JP3827547B2 - 鉄スクラップからの銅の分離、除去方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種鉄鋼製品から生じる鉄スクラップを溶解原料として再利用する際に銅製品などから混入する銅を効率的に除去し、極めて純度の高い鉄鋼原料を回収するとともに銅も回収する乾式方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
銅を随伴する鉄スクラップから鉄と銅を分離、回収する方法としては、従来、磁選、塩化揮発、フラックス処理などの方法がある。
【0003】
磁石で分離する磁選は、鉄単体と銅単体の機械的な混合物の分離にのみに有効な一般的な方法である。塩化揮発法は、固体スクラップに塩素ガスを吹き込み、鉄を塩化物として揮発させ分離する方法であるが、固体内部の鉄成分の除去ができず、また、腐食性ガス(塩素)を使用するという問題がある。
【0004】
フラックス処理法は、塩化物、酸化物、フッ化物等の浴中に銅を随伴する鉄スクラップを浸漬して銅を溶解分離する方法であるが、スクラップ(液体)からの銅回収率は高いが、副産物(銅含有フラックス)の分離、処理が困難で、スクラップ(固体)の内部の銅成分の除去はできず、実用化されていない。
【0005】
また、溶融鉛と溶融鉄とを接触させて溶融鉛に銅を回収する方法は、溶融鉛と溶融鉄間の銅の分配比が1〜2と小さく実用的ではなかった。この鉄溶融法に代わる方法として、
鉄が溶融しない温度に加熱した溶融鉛や鉛合金に固体鉄スクラップを接触させ固体鉄スクラップ中の銅や錫などの不純物を溶融鉛や鉛合金中に抽出する方法が知られている(特開平7−216469号公報、特開平9−31556号公報、特開平10−110224号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の各方法は、モーターコアのような鉄と銅の機械的混合物を対象にしたものであり、溶融鉛に固体鉄を接触させる方法では、機械的な混合物や固体表面の不純物の除去には有効であるが、焼却灰中の金属残滓のような鉄と銅が互いに溶け合い固溶した鉄スクラップから銅を除去することは困難である。
【0007】
よって、分離、回収された鉄中には0.1〜0.3wt%程度の銅が蓄積されている。
銅が0.2wt%程度以上鋼材に含まれると熱間加工性に悪影響を及ぼすため、鉄中の銅を除去する対策が必要である。そのため、電炉鋼としての再利用に際しては、やむなく純鉄や不純物の少ない鉄スクラップを加えて銅含有率を0.2wt%以下にする方法が一般的な工業的方法として採用されている。
【0008】
本発明者は、先に、銅を随伴する鉄スクラップを無酸素雰囲気中で溶融し、比重の大きい溶銅相と比重の小さい溶鉄相を分離する際に溶鉄相に炭素を2wt%以上溶解させることにより溶鉄相中の銅濃度、溶銅相中の鉄濃度を低減できることを見いだし、特許出願した(特開平11−293350号公報)。しかし、この方法では、溶鉄相中の銅含有量を4wt%以下とすることは実質的に不可能であった。
【0009】
本発明は、溶融鉛と溶融鉄とを接触させて溶融鉛に銅を回収する方法における溶融鉛相への銅の分配比を高め、溶鉄相中の銅含有量を0.2wt%以下で限りなく0wt%に近づけることにより高純度の鉄を回収できるとともに、銅についても回収できる方法を提供すること、さらには、鉄中に銅が既に固溶しているような分離が困難な鉄スクラップから高効率で銅を分離、除去する方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
銅を随伴する鉄スクラップに鉛を加えて溶融処理すると融液は比重の差により溶鉄相と溶鉛相の上下2相に分離し、溶鉄相と溶鉛相に銅は拡散分配される。本発明者は、この際、炭素を加えてFe−C−Pb3元系融体を形成し、溶鉄相を炭素濃度飽和下にすると溶鉛相中には溶鉄相より多くの銅が分配されるという現象を見いだした。
【0011】
本発明は、この現象を活用し、銅を随伴する鉄スクラップ中の銅を溶鉛相中へ濃化吸収させ、適宜この方法を繰り返すことにより鉄中の銅を限りなく0wt%に近くまで除去することにより、銅を随伴する鉄スクラップから回収される鉄中の銅濃度を0.2wt%以下に低減する乾式溶融処理法を提供するものである。また、溶鉛相中に分配されて凝縮された銅成分も溶鉛を徐冷中に比重差により銅成分が鉛相の上に浮かんでくるので容易に分離回収できる。
【0012】
すなわち、本発明は、(1)銅を随伴する鉄スクラップに鉛を加えて溶融処理し、融液を比重の差により溶鉄相と溶鉛相の上下2相に分離して、溶鉄相と溶鉛相に銅を拡散分配する方法により該鉄スクラップから銅を分離、除去するに当たり、該鉄スクラップに炭素を加えるとともに溶融処理温度を調節してFe−C−Pb3元系融液を炭素濃度飽和下の溶鉄相と溶鉛相の2液相に分離させることにより溶鉛相−溶鉄相間の銅の分配比(L Cu Pb/Fe) が2を超えるように溶鉛相中に溶鉄相より多くの銅を分配させることにより溶鉄相中の銅濃度を低減させることを特徴とする銅を随伴する鉄スクラップからの銅の分離、除去方法である。
【0013】
また、本発明は、(2)1回の溶融処理を行った場合の溶鉄相中の銅濃度(wt%Cu)が下記の式(1)、(2)で示されることを特徴とする上記(1)の銅を随伴する鉄スクラップからの銅の分離、除去方法である。
(wt%Cu)=(wt%Cu) Ini (1−216R/(100+216R)) (1)
ただし、(wt%Cu) Ini ≦(1−216R/(100+216R)) -1 (2)
ここで、(wt%Cu) Ini は鉄スクラップ中の銅濃度を、Rは鉄スクラップに対する鉛の重量比であり、R=W Pb /W Scrap で示される。ただし、(1)式はL Cu Pb/Fe が成立する(wt%Cu)≦1の範囲で有効であり、(2)式で与えられる鉄スクラップの銅濃度に対して適用できる。
さらに、本発明は、(3)鉄スクラップに対する鉛の重量比(R)を大きくするか、溶融処理を繰り返して、溶鉄相中の銅濃度を0.2wt%以下に低減させることを特徴とする上記(1)又は(2)の銅を随伴する鉄スクラップからの銅の分離、除去方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明において、銅を随伴する鉄スクラップは、その銅と鉄の重量比は限定されない。
ただし、スクラップの銅品位が10wt%未満であると、銅回収率が目立って低くなり、一方、スクラップの銅品位が90wt%を超えると、除去、回収された銅の品位が原料の品位に比べてさほど向上せずエネルギーの無駄使いとなる。
【0015】
また、溶解時に融液の酸化によるスラグを発生させないため無酸化雰囲気中で溶融することが望ましい。無酸化雰囲気を作るには、例えば、溶融処理空間(炉内)にアルゴンガス等の不活性ガスを流せばよい。
【0016】
そして、本発明においては、溶融中に溶鉄相中の炭素(C)濃度を2wt%以上((wt%C)≧2)とする。なお、本明細書および図面において、( )は溶鉄相、[ ]は溶鉛相に関した諸量を示す。鉄スクラップは全量溶融させる。これにより、融液が、銅分の多い溶鉛相と鉄分の多い溶鉄相に相分離する。なお、(wt%C)を高くするほど(wt%Cu)が低下して銅回収率は向上する傾向はあるものの、溶融処理時間が長くなるなど経済的に不利な面が出てくるので、その点を考慮すれば、(wt%C)≦8とするのが望ましい。炭素は鉄の融点(1535℃)を1150℃程度にまで下げることができコスト的にも有利である。
【0017】
なお、(wt%C)のコントロールは、温度の関数である溶鉄中の炭素溶解度を目標(wt%C)に一致させるように溶融処理温度を調節するだけで、容易に行うことができる。また、鉄スクラップ中のC量が不足する場合は、適宜、炭素を単体あるいは鉄合金の形で添加すればよい。
【0018】
以下、実験結果に基づいて本発明を説明する。
実験方法実験は、Pb−Cu合金(0、1、3、5、10、20、30、50wt%Cu)6gとFe−C合金6gを黒鉛るつぼに入れ、アルゴン気流中で1453Kで1時間保持した後、試料をるつぼごと炉内より取り出し、アルゴン気流中で冷却した。
【0019】
Fe−C−Pb系の2液相分離図1に、炭素濃度飽和下でFe−C−Pb系合金を1453Kで保持して溶融処理した後、急冷した試料の鉛直方向の断面写真を掲げる。この時の試料の溶解量は約50gである。図1に示されるように、Fe−C−Pb系合金は比重差で、比重の大きい溶鉛相が下、比重の小さい溶鉄相が上に相分離することが分かる。溶鉄相と溶鉛相の分析の結果、溶鉄相の組成は95.4wt%Fe−4.5wt%C−0.1wt%Pb、溶鉛相の組成は99.9wt%Pb−0.1wt%Feと決定された。
【0020】
溶鉛相−溶鉄相間の銅の分配比鉄スクラップ中の銅を、溶鉛相に濃縮することが可能かを調べるため、1453Kで溶鉄相と溶鉛相間の銅の分配を測定し、図2に示した。溶鉛相−溶鉄相間の銅の分配比をLCu Pb/Fe=[wt%Cu]/(wt%Cu)で表している。図中には、鉛を含まないFe−Cu−C系の値も示した。図3には溶鉛相と溶鉄相間の銅濃度の関係を示した。
【0021】
溶鉛相中の銅濃度が2wt%以下(溶鉄相で1wt%以下)では一定値を示し、溶鉛中の銅濃度の増加に伴い増加する。[wt%Cu]が2wt%以下((wt%Cu)≦1)の濃度範囲では、LCu Pb/Fe=2.16を示し、銅は溶鉛相に約2.2倍分配・濃縮することが分かる。
【0022】
したがって、本発明の方法を用いて鉄スクラップの溶融処理を行った場合、鉄スクラップ中の銅の濃度は約1/3に減少する。さらに、銅の除去率を高くするためには鉄スクラップの量に対する鉛量の割合、すなわち鉄スクラップに対する鉛の重量比を大きくするか、溶融処理を数回繰り返して行う必要がある。1回の溶融処理を行った場合の溶鉄相中の銅の濃度はおおよそ次式より算出できる。
【0023】
wt%Cu)=(wt%Cu)Ini(1−216R/(100+216R)) (1)
ただし、(wt%Cu)Ini≦(1−216R/(100+216R))-1(2)
ここで、(wt%Cu)Ini は鉄スクラップ中の銅濃度を、Rは鉄スクラップに対する鉛の重量比であり、R=WPb/WScrapで示される。ただし、(1)式はLCu Pb/Feが成立する(wt%Cu)≦1の範囲で有効であり、(2)式で与えられる鉄スクラップの銅濃度に対して適用できる。
【0024】
溶融処理を数回繰り返して行う場合は、(1)式を繰り返し計算することにより、溶鉄中の銅濃度を求めることができる。溶鉄相と溶鉛相が平衡しているとき、分配比は活量係数、γ、および各相100g中に含まれる構成成分のモル数の総和、n,に関係し、(3)式で示される。
Cu Pb/Fe=[n]・(n−1・(γCu)・[γCu-1 (3) 溶鉄相と溶鉛相の銅の活量係数および各相の構成成分のモル数の総和と溶鉛相の銅濃度の関係をそれぞれ図4、図5に示した。
【0025】
溶鉄相中の活量係数、構成成分のモル数はほぼ一定の値を示すが、溶銅相のそれらは銅濃度の増加に伴い単調に変化する。よって、溶鉛相の銅濃度の増加伴うLCu Pb/Feの単調増加は、溶鉛相中の銅の活量係数と構成成分のモル数の変化に起因する。
【0026】
得られた分配比に基づき、この相分離を利用して銅を随伴する鉄スクラップから銅を除去するときの除去率を(1)式に基づき算出した。銅の除去率は、スクラップの重量に対する鉛の重量と溶融処理の繰り返し数に関係する。溶融処理に用いる鉛とスクラップの重量比、WPb/WScrap溶融処理回数(n)に対する除去率の関係を図6に示した。
【0027】
図6中、n=l、2、3の除去率を、それぞれ実線、破線、点線で示した。なお、スクラップ中の銅濃度は式(2)で示される範囲内として計算した。スクラップと同量の鉛を用いて1回の溶融処理をした場合、除去率は68%程度であり、スクラップと同量の鉛を使用して2回溶融処理を繰り返した除去率は90%程度になる。また、溶融処理全体に用いる鉛量を一定とした場合、溶融処理を数回に分けて行った方が除去率が高い。
【0028】なお、銅を含む鉛は、融点が銅(1085℃)、鉛(328 ℃)のため溶鉛相の徐冷工程で2液に分離し純銅が比重差で浮かんでくることにより容易に銅と鉛を分離することが可能であり、銅を回収し、鉛は再利用できる。
【実施例】
(実施例1)金属鉛6g、Fe−4wtC合金6gおよび金属銅6gを内径22mm、深さ100mmの黒鉛坩堝に入れ、炉内にてアルゴン気流中で1453Kに1時間保持して溶融処理した後、試料を坩堝ごと炉内より取り出してアルゴン気流中で冷却した。冷却後、試料を肉眼で観察したところ上部と下部の2相に分離していた。
【0029】
上部の溶鉄相と下部の溶鉛相の化学分析を行い、溶鉛相、溶鉄相間の銅の分配比(LPb/Fe Cu=溶鉛中のwt%Cu/溶鉄相中のwt%Cu)を決定した。その結果を図2に示す。溶鉛相中の銅濃度、[%Cu]、が1wt%以下の範囲では、分配比は2.2を示し、銅は溶鉄相に比べ2倍を超えて多く溶鉛相へ分配、濃縮した。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な乾式法にて副産物を生成することなく、銅を随伴する鉄スクラップから銅を分離して銅含有量0.2wt%以下の鉄を回収することができ、また、鉛からの銅の除去方法も単純な工程で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、Fe−Pb−C系の2液相分離状態を示す図面代用光学写真である。
【図2】図2は、溶鉛相−溶鉄相間の銅の分配比を示すグラフである。
【図3】図3は、溶鉛相−溶鉄相間の銅の分配比を示すグラフである。
【図4】図4は、溶鉄相と溶鉛相の銅の活量係数を示すグラフである。
【図5】図5は、溶鉄相と溶鉛相の構成元素のモル数を示すグラフである。
【図6】図6は、鉛とスクラップの重量比、WPb/WScrapと処理回数(n)に対する除去率の関係を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 銅を随伴する鉄スクラップに鉛を加えて溶融処理し、融液を比重の差により溶鉄相と溶鉛相の上下2相に分離して、溶鉄相と溶鉛相に銅を拡散分配する方法により該鉄スクラップから銅を分離、除去するに当たり、該鉄スクラップに炭素を加えるとともに溶融処理温度を調節してFe−C−Pb3元系融液を炭素濃度飽和下の溶鉄相と溶鉛相の2液相に分離させることにより溶鉛相−溶鉄相間の銅の分配比(L Cu Pb/Fe) が2を超えるように溶鉛相中に溶鉄相より多くの銅を分配させることにより溶鉄相中の銅濃度を低減させることを特徴とする銅を随伴する鉄スクラップからの銅の分離、除去方法。
  2. 1回の溶融処理を行った場合の溶鉄相中の銅濃度(wt%Cu)が下記の式(1)、(2)で示されることを特徴とする請求項1記載の銅を随伴する鉄スクラップからの銅の分離、除去方法。
    (wt%Cu)=(wt%Cu) Ini (1−216R/(100+216R)) (1)
    ただし、(wt%Cu) Ini ≦(1−216R/(100+216R)) -1 (2)
    ここで、(wt%Cu) Ini は鉄スクラップ中の銅濃度を、Rは鉄スクラップに対する鉛の重量比であり、R=W Pb /W Scrap で示される。ただし、(1)式はL Cu Pb/Fe が成立する(wt%Cu)≦1の範囲で有効であり、(2)式で与えられる鉄スクラップの銅濃度に対して適用できる。
  3. 鉄スクラップに対する鉛の重量比(R)を大きくするか、溶融処理を繰り返して、溶鉄相中の銅濃度を0.2wt%以下に低減させることを特徴とする請求項1又は2記載の銅を随伴する鉄スクラップからの銅の分離、除去方法。
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