JP2006099604A - 表示プログラム及びそれを用いたシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるサイト間で連続してアクセシブルにWebページを閲覧する際の操作性を向上させる。
【解決手段】ユーザーは、クライアント端末から第一のサイトのWebページにアクセスして、Webサーバからクライアント端末へWebページをアクセシブルに表示する機能を備えたWebブラウザ(以下WebUD)をインストールすると共に第一のサイトに関するドメインリストもダウンロードし、クライアント端末の記憶手段に保存する。次に、ユーザーはクライアント端末上でWebUDを起動し、第二のサイトへアクセスする。そして、WebUDにより第二のサイトのドメインリストをダウンロードし記憶手段に保存する。WebUDは、記憶手段に保存されている上記2つのドメインリストに登録されたURLのWebページをアクセシブルに表示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、Webサイト閲覧用の表示プログラムに係り、特に、アクセシビリティ機能を備えた表示プログラム及びそれを用いたシステムに関する。
近年、Webサイトの表示に関してアクセシビリティ(Accessibility)の重要性が高まっている。この背景には高齢者や障害者に配慮した社会を実現しようとする潮流があり、企業や自治体及び公共機関には、社会的責任としてアクセシビリティの提供が求められている。
アクセシビリティとは、“情報やサービス、ソフトウェアなどが、どの程度広汎な人に利用可能であるか”を示す用語であり、特に、高齢者や障害者など身体的・知的ハンディを持つ人にとっての利用しやすさの度合いを示す意味で使用される場合が多い。
例えば、腕や手などの障害によりマウスを操作できない人に対しては、キーボードの操作だけでソフトウェアを利用できるようにする必要がある。また、弱視や老眼の人に対しては、表示画面のフォントサイズや配色は視認性が高まるようにカスタマイズ可能であることが求められる。また、視覚障害の人には、テキストを音声で読み上げる機能を提供する必要があり、テキストのレイアウトや記述形式にも工夫が求められる。
アクセシビリティにおいて、Webページの利用しやすさを「Webアクセシビリティ」という。Webアクセシビリティの指針は、「画像や音声などには代替テキストによる注釈を付ける」、「全ての要素をキーボードで特定できるようにする」、「情報内容と構造及び表現を分離できるようにする」ことなどが定められている。
このような世界的な状況において、日本においても、ウェブアクセシビリティ実証実験が実施され始めており、高齢者や障害者の利用に配慮したWebコンテンツの提供を求める規格が制定された。現在では、国の行政機関や都道府県、市町村などでも、アクセシビリティ機能を備えたWebサイトを開設しているところが増加している。
アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションは従来からあった。
ユーザーが上記アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションが導入されたサイト(以後、導入先サイトと表現する場合もある)を閲覧する場合、1つの導入先サイトだけでなく、複数の導入先サイトを連続して閲覧する場合もある。このように、複数の導入先サイトを閲覧する場合における、上記2つの既存アプリケーションの利用形態を説明する。
以後の説明では、C県とD県のWebサイトに上記2つのアプリケーションが導入された場合を例にとる。
図15は、従来のアクセシビリティ機能を備えたアプリケーションがD県とC県のWebサイトに導入されていると想定した場合の例であり、ユーザーがアプリケーションを利用してこれら各県のWebページを連続的に閲覧する場合におけるユーザーのクライアント端末の操作方法を説明する図である。
従来のアプリケーションは、Webサーバからクライアント端末にダウンロードされるソフトウェアであり、クライアント端末にインストールされて、クライアント端末で動作する。
(1)ユーザーは、まず、クライアント端末1で通常のブラウザを起動し、通常のブラウザからC県のホームページをアクセスする。
(2)C県のホームページにはアクセシビリティ機能を備えたアプリケーションを起動するためのアイコンが表示され、ユーザーはこのアイコンをクリックする。
(3)アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションが起動され、ホームページの表示が通常のブラウザからアクセシビリティ機能を備えたアプリケーションの表示に切り換わる。これにより、ユーザーはホームページをアクセシブルに利用可能となる。
(4)ユーザーは、次に、D県のホームページをアクセスする場合、アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションが終了しホームページは通常のブラウザの表示に戻る。そして、通常のブラウザによりD県のホームページを表示させる。このD県のホームページにもアクセシビリティ機能を備えたアプリケーションを起動するためのアイコンが表示される。ユーザーは、このホームページをアクセシブルに利用するためにこのアイコンをクリックする。
(5)アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションが起動され、アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションによりD県のホームページが表示される。これにより、D県のホームページはアクセシブルに表示される。
このように、アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションはアクセスしたWebページ上でのみ有効であり、アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションを利用可能な別のWebページに移動する場合でも、一旦、該アプリケーションが終了する。このため、アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションを導入しているサイトのWebページを連続してアクセスする場合、それらのWebページをシームレスに閲覧することはできない。したがって、ユーザーは、アクセシビリティ機能を備えたアプリケーションが導入されているサイトのWebページを連続して閲覧する場合、煩雑な操作を強いられ閲覧にも時間がかかるなどのストレスを抱えていた。
本発明の目的は、簡便な操作で、導入先サイトのWebページをシームレスに連続してアクセシブルに表示できる操作性に優れたWebブラウザ及びそれを利用できるシステムを提供することである。
本発明のWebブラウザは、導入先サイトのWebページをアクセシブルに表示するWebブラウザを前提とする。
本発明の第一態様のWebブラウザは、アクセシブルに表示すべきWebページのURL情報を取得するURL取得手段と、該URL取得手段により取得された各システム導入先サイトのURL情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されているURL情報を基に、導入先の複数サイトのWebページをシームレスに連続してアクセシブルに表示する表示制御手段とを備える。
前記URL情報は、例えば、アクセシブルに表示すべきWebページのURLと、そのURL配下のディレクトリに存在するWebページをアクセシブルに表示するか否かを示すフラグを有する。
本発明の第二態様のWebブラウザは、上記第一態様のWebブラウザが有する手段に加え、導入先サイトの前記URL情報が更新されたか否かをチェックするチェック手段と、該チェック手段により導入先サイトの前記URL情報が更新されたと判定された場合にその導入先サイトの前記URL情報を最新の情報に更新するURL情報更新手段を、さらに備える。
本発明のシステムは、システム導入先サイトのWebサーバから、Webページをアクセシブルに表示するためのWebブラウザをクライアント端末にダウンロードし、該クライアント端末で該Webブラウザを実行することにより、該システム導入先サイトのWebページをアクセシブルに表示するシステムを前提とする。
本発明のシステムは、前記Webブラウザと自身のサイトでアクセシブルに表示すべきWebページのURL情報を保有するWebサーバと、システム導入先サイトのWebサーバから前記Webブラウザと前記URL情報をダウンロードし、該ダウンロードしたWebブラウザによりシステム導入先サイトのWebサーバにアクセスして、前記URL情報が未取得のサイトからそのURL情報を取得し、該取得したURL情報を基にシステム導入先サイトのWebページをアクセシブルに表示するクライアント端末を備える。
前記クライアント端末は、例えば、前記Webブラウザによって取得した各システム導入先サイトのURL情報を記録媒体に保存し、システム導入先サイトのWebサーバをアクセスするたびに、そのサイトのURL情報が更新されているか否かをチェックし、該URL情報が更新されていれば、更新されたURL情報を該Webサーバからダウンロードして、前記記録媒体に保存されているURL情報を最新のURL情報に更新する。
本発明によれば、導入先サイトから、アクセシブル表示機能を備えたWebブラウザをクライアント端末にダウンロードしてインストールすると共に、導入先サイトでアクセシブルに表示する必要があるWebページのURL情報をクライアント端末にダウンロードして保存するので、その保存したURL情報を基に、導入先サイト間でWebページをシームレスに連続してアクセシブルに表示することが可能となる。このため、複数の導入先サイトのWebページを連続してアクセシブルに表示する際のユーザーの操作性が著しく向上する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態の全体構成を示す図である。
同図において、ユーザーのクライアント端末1はインターネット2に接続されている。このインターネット2には、複数の都道府県(A県、B県、・・・、Z県)のWebサーバ3(3a、3b、…、3z)が接続されている。尚、この実施形態では、Webサーバが都道府県のサーバとなっているが、各市町村や公的機関など、更には民間組織などのWebサーバであってもよい。
図2は、導入先サイトであるA県のWebサーバのシステム構成を説明する図である。
同図に示すように、A県のWebページ10のURLは「http://www.pref.AAA.jp/」となっている。ホームページ10には、「WebUDを使う」と表記されたボタン11が表示されている。Webサーバ3aはシステム構成ファイル20を管理(保有)している。このシステム構成ファイル20のディレクトリは、「 HYPERLINK "http://www.pref.AAA.jp/temp/WebUD/" http://www.pref.AAA.jp/temp/WebUD/」となっている。
システム構成ファイル20は、ダウンロード用HTML(Hyper Text Markup Language)21、ActiveX22、WebUDインストーラ23、WebUD本体24(以下、WebUD24と記載)及びドメインリスト25の各モジュールを格納している。また、図示してはいないが、Webサーバ3aは、ドメインリスト25を更新する際には、その更新日付をシステム構成ファイル20に格納する。したがって、システム構成ファイル20を参照することにより、ドメインリスト25の更新日付を知ることが可能である。
ダウンロード用HTML21には、下記の表1に示すように「ベースURL」と「最初のページのURL」の2つのURLが記述されている。
Figure 2006099604
「ベースURL」は、システム構成ファイル20のURLである。「最初のページのURL」は、WebブラウザであるWebUD24が導入先サイトをアクセスした場合にクライアント端末1のディスプレイに最初に表示するWebページのURLである。
ActiveX22は、ActiveX(米国Microsoft社の米国およびその他の国における商標)に従って作成されたActiveXコントロールであり、通常のブラウザによってクライアント端末1にダウンロードされて、クライアント端末1上で実行されるアプリケーションである。ActiveX22は、Webサーバ3aからWebUDインストール23をクライアント端末1にダウンロードする。
WebUDインストーラ23は、Webサーバ3aからクライアント端末1にWebUD24をダウンロードしてインストールするインストーラである。
WebUD24は、Webページをアクセシブルに表示する機能を備えたWebブラウザであり、アクセシブルに表示するWebページをローカルディスクに保存されたドメインリストにより管理する。また、そのドメインリストを基に、導入先サイトを連続してアクセスした場合にはそれらの導入先サイトのアクセシブル表示が許可されたWebページをシステムに連続して表示する。
ドメインリスト25は、導入先サイトにおいてWebUD24がアクセシブルに表示することが許可されているWebページのURL情報が登録されたリストである。
図3は、上記ドメインリスト25のデータ構造の一例を示す図である。
同図に示すドメインリスト25は、ヘッダ(HEADER)30と1つまたは複数のボディ(BODY)40から構成される。
下記の表2は、ヘッダ30のデータ構造の例である。
Figure 2006099604
この例では、ヘッダ30は、「作成日付」、「バージョン/レベル(Version/Level)」、「有効期限」、「ベースURL」、及び「ヘッダ終了(HEADER終了)」の項目を有している。
「作成日付」は、ドメインリスト25の作成日付である。「バージョン/レベル」は、ドメインリスト25のバージョンとレベルを示す。「有効期限」は、ドメインリスト25の有効期限を示す。「ベースURL」は、前記システム構成ファイル20内に格納されている各モジュールの配置基準となるURLであり、例えば、システム構成ファイル20のディレクトリを示す。「ヘッダ終了」は、ヘッダ30とボディ40との区切りを表す文字(区切り文字)である。
ボディ40は、ヘッダ30の後に、その個数に応じた繰り返し構造形式で配置される。個々のボディ40は、下記表3に示すように「URL」、「タイトル」及び「サブディレクトリ」から構成される。
Figure 2006099604
「URL」は、アクセシビリティ機能を有効とするWebページのURLである。「タイトル」は、該URLのWebページのタイトル(コメント)である。「サブディレクトリ対象」は、上記「URL」に指定されているURL配下のディレクトリに存在するWebページについてもアクセシビリティ機能を有効とするか否かを示すフラグである。
下記の表4に、ドメインリスト25の具体例を示す。また、下記の表5にそのドメインリスト25の「サブディレクトリ対象」の具体例を示す。
Figure 2006099604
Figure 2006099604
表5に示す「サブディレクトリ対象」は「URLi(i=1,2,…n)」に指定されたURL配下のディレクトリ(サブディレクトリ)にもアクセシビリティ機能を有効とするか否かを示すフラグであり、“0”であれば「URLi」直下のWebページのみにアクセシビリティ機能を許可し、“1”であれば「URLi」配下のサブディレクトリのWebページにもアクセシビリティ機能を許可する。
図2に示すように、クライアント端末1はドメインリスト情報ファイル50を保有している。下記の表6に、ドメインリスト情報ファイル50のデータ構造の一例を示す。
Figure 2006099604
この例では、ドメインリスト情報ファイル50は、「ドメインリストの更新日付」と「エラー発生日時」の2つの項目から構成されている。
「ドメインリストの更新日付」は、Webサーバ3のシステム構成ファイル20に格納されているドメインリストの更新日付を示す。「エラー発生日時」は、該ドメインリストの自動更新に失敗した日時を示す。
下記の表7に、ドメインリスト情報ファイル50の具体例を示す。
Figure 2006099604
図4は、本発明の実施形態の動作を概略的に説明する図である。
図4は、本実施形態がC県とD県に導入され(C県とD県は導入先サイトであり)、かつ、ユーザーがC県のWebサーバ3sに1度アクセスして、C県のホームページからそのドメインリストとWebUD24をクライアント端末1にダウンロードして、WebUD24をクライアント端末1にインストール済みであり、C県のドメインリストも保存していることを前提としている。また、D県のWebサーバ3kにもアクセスして、D県のホームページからそのドメインリストを取得・保存済みであることも前提としている。
この場合、ユーザーのクライアント端末1のデスクトップ画面にはWebUD24起動用のアイコンが生成・表示される。
ユーザーは、クライアント端末1のデスクトップ画面上のWebUD24起動用アイコンをクリックする。これにより、WebUD24がWebブラウザとして起動し、C県のホームページ(http://www.pref.CCC.jp/)にアクセスする。
クライアント端末1のディスプレイにはC県のホームページが表示される。C県のドメインリストは既に取得・保存されているため、WebUD24はC県のホームページをアクセシブルに表示する。次に、ユーザーは、該C県のホームページからURLを入力するなどしてD県のホームページにアクセスする。
WebUD24は、クライアント端末1が保存しているドメインリストにD県のホームページのURLがアクセシブル許可として登録されていることを確認し、D県のホームページをアクセシブルに表示する。
このように、本実施形態では、WebUD24をWebブラウザとして使用することにより、通常のブラウザのような一般的なブラウザと同様な操作感覚で、C県のホームページとD県のホームページをシームレスに連続してアクセシブルに表示することができる。したがって、ユーザーは、クライアント端末1の操作に違和感、ストレスなどを感じることなく、両県のホームページをシームレスに連続してアクセシブルに閲覧できる。
図5は、上記(1)でクライアント端末1にアクセシブルに表示されるC県のホームページ60を模式的に示す図である。このホームページ60の画面上部の中央から右方には「読み上げ」、「ひらがな」、「小さく」、「大きく」、「色変更」の6個のアクセシビリティボタン61が表示される。ユーザーは、これらのアクセシビリティボタン60を操作することにより、C県のホームページ60をアクセシブルに利用できる。
図6は、図4の動作をより詳細に説明する図である。
ユーザーは、クライアント端末1から通常のブラウザによりC県のホームページにアクセスする。
C県のWebサーバ3sは、このアクセスを受け付け、そのディスプレイにC県のホームページ70を表示する。このホームページ70には、「WebUDを使う」と表記されたWebUDインストール用ボタン71が表示される。
Webサーバ3sは、ドメインリスト72を保有している(このドメインリスト72は、実際には画面には表示されない)。ユーザーが上記ボタン71をクリックすると、通常のブラウザはActiveX22をC県のWebサーバ3sからダウンロードする。ActiveX22は、該Webサーバ3sからWebUDインストーラ23(以下、インストーラ23と記載)をダウンロードする。インストーラ23は、WebUD24をクライアント端末1にダウンロードしインストールする。Webブラウザ4のインストールが終了すると、WebUD24のアイコンが生成され、このアイコンがクライアント端末1のデスクトップに表示されるようになる。
WebUD24は、C県のドメインリスト72をWebサーバ3sからクライアント端末1にダウンロードし保存する。このドメインリスト72には、C県と県立大学(C県立大学)のホームページのURLが登録されている。
WebUD24が自動起動され、WebUD24はC県のホームページ70をアクセシブルに表示する。このホームページ70には、アドレスバー(不図示)が表示される。
ユーザーが、そのアドレスバーにD県のホームページのURLを入力し、D県のホームページをアクセスすると、WebUD24はクライアント端末1のディスプレイにD県のホームページ80を表示する。D県のホームページ80にもC県のホームページ70と同様に、「WebUDを使う」と表記されたWebUDインストール用ボタン81が表示される。ユーザーがこのボタン81をクリックすると、WebUD24はD県のドメインリスト82をクライアント端末1にダウンロードする(この場合、クライアント端末1には既にWebUD24がインストールされているので、WebUD24とインストーラ23のダウンロードは行われない)。そして、WebUD24は、既に取得しているC県のドメインリスト72と今回ダウンロードしたD県のドメインリスト82をマージ(併合)し、新たなドメインリスト90を作成する。ドメインリスト82には、D県のホームページとD県立福祉大学のホームページの各URLが登録されている。
WebUD24は、D県のホームページ80をアクセシブルに表示する。
ユーザーが、ホームページ80のアドレスバーにWebUDが導入されていない他ののURLを入力・アクセスすると、WebUD24は他ののホームページにジャンプする。他のホームページは、WebUDが導入されていないサイトなので、WebUD24は他ののホームページをアクセシブルに表示しない(通常に表示する)。
ユーザーが他ののホームページからD県のホームページにジャンプすると、WebUD24はドメインリスト90を参照し、D県のホームページのURLがドメインリスト90に登録されていることを確認し、D県のホームページ80をアクセシブルに表示する。D県のホームページ80とリンクされているD県県立福祉大学のホームページのURLもドメインリスト90に登録されているので、ユーザーがD県のホームページ80上でD県立福祉大学のホームページ80Lをアクセスすると、WebUD24はそのホームページ80Lをアクセシブルに表示する。
このように、WebUD24は、導入先サイトのWebサーバ3aをアクセスすると、その導入先サイトのドメインリスト25を該Webサーバ3aから取得・保存する。そして、その保存されているドメインリストを参照し、ユーザーがそのドメインリストにURLが登録されているWebページをアクセスすると、そのWebページをアクセシブルに表示する。WebUD24は、導入サイトのWebページの初回アクセス時にその導入先サイトのドメインリスト25を取得してクライアント端末1に保存するので、導入先サイトのWebページは2回目以降のアクセスにおいては即時にアクセシブルに表示される。
本実施形態の動作を、図7〜図13のフローチャート参照しながら詳細に説明する。
図7は、WebUD24を初回起動する場合の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートは、A県のWebサイトが本実施形態の導入先サイトであることを前提にしている。
まず、通常のブラウザを起動して、A県のWebページ(例えば、ホームページ)にアクセスする(ステップS1)。
次に、A県のWebサーバ3aからユーザーのクライアント端末1にWebUD24をダウンロードし、そのWebUD24をクライアント端末1にインストールするなどの「起動事前処理」を行う(ステップS2)。この処理により、WebUD24のアイコンが生成され、ユーザーのクライアント端末1のデスクトップにはそのアイコンが表示される。
クライアント端末1でWebUD24を起動する(ステップS3)。
A県のWebサーバ3aからドメインリスト25を取得して、そのドメインリスト25をクライアント端末1のメモリに展開する「ドメインリスト・展開処理」を行う(ステップS4)。
WebUD24は、A県のWebサーバ3aが保有するダウンロード用HTML21の「最初のページのURL」で指定されているURLのWebページを表示する「最初のページ処理」を行う(ステップS5)。
WebUD24は、ユーザーがWebページ上で入力したURLのWebページ(「目的のWebページ」)を表示する「Webページ表示処理」を行う(ステップS6)。この処理では、メモリ上に展開されたドメインリストの登録内容に基づき、上記目的のWebページをアクセシブルに表示すべきか否かが判定される。
ユーザーがWebUD24の終了指示を入力すると、WebUD24を終了させる(ステップS7)。
図8は、WebUD24を2回目以降に起動した場合の処理を説明するフローチャートである。
ユーザーは、クライアント端末1のデスクトップ上に表示された「WebUD」のアイコンをダブルクリックする(ステップS11)。
クライアント端末1のローカルディスクにドメインリストが存在するかチェックし(ステップS12)、ドメインリストがあれば、WebUD24を起動する(ステップS13)。
WebUD24は、ローカルディスクにあるドメインリストをメモリに展開し(ステップS14)、図7のフローチャートのステップS7と同様の「Webページ表示処理」を行う(ステップS15)。
A県以外の導入先サイト(ここで、仮にB県とする)へのアクセスが行われると(ステップS16)、図7のフローチャートのステップS2と同様の「起動事前処理」を行う(ステップS17)。以後、図7のフローチャートのステップS4〜S7と同様にして、「ドメインリスト取得・展開処理」(ステップS18)、「Webページ表示処理」(ステップS19)の一連の処理を行い、ユーザーからの指示に従ってWebUD24の処理を終了する(ステップS20)。
ステップS18では、B県のWebサーバ3bからそのドメインリスト25(ドメインリストBとする)をクライアント端末1にダウンロードして、そのドメインリストBをローカルディスクに保存する。そして、該ローカルディスクに格納されているA県のドメインリスト25(ドメインリストAとする)とドメインリストBをメモリに展開して、ドメインリストAとドメインリストBをマージ(併合)したドメインリストをメモリ上に作成する。
尚、ステップS12でドメインリストがローカルディスクに存在しないと判別した場合にはWebUD24は起動しない。WebUD24は、あくまでもWebページをアクセシブルに表示するブラウザであり、ドメインリストが存在しないということは現時点ではアクセシブルに表示すべき対象のWebページが存在しないことを意味するからである。
図9は、図7のステップS2及び図8のステップS17の「起動事前処理」の詳細フローチャートである。図9を参照しながら、「起動事前処理」の詳細を説明する。
ユーザーがWebページ上の「WebUDを使う」というボタン(図2のボタン11)をクリックすると(ステップS31)、通常のブラウザがそのWebページのサイトのWebサーバ3からActiveX22をクライアント端末1にダウンロードし、ActiveX22を起動する(ステップS32)。
ActiveX22は、前記Webサーバ3aからWebUDインストーラ23をクライアント端末1にダウンロードする(ステップS33)。ActiveXは、さらに、前記Webサーバ3aからダウンロード用HTML21から「ベースURL」と「最初のページのURL」を取得する。そして、それらの取得データをWebUDインストーラ23に渡し(ステップS34)、WebUDインストーラ23を起動する(ステップS35)。
WebUDインストーラ23は、WebUD24がローカルに存在するか(クライアント端末1にインストールされているか)判別し(ステップS36)、ローカルに存在しなければクライアント端末1のディスプレイに「使用許諾画面」を表示する(ステップS37)。
この使用許諾画面では、例えば、WebUDの使用許諾に同意するか否かを問い合わせる文章と、ユーザーが上記使用許諾に同意するか否かを指定するための「同意ボタン」と「同意しないボタン」が表示され、ユーザーは同意する場合には「同意ボタン」を、同意しない場合には「同意しないボタン」をクリックする。
ユーザーが使用許諾画面上でWebUD24の使用許諾に同意したか否かを判別し(ステップS38)、同意した場合には、WebUDインストーラ23が前記Webサーバ3aからWebUD(WebUD本体)24をクライアント端末1にダウンロードし、クライアント端末1にインストールする(ステップS39)。
そして、WebUDインストーラ23は、「ベースURL」と「最初のページのURL」をWebUD24に渡す(ステップS41)。
一方、ステップS38でユーザーが同意しなかったと判別すると、WebUD24のインストールを中止し、当該サイトのトップページ等の表示に遷移する(ステップS40)。
また、ステップS36でWebUD24がローカルに存在すると判別した場合には、ステップS41に移行し、前述したステップS41の処理を実行する。
このように、ユーザーは、使用許諾に同意することにより、WebUD24が導入されているサイトのWebページから自分のクライアント端末1にWebUD24をダウンロードしてインストールすることができる。また、クライアント端末1に既にWebUD24がインストールされている場合には、WebUD24のインストールは行われない。
図10は、図7のステップS4の「ドメインリスト取得・展開処理」の詳細フローチャートである。図10を参照しながら、「ドメインリスト取得・展開処理」を詳細に説明する。
WebUD24は、WebUDインストーラ23から受け取った「ベースURL」にアクセスする(ステップS51)。そして、その「ベースURL」がアドレスするディレクトリにあるWebサーバ3内のシステム構成ファイル20からドメインリスト25をダウンロードし(ステップS52)、そのドメインリスト25をクライアント端末1のローカルディスクに保存する(ステップS53)。
WebUD24は、ドメインリスト情報ファイル50を該ローカルディスク内に生成し(ステップS54)、上記ローカルディスクに保存したドメインリスト25の更新日付(ローカルディスクに保存した日付)を上記ドメインリスト情報ファイル50の「最終更新日付」レコードにセットする(ステップS55)。
そして、ローカルディスクに格納されているドメインリスト25をメモリに展開する(ステップS56)。
このドメインリスト25のメモリ展開においては、ローカルディスクに保存されている全てのドメインリスト25がマージされて1つのドメインリストに統合される。
図11は、図7のステップS5の「最初のページ処理」の詳細フローチャートである。図11を参照しながら、「最初のページ処理」を詳細に説明する。
WebUD24は、WebUDインストーラ23から受け取った「最初のページのURL」へアクセスする(ステップS61)。次に、その「最初のページのURL」がメモリ上に作成されたドメインリストに登録されているか判定する(ステップS62)。
この判定では、「最初のページのURL」の上位ディレクトリが上記ドメインリストに登録されている場合にも「最初のページのURL」が上記ドメインリストに登録されているものとみなす。すなわち、「最初のページのURL」と完全に一致するURLが上記ドメインリストに登録されている場合だけでなく、「最初のページのURL」の上位ディレクトリが前記ドメインリストに登録されている場合にも「最初のページのURL」が前記ドメインリストに登録されていると判定される。
次に、WebUD24は前記ドメインリストで登録判定の基準となったURLの「サブディレクトリ対象」の値を調べ(ステップS63)、その値が“1”(配下のサブディレクトリも有効)であればアクセシビリティボタン61を選択可として(ステップS64)、「最初のページのURL」をURLとする最初のページを表示する(ステップS66)。
このように、WebUD24は、「最初のページのURL」がクライアント端末1のローカルディスクに保存されているドメインリストに直接登録されていなくても、該ドメインリストに登録されているURL配下のディレクトリ(サブディレクトリ)であれば、最初のページをアクセシブルに表示する。もちろん、WebUD24は、「最初のページのURL」に完全一致するURLが該ドメインリストに登録されていれば、最初のページをアクセシブルに表示する。
一方、WebUD24は、ステップS63で「サブディレクトリ対象」の値が“0”であると判別すると、アクセシビリティボタン61を選択不可として(ステップS65)、最初のページを表示する(ステップS66)。
このように、「最初のページのURL」の上位ディレクトリのURLがクライアント端末1のローカルディスクに保存されているドメインリストに登録されていても、その上位ディレクトリのURLの「サブディレクトリ対象」の値が“0”であれば、最初のページはアクセシブルに表示されない。換言すれば、ドメインリストに登録されたURLのWebページだけをアクセシブルに表示させたい場合には、そのURLの「サブディレクトリ対象」の値を“0”に設定すればよい。
また、WebUD24はステップS62で「最初のページのURL」がメモリ上のドメインリストに登録されていないと判別した場合にも、アクセシビリティボタン61を選択不可として(ステップS65)、最初のページを表示する(ステップS66)。
このように、「最初のページのURL」に完全一致するURLまたはその上位ディレクトリのURLがクライアント端末1のローカルディスクに保存されたドメインリストに登録されていなければ、最初のページはアクセシブルに表示されない。
図12は、図7のステップS6及び図8のステップS15の「Webページ表示処理」の詳細フローチャートである。図12を参照しながら、「Webページ処理」を詳細に説明する。
WebUD24は、Webページ上でユーザーが指定したWebページ(目的のWebページ)へアクセスし(ステップS71)、前に表示していたWebページのURL(前回のURL)と今回アクセスしたWebページのURL(今回のURL)とで対象となるドメインリスト(対象ドメインリスト)が切り替わるか判定する(ステップS72)。
この判定は、クライアント端末1のローカルディスクに保存されている個々のドメインリスト(今までに取得された各導入先サイトサのWebサーバ3aからダウンロードした個々のドメインリスト)を参照して行われる。
WebUD24は、ドメインリストが切り替わる、つまり今回表示するWebページが今まで表示していたWebページとは異なるサイトのWebページであり、Webページをアクセシブルに表示するか否かの判定に使用されるドメインリストが、別のドメインリストに切り替わると判定すると、「ドメインリスト自動更新処理」を行う(ステップS73)。
この「ドメインリスト自動更新処理」においては、後に詳述するように、ローカルディスクに保存されている今回参照する対象ドメインリストが当該Webサーバ3a上で更新されていないかどうか調べ、更新されていればローカルディスクに保存されている対象ドメインリストを更新するなどの処理を行う。
次に、WebUD24は、「目的のWebページのURL」(前記目的のWebページのURL)へアクセスし(ステップS74)、「目的のWebページのURL」がメモリ上のドメインリストに登録されているか判定する(ステップS75)。
ステップS72で、対象ドメインリストが切り替わらない、あるいは、目的のWebページのURLがクライアント端末1のローカルディスクに保存されているドメインリストに登録されていない(ドメインリスト外である)と判定すれば、ステップS73の処理を実行せずにステップS75に移行する。
このように、ステップS73の「ドメインリスト自動更新処理」は、ドメインリスト外のWebページ表示からドメインリスト内のWebページの表示に切り替わるか、または、あるドメインリスト内のWebページ表示から別のドメインリスト内のWebページ表示に切り替わるときに行われる。換言すれば、Webページの表示が対象ドメインリストの切り替えを伴うときに行われる。このため、各導入先サイトのドメインリスト25は、自己サイトのWebページが最初にアクセスされる時に、毎回、WebUD24によって更新チェックを受ける。
ステップS75の判定は、前述した図11のステップS62の処理と同様にして行われる。判定対象のURLが「最初のページのURL」から「目的のページのURL」に置き換わるだけである。
WebUD24は、ステップS75で、「目的のWebページのURL」がメモリ上のドメインリストに登録されていると判定すると、その登録判定に参照されたURLの「サブディレクトリ対象」の値を調べ(ステップS78)、“1”(配下のサブディレクトリも有効)であればアクセシビリティボタン61を選択可にして(ステップS79)、前記目的のWebページを表示する(ステップS81)。
一方、ステップS78で「サブディレクトリ対象」の値が“0”(直下のディレクトリのみ有効)であると判断すると、アクセシビリティボタン61を選択不可にして(ステップS80)、前記目的のWebページを表示させる(ステップS81)。
また、ステップS75で「目的のWebページのURL」がメモリ上のドメインリストに登録されていないと判定した場合も、アクセシビリティボタン61を選択不可にして(ステップS80)、前記目的のWebページを表示させる(ステップS81)。
ステップS75〜S81の処理は図11のステップS62〜S66の処理と同様であり、前記目的のWebページは、そのURLがクライアント端末1のローカルディスクに保存されているドメインリストに登録されている場合にのみアクセシブルに表示される。
図13は、図12のステップS73の「ドメインリスト自動取得更新処理」の詳細フローチャートである。図13を参照しながら、「ドメインリスト自動更新処理」を詳細に説明する。
WebUD24は、「目的のWebページのURL」を基にして、ローカルディスク内のそのURLが登録されたドメインリストから「ベースURL」を取得する(ステップS91)。そして、その「ベースURL」へアクセスする(ステップS92)。
このアクセスでは、上記「ベースURL」をディレクトリとするシステム構成ファイル20を管理するWebサーバ3aにアクセスすることになる。
次に、WebUD24は、前記システム構成ファイル20内にドメインリスト25が存在するか否かチェックし(ステップS93)、前記システム構成ファイル20を管理するWebサーバ3上にドメインリスト25が存在すると判断すると、そのシステム構成ファイル20内に格納されているドメインリスト25の「更新日付」(Webサーバ3上のドメインリスト25の更新日付)とクライアント端末1のドメインリスト情報ファイル50内の「更新日付」とを比較する(ステップS94)。
そして、WebUD24は、Webサーバ3上のドメインリスト25の「更新日付」の方が新しければ、前記システム構成ファイル20内のドメインリスト25をクライアント端末1にダウンロードし(ステップS95)、そのドメインリスト25をクライアント端末1のローカルディスク内の当該ドメインリストに上書き・保存する(ステップS96)。
続いて、WebUD24は、クライアント端末1のドメインリスト情報ファイル50の「最終更新日付」にWebサーバ3上の上記ドメインリストの「更新日付」を設定して、ドメインリスト情報ファイル50の「最終更新日付」を更新する(ステップS97)。そして、クライアント端末1のローカルディスクに保存されている全てのドメインリストをメモリ上に展開して、それらを1つのドメインリストにマージする(ステップS98)。
一方、WebUD24は、ステップS94で両者の「更新日付」が同一であると判定すると、「ドメインリスト自動更新処理」を終了する(ステップS99)。
この場合、当該ドメインリストはWebサーバ3上で更新されておらず、クライアント端末1のローカルディスクに保存されている当該ドメインリストは最新のものなので、ローカルディスクに保存された当該ドメインリストを更新する必要はない。
WebUD24は、ステップS93でアクセスした「ベースURL」をディレクトリとするWebサーバ3上のシステム構成ファイル20にドメインリスト25が存在しないと判定すると、現時点の日時を「エラー発生日付」としてドメインリスト情報ファイル50の「エラー発生日付」レコードに設定する(ステップS100)。
次に、WebUD24は、ドメインリスト情報ファイル50内の「最終更新日付」と上記「エラー発生日付」の差を算出し、その差が6ヶ月以上であると判定するとクライアント端末1のローカルディスクに保存されている当該ドメインリストを削除すると共に、メモリ上に展開されているドメインリストから当該ドメインリストを削除する(ステップS102)。
このように、Webサーバ3上のシステム構成ファイル20内にドメインリスト25が6ヶ月以上存在しない場合には、該ドメインリスト25は無効とみなし、それをクライアント端末1のローカルディスクから削除する。
WebUD24は、ローカルディスク内のドメインリストを基にアクセスしたWebページをアクセシブルに表示するか否かを決定するので、ドメインリスト25が削除された導入先サイトのWebページは以後アクセシブルに表示されることはない。このような事態は、導入先サイトが本実施形態のシステムの導入を中止した場合などに起こりうる。
一方、WebUD24は、ステップS101で両者の日付の差が6ヶ月未満であると判定すると、「ドメインリスト自動更新処理」を終了する(ステップS103)。
このように、WebUD24は、あるWebサーバ3上のドメインリスト25が存在しなくなった場合でも、その不在が6ヶ月以上経過するまでは、クライアント端末1のローカルディスク内に該当ドメインリストを保存しておく。
図14は、クライアント端末1のハードウェア構成の一例を示す図である。
クライアント端末1は、CPU(Central Processing Unit)101と、CPU101とバス102によって接続されたメモリ103、キーボード104、マウス105、ディスプレイ106、ローカルディスク107及び通信インターフェース108等で構成される。
CPU101は、WebUD24などのソフトウェアを実行するプロセッサーであり、図7〜図14のフローチャートに示された処理を実行する。
メモリ103は、例えばRAM、ROMなどの半導体メモリであり、ローカルディスク107に保存されている各Webサーバ3が保有するドメインリストがロード・展開され、それらのドメインリストをマージすることによって生成される統合メインリストを記憶する。
キーボード104は、Webページアクセス用のURL等を入力するための入力装置である。マウス105は、Webページの画面上で、アクセシビリティボタン61やその他のアイコンをクリックまたはダブルクリックする、WebUD24により表示されたWebページ画面のアドレスバーの入力フィールドにカーソルを移動するなどの操作のために使用されるポインティングデバイスである。
ディスプレイ106は、WebUD24が導入されたサイトのWebページをアクセシブルに表示したり、通常のブラウザなどの一般的なブラウザがアクセスしたURLのWebページを表示するCRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの薄型ディスプレイである。
ローカルディスク107は、磁気ディスク制御装置、光ディスク制御装置、光磁気ディスク制御装置などの外部記憶装置に装着されるディスク型記録媒体であり、Webサーバ3からダウンロードされたドメインリスト25を保存する。また、ドメインリスト情報ファイル50も生成・保存される。また、Webサーバ3からダウンロードされるActiveX、ダウンロード用HTML21、WebUD24、WebUDインストーラ23なども保存する。
通信インターフェース108は、TCP/IPプロトコルによりインターネット2を介してWebサーバ3との間でコマンドやデータを通信するインターフェースであり、Webサーバ3からWebUD24、ドメインリスト25、アクセシブルに表示すべきWebページなどをダウンロードする際に使用される。
尚、図14では示してはいないが、テキストを音声で読み上げるためのスピーカーなども実装される。
上記実施例では、クライアント端末1としてパーソナルコンピュータ(パソコン)を使用した例を示したが、本発明は、パソコン以外にも、携帯電話やPDA(Personal Data Assistants)などの携帯端末にも適用可能なものである。
本発明は、これからの情報社会において重要性が高まる障害者向けのアクセシビリティ機能を備えた各種形態の端末に広範に適用可能であり、ユニバーサル社会の実現に大きく寄与するものである。
本発明の実施形態のシステム構成図である。 A県のWebサーバのシステム構成を説明する図である。 ドメインリストのデータ構造を説明する図である。 実施形態の動作を概略的に説明する図である。 WebUDによってアクセシブルに表示されるWebページの概略画面を示す図である。 実施形態のシステムの全体動作を説明する図である。 WebUDを初回起動したときの動作を説明するフローチャートである。 WebUDを2回目以降に起動した時の動作を説明するフローチャートである。 「起動事前処理」の詳細フローチャートである。 「ドメインリスト取得・展開処理」の詳細フローチャートである。 「最初のページ処理」の詳細フローチャートである。 「Webページ表示処理」の詳細フローチャートである。 「ドメインリスト自動更新処理」の詳細フローチャートである。 クライアント端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 従来のアクセシビリティ機能を備えたアプリケーションが導入されたサイトのWebページを連続してアクセスする場合のユーザーの操作方法を説明する図である。
符号の説明
1 クライアント端末
2 インターネット
3(3a〜3z) Webサーバ
10 A県のWebページ
11 「WebUDを使う」ボタン
20 システム構成ファイル
21 ダウンロード用HTML
22 ActiveX
23 WebUDインストーラ
24 WebUD(WebUD本体)
25 ドメインリスト
50 ドメインリスト情報ファイル
60 アクセシブルに表示されたWebページ
61 WebUDインストール用ボタン
70 C県のホームページ
71 WebUDインストール用ボタン
72 ドメインリスト
70L C県立大学のホームページ
80 D県のホームページ
81 WebUDインストール用ボタン
82 ドメインリスト
90 ドメインリスト72とドメインリスト82をマージしたドメインリスト
101 CPU
102 バス
103 メモリ
104 キーボード
105 マウス
106 ディスプレイ
107 ローカルディスク
108 通信インターフェース

Claims (5)

  1. 導入先サイトのWebページをアクセシブルに表示する表示プログラムであって、
    コンピュータに、
    該システム導入先のサイトのWebサーバから、アクセシブルに表示可能な該サイト内のWebページの複数のURL情報を取得するURL取得手段、
    該URL取得手段により取得された各システム導入先サイト内のURL情報を記憶する記憶手段、
    該記憶手段に記憶されている複数のURL情報を基に、導入先の複数のサイトに対してWebページをアクセシブルに表示する表示制御手段、
    として機能させるための表示プログラム。
  2. 請求項1記載の表示プログラムであって、
    前記URL情報は、アクセシブルに表示すべきWebページのURLと、そのURL配下のディレクトリに存在するWebページをアクセシブルに表示するか否かを示すフラグを有することを特徴とする。
  3. 請求項1記載の表示プログラムであって、
    導入先サイトの前記URL情報が更新されたか否かをチェックするチェック手段と、
    該チェック手段により導入先サイトの前記URL情報が更新されたと判定された場合にその導入先サイトの前記URL情報を最新の情報に更新するURL情報更新手段を、
    さらに備えることを特徴とする。
  4. システム導入先サイトのWebサーバから、Webページをアクセシブルに表示するためのWeb表示プログラムをクライアント端末にダウンロードし、該クライアント端末で該Web表示プログラムを実行することにより、該システム導入先サイトのWebページをアクセシブルに表示するシステムであって、
    前記Webサーバは、前記Web表示プログラムと自身のサイトでアクセシブルに表示すべきWebページのURL情報を保有し、
    前記クライアント端末は、
    システム導入先サイトのWebサーバから前記Web表示プログラムと前記URL情報をダウンロードし、
    該ダウンロードしたWeb表示プログラムによりシステム導入先サイトのWebサーバをアクセスして、前記URL情報が未取得のサイトからそのURL情報を取得し、該取得したURL情報を基にシステム導入先サイトのWebページをアクセシブルクに表示すること、
    を特徴とするシステム。
  5. 請求項4記載のシステムであって、
    前記クライアント端末は、
    前記Web表示プログラムによって取得した各システム導入先サイトのURL情報を記録媒体に保存し、
    システム導入先サイトのWebサーバをアクセスするたびに、そのサイトのURL情報が更新されているか否かをチェックし、
    該URL情報が更新されていれば、更新されたURL情報を該Webサーバからダウンロードして、前記記録媒体に保存されているURL情報を最新のURL情報に更新すること、
    を特徴とする。
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