JP3824564B2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間隙をおいて相対する建物にその地震や地盤沈下等による変動を吸収し易い状態に装着して間隙の閉塞を良好に行なわせるエキスパンションジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
隣接する建物の間隙を建物の変動が吸収されるように閉塞させるエキスパンションジョイントにおいてバネ部材を用いるものは、特開平9−111893号及び特開2000−265576号により知られていて、前者は一方の建物に長尺状の固定部材を取り付けて、この固定部材の突部のバネ支持部にバネ部材の一端を保持させ、バネ部材の他端をブラケットに係合させて、ブラケットを他方の建物へ接するように付勢させたものであり、後者は、一方の建物に固定した台座部材の固定部分にバネ部材の一端を固定し、他端をホルダに設けたスライド係合部に係合させて、ブラケットを他方の建物へ接するように付勢させたものであって、何れもバネ部材の使用により柔軟で確実な変動対応ができるようにしている。
【0003】
しかしながら、バネ部材を一端固定の状態で使用すると可動の他端側しか機能しないため、バネの特性が充分に活かされず、建物の大きな変動に柔軟で確実に対応できず、しかも、無理な変動に伴うエキスパンションジョイントの作動により故障や部品の損傷を軽減すると言う目的を充分に果たし得ないものである。
【0004】
そこで、間隙をおいて相対する建物の間隙を覆うカバー材を、一方の建物に間隔をおいて設けたホルダに取付けるとともに、上記カバー材を付勢手段によって傾動可能としたエキスパンションジョイントが提案されている(特願2002−227919号参照)。
【0005】
しかしながら、間隙をおいて相対する建物間の間隔が大きいときは、カバー材やカバー材を保持するホルダ、あるいはカバー材とカバー材とをジョイントするジョイント部材の幅も大きくなるから、成形に際しては大型の押出し成形機が必要となるほか、輸送や持ち運びが面倒であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の問題点を解消し、小型の押出し成形機で対応でき、輸送や持ち運びも楽なエキスパンションジョイントを提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るエキスパンションジョイントは、間隙をおいて相対する建物の間隙を覆うカバー材を、一方の建物に間隔をおいて設けたホルダに取付けるとともに、上記カバー材をバネ部材によって傾動可能としたエキスパンションジョイントにおいて、上記ホルダを、一方の建物に固定された支持部材と、該支持部材に回動可能に設けられた一方の分割ホルダと、該一方の分割ホルダに上記間隙の幅方向に突合せて連継された他方の分割ホルダとから構成し、上記各分割ホルダを上記カバー材に固定するとともに、上記バネ部材を、コイル状に巻いたコイル部と、このコイル部から互いに反対側に延出する延長部とから構成し、このバネ部材を上記一方の分割ホルダの裏側に配置し、上記一方の延長部を上記支持部材の表面に係合させ、上記コイル部を上記一方の分割ホルダの裏面に係合させ、他方の延長部を上記一方の分割ホルダの裏側に係止させたことを特徴とする。
【0008】
なお、前記カバー材が、複数の分割カバーを上記間隙の幅方向に突合せて連継してなるものであってもよい。
【0009】
なお、互いに連継される一方の分割ホルダの端部には係止部を形成し、他方の分割ホルダの端部には係止受け部を形成し、上記係止部と係止受け部とを係止させて固定して一体的に連継するのが好ましい。
【0010】
また、互いに連継する前記分割カバーは、一方の係止部を他方の係止受け部に斜めに係止した後に両分割カバーが面一になるように回動してなるものであるのがよい。
【0011】
また、互いに連継する前記一方の分割カバーの端部には側方に開口する係止受け部を形成し、他方の分割カバーの端部には上記係止受け部に嵌合する嵌合縁を形成し、該嵌合縁を上記係止受け部に一体的に嵌着させるのがよい。
0012
また、カバー材の突合せ部の裏側にはジョイント部材を配置し、上記ジョイント部材は、複数の分割ジョイントを上記間隙の幅方向に突合せて連継してなり、上記カバー材の背面に沿って配置するのが好ましい。
0013
さらに、互いに連継する前記一方の分割ジョイントの端部には係止受け部を形成し、他方の分割カバーの端部には上記係止受け部に嵌合する嵌合縁を形成し、該嵌合縁を上記係止受け部に一体的に係着させるようにするのが好ましい。
0014
さらに、前記分割ホルダには、それぞれ他の分割ホルダに連継する側にL字形に屈曲する段部を設け、段部の先端で分割ホルダ同士を連継するのが望ましい。
0015
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るエキスパンションジョイントを図面に基づいて説明する。
0016
図1において符号1で示すエキスパンションジョイントは、互いに相対する建物2、3間の間隙Sを覆うカバー材4を、一方の建物2に間隔をおいて設けたホルダ5に取付けるとともに、上記カバー材4をホルダ5に配設した付勢手段によって傾動可能に取りつけたものである。
0017
ホルダ5は、図1及び図2に示すように基板を兼ねた支承部7aの端部を上方に屈曲形成させ、その屈曲部の上端に断面円形の軸部6を形成した支持部材7と、この支持部材7に回動自在に支持される2個の分割ホルダ5a、5bから構成されている。一方の分割ホルダ5aの一端には上記支持部材7の軸部6に回動自在に嵌合可能な筒状の溝部8を有し、中間の裏側には断面円弧状の受け部9を有し、後述する付勢手段のバネ部材14のコイル部15を支持し、さらに他端側には段部10aが形成され、段部の先端には係止受け部11が形成されている。なお、係止受け部11は2段溝状に形成されている。これに対し、他方の分割ホルダ5bの一端側には段部10bが形成され、その先端には、上記一方の分割ホルダ5aの係止受け部11に嵌め込み状に係止する係止部12が下段部状に形成され、他端側は斜めに屈曲して他方の建物3の表面に当接する当接片13が形成されている。
0018
上記2つの分割ホルダ5a、5bは、一方の係止部12を他方の係止受け部11に差し込むようにして2段溝の手前側に係止し、段部10a、10bが面一になるようにする。このように突合せられた2つの分割ホルダ5a、5bのうち、一方の分割ホルダ5a、5bの係止受け部11の一片11aをかしめ、溶接、ビス等の固着手段により両分割ホルダ5a、5bを一体に固定して上記間隙の幅方向に連継する。なお、これにより、上記段部10a、10bの上にスペースが形成される。又、分割ホルダ5bは任意な異なる長さのサイズに予め形成して、種々の異なる間隙幅やカバー材の幅寸法に対応させることができる。
0019
また、支持部材7の屈曲部の上端の軸部6に一方の分割ホルダ5aの溝部8が回動可能に嵌合させる。この状態で、上記支持部材7の取付支承部7aは一方の建物2の表面にビス等の固定具で固定されている。
0020
上記ホルダ5には、予め付勢手段として、例えば、バネ部材14を取り付けてある。バネ部材14は図2に示されるように、弾性の線材で2つのコイル部15のそれぞれから互いに反対側に延出する延長部16、17を形成し、一方の延長部16の端部は屈曲して係合片18を形成し、他方の延長部17の端部は屈曲されて他方のコイル部15からの延長部17と連結部19を介して一体になってバネ部材14の基部を構成している。
0021
上記バネ部材14の基部はホルダ5を支持する支持部材7の支承部7aの表面に係合し、コイル部15はホルダ5の裏側の弧面内壁の受け部9に係合し、ホルダ5の反対側の延長部の係合片18は、ホルダ5の係止受け部11の2段溝の奥に装着させ係止している。
0022
なお、バネ部材14の元の状態は図2の実線に示すものであるから、一点鎖線に示す角度で取り付けると、バネ部材14はホルダ5に3点(両端と中央のコイル部)で支持されて取りつけられた状態では、バネ応力が働くために、図2から図1のようにホルダ5の支承部7a一方の建物2に固定された状態ではホルダ5の先端の当接片13が他方の建物3の表面に圧接されるように作用する
0023
次に、カバー材4は2個の分割カバー4a、4bから構成されている。一方の分割カバー4aの一端は屈曲され、その先端にはウエザーストリップ20が嵌着されている。他端には分割カバー4aの幅方向に開口する係止受け部21が溝状に形成されている。他方の分割カバー4bの一端には、上記係止受け部21に係止可能な段部状の嵌合縁22が形成され、他端は屈曲され、その先端にはウエザーストリップが嵌着されている。そして、一方の嵌合縁22を他方の係止受け部21に嵌合して斜めに係止した後に両分割カバー4a、4bが面一で圧接状態になるように回動保持する。このように突合せられた2つの分割カバー4a、4bは図1のように上記間隙の幅方向に強固に連継する。
0024
上記のように両分割カバー4a、4bを一体に圧接し結合した後、各分割カバー4a、4bの背面を建物2、3間の間隙に沿って配置固定された複数のホルダ5の支承面となす当接部に当接させ、ネジ等の固定手段23によって互いに面接状に固定すればよい。
0025
上記構成において、各分割ホルダ5a、5bと分割カバー4a、4bの連継部は互いに食い違い状に、例えば一方の連継部aは一方の建物2側の間隙Sに、他方の連継部bは他方の建物3側の間隙Sで互いに対設を齟齬状に連継配置されている。
0026
上記構成によれば、ホルダ5は支持部材7と2つの分割ホルダ5a、5bから成り、支持部材7の軸部6を中心に付勢手段のバネ部材14の付勢手段を介したホルダ5が回動可能になっているので、カバー材4はバネ部材14によって傾動可能となり、付勢手段のバネ部材14の段階的に作用する弾発力によるバネ応力に伴うホルダ5とカバー材4とは常時建物2、3の表面に圧接するように押しつけられるので、気密性がよい。また、建物2、3が温度変化や震動などによって相対的に高さが変わったり、間隙が変わったりしてもカバー材4はそれに対応して動くことができる。
0027
ホルダ5及びカバーはそれぞれ2つの分割ホルダ5a、5b及び分割カバー4a、4bによって構成されているから、成形に際して大型の押出し成形機を必要としない。また、建物2、3間の間隙Sが大きいときでも、幅寸法の異なる分割ホルダ5a、5bと分割カバー4a、4bを任意選択交換し、連継することによって大きな間隔等各種間隙広さに対応することができる。
0028
また、大型の押出し成形機で成形するときは、肉自体も厚くしなければ良好な成形ができないが、小型の押出し成形機で成形する場合は、肉薄でよいから、材料が節約できる。
0029
さらに、各分割ホルダ5a、5bと分割カバー4a、4bの連継部は互いに食い違い状に配置されているから、連継部が取付施工にてぶつかり合うことがなく、作業が楽であるとともに、連継部の係合が確実で強く全体として変形しにくい。
0030
なお、カバー材4は必ずしも分割カバー4a、4bを連継する構成である必要はない。
0031
また、ホルダ5及びカバー材4はそれぞれ2つの分割ホルダ5a、5b及び分割カバー4a、4bによって構成されることに限定されない。3つ以上の分割ホルダ又は分割カバーを連継することによって構成してもよい。
0032
上記構成のエキスパンションジョイントは、必ずしもカバーの取り付け面が面一になっている建物2、3に取りつける例に限定されない。例えば、図3に示すように、間隙Sをおいて段違い状に相対して入隅を構成する場合にも取りつけることができる。この場合、図1のものに比べて、一方の分割ホルダ5aは付勢手段のバネ部材14の断面弧状の受け部9を一端側に近接して設け、先端の溝部8の向きを分割ホルダ5aの幅方向にするとともに、バネ部材14は、一方の基部側(図3の左上側)をくの字形に屈曲し、さらに一方の分割カバー4aは中間部で略直角に屈曲させるようにすればよい。
0033
ところで、一体構成又は分割構成のカバー材4は複数の長尺カバー材4端を長手方向に突合せて延伸状に連継してなるものなので、突合せ部(対の突合せ連継部)には隙間を有している。この隙間から雨水が進入するのを防止するため、図4に示されるように、突合せ部(対のカバー材4端)の裏側にはジョイント部材25がまたがり状に配置されている。
0034
なお、同図においてカバー材4は分割構成ではなく一体構成のものとして示されている。
0035
上記ジョイント部材25は、複数の分割ジョイント25a、25bを上記間隙Sの幅方向に連継を突合せて連継してなり、連継した状態でカバー材4の裏側の背面に沿う形状になるように形成されている。
0036
一方の分割ジョイント25aの端部には嵌合縁26が形成され、他方の分割ジョイント25bの端部には上記嵌合縁26に嵌合する係止受け部27が形成されている。嵌合縁26は分割ジョイント25aの端部にほぼ平行な長縁28と短縁29とを鋭角に形成してなるもので、長縁28の基部には凹欠部30が形成されている。これに対し、係止受け部27は、他方の分割ジョイント25bの端部を少し残してU字形に形成されている。そして、一方の分割ジョイント25aの嵌合縁26を他方の分割ジョイント25bの係止受け部27に斜めに差し込んで両分割ジョイント25a、25bが面一になるようにすると、嵌合縁26の短縁が係止受け部27の先端に係止され、長縁の基部の凹欠部30に係止受け部27の基部の端部36が係止して、これらは互いに弾発状態に一体的に係着する。これによって、分割ジョイント25a、25bはジョイント部材25を構成するから、突合せ部に隣接した2つのカバー材4の背面に沿って配置すればよい。なお、このカバー材4の突合せ部の隙間と分割ジョイント25a、25bの連継部とが交差状に配置されるので、より雨仕舞、気密性等の効果を得る。
0037
上記構成のエキスパンションジョイントは、必ずしもカバー材4の取り付け面が面一になっている建物2、3に取りつける例に限定されない。例えば、図5に示すように、間隙Sをおいて段違い状に相対して入隅を構成する場合にも取りつけることができる。この場合、図1のものに比べて、一方の分割ホルダ5aのバネ部材14の受け部9を一端側に近接して設け、先端の溝部8の向きを分割ホルダ5aの幅方向にするとともに、バネ部材14は、一方の基部側(図5の左上側)をくの字形に屈曲し、さらにカバー材4は中間部で略直角に屈曲させるようにすればよい。また、建物2、3には、止水板31に嵌合する嵌合溝32を備えた止水板取り付け部材33を配置し、該止水板取り付け部材33に形成した凸縁34に、一方の分割ジョイント25aの背面側に形成した係合片35に係合させ、降下を防ぐ、ホルダ5の支持部材7を止水板取付部材33と一体的に建物2に固定すればよい。
0038
なお、カバー材4が図1及び図2に示されたような、複数の分割カバー4a、4bを前記建物2、3間の間隙の幅方向に突合せて連継してなる分割構成のものであってもよい。この場合、分割カバー4a、4bと前記分割ジョイント25a、25bの連継部は互いに食い違い状に配置されているのが好ましい。
また、付勢手段は前述したバネ部材を置換えた構成の種々付勢手段を介してホルダを付勢保持できる。
0039
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ホルダは複数の分割ホルダから成り、カバー材はバネ部材によって傾動可能となり、その弾発力によりホルダとカバー材とは常時建物の表面に圧接するように押しつけられるので、気密性がよい。
0040
ホルダは複数の分割ホルダによって構成されているから、成形に際して大型の押出し成形機を必要としない。また、建物間の間隔が大きいときでも、連継することによって大きな間隔に対応することができる。さらに、各種サイズの対応が可能である。
0041
また、大型の押出し成形機で成形するときは、ホルダ自体の肉自体も厚くしなければ良好な成形ができないが、小型の押出し成形機で成形する場合は、肉薄でよいから、材料が節約できる。
0042
また、バネ部材を一方の分割ホルダの裏側に配置し、コイル部の一方の延長部を一方の建物に固定された支持部材の表面に係合させ、コイル部を上記一方の分割ホルダの裏面に係合させ、他方の延長部を上記一方の分割ホルダの裏側に係止させたので、バネ部材は3点で支持され、バネ応力によって、上記一方の分割ホルダの先端は常に他方の建物の表面に圧接される。したがって、カバー材は確実に建物の表面に当接される。
0043
請求項2に係る発明によれば、上述と同様に、ホルダ及びカバー材はそれぞれ複数の分割ホルダ及び分割カバーによって構成されているから、成形に際して大型の押出し成形機を必要としない。また、建物間の間隔が大きいときでも、連継することによって大きな間隔に対応することができる。
0044
また、大型の押出し成形機で成形するときは、長尺カバー材およびホルダ自体の肉自体も厚くしなければ良好な成形ができないが、小型の押出し成形機で成形する場合は、肉薄でよいから、材料が節約できる。又、輸送や施工取付時にカバー材等の持ち運びが軽減できる。
0045
請求項3に係る発明によれば、分割ホルダは、係止部と係止受け部とを係止させて固定して一体的に連継する構成であるから、施工作業が楽である。
0046
請求項4に係る発明によれば、分割カバーは、一方の係止部12を他方の係止受け部に斜めに係止した後に両分割カバーが面一になるように回動して連継するので、連継部は圧接状に連継した気密性、係合性が高い。
0047
請求項に係る発明によれば、一方の分割カバーの端部には側方に開口する係止受け部を形成し、他方の分割カバーの端部には上記係止受け部に嵌合する嵌合縁を形成し、該嵌合縁を上記係止受け部に一体的に嵌着させた構成であるから、施工作業が楽である。
0048
請求項に係る発明によれば、ジョイント部材が分割構成なので、成形に際して大型の設備を必要としない。また、建物間の間隔が大きいときでも、連継することによって大きな間隔に対応することができる。さらに、各種サイズの対応が可能である。
0049
また、大型の押出し成形機で成形するときは、肉自体も厚くしなければ良好な成形ができないが、小型の押出し成形機で成形する場合は、肉薄でよいから、材料が節約できる。
0050
請求項に係る発明によれば、分割カバーと前記分割ジョイントの連継部は互いに食い違い状に配置されているから、連継部がぶつかり合うことがなく、施工作業に影響されず取付が楽であるとともに、全体として変形しにくい。
0051
請求項8に係る発明によれば、分割ホルダには、それぞれ他の分割ホルダに連継する側にL字形に屈曲する段部を設けたので、全体の強度が向上する。また、段部の先端で分割ホルダ同士を連継するので、両方の段部とカバー材との間にはスペースが形成されるので、カバー材を分割して連継したときの突合せ部や、ビスなどが上記スペース内に収まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エキスパンションジョイントの断面図
【図2】 同上に用いたホルダとバネ部材の斜視図
【図3】 エキスパンションジョイントの他の例の断面図
【図4】 エキスパンションジョイントのさらに他の例の断面図
【図5】 エキスパンションジョイントのさらに他の例の断面図
【符号の説明】
1 エキスパンションジョイント
S 間隙
2、3 建物
4 カバー材
4a、4b 分割カバー
5 ホルダ
5a、5b 分割ホルダ
25 ジョイント部材
25a、25b 分割ジョイント

Claims (8)

  1. 間隙をおいて相対する建物の間隙を覆うカバー材を、一方の建物に間隔をおいて設けたホルダに取付けるとともに、上記カバー材をバネ部材によって傾動可能としたエキスパンションジョイントにおいて、
    上記ホルダを、一方の建物に固定された支持部材と、該支持部材に回動可能に設けられた一方の分割ホルダと、該一方の分割ホルダに上記間隙の幅方向に突合せて連継された他方の分割ホルダとから構成し、上記各分割ホルダを上記カバー材に固定するとともに、
    上記バネ部材を、コイル状に巻いたコイル部と、このコイル部から互いに反対側に延出する延長部とから構成し、このバネ部材を上記一方の分割ホルダの裏側に配置し、上記一方の延長部を上記支持部材の表面に係合させ、上記コイル部を上記一方の分割ホルダの裏面に係合させ、他方の延長部を上記一方の分割ホルダの裏側に係止させた
    ことを特徴とするエキスパンションジョイント。
  2. 前記カバー材が、複数の分割カバーを上記間隙の幅方向に突合せて連継してなるものである、請求項1に記載のエキスパンションジョイント。
  3. 互いに連継される一方の分割ホルダの端部には係止部を形成し、他方の分割ホルダの端部には係止受け部を形成し、上記係止部と係止受け部とを係止させて固定して一体的に連継した、請求項1に記載のエキスパンションジョイント。
  4. 互いに連継する前記分割カバーは、一方の係止部を他方の係止受け部に斜めに係止した後に両分割カバーが面一になるように回動してなるものである、請求項2記載のエキスパンションジョイント。
  5. 互いに連継する前記一方の分割カバーの端部には側方に開口する係止受け部を形成し、他方の分割カバーの端部には上記係止受け部に嵌合する嵌合縁を形成し、該嵌合縁を上記係止受け部に一体的に嵌着させた、請求項2記載のエキスパンションジョイント。
  6. 上記カバー材の突合せ部の裏側にはジョイント部材が配置され、上記ジョイント部材は、複数の分割ジョイントを上記間隙の幅方向に突合せて連継してなり、上記カバー材の背面に沿って配置したことを特徴とする、請求項1記載のエキスパンションジョイント。
  7. 互いに連継する前記一方の分割ジョイントの端部には係止受け部を形成し、他方の分割カバーの端部には上記係止受け部に嵌合する嵌合縁を形成し、該嵌合縁を上記係止受け部に一体的に係着させた、請求項記載のエキスパンションジョイント。
  8. 前記分割ホルダには、それぞれ他の分割ホルダに連継する側にL字形に屈曲する段部を設け、段部の先端で分割ホルダ同士を連継する、請求項1〜7のいずれかに記載のエキスパンションジョイント。
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