JP3831374B2 - 逆拡散復調器 - Google Patents

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本発明は、スペクトラム拡散通信方式に関し、特に受信側で受信した信号を拡散符号で逆拡散処理することにより所望の信号を復調する逆拡散復調器に関するものである。
データ通信方式の1つとしてスペクトラム拡散通信方式がある。このスペクトラム拡散通信方式では、送信側において、送信したいベースバンド信号または変調されたキャリア信号を擬似ランダム符号からなる拡散符号で周波数拡散して得られた拡散信号を送信し、受信側において、受信した拡散信号を送信側での周波数拡散に用いたものと同じ元の拡散符号で逆拡散することにより元の信号を復調するものとなっている。これにより、デジタル信号を非常に小さい電力で広い帯域に分散して同時に送信でき、通信中にノイズが発生しても復調時にノイズが拡散されるため通信品質の劣化が小さく、また送信レベルを低減できるため他の通信への妨害が少ないという効果が得られる。
このようなスペクトラム拡散通信の逆拡散処理は、受信した拡散信号と送信側で用いた拡散符号とを乗算することにより行われる。この際、送信側で用いた拡散符号と同じチップレートの拡散符号を用いる必要があり、また受信した拡散信号のシンボルと受信側の拡散符号の位相を一致させる必要がある。なお、以下では、複数ビットからなる拡散符号のうちの1ビット分のデータをチップといい、これらチップの信号速度をチップレートという。また1つの拡散符号を用いて所望の信号を拡散処理して得られた拡散信号のまとまりを1シンボルという。
一般的な、同期式の逆拡散復調器は、受信した拡散信号から上記のような同期制御に必要なタイミングを抽出して高精度に同期させるものとなっている。したがって、逆拡散復調器の回路構成が増大かつ複雑化し、電力消費が増加するという傾向がある。
このような同期式の逆拡散復調器に対して、回路構成が複雑化するという問題を解決した非同期式の逆拡散復調器が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。この種の逆拡散復調器は、受信した拡散信号のシンボルタイミングやチップレートに近い拡散符号を生成して逆拡散処理し、拡散符号と拡散信号との位相が一致したときに得られるピーク信号を元にして、ベースバンド信号を復調するものである。これにより、同期式のように高精度な同期制御が不要となり、回路規模が小さくかつ消費電力の低い逆拡散復調器を実現できる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2003−258678号公報
スペクトラム拡散通信は、前述したような有用な効果を持っていることから、各種の通信システムへの適用が検討されており、その1つに多対1通信システムへの適用がある。多対1通信システムは、複数の無線送信機と1つの無線受信機とからなり、各所に設置されている計測器で計測された所望のデータをセンタで収集するようなセンサネットワークやテレメトリーシステムで多く用いられている。
特に、多対1通信システムでは、スペクトラム拡散通信を適用して、各無線送信機にそれぞれ異なる拡散符号系列を割り当て、これら異なる拡散符号系列から生成した拡散信号を用いることにより、同一周波数帯を共用でき、通信周波数資源の効率的利用を実現できる。
このような多対1通信システムにスペクトラム拡散通信を適用する場合、複数の無線送信機から異なる拡散符号系列を用いた拡散信号が送信される。しかしながら、従来の逆拡散復調器では、1つの拡散符号系列しか用いない1対1通信システムを前提としていることから、多対1通信システムの無線受信機では、各系列ごとに複数の逆拡散復調器を設ける必要があり、回路規模が増大かつ複雑化するという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、比較的小さい回路規模で複数の異なる拡散符号系列を用いたスペクトラム拡散通信を実現できる逆拡散復調器を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる逆拡散復調器は、異なる系列の拡散符号を用いてそれぞれ送信したい所望の信号を拡散処理することにより生成された複数の拡散信号を受信して、その受信信号から各系列ごとに元の信号を復調する逆拡散復調器において、各系列ごとに設けられて当該系列の拡散符号をそれぞれ個別に発生する複数の拡散符号発生回路と、これら拡散符号発生回路からの拡散符号のいずれか1つを選択する選択回路と、この選択回路で選択されたそれぞれの拡散信号で受信信号を逆拡散処理し、その結果をピーク信号として出力する逆拡散復調回路と、この逆拡散復調回路からのピーク信号を対応する系列ごとに分配出力する分配回路と、各系列ごとに設けられて分配回路で分配された当該系列のピーク信号についてピーク値を検出し、そのピーク値から当該系列に対応する元の信号を生成する複数のピーク検出器とを備えるものである。
これに加え、ピーク検出器で、ピーク値の検出に応じて対応する拡散符号発生回路に拡散符号の生成を調整するための制御信号を出力し、拡散符号発生回路で、ピーク検出器からの制御信号に基づき当該系列に応じた拡散符号の生成タイミングまたはその生成順序を調整するようにしたものである。
本発明は、選択回路で選択された各拡散符号発生回路からの拡散符号をそれぞれ用いて逆拡散復調回路で受信信号を逆拡散処理し、得られたピーク信号を分配回路で各系列ごとに分配し、各ピーク検出器で当該系列のピーク信号から検出したピーク値により当該系列に対応する元の信号を得るようにし、さらにピーク検出器で、ピーク値の検出に応じて対応する拡散符号発生回路に拡散符号の生成を調整するための制御信号を出力し、拡散符号発生回路で、ピーク検出器からの制御信号に基づき当該系列に応じた拡散符号の生成タイミングまたはその生成順序を調整するようにしたので、異なる拡散符号系列を用いた拡散信号が受信信号に重畳された場合でも、各系列ごとに所望の信号を復調でき、各系列ごとに複数の逆拡散復調器を必要とすることなく、比較的小さい回路規模で複数の異なる拡散符号系列を用いたスペクトラム拡散通信を実現できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる逆拡散復調器について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかる逆拡散復調器の構成を示すブロック図である。
この逆拡散復調器は、N(Nは2以上の整数)個の異なる拡散符号系列を用いて受信信号(拡散信号)を逆拡散して復調する非同期式の逆拡散復調器であり、逆拡散復調回路1、拡散符号発生回路2A〜2N、ピーク検出器3A〜3N、分配回路4、および選択回路5から構成されている。なお、以下では拡散符号長が7チップの場合を例として説明するが、拡散符号長は7チップに限定されるものではなく、利用する拡散符号系列の数などに応じて増減すればよい。
逆拡散復調回路1は、拡散符号5Sを用いて受信信号1Rを逆拡散処理することによりピーク信号1Sを出力する回路部である。分配回路4は、切替信号SELに基づきピーク信号1Sを各ピーク検出器3A〜3Nに分配する回路部である。ピーク検出器3A〜3Nは、分配回路4で分配されたそれぞれのピーク信号4AS〜4NSについてしきい値と比較することによりピーク値を検出し、その積分波形を復調データ3AS〜3NSとしてそれぞれ出力する回路部である。また、ピーク検出器3A〜3Nは、検出したピーク値の極性変化に応じて制御信号LA〜LNをそれぞれ対応する拡散符号発生回路2A〜2Nへ出力する。
拡散符号発生回路2A〜2Nは、それぞれ異なる拡散符号系列に基づき拡散符号2AS〜2NSを順次発生して選択回路5へ出力するとともにピーク検出器3A〜3Nからの制御信号LA〜LNに応じて拡散符号の生成タイミングまたは生成順序を調整する回路部である。選択回路5は、切替信号SELに基づき各拡散符号発生回路2A〜2Nからの拡散符号2AS〜2NSのうちのいずれかを選択して逆拡散復調回路1へ出力する回路部である。
本実施の形態では、複数の異なる拡散符号系列ごとに、拡散符号発生回路2A〜2Nとピーク検出器3A〜3Nとをそれぞれ設け、切替信号SELに基づき選択回路5および分配回路4を制御することにより、受信信号1R内の1つのシンボルに対して、各拡散符号発生回路2A〜2Nで生成された各拡散符号2AS〜2NSを用いた逆拡散処理を逆拡散復調回路1でそれぞれ行うとともに、これら逆拡散処理で得られた結果すなわちピーク信号1Sを対応するピーク検出器3A〜3Nへ分配することにより、それぞれの拡散符号系列ごとに所望の復調データを生成するようにしたものである。
[逆拡散復調回路]
次に、図2を参照して、逆拡散復調回路1について詳細に説明する。図2は逆拡散復調回路の構成例である。
この非同期式逆拡散復調回路1は、サンプルホールド回路(以下、S/H回路という)11a〜11g、乗算器14a〜14g、および加算器15から構成されている。
S/H回路11a〜11g(サンプルホールド部)のうち、S/H回路11aは、送信側での周波数拡散処理に用いたチップレートとほぼ同じ周波数のクロックf1に基づき受信信号を順次サンプルホールドする。S/H回路11b〜11gは、クロックf1に基づきそれぞれ前段のS/H回路11a〜11fの出力をサンプルホールドする。乗算器14a〜14g(乗算部)はS/H回路11a〜11gから出力される信号と選択回路5で選択された拡散符号5Sとを各々乗算する。加算器15は乗算器14a〜14gの出力信号を加算する。
受信信号1Rは、S/H回路11a〜11gによりサンプルホールドされて乗算器14a〜14gの一方の入力端子に入力される。このとき、乗算器14a〜14gには、S/H回路11a〜11gにより受信信号1Rが1チップごとにシフトされて順次入力される。
一方、選択回路5からは切替信号SELに基づき拡散符号が切り替えられて、各乗算器14a〜14gの他方の入力端子へ入力される。乗算器14a〜14gでは、S/H回路11a〜11gからの信号と選択回路5からの拡散符号とが、それぞれチップごとに乗算されて逆拡散処理が行われ、これら乗算結果が加算器15で加算されピーク信号1Sとして出力される。
これにより、受信信号1Rのクロックf1の周波数、拡散符号のクロックf2の周波数、および拡散符号長で決定される周期でピーク信号1Sにピーク値が発生し、このピーク信号1Sは、受信信号1Rの位相と拡散符号の位相とがほぼ一致した際にその絶対値が大きな値すなわちピーク値を示し、位相が一致していない場合にはほぼゼロを示すものとなる。
したがって、このピーク値に応じて、拡散符号発生回路2A〜2Nで発生させる拡散符号のタイミングを受信信号1Rに対して前後に調整することにより、受信信号1Rと拡散符号の位相を頻繁に一致させることができる。
[拡散符号発生回路]
次に、図3を参照して、拡散符号発生回路2ついて詳細に説明する。図3は拡散符号発生回路2の構成例である。
この拡散符号発生回路2は、クロックf2により拡散符号をシフトするシフトレジスタを構成するFF回路23a〜23g、FF回路23a,23cの出力の排他的論理和をFF回路23aの入力にフィードバックする排他的論理和回路21、およびピーク検出器3からの制御信号Lに基づき各FF回路23a〜23gに対するクロックf2供給の停止/再開を制御するクロック制御回路26から構成されている。この構成により、符号長7のM系列擬似ランダム符号(PN7)がFF回路23cの出力として得られる。またFF回路23a〜23gの出力は順次1クロックずつ遅れてシフトされるため、これらFF回路23a〜23gから、1クロックずつずれた合計7本のPN7拡散符号2Sが得られる。
受信信号1Rと拡散符号5Sがほぼ一致して相関が高くなった場合、両者を乗算して得られるピーク信号1Sの絶対値が大きくなりピーク値を示す。この際、受信信号1Rの変化に比較して、拡散符号5Sが生成される速度が速い場合、ピーク信号1Sとして高いピーク値が得られた次の乗算タイミングでは、受信信号1Rのシンボルで用いている拡散符号より拡散符号5Sが進んでしまい、ピーク値が得られない。このような場合は、拡散符号5Sの生成タイミングを遅らせることにより、受信信号1R側の拡散符号と再度一致させることができる。
この拡散符号発生回路2では、クロック制御回路26を設け、ピーク検出器3からの制御信号Lに基づき、例えばピーク値が検出されるごとに、クロック制御回路26でクロックf2供給の停止/再開を交互に制御する。したがって、クロック制御回路26からクロックf2を供給している状態で、受信信号1Rと拡散符号5Sとが一致してピーク値が得られた場合は、ピーク検出器3からの制御信号Lに基づきクロックf2の供給が停止される。これにより、その直後の乗算タイミングでは拡散符号5Sが受信信号1Rより進んでしまうものの、拡散符号5Sの進みが停止されることから、その次の乗算タイミングで両者が一致して再びピーク値が得られる。
また、このピーク値の検出に応じてピーク検出器3からの制御信号Lが出力され、クロックf2の供給が再開される。これにより、その直後の乗算タイミングでは拡散符号5Sが受信信号1Rが遅れてしまうものの、拡散符号5Sの進みが再開されることから、その次の乗算タイミングで両者が一致することになる。
したがって、ピーク検出器3でのピーク値検出に応じて出力される制御信号Lに基づき各FF回路23a〜23gに対するクロックf2供給の停止/再開を制御することにより、受信信号1Rと拡散符号2Sとの位相はピーク値が得られたタイミングでほぼ維持されることになる。
これにより、加算器15からのピーク信号1Sおよびピーク検出器3からの復調データ3Sとして、図4に示すような信号波形が得られる。加算器15からのピーク信号1Sは、受信信号1Rと拡散符号5Sの極性が同じ状態で位相が一致した場合に正の値となり、極性が逆で一致した場合に負の値となる。この際、送信側でベースバンド信号のビット値0/1に対応させて拡散符号の極性を正/負に切り替えることにより、ベースバンド信号と等しい極性のピーク値が得られる。したがって、これらピーク値の積分波形から復調データ3Sすなわち所望のベースバンド信号が得られる。
なお、本実施の形態では、拡散符号長=7(PN7)の場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の拡散符号長m(mは2以上の整数)を用いることができる。その際、S/H回路11a〜11g、乗算器14a〜14g、およびFF回路23a〜23gなどを、拡散符号長mに合わせた数だけ設ければよい。また、使用する拡散符号についても、例えば排他的論理和回路21の入力を選択するなどして、他の系列の符号を用いるようにしてもよい。
[逆拡散復調器の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる逆拡散復調器の動作について説明する。図5は受信信号の1シンボルについての逆拡散処理を示す信号波形図である。図6は各拡散符号系列についての復調処理を示す信号波形図である。以下では、拡散符号長=7の場合を例に説明する。
逆拡散復調回路1では、入力された受信信号1Rについてクロックf1のタイミングで、S/H回路11a〜11gにより予め定めた1チップ間隔ごとにサンプリングし、架空のシンボルsを構成するチップa〜gとして保持する。
次に、各チップa〜gのサンプルホールドが完了した後、切替信号SELにより選択回路5で、拡散符号発生回路2A〜2Nでそれぞれ生成された各拡散符号2AS〜2NSが1つずつ順次選択されて逆拡散復調回路1へ供給される。そして、拡散信号5Sの各チップa〜gと受信信号1Rの各チップa〜gとがチップごとに乗算されて逆拡散処理が行われ、これら乗算結果が合算されてピーク信号1Sとして出力される。
したがって、各拡散信号2AS〜2NSのうち、受信信号1Rのチップa〜gと相関が高いものについては、その逆拡散処理タイミングでピーク信号1Sの絶対値が大きくなり、相関が低いものについては、その逆拡散処理タイミングでピーク信号1Sの絶対値が小さくなる。
分配回路4では、このピーク信号1Sを切替信号SELに応じて各ピーク検出器3A〜3Nへ切替出力する。これにより、各ピーク検出器3A〜3Nには、当該ピーク検出器3A〜3Nに対応する拡散符号系列を用いた逆拡散処理タイミングのピーク信号1S、すなわちそれぞれの拡散符号系列を用いた逆拡散処理の結果を示すピーク信号4AS〜4NSが分配される。
各ピーク検出器3A〜3Nでは、分配されたそれぞれのピーク信号4AS〜4NSについて、所定のしきい値と比較することによりそのピーク値を検出し、その積分波形を復調データ3AS〜3NSとして出力する。またピーク値検出に応じて制御信号LA〜LNが各ピーク検出器3A〜3Nから対応する拡散符号発生回路2A〜2Nへ出力され、それぞれの拡散符号発生回路2A〜2Nで拡散符号発生順序が調整される。
したがって、図6に示すように、異なる拡散符号系列を用いる2つの無線送信機から送信されたシンボルSA,SBが受信信号1R上で重複した場合、逆拡散復調回路1からのピーク信号1Sには、それぞれの系列に応じたピーク値が現れることになる。そして、これらピーク値が分配回路4によりピーク信号4AS,4BS分離されて、ピーク検出器3A,3Bへ入力され、その積分波形が復調データ3AS,3BSとして分離出力されることになる。
このように、複数の拡散符号発生回路2A〜2Nで生成された異なる系列の拡散符号のいずれか1つを選択回路5でそれぞれ選択して逆拡散復調回路1へ切替出力するとともに、逆拡散復調回路1での逆拡散処理により得られたピーク信号1Sを分配回路4で各拡散符号発生回路2に対応するピーク検出器3A〜3Nへ分配するようにしたので、異なる拡散符号系列を用いた拡散信号が受信信号1Rに重畳された場合でも、各系列ごとに所望の信号を復調でき、各系列ごとに逆拡散復調器を設けることなく、比較的小さい回路規模で複数の異なる拡散符号系列を用いたスペクトラム拡散通信を実現できる。
また、受信した1シンボル分の受信信号について、複数の異なる系列の拡散符号を選択回路5で順次選択して逆拡散復調回路1へ出力し、これら拡散符号ごとに逆拡散処理するようにしたので、そのシンボルに重畳された異なる拡散符号系列の拡散信号をほぼ同時に復調することができる。この際、同一シンボルに対して適用する拡散符号系列の数については、すべての拡散符号発生回路からの拡散符号系列を適用してもよく、あるいは特定の拡散符号系列を選択して適用してもよい。なお、予め設定した送信シーケンスなどに基づき複数の拡散信号が受信信号に重畳されない通信システムや、あるいは重畳されても所望の系列の拡散信号のみを復調できればよい通信システムでは、受信した1シンボル分の受信信号ごとに対応する1つの系列の拡散符号のみを選択して逆拡散処理するようにしてもよい。
また、逆拡散復調回路1で、受信信号を1チップ分ずつシフトさせて保持し、その保持された1シンボル分の受信信号を拡散符号でそれぞれ逆拡散処理するようにしたので、受信信号が1チップ分ずつ更新されるごとに、複数の異なる系列の拡散符号を用いてそれぞれ逆拡散処理することができる。したがって、受信信号に重畳された異なる拡散符号系列の拡散信号のシンボル時間位置が互いに一致していない場合でも、それぞれの拡散符号系列ごとに所望のベースバンド信号を並列的に復調できる。特に、センサネットワークやテレメトリーシステムなどの多対1通信システムでは、各所に設置されている計測器などの端末から異なるタイミングで計測データがセンタ側へ送信される。したがって、このような多対1通信システムに本発明を適用すれば、端末側からの送信タイミングを予め設定したり、競合制御を行う必要がなくなり、より柔軟かつ拡張性の高い通信システムを構築できる。
[第2の実施の形態]
次に、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる逆拡散復調器について説明する。図7は本発明の第2の実施の形態にかかる逆拡散復調器で用いられる逆拡散復調回路の構成例である。図8は本発明の第2の実施の形態にかかる逆拡散復調器で用いられる拡散符号発生回路の構成例である。
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態の逆拡散復調器(図1参照)において、逆拡散復調回路1および拡散符号発生回路2として、図7の逆拡散復調回路1および図8の拡散符号発生回路を用いたものである。なお、他の部分については第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[逆拡散復調回路]
次に、図7を参照して、逆拡散復調回路1について詳細に説明する。
この非同期式逆拡散復調回路1は、サンプルホールド回路(以下、S/H回路という)11a〜11g、サンプルホールド制御回路(以下、S/H制御回路という)12、フリップフロップ回路(以下、FF回路という)13a〜13f、乗算器14、および加算器15から構成されている。
S/H回路11a〜11g(サンプルホールド部)は、入力された受信信号1Rをサンプルホールドする。S/H制御回路12は、送信側での周波数拡散に用いたクロックとほぼ同じ周波数のクロックf1を入力してm(本実施の形態ではm=7)分周し、S/H回路11a〜11gを制御する信号を発生する。FF回路13a〜13fは、S/H制御回路12からの出力信号をクロックf1でシフトするシフトレジスタを構成する。乗算器14a〜14g(乗算部)はS/H回路11a〜11gから出力される信号と選択回路5で選択された拡散符号5Sとを各々乗算する。加算器15は乗算器14a〜14gの出力信号を加算する。
受信信号1Rは、S/H回路11a〜11gによりサンプルホールドされて乗算器14a〜14gの一方の入力端子に入力される。このとき、乗算器14a〜14gには、S/H制御回路12およびFF回路13a〜13fによって、これら乗算器の数と同じクロック数間隔で、新たな受信信号1RがS/H回路11a〜11gにより保持され入力される。
一方、選択回路5からは切替信号SELに基づき拡散符号5Sが切り替えられて、各乗算器14a〜14gの他方の入力端子へ入力される。乗算器14a〜14gでは、S/H回路11a〜11gからの信号と選択回路5からの拡散符号とが、それぞれチップごとに乗算され、これら乗算結果が加算器15で加算されピーク信号1Sとして出力される。
これにより、受信信号1Rのクロックf1の周波数、拡散符号のクロックf2の周波数、および拡散符号長で決定される周期でピーク信号1Sにピーク値が発生し、このピーク信号1Sは、受信信号1Rの位相と拡散符号の位相がほぼ一致した際に絶対値が大きな値を示し、位相が一致していない場合にはほぼゼロを示すものとなる。
したがって、このピーク値に応じて、拡散符号発生回路2A〜2Nで発生させる拡散符号の生成タイミングを受信信号1Rに対して前後に調整することにより、受信信号1Rと拡散符号の位相を頻繁に一致させることができる。
[拡散符号発生回路]
次に、図8を参照して、拡散符号発生回路2ついて詳細に説明する。
この拡散符号発生回路2は、クロックf2に応じて拡散符号を順方向にシフトして選択回路5へ出力する第1の拡散符号発生回路2xと、クロックf2に応じて拡散符号を逆方向にシフトして選択回路5へ出力する第2の拡散符号発生回路2yと、ピーク検出器3からの制御信号に基づき順方向制御信号25aまたは逆方向制御信号25bのいずれかを出力して、第1または第2の拡散符号発生回路2x,2yのいずれかを動作させる拡散符号制御回路25とから構成されている。
第1の拡散符号発生回路2xは、クロックf2により拡散符号を順方向(乗算器14aから乗算器14g方向)にシフトするシフトレジスタを構成するFF回路23a〜23g、FF回路23a,23cの出力の排他的論理和をFF回路23aの入力にフィードバックする排他的論理和回路21、および各FF回路23a〜23gおよび排他的論理和回路21の出力をオン/オフするスイッチ24a〜24g,24oから構成されている。
第2の拡散符号発生回路2yは、クロックf2により拡散符号を逆方向(乗算器14gから乗算器14a方向)にシフトするシフトレジスタを構成するFF回路23h〜23n、FF回路23i,23jの出力の排他的論理和をFF回路23hの入力にフィードバックする排他的論理和回路22、および各FF回路23h〜23nおよび排他的論理和回路22の出力をオン/オフするスイッチ24h〜24n,24pから構成されている。
拡散符号制御回路25から順方向制御信号25aが出力された場合、スイッチ24a〜24g,24oがオンとなり、順方向制御信号25bの停止によりスイッチ24h〜24n,24pがオフとなる。これにより、FF回路23a〜23gが直列に接続されるとともに排他的論理和回路21が接続されて、クロックf2に応じて順方向にシフトする拡散符号2Sが選択回路5へ出力される。
一方、拡散符号制御回路25から逆方向制御信号25bが出力された場合、スイッチ24h〜24n,24pがオンとなり、順方向制御信号25aの停止によりスイッチ24a〜24g,24oがオフとなる。これにより、FF回路23h〜23nが直列に接続されるとともに排他的論理和回路22が接続されて、クロックf2に応じて逆方向にシフトする拡散符号2Sが選択回路5へ出力される。
この際、FF回路23b〜23gの入力とFF回路23h〜23mの入力とが接続され、FF回路23gの出力がスイッチ24gを介してFF回路23hの入力へ接続され、FF回路23nの出力がスイッチ24nを介してFF回路23aの入力へ接続されていることから、順方向/逆方向の切り替えの際、その時点で出力されている拡散符号が保持された状態で切り替えられる。
したがって、拡散符号制御回路25で、ピーク検出器3からの制御信号Lに基づき、例えばピーク値が検出されるごとに、順方向制御信号25aと逆方向制御信号25bを切り替えて出力することにより、受信信号1Rと拡散符号2Sとの位相がピーク値が得られたタイミングでほぼ維持されることになる。
これにより、加算器15からのピーク信号1Sおよびピーク検出器3からの復調データ3Sとして、図4に示すような信号波形が得られる。加算器15からのピーク信号1Sは、受信信号1Rと拡散符号5Sの極性が同じ状態で位相が一致した場合に正の値となり、極性が逆で一致した場合に負の値となる。この際、送信側でベースバンド信号のビット値0/1に対応させて拡散符号の極性を正/負に切り替えることにより、ベースバンド信号と等しい極性のピーク値が得られる。したがって、これらピーク値の積分波形から復調データ3Sすなわち所望のベースバンド信号が得られる。
なお、本実施の形態では、拡散符号長=7(PN7)の場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の拡散符号長m(mは2以上の整数)を用いることができる。その際、S/H回路11a〜11g、FF回路13a〜13g、乗算器14a〜14g、FF回路23a〜23n、およびスイッチ24a〜24pなどを、拡散符号長mに合わせた数だけ設ければよい。また、使用する拡散符号についても、例えば排他的論理和回路21,22の入力を選択するなどして、他の系列の符号を用いるようにしてもよい。
[逆拡散復調器の動作]
本実施の形態にかかる逆拡散復調器の動作については、前述した第1の実施の形態とほぼ同様であり、切替信号SELに基づき選択回路5および分配回路4を制御することにより、受信信号1R内の1つのシンボルに対して、各拡散符号発生回路2A〜2Nで生成された各拡散符号2AS〜2NSとの逆拡散処理が逆拡散復調回路1で順次行われ、それぞれの逆拡散処理で得られた結果すなわちピーク信号1Sが対応するピーク検出器3A〜3Nへ切替出力され、それぞれの拡散符号系列ごとに所望の復調データ3AS〜3NSが得られる。
したがって、異なる拡散符号系列を用いた拡散信号が受信信号1Rに重畳された場合でも、各系列ごとに逆拡散復調器を設けることなく、比較的小さい回路規模で複数の異なる拡散符号系列を用いたスペクトラム拡散通信を実現できる。
この場合、逆拡散復調回路1では、1シンボル単位でサンプルホールドして逆拡散処理するため、前述した第1の実施の形態のように、受信信号を1チップ分ずつシフトさせて逆拡散処理する場合と比較して、サンプルホールドした受信信号とシンボルとの時間位置が一致するまで、ある程度の時間が必要となる。したがって、前述した図6に示したように、時間的に重複するシンボルSA,SBについては、これらを並列的に復調することはできないが、これら両シンボルの時間位置が一致している場合は、両者を並列的に復調できる。
なお、以上の各実施の形態では、選択回路5と分配回路4とが、同一の切替信号SELにより同期して切り替えられる場合を例として説明したが、受信信号のチップレートが比較的高い場合など、逆拡散復調回路1での逆拡散処理に伴う出力遅延が、逆拡散復調回路1でのサンプルホールド用クロックf1に対して無視できない場合もある。
このような場合には、逆拡散復調回路1での処理時間分だけ分配回路4の切り替えを遅延させるようにしてもよい。
また、以上の各実施の形態では、それぞれ異なる拡散符号系列を用いる複数の無線送信機からの拡散信号が、受信信号に重畳された場合を例として説明したが、同一の無線送信信号で異なる拡散符号系列を用いて生成した複数の拡散信号を送信し、無線受信機でこれを受信して分離復調するようにしてもよい。これにより、同一周波数帯を用いたスペクトラム拡散通信で所望のベースバンド信号を多重化して送信でき、通信効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる逆拡散復調器の構成を示すブロック図である。 図1の逆拡散復調回路の構成例である。 図1の拡散符号発生回路の構成例である。 図1の非同期逆拡散復調器の各部信号を示す信号波形図である。 受信信号の1シンボルについての逆拡散処理を示す信号波形図である。 各拡散符号系列についての復調処理を示す信号波形図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる逆拡散復調器で用いられる逆拡散復調回路の構成例である。 本発明の第2の実施の形態にかかる逆拡散復調器で用いられる拡散符号発生回路の構成例である。
符号の説明
1…逆拡散復調回路、1R…受信信号、1S…ピーク信号、2,2A,2B,2N…拡散符号発生回路、2S,2AS,2BS,2NS…拡散符号、3,3A,3B,3N…ピーク検出器、3S,3AS,3BS,3NS…復調データ、4…分配回路、4AS,4BS,4BN…ピーク信号、5…選択回路、5S…拡散符号、11a〜11g…S/H回路、12…S/H制御回路、13a〜13f…FF回路、14a〜14g…乗算器、15…加算器、2x…第1の拡散符号発生回路、2y…第2の拡散符号発生回路、21,22…排他的論理和回路、23a〜23n…FF回路、24a〜24p…スイッチ、25…拡散符号制御回路、26…クロック制御回路。

Claims (1)

  1. 異なる系列の拡散符号を用いてそれぞれ送信したい所望の信号を拡散処理することにより生成された複数の拡散信号を受信して、その受信信号から前記各系列ごとに元の信号を復調する逆拡散復調器において、
    前記各系列ごとに設けられて当該系列の拡散符号をそれぞれ個別に発生する複数の拡散符号発生回路と、
    これら拡散符号発生回路からの拡散符号のいずれか1つを選択する選択回路と、
    この選択回路で選択されたそれぞれの拡散信号で受信信号を逆拡散処理し、その結果をピーク信号として出力する逆拡散復調回路と、
    この逆拡散復調回路からのピーク信号を対応する系列ごとに分配出力する分配回路と、
    前記各系列ごとに設けられて前記分配回路で分配された当該系列のピーク信号についてピーク値を検出し、そのピーク値から当該系列に対応する元の信号を生成する複数のピーク検出器とを備え
    前記ピーク検出器は、前記ピーク値の検出に応じて対応する拡散符号発生回路に拡散符号の生成を調整するための制御信号を出力し、
    前記拡散符号発生回路は、前記ピーク検出器からの制御信号に基づき当該系列に応じた拡散符号の生成タイミングまたはその生成順序を調整する
    ことを特徴とする逆拡散復調器。
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