚する待ち時間を減少させる。他の実施の形態においては、代替イメージは、キャッシュ・メモリよりはむしろ、サーバ上に蓄積される。
【００３０】
ユーザは、またブラウザをカスタマイズすることができる。例えば、代替イメージの所望の解像度は、クライアント・コンピュータの接続スピードに応じて指定することができる。もし、接続スピードが遅ければ、ユーザはより速いダウンロードのために、イメージ解像度をある程度犠牲にすることもある。加えて、インジケータ矢印のデフォルト・サイズのように、ユーザはブラウザのアクセシビリティ・インジケータを事前設定することができる。このオプション無しでは、視力または運動筋肉が弱いユーザは、より大きなイメージにアクセスするためにブラウザを効果的に使うことはできない。より大きなインジケータ・コントロールを自動的に表示するようにブラウザを予め設定することにより、そのようなユーザは、ウェブ・ページをより簡単にナビゲートし、代替イメージにアクセスすることができる。
【００３１】
さらなるオプションとして、ユーザは、デフォルト・イメージとして一定のイメージ・サイズを自動的に表示するようにブラウザを事前設定することができる。例えば、いつも小さいオリジナル・イメージから開始し、サイズを徐々に拡大するよりはむしろ、ユーザは中間サイズ・イメージを表示するようにブラウザを設定することを望むかも知れない。
【００３２】
図６を参照すると、代替イメージ解像度を提供するプロセスを例示したフローチャートが、本発明に関し描かれている。<ＩＭＧ>ＨＴＭＬタグは、ソース（ＳＲＣ）属性を用いてウェブ・ページが最初に描画されるときに表示する初期オリジナル・イメージを識別する（ステップ６０１）。もし、ウェブ・ページが表示用の代替イメージを含んでいたなら、ＨＴＭＬイメージ・タグは、代替イメージ・ファイルを指定するＡＬＴＩＭＡＧＥのような代替イメージ属性を持っている。
【００３３】
ブラウザは、イメージが表示用の代替イメージをもっているかどうか判断する（ステップ６０２）。もし、利用できる代替イメージがまったく無ければ、単純にオリジナル・イメージを表示する（ステップ６０５）。もし、ウェブ・ページが代替イメージを含んでいれば、ブラウザは代替イメージ・ファイルを指定する＜ＩＭＧ＞タグの代替イメージ属性について照会する（ステップ６０３）。この代替イメージ属性は、イメージのための代替テキストを提供するＡＬＴ属性に似ている。しかしながら、代替イメージ属性は、いくつかのより大きな、より高解像度の代替イメージを準備するために複数回使用することができる。ウェブ・ブラウザは、イメージの下側のコーナーに、小さな右と左の矢印を上書きし（ステップ６０４）、そして、オリジナル・イメージを表示する（ステップ６０５）。
【００３４】
もし、ユーザが右矢印をクリックしたら（ステップ６０６）、代替のより大きなイメージがウェブ・ブラウザによりアクセスされ、表示される（ステップ６０７）。もし、新たなイメージが、他により大きな代替イメージを持っていたなら、ブラウザはまた、そのコーナーに右矢印を表示する。加えて、ユーザを前の代替イメージまたはオリジナル・イメージに戻せる場合には、ブラウザは、左矢印をコーナーに表示している。このようにして、ユーザは、もし利用可能なら他のより大きなイメージに行くこと、また前のイメージに戻ることを選択できる。
【００３５】
本発明の構想は、ウェブ・ブラウザのビュー・オプションである矢印の表示により実現することができる。もしユーザがブラウザにイメージのコーナーに矢印を表示させることを選択しなかったなら、ユーザは、イメージそれ自体をクリックすることにより代替イメージを１つずつ巡回的に表示させることができる。
【００３６】
本発明は、またカスタム・プラグインや特別のＪＡＶＡ(R)アプレットを使用することにより実施することもできる。しかしながら、これら両者の方法は、特別のツールを必要とし、ダウンロードとウェブ・ページの表示が遅くなり、ウェブ・ページを実装するためにウェブ・ページ開発者による追加の作業を必要とする。
【００３７】
以上、完全に機能するデータ処理システムを例にとって本発明を説明してきたが、本発明のプロセスは、様々なコンピュータ読み取り可能媒体の形式で配布することができ、また、本発明は配布するために実際に使われる信号担持媒体のタイプに関わらず、等しく適用可能である。コンピュータ読み取り可能媒体の例として、フレキシブル・ディスク、ハードディスク・ドライブ、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭなどの記録可能媒体と、デジタルおよびアナログの通信リンク、ＲＦ伝送や光伝送のような伝送形式を使用する有線または無線の通信リンクのような伝送媒体がある。コンピュータ読み取り可能媒体は、特定のデータ処理システムにおいて実際の使用のためにデコードされるコード形式をとるものもある。
【００３８】
本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる実行において、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が典型的な例として挙げられる。かかる場合、該所定プログラムが該コンピュータ・システムにロードされ実行されることにより、該プログラムは、コンピュータ・システムを制御し、本発明にかかる処理を実行させる。このプログラムは、任意の言語・コード・表記によって表現可能な命令群から構成される。そのような命令群は、システムが特定の機能を直接、または１．他の言語・コード・表記への変換、２．他の媒体への複製、のいずれか一方もしくは双方が行われた後に、実行することを可能にするものである。もちろん、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、上述のようにプログラムを記録した媒体もその範囲に含むものである。かかるプログラムは、記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のコンピュータ・システムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒体に格納することもできる。
【００３９】
本発明の説明は、例示の目的で行われており、開示された形式に発明を限定する意図は無い。多くの変更および修正が、当業者にとっては明らかであろう。実施形態は、本発明の原理と実際の応用を最も良く説明し、当業者に、意図する特定の使用に適応するように様々な変更を伴う様々な実施形態について本発明を理解させるために、選択された。
【００４０】
まとめとし、本発明に関して以下の事項を開示する。
（１） 電子ドキュメントにおける、代替イメージを提供する方法であって、電子ドキュメントにおいて表示される初期イメージを識別するステップと、初期イメージとサイズおよび解像度において異なる代替イメージを、同じ電子ドキュメントに提供するステップと、
初期イメージを表示するステップと、代替イメージにアクセスするためのセレクターを提供するステップと、ユーザの選択入力の受け取りに応答して、初期イメージを代替イメージに置き換え、電子ドキュメントを再フォーマットするステップと、を含む方法。
（２）代替イメージがメモリにキャッシュされることを特徴とする（１）に記載の方法。
（３）代替イメージがサーバ上に蓄積されることを特徴とする（１）に記載の方法。
（４）代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を持つように、ＨＴＭＬ／ＸＭＬイメージ・タグを再定義するステップを含むことを特徴とする（１）に記載の方法。
（５）イメージ・サイズの変更に適応するように電子ドキュメント中のテキスト・レイアウトを調整するステップを含むことを特徴とする（１）に記載の方法。
（６）初期イメージのサイズがユーザにより事前設定されることを特徴とする（１）に記載の方法。
（７）イメージ解像度は、イメージ・サイズの変更で自動的に調整されことを特徴とする（１）に記載の方法。
（８）セレクターは、イメージ上に表示されたインジケータを含むことを特徴とする（１）に記載の方法。
（９）イメージをクリックすると、代替イメージへアクセスすることを特徴とする（１）に記載の方法。
（１０）電子ドキュメントが、ブラウザ、ワープロおよびデスクトップ・パブリッシング・アプリケーションで使用されることを特徴とする（１）に記載の方法。
（１１）電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスする方法であって、電子ドキュメントにおける初期イメージの表示を受け取るステップと、同じ電子ドキュメント中に提供される複数の代替イメージから、セレクター手段によって代替イメージを選択するステップと、初期イメージとはサイズおよび解像度において異なる代替イメージの表示を、電子ドキュメントにおける初期イメージの代わりに受け取るステップと、を含む方法。
（１２）初期イメージのサイズを予め設定するステップを含むことを特徴とする（１１）に記載の方法。
（１３）代替イメージを選択するステップが、さらにイメージのコーナーに表示されたインジケータをクリックするステップを含むことを特徴とする（１１）に記載の方法。
（１４）代替イメージを選択するステップが、さらにイメージをクリックすることにより、代替イメージを巡回的に表示させるステップを含むことを特徴とする（１１）に記載の発明。
（１５）電子ドキュメントにおける、代替イメージを提供するためのプログラムであって、コンピュータに、電子ドキュメントにおいて表示される初期イメージを識別するステップと、初期イメージとサイズおよび解像度において異なる代替イメージを、同じ電子ドキュメントに提供するステップと、初期イメージを表示するステップと、代替イメージにアクセスするためのセレクターを提供するステップと、ユーザの選択入力の受け取りに応答して、初期イメージを代替イメージに置き換え、電子ドキュメントを再フォーマットするステップと、を実行させるためのプログラム。
（１６）電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスするプログラムであって、コンピュータに、電子ドキュメントにおける初期イメージの表示を受け取るステップと、
同じ電子ドキュメント中に提供される複数の代替イメージから、セレクター手段によって代替イメージを選択するステップと、初期イメージとはサイズおよび解像度において異なる代替イメージの表示を、電子ドキュメントにおける初期イメージの代わりに受け取るステップと、を実行させるためのプログラム。
（１７）電子ドキュメントにおける、代替イメージを提供するためのシステムであって、
電子ドキュメントにおいて表示される初期イメージを識別する手段と、初期イメージとサイズおよび解像度において異なる代替イメージを、同じ電子ドキュメントに提供する手段と、初期イメージを表示する手段と、代替イメージにアクセスするためのセレクターを提供する手段と、ユーザの選択入力の受け取りに応答して、初期イメージを代替イメージに置き換え、電子ドキュメントを再フォーマットする手段と、を含むシステム。
（１８）電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスするシステムであって、電子ドキュメントにおける初期イメージの表示を受け取る手段と、同じ電子ドキュメント中に提供される複数の代替イメージから、セレクター手段によって代替イメージを選択する手段と、初期イメージとはサイズおよび解像度において異なる代替イメージの表示を、電子ドキュメントにおける初期イメージの代わりに受け取る手段と、を含むシステム。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明が実施されるデータ処理システムのネットワークを図示している。
【図２】図２は、本発明の好ましい実施形態に関し、サーバとして実施されるデータ処理システムの図を示している。
【図３】図３は、本発明が実施される、データ処理システムを説明したブロック図を示している。
【図４】図４は、本発明の好適な実施形態に関し、ブラウザ・プログラムのブロック図を示している。
【図５】図５は、本発明に関し、ウェブ・ページ上のテキストの還流を説明する図を示している。
【図６】図６は、本発明に関し、代替イメージの解像度を与えるプロセスを説明したフローチャートを図示している。
【符号の説明】
１０２ ネットワーク
１０４ サーバ
１０６ ストレージ・ユニット
１０８ クライアント
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータネットワーク環境に関する。特に、本発明は電子ドキュメントにアクセスすることに関連する。
【０００２】
【従来の技術】
World Wide Web上の情報は、一般的にはビジュアル表現に構成することによって、利用可能にされる。ＨＴＭＬ（HyperText Markup Language）は、ビジュアル構成を定義するためにウェブ作者によって用いられる。エンドユーザには、情報がブラウザ（例えば、Netscape NavigatorTMやMicrosoft Internet ExploreTM）によってビジュアル形式にされた後、コンピュータ上の情報を見ることによって、この情報が与えられる。
【０００３】
しかしながら、従来のウェブ・ブラウザによって表示されるイメージは、目の悪いユーザにとっては十分に明瞭ではない。そのようなウェブ・ユーザは、判読可能な大きなフォントを使用するようにブラウザを設定するにもかかわらず、イメージのより大きいより詳細なバージョンを見ることを望む場合がある。現在、ユーザが、同じウェブ・ページでより高解像度のイメージが利用可能であるかどうかを知る方法はない。今日のウェブ・ページでは、ユーザは代替ウェブ・ページまたは代替イメージ・ファイルへのリンクを通じて、イメージの代替バージョンにアクセスしなければならない。現在のウェブ・ブラウザは、ユーザにウェブ・ページ（イメージを含む）の一部を拡大することを可能としているが、しかしこの拡大は、画像解像度を調整することではなく、粒状態のイメージという結果になる。
【０００４】
それゆえ、鮮明な画質を維持する解像度の調整に対応して、イメージの代替サイズに直接アクセスする方法が望まれる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電子ドキュメントにおける代替となるイメージにアクセスするための方法、プログラムおよび装置を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子ドキュメント（一般的にはウェブ・ページ）において表示される初期イメージを識別し、イメージの代替バージョンが表示に利用できるかを判断することを含む。もしイメージの代替バージョンが利用できるなら、同一ドキュメントにそれらは提供される。代替イメージはサイズと解像度が初期イメージとは異なり、目の悪いユーザが、より大きい高解像度イメージにアクセスできるようにする。ユーザは電子ドキュメント中に表示されたセレクター手段によって代替イメージにアクセスする。選択されたとき、代替イメージが電子ドキュメント中の初期イメージに置き換わり、ドキュメントが再フォーマットされる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図を参照してみると、図１は、本発明が実施されるデータ処理システムのネットワークを示している。ネットワーク・データ処理システム１００は、本発明が実施されるコンピュータのネットワーク・システムである。ネットワーク・データ処理システム１００は、ネットワーク１０２を含み、それは、ネットワーク・データ処理システム１００内で相互に接続する様々なデバイスおよびコンピュータの間の通信リンクを提供する。ネットワーク１０２は、有線、無線の通信リンクまたは光ケーブルのような接続を含む。
【０００８】
図の例では、サーバ１０４は、ストレージ・ユニット１０６と一緒にネットワーク１０２に接続する。これに加えて、クライアント１０８，１１０および１１２もまたネットワーク１０２に接続する。これらのクライアント１０８，１１０および１１２は、例えば、パーソナル・コンピュータやネットワーク・コンピュータである。この図の例では、サーバ１０４は、ブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージ、アプリケーションなどをクライアント１０８，１１０および１１２に提供する。クライアント１０８，１１０および１１２はサーバ１０４に対するクライアントである。ネットワーク・データ処理システム１００は、ここでは示されていない追加のサーバ、クライアントおよびその他のデバイスを含むことができる。図の例では、ネットワーク・データ処理システム１００は、ＴＣＰ／ＩＰを使用して相互に通信するネットワークやゲートウェイのワールド・ワイドの集合を表すネットワーク１０２を伴うインターネットである。インターネットの中核は、データやメッセージを送る数千台の商用の、政府の、教育のそして他のコンピュータ・システムから構成されるメジャー・ノードやホスト・コンピュータ間の高速データ通信回線のバックボーンである。もちろん、ネットワーク・データ処理システム１００は、例えば、イントラネット、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）や広域ネットワーク（ＷＡＮ）のような異なるタイプの幾つかのネットワークとしても実施可能である。図１は、単なる例に過ぎず、本発明についての構成的限定を示すものではない。
【０００９】
図２を参照すると、たとえば図１のサーバ１０４として実施可能なデータ処理システムのブロック図であり、本発明の好適な実施形態について図示されている。データ処理システム２００は、システム・バス２０６に接続した複数のプロセッサ２０２および２０４を含む対称マルチプロセッサ（ＳＭＰ）システムである。これに代わるものとして、シングル・プロセッサ・システムも使用可能である。ローカル・メモリ２０９へのインタフェースを与えるメモリ・コントローラ／キャッシュ２０８もまた、システム・バス２０６へ接続されている。Ｉ／Ｏバス・ブリッジ２１０は、システム・バス２０６に接続され、Ｉ／Ｏバス２１２へのインタフェースを提供する。メモリ・コントローラ／キャッシュ２０８と、Ｉ／Ｏバス・ブリッジ２１０は図示のように統合可能である。
【００１０】
Ｉ／Ｏバス２１２に接続したＰＣＩバス・ブリッジ２１４は、ＰＣＩローカル・バス２１６へのインタフェースを提供する。複数のモデムを、ＰＣＩバス２１６に接続することができる。一般的なＰＣＩバスの実装は、４つのＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートする。図１のネットワーク・コンピュータ１０８，１１０および１１２への通信リンクは、アドイン・ボードを介してＰＣＩローカル・バス２１６に接続したモデム２１８やネットワーク・アダプタ２２０を通して提供可能である。
【００１１】
追加ＰＣＩバス・ブリッジ２２２および２２４は、追加モデムまたは追加ネットワーク・アダプタをサポートする、追加ＰＣＩバス２２６および２２８のためのインタフェースを提供する。このようにして、データ処理システム２００は複数のネットワーク・コンピュータへの接続を許す。メモリ・マップド・グラフィック・アダプタ２３０およびハードディスク２３２もまた、図で示されたように、直接又は間接にＩ／Ｏバス２１２に接続される。
【００１２】
図２に示されたハードウェアは変更可能である。例えば、光ディスク・ドライブ等の他の周辺機器が、図示されたハードウェアに追加され、または、その代わりに用いられる。図示されている例は、本発明に関し構成的な限定を意味しているものではない。
【００１３】
図２に描かれているデータ処理システムは、例えば、ＡＩＸTMオペレーティング・システムを走らせるＩＢＭ ＲＳ／６０００システムであってもよい。
【００１４】
今、図３を参照すると、本発明を実施し得るデータ処理システムのブロック図が描かれている。データ処理システム３００は、クライアント・コンピュータの一例であり、ＰＣＩローカル・バス・アーキテクチャを使用する。ＰＣＩの他に、ＡＧＰやＩＳＡなどの他のバス・アーキテクチャも使用できる。プロセッサ３０２およびメイン・メモリ３０４はＰＣＩブリッジ３０８を通して、ＰＣＩローカル・バス３０６に接続される。ＰＣＩブリッジ３０８は、また、プロセッサ３０２のための統合メモリ・コントローラおよびキャッシュ・メモリを含んでいる。ＰＣＩローカル・バス３０６への付加的な接続は、直接かまたは、アドイン・ボードを通じて行える。図示された例では、ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２および拡張バス・インタフェース３１４は、直接コンポーネント接続によって、ＰＣＩローカル・バス３０６に接続される。対照的にＬＡＮアダプタ３１０、オーディオ・アダプタ３１６、グラフィック・アダプタ３１８およびオーディオ／ビデオ・アダプタ３１９は、拡張スロットに挿入されたアドイン・ボードによって、ＰＣＩローカル・バス３０６に接続される。拡張バス・インタフェース３１４は、キーボード／マウス・アダプタ３２０、モデム３２２および追加メモリ３２４をＰＣＩローカル・バス３０６に接続する。ＳＣＳＩホスト・バス・アダプタ３１２は、ハードディスク・ドライブ３２６、テープ・ドライブ３２８、ＣＤ−ＲＯＭドライブ３３０およびＤＶＤドライブ３３２のための接続を提供する。一般的なＰＣＩローカル・バスの実施は、３つまたは４つのＰＣＩ拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートする。
【００１５】
オペレーティング・システムは、プロセッサ３０２上で走行し、図３のデータ処理システム３００中の様々なコンポーネントを制御するように使用される。オペレーティング・システムは、マイクロソフト・コーポレーションから入手可能なＷｉｎｄｏｗｓ（Ｒ）TM２０００のような市販オペレーティング・システムでよい。ＪＡＶＡ(R)TMのようなオブジェクト指向のプログラミング・システムは、オペレーティング・システムと連結して走行し、また、データ処理システムで実行中のＪＡＶＡ(R)TMプログラムまたはアプリケーションからオペレーティング・システムへのコールを提供する。ＪＡＶＡ(R)はSun Microsystems,Incの商標である。オペレーティング・システム、オブジェクト指向プログラミング・システムおよびアプリケーションの命令は、ハードディスク・ドライブ３２６のようなストレージ・デバイス上にあり、実行のためプロセッサ３０２によってメイン・メモリに読み込まれる。
【００１６】
図３のハードウェアは実施形態に応じて変更可能である。フラッシュＲＯＭ（または同等の不揮発性メモリ）や光ディスク・ドライブなどのような他の内部ハードウェアまたは周辺デバイスを、図３に描かれているハードウェアに追加して、またはそれに代わって使用することができる。また、本発明のプロセスは、マルチプロセッサ・データ処理システムにも応用可能である。
【００１７】
他の例としては、データ処理システム３００は、ネットワーク通信インタフェースの有無に関係なくブートできるように構成されたスタンドアロン・システムであってもよい。更なる例としては、データ処理システム３００は、オペレーティング・システムやユーザが生成したデータを蓄積するための不揮発性メモリを提供するためのＲＯＭやフラッシュＲＯＭを持つように構成された、携帯情報端末（ＰＤＡ）デバイスであってもよい。
【００１８】
図３で描かれた例と、上記で説明した例は、構成的な限定を意味しているものではない。例えば、データ処理システム３００はＰＤＡの形態を採るのに加えて、ノートブック・コンピュータやハンド・ヘルド・コンピュータでもよい。データ処理システム３００は、また、キオスクやウェブの機器であってもよい。
【００１９】
次の図４にいくと、ブラウザ・プログラムのブロック図が、本発明の好適な実施形態に関して描かれている。ブラウザ４００はユーザ・インタフェース４０２を含み、それは、ユーザがブラウザ４００とインタフェースで、または通信できるようにするグラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）である。このインタフェースは、メニュー４０４による様々な機能の選択を提供し、ナビゲーション・ボタン４０６によるナビゲーションまたは選択を用意する。例えば、メニュー４０４はユーザに、ファイルの保存、新しいウインドウを開くこと、ヒストリーを表示すること、ＵＲＬを入力することなど様々な機能を実行できるようにする。ナビゲーション４０６は、ユーザが、様々なページをナビゲートしたり、サイトやドキュメントを選択して表示することを可能にする。例えば、ナビゲーション４０６は、ユーザが前のページや、現在のページに関連した次のページを見られるようにする。ユーザの好みは、設定部４０８で設定される。
【００２０】
通信部４１０は、ブラウザ４００が、インターネットのようなネットワークからドキュメントその他のリソースを受け取る機構である。さらに、通信部４１０は、ドキュメントやリソースをネットワーク上に送信したりアップロードしたりするために使用される。図示された例では、通信部４１０はＨＴＴＰを使う。しかし、他のプロトコルも可能である。ブラウザ４００によって受け取られたドキュメントは、ＨＴＭＬユニット４１４を含む言語インタープリタ４１２によって処理される。言語インタープリタ４１２は、グラフィック・ディスプレイ４１８上に表示するためにドキュメントを処理する。特に、ＨＴＭＬ文は、表示のためにＨＴＭＬユニット４１４によって処理される。ブラウザ４００は、キャッシュ・メモリ４１６も含む。
【００２１】
グラフィック・ディスプレイ４１８は、レイアウト・ユニット４２０、レンダリング・ユニット４２２およびウインドウ管理ユニット４２４を含む。これらのユニットは、言語インタープリタ４１２からの結果に基づいて、ユーザにウェブ・ページを提供する。
【００２２】
ブラウザ４００は、本発明が実施されるブラウザ・プログラムの例として示されている。ブラウザ４００は、本発明の構成的限定を意味しているのではない。現在、利用できるブラウザは、図示されていない追加機能を含むことも、ブラウザ４００で見られる機能が省略されていることもある。ここで、「ブラウザ」の用語は、ローカル・データベースやインターネットまたはワールド・ワイド・ウェブに代表される分散データベース内の情報やデータを見たりナビゲートするために使われる任意のソフトウェア・アプリケーション（すなわち、ユーザがブラウズするのをアシストするもの）を含む。
【００２３】
本発明は、電子ドキュメント中にイメージを配置することを含む、ワープロ、デスクトップ・パブリッシング（ＤＴＰ）アプリケーションその他の任意のアプリケーションにも応用可能である。
【００２４】
本発明は、ウェブ・ページ上の複数サイズのイメージにアクセスすることにより、視力が弱い人（または、もっと詳細なイメージを見たいと思う人）にとって、ウェブ・イメージ画像をより利用しやすくする方法を提供する。複数のイメージは、ウェブからアクセスされ、より大きなイメージを見たいと望んだとき、オリジナルのイメージの場所に表示される。これは、新しいウェブ・アドレスにアクセスすることなく、またウェブ・ページ・コンテンツの残りのものを変更することなく達成される。画像解像度を調整することなくイメージを単純に拡大する従来技術のアプローチとは異なり、本発明はユーザが、鮮明な画質を維持するのに必要な解像調整を適切に行って大きなイメージを見られるようにする。ウェブ・ページの再フローとともに、新しいイメージが表示される。
【００２５】
本発明は、＜ＩＭＧ＞タグのＡＬＴ属性が、複数イメージを指定することができるようにＨＴＭＬ／ＸＭＬ標準に追加することを必要とする。
【００２６】
図５を参照すると、ウェブ・ページ上のオブジェクト・テキストの再フローを例示した図が描かれている。フローは、ブラウザによって描かれたイメージその他のオブジェクトを収容するためにウェブ・ページ上のテキストをアレンジする方法である。再フローは、イメージ・サイズの変更に適応するようにテキスト・レイアウトを調整することを含む。図５で、ウェブ・ページ５００および５１０は、小さいイメージ５０１から大きいイメージ５１１への移行に適応するのに必要なテキストの再フローを例示している。
【００２７】
このプロセスは、ユーザが最も読みやすいイメージのサイズにたどり着くまで、イメージの幾つかのサイズに対して繰り返される。ユーザは、イメージを見終わると、プロセスを逆行し、小さいイメージを戻し、テキストや他のオブジェクトのために再びより広いページ／スクリーン・スペースを提供する。
【００２８】
本発明は次の幾つかの利点を提供する。
・本発明は、ユーザがより大きくより詳細なイメージを見る必要があるとき、新たなウェブ・ページに行かなければならないという問題を解決する。
・イメージの追加バージョンは、ユーザが最初のイメージを見ている間に伝送され、それゆえ、知覚される伝送時間とウェブＵＲＬアクセス時間を最小限にする。
・一度、異なるサイズのイメージがダウンロードされると、ウェブ・ページと一緒にキャッシュされ、サイズの異なるイメージ間の短時間の切替を可能とする。
【００２９】
加えて、本発明は、フルサイズの画像ページ（よくウェブ・フォト・アルバムと呼ばれる）にリンクするサムネール画像をもつウェブ・ページの共通ウェブ・アプリケーションを容易に実装するのに有効である。このサムネール・アプローチにより、代替イメージ・サイズのために別ページを用意する必要はない。上述したように、ブラウザはユーザが最初のイメージ・バージョンを見ている間に、より大きいサイズのイメージをメモリにダウンロードし、それはユーザが知覚する待ち時間を減少させる。他の実施の形態においては、代替イメージは、キャッシュ・メモリよりはむしろ、サーバ上に蓄積される。
【００３０】
ユーザは、またブラウザをカスタマイズすることができる。例えば、代替イメージの所望の解像度は、クライアント・コンピュータの接続スピードに応じて指定することができる。もし、接続スピードが遅ければ、ユーザはより速いダウンロードのために、イメージ解像度をある程度犠牲にすることもある。加えて、インジケータ矢印のデフォルト・サイズのように、ユーザはブラウザのアクセシビリティ・インジケータを事前設定することができる。このオプション無しでは、視力または運動筋肉が弱いユーザは、より大きなイメージにアクセスするためにブラウザを効果的に使うことはできない。より大きなインジケータ・コントロールを自動的に表示するようにブラウザを予め設定することにより、そのようなユーザは、ウェブ・ページをより簡単にナビゲートし、代替イメージにアクセスすることができる。
【００３１】
さらなるオプションとして、ユーザは、デフォルト・イメージとして一定のイメージ・サイズを自動的に表示するようにブラウザを事前設定することができる。例えば、いつも小さいオリジナル・イメージから開始し、サイズを徐々に拡大するよりはむしろ、ユーザは中間サイズ・イメージを表示するようにブラウザを設定することを望むかも知れない。
【００３２】
図６を参照すると、代替イメージ解像度を提供するプロセスを例示したフローチャートが、本発明に関し描かれている。<ＩＭＧ>ＨＴＭＬタグは、ソース（ＳＲＣ）属性を用いてウェブ・ページが最初に描画されるときに表示する初期オリジナル・イメージを識別する（ステップ６０１）。もし、ウェブ・ページが表示用の代替イメージを含んでいたなら、ＨＴＭＬイメージ・タグは、代替イメージ・ファイルを指定するＡＬＴＩＭＡＧＥのような代替イメージ属性を持っている。
【００３３】
ブラウザは、イメージが表示用の代替イメージをもっているかどうか判断する（ステップ６０２）。もし、利用できる代替イメージがまったく無ければ、単純にオリジナル・イメージを表示する（ステップ６０５）。もし、ウェブ・ページが代替イメージを含んでいれば、ブラウザは代替イメージ・ファイルを指定する＜ＩＭＧ＞タグの代替イメージ属性について照会する（ステップ６０３）。この代替イメージ属性は、イメージのための代替テキストを提供するＡＬＴ属性に似ている。しかしながら、代替イメージ属性は、いくつかのより大きな、より高解像度の代替イメージを準備するために複数回使用することができる。ウェブ・ブラウザは、イメージの下側のコーナーに、小さな右と左の矢印を上書きし（ステップ６０４）、そして、オリジナル・イメージを表示する（ステップ６０５）。
【００３４】
もし、ユーザが右矢印をクリックしたら（ステップ６０６）、代替のより大きなイメージがウェブ・ブラウザによりアクセスされ、表示される（ステップ６０７）。もし、新たなイメージが、他により大きな代替イメージを持っていたなら、ブラウザはまた、そのコーナーに右矢印を表示する。加えて、ユーザを前の代替イメージまたはオリジナル・イメージに戻せる場合には、ブラウザは、左矢印をコーナーに表示している。このようにして、ユーザは、もし利用可能なら他のより大きなイメージに行くこと、また前のイメージに戻ることを選択できる。
【００３５】
本発明の構想は、ウェブ・ブラウザのビュー・オプションである矢印の表示により実現することができる。もしユーザがブラウザにイメージのコーナーに矢印を表示させることを選択しなかったなら、ユーザは、イメージそれ自体をクリックすることにより代替イメージを１つずつ巡回的に表示させることができる。
【００３６】
本発明は、またカスタム・プラグインや特別のＪＡＶＡ(R)アプレットを使用することにより実施することもできる。しかしながら、これら両者の方法は、特別のツールを必要とし、ダウンロードとウェブ・ページの表示が遅くなり、ウェブ・ページを実装するためにウェブ・ページ開発者による追加の作業を必要とする。
【００３７】
以上、完全に機能するデータ処理システムを例にとって本発明を説明してきたが、本発明のプロセスは、様々なコンピュータ読み取り可能媒体の形式で配布することができ、また、本発明は配布するために実際に使われる信号担持媒体のタイプに関わらず、等しく適用可能である。コンピュータ読み取り可能媒体の例として、フレキシブル・ディスク、ハードディスク・ドライブ、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭなどの記録可能媒体と、デジタルおよびアナログの通信リンク、ＲＦ伝送や光伝送のような伝送形式を使用する有線または無線の通信リンクのような伝送媒体がある。コンピュータ読み取り可能媒体は、特定のデータ処理システムにおいて実際の使用のためにデコードされるコード形式をとるものもある。
【００３８】
本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる実行において、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が典型的な例として挙げられる。かかる場合、該所定プログラムが該コンピュータ・システムにロードされ実行されることにより、該プログラムは、コンピュータ・システムを制御し、本発明にかかる処理を実行させる。このプログラムは、任意の言語・コード・表記によって表現可能な命令群から構成される。そのような命令群は、システムが特定の機能を直接、または１．他の言語・コード・表記への変換、２．他の媒体への複製、のいずれか一方もしくは双方が行われた後に、実行することを可能にするものである。もちろん、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、上述のようにプログラムを記録した媒体もその範囲に含むものである。かかるプログラムは、記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のコンピュータ・システムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒体に格納することもできる。
【００３９】
本発明の説明は、例示の目的で行われており、開示された形式に発明を限定する意図は無い。多くの変更および修正が、当業者にとっては明らかであろう。実施形態は、本発明の原理と実際の応用を最も良く説明し、当業者に、意図する特定の使用に適応するように様々な変更を伴う様々な実施形態について本発明を理解させるために、選択された。
【００４０】
まとめとし、本発明に関して以下の事項を開示する。
（１） 電子ドキュメントにおける、代替イメージを提供する方法であって、電子ドキュメントにおいて表示される初期イメージを識別するステップと、初期イメージとサイズおよび解像度において異なる代替イメージを、同じ電子ドキュメントに提供するステップと、
初期イメージを表示するステップと、代替イメージにアクセスするためのセレクターを提供するステップと、ユーザの選択入力の受け取りに応答して、初期イメージを代替イメージに置き換え、電子ドキュメントを再フォーマットするステップと、を含む方法。
（２）代替イメージがメモリにキャッシュされることを特徴とする（１）に記載の方法。
（３）代替イメージがサーバ上に蓄積されることを特徴とする（１）に記載の方法。
（４）代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を持つように、ＨＴＭＬ／ＸＭＬイメージ・タグを再定義するステップを含むことを特徴とする（１）に記載の方法。
（５）イメージ・サイズの変更に適応するように電子ドキュメント中のテキスト・レイアウトを調整するステップを含むことを特徴とする（１）に記載の方法。
（６）初期イメージのサイズがユーザにより事前設定されることを特徴とする（１）に記載の方法。
（７）イメージ解像度は、イメージ・サイズの変更で自動的に調整されことを特徴とする（１）に記載の方法。
（８）セレクターは、イメージ上に表示されたインジケータを含むことを特徴とする（１）に記載の方法。
（９）イメージをクリックすると、代替イメージへアクセスすることを特徴とする（１）に記載の方法。
（１０）電子ドキュメントが、ブラウザ、ワープロおよびデスクトップ・パブリッシング・アプリケーションで使用されることを特徴とする（１）に記載の方法。
（１１）電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスする方法であって、電子ドキュメントにおける初期イメージの表示を受け取るステップと、同じ電子ドキュメント中に提供される複数の代替イメージから、セレクター手段によって代替イメージを選択するステップと、初期イメージとはサイズおよび解像度において異なる代替イメージの表示を、電子ドキュメントにおける初期イメージの代わりに受け取るステップと、を含む方法。
（１２）初期イメージのサイズを予め設定するステップを含むことを特徴とする（１１）に記載の方法。
（１３）代替イメージを選択するステップが、さらにイメージのコーナーに表示されたインジケータをクリックするステップを含むことを特徴とする（１１）に記載の方法。
（１４）代替イメージを選択するステップが、さらにイメージをクリックすることにより、代替イメージを巡回的に表示させるステップを含むことを特徴とする（１１）に記載の発明。
（１５）電子ドキュメントにおける、代替イメージを提供するためのプログラムであって、コンピュータに、電子ドキュメントにおいて表示される初期イメージを識別するステップと、初期イメージとサイズおよび解像度において異なる代替イメージを、同じ電子ドキュメントに提供するステップと、初期イメージを表示するステップと、代替イメージにアクセスするためのセレクターを提供するステップと、ユーザの選択入力の受け取りに応答して、初期イメージを代替イメージに置き換え、電子ドキュメントを再フォーマットするステップと、を実行させるためのプログラム。
（１６）電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスするプログラムであって、コンピュータに、電子ドキュメントにおける初期イメージの表示を受け取るステップと、
同じ電子ドキュメント中に提供される複数の代替イメージから、セレクター手段によって代替イメージを選択するステップと、初期イメージとはサイズおよび解像度において異なる代替イメージの表示を、電子ドキュメントにおける初期イメージの代わりに受け取るステップと、を実行させるためのプログラム。
（１７）電子ドキュメントにおける、代替イメージを提供するためのシステムであって、
電子ドキュメントにおいて表示される初期イメージを識別する手段と、初期イメージとサイズおよび解像度において異なる代替イメージを、同じ電子ドキュメントに提供する手段と、初期イメージを表示する手段と、代替イメージにアクセスするためのセレクターを提供する手段と、ユーザの選択入力の受け取りに応答して、初期イメージを代替イメージに置き換え、電子ドキュメントを再フォーマットする手段と、を含むシステム。
（１８）電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスするシステムであって、電子ドキュメントにおける初期イメージの表示を受け取る手段と、同じ電子ドキュメント中に提供される複数の代替イメージから、セレクター手段によって代替イメージを選択する手段と、初期イメージとはサイズおよび解像度において異なる代替イメージの表示を、電子ドキュメントにおける初期イメージの代わりに受け取る手段と、を含むシステム。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明が実施されるデータ処理システムのネットワークを図示している。
【図２】図２は、本発明の好ましい実施形態に関し、サーバとして実施されるデータ処理システムの図を示している。
【図３】図３は、本発明が実施される、データ処理システムを説明したブロック図を示している。
【図４】図４は、本発明の好適な実施形態に関し、ブラウザ・プログラムのブロック図を示している。
【図５】図５は、本発明に関し、ウェブ・ページ上のテキストの還流を説明する図を示している。
【図６】図６は、本発明に関し、代替イメージの解像度を与えるプロセスを説明したフローチャートを図示している。
【符号の説明】
１０２ ネットワーク
１０４ サーバ
１０６ ストレージ・ユニット
１０８ クライアント
Claims (12)
- データ処理システム上で表示される電子ドキュメント中に代替イメージを提供する方法であって、
前記データ処理システムが、
電子ドキュメントにおいて表示されるべき初期イメージを識別するステップと、
前記初期イメージ・ファイルと異なる代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を照会するステップであって、前記代替イメージは前記初期イメージとサイズおよび解像度において異なる、前記照会するステップと、
前記初期イメージを表示するステップと、
前記代替イメージにアクセスするためのセレクターを表示するステップと、
前記初期イメージが表示されている間に、前記代替イメージ属性によって指定された代替イメージ・ファイルをサーバから前記データ処理システム上に自動的にダウンロードすることを開始するステップと、
ユーザによる前記セレクターの選択に応答して、前記初期イメージを前記ダウンロードした代替イメージに置き換えて、前記電子ドキュメントを再フォーマットして表示するステップと
を実行する方法。 - 前記ダウンロードした代替イメージが前記データ処理システムのメモリ内にキャッシュされる、請求項１に記載の方法。
- イメージ・サイズの変更に適応するように電子ドキュメント中のテキスト・レイアウトを調整するステップを含む、請求項１に記載の方法。
- 前記初期イメージを一定のイメージ・サイズで自動的に表示するようにブラウザが事前設定されている、請求項１に記載の方法。
- 前記セレクターが、イメージ上に表示された矢印である、請求項１に記載の方法。
- 電子ドキュメントが、ブラウザ、ワープロ又はデスクトップ・パブリッシング・アプリケーションで使用される、請求項１に記載の方法。
- データ処理システム上で表示される電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスする方法であって、
前記データ処理システムが、
電子ドキュメントにおいて表示されるべき初期イメージを識別するステップと、
前記初期イメージ・ファイルと異なる代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を照会するステップであって、前記代替イメージは前記初期イメージとサイズおよび解像度において異なる、前記照会するステップと、
前記初期イメージが表示されている間に、前記代替イメージ属性によって指定された代替イメージ・ファイルをサーバから前記データ処理システム上に自動的にダウンロードすることを開始するステップと、
ユーザによるセレクターの選択に応答して、前記初期イメージを前記ダウンロードした代替イメージに置き換えて、前記電子ドキュメントを再フォーマットして表示するステップと
を含み、それによって代替イメージの短時間の切替を可能にする方法。 - 前記ダウンロードした代替イメージが前記データ処理システムのメモリ内にキャッシュされる、請求項７に記載の方法。
- データ処理システム上で表示される電子ドキュメント中に代替イメージを提供するためのプログラムであって、前記データ処理システムに、
電子ドキュメントにおいて表示されるべき初期イメージを識別するステップと、
前記初期イメージ・ファイルと異なる代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を照会するステップであって、前記代替イメージは前記初期イメージとサイズおよび解像度において異なる、前記照会するステップと、
前記初期イメージを表示するステップと、
前記代替イメージにアクセスするためのセレクターを表示するステップと、
前記初期イメージが表示されている間に、前記代替イメージ属性によって指定された代替イメージ・ファイルをサーバから前記データ処理システム上に自動的にダウンロードすることを開始するステップと、
ユーザによる前記セレクターの選択に応答して、前記初期イメージを前記ダウンロードした代替イメージに置き換えて、前記電子ドキュメントを再フォーマットして表示するステップと
を実行させるためのプログラム。 - データ処理システム上で表示される電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスするためのプログラムであって、前記データ処理システムに、
電子ドキュメントにおいて表示されるべき初期イメージを識別するステップと、
前記初期イメージ・ファイルと異なる代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を照会するステップであって、前記代替イメージは前記初期イメージとサイズおよび解像度において異なる、前記照会するステップと、
前記初期イメージが表示されている間に、前記代替イメージ属性によって指定された代替イメージ・ファイルをサーバから前記データ処理システム上に自動的にダウンロードすることを開始するステップと、
ユーザによるセレクターの選択に応答して、前記初期イメージを前記ダウンロードした代替イメージに置き換えて、前記電子ドキュメントを再フォーマットして表示するステップと
を実行させ、それによって代替イメージの短時間の切替を可能にするためのプログラム。 - データ処理システム上で表示される電子ドキュメント中に代替イメージを提供するためのシステムであって、
前記データ処理システムが、
電子ドキュメントにおいて表示されるべき初期イメージを識別する手段と、
前記初期イメージ・ファイルと異なる代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を照会する手段であって、前記代替イメージは前記初期イメージとサイズおよび解像度において異なる、前記照会する手段と、
前記初期イメージを表示する手段と、
前記代替イメージにアクセスするためのセレクターを表示する手段と、
前記初期イメージが表示されている間に、前記代替イメージ属性によって指定された代替イメージ・ファイルをサーバから前記データ処理システム上に自動的にダウンロードすることを開始する手段と、
ユーザによる前記セレクターの選択に応答して、前記初期イメージを前記ダウンロードした代替イメージに置き換えて、前記電子ドキュメントを再フォーマットして表示する手段と
含むシステム。 - データ処理システム上で表示される電子ドキュメントにおける代替イメージにアクセスするためのシステムであって、
前記データ処理システムが、
電子ドキュメントにおいて表示されるべき初期イメージを識別する手段と、
前記初期イメージ・ファイルと異なる代替イメージ・ファイルを指定する代替イメージ属性を照会する手段であって、前記代替イメージは前記初期イメージとサイズおよび解像度において異なる、前記照会する手段と、
前記初期イメージが表示されている間に、前記代替イメージ属性によって指定された代替イメージ・ファイルをサーバから前記データ処理システム上に自動的にダウンロードすることを開始する手段と、
ユーザによるセレクターの選択に応答して、前記初期イメージを前記ダウンロードした代替イメージに置き換えて、前記電子ドキュメントを再フォーマットして表示する手段と
を含み、それによって代替イメージの短時間の切替を可能にするシステム。
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