JP2001103425A - 符号化データ蓄積出力装置 - Google Patents
符号化データ蓄積出力装置Info
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- JP2001103425A JP2001103425A JP27596799A JP27596799A JP2001103425A JP 2001103425 A JP2001103425 A JP 2001103425A JP 27596799 A JP27596799 A JP 27596799A JP 27596799 A JP27596799 A JP 27596799A JP 2001103425 A JP2001103425 A JP 2001103425A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力レートが低下した場合においても、重要
度の高いオブジェクトの再生品質低下を防ぐことのでき
る符号化データ蓄積出力装置を提供すること。 【解決手段】 歌番組の符号化データ蓄積において、オ
ブジェクト符号化を用い、歌手と背景とを重要度による
重み付を行って、歌手と背景とを個別にそれぞれ複数の
符号化レートで符号化したデータを符号化データ蓄積器
21に蓄積する。蓄積データの出力段で伝送レート(出
力レート)が低下した場合に、重要度の高い歌手の符号
化データは同じ符号化レート、もしくは、より低い符号
化レートのデータを選択して出力する。重要度の低い背
景符号化データは歌手符号化データに比べて符号化レー
ト低減率のより高い符号化データを選択して出力する。
度の高いオブジェクトの再生品質低下を防ぐことのでき
る符号化データ蓄積出力装置を提供すること。 【解決手段】 歌番組の符号化データ蓄積において、オ
ブジェクト符号化を用い、歌手と背景とを重要度による
重み付を行って、歌手と背景とを個別にそれぞれ複数の
符号化レートで符号化したデータを符号化データ蓄積器
21に蓄積する。蓄積データの出力段で伝送レート(出
力レート)が低下した場合に、重要度の高い歌手の符号
化データは同じ符号化レート、もしくは、より低い符号
化レートのデータを選択して出力する。重要度の低い背
景符号化データは歌手符号化データに比べて符号化レー
ト低減率のより高い符号化データを選択して出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト符号
化による動画像、音声等の符号化データ蓄積出力装置に
関する。そして、この発明は、特に出力レートが低下し
た場合においても、重要度の高いオブジェクトの再生品
質低下を防ぐことのできる符号化データ蓄積出力装置を
提供することを目的としている。
化による動画像、音声等の符号化データ蓄積出力装置に
関する。そして、この発明は、特に出力レートが低下し
た場合においても、重要度の高いオブジェクトの再生品
質低下を防ぐことのできる符号化データ蓄積出力装置を
提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】動画像や音声の圧縮符号化データを蓄積
し、必要に応じてメモリから読み出して出力する装置が
ある。例えば、動画像と音声をISO/IEC 11172(通称MPE
G-1)に準拠する方式で圧縮符号化した符号化データを
ハードディスクに蓄積し、必要に応じてハードディスク
から読み出して出力する符号化データ蓄積出力装置があ
る。
し、必要に応じてメモリから読み出して出力する装置が
ある。例えば、動画像と音声をISO/IEC 11172(通称MPE
G-1)に準拠する方式で圧縮符号化した符号化データを
ハードディスクに蓄積し、必要に応じてハードディスク
から読み出して出力する符号化データ蓄積出力装置があ
る。
【0003】上記符号化データ蓄積出力装置では、予め
決められた所定の符号化レートで動画像や音声を符号化
して蓄積する。よって、この装置から動画像や音声を、
上記所定の符号化レートよりも低い伝送レート(出力レ
ート)をもつ伝送路へ出力することができないという問
題が生じていた。
決められた所定の符号化レートで動画像や音声を符号化
して蓄積する。よって、この装置から動画像や音声を、
上記所定の符号化レートよりも低い伝送レート(出力レ
ート)をもつ伝送路へ出力することができないという問
題が生じていた。
【0004】この問題の解決策として、例えば、特開平
9−74559号がある。特開平9−74559号に示
された符号化データ蓄積出力装置は、動画像や音声を複
数の符号化レートで符号化して蓄積し、伝送レートに応
じた符号化レートの符号化データを選択して出力するこ
とで、上記問題を解決しようとするものである。
9−74559号がある。特開平9−74559号に示
された符号化データ蓄積出力装置は、動画像や音声を複
数の符号化レートで符号化して蓄積し、伝送レートに応
じた符号化レートの符号化データを選択して出力するこ
とで、上記問題を解決しようとするものである。
【0005】一般に圧縮符号化では、符号化レートを低
くすると歪み知覚を生じる成分まで情報量を削減する必
要があり、再生時に符号化歪みが大きくなる。例えば、
符号化レート1.5Mbpsで符号化した場合と、符号化レー
ト1Mbpsで符号化した場合とを比較すると、前者に比べ
て後者は符号化歪みが大きくなる。すなわち、再生品質
が低下する。
くすると歪み知覚を生じる成分まで情報量を削減する必
要があり、再生時に符号化歪みが大きくなる。例えば、
符号化レート1.5Mbpsで符号化した場合と、符号化レー
ト1Mbpsで符号化した場合とを比較すると、前者に比べ
て後者は符号化歪みが大きくなる。すなわち、再生品質
が低下する。
【0006】ここで、歌手と背景を合成した歌番組の動
画像をMPEG-1符号化方式で符号化する場合を考える。MP
EG-1符号化方式では、歌手と背景との合成画像のまま符
号化を行うため、伝送レートに応じて符号化レートを下
げた場合、視聴者にとって重要な情報である歌手の再生
品質が、さほど重要でない情報である背景の再生品質と
同様に低下する。このため、伝送レートが低下した場合
に、重要な情報である歌手の再生品質を維持、もしく
は、再生品質の低下を抑制することができなかった。
画像をMPEG-1符号化方式で符号化する場合を考える。MP
EG-1符号化方式では、歌手と背景との合成画像のまま符
号化を行うため、伝送レートに応じて符号化レートを下
げた場合、視聴者にとって重要な情報である歌手の再生
品質が、さほど重要でない情報である背景の再生品質と
同様に低下する。このため、伝送レートが低下した場合
に、重要な情報である歌手の再生品質を維持、もしく
は、再生品質の低下を抑制することができなかった。
【0007】一方、動画像音声圧縮符号化方式としてIS
O/IEC 14496(通称MPEG-4)の国際標準化作業が進めら
れている。MPEG-4符号化方式では、従来からのMPEG-1符
号化方式(ISO/IEC 11172)やMPEG-2符号化方式(ISO/I
EC 13818)に対して、オブジェクト符号化と再生におけ
る復号オブジェクトの合成表示を特徴としている。オブ
ジェクト符号化とは、再生時に個別に復号して合成表示
することを前提に、複数の情報信号それぞれをオブジェ
クトとして個別に符号化する方式である。
O/IEC 14496(通称MPEG-4)の国際標準化作業が進めら
れている。MPEG-4符号化方式では、従来からのMPEG-1符
号化方式(ISO/IEC 11172)やMPEG-2符号化方式(ISO/I
EC 13818)に対して、オブジェクト符号化と再生におけ
る復号オブジェクトの合成表示を特徴としている。オブ
ジェクト符号化とは、再生時に個別に復号して合成表示
することを前提に、複数の情報信号それぞれをオブジェ
クトとして個別に符号化する方式である。
【0008】オブジェクト符号化を上記歌番組の動画像
符号化に適用した場合、歌手と背景とがそれぞれオブジ
ェクトとして個別に符号化される。歌番組としての符号
化データは、歌手の符号化データと背景の符号化データ
とを多重化したデータとなる。このため、歌番組として
の符号化データの符号化レートは、多重化データの符号
化レートである。歌手の符号化レートと背景の符号化レ
ートとは、多重化データの符号化レートに対して、例え
ば、平均面積比(表示画像における歌手部分と背景部分
との面積比)に応じて配分する。
符号化に適用した場合、歌手と背景とがそれぞれオブジ
ェクトとして個別に符号化される。歌番組としての符号
化データは、歌手の符号化データと背景の符号化データ
とを多重化したデータとなる。このため、歌番組として
の符号化データの符号化レートは、多重化データの符号
化レートである。歌手の符号化レートと背景の符号化レ
ートとは、多重化データの符号化レートに対して、例え
ば、平均面積比(表示画像における歌手部分と背景部分
との面積比)に応じて配分する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにしてオブジ
ェクト符号化した歌番組の動画像符号化データ(歌手の
符号化データと背景の符号化データ)を、特開平9−7
4559号に示された符号化データ蓄積出力装置に適用
した場合を考える。
ェクト符号化した歌番組の動画像符号化データ(歌手の
符号化データと背景の符号化データ)を、特開平9−7
4559号に示された符号化データ蓄積出力装置に適用
した場合を考える。
【0010】第1の伝送レートに適合する多重化データ
の符号化レートから、上述の平均面積比により求められ
た歌手、背景それぞれの符号化レートを第1の歌手符号
化レート、第1の背景符号化レートとする。また、第1
の伝送レートよりも低い第2の伝送レートに適合する多
重化データの符号化レートから同様に求められた歌手、
背景それぞれの符号化レートを第2の歌手符号化レー
ト、第2の背景符号化レートとする。
の符号化レートから、上述の平均面積比により求められ
た歌手、背景それぞれの符号化レートを第1の歌手符号
化レート、第1の背景符号化レートとする。また、第1
の伝送レートよりも低い第2の伝送レートに適合する多
重化データの符号化レートから同様に求められた歌手、
背景それぞれの符号化レートを第2の歌手符号化レー
ト、第2の背景符号化レートとする。
【0011】伝送レートが、第1の伝送レートから第2
の伝送レートに低下した場合、符号化データ蓄積出力装
置から出力される符号化データは、歌手の符号化データ
が第1の歌手符号化レートのものから第2の歌手符号化
レートのものに切り換わり、背景の符号化データが第1
の背景符号化レートのものから第2の背景符号化レート
のものに切り換わる。この伝送レート低下による、歌手
と背景の各符号化データの符号化レートの低下率は同じ
値となる。(即ち、[第2の歌手符号化レート/第1の
歌手符号化レート]=[第2の背景符号化レート/第1
の背景符号化レート] となる。)
の伝送レートに低下した場合、符号化データ蓄積出力装
置から出力される符号化データは、歌手の符号化データ
が第1の歌手符号化レートのものから第2の歌手符号化
レートのものに切り換わり、背景の符号化データが第1
の背景符号化レートのものから第2の背景符号化レート
のものに切り換わる。この伝送レート低下による、歌手
と背景の各符号化データの符号化レートの低下率は同じ
値となる。(即ち、[第2の歌手符号化レート/第1の
歌手符号化レート]=[第2の背景符号化レート/第1
の背景符号化レート] となる。)
【0012】このため、前述のMPEG-1符号化方式と同様
に、伝送レート(出力レート)が低下した場合に、歌番
組において重要な情報である歌手の再生品質を、重要度
の低い情報である背景の再生品質とは独立して維持、も
しくは、低下抑制することができない問題が生じる。
に、伝送レート(出力レート)が低下した場合に、歌番
組において重要な情報である歌手の再生品質を、重要度
の低い情報である背景の再生品質とは独立して維持、も
しくは、低下抑制することができない問題が生じる。
【0013】この発明は、伝送レート(出力レート)が
低下した場合においても、重要度の高いオブジェクトの
再生品質低下を防ぐことのできる符号化データ蓄積出力
装置を提供することを目的としている。
低下した場合においても、重要度の高いオブジェクトの
再生品質低下を防ぐことのできる符号化データ蓄積出力
装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、再生時に個別に復号して合成する
ことを前提に、複数の情報信号それぞれをオブジェクト
として符号化したデータを蓄積し、蓄積した符号化デー
タを多重化して出力する符号化データ蓄積出力装置にお
いて、各オブジェクト毎に情報の重要度に応じた重み付
を行うと共に、各オブジェクト毎に、複数の符号化レー
トで符号化した複数の符号化データを蓄積する蓄積手段
と、前記蓄積手段から選択出力される各オブジェクトの
前記符号化データを、多重化して出力する際の符号化デ
ータの出力レートを設定する出力レート設定手段と、前
記出力レートに基づき、前記蓄積手段から、各オブジェ
クト毎に前記複数の符号化データから各一つを選択して
出力させる制御手段とを設け、前記制御手段による選択
は、設定される出力レートが低下した場合、重要度の低
いオブジェクト程、優先的に、そのオブジェクトの複数
の符号化データの中から符号化レートのより低い符号化
データを選択するものであることを特徴とする符号化デ
ータ蓄積出力装置、を提供するものである。
するために本発明は、再生時に個別に復号して合成する
ことを前提に、複数の情報信号それぞれをオブジェクト
として符号化したデータを蓄積し、蓄積した符号化デー
タを多重化して出力する符号化データ蓄積出力装置にお
いて、各オブジェクト毎に情報の重要度に応じた重み付
を行うと共に、各オブジェクト毎に、複数の符号化レー
トで符号化した複数の符号化データを蓄積する蓄積手段
と、前記蓄積手段から選択出力される各オブジェクトの
前記符号化データを、多重化して出力する際の符号化デ
ータの出力レートを設定する出力レート設定手段と、前
記出力レートに基づき、前記蓄積手段から、各オブジェ
クト毎に前記複数の符号化データから各一つを選択して
出力させる制御手段とを設け、前記制御手段による選択
は、設定される出力レートが低下した場合、重要度の低
いオブジェクト程、優先的に、そのオブジェクトの複数
の符号化データの中から符号化レートのより低い符号化
データを選択するものであることを特徴とする符号化デ
ータ蓄積出力装置、を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明においては、例えば、歌番
組の符号化データ蓄積において、オブジェクト符号化を
用い、歌手と背景とを重要度による重み付を行って、歌
手と背景とを個別にそれぞれ複数の符号化レートで符号
化したデータを蓄積する。蓄積データの出力段で伝送レ
ート(出力レート)が第1の伝送レートから第2の伝送
レートに低下した場合に、歌手の符号化データは同じ符
号化レート、もしくは、より低い符号化レートのデータ
を選択して出力する。背景符号化データは歌手符号化デ
ータに比べて符号化レート低減率のより高い符号化デー
タを選択して出力する。
組の符号化データ蓄積において、オブジェクト符号化を
用い、歌手と背景とを重要度による重み付を行って、歌
手と背景とを個別にそれぞれ複数の符号化レートで符号
化したデータを蓄積する。蓄積データの出力段で伝送レ
ート(出力レート)が第1の伝送レートから第2の伝送
レートに低下した場合に、歌手の符号化データは同じ符
号化レート、もしくは、より低い符号化レートのデータ
を選択して出力する。背景符号化データは歌手符号化デ
ータに比べて符号化レート低減率のより高い符号化デー
タを選択して出力する。
【0016】第1の伝送レート時に選択されていた歌手
符号化データの符号化レートを歌手符号化レートK1、
同じく背景符号化データの符号化レートを背景符号化レ
ートH1とする。第2の伝送レート時には以下の符号化
レートの関係となる歌手符号化データ(このデータの符
号化レートを歌手符号化レートK2とする)と、背景符
号化データ(このデータの符号化レートを背景符号化レ
ートH2とする)とが選択される。[歌手符号化レート
K2/歌手符号化レートK1]>[背景符号化レートH
2/背景符号化レートH1]
符号化データの符号化レートを歌手符号化レートK1、
同じく背景符号化データの符号化レートを背景符号化レ
ートH1とする。第2の伝送レート時には以下の符号化
レートの関係となる歌手符号化データ(このデータの符
号化レートを歌手符号化レートK2とする)と、背景符
号化データ(このデータの符号化レートを背景符号化レ
ートH2とする)とが選択される。[歌手符号化レート
K2/歌手符号化レートK1]>[背景符号化レートH
2/背景符号化レートH1]
【0017】これにより、本発明の符号化データ蓄積出
力装置は、伝送レート(出力レート)が低下した場合に
おいても、重要度の低い情報である背景の再生品質低下
を大きくする代わりに、重要度の高い情報である歌手の
再生品質低下を抑えることができる。要するに、設定さ
れる伝送レート(出力レート)が低下した場合、重要度
の低いオブジェクト(情報信号)程、優先的に、そのオ
ブジェクトの複数の符号化データの中から符号化レート
の低い符号化データを選択して出力するようにすること
により、重要度の高いオブジェクト(情報信号)程、再
生品質低下を抑えることができる。
力装置は、伝送レート(出力レート)が低下した場合に
おいても、重要度の低い情報である背景の再生品質低下
を大きくする代わりに、重要度の高い情報である歌手の
再生品質低下を抑えることができる。要するに、設定さ
れる伝送レート(出力レート)が低下した場合、重要度
の低いオブジェクト(情報信号)程、優先的に、そのオ
ブジェクトの複数の符号化データの中から符号化レート
の低い符号化データを選択して出力するようにすること
により、重要度の高いオブジェクト(情報信号)程、再
生品質低下を抑えることができる。
【0018】なお、第1の伝送レート時に選択されてい
た背景符号化データが蓄積されている背景符号化データ
の中で一番符号化レートの低いデータである場合には、
上記の符号化レートの関係が成り立たない場合もある。
(例えば、後述の表3における伝送レート750kps
の場合)
た背景符号化データが蓄積されている背景符号化データ
の中で一番符号化レートの低いデータである場合には、
上記の符号化レートの関係が成り立たない場合もある。
(例えば、後述の表3における伝送レート750kps
の場合)
【0019】次に、図1と共に、本発明の一実施例を説
明する。図1において、端子4からの符号化データ切り
換え信号により、SW1を切り換えて符号化データ蓄積
器21に蓄積する符号化データを切り換える。端子4か
らの符号化データ切り換え信号によりSW1を端子aに
切り換えた場合、端子1からの歌手の任意形状動画像を
画面サイズ変換器11に供給する。歌手の任意形状動画
像は、例えば、ブルーバックスタジオで撮影した歌手の
矩形形状動画像(画面サイズ352x288)とクロマ
キー処理して得たキー信号(画面サイズ352x28
8)で構成する。
明する。図1において、端子4からの符号化データ切り
換え信号により、SW1を切り換えて符号化データ蓄積
器21に蓄積する符号化データを切り換える。端子4か
らの符号化データ切り換え信号によりSW1を端子aに
切り換えた場合、端子1からの歌手の任意形状動画像を
画面サイズ変換器11に供給する。歌手の任意形状動画
像は、例えば、ブルーバックスタジオで撮影した歌手の
矩形形状動画像(画面サイズ352x288)とクロマ
キー処理して得たキー信号(画面サイズ352x28
8)で構成する。
【0020】画面サイズ変換器1は、制御器1からの符
号化パラメータのうち、画面サイズのパラメータに基づ
き、歌手の任意形状動画像を構成する矩形形状動画像と
キー信号それぞれに対して画面サイズ変換を行い、プリ
フィルタ13に供給する。画面サイズ変換は、例えば、
従来から知られるローパスフィルタと画素間引きによる
サブサンプルによる方法で実現する。プリフィルタ13
は、制御器19からの符号化パラメータのうち、帯域特
性重み付け係数に基づき、歌手の任意形状動画像を構成
する矩形形状動画像に対して、図2に示すような構成の
プリフィルタで帯域制限して、任意形状符号化器15に
供給する。
号化パラメータのうち、画面サイズのパラメータに基づ
き、歌手の任意形状動画像を構成する矩形形状動画像と
キー信号それぞれに対して画面サイズ変換を行い、プリ
フィルタ13に供給する。画面サイズ変換は、例えば、
従来から知られるローパスフィルタと画素間引きによる
サブサンプルによる方法で実現する。プリフィルタ13
は、制御器19からの符号化パラメータのうち、帯域特
性重み付け係数に基づき、歌手の任意形状動画像を構成
する矩形形状動画像に対して、図2に示すような構成の
プリフィルタで帯域制限して、任意形状符号化器15に
供給する。
【0021】任意形状符号化器15は、例えばISO/IEC
14496-2 FDIS記載の2値任意形状符号化に基づき、歌手
の任意形状動画像を符号化する。任意形状符号化器15
の出力は、バッファメモリ17に供給される。バッファ
メモリ17は、符号化開始時に所定量の符号化データを
蓄積した後、出力クロック発生器20からの符号化レー
トに応じたクロックに同期して、SW1を介して、符号
化データ蓄積器21に符号化データを供給する。またバ
ッファメモリ17は、符号化データの充足量を逐次符号
化器15に供給する。符号化器15は、制御器19から
符号化開始前に予め設定されたバッファメモリ量と、バ
ッファメモリ17から逐次供給される充足量に基づき、
逐次量子化ステップを制御して発生符号量を調整する。
14496-2 FDIS記載の2値任意形状符号化に基づき、歌手
の任意形状動画像を符号化する。任意形状符号化器15
の出力は、バッファメモリ17に供給される。バッファ
メモリ17は、符号化開始時に所定量の符号化データを
蓄積した後、出力クロック発生器20からの符号化レー
トに応じたクロックに同期して、SW1を介して、符号
化データ蓄積器21に符号化データを供給する。またバ
ッファメモリ17は、符号化データの充足量を逐次符号
化器15に供給する。符号化器15は、制御器19から
符号化開始前に予め設定されたバッファメモリ量と、バ
ッファメモリ17から逐次供給される充足量に基づき、
逐次量子化ステップを制御して発生符号量を調整する。
【0022】制御器19は、端子3からの符号化データ
IDを含む符号化パラメータに基づき、画面サイズ変換器
1、プリフィルタ13、任意形状符号化器15、出力ク
ロック発生器20、符号化データ蓄積器21を制御す
る。例えば、端子3からの符号化パラメータを表1のよ
うに設定する。
IDを含む符号化パラメータに基づき、画面サイズ変換器
1、プリフィルタ13、任意形状符号化器15、出力ク
ロック発生器20、符号化データ蓄積器21を制御す
る。例えば、端子3からの符号化パラメータを表1のよ
うに設定する。
【0023】
【表1】
【0024】符号化データ蓄積器21は、SW1を介し
て供給を受けた符号化データを、所定の単位時間毎に管
理して順次蓄積する。また、符号化データ蓄積器21
は、制御器19から供給される符号化データIDに基づき
管理して蓄積する。
て供給を受けた符号化データを、所定の単位時間毎に管
理して順次蓄積する。また、符号化データ蓄積器21
は、制御器19から供給される符号化データIDに基づき
管理して蓄積する。
【0025】一方、端子4からの符号化データ切り換え
信号によりSW1を端子bに切り換えた場合、端子2か
らの背景の矩形形状動画像(画面サイズ352x28
8)を画面サイズ変換器12に供給する。
信号によりSW1を端子bに切り換えた場合、端子2か
らの背景の矩形形状動画像(画面サイズ352x28
8)を画面サイズ変換器12に供給する。
【0026】画面サイズ変換器12は、制御器19から
の符号化パラメータのうち、画面サイズのパラメータに
基づき、背景の矩形形状動画像に対して画面サイズ変換
を行い、プリフィルタ14に供給する。画面サイズ変換
は、例えば、従来から知られるローパスフィルタと画素
間引きによるサブサンプルによる方法で実現する。プリ
フィルタ14は、制御器19からの符号化パラメータの
うち、帯域特性重み付け係数に基づき、背景の矩形形状
動画像に対して同様に帯域制限して、矩形形状符号化器
16に供給する。
の符号化パラメータのうち、画面サイズのパラメータに
基づき、背景の矩形形状動画像に対して画面サイズ変換
を行い、プリフィルタ14に供給する。画面サイズ変換
は、例えば、従来から知られるローパスフィルタと画素
間引きによるサブサンプルによる方法で実現する。プリ
フィルタ14は、制御器19からの符号化パラメータの
うち、帯域特性重み付け係数に基づき、背景の矩形形状
動画像に対して同様に帯域制限して、矩形形状符号化器
16に供給する。
【0027】矩形形状符号化器16は、例えばISO/IEC
14496-2 FDIS記載の矩形形状符号化に基づき、背景の矩
形形状動画像を符号化する。矩形形状符号化器16から
の出力は、バッファメモリ18に供給される。
14496-2 FDIS記載の矩形形状符号化に基づき、背景の矩
形形状動画像を符号化する。矩形形状符号化器16から
の出力は、バッファメモリ18に供給される。
【0028】バッファメモリ18は、符号化開始時に所
定量の符号化データを蓄積した後、出力クロック発生器
20からの符号化レートに応じたクロックに同期して、
SW1を介して、符号化データ蓄積器21に符号化デー
タを供給する。またバッファメモリ18は、符号化デー
タの充足量を逐次符号化器16に供給する。符号化器1
6は、制御器19から符号化開始前に予め設定されたバ
ッファメモリ量と、バッファメモリ18から逐次供給さ
れる充足量に基づき、逐次量子化ステップを制御して発
生符号量を調整する。符号化データ蓄積器21は、SW
1を介して供給を受けた符号化データを順次蓄積する。
定量の符号化データを蓄積した後、出力クロック発生器
20からの符号化レートに応じたクロックに同期して、
SW1を介して、符号化データ蓄積器21に符号化デー
タを供給する。またバッファメモリ18は、符号化デー
タの充足量を逐次符号化器16に供給する。符号化器1
6は、制御器19から符号化開始前に予め設定されたバ
ッファメモリ量と、バッファメモリ18から逐次供給さ
れる充足量に基づき、逐次量子化ステップを制御して発
生符号量を調整する。符号化データ蓄積器21は、SW
1を介して供給を受けた符号化データを順次蓄積する。
【0029】制御器19は、端子3からの符号化データ
IDを含む符号化パラメータに基づき、画面サイズ変換器
12、プリフィルタ14、任意形状符号化器16、出力
クロック発生器20、符号化データ蓄積器21を制御す
る。例えば、端子3からの符号化パラメータを表2のよ
うに設定する。
IDを含む符号化パラメータに基づき、画面サイズ変換器
12、プリフィルタ14、任意形状符号化器16、出力
クロック発生器20、符号化データ蓄積器21を制御す
る。例えば、端子3からの符号化パラメータを表2のよ
うに設定する。
【0030】
【表2】
【0031】符号化データ蓄積器21は、SW1を介し
て供給を受けた符号化データを、所定の単位時間毎に管
理して順次蓄積する。また、制御器19から供給される
符号化データIDに基づき管理して蓄積する。
て供給を受けた符号化データを、所定の単位時間毎に管
理して順次蓄積する。また、制御器19から供給される
符号化データIDに基づき管理して蓄積する。
【0032】上記符号化と蓄積により、符号化データ蓄
積器21には、表1の符号化パラメータに基づく歌手任
意形状動画像符号化データ(それぞれ符号化レートの異
なるS-1,S-2)と、表2の符号化パラメータに基づく複
数の背景矩形形状動画像符号化データ(それぞれ符号化
レートの異なるB-1〜B-4)とが蓄積される。
積器21には、表1の符号化パラメータに基づく歌手任
意形状動画像符号化データ(それぞれ符号化レートの異
なるS-1,S-2)と、表2の符号化パラメータに基づく複
数の背景矩形形状動画像符号化データ(それぞれ符号化
レートの異なるB-1〜B-4)とが蓄積される。
【0033】端子5からは符号化データの組み合わせ情
報を制御器26に供給し、制御器26はこの情報を記憶
する。符号化データの組み合わせ情報は、表3のように
伝送レートに応じた歌手任意形状動画像符号化データと
背景矩形形状動画像符号化データの組み合わせ情報(ど
の符号化データを選択して出力するかの情報)である。
報を制御器26に供給し、制御器26はこの情報を記憶
する。符号化データの組み合わせ情報は、表3のように
伝送レートに応じた歌手任意形状動画像符号化データと
背景矩形形状動画像符号化データの組み合わせ情報(ど
の符号化データを選択して出力するかの情報)である。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示す符号化データの組み合わせは、
設定される伝送レート(出力レート)が低下した場合、
重要度の低いオブジェクト(背景)が、優先的に、その
オブジェクトの複数の符号化データ(背景符号化データ
B-1〜B-4)の中から符号化レートの低い符号化データを
選択して出力するようになっている。
設定される伝送レート(出力レート)が低下した場合、
重要度の低いオブジェクト(背景)が、優先的に、その
オブジェクトの複数の符号化データ(背景符号化データ
B-1〜B-4)の中から符号化レートの低い符号化データを
選択して出力するようになっている。
【0036】なお、伝送レート750kps時のよう
に、選択された背景符号化データが蓄積されている背景
符号化データの中で一番符号化レートの低いデータB-4
であれば、さらに伝送レートが下がった場合には、重要
度の高い情報である歌手符号化データの方で符号レート
の低い符号化データを選択する。
に、選択された背景符号化データが蓄積されている背景
符号化データの中で一番符号化レートの低いデータB-4
であれば、さらに伝送レートが下がった場合には、重要
度の高い情報である歌手符号化データの方で符号レート
の低い符号化データを選択する。
【0037】制御器26は、端子8から供給を受けた伝
送レートと、記憶した上記符号化データの組み合わせ情
報とから、出力する歌手符号化データ(歌手任意形状動
画像符号化データ)と背景符号化データ(背景矩形形状
動画像符号化データ)との符号化データIDを決定する。
そして、この決定に基づき、各符号化データIDの符号化
データを出力するように符号化データ蓄積器21を制御
する。
送レートと、記憶した上記符号化データの組み合わせ情
報とから、出力する歌手符号化データ(歌手任意形状動
画像符号化データ)と背景符号化データ(背景矩形形状
動画像符号化データ)との符号化データIDを決定する。
そして、この決定に基づき、各符号化データIDの符号化
データを出力するように符号化データ蓄積器21を制御
する。
【0038】符号化データ蓄積器21は、制御器26か
らの制御を受けて各符号化データIDの符号化データを出
力する。出力は、以下のように行う。所定の単位時間毎
に管理された各符号化データは、同じ単位時間の期間で
時分割に出力する。例えば、100msec毎に管理された符
号化データの場合、前半50msecで歌手符号化データを出
力し、後半50msec背景符号化データを出力する。そし
て、この時分割出力に同期してSW2を切り換え、歌手
符号化データをバッファメモリ22へ、背景符号化デー
タをバッファメモリ23へ供給する。
らの制御を受けて各符号化データIDの符号化データを出
力する。出力は、以下のように行う。所定の単位時間毎
に管理された各符号化データは、同じ単位時間の期間で
時分割に出力する。例えば、100msec毎に管理された符
号化データの場合、前半50msecで歌手符号化データを出
力し、後半50msec背景符号化データを出力する。そし
て、この時分割出力に同期してSW2を切り換え、歌手
符号化データをバッファメモリ22へ、背景符号化デー
タをバッファメモリ23へ供給する。
【0039】多重化器24は、バッファメモリ22とバ
ッファメモリ23とからの符号化データを多重化して、
バッファメモリ25に供給する。多重化は、符号化デー
タ蓄積器21から単位時間毎に各バッファメモリへ入力
した符号化データ量に応じて多重化比を決定し、この多
重化比でパケット多重化する。
ッファメモリ23とからの符号化データを多重化して、
バッファメモリ25に供給する。多重化は、符号化デー
タ蓄積器21から単位時間毎に各バッファメモリへ入力
した符号化データ量に応じて多重化比を決定し、この多
重化比でパケット多重化する。
【0040】バッファメモリ25は、符号化開始時に所
定量の符号化データを蓄積した後、端子6からの伝送路
出力クロックに同期して、伝送路に向けて符号化データ
を順次端子7に出力する。また、バッファメモリ25
は、符号化データの充足量を逐次多重化器24に供給す
る。多重化器24は、バッファメモリ25の充足量に応
じてダミーパケットの挿入を制御する。これにより、各
符号化器の符号化レートの総和と端子5からの符号化レ
ートとのずれ、及び、出力クロック発生器20の内部ク
ロックと伝送路出力クロックとの同期ずれを補償する。
定量の符号化データを蓄積した後、端子6からの伝送路
出力クロックに同期して、伝送路に向けて符号化データ
を順次端子7に出力する。また、バッファメモリ25
は、符号化データの充足量を逐次多重化器24に供給す
る。多重化器24は、バッファメモリ25の充足量に応
じてダミーパケットの挿入を制御する。これにより、各
符号化器の符号化レートの総和と端子5からの符号化レ
ートとのずれ、及び、出力クロック発生器20の内部ク
ロックと伝送路出力クロックとの同期ずれを補償する。
【0041】以上説明したように、実施例によれば、伝
送レート(出力レート)が低下した場合に、重要度の高
い情報である歌手の符号化データは同じ符号化レート、
もしくは、より低い符号化レートのデータを選択して出
力し、重要度の低い情報である背景符号化データは歌手
符号化データに比べて符号化レート低減率のより高い符
号化データを選択して出力する。これにより、本実施例
の符号化データ蓄積出力装置は、伝送レート(出力レー
ト)が低下した場合においても、重要度の低い情報であ
る背景の再生品質低下を大きくする代わりに、重要度の
高い情報である歌手の再生品質低下を抑えることができ
る。
送レート(出力レート)が低下した場合に、重要度の高
い情報である歌手の符号化データは同じ符号化レート、
もしくは、より低い符号化レートのデータを選択して出
力し、重要度の低い情報である背景符号化データは歌手
符号化データに比べて符号化レート低減率のより高い符
号化データを選択して出力する。これにより、本実施例
の符号化データ蓄積出力装置は、伝送レート(出力レー
ト)が低下した場合においても、重要度の低い情報であ
る背景の再生品質低下を大きくする代わりに、重要度の
高い情報である歌手の再生品質低下を抑えることができ
る。
【0042】また、本実施例では、設定される伝送レー
ト(出力レート)に応じて、複数の歌手符号化データと
複数の背景符号化データとから一つずつを選択して出力
する。よって、伝送レート個々に対応する歌手符号化デ
ータと背景符号化データとの組み合わせをそれぞれ蓄積
しておく場合に比べて、符号化データ蓄積に必要なメモ
リ量を削減できる。(表3の例で考えると、伝送レート
個々に対応する歌手符号化データと背景符号化データと
の組み合わせをそれぞれ蓄積しておく場合には、S-1とB
-1、S-1とB-2、S-1とB-3との組み合わせをそれぞれ個別
に蓄積しておくことになり、同じデータS-1を3つ記憶
しなければならない。)
ト(出力レート)に応じて、複数の歌手符号化データと
複数の背景符号化データとから一つずつを選択して出力
する。よって、伝送レート個々に対応する歌手符号化デ
ータと背景符号化データとの組み合わせをそれぞれ蓄積
しておく場合に比べて、符号化データ蓄積に必要なメモ
リ量を削減できる。(表3の例で考えると、伝送レート
個々に対応する歌手符号化データと背景符号化データと
の組み合わせをそれぞれ蓄積しておく場合には、S-1とB
-1、S-1とB-2、S-1とB-3との組み合わせをそれぞれ個別
に蓄積しておくことになり、同じデータS-1を3つ記憶
しなければならない。)
【0043】上記実施例では、動画像の符号化を例に説
明したが、本発明におては対象が音声の符号化であって
もよいし、動画像と音声を組み合わせた符号化であって
もよい。音声の符号化、例えば、背景音楽とナレーショ
ンとの組み合わせの場合を考える。ナレーションを重要
度の高い情報とする。
明したが、本発明におては対象が音声の符号化であって
もよいし、動画像と音声を組み合わせた符号化であって
もよい。音声の符号化、例えば、背景音楽とナレーショ
ンとの組み合わせの場合を考える。ナレーションを重要
度の高い情報とする。
【0044】背景音楽とナレーションは、ISO/IEC 1381
8-7規定に準じた方式(通称AACと呼ばれる)で表4,表
5の符号化パラメータに基づき符号化して、符号化デー
タ蓄積器に蓄積する。また、表6に基づき伝送レートに
応じて、符号化データ蓄積器に蓄積した背景音楽とナレ
ーションの各符号化データを組み合わせて出力する。こ
れにより、伝送レートの低下に対して、背景音楽の符号
化レート等を低下させ、背景音楽の音声チャンネル数、
音声帯域、再生歪みを劣化させる代わりに、重要度の高
い情報であるナレーションの再生品質低下を防止でき
る。なお、この例では説明を簡略化するため、ナレーシ
ョン符号化データを複数示さず、一つのみ示した。
8-7規定に準じた方式(通称AACと呼ばれる)で表4,表
5の符号化パラメータに基づき符号化して、符号化デー
タ蓄積器に蓄積する。また、表6に基づき伝送レートに
応じて、符号化データ蓄積器に蓄積した背景音楽とナレ
ーションの各符号化データを組み合わせて出力する。こ
れにより、伝送レートの低下に対して、背景音楽の符号
化レート等を低下させ、背景音楽の音声チャンネル数、
音声帯域、再生歪みを劣化させる代わりに、重要度の高
い情報であるナレーションの再生品質低下を防止でき
る。なお、この例では説明を簡略化するため、ナレーシ
ョン符号化データを複数示さず、一つのみ示した。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】他の実施例として、重要度が高いオブジェ
クト(情報信号)程、符号化データ蓄積器に蓄積する符
号化データの数を少なくする。この実施例では、伝送レ
ートの変化に対して、重要度が高いオブジェクト程、再
生品質を安定化させることができる(良好な再生品質を
伝送レートのより広い変化範囲に対して一定に維持でき
る)と共に、符号化データ蓄積器に必要なメモリ量をよ
り削減できる。
クト(情報信号)程、符号化データ蓄積器に蓄積する符
号化データの数を少なくする。この実施例では、伝送レ
ートの変化に対して、重要度が高いオブジェクト程、再
生品質を安定化させることができる(良好な再生品質を
伝送レートのより広い変化範囲に対して一定に維持でき
る)と共に、符号化データ蓄積器に必要なメモリ量をよ
り削減できる。
【0049】
【発明の効果】以上の通り、本発明の符号化データ蓄積
出力装置は、伝送レート(出力レート)が低下した場合
においても、重要度の低い情報ほど優先的に再生品質低
下を大きくすることにより、重要度の高い情報ほど再生
品質低下を抑えることができる。
出力装置は、伝送レート(出力レート)が低下した場合
においても、重要度の低い情報ほど優先的に再生品質低
下を大きくすることにより、重要度の高い情報ほど再生
品質低下を抑えることができる。
【0050】また、この符号化データ蓄積出力装置は、
設定される伝送レート(出力レート)に応じて、各オブ
ジェクトの複数の符号化データから一つずつを選択して
出力している。よって、伝送レート個々に対応する各オ
ブジェクトの符号化データの組み合わせをそれぞれ各別
に蓄積しておく場合に比べて、符号化データ蓄積に必要
なメモリ量を削減できる。
設定される伝送レート(出力レート)に応じて、各オブ
ジェクトの複数の符号化データから一つずつを選択して
出力している。よって、伝送レート個々に対応する各オ
ブジェクトの符号化データの組み合わせをそれぞれ各別
に蓄積しておく場合に比べて、符号化データ蓄積に必要
なメモリ量を削減できる。
【図1】一実施例の構成を示す図である。
【図2】一実施例内のプリフィルタの動作を説明するた
めの図である。
めの図である。
11,12 画面サイズ変換器 13,14 プリフィルタ 15 任意形状符号化器 16 矩形形状符号化器 17,18,22,23,25 バッファメモリ 19,26 制御器 20 出力クロック発生器 21 符号化データ蓄積器 24 多重化器
フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 GA07 GB06 GD02 GD03 GE04 5C053 FA23 FA27 GB05 GB17 GB37 HA33 KA25 5C059 KK01 KK38 LB04 LB05 MA00 MB12 MB14 MB16 PP28 PP29 RC32 TA09 TA70 TA75 TB18 TC37 UA02 UA09 UA11 UA32 5C063 AA10 AB03 CA09 CA23 CA34 CA36 EB45
Claims (1)
- 【請求項1】再生時に個別に復号して合成することを前
提に、複数の情報信号それぞれをオブジェクトとして符
号化したデータを蓄積し、蓄積した符号化データを多重
化して出力する符号化データ蓄積出力装置において、 各オブジェクト毎に情報の重要度に応じた重み付を行う
と共に、各オブジェクト毎に、複数の符号化レートで符
号化した複数の符号化データを蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段から選択出力される各オブジェクトの前記
符号化データを、多重化して出力する際の符号化データ
の出力レートを設定する出力レート設定手段と、 前記出力レートに基づき、前記蓄積手段から、各オブジ
ェクト毎に前記複数の符号化データから各一つを選択し
て出力させる制御手段とを設け、 前記制御手段による選択は、設定される出力レートが低
下した場合、重要度の低いオブジェクト程、優先的に、
そのオブジェクトの複数の符号化データの中から符号化
レートのより低い符号化データを選択するものであるこ
とを特徴とする符号化データ蓄積出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27596799A JP2001103425A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 符号化データ蓄積出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27596799A JP2001103425A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 符号化データ蓄積出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001103425A true JP2001103425A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17562925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27596799A Pending JP2001103425A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 符号化データ蓄積出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001103425A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001060075A1 (en) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Apparatus and method for converting compressed bit stream |
WO2001078399A1 (en) * | 2000-04-11 | 2001-10-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for transcoding of compressed image |
WO2003039146A1 (en) * | 2001-10-29 | 2003-05-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Digital data recording apparatus |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27596799A patent/JP2001103425A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001060075A1 (en) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Apparatus and method for converting compressed bit stream |
JP4601889B2 (ja) * | 2000-02-14 | 2010-12-22 | ミツビシ・エレクトリック・リサーチ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド | 圧縮ビットストリームを変換するための装置及び方法 |
WO2001078399A1 (en) * | 2000-04-11 | 2001-10-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for transcoding of compressed image |
WO2003039146A1 (en) * | 2001-10-29 | 2003-05-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Digital data recording apparatus |
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