JP3824429B2 - 袋体の搬送具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自立性可撓袋等の袋体の搬送具に関する。
【0002】
【従来の技術】
自立性可撓袋を収容し内容物充填ラインで搬送する搬送具として、特開昭57-77417号公報に記載の、袋体の 2枚の側シートの両側縁部を挿入保持する溝部材と、袋体の 2枚の側シートを保形保持する腹受部材とを有するものがある。
【0003】
この搬送具によれば、袋体の両側縁部を溝部材の溝部に挿入保持し、側シートを腹受部材で保形保持することにて当該搬送具に収容した袋体の収容姿勢を規制してその方向性を一定にし、袋体の上端部を開いた状態で、袋体に内容物を充填し、その後、袋体の側シートの上端部をシールバーで挟む等により封着する。
【0004】
ここで、腹受部材は、袋体側に突出する突出部を備え、この突出部により 2枚の側シートを押えることにてそれらを保形保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の搬送具では、腹受部材の突出部が袋体の高さ方向の下部のみで、 2枚の側シートを押えるものであるため、この搬送具に収容された袋体に洗剤等の内容物を充填すると、袋体の 2枚の側シートは上述の下部の押えより上方は拡開する。このため、内容物を充填した後、 2枚の側シートの上端部をシールバーで挟む等により互いに封着しようとするとき、予期しない折り込みを生じ封着部にしわを伴い易い。
【0006】
本発明は、側シートの上端部をしわなく封着する袋体の搬送具を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも 2枚の側シートをそれらの両側縁部で貼り合せて構成した袋体を収容する袋体の搬送具であって、袋体の側シートの幅より短い間隔で側縁部を収容する溝部を設けるとともに、側シートの収容位置を規制する壁部を設け、壁部の上部をその下部より袋体側に突出する突出部とするとともに、該突出部の最上部を袋体の高さ方向の少なくとも 2分の1 以上に対応する高さ位置に設けてなるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜図3の搬送具10は、自立性可撓袋の袋体1を収容し、洗剤等の内容物充填ライン等での搬送に用いる。
【0009】
袋体1は、 2枚の側シート2の下部に底シート3を貼り合せ、両側シート2の両側の縁部2Aを貼り合せてある。袋体1の両側シート2の上端部が形成する開口部4から袋内に洗剤等の内容物を充填し、その後、両側シート2の上端部をシールバーで挟みヒートシールして貼り合せ封止する。
【0010】
搬送具10は、例えば合成樹脂にて構成し、胴部11の下部に底部12を、上部に袋体挿入口13を、内部に袋体収容部14を設ける。底部12は袋体1の突き上げ具の挿入等に用い貫通孔15を設ける。
【0011】
搬送具10は、胴部11の袋体収容部14に臨んで相対する両側に左右一対の溝部16を備えるとともに、両溝部16に挟まれて相対する前後一対の壁部17を備える。溝部16は、丸孔溝状をなし、袋体1を袋体収容部14に収めた状態で、袋体1の 2つの縁部2Aの間隔Wが側シート2の幅より短くなるように(開口部4を開くように)、それら 2つの縁部2Aの収容位置を規制する。壁部17は、側シート2の収容位置を規制する。
【0012】
搬送具10は、溝部16と壁部17との上部のそれぞれに、上方が外側に広がるテーパ部16A、17Aを備える。そして、溝部16のテーパ部16Aが鉛直線に対してなすテーパ角度θ1を、壁部17のテーパ部17Aが鉛直線に対してなすテーパ角度θ2より小さくしてある(図2、図3)。
【0013】
壁部は上方より壁部テーパ部17A、突出部18、壁部下部17Bで構成されている。
【0014】
壁部17の上部でテーパ部17Aの下側に位置する部分をその下部より袋体収容部14の側に突出する突出部18としている。そして、搬送具10は、突出部18の最上部18Aを袋体1の高さ方向の全長Hの少なくとも 2分の1 以上に対応する高さ位置Jに設定してある(図2)。
【0015】
突出部18の下側の壁部下部17Bは、突出部より外側に広がって(袋体から見ると後退して)いる。
【0016】
搬送具10は以下の如く用いられる。
(1) 袋体1を圧縮空気の充填によって膨らませ、この袋体1を袋挿入ステーションにある搬送具10の袋体収容部14に挿入する。このとき、袋体1の両側縁部2Aを溝部16のテーパ部16Aにて案内して該溝部16に挿入保持するとともに、袋体1の両側シート2を壁部17のテーパ部17Aにて案内して該壁部17で保形保持する。
【0017】
(2) 搬送具10を充填ステーションに搬送し、搬送具10に収容されている袋体1の開き状態にある開口部4から内容物を充填する。
【0018】
(3) 搬送具10を封着ステーションに搬送し、搬送具10に収容されている袋体1の側シート2の上端部をシールバーで挟む等により封着する。
【0019】
(4) 搬送具10を袋排出ステーションに搬送し、この搬送具10から袋体1を排出する。
【0020】
搬送具10によれば、請求項1記載の発明による下記▲1▼、▲2▼の作用がある。
▲1▼壁部17に設けられる突出部18が、袋体1の 1/2高さ以上の上部を押えるため、収容された袋体1に内容物を充填すると、それらの上端部を狭め勝ちにされる(図3)。
【0021】
▲2▼収容された袋体1に内容物を充填した後、 2枚の側シート2の上端部をシールバーで挟む等により互いに封着するとき、 2枚の側シート2がそれらの上端部で上記▲1▼の如くに狭め勝ちになっているため、シールバーはそれら側シート2の上端部にしわを伴うことなくそれら上端部を封着できる。
【0022】
また、搬送具10によれば、上記の他、下記▲3▼〜▲8▼の作用がある。
▲3▼搬送具10の溝部16によって 2枚の側シート2の両側縁部2Aの収容位置を規制し、壁部17によって側シート2の収容位置を規制する。このとき、袋体1は 2つの縁部2Aの間隔Wが側シート2の幅より短くなるようにそれら 2つの縁部2Aの収容位置を溝部16で規制されるから、 2枚の側シート2の上端部が形成する開口部4は開かれた状態を安定維持するものとなる。即ち、搬送具10は袋体1の収容姿勢を規制してその方向性を一定化できる。
【0023】
▲4▼搬送具10は、袋体1の縁部2Aと側シート2の収容位置をそれぞれ規制する溝部16と壁部17の上部のそれぞれに上広がり状のテーパ部16A、17Aを備えたから、袋体1の全体をそれらのテーパ部16A、17Aに案内させてスムースに挿入できる。
【0024】
▲5▼上記▲4▼で、溝部16のテーパ部16Aのテーパ角度θ1を壁部17のテーパ部17Aのテーパ角度θ2より小さくしたから、袋体1を搬送具10に挿入していくとき、袋体1の両側の貼り合せによって硬い縁部2Aが真っ先に溝部16のテーパ部16Aに接して案内開始される。即ち、搬送具10は、袋体1の縁部2Aを溝部16から位置ずれさせることなく真っ先に確実に溝部16に導入し、袋体1に挿入方向性を付与し、袋体1の挿入をよりスムースにする。
【0025】
▲6▼突出部18の下側の壁部下部17Bは、袋体から見ると後退しているので、内容物を入れたときに袋体の下部が外側に膨れ、側シート上方が内側によるので、袋上方の開口部の狭まりが一層確実となる。
【0026】
▲7▼壁部下部が面となっているので、袋体が膨らんだときに側シートの広い範囲と接し、形状の保持性を高める。
【0027】
▲8▼特に内容物が多いときは、充填された液の界面上昇を押えることができ、封着面に液を付着させることなく封着でき、品質を確保することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、袋体の搬送具において、袋体の 2枚の側シートをそれらの上端部で狭め勝ちとし、それら側シートの上端部をしわなく封着可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は搬送具の一例を示す平面図である。
【図2】図2は図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】図3は図1のIII-III 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 袋体
2 側シート
2A 縁部
10 搬送具
16 溝部
17 壁部
16A、17A テーパ部
18 突出部
Claims (1)
- 少なくとも 2枚の側シートをそれらの両側縁部で貼り合せて構成した袋体を収容する袋体の搬送具であって、
袋体の側シートの幅より短い間隔で側縁部を収容する溝部を設けるとともに、側シートの収容位置を規制する壁部を設け、
壁部の上部をその下部より袋体側に突出する突出部とするとともに、該突出部の最上部を袋体の高さ方向の少なくとも 2分の1 以上に対応する高さ位置に設けてなる袋体の搬送具。
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