JP3824437B2 - 波形等化回路及びデータ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD−RAM等の書換可能記録媒体から記録情報の再生を行なう記録情報再生装置における波形等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルデータが高密度記録されている記録媒体から読み取られた読取信号のSN比を改善すべく、かかる読取信号に対して高域を強調するフィルタリング処理を施して波形等化を行なう技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この際、読取信号に対する高域の強調具合を高めるほどSN比の改善率を高めることができるが、高域を強調し過ぎると符号間干渉が増加し、逆にジッタが発生してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、記録媒体から読み取られた読取信号にジッタを生じさせることなく、SN比を改善させることができる波形等化器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の波形等化器は、記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器であって、読取信号中の固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じてリミットレベルを設定する設定手段と、読取信号の振幅レベルをリミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを等化補正読取信号として出力するフィルタと、からなることを特徴としている。
かかる本発明の波形等化器によれば、記録媒体からの読取信号中の固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じてリミットレベルを設定することによりリミットレベルを実際の読取信号に対する適切値として得ることができるので、そのリミットレベルを用いて固定のパターン以外の読取信号の振幅レベルを制限すれば、振幅制限された信号に対してフィルタで高域強調を行なう際の符号間干渉を確実に防止することができる。
【0005】
また、本発明の波形等化器は、記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器であって、読取信号中の固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じて読取信号のレベルを調整するレベル調整手段と、レベル調整手段によってレベル調整された読取信号の振幅レベルを固定リミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを等化補正読取信号として出力するフィルタと、からなることを特徴としている。
かかる本発明の波形等化器によれば、記録媒体からの読取信号中の固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じて読取信号のレベルを調整することにより固定のリミットレベルに対する実際の読取信号を適切値として得ることができるので、そのレベル調整した読取信号の振幅を固定のリミットレベルを用いて制限すれば、振幅制限された信号に対してフィルタで高域強調を行なう際の符号間干渉を確実に防止することができる。
【0006】
本発明のデータ再生装置は、記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器を備えるデータ再生装置であって、読取信号中の固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じてリミットレベルを設定する設定手段と、読取信号の振幅レベルをリミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを等化補正読取信号として出力するフィルタと、等化補正読取信号の2値を判定して、この判定結果に基づいて再生データを出力する2値判定手段と、からなることを特徴としている。
【0007】
また、本発明のデータ再生装置は、記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器を備えるデータ再生装置であって、読取信号中の固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じて読取信号のレベルを調整するレベル調整手段と、レベル調整手段によってレベル調整された読取信号の振幅レベルを固定リミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを等化補正読取信号として出力するフィルタと、等化補正読取信号の2値を判定して、この判定結果に基づいて再生データを出力する2値判定手段と、からなることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明による波形等化器を備えた記録媒体再生装置の構成を示している。この装置において、ピックアップ1は、スピンドルモータ2によって回転する光ディスク3に記録されている記録情報を光学的に読み取る。ピックアップ1内の光検出器4はディスク3に照射した光ビームの反射光を受光する。また、その光検出器4は2分割にされて光検出素子4a,4bとされ、分割線の方向はディスク3のトラック接線方向である。
【0009】
光検出器4の光検出素子4a,4bには加算器5及び減算器6が接続されている。加算器5は光検出素子4a,4bの各出力信号を加算し、減算器6は光検出素子4aの出力信号から光検出素子4bの出力信号を減算する。加算器5及び減算器6の各出力には個別にアンプ7,8が接続されている。
アンプ7,8の出力にはセレクタ9が接続されている。セレクタ9は後述するタイミングデコーダ23から出力される切換信号に応じてアンプ7,8のいずれか一方の出力信号を選択的に中継出力する。セレクタ9の出力にはレベル検出回路10及びリミッタ11が接続されている。
【0010】
レベル検出回路10はセレクタ9から出力された信号のレベルをタイミングデコーダ23から出力されるレベル検出タイミング信号に応じて積分動作することにより検出してサンプルホールド回路12に供給する。サンプルホールド回路12はレベル検出回路10によってレベル検出された信号をタイミングデコーダから出力されるサンプルパルスに応じて保持出力する。サンプルホールド回路12の出力にはATT(アッテネータ)13が接続されている。ATT13はサンプルホールド回路12で保持されたレベルを所定の減衰率で減衰させてリミットレベルとしてリミッタ11に出力する。
【0011】
リミッタ11はセレクタ9から出力された信号の正負レベルをリミットレベルにて振幅制限する。リミッタ11の出力にはイコライザ14が接続されている。イコライザ14はリミッタ11によって振幅制限された信号の周波数特性を例えば、高域強調して調整する。イコライザ14から出力される信号が波形等化された等化補正読取信号であり、再生データを得るために図示しない2値判定回路に供給される。
【0012】
また、イコライザ14の出力にはクロック発生回路15が接続されている。クロック発生回路15はPLL回路16を内蔵し、イコライザ14の出力信号中のクロック成分に応じてPLL回路16がロックしてクロックパルスを生成する。クロックパルスは後述のカウンタ22に供給される。
アンプ8の出力には2つのコンパレータ17,18が接続されている。コンパレータ17はアンプ8の出力信号が閾値Th1より小のとき“0”を示す低レベル信号を出力し、閾値Th1以上のとき“1”を示す高レベル信号を出力する。コンパレータ18はアンプ8の出力信号が閾値Th2より大のとき“0”を示す低レベル信号を出力し、閾値Th2以下のとき“1”を示す高レベル信号を出力する。コンパレータ17,18の出力にはOR回路19が接続され、OR回路19によってコンパレータ17,18の出力信号の論理和が取られる。
【0013】
OR回路19の出力にはMMV(モノマルチバイブレータ)20が接続されている。MMV20はOR回路19の高レベルへの立ち上がりがトリガとなって所定時間幅のパルスを生成する。MMV20の出力にはリセット信号生成回路21が接続されている。リセット信号生成回路21はMMV20の出力パルスの立ち上がりを検出してリセット信号を生成し、カウンタ22に供給する。カウンタ22はリセット信号に応じて計数値を初期値、すなわち0としてクロック発生回路15から供給されるクロックパルスCKを計数する。カウンタ22の計数値は信号としてタイミングデコーダ23に供給される。
【0014】
タイミングデコーダ23はカウンタ22の計数値に応じて上記したレベル検出タイミング信号、サンプルパルス及び切換信号を生成する。レベル検出タイミング信号は計数値が1〜576、1025〜1600及び2688〜3120の各範囲内であるとき生成される。サンプルパルスはレベル検出タイミング信号の消滅時に生成される短い時間幅のパルスである。切換信号はピックアップ1による読取位置がディスク3のヘッダ部にあるとき生成される。
【0015】
次に、ディスク3の記録フォーマットについて説明する。
ディスク3においては図2に概略的に示すように螺旋状のトラックが形成されており、トラックは図3に拡大して示すようにうねり(ウォブリング)を生じたものとなっている。更に、そのトラックは1周毎にランド(land)31とグルーブ(groove)32とが交互に出現するように形成されている。ディスク3の同一半径方向にランド31とグルーブ32との切換ポイント33が存在する。各トラックにはセクタという記録単位でデータが記録される。セクタはヘッダ部とデータ部とを備えている。ヘッダ部は物理的な凹凸によるエンボスドピット(embossed pit)から形成され、エンボスドピットはトラック中心線からずれており、隣接トラックとの境に位置している。データ部は、ディスク3表面に光ビームを照射した部分が相変化によって反射率に変化を生じることで形成した相変化ピットによってデータが記録されている。ディスク3からの読取信号のレベルは、これら記録原理や記録条件等によって影響される。
【0016】
図4は切換ポイント33のセクタのヘッダ部を概略的に示しており、図5は先頭が切換ポイントでないセクタのヘッダ部を概略的に示している。図4及び図5の両方のセクタにおいてヘッダ部は4つのヘッダフィールドを有し、そのヘッダ部に続いて鏡面部、そしてランド又はグルーブ構造のデータ部が位置している。各ヘッダフィールドには図4及び図5では具体的に示していないが上記したエンボスドピットが形成されている。ランドセクタの4つのヘッダフィールドの最初の第1及び第2ヘッダフィールドはトラック中心線からディスク半径方向に(トラックピッチ/2)だけ内周側にずれており、残りの第3及び第4ヘッダフィールドはトラック中心線から第1及び第2ヘッダフィールドとは反対方向に(トラックピッチ/2)だけ外周側にずれている。一方、グルーブセクタの4つのヘッダフィールドについては各々逆側にずれたものとなる。
【0017】
各セクタ内のヘッダ部及びデータ部にはVFO(Variable Frequency Oscillator)と呼ばれる固定データ部分が図6に示すように配置されている。VFOは4T(Tは情報データ系列のビット間隔を示す)毎に“0”と“1”とを繰り返す予め定められたデータパターンを有している。セクタ内のヘッダ部の第1〜第4ヘッダフィールド各々の最初にはVFOが配置されている。第1及び第3フィールドのVFOは576クロック分の長さを有し、第2及び第4フィールドのVFOは128クロック分の長さを有している。また、データ部にも560クロック分の長さのVFOが配置されている。これらVFOは例えば、DVD−RAM等の光ディスクには固定データ部分として必ず存在しているである。
【0018】
このような記録フォーマットを備えた光ディスク3から情報を読み出す場合の図1に示した装置の動作について次に説明する。
先ず、光検出器4の光検出素子4a,4bからはディスク3上の読取点からの反射光量に応じたレベルの出力信号が各々生成される。この各出力信号は加算器5及び減算器6に供給され、加算器5では光検出素子4a,4bの各出力信号の加算により読取信号(RF信号)である加算信号SUMが得られ、減算器6では光検出素子4a,4bの各出力信号の減算により減算信号PPが得られる。
【0019】
加算信号SUMはアンプ7で増幅された後、セレクタ9に供給され、減算信号PPはアンプ8で増幅された後、セレクタ9に供給される。セレクタ9はタイミングデコーダ23からの切換信号に応じてディスク3上のヘッダ部以外の読み取り時には加算信号SUMをリミッタ11に中継供給し、ヘッダ部の読み取り時には減算信号PPをリミッタ11に中継供給する。
【0020】
リミッタ11は加算信号SUM又は減算信号PPの振幅を正負のリミットレベルに制限し、制限した信号をイコライザ14に供給する。リミットレベルの設定動作については後述する。イコライザ14では供給された信号に対して高域強調が施される。イコライザ14から出力される信号が波形等化後の読取信号である。
【0021】
波形等化後の読取信号に応じてクロック発生回路15内のPLL回路16がロックして、本来データ再生のためのクロックパルスCKが生成される。クロックパルスCKはカウンタ22に供給される。
また、アンプ8で増幅された減算信号PPはコンパレータ17,18に供給される。コンパレータ17では減算信号PPと閾値Th1とが比較され、コンパレータ18では減算信号PPと閾値Th2とが比較される。
【0022】
ピックアップ1の読取位置が図4又は図5に示したヘッダ部にあるとき、第1及び第2ヘッダフィールドの期間では光検出素子4a,4bのいずれか一方のみから出力信号が得られ、第3及び第4ヘッダフィールドの期間では光検出素子4a,4bの他方のみから出力信号が得られる。よって、読取位置がヘッダ部にあるときには加算信号SUMは図7(a)に示すように正の信号となるが、減算信号PPは図7(b)又は図7(c)に示したように第1及び第2ヘッダフィールドの期間と第3及び第4ヘッダフィールドの期間とで正負が逆になる信号となる。
【0023】
ここで、コンパレータ17,18に供給される減算信号PPが図8(a)に示すような信号であるとすると、減算信号PPの第1及び第2ヘッダフィールドの期間に対応する信号部分によって図8(b)に示すようにコンパレータ17から“1”を示す高レベルのパルス信号が出力され、減算信号PPの第3及び第4ヘッダフィールドの期間に対応する信号部分によって図8(c)に示すようにコンパレータ18から“1”を示す高レベルのパルス信号が出力される。
【0024】
コンパレータ17,18の出力信号からはOR回路19によって論理和が採られるので、OR回路19の出力信号は図8(d)に示すようにコンパレータ17,18の各出力信号を加算したパルス信号となる。このOR回路19からのパルス信号の立ち上がりに応答してMMV20は高レベルの単安定パルスを生成する。OR回路19からのパルス信号の周期に比べてMMV20が生成する単安定パルスの時間幅は長いので、ヘッド部に対する読み取り時にはMMV20の出力信号は図8(e)に示すように高レベルになる。そして、OR回路19の出力パルス信号が無くなった後、所定期間経過後まで単安定パルスの連続によって高レベルを維持する。
【0025】
MMV20の出力パルスの立ち上がりに応答してリセット信号生成回路21が図8(f)に示すように比較的短い時間幅のリセット信号を発生する。このリセット信号に応じてカウンタ22の計数値は0にリセットされ、カウンタ22はクロックパルスCKの計数を開始する。
カウンタ22の計数値は図8(g)に示すように徐々に増加する。その計数値が1〜576であるときタイミングデコーダ23は図8(h)に符号Aで示すように高レベルのレベル検出タイミング信号を生成する。また、計数値が1025〜1600であるとき図8(h)に符号Bで示すように高レベルのレベル検出タイミング信号を生成し、計数値が2688〜3120であるとき図8(h)に符号Cで示すように高レベルのレベル検出タイミング信号を生成する。これらレベル検出タイミング信号は上記のVFOの読取期間に相当する。また、タイミングデコーダ23は高レベルのレベル検出タイミング信号の立ち下がりに応じてサンプルパルスを図8(i)に示すように生成する。
【0026】
レベル検出タイミング信号はレベル検出回路10に供給され、レベル検出タイミング信号の供給中にはレベル検出回路10はセレクタ9から出力される信号、すなわち減算信号PP又は加算信号SUMを積分する。例えば、図9(a)に示す信号がセレクタ9からレベル検出回路10に供給されるとすると、レベル検出回路10は図9(b)に示すように積分によって徐々に増加する信号を検出レベルとして出力する。レベル検出タイミング信号の立ち下がり時にサンプルパルスが図9(c)に示すようにタイミングデコーダ23から出力される。サンプルパルスはサンプルホールド回路12に供給され、サンプルパルスの立ち上がりのタイミングでレベル検出回路10から出力される検出レベルが保持される。
【0027】
ATT13ではこの保持されたレベルに対応した正負のリミットレベルが設定される。リミッタ11は図9(d)に示すように正負のリミットレベルを越える加算信号SUM(ヘッダ部以外のとき)又は減算信号PP(ヘッダ部のとき)の振幅を正負のリミットレベル内に制限する。よって、このように既知のピットパターンを有するVFOの読取信号レベルに基づいて適切なリミットレベルを設定し、そのリミットレベルで振幅制限された信号に対してイコライザ14では高域強調を行なうので、ヘッダ部及びデータ部のいずれにおいても高域強調の際の符号間干渉を防止することができる。
【0028】
図10も本発明の実施例を示しており、図1の装置と同一部分は同一符号を用いて示している。図10の装置においては、セレクタ9からの信号は乗算器26を介してリミッタ11に供給される。リミッタ11の固定のリミットレベルを定めるリミットレベル生成回路27がリミッタ11には接続されている。サンプルホールド回路12の出力には割算器28が接続されている。割算器28はサンプルホールド回路12の保持レベルをサンプルパルスの立ち上がりのタイミングでリミットレベル生成回路27の生成リミットレベルで割り算し、その割算結果を乗算係数としては乗算器26に供給する。その他の構成は図1と同様である。
【0029】
かかる構成においては、セレクタ9からレベル検出回路10及び乗算器26に出力する信号が図11(a)に示すようにVFOを含む部分に対応した信号であると、レベル検出回路10による検出レベルは図11(b)に示すように徐々に増加し、タイミングデコーダ23からは図11(c)に示すタイミングでサンプルパルスが生成される。このサンプルパルスに応答してサンプルホールド回路12にて保持したレベルが固定のリミットレベルに対してa倍であれば、割算器28からは図11(d)に示すように係数aを示す信号が乗算器26に供給される。これにより乗算器26はセレクタ9からの信号、すなわち加算信号SUM又は減算信号PPに係数aを乗算する。よって、乗算器26からリミッタ11に供給される信号は図11(e)に実線で示すようにVFO期間後にはa倍された信号となる。なお、図11(e)の破線が乗算器26への入力信号レベルである。リミッタ11では図11(f)に示すようにa倍された信号に対して固定のリミットレベルで振幅制限が行われる。
【0030】
このように既知のピットパターンを有するVFOの読取信号レベルに基づいてそれ以外の読取信号のレベルを調整することにより、固定のリミットレベルに対して適切なレベルの読取信号となるので、その固定リミットレベルで振幅制限された信号に対してイコライザ14では高域強調を行なうことになり、符号間干渉を防止することができる。
【0031】
なお、上記した各実施例においては、ディスクに予め記録された固定のパターンとしてVFOの部分を用いているが、本発明はこれに限定されず、他の固定のパターンをディスクにセクタ毎に予め記録しておき、それをリミットレベルの設定のために用いても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、記録媒体から読み取られた読取信号にジッタを生じさせることなく、SN比を改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】ディスクのトラック形状を示す図である。
【図3】ディスクの一部を拡大して示す図である。
【図4】ディスクの切換ポイントを含むセクタの記録形式を示す図である。
【図5】ディスクの切換ポイントを含まないセクタの記録形式を示す図である。
【図6】ディスクのセクタのデータ構造を示す図である。
【図7】ヘッダ部に対応した期間の加算信号及び減算信号を示す波形図である。
【図8】図1の装置の各部の動作を示す信号波形図である。
【図9】図1の装置の各部の動作を示す信号波形図である。
【図10】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図11】図10の装置の各部の動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ
2 スピンドルモータ
3 ディスク
4 光検出器
4a,4b 光検出素子
9 セレクタ
10 レベル検出回路
11 リミッタ
12 サンプルホールド回路
14 イコライザ
15 クロック発生回路
16 PLL回路
17,18 コンパレータ
20 MMV(モノマルチバイブレータ)
21 リセット信号生成回路
22 カウンタ
23 タイミングデコーダ

Claims (6)

  1. 記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器であって、
    前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じてリミットレベルを設定する設定手段と、
    前記読取信号の振幅レベルを前記リミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、
    前記振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを前記等化補正読取信号として出力するフィルタと、からなることを特徴とする波形等化器。
  2. 前記設定手段は、前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の信号を積分してレベル検出するレベル検出手段と、
    前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の終了時の前記レベル検出手段による検出レベルを保持してその保持した検出レベルに対応して前記リミットレベルを設定する保持手段と、を有することを特徴とする請
    求項1記載の波形等化器。
  3. 記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器であって、
    前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じて前記読取信号のレベルを調整するレベル調整手段と、
    前記レベル調整手段によってレベル調整された読取信号の振幅レベルを固定リミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、
    前記振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを前記等化補正読取信号として出力するフィルタと、からなることを特徴とする波形等化器。
  4. 前記レベル調整手段は、前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の信号を積分してレベル検出するレベル検出手段と、
    前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の終了時の前記レベル検出手段による検出レベルを保持する保持手段と、
    前記保持手段によって保持された検出レベルと前記固定リミットレベルとを比較しその比較結果に応じて前記読取信号のレベルを変化させる手段と、を有することを特徴とする請求項3記載の波形等化器。
  5. 記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器を備えるデータ再生装置であって、
    前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じてリミットレベルを設定する設定手段と、
    前記読取信号の振幅レベルを前記リミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、
    前記振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを前記等化補正読取信号として出力するフィルタと、
    前記等化補正読取信号の2値を判定して、この判定結果に基づいて再生データを出力する2値判定手段と、からなることを特徴とするデータ再生装置。
  6. 記録単位毎に固定のパターンが予め記録された記録媒体から読み取られた読取信号に対して波形等化を行って等化補正読取信号を得る波形等化器を備えるデータ再生装置であって、
    前記読取信号中の前記固定のパターンに対応する部分の信号レベルに応じて前記読取信号のレベルを調整するレベル調整手段と、
    前記レベル調整手段によってレベル調整された読取信号の振幅レベルを固定リミットレベルにて制限して振幅制限読取信号を得る振幅制限手段と、
    前記振幅制限読取信号をフィルタリング処理したものを前記等化補正読取信号として出力するフィルタと、
    前記等化補正読取信号の2値を判定して、この判定結果に基づいて再生データを出力する2値判定手段と、からなることを特徴とするデータ再生装置。
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