JP3823044B2 - タイムスタンプ値制御装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディア処理装置又は動画像処理装置などに使用されるタイムスタンプ値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルビデオカメラに代表される録画装置によりAV(Audio/Video)データを保存することが一般的になっている。AVデータを保存する形式としては、DV(デジタルビデオ)カセットに格納するDV形式、又は、パーソナルコンピュータ(PC)上で入力動画像をキャプチャした際に選択できるAVI形式などがある。また、近年、TV電話装置に代表されるITU−T H.324によるAVデータ伝送も行われている。
【0003】
これらの形式のデータを格納する際に、AVデータの各フレーム(ビデオなら1枚の画像、オーディオなら一定時間など)に対してプレゼンテーションタイム(再生時間・デコード時間)を付加することが一般的である。格納形式によっては、各フレームに対してプレゼンテーションタイムを付加するもの、また、各フレーム間のプレゼンテーションタイム間隔とその間隔で連続するフレーム数をテーブルとして格納するものなどがある。後者の例として、MP4(ISO/IEC 14496−1 13章)などがある。
【0004】
このような従来の録画装置の1例について、図7を参照して説明する。従来の録画装置は、第1及び第2の符号化部701、第1及び第2のタイムスタンプ付加部702、多重化部703及び出力部704を具備している。
【0005】
符号化部701は、入力されるAVデータを符号化(MPEG4やAMRなどに圧縮)する。タイムスタンプ付加部702は、符号化された各フレームに対しプレゼンテーションタイムを示すタイムスタンプ値を付加する。多重化部703は、タイムスタンプ付加部702からのAVデータを多重化してDV、AVI又はMP4などの形式のデータに変換して出力部704に与える。出力部704は、多重化部703からのデータをファイルやネットワークへと送信する。なお、データにタイムスタンプ値を付加する例としては、符号化部701で符号化した時点で付加するもの、また、多重化部703で取り込んだ時点で内部タイマにより付加するものなどが考えられる。
【0006】
MP4のような格納フォーマットの場合に、格納するAVデータのフレーム間隔は一定のほうが、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルとしてはサイズが小さくなり効率的である。そのために、AVデータを作成する側でフレームレートの制御をおこないフレーム間隔を一定にすることが一般的である。記録ファイルサイズを軽減するためにAVデータ生成部のフレームレートを制御する例としては、特開平7−298112号公報に記載されたものがある。そして、フレームレート制御ができず、フレーム間プレゼンテーションタイムが変わってしまった場合には、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルを増やしていくこととなるが、フレームレートを一定にするようにAVデータ生成部を制御した場合には、ほとんどずれることはないためプレゼンテーションタイム情報格納テーブルとしては一つとなり、格納効率が良くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のAVデータ生成部のフレームレートを制御できないシステム、また、生成されたAVデータフレームに対してほぼ20ミリ秒間隔(msecStep)のプレゼンテーションタイムしか付与できないシステムなどにおいては、MP4のような格納フォーマットでそのまま多重化しようとすると、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルが肥大化して格納効率が低下してしまう。また、従来の録画装置において、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルを最小に保つため、各フレームのプレゼンテーションタイムとかけはなれたプレゼンテーションタイムを付加してしまうと、同期ずれ又は音飛びなどが生じて再生時の表現品質が劣化してしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、データの品質を維持しながらデータの格納効率を向上させることができるタイムスタンプ値制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のタイムスタンプ値制御装置は、入力タイムスタンプ値、先行タイムスタンプ値及び予め定められた基準フレーム間隔値を受けてデータに付加されるタイムスタンプ値を制御するタイムスタンプ値制御部と、前記タイムスタンプ値制御部から出力される出力タイムスタンプ値を前記先行タイムスタンプ値として一時的に保持して前記タイムスタンプ値制御部に与えるタイムスタンプ値保持手段とを具備し、前記タイムスタンプ値制御部は、前記入力タイムスタンプ値と前記先行タイムスタンプ値との差を示すタイムスタンプ値差を求めるタイムスタンプ値差演算手段と、前記タイムスタンプ値差演算手段からの前記タイムスタンプ値差が前記基準フレーム間隔値に予め決められた許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に前記先行タイムスタンプ値に前記基準フレーム間隔値を加えた値を出力タイムスタンプ値として出力し前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に前記入力タイムスタンプ値を出力タイムスタンプ値として出力する出力選択手段とを有する構成を採る。
【0010】
この構成によれば、タイムスタンプ値をデータの視聴覚的劣化が生じないように制御するからデータの品質を維持することができ、かつ、多重化時の各ビデオフレーム間隔が一定になるため多重化フォーマットのデータを処理する時にプレゼンテーションタイム情報格納テーブルのサイズを縮小できるから、ファイル格納効率を向上させることができる。
【0011】
本発明のタイムスタンプ値制御装置は、前記構成において、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時、又は、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された回数が所定回数継続された時に、前記基準フレーム間隔値を前記タイムスタンプ値差に対応した値に更新する基準フレーム間隔値更新手段を有する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、データの品質を維持しながらデータの格納効率を向上させることができ、かつ、入力タイムスタンプ値の間隔が大きく変わるときにも、基準フレーム間隔値更新手段が判断手段に与える基準フレーム間隔値をタイムスタンプ値差に対応した値に更新するため、入力タイムスタンプ値の間隔の変化に追随することができるから、プレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することができる。
【0013】
本発明のタイムスタンプ値制御装置は、前記構成において、前記タイムスタンプ値差演算手段により求められた前記タイムスタンプ値差が0でない状態が所定間隔継続された時に前記出力タイムスタンプ値を前記入力タイムスタンプ値と同じ値とするタイムスタンプ値リセット手段を有する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、データの品質を維持しながらデータの格納効率を向上させることができ、かつ、符号化部によるデータの生成時におけるビットレートと、格納(多重)時のビットレートを一致させたいシステムにおいて、所定間隔で出力タイムスタンプ値を入力タイムスタンプ値と同じ値とすることにより、符号化部から出力されるメディアデータのビットレートと一致させることができるから、ビットレートを維持しながらプレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することできる。
【0015】
本発明のマルチメディアデータ多重化処理装置は、前記タイムスタンプ値制御装置を具備する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して格納ファイルのサイズを縮小することができる。
【0017】
本発明のマルチメディアデータ送信装置は、前記タイムスタンプ値制御装置を具備する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して伝送データ量を削減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、タイムスタンプ値制御部が、入力タイムスタンプ値と先行タイムスタンプ値との差を示すタイムスタンプ値差を求め、前記タイムスタンプ値差が基準フレーム間隔値に予め決められた許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断し、前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に前記先行タイムスタンプ値に基準フレーム間隔値を加えた値を出力タイムスタンプ値として出力し、前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に前記入力タイムスタンプ値を出力タイムスタンプ値として出力することである。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図である。
【0022】
本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100は、タイムスタンプ値制御部101及びタイムスタンプ値保持部102を具備している。タイムスタンプ値制御部101は、符号化部より設定される入力タイムスタンプ値TSin及び先行タイムスタンプ値TSprevを受けてデータに付加されるタイムスタンプ値を制御する。
【0023】
タイムスタンプ値保持部102は、タイムスタンプ値制御部101に接続され、タイムスタンプ値制御部101から出力される出力タイムスタンプ値TSoutを先行タイムスタンプ値TSprevとして一時的に保持して前記タイムスタンプ値制御部に与える。タイムスタンプ値保持部102は、例えば、ディレイ部で構成される。
【0024】
タイムスタンプ値制御部101は、タイムスタンプ値差演算部103と、判断部104及び出力選択部105を有している。タイムスタンプ値差演算部103は、入力タイムスタンプ値TSinと先行タイムスタンプ値TSprevとの差を示すタイムスタンプ値差TSdiffを求める。判断部104は、基準フレーム間隔値DefHz及びタイムスタンプ値差演算部103からのタイムスタンプ値差TSdiffを受けて、タイムスタンプ値差TSdiffが基準フレーム間隔値DefHzに許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する。基準フレーム間隔値DefHzは、符号化部のビデオフレームレートから決定される値又は外部装置から入力される値である。許容範囲は、予め決められ判断部104に記憶されている。
【0025】
出力選択部105は、入力タイムスタンプ値TSin及び判断部104からの判断結果を受ける。出力選択部105は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に先行タイムスタンプ値TSprevに基準フレーム間隔値DefHzを加えた値を出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する。また、出力選択部105は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に入力タイムスタンプ値TSinを出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する。
【0026】
次に、前記許容範囲について詳細に説明する。許容範囲は、既定値の+−マージン値(FwdMargin、RevMargin)より決定される。ここで、+−マージン値は、人間の視聴覚的特徴を考慮して設定される値である。本発明は、人間の視聴覚的特徴を考慮し、実際に発生したフレームのタイムスタンプ値に基づいて、格納するプレゼンテーションタイム値を調整するものである。
【0027】
人間の眼には、「多少のAV同期ずれは気にならない」という視覚的特徴がある。この「多少の同期ずれ」というのは、採用するシステムにもよるが、例えばテレビジョンの同期ずれに関しては、「音声の進みの許容限度は33ミリ秒(msec)であり、 音声の遅れの許容限度は100ミリ秒(msec)である。」という報告がある(テレビジョン学会技術報告:昭和56年8月発表)。このような許容範囲内において、実際に発生したAVフレームのタイムスタンプと、格納するプレゼンテーションタイムに誤差があっても、再生時の視聴覚的品質劣化はないこととなる。そして、その許容範囲内でプレゼンテーションタイム値を変化させてプレゼンテーションタイム情報格納テーブルを構成することにより、テーブルサイズを軽減できる。例えば、この例の場合には、本発明の実施の形態1においては、ビデオフレームに付加するので、+マージン値(FwdMargin)=100msecとなり、−マージン値(RevMargin)=30msecとなる。
【0028】
次に、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100の動作について、図1と共に図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
【0029】
図2に示すように、ステップST201において、入力タイムスタンプ値TSin、先行タイムスタンプ値TSprev、基準フレーム間隔値DefHz、+マージン値(FwdMargin)及び−マージン値(RevMargin)の初期値が設定される。
【0030】
次に、ステップST202において、タイムスタンプ値差演算部103は、入力タイムスタンプ値TSinと先行タイムスタンプ値TSprevとの差を示すタイムスタンプ値差Sdiffを求め、判断部104は、タイムスタンプ値差TSdiffが基準フレーム間隔値DefHzに許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する。
【0031】
ステップST202においてタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に、出力選択部105は先行タイムスタンプ値TSprevに基準フレーム間隔値DefHzを加えた値を生成して出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する(ステップST203、204)。
【0032】
ステップST202においてタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に、入力タイムスタンプ値TSinを出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する(ステップST205、204)。
【0033】
次に、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100の動作の1例を説明する。
基準フレーム間隔値DefHzを10Hz(間隔値100msec)とし、+マージン値(FwdMargin)を60msecとし、−マージン値(RevMargin)を20msecと設定した場合に、ある入力タイムスタンプTSinをそのままのフレーム間隔で処理したもの(Delta1)と、本発明の実施の形態1のフレーム間隔で処理したもの(Delta2)との比較結果は、図3に示すようになった。
【0034】
それぞれのフレーム間隔列を、値が変わるごとに情報テーブルが増えていくとすると、入力タイムスタンプTSinをそのままのフレーム間隔で処理したもの(Delta1)は12個の情報テーブルが必要であるのに対し、本発明の実施の形態1のフレーム間隔で処理したもの(Delta2)では7個となり42%ほどサイズが小さくなっていることが分かる。
【0035】
本発明の実施の形態1によれば、タイムスタンプ値をデータの視聴覚的劣化が生じないように制御するからデータの品質を維持することができ、かつ、多重化時の各ビデオフレーム間隔が一定になるためMP4のような多重化フォーマットのデータを処理する時にプレゼンテーションタイム情報格納テーブルのサイズを縮小できるから、ファイル格納効率を向上させることができる。
【0036】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0037】
本発明の実施の形態2に係るタイムスタンプ値制御装置400は、図1に示す本発明の実施の携帯1に係るタイムスタンプ値制御装置において、基準フレーム間隔値更新部401を追加してなる。この基準フレーム間隔値更新部401は、タイムスタンプ値差演算部103及び判断部104に接続されている。
【0038】
基準フレーム間隔値更新部401は、タイムスタンプ値差TSdiff、基準フレーム間隔値DefHz及び判断部104からの判断結果を受ける。基準フレーム間隔値更新部401は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に、基準フレーム間隔値DefHzを判断部104に与える。また、基準フレーム間隔値更新部401は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時、又は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された回数が所定回数継続された時に、基準フレーム間隔値DefHzをタイムスタンプ値差TSdiffに対応した値に更新して判断部104に与える。
【0039】
次に、本発明実施の形態2に係る基準フレーム間隔値更新部401の動作の1例を説明する。
【0040】
例えば、基準フレーム間隔値更新部401内の基準フレーム間隔のデフォルト値として、15Hz(66ミリ秒間隔)、10Hz(100ミリ秒間隔)、5Hz(200ミリ秒)間隔を用意していたとする。15Hzと10Hzの閾値を83ミリ秒間隔、10Hzと5Hzの閾値を150ミリ秒間隔とし、現在の基準フレーム間隔値は10Hzとして動作をしていた時に、タイムスタンプ値差TSdiffが83ミリ秒以下の時又は150ミリ秒以上となった時に、それぞれ15Hz、5Hzに近いと判断し、その値を判断部104にあたえることとなる。また、突発的なフレーム間隔値誤差を吸収することを考慮し、連続して83ミリ秒以下になる回数又は150ミリ秒以上になる回数をカウントし、一定回数(例えば3回)以上続いた時にそれぞれ15Hz、5Hzに近いと判断することもありうる。
【0041】
本発明の実施の形態2によれば、本発明の実施の形態1の効果に加えて、入力タイムスタンプ値TSinの間隔が大きく変わる時にも、基準フレーム間隔値更新部401が判断部104に与える基準フレーム間隔値DefHzをタイムスタンプ値差TSdiffに対応した値に更新するため、入力タイムスタンプ値TSinの間隔の変化に追随することができるから、プレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することができる。
【0042】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0043】
本発明の実施の形態3に係るタイムスタンプ値制御装置500は、図1に示す本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置において、タイムスタンプ値リセット部501を追加してなる。タイムスタンプ値リセット部501は、タイムスタンプ値差演算部103及び出力選択部105に接続されている。
【0044】
タイムスタンプ値リセット部501は、タイムスタンプ値差演算部103により求められたタイムスタンプ値差TSdiffが0でない状態が所定間隔継続された時に出力選択部105からの出力タイムスタンプ値TSoutを入力タイムスタンプ値TSinと同じ値とする。
【0045】
なお、本発明の実施の形態3は、本発明の実施の形態2にも適用することができる。また、本発明の実施の形態1乃至3はソフトウェアにより実施することが可能である。
【0046】
本発明の実施の形態3によれば、本発明の実施の形態1又は2の効果に加えて、符号化部によるデータの生成時におけるビットレートと、格納(多重)時のビットレートを一致させたいシステムにおいて、所定間隔(例えば1秒間隔)で出力タイムスタンプ値を入力タイムスタンプ値と同じ値とすることにより、符号化部から出力されるメディアデータのビットレートと一致させることができるから、ビットレートを維持しながらプレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することできる。
【0047】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデータ多重化処理装置について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデータ多重化処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0048】
本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデータ多重化処理装置は、第1及び第2の符号化部601、602、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604、多重化部605及び出力部606を具備している。
【0049】
第1の符号化部601は、入力されるビデオデータを符号化(MPEG4Videoなどに圧縮)する。第2の符号化部602は、入力されるオーディオデータ(GSM−AMRなどに圧縮)を符号化する。第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100を有している。第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100からの出力タイムスタンプ値TSoutを第1の符号化部601からのビデオデータに付加する。第2のタイムスタンプ付加部604は、内部タイマー607を有している。第2のタイムスタンプ付加部604は、内部タイマー607からのタイムスタンプ値を第2の符号化部602からのオーディオデータに付加する。
【0050】
多重化部605は、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604からのデータをMP4形式に多重化して多重化データを生成して出力部606に与える。出力部606は、多重化部605からの多重化データをファイルシステムなどを介してフラッシュメモリ装置にファイルとして保存する。
【0051】
なお、本発明の実施の形態4においては、第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100の代わりに、本発明の実施の形態2又は3に係るタイムスタンプ値制御装置400又はタイムスタンプ値制御装置500を有するように構成してもよい。
【0052】
本発明の実施の形態4によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して格納ファイルのサイズを縮小することができるから、多重化部605のメモリ装置を有効に使用することができる。
【0053】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ送信装置について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ多重化処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態5においては、本発明の実施の形態4と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0054】
本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ送信装置は、本発明の実施の形態4と同じように、第1及び第2の符号化部601、602、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604、多重化部605及び出力部606を具備している。
【0055】
本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ送信装置における第1及び第2の符号化部601、602、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604及び多重化部605は、本発明の実施の形態4と同じように動作する。出力部606は、多重化部605からの多重化データを送出するための伝送路部として動作する。
【0056】
なお、本発明の実施の形態5においては、第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100の代わりに、本発明の実施の形態2又は3に係るタイムスタンプ値制御装置400又はタイムスタンプ値制御装置500を有するように構成してもよい。
【0057】
本発明の実施の形態5によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して伝送データ量を削減できるから、通信データ料金の節約などの効果が期待できる。
【0058】
なお、本発明は、格納時のプレゼンテーションタイムの誤差が人間の視聴覚上の品質に影響しないメディアデータに適用が可能である。
【0059】
また、本発明の実施の形態1から3までのいずれかに係るタイムスタンプ値制御装置は、タイムスタンプ付加部と多重化部との間、又は、多重化部の内部に実装してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タイムスタンプ値をデータの視聴覚的劣化が生じないように制御するからデータの品質を維持することができ、かつ、多重化時の各ビデオフレーム間隔が一定になるためプレゼンテーションタイム情報格納テーブルのサイズを縮小できるから、データの格納効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の動作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の動作を説明するための図
【図 4】本発明の実施の形態2に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4、5に係るマルチメディアデータ多重化処理装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の録画装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100、400、500 タイムスタンプ値制御装置
101 タイムスタンプ値制御部
102 タイムスタンプ値保持部
103 タイムスタンプ値差演算部
104 判断部
105 出力選択部
401 基準フレーム間隔値更新部
501 タイムスタンプ値リセット部
601 第1の符号化部
602 第2の符号化部
603 第1のタイムスタンプ付加部
604 第2のタイムスタンプ付加部
605 多重化部
606 出力部
607 内部タイマー
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディア処理装置又は動画像処理装置などに使用されるタイムスタンプ値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルビデオカメラに代表される録画装置によりAV(Audio/Video)データを保存することが一般的になっている。AVデータを保存する形式としては、DV(デジタルビデオ)カセットに格納するDV形式、又は、パーソナルコンピュータ(PC)上で入力動画像をキャプチャした際に選択できるAVI形式などがある。また、近年、TV電話装置に代表されるITU−T H.324によるAVデータ伝送も行われている。
【0003】
これらの形式のデータを格納する際に、AVデータの各フレーム(ビデオなら1枚の画像、オーディオなら一定時間など)に対してプレゼンテーションタイム(再生時間・デコード時間)を付加することが一般的である。格納形式によっては、各フレームに対してプレゼンテーションタイムを付加するもの、また、各フレーム間のプレゼンテーションタイム間隔とその間隔で連続するフレーム数をテーブルとして格納するものなどがある。後者の例として、MP4(ISO/IEC 14496−1 13章)などがある。
【0004】
このような従来の録画装置の1例について、図7を参照して説明する。従来の録画装置は、第1及び第2の符号化部701、第1及び第2のタイムスタンプ付加部702、多重化部703及び出力部704を具備している。
【0005】
符号化部701は、入力されるAVデータを符号化(MPEG4やAMRなどに圧縮)する。タイムスタンプ付加部702は、符号化された各フレームに対しプレゼンテーションタイムを示すタイムスタンプ値を付加する。多重化部703は、タイムスタンプ付加部702からのAVデータを多重化してDV、AVI又はMP4などの形式のデータに変換して出力部704に与える。出力部704は、多重化部703からのデータをファイルやネットワークへと送信する。なお、データにタイムスタンプ値を付加する例としては、符号化部701で符号化した時点で付加するもの、また、多重化部703で取り込んだ時点で内部タイマにより付加するものなどが考えられる。
【0006】
MP4のような格納フォーマットの場合に、格納するAVデータのフレーム間隔は一定のほうが、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルとしてはサイズが小さくなり効率的である。そのために、AVデータを作成する側でフレームレートの制御をおこないフレーム間隔を一定にすることが一般的である。記録ファイルサイズを軽減するためにAVデータ生成部のフレームレートを制御する例としては、特開平7−298112号公報に記載されたものがある。そして、フレームレート制御ができず、フレーム間プレゼンテーションタイムが変わってしまった場合には、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルを増やしていくこととなるが、フレームレートを一定にするようにAVデータ生成部を制御した場合には、ほとんどずれることはないためプレゼンテーションタイム情報格納テーブルとしては一つとなり、格納効率が良くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のAVデータ生成部のフレームレートを制御できないシステム、また、生成されたAVデータフレームに対してほぼ20ミリ秒間隔(msecStep)のプレゼンテーションタイムしか付与できないシステムなどにおいては、MP4のような格納フォーマットでそのまま多重化しようとすると、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルが肥大化して格納効率が低下してしまう。また、従来の録画装置において、プレゼンテーションタイム情報格納テーブルを最小に保つため、各フレームのプレゼンテーションタイムとかけはなれたプレゼンテーションタイムを付加してしまうと、同期ずれ又は音飛びなどが生じて再生時の表現品質が劣化してしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、データの品質を維持しながらデータの格納効率を向上させることができるタイムスタンプ値制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のタイムスタンプ値制御装置は、入力タイムスタンプ値、先行タイムスタンプ値及び予め定められた基準フレーム間隔値を受けてデータに付加されるタイムスタンプ値を制御するタイムスタンプ値制御部と、前記タイムスタンプ値制御部から出力される出力タイムスタンプ値を前記先行タイムスタンプ値として一時的に保持して前記タイムスタンプ値制御部に与えるタイムスタンプ値保持手段とを具備し、前記タイムスタンプ値制御部は、前記入力タイムスタンプ値と前記先行タイムスタンプ値との差を示すタイムスタンプ値差を求めるタイムスタンプ値差演算手段と、前記タイムスタンプ値差演算手段からの前記タイムスタンプ値差が前記基準フレーム間隔値に予め決められた許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に前記先行タイムスタンプ値に前記基準フレーム間隔値を加えた値を出力タイムスタンプ値として出力し前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に前記入力タイムスタンプ値を出力タイムスタンプ値として出力する出力選択手段とを有する構成を採る。
【0010】
この構成によれば、タイムスタンプ値をデータの視聴覚的劣化が生じないように制御するからデータの品質を維持することができ、かつ、多重化時の各ビデオフレーム間隔が一定になるため多重化フォーマットのデータを処理する時にプレゼンテーションタイム情報格納テーブルのサイズを縮小できるから、ファイル格納効率を向上させることができる。
【0011】
本発明のタイムスタンプ値制御装置は、前記構成において、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時、又は、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された回数が所定回数継続された時に、前記基準フレーム間隔値を前記タイムスタンプ値差に対応した値に更新する基準フレーム間隔値更新手段を有する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、データの品質を維持しながらデータの格納効率を向上させることができ、かつ、入力タイムスタンプ値の間隔が大きく変わるときにも、基準フレーム間隔値更新手段が判断手段に与える基準フレーム間隔値をタイムスタンプ値差に対応した値に更新するため、入力タイムスタンプ値の間隔の変化に追随することができるから、プレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することができる。
【0013】
本発明のタイムスタンプ値制御装置は、前記構成において、前記タイムスタンプ値差演算手段により求められた前記タイムスタンプ値差が0でない状態が所定間隔継続された時に前記出力タイムスタンプ値を前記入力タイムスタンプ値と同じ値とするタイムスタンプ値リセット手段を有する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、データの品質を維持しながらデータの格納効率を向上させることができ、かつ、符号化部によるデータの生成時におけるビットレートと、格納(多重)時のビットレートを一致させたいシステムにおいて、所定間隔で出力タイムスタンプ値を入力タイムスタンプ値と同じ値とすることにより、符号化部から出力されるメディアデータのビットレートと一致させることができるから、ビットレートを維持しながらプレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することできる。
【0015】
本発明のマルチメディアデータ多重化処理装置は、前記タイムスタンプ値制御装置を具備する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して格納ファイルのサイズを縮小することができる。
【0017】
本発明のマルチメディアデータ送信装置は、前記タイムスタンプ値制御装置を具備する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して伝送データ量を削減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、タイムスタンプ値制御部が、入力タイムスタンプ値と先行タイムスタンプ値との差を示すタイムスタンプ値差を求め、前記タイムスタンプ値差が基準フレーム間隔値に予め決められた許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断し、前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に前記先行タイムスタンプ値に基準フレーム間隔値を加えた値を出力タイムスタンプ値として出力し、前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に前記入力タイムスタンプ値を出力タイムスタンプ値として出力することである。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図である。
【0022】
本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100は、タイムスタンプ値制御部101及びタイムスタンプ値保持部102を具備している。タイムスタンプ値制御部101は、符号化部より設定される入力タイムスタンプ値TSin及び先行タイムスタンプ値TSprevを受けてデータに付加されるタイムスタンプ値を制御する。
【0023】
タイムスタンプ値保持部102は、タイムスタンプ値制御部101に接続され、タイムスタンプ値制御部101から出力される出力タイムスタンプ値TSoutを先行タイムスタンプ値TSprevとして一時的に保持して前記タイムスタンプ値制御部に与える。タイムスタンプ値保持部102は、例えば、ディレイ部で構成される。
【0024】
タイムスタンプ値制御部101は、タイムスタンプ値差演算部103と、判断部104及び出力選択部105を有している。タイムスタンプ値差演算部103は、入力タイムスタンプ値TSinと先行タイムスタンプ値TSprevとの差を示すタイムスタンプ値差TSdiffを求める。判断部104は、基準フレーム間隔値DefHz及びタイムスタンプ値差演算部103からのタイムスタンプ値差TSdiffを受けて、タイムスタンプ値差TSdiffが基準フレーム間隔値DefHzに許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する。基準フレーム間隔値DefHzは、符号化部のビデオフレームレートから決定される値又は外部装置から入力される値である。許容範囲は、予め決められ判断部104に記憶されている。
【0025】
出力選択部105は、入力タイムスタンプ値TSin及び判断部104からの判断結果を受ける。出力選択部105は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に先行タイムスタンプ値TSprevに基準フレーム間隔値DefHzを加えた値を出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する。また、出力選択部105は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に入力タイムスタンプ値TSinを出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する。
【0026】
次に、前記許容範囲について詳細に説明する。許容範囲は、既定値の+−マージン値(FwdMargin、RevMargin)より決定される。ここで、+−マージン値は、人間の視聴覚的特徴を考慮して設定される値である。本発明は、人間の視聴覚的特徴を考慮し、実際に発生したフレームのタイムスタンプ値に基づいて、格納するプレゼンテーションタイム値を調整するものである。
【0027】
人間の眼には、「多少のAV同期ずれは気にならない」という視覚的特徴がある。この「多少の同期ずれ」というのは、採用するシステムにもよるが、例えばテレビジョンの同期ずれに関しては、「音声の進みの許容限度は33ミリ秒(msec)であり、 音声の遅れの許容限度は100ミリ秒(msec)である。」という報告がある(テレビジョン学会技術報告:昭和56年8月発表)。このような許容範囲内において、実際に発生したAVフレームのタイムスタンプと、格納するプレゼンテーションタイムに誤差があっても、再生時の視聴覚的品質劣化はないこととなる。そして、その許容範囲内でプレゼンテーションタイム値を変化させてプレゼンテーションタイム情報格納テーブルを構成することにより、テーブルサイズを軽減できる。例えば、この例の場合には、本発明の実施の形態1においては、ビデオフレームに付加するので、+マージン値(FwdMargin)=100msecとなり、−マージン値(RevMargin)=30msecとなる。
【0028】
次に、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100の動作について、図1と共に図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
【0029】
図2に示すように、ステップST201において、入力タイムスタンプ値TSin、先行タイムスタンプ値TSprev、基準フレーム間隔値DefHz、+マージン値(FwdMargin)及び−マージン値(RevMargin)の初期値が設定される。
【0030】
次に、ステップST202において、タイムスタンプ値差演算部103は、入力タイムスタンプ値TSinと先行タイムスタンプ値TSprevとの差を示すタイムスタンプ値差Sdiffを求め、判断部104は、タイムスタンプ値差TSdiffが基準フレーム間隔値DefHzに許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する。
【0031】
ステップST202においてタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に、出力選択部105は先行タイムスタンプ値TSprevに基準フレーム間隔値DefHzを加えた値を生成して出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する(ステップST203、204)。
【0032】
ステップST202においてタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に、入力タイムスタンプ値TSinを出力タイムスタンプ値TSoutとして出力する(ステップST205、204)。
【0033】
次に、本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置100の動作の1例を説明する。
基準フレーム間隔値DefHzを10Hz(間隔値100msec)とし、+マージン値(FwdMargin)を60msecとし、−マージン値(RevMargin)を20msecと設定した場合に、ある入力タイムスタンプTSinをそのままのフレーム間隔で処理したもの(Delta1)と、本発明の実施の形態1のフレーム間隔で処理したもの(Delta2)との比較結果は、図3に示すようになった。
【0034】
それぞれのフレーム間隔列を、値が変わるごとに情報テーブルが増えていくとすると、入力タイムスタンプTSinをそのままのフレーム間隔で処理したもの(Delta1)は12個の情報テーブルが必要であるのに対し、本発明の実施の形態1のフレーム間隔で処理したもの(Delta2)では7個となり42%ほどサイズが小さくなっていることが分かる。
【0035】
本発明の実施の形態1によれば、タイムスタンプ値をデータの視聴覚的劣化が生じないように制御するからデータの品質を維持することができ、かつ、多重化時の各ビデオフレーム間隔が一定になるためMP4のような多重化フォーマットのデータを処理する時にプレゼンテーションタイム情報格納テーブルのサイズを縮小できるから、ファイル格納効率を向上させることができる。
【0036】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0037】
本発明の実施の形態2に係るタイムスタンプ値制御装置400は、図1に示す本発明の実施の携帯1に係るタイムスタンプ値制御装置において、基準フレーム間隔値更新部401を追加してなる。この基準フレーム間隔値更新部401は、タイムスタンプ値差演算部103及び判断部104に接続されている。
【0038】
基準フレーム間隔値更新部401は、タイムスタンプ値差TSdiff、基準フレーム間隔値DefHz及び判断部104からの判断結果を受ける。基準フレーム間隔値更新部401は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に、基準フレーム間隔値DefHzを判断部104に与える。また、基準フレーム間隔値更新部401は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時、又は、判断部104によりタイムスタンプ値差TSdiffが基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された回数が所定回数継続された時に、基準フレーム間隔値DefHzをタイムスタンプ値差TSdiffに対応した値に更新して判断部104に与える。
【0039】
次に、本発明実施の形態2に係る基準フレーム間隔値更新部401の動作の1例を説明する。
【0040】
例えば、基準フレーム間隔値更新部401内の基準フレーム間隔のデフォルト値として、15Hz(66ミリ秒間隔)、10Hz(100ミリ秒間隔)、5Hz(200ミリ秒)間隔を用意していたとする。15Hzと10Hzの閾値を83ミリ秒間隔、10Hzと5Hzの閾値を150ミリ秒間隔とし、現在の基準フレーム間隔値は10Hzとして動作をしていた時に、タイムスタンプ値差TSdiffが83ミリ秒以下の時又は150ミリ秒以上となった時に、それぞれ15Hz、5Hzに近いと判断し、その値を判断部104にあたえることとなる。また、突発的なフレーム間隔値誤差を吸収することを考慮し、連続して83ミリ秒以下になる回数又は150ミリ秒以上になる回数をカウントし、一定回数(例えば3回)以上続いた時にそれぞれ15Hz、5Hzに近いと判断することもありうる。
【0041】
本発明の実施の形態2によれば、本発明の実施の形態1の効果に加えて、入力タイムスタンプ値TSinの間隔が大きく変わる時にも、基準フレーム間隔値更新部401が判断部104に与える基準フレーム間隔値DefHzをタイムスタンプ値差TSdiffに対応した値に更新するため、入力タイムスタンプ値TSinの間隔の変化に追随することができるから、プレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することができる。
【0042】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0043】
本発明の実施の形態3に係るタイムスタンプ値制御装置500は、図1に示す本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置において、タイムスタンプ値リセット部501を追加してなる。タイムスタンプ値リセット部501は、タイムスタンプ値差演算部103及び出力選択部105に接続されている。
【0044】
タイムスタンプ値リセット部501は、タイムスタンプ値差演算部103により求められたタイムスタンプ値差TSdiffが0でない状態が所定間隔継続された時に出力選択部105からの出力タイムスタンプ値TSoutを入力タイムスタンプ値TSinと同じ値とする。
【0045】
なお、本発明の実施の形態3は、本発明の実施の形態2にも適用することができる。また、本発明の実施の形態1乃至3はソフトウェアにより実施することが可能である。
【0046】
本発明の実施の形態3によれば、本発明の実施の形態1又は2の効果に加えて、符号化部によるデータの生成時におけるビットレートと、格納(多重)時のビットレートを一致させたいシステムにおいて、所定間隔(例えば1秒間隔)で出力タイムスタンプ値を入力タイムスタンプ値と同じ値とすることにより、符号化部から出力されるメディアデータのビットレートと一致させることができるから、ビットレートを維持しながらプレゼンテーションタイム格納テーブルを縮小することできる。
【0047】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデータ多重化処理装置について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデータ多重化処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0048】
本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデータ多重化処理装置は、第1及び第2の符号化部601、602、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604、多重化部605及び出力部606を具備している。
【0049】
第1の符号化部601は、入力されるビデオデータを符号化(MPEG4Videoなどに圧縮)する。第2の符号化部602は、入力されるオーディオデータ(GSM−AMRなどに圧縮)を符号化する。第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100を有している。第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100からの出力タイムスタンプ値TSoutを第1の符号化部601からのビデオデータに付加する。第2のタイムスタンプ付加部604は、内部タイマー607を有している。第2のタイムスタンプ付加部604は、内部タイマー607からのタイムスタンプ値を第2の符号化部602からのオーディオデータに付加する。
【0050】
多重化部605は、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604からのデータをMP4形式に多重化して多重化データを生成して出力部606に与える。出力部606は、多重化部605からの多重化データをファイルシステムなどを介してフラッシュメモリ装置にファイルとして保存する。
【0051】
なお、本発明の実施の形態4においては、第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100の代わりに、本発明の実施の形態2又は3に係るタイムスタンプ値制御装置400又はタイムスタンプ値制御装置500を有するように構成してもよい。
【0052】
本発明の実施の形態4によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して格納ファイルのサイズを縮小することができるから、多重化部605のメモリ装置を有効に使用することができる。
【0053】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ送信装置について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ多重化処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態5においては、本発明の実施の形態4と同じ構成要素には同じ参照符号が付されている。
【0054】
本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ送信装置は、本発明の実施の形態4と同じように、第1及び第2の符号化部601、602、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604、多重化部605及び出力部606を具備している。
【0055】
本発明の実施の形態5に係るマルチメディアデータ送信装置における第1及び第2の符号化部601、602、第1及び第2のタイムスタンプ付加部603、604及び多重化部605は、本発明の実施の形態4と同じように動作する。出力部606は、多重化部605からの多重化データを送出するための伝送路部として動作する。
【0056】
なお、本発明の実施の形態5においては、第1のタイムスタンプ付加部603は、タイムスタンプ値制御装置100の代わりに、本発明の実施の形態2又は3に係るタイムスタンプ値制御装置400又はタイムスタンプ値制御装置500を有するように構成してもよい。
【0057】
本発明の実施の形態5によれば、ビデオデータ及びオーディオデータが同時に入力される時に、ビデオデータ及びオーディオデータの視聴覚上の品質を維持して伝送データ量を削減できるから、通信データ料金の節約などの効果が期待できる。
【0058】
なお、本発明は、格納時のプレゼンテーションタイムの誤差が人間の視聴覚上の品質に影響しないメディアデータに適用が可能である。
【0059】
また、本発明の実施の形態1から3までのいずれかに係るタイムスタンプ値制御装置は、タイムスタンプ付加部と多重化部との間、又は、多重化部の内部に実装してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タイムスタンプ値をデータの視聴覚的劣化が生じないように制御するからデータの品質を維持することができ、かつ、多重化時の各ビデオフレーム間隔が一定になるためプレゼンテーションタイム情報格納テーブルのサイズを縮小できるから、データの格納効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の動作を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1に係るタイムスタンプ値制御装置の動作を説明するための図
【図 4】本発明の実施の形態2に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係るタイムスタンプ値制御装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4、5に係るマルチメディアデータ多重化処理装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の録画装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100、400、500 タイムスタンプ値制御装置
101 タイムスタンプ値制御部
102 タイムスタンプ値保持部
103 タイムスタンプ値差演算部
104 判断部
105 出力選択部
401 基準フレーム間隔値更新部
501 タイムスタンプ値リセット部
601 第1の符号化部
602 第2の符号化部
603 第1のタイムスタンプ付加部
604 第2のタイムスタンプ付加部
605 多重化部
606 出力部
607 内部タイマー
Claims (5)
- 入力タイムスタンプ値、先行タイムスタンプ値及び予め定められた基準フレーム間隔値を受けてデータに付加されるタイムスタンプ値を制御するタイムスタンプ値制御部と、前記タイムスタンプ値制御部から出力される出力タイムスタンプ値を前記先行タイムスタンプ値として一時的に保持して前記タイムスタンプ値制御部に与えるタイムスタンプ値保持手段とを具備し、前記タイムスタンプ値制御部は、前記入力タイムスタンプ値と前記先行タイムスタンプ値との差を示すタイムスタンプ値差を求めるタイムスタンプ値差演算手段と、前記タイムスタンプ値差演算手段からの前記タイムスタンプ値差が前記基準フレーム間隔値に予め決められた許容範囲を加えた基準タイムスタンプ値範囲の内にあるかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にあると判断された時に前記先行タイムスタンプ値に前記基準フレーム間隔値を加えた値を出力タイムスタンプ値として出力し前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時に前記入力タイムスタンプ値を出力タイムスタンプ値として出力する出力選択手段とを有することを特徴とするタイムスタンプ値制御装置。
- 前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された時、又は、前記判断手段により前記タイムスタンプ値差が前記基準タイムスタンプ値範囲の内にないと判断された回数が所定回数継続された時に、前記基準フレーム間隔値を前記タイムスタンプ値差に対応した値に更新する基準フレーム間隔値更新手段を有することを特徴とする請求項1記載のタイムスタンプ値制御装置。
- 前記タイムスタンプ値差演算手段により求められた前記タイムスタンプ値差が0でない状態が所定間隔継続された時に前記出力タイムスタンプ値を前記入力タイムスタンプ値と同じ値とするタイムスタンプ値リセット手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のタイムスタンプ値制御装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイムスタンプ値制御装置を具備することを特徴とするマルチメディアデータ多重化処理装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイムスタンプ値制御装置を具備することを特徴とするマルチメディアデータ送信装置。
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