JP3823698B2 - 光信号変調装置および光信号変調方法、ならびに、光コード生成装置および光コード生成方法 - Google Patents

光信号変調装置および光信号変調方法、ならびに、光コード生成装置および光コード生成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信システムに用いる光信号について、その変調を行い得る光信号変調装置および光信号変調方法に関し、さらに光通信システムに用いる光コードを生成し得る光コード生成装置および光コード生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
1Tb/s(テラビット/秒=1012ビット/秒)級の超高速光通信システムにおいて、送信する光信号列を作る方法として、10〜40Gb/s(ギガビット/秒=109ビット/秒)の速度を持つ多チャンネルの信号光を時間的にシリアルな信号光に多重化して光ファイバ伝送路に送出し、受信側で信号を多チャンネルに分配した上で読みとる時分割多重法が研究されている。
【0003】
また、テラビット信号(テラビット級の信号をいう。)を複数のチャンネルに分配し、あるいは複数のチャンネルの遅い光信号をテラビット・シリアル信号光に変換するための光変調器が開示されている(特開平11−15029号公報、特開平11−15031号公報)。この方法は、多重化前および分配後の信号を電気的に制御できる利点を有するが、多重化および分配の際にはチャンネル間のタイミングの制御を行わなければならない。
【0004】
一方、テラビット信号をパケットとして送受信できれば、パケットごとに処理できるので送受信のロジックは簡単化される。
しかしながら、テラビット級のパケット信号を作るためには、技術的な困難が存在する。すなわち、電気的に制御できる信号速度は、一般的に40Gb/sが上限であり、発光素子を電気的に制御してテラビット級の光信号パルス列を作ることは困難である。また連続的な光を電気的に変調してテラビット級の光信号パルス列を作ることも困難である。すなわち、情報を含むテラビット級の光信号パルス列を生成することは、事実上極めて困難であった。
【0005】
それに対し、テラビット級の光パルス列からなるクロック信号光を形成することは、既にいくつか報告されており、テラビット級の光パルス列からなるクロック信号光を、情報を含むシリアル信号光に光変調することが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、テラビット級の光パルス列からなるクロック信号光を、情報を含むシリアル信号光に光変調し得る光信号変調装置および光信号変調方法を提供することにある。また、本発明の他の目的は、テラビット級の光パルス列からなる情報を含むシリアル信号光を生成し得る光コード生成装置および光コード生成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下の本発明により達成される。すなわち本発明は、
<1> 進行方向に垂直な面内で広がりのある光パルス列からなるクロック信号光が照射される空間光スイッチと、
前記クロック信号光と同期し、かつ前記クロック信号光よりも周期の長い、進行方向に垂直な面内で広がりのある制御光を、前記クロック信号光と所定の角度を以って前記空間光スイッチに照射する制御光照射手段と、
前記クロック信号光、前記制御光、および、前記クロック信号光が前記空間光スイッチを選択的に透過または反射して形成されるパラレル信号光、からなる群から選ばれるいずれかの光における光路の中途に配され、最終的なパラレル信号光に空間パターン情報を付与する空間変調手段と、
前記最終的なパラレル信号光を集光してシリアル信号光を形成する集光手段と、
を有することを特徴とする光信号変調装置である。
【0008】
<2> 前記クロック信号光が、繰り返し周期10ps以下の光パルス列からなることを特徴とする<1>に記載の光信号変調装置である。
<3> 前記空間光スイッチが、光スイッチ薄膜であることを特徴とする<1>または<2>に記載の光信号変調装置である。
<4> 前記空間光スイッチが、反射型の光スイッチであることを特徴とする<1>または<2>に記載の光信号変調装置である。
【0009】
<5> 前記光スイッチ薄膜が、スクエアリリウム色素のJ会合体からなる色素会合体薄膜であることを特徴とする<3>に記載の光信号変調装置である。
<6> 前記制御光または前記パラレル信号光における光路の中途に、前記制御光または前記パラレル信号光を時間的に異なる複数の制御光またはパラレル信号光に分割する遅延素子が配されてなることを特徴とする<1>〜<5>のいずれか1に記載の光信号変調装置である。
【0010】
<7> 進行方向に垂直な面内で広がりのある光パルス列からなるクロック信号光を空間光スイッチに照射するとともに、前記クロック信号光と同期し、かつ前記クロック信号光よりも周期の長い、進行方向に垂直な面内で広がりのある制御光を、前記クロック信号光と所定の角度を以って前記空間光スイッチに照射して、前記クロック信号光を選択的に透過または反射させてパラレル信号光を形成するパラレル信号光形成工程と、前記パラレル信号光を集光してシリアル信号光を形成する集光工程と、を有する光信号変調方法であって、
前記クロック信号光、前記制御光、および、前記パラレル信号光からなる群から選ばれるいずれかの光における光路の中途で、空間パターンを付与することでパラレル信号光形成工程で最終的に得られるパラレル信号光に空間パターン情報を付与し、かつ、集光工程で形成されるシリアル信号光に光変調情報を付与することを特徴とする光信号変調方法である。
【0011】
<8> 前記クロック信号光が、繰り返し周期10ps以下の光パルス列からなることを特徴とする<7>に記載の光信号変調方法である。
<9> 前記空間光スイッチが、光スイッチ薄膜であることを特徴とする<7>または<8>に記載の光信号変調方法である。
<10> 前記空間光スイッチが、反射型の光スイッチであることを特徴とする<7>に記載の光信号変調方法である。
【0012】
<11> 前記光スイッチ薄膜が、スクエアリリウム色素のJ会合体からなる色素会合体薄膜であることを特徴とする<9>に記載の光信号変調方法である。
<12> 前記制御光または前記パラレル信号光における光路の中途に、前記制御光または前記パラレル信号光を時間的に異なる複数の制御光またはパラレル信号光に分割する遅延素子が配されてなることを特徴とする<7>〜<11>のいずれか1に記載の光信号変調方法である。
【0013】
<13> 光パルス列からなるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生手段と、該クロック信号光発生手段で発生したクロック信号光を光変調させる1個あるいは複数個の光信号変調装置と、からなる光コード生成装置であって、前記光信号変調装置の少なくとも1個が、<1>〜<6>のいずれか1に記載の光信号変調装置であることを特徴とする光コード生成装置である。
【0014】
<14> 光パルス列からなるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生工程と、該クロック信号光発生工程で発生したクロック信号光を光変調させる光信号変調工程と、からなる光コード生成方法であって、前記光信号変調工程が、<7>〜<12>のいずれか1に記載の光信号変調方法により光信号変調を行うものであることを特徴とする光コード生成方法である。
【0015】
本発明は、進行方向に垂直な面内で広がりのある光パルス列からなるクロック信号光を、制御光によりパラレル信号光として切り出して、さらに該パラレル信号光を集光してシリアル信号光を形成する過程の中で、空間パターン情報を付与することに特徴がある。すなわち、前記シリアル信号光および前記制御光は、いずれも進行方向に垂直な面内で広がりのある光であり、また前記パラレル信号光は、進行方向に対して垂直方向に位置が分散された信号光の束であり、これらいずれかの光を面として制御して空間パターンを付与し、最終的なパラレル信号光(本発明において、「最終的なパラレル信号光」とは、前記シリアル信号光または前記制御光を制御する場合には、パラレル信号光そのもののことを指し、パラレル信号光を制御する場合には、当該制御後のパラレル信号光のことを指す。)に空間パターン情報を付与し、これを集光することで、テラビット級の光パルス列からなる情報を含むシリアル信号光を生成するものである。
【0016】
本発明によれば、例えば1次元的なパルス列からなる入力信号光を、一旦進行方向に垂直な面内で広がりのあるクロック信号光に変換した上で、クロック信号光を、一旦2次元的な面として置き換え、すなわち一定の時間を面として切り出し、これを面として変調を加えた後、また1次元的なシリアル信号光に戻すことで、今まで制御することが困難だったテラビット級の光パルス列からなるクロック信号光の制御が可能となる。なお、入力信号光は、以上のように1次元的なパルス列からなるものであってもよいが、当初から進行方向に垂直な面内で広がりのあるものであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、「光信号変調装置および光信号変調方法」および「光コード生成装置および光コード生成方法」に分けて説明する。
A:光信号変調装置および光信号変調方法
光信号変調装置および光信号変調方法について、好ましい実施形態を挙げて詳細に説明する。
【0018】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の光信号変調装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。本実施形態の光信号変調装置は、レンズ2と、光空間スイッチである光スイッチ薄膜4と、制御光発生手段(不図示)からの光を射出する光ファイバー12、およびレンズ14からなる制御光照射手段6と、空間変調手段である空間変調器8と、集光手段である集光レンズ10と、から構成される。まず、本実施形態の光信号変調装置における各構成要素について説明する。
【0019】
レンズ2は、拡大した入力信号光16を進行方向に垂直な面内で広がりのある(進行方向に対して、面で進行する)、かつ、断面積が変動しない光、すなわち平行光であるシリアル信号光18を形成するものである。当該機能を有するものであれば、特にその構成は限定されるものではない。本実施形態においては、繰り返し周期1ps、パルス幅300fsの入力信号光16を、レンズ2によりビーム径10mmのクロック信号光18とした。
【0020】
なお、本発明において、入力信号光16としては、進行方向に垂直な面内で広がりのあるものであれば、その断面積が変動する(拡大または縮小する)光であっても構わない。また、本実施形態においては、入力信号光16として、光ファイバーからの1次元的な光を用いて説明するが、入力信号光16として当初から進行方向に垂直な面内で広がりのあるもの(2次元的な光)を用いれば、レンズ2は不要となる。
【0021】
光空間スイッチである光スイッチ薄膜4は、空間変調器8により空間変調された後の制御光20’が入射中に光透過率が増加し、クロック信号光18を透過し得る機能を有する。
本発明に用いられる光スイッチ薄膜4としては、たとえば特開平11−282034号公報の段落番号0009〜段落番号0019間に開示されているスクエアリリウムJ会合体からなる色素会合体薄膜が好ましいものとして挙げられる。また、特願平11−125254号の段落番号0039〜段落番号0074間に開示されている色素会合体膜、並びに第1〜5の実施の形態の色素会合体Aからなる光スイッチも、好ましいものとして挙げられる。
【0022】
その他、高速光応答性を持つ光スイッチ薄膜の材料として、MQW(多重量子井戸構造)化合物半導体、AlPc−F(フルオロ−アルミニウムフタロシアニン)、ポリジアセチレンやポリチオフェンなどのπ共役系高分子、スクエアリリウムなどの色素会合体、C60薄膜などを用いることができる。また、波長変換材料であるBBO(β−BaB24)などを用いることもできる。
【0023】
本実施形態において、光スイッチ薄膜4としては、特願平11−125254号の段落番号0055に記載の色素会合体A(スクエアリリウムJ会合体薄膜)を用いた。当該色素会合体Aには、非線形光学効果があり、エネルギー密度0.1J/m2以上の光パルスが入射されると光透過率が増大する。
【0024】
制御光照射手段6は、入力信号光16と同期し、かつ入力信号光16よりも周期の長い、進行方向に垂直な面内で広がりのある制御光20を形成し、後述の空間変調器8により空間パターンが付与された制御光20’がクロック信号光18と所定の角度を以って空間光スイッチ4に照射される。本実施形態において、制御光20のエネルギーは50μJ(エネルギー密度として、約0.64J/m2)とした。
【0025】
「クロック信号光と同期」するとは、入力信号光16から変換された、制御すべきクロック信号光18と同時に空間光スイッチ4に照射されるように、タイミングを合わせて制御光20が照射されることを示す。
制御光20は、入力信号光16よりも周期(繰り返し周期)が長く、本実施形態においては、具体的には、入力信号光16の100倍、すなわち100psである。
制御光20の波長は、使用する光スイッチ薄膜4の種類により異なり、光スイッチ薄膜4が光スイッチングされるものを適宜選択すればよい。
【0026】
空間変調手段である空間変調器8は、制御光20の光路に配され、制御光20の空間的な強度分布を面で制御する(空間変調する)機能を有する。すなわち、空間変調器8は、複数のチャンネルを持ち、各チャンネルは独立に光を透過あるいは遮断する。空間変調器8の具体的な構成としては、空間変調する機能を有していれば特に制限はなく、固定的なものでもよいし、書き換えが可能な液晶などの空間変調素子、面状に配列されたシャッター、面状に配列されたミラー、ダイナミックに書き換え可能なホログラム等を使用することができる。
集光手段である集光レンズ10は、空間パターン情報が付与されたパラレル信号光22を集光してシリアル信号光24を形成する機能を有する。
【0027】
次に、本実施形態の光信号変調装置を用いてクロック信号光を変調する方法(本発明の光信号変調方法)について説明する。
図1に示すように、光ファイバー26の端部からテラビット級の入力信号光16が射出されると、入力信号光16は拡大(拡散)する。当該拡大した入力信号光16がレンズ2に照射されると、ビーム径10mmのクロック信号光18が形成される。クロック信号光18は、そのまま進行し光スイッチ薄膜4に照射される。
【0028】
光ファイバー12より射出された制御光発生手段(不図示)からの光は、拡大(拡散)しつつレンズ14に照射され、進行方向に垂直な面内で広がりのある(具体的には、ビーム径10mmの平行光である)制御光20となる(制御光照射手段)。制御光20は、入力信号光16に同期しており、繰り返し周期100ps、パルス幅300fsの光パルスである。
【0029】
制御光20の光路には、空間変調器8が配され、空間的な強度分布が制御され、空間パターンが付与された制御光20’となる。制御光20’は、そのまま進行し、クロック信号光18と所定の角度を以って光スイッチ薄膜4に照射される。本実施形態において、クロック信号光18と制御光20’との為す角としては、17°とした。この場合、パラレル信号光22の各チャンネルの間隔は約1mmであり、ビーム径10mmに対して最大10個のチャンネルを取ることができる。本発明において、上記「所定の角度」は、光スイッチ薄膜4の面積、所望とするチャンネル数、入力信号光16(またはクロック信号光18)および制御光20の繰り返し周期・波長、クロック信号光18および制御光20のビーム径、等から決定される。
【0030】
既述の如くクロック信号光18は、光スイッチ薄膜4に垂直に照射され、制御光20’は斜めに照射されている。従って、制御光20’が光スイッチ薄膜4に照射される時刻は、光スイッチ薄膜4の位置により異なる。すなわち、制御光20’は最初にP点に当たり、経時とともに照射箇所が図1における上方へ移動し、一定時間経過後にQ点に照射されることになる。例えば、制御光20’がP点に照射されるのと同時にクロック信号光18の第1パルスが入射すると、P点のみが制御光20’の作用で光透過率が増加しているため、P点に当たったクロック信号光18の第1パルスのみが光スイッチ薄膜4を透過し、その他の部分に当たったクロック信号光18の第1パルスは、透過率が低いため光スイッチ薄膜4に吸収されてしまい透過しない。このように入射したクロック信号光18のパルスが、制御光20’の照射された場所により順次切り出され、最後にQ点に当たったクロック信号光18の最終パルスが光スイッチ薄膜4を透過し、パラレル信号光22が形成される。既述の如く制御光20’には、空間パターンが付与されているので、得られるパラレル光22にも空間パターン情報が付与される。かかる空間パターン情報の付与について、図2を用いて、より詳細に説明する。
【0031】
図2は、本実施形態において、クロック信号光18をパラレル信号光22に変調し、さらに該パラレル信号光22を集光してシリアル信号光24を形成する流れを説明するための概略構成図である。本実施形態では、1パルスの制御光20で100パルスの入力信号光16に変調信号を付与することも可能であるが、図2においては、説明の簡略化のため、入力信号光16(クロック信号光18)のパルス4つ(▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼)を切り出して、1つの制御光20で変調する例を示している。
【0032】
制御光20は、空間変調器8により空間パターンが付与される。空間変調器8は、図3に示すように複数のチャンネルを持ち、各チャンネルは独立に光を透過あるいは遮断する。図3においては、図2に対応して、チャンネル数はA,B,C,Dの4つとなっている。
【0033】
空間変調器8により、図2に示すようにチャンネルCの部分のみ制御光20を遮断した空間パターンが付与された制御光20’は、時間差をもって光スイッチ薄膜4に照射される。
【0034】
チャンネルAを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4に照射されると同時に、クロック信号光18のパルス▲1▼が照射されると、チャンネルAを透過した制御光20’が照射された部分のみ光スイッチ薄膜4の透過率が向上しているため、その部分のパルス▲1▼のみが光スイッチ薄膜4を透過し、他の部分では透過しない。
【0035】
次に、チャンネルBを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4に照射されると同時に、クロック信号光18のパルス▲2▼が照射されると、チャンネルBを透過した制御光20’が照射された部分のみ光スイッチ薄膜4の透過率が向上しているため、その部分のパルス▲2▼のみが光スイッチ薄膜4を透過し、他の部分では透過しない。
【0036】
また、チャンネルCの部分では、既述の如く制御光20は遮断されているため、仮に制御光20がチャンネルCを透過したのであれば、制御光20’が光スイッチ薄膜4に照射されたであろうタイミングに照射されるクロック信号光18のパルス▲3▼は、いずれの位置においても透過しない。
【0037】
さらに、チャンネルDを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4に照射されると同時に、クロック信号光18のパルス▲4▼が照射されると、チャンネルDを透過した制御光20’が照射された部分のみ光スイッチ薄膜4の透過率が向上しているため、その部分のパルス▲4▼のみが光スイッチ薄膜4を透過し、他の部分では透過しない。
【0038】
以上のようにして、空間パターン情報が付与されたパラレル光22が形成される(図2のパラレル信号光22の▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼参照)(パラレル信号光形成工程)。
得られた空間パターン情報が付与されたパラレル信号光22は、そのまま進行し、集光手段である集光レンズ10で集光されて端部から光ファイバー28に集められると、空間変調器8のパターンに対応して特定のパルス▲3▼が遮断された時間的信号列からなるシリアル信号光24が、出力光として生成される(集光工程)。
【0039】
図2に示すようにクロック信号光18に空間パターン情報が付与された場合における、クロック信号光18(および、入力信号光16)の光パルス、パラレル信号光22の各チャンネルごとの光パルス、およびシリアル信号光24である出力光の光パルスを、図4に示す。図4に示すようにテラビット級の光パルス列からなるクロック信号光に、情報が付与されて出力光が出力されていることがわかる。
【0040】
本実施形態では、クロック信号光として、繰り返し周期1psのパルス列を用いており、本発明においてはこのようにフェムト秒パルスのクロック信号光を制御することが可能であるが、本発明においてはフェムト秒オーダーには限定されず、例えば、繰り返し周期10ps以下の光パルス列からなるクロック信号光について制御することが可能である。
【0041】
なお、空間変調器8を配置する場所は、本実施形態では、制御光20の光路にしたが、本発明においては、クロック信号光18の光路、制御光20とクロック信号光18とが重なる光スイッチ薄膜4の直前、パラレル信号光22の光路など、面で空間パターンを付与し得る場所であれば、如何なる場所に配置することも可能である。
【0042】
<第2の実施形態>
図5は、本発明の光信号変調装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。本実施形態の光信号変調装置は、各部材の位置関係、および、光スイッチ薄膜4の代わりに反射型の空間光スイッチ4’が用いられている点が、第1の実施形態の光信号変調装置と異なっている。その他、第1の実施形態と同様の機能を有する部材には、第1の実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0043】
入力信号光16が平行化されて形成されたクロック信号光18が斜めに入射するように、空間光スイッチ4’を配置する。また、制御光発生手段(不図示)からの光を射出する光ファイバー12、およびレンズ14からなる制御光照射手段6は、制御光20が空間光スイッチ4’に対してほぼ垂直に入射するように配置する。なお、本実施形態において、クロック信号光18と制御光20との為す角としては、第1の実施形態と同様17°とした。
【0044】
本実施形態において、空間光スイッチ4’は、反射型の光スイッチであり、反射体表面あるいは透明な基板の裏面等に、光スイッチ薄膜を形成した構成である。例えば、光スイッチ薄膜自体、第1の実施形態で用いた光スイッチ薄膜と同一のものを用い、反射体表面にこれを形成したものや、シリコン基板上に形成した低温成長Beドープ歪InGaAs/InAlAsのMQW(多重量子井戸)等を挙げることができる。
空間光スイッチ4’に制御光が入射しないときには、クロック信号光18の反射率は0に近く、制御光20が入射している間だけクロック信号光18の反射率が増加する。
【0045】
以下、第1の実施形態と同様に、説明の簡略化のため、入力信号光16(クロック信号光18)のパルス4つを切り出して、1つの制御光20で変調する例を示しながら説明する。
クロック信号光18の第1パルスは点Pにおいて制御光20と同時に空間光スイッチ4’に照射され、第4パルスは点Qにおいて制御光20と同時に空間光スイッチ4’に照射される。また、第2パルスおよび第3パルスは、点Pと点Qとの間で制御光20と同時に空間光スイッチ4’に照射される。
【0046】
制御光20が空間光スイッチ4’に入射している間だけ空間光スイッチ4’の反射率が増加するので、クロック信号光18の各パルスは点P〜点Q間の異なる位置で反射されパラレル信号光22’(各パルスが面状に切り出されたパラレル信号光)が形成される。出力側(パラレル信号光22’の光路)に配置された空間変調器8により、空間パターンが付与され、透過するパルスと遮られるパルスとが選別され、空間パターン情報が付与されたパラレル信号光22となる。
【0047】
パラレル信号光22は、そのまま進行し、集光手段である集光レンズ10で集光されて端部から光ファイバー28に集められると、空間変調器8の空間パターンに対応して特定のパルスが遮断された時間的信号列からなるシリアル信号光24が、出力光として生成される。
【0048】
なお、空間変調器8を配置する場所は、本実施形態では、パラレル信号光22’の光路にしたが、本発明においては、第1の実施形態同様の制御光20の光路や、クロック信号光18の光路など、面で空間パターンを付与し得る場所であれば、如何なる場所に配置することも可能である。
【0049】
<第3の実施形態>
図6は、本発明の光信号変調装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。本実施形態の光信号変調装置は、制御光照射手段6のレンズ14と、空間変調手段である空間変調器8と、の間に遅延素子30が配されている点が、第1の実施形態の光信号変調装置と異なっている。また、制御光20の1つのパルスを、遅延器により4psの時間差(遅延)を有する2つのパルスに分割し、繰り返し周期1psの入力信号光16(クロック信号光18)のパルス8つを切り出して変調する構成となっている。その他、第1の実施形態と同様の機能を有する部材には、第1の実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0050】
遅延素子30は、制御光の進行を場所により遅延させる機能を有する部材であり、当該機能を有するものであれば如何なる構成のものでも採用することができるが、本実施形態では、透明媒質の屈折率を利用したものを用いた。すなわち図7に示すように、遅延素子30内部は、透明媒質の存在する下部32と、透明媒質がなくそのまま空気が存在する上部34と、から構成されており、遅延素子30において制御光20は上下に2分される。空気中と透明媒質中の屈折率差により光路長に差が生じて、上部34を透過した制御光20のパルスが先に進み、下部32を透過した制御光のパルスは遅れて進行する。なお、本実施形態の説明では、遅延素子30を便宜的に「上部」および「下部」と分けて説明するが、これは単に図7における位置関係を示すものであり、重力における上下関係を意味するものではない。
【0051】
本実施形態においては、2.4mmのガラス(屈折率1.5)を透明媒質として用いた。上部34を透過した制御光20のパルスと、下部32を透過した制御光のパルスとは、図7に示すように、4psの時間差(遅延)が生じる。なお、透明媒質としては、かかる形状・性質のガラスに限定されるものではなく、異なる厚み・屈折率のガラスや他の材質(アクリル等)を、所望の遅延となるように選択して用いることができる。
【0052】
なお本実施形態では、遅延素子30として、透明媒質の有無により上下に2分割された2チャンネルのものを用いているが、本発明においては、透明媒質の厚みや材質を適宜選択して、2以上並べて配置することにより、3つ以上に分割された3チャンネル以上の遅延素子を選択することもできる。
【0053】
遅延素子30により、上下で時間差が生じた制御光20は、その遅延差を維持したまま空間変調器8に照射され空間パターンが付与される。空間変調器8は、図8に示すように複数のチャンネルを持つ。具体的には、縦方向に2、横方向に4、合計8個のチャンネル(A〜H)を持ち、各チャンネルは独立に光を透過あるいは遮断する。
【0054】
遅延素子30の上部34を透過した制御光20のパルス(以下、「先行光」という場合がある。)は、空間変調器8の空間変調器8のチャンネルA〜Dに入射し、遅延素子30の下部32を透過した制御光20のパルス(以下、「遅行光」という場合がある。)は、4ps遅れて空間変調器8のチャンネルE〜Hに入射する。そして、空間変調器8により空間パターンが付与された制御光20’が、クロック信号光18と所定の角度を以って光スイッチ薄膜4に照射される。本実施形態において、クロック信号光18と制御光20’との為す角としては、17°とした。
【0055】
本実施形態においても、クロック信号光18は、光スイッチ薄膜4に垂直に照射され、制御光20’は斜めに照射されている。従って、制御光20’が光スイッチ薄膜4に照射される時刻は、光スイッチ薄膜4の位置により異なる。また、既述の如く本実施形態では、遅延素子30の働きにより、「先行光」と「遅行光」とで制御光20’自体光スイッチ薄膜4への到達時刻に差が生じている。以下、空間変調器8により制御光20’空間パターンが何ら付与されていない状態を仮定して、本実施形態における空間パターン情報の付与について説明する。
【0056】
最初に先行光のうちチャンネルAを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4のP点に照射され、光スイッチ薄膜4の当該部分の光透過率が増加し、クロック信号光18の第1のパルスが透過して切り出される。次に1ps遅れで順次、先行光のチャンネルB〜Dを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4のP〜Q点間に照射され、第2〜第4のパルスが透過して切り出される。
【0057】
そして4ps遅れで、遅行光のうちチャンネルEを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4のP点(正確には、チャンネルAを透過した制御光20’が照射される位置とは、図6における図面の厚み方向に異なる位置。以下、遅行光と先行光との関係において同様。)に照射される。さらに1ps遅れで順次、遅行光のチャンネルF〜Hを透過した制御光20’が光スイッチ薄膜4のP〜Q点間に照射され、第5〜第8のパルスが透過して切り出される。このようにして空間パターン情報が付与されたパラレル信号光22が形成される。
【0058】
以上、制御光20’に空間パターンが付与されていない状態を仮定して説明したが、実際には空間変調器8により空間パターンが付与されており、クロック信号光18の第1〜第8のパルスのうち、いずれかがパルスとして切り出されない場合がある。
パラレル信号光22は、そのまま進行し、集光手段である集光レンズ10で集光されて端部から光ファイバー28に集められると、空間変調器8の空間パターンに対応して特定のパルスが遮断された時間的信号列からなるシリアル信号光24が、出力光として生成される。
【0059】
以上のように本実施形態では、2チャンネルの遅延素子と2×4=8チャンネルの空間変調器で透過信号を制御して、8ビットの信号を生成した。nチャンネルの遅延素子を用いて制御光を時間的に異なるn個のチャンネルに分けた上で、さらにn×mの空間変調器を用いて透過光を空間的に制御することにより、n×mビットの信号を生成することも可能である。
【0060】
なお、空間変調器8を配置する場所は、本実施形態では、制御光20の光路にしたが、本発明においては、クロック信号光18の光路、制御光20とクロック信号光18とが重なる光スイッチ薄膜4の直前、パラレル信号光22の光路など、面で空間パターンを付与し得る場所であれば、如何なる場所に配置することも可能である。また、遅延素子30を配置する場所は、本実施形態では制御光20の光路の中途としたが、本発明においてはパラレル信号光22の光路の中途にすることも可能である。
【0061】
以上、本発明の光信号変調装置および光信号変調方法について、3つの実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の構成を具備する限り、従来公知の如何なる構成をも転用および/または付加することができる。特に、上記3つの実施形態における具体的な数値は、いずれも構成を説明するために便宜的に用いたものであり、本発明を具現化するに当たり、当業者は、所望とする作用・効果に応じて自由に設計することができる。
【0062】
なお、光変調すべきクロック信号光として、規則的なパルス列からなるクロック信号光を例に挙げて説明したが、本発明において制御し得るクロック信号光は、既に光変調が施された信号光であってもよく、本発明において「クロック信号光」というときは、かかる信号光を含む概念とする。
【0063】
B:光コード生成装置および光コード生成方法
以上説明した本発明の光信号変調装置において、制御すべき対象となるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生手段を具備させれば、光コード生成装置となる。すなわち、本発明の光コード生成装置は、光パルス列からなるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生手段と、該クロック信号光発生手段で発生したクロック信号光を光変調させる1個あるいは複数個の光信号変調装置と、からなる光コード生成装置であって、前記光信号変調装置の少なくとも1個が、既述の本発明の光信号変調装置であることを特徴とするものである。
【0064】
同様に、本発明の光コード生成方法は、光パルス列からなるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生工程と、該クロック信号光発生工程で発生したクロック信号光を光変調させる光信号変調工程と、からなる光コード生成方法であって、前記光信号変調工程が、既述の本発明の光信号変調方法により光信号変調を行うものであることを特徴とするものである。
【0065】
クロック信号光発生手段としての、あるいは、クロック信号光発生工程に用いることができるクロック信号光発生装置としては、10ps以下の光パルス列を発生できるものであれば、特に制限はないが、たとえば、超高速・超短パルス光源としてモード同期半導体レーザが研究されており、S.Arahira etal.,''Terahertz−rate optical pulse generation from a passively mode−locked semiconductor laser diode'',OpticsLetters Vol.19,No.11,1994,pp.834−836.において報告されている、パルス繰り返しレートが1.54THzのモード同期半導体レーザ等を挙げることができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、テラビット級のクロック信号光に、光学的な手段を用いて変調をかけて、空間変調器のチャンネル数に応じたビット数の光パルス列を生成することができる。すなわち、空間変調器の空間パターンに応じて、任意のビットのパルスをONあるいはOFFにしたパルス列が生成される。このパルス列は、テラビット級の光通信システムで光伝送路に送出するパケットのヘッダーとして利用することができ、また処理できるチャンネル数を増すことにより、パケット信号本体の生成にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光信号変調装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】 図1において、クロック信号光からシリアル信号光を形成するまでの流れを説明するための概略構成図である。
【図3】 図1の光信号変調装置に用いられた空間変調器の模式平面図である。
【図4】 クロック信号光の光パルス、パラレル信号光の各チャンネルごとの光パルス、およびシリアル信号光である出力光の光パルスの一例を示す図である。
【図5】 本発明の光信号変調装置の他の一例を示す概略構成図である。
【図6】 本発明の光信号変調装置のさらに他の一例を示す概略構成図である。
【図7】 図6の光信号変調装置に用いられた遅延素子の概略構成図である。
【図8】 図6の光信号変調装置に用いられた空間変調器の模式平面図である。
【符号の説明】
2 レンズ(平行化手段)
4 光スイッチ薄膜(空間光スイッチ)
4’ 空間光スイッチ
6 制御光照射手段
8 空間変調器(空間変調手段)
10 集光レンズ(集光手段)
12 光ファイバー
14 レンズ
16 入力光
18 クロック信号光
20、20’ 制御光
22 パラレル信号光
24 シリアル信号光
26 光ファイバー
28 光ファイバー
30 遅延素子
32 遅延素子下部
34 遅延素子上部

Claims (14)

  1. 進行方向に垂直な面内で広がりのある光パルス列からなるクロック信号光が照射される空間光スイッチと、
    前記クロック信号光と同期し、かつ前記クロック信号光よりも周期の長い、進行方向に垂直な面内で広がりのある制御光を、前記クロック信号光と所定の角度を以って前記空間光スイッチに照射する制御光照射手段と、
    前記クロック信号光、前記制御光、および、前記クロック信号光が前記空間光スイッチを選択的に透過または反射して形成されるパラレル信号光、からなる群から選ばれるいずれかの光における光路の中途に配され、最終的なパラレル信号光に空間パターン情報を付与する空間変調手段と、
    前記最終的なパラレル信号光を集光してシリアル信号光を形成する集光手段と、
    を有することを特徴とする光信号変調装置。
  2. 前記クロック信号光が、繰り返し周期10ps以下の光パルス列からなることを特徴とする請求項1に記載の光信号変調装置。
  3. 前記空間光スイッチが、光スイッチ薄膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の光信号変調装置。
  4. 前記空間光スイッチが、反射型の光スイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載の光信号変調装置。
  5. 前記光スイッチ薄膜が、スクエアリリウム色素のJ会合体からなる色素会合体薄膜であることを特徴とする請求項3に記載の光信号変調装置。
  6. 前記制御光または前記パラレル信号光における光路の中途に、前記制御光または前記パラレル信号光を時間的に異なる複数の制御光またはパラレル信号光に分割する遅延素子が配されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の光信号変調装置。
  7. 進行方向に垂直な面内で広がりのある光パルス列からなるクロック信号光を空間光スイッチに照射するとともに、前記クロック信号光と同期し、かつ前記クロック信号光よりも周期の長い、進行方向に垂直な面内で広がりのある制御光を、前記クロック信号光と所定の角度を以って前記空間光スイッチに照射して、前記クロック信号光を選択的に透過または反射させてパラレル信号光を形成するパラレル信号光形成工程と、前記パラレル信号光を集光してシリアル信号光を形成する集光工程と、を有する光信号変調方法であって、
    前記クロック信号光、前記制御光、および、前記パラレル信号光からなる群から選ばれるいずれかの光における光路の中途で、空間パターンを付与することでパラレル信号光形成工程で最終的に得られるパラレル信号光に空間パターン情報を付与し、かつ、集光工程で形成されるシリアル信号光に光変調情報を付与することを特徴とする光信号変調方法。
  8. 前記クロック信号光が、繰り返し周期10ps以下の光パルス列からなることを特徴とする請求項7に記載の光信号変調方法。
  9. 前記空間光スイッチが、光スイッチ薄膜であることを特徴とする請求項7または8に記載の光信号変調方法。
  10. 前記空間光スイッチが、反射型の光スイッチであることを特徴とする請求項7または8に記載の光信号変調方法。
  11. 前記光スイッチ薄膜が、スクエアリリウム色素のJ会合体からなる色素会合体薄膜であることを特徴とする請求項9に記載の光信号変調方法。
  12. 前記制御光または前記パラレル信号光における光路の中途に、前記制御光または前記パラレル信号光を時間的に異なる複数の制御光またはパラレル信号光に分割する遅延素子が配されてなることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1に記載の光信号変調方法。
  13. 光パルス列からなるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生手段と、該クロック信号光発生手段で発生したクロック信号光を光変調させる1個あるいは複数個の光信号変調装置と、からなる光コード生成装置であって、前記光信号変調装置の少なくとも1個が、請求項1〜6のいずれか1に記載の光信号変調装置であることを特徴とする光コード生成装置。
  14. 光パルス列からなるクロック信号光を発生させるクロック信号光発生工程と、該クロック信号光発生工程で発生したクロック信号光を光変調させる光信号変調工程と、からなる光コード生成方法であって、前記光信号変調工程が、請求項7〜12のいずれか1に記載の光信号変調方法により光信号変調を行うものであることを特徴とする光コード生成方法。
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