JP3829966B2 - 同時多点測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定物に設けられた複数の検知手段からのデータを監視して、データ間の時間的な分析を行なう同時多点測定装置に関し、具体的には、複数の検知手段により管路内の音声データを常時監視して、検知手段間における管路の漏洩を検知する漏洩検知装置や、複数の観測地点に設けられた地殻振動の検知手段により、地震の震源地を測定する震源地測定装置などに応用される同時多点測定装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種の複数の検知点を有する同時多点測定装置としては、例えば地中などに埋設した管路(水道管,ガス管)の漏洩事故を早期に発見する漏洩検知装置が知られている。図7は、特に水道管の漏水を検知する漏水検知装置の原理を説明する概略図である。同図において、51は地中に埋設した管路、52A,52Bは管路51の所定間隔毎(例えば10〜1000m)に設けられた検知手段としての漏水センサであり、漏水センサ52A,52Bは管路51内の音を常時監視する音声センサとして設けられている。なお、ここでは2つの漏水センサ52A,52Bだけを示しているが、実際には管路51の埋設規模に応じて複数個設けられる。
【0003】
このような装置において、時間T1で漏水センサ52A,52B間に漏水が発生したと仮定する(この地点を漏水点Xとする)。すると、図8に示すように、一方の漏水センサ52Aでは、漏水発生に伴う検知信号(漏水音)が時間τ1後に発生するとともに、他方の漏水センサ52Bでも、同じ漏水発生に伴う検知信号が時間τ2後に発生する。ここで、漏水センサ52Aから漏水点Xまでの距離dは、2つの漏水センサ52A,52Bに届いた漏水音の時間差τを用いて次の数式1にてあらわせる。
【0004】
【数1】
Figure 0003829966
【0005】
なお、上記数式1において、Lは漏水センサ52A,52B間の距離,cは管路内の媒質中すなわち水中の音速であり、これらはいずれも既知量である。こうして、各漏水センサ52A,52Bにて検知される漏水音の時間差τを計測することで、漏水点Xを正確に検知することが可能となり、漏水の早期発見を達成するとともに水資源の有効利用を図り、二次災害の防止に利用することができる。
【0006】
ところで、上記装置を例えばセンター側で集中監視しようとする場合には、図9に示すシステムの構築が必要となる。すなわち、同図において、52は各管路51に所定間隔で取付けられる漏水センサであり、この漏水センサ52からの検知信号は個々に増幅器53により増幅され、モデム(変復調装置)54を経由して通信手段としての電話回線55に送り出される。この電話回線55には、センター側の中央集中監視装置56や、これとは別の箇所にある分室監視装置57に接続され、各漏水センサ52からの検知信号が中央集中監視装置56や分室監視装置57で恒常的に集中監視される。
【0007】
図9では、有線専用回線を利用して各漏水センサ52と電話回線55とを接続しているが、専用回線を敷設する手間とコストが必要になるため、これを無線で行なうことが提起されている。しかし、各漏水センサ52からの音声データをアナログ信号により無線伝送するには、障害物などがあっても電波が支障なく届くように、十分なパワーを有する電源装置を各漏水センサ52側に組み込まなければならず、現実的ではなかった。これに対して、移動電話やPHS(Personal Handyphone System:簡易型携帯電話)などを用いて、各漏水センサ52からの音声データをデジタル信号に変換して伝送する方法もあるが、通信手段を介してデジタル伝送を行なうには、圧縮や間欠などの仕様に関し種々のプロトコル(通信規約)が存在するため、センター側に送られてくる各漏水センサ52のデータには時間的な関連性が全くない。従って、単に各漏水センサ52からの音声データをそのままデジタル伝送するだけでは、図8に示す漏水音の時間差τを正確に検知できないという問題があった。
【0008】
そして、こうした問題は漏洩検知装置のみならず、被測定物に設けられた複数の検知手段間でタイミング同期をとる必要のある全ての同時多点測定装置に発生する。つまり、各検知手段から送られてくる複数のデータの同期性が失われると、データ間の時間的な測定が正確に行なえなくなる問題を生じる。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決しようとするもので、検知手段からの複数のデータ間で、時間的な測定を正確に行なうことのできる同時多点測定装置を提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の同時多点測定装置は、前記目的を達成するために、被測定物に設けた複数の検知手段からの各データが、時間的な関連性を持たずに伝送される同時多点測定装置において、人工衛星からの時刻信号波を受信するGPS受信部と、このGPS受信部で受信した時刻信号波に基づいて、前記検知手段からのデータの各々に同期信号を重畳させる信号合成部と、前記各検知手段からの検知信号を集中監視するセンター側装置と、を備え、前記センター側装置が、どの時刻に前記同期信号を重畳させるのかを通信手段を介して予め送信し、これを受けて前記GPS受信機で受信した時刻信号波が所定の時刻に達する毎に、前記同期信号を重畳するように構成したものである。
【0011】
この場合、検知手段からの各データそのものに時間的な関連性がなくても、これらの各データには同期信号が個々に付加されるため、検知手段からの複数のデータ間で、時間的な測定を正確に行なうことが可能になる。また特に、各データに付加される同期信号は、人工衛星からの時刻信号波をGPS受信部で受信したものを基準としているので、時間的に極めて精度の高い測定が可能になる。また、各検知点毎に、どの時刻に同期信号を重畳させるのかを、センター側装置が把握していれば、各検知信号間の同期信号の時間的なずれを解析できる。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明における同時多点測定装置の各実施例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分には同一符号を付し、その共通する箇所の説明は重複するため省略する。
【0013】
図1〜図4は、漏水検知装置に適用した本発明の第1実施例を示すものである。システムの全体構成を示す図1において、増幅器53とモデム54の間には、増幅器53により増幅された漏水センサ52の音声データに同期信号を重畳させる同期信号発生手段としての同期信号発生器1が設けられる。一方、2は原子時計が搭載された周知の人工衛星である。この人工衛星2からは特定の周波数にて極めて正確な時刻信号波が発信されており、いわゆるGPS(Global Positioning System:汎地球測位システム)として民間に開放されて、地球上で自由に受信できるシステムとなっている。前記同期信号発生器1は各検知センサ51毎に設けられており、人工衛星2からの時刻信号波を受信し得るアンテナ3を各々に備えている。
【0014】
同期信号発生器1の内部構成は図2に示すように、アンテナ3と一体のGPS受信部4と、人工衛星2からの時刻信号波に基づく同期信号を漏水センサ52の音声データに重畳する信号合成部5と、前記同期信号を付加した音声データをデジタル信号に変換するA/D変換部6と、各部の所定の動作電圧を供給する電源部7と、モデム54を含む同期信号発生器1全体の動作を制御する制御部8とを備えて概ね構成される。そして、A/D変換部6から送り出されるデジタル情報が、モデム54から通信手段11を介して、センター側の中央集中監視装置56や分室監視装置57に伝送されるようになっている。なお、ここでは各漏水センサ52毎にGPS受信部4を設けているが、複数の漏水センサ52に共通してGPS受信部4を設けてもよい。また、将来的には、人工衛星2からの時刻信号波とほぼ同程度の精度が得られる時刻信号源があれば、GPS受信部4をこれに置き換えてもよい。こうすれば、人工衛星2からの時刻信号波の受信状況を考慮しなくても済み、システム構築が行ないやすくなる。12は各モデム54との無線伝送を行なうための基地局であり、各モデム54から送り出される個々のデジタル情報は、通信手段11上で種々のプロトコルに従って、例えばTDM(時分割多重)方式やFDM(周波数多重)方式により多重化して伝送される。
【0015】
ここで、各検知点において同期信号がどのようにして付加されるのかを、図3の概略説明図および図4と図5の各波形図に基づいて説明する。図3において、直線状の管路51には、4個の漏水センサ52A〜52Dが等間隔Lで取付けられているとする。センター側の中央集中監視装置56や分室監視装置57は、各検知点毎の同期信号発生器1に対し、どの時刻に同期信号S1〜S4を重畳させるのかを、通信手段11を介して予め送信する。これを受けて各検知点の同期信号発生器1は、GPS受信部4で受信した時刻信号波が所定の時刻に達する毎に、信号合成部5に同期信号S1〜S4を重畳する。このとき、各漏水センサ52A〜52Dの音声データに付加される同期信号S1〜S4は、図4に示すように同一のタイミングで重畳してもよいし、あるいは、図5に示すように一定間隔T毎にずれて次々と重畳してもよい。但し、同期信号S1〜S4を同一のタイミングで重畳した方が、一定間隔Tを考慮しなくて済む分だけ、後述する時間差τの計測が容易になる。さらに、図5において、同期信号S1〜S4は必ずしも一定時間毎に各漏水センサ52A〜52Dに付加する必要はない。各検知点毎の同期信号発生器1に対し、どの時刻に同期信号S1〜S4を重畳させるのかを、センター側の中央集中監視装置56や分室監視装置57が把握していれば、各漏水センサ52A〜52D間の同期信号S1〜S4の時間的なずれは解析できるからである。
【0016】
また、各同期信号発生器1に設けた制御部8は、人工衛星2からの時刻信号波に基づいて、所定の時刻になると電源部7を立上げおよび立下げる電源制御部を内蔵している。これにより、同期信号S1〜S4を重畳させる必要のある場合にのみ、電源部7を立ち上げて各部に動作電圧を供給するように構成すれば、各同期信号発生器1毎に無駄な電力の消費を極力抑えることができる。
【0017】
次に、前述の図3〜図5に基づいて、上記構成につきその作用を説明する。各漏水センサ52A〜52Dに接続する同期信号発生器1は、各々人工衛星2からの時間信号波をGPS受信部4で受信し、所定の時刻になると、図4または図5に示すタイミングで、信号合成部5により音声データと同期信号S1〜S4を付加する。そして、この同期信号S1〜S4を付加した音声データは、同期信号発生器1のA/D変換部6にてデジタル信号に変換され、モデム54を経由して無線で通信手段11の基地局12に送られる。こうしたデジタル伝送は、少ないパワーでも電波が支障なく基地局12に到達するため、各検知点において電源装置の小形化を達成できる。そしてこれは、制御部8に電源制御部を内蔵することによって、さらに効果的なものとなる。センター側の中央集中監視装置56や分室監視装置57では、送られてくるデータがどの漏水センサ52A〜52Dからのものなのかを個々に識別する。
【0018】
上記一連の動作中に、漏水センサ52B,52C間で漏水が発生したと仮定する(この地点を漏水点Xとする)。このとき、各漏水センサ52A〜52Dの音声データに同期信号S1〜S4を付加した後の波形は、図4または図5に示すようになる。センター側の中央集中監視装置56や分室監視装置57は、漏水センサ52A〜52D毎に漏水音のピークが何時発生したのかを計測する。これは、図4または図5において、各同期信号S1〜S4から漏水音までの時間差を個々に算出することで簡単に計測できる。次に、最も漏水音を早く検知した2つの漏水センサ52B,52Cに関し、各漏水センサ52B,52Cで検知した漏水音の時間差τを計測する。後は、漏水センサ52Bから漏水点Xまでの距離dを、前記数式1に基づいて計測すればよい。これによって、各漏水センサ52A〜52Dからのデータが、デジタル伝送により時間的な関連性を失っても、データに付加される同期信号S1〜S4により、漏水点Xを正確に検知できる。したがって、漏水の早期発見を達成するとともに水資源の有効利用を図り、二次災害の防止に利用することが可能となる。
【0019】
以上のように、本実施例によれば、被測定物である管路51に設けた複数の検知手段たる漏水センサ52(52A〜52D)からの各データが、時間的な関連性を持たずに伝送される同時多点測定装置において、人工衛星2からの時刻信号波を受信するGPS受信部4と、このGPS受信部4で受信した時刻信号波に基づいて、前記漏水センサ52からのデータの各々に同期信号S1〜S4を重畳させる信号合成部5と、前記各漏水センサ52A〜52Dからの検知信号を集中監視するセンター側装置としての中央集中監視装置 56 や分室監視装置 57を備え、前記センター側の中央集中監視装置 56 や分室監視装置 57 が、どの時刻に同期信号S1〜S4を重畳させるのかを通信手段 11 を介して予め送信し、これを受けてGPS受信機4で受信した時刻信号波が所定の時刻に達する毎に、前記同期信号S1〜S4を重畳するように構成している。
【0020】
このようにすると、漏水センサ52A〜52Dからの各データそのものに時間的な関連性がなくても、これらの各データには同期信号S1〜S4が個々に付加されるため、漏水センサ52A〜52Dからの複数のデータ間で、時間的な測定(本実施例では時間差τ)を正確に行なうことが可能になる。また特に、各データに付加される同期信号S1〜S4は、人工衛星2からの時刻信号波をGPS受信部4で受信したものを基準としているので、時間的に極めて精度の高い測定が可能になる。さらに、各検知点毎に、どの時刻に同期信号S1〜S4を重畳させるのかを、センター側の中央集中監視装置 56 や分室監視装置 57 が把握していれば、各漏水センサ 52 A〜 52 D間の同期信号S1〜S4の時間的なずれを解析できる。
【0021】
また、実施例上の効果として、本実施例では、所定の時刻になると電源部7を立上げおよび立下げる電源制御部を内蔵しているので、同期信号S1〜S4を重畳させる必要のある場合にのみ、電源部7を立ち上げて各部に動作電圧を供給することができ、無駄な電力の消費を極力抑えることができる。そしてこれは、同期信号S1〜S4を付加した音声データをデジタル伝送することで、さらに顕著な効果となる。
【0022】
なお、人工衛星2からの時刻信号波に基づく時間情報を同期信号S1〜S4に含ませ、各漏水センサ52A〜52Dのデータに同一ではなく、各々異なるタイミングで付加するように構成すれば(図5参照)、同期信号S1〜S4に含まれる時間情報から、どの漏水センサ52A〜52Dのデータが伝送されたのかを識別することができ、同期信号S1〜S4を漏水センサ52A〜52Dの識別信号として利用することが可能になる。
【0023】
また、本実施例では、管路51に複数の漏水センサ52A〜52Dを備え、漏水センサ52A〜52Dで検知される漏水音の時間差τに基づき、漏水点Xを測定する漏水検知装置に適用しているので、時間差τひいては漏水点Xの位置を正確に検知できる。その際、人工衛星2からの時刻信号波を同期信号として用いることの効果は、上述した通りである。なお、管路51内は流体ではなく、ガスのような気体であっても、同様に管路51の亀裂を正確に検知できる。また、こうした構成において、時間情報を含む同期信号S1〜S4を、各漏水センサ52A〜52Dのデータに付加するようにすれば、この同期信号S1〜S4に含まれる情報から、各漏水センサ52A〜52Dが何時漏水音を検知したのかを正確に把握できる。これによって、最も漏水音を早く検知した2つの漏水センサ52B,52C間で漏水が起こっていることを適確に判断できる。
【0024】
次に、本発明の第2実施例を図5に基づき説明する。なお、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その共通する箇所の説明は重複するため省略する。
【0025】
本実施例では、各漏水センサ52A〜52Cに共通して、GPS受信部4を内蔵した発振器21が設けられている。この発振器21は、GPS受信部4の受信状態に拘らず、各漏水センサ52A〜52Cに対して同一若しくは異なるタイミングで同期信号を送り出すもので、同期信号発生器1に設けた信号合成部5によって、この同期信号が音声データに重畳される。発振器21には、GPS受信部4で受信した時刻信号波により、所定時間(例えば1時間に1回)毎に時刻補正を行なう同期信号補正部22を内蔵しており、これによって発振器21から出力される同期信号とこれに含まれる時刻情報の補正を行なっている。
【0026】
そして、この実施例においても、漏水センサ52A〜52Dからの複数のデータ間で、時間的な測定を正確に行なうことが可能になる。また特に、各データに付加される同期信号は、人工衛星2からの時刻信号波をGPS受信部4で受信したものを基準としているので、時間的に極めて精度の高い測定が可能になる。また、この実施例では、人工衛星2からの時刻信号波を発振器21の時刻補正用に用いているので、仮に人工衛星2からの電波を一時的に捕捉できなくても、発振器21によりある程度正確な同期信号を各漏水センサ52A〜52Dからのデータに重畳させ続けることができる。
【0027】
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、地震の震源地を特定するために、複数の検知手段にて地殻の振動データを伝送する震源地測定装置にも、本発明を適用することができる。また、各実施例では、デジタル信号を無線伝送する構成を開示したが、各検知点からデジタル信号を有線で伝送してもよい。また、被測定物の決められた地点から振動を付与し、これを同期信号として検知手段で検知して、検知手段からのデータに重畳させるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明の同時多点測定装置は、被測定物に設けた複数の検知手段からの各データが、時間的な関連性を持たずに伝送される同時多点測定装置において、人工衛星からの時刻信号波を受信するGPS受信部と、このGPS受信部で受信した時刻信号波に基づいて、前記検知手段からのデータの各々に同期信号を重畳させる信号合成部と、前記各検知手段からの検知信号を集中監視するセンター側装置と、を備え、前記センター側装置が、どの時刻 に前記同期信号を重畳させるのかを通信手段を介して予め送信し、これを受けて前記GPS受信機で受信した時刻信号波が所定の時刻に達する毎に、前記同期信号を重畳するように構成したものであり、検知手段からの複数のデータ間で、時間的な測定を正確に行なうことが可能になる。また、人工衛星からの時刻信号波を利用することで、時間的に極めて精度の高い測定が可能になる。さらに、各検知点毎に、どの時刻に同期信号を重畳させるのかを、センター側装置が把握していれば、各検知信号間の同期信号の時間的なずれを解析できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す漏水検知装置の全体構成をあらわした概略図である。
【図2】 同上各検知点における構成を示すブロック図である。
【図3】 同上複数の漏水センサを管路に取付けた状態の概略図である。
【図4】 同上図3における各漏水センサの音声データに同期信号を付加した状態の波形図である。
【図5】 同上図3における各漏水センサの音声データに同期信号を付加した別の状態の波形図である。
【図6】 本発明の第2実施例を示す概略図である。
【図7】 従来例における漏水検知装置の原理を説明する概略図である。
【図8】 同上図7における各漏水センサの音声データの波形図である。
【図9】 従来例における漏水検知装置の全体構成をあらわした概略図である。
【符号の説明】
2 人工衛星
4 GPS受信部
5 信号合成部
11 通信手段
51 管路(被測定物)
52,52A,52B,52C,52D 漏水センサ(検知手段)
56 中央集中監視装置(センター側装置)
57 分室監視装置(センター側装置)

Claims (1)

  1. 被測定物に設けた複数の検知手段からの各データが、時間的な関連性を持たずに伝送される同時多点測定装置において、人工衛星からの時刻信号波を受信するGPS受信部と、このGPS受信部で受信した時刻信号波に基づいて、前記検知手段からのデータの各々に同期信号を重畳させる信号合成部と、前記各検知手段からの検知信号を集中監視するセンター側装置と、を備え、前記センター側装置が、どの時刻に前記同期信号を重畳させるのかを通信手段を介して予め送信し、これを受けて前記GPS受信機で受信した時刻信号波が所定の時刻に達する毎に、前記同期信号を重畳するように構成したことを特徴とする同時多点測定装置。
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