JP3823039B2 - 尿輸送用容器及び尿成分排泄量測定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人や動物の尿検査に用いられる尿輸送用容器及び尿成分排泄量測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
人または動物の尿を検査するに際しては、尿中に含まれている蛋白質や糖等が測定される。また、糖尿病患者の尿検査では、単に尿中の成分を検出するだけでなく、一日に排出される各尿中のこれらの成分の含有量を測定することが求められている。さらに、一日の排尿量も求める必要がある。
【0003】
そこで、従来、排尿の度に容器に尿を溜め、溜められた尿からスポイト等により尿を採取し、尿中に含まれている各成分を検出すると共に、排尿量の測定が行われていた。
【0004】
しかしながら、排尿量は500cc程度と多く、排尿回数も一日に5〜6回にわたる。そこで、尿を溜めるための容器として比較的大きな容器を必要とする。そのため、これらの尿の採取及び測定作業は、入院中の患者の場合には容易であるが、外来患者や患者が外出した場合には非常に困難となる。
【0005】
このような問題を解決するものとして、特開平5−256746号公報には、携帯可能な採尿器が提案されている。ここでは、伸縮自在の蛇腹状のカップ体に尿が採取される。カップ体は伸縮自在であるため、使用時に延ばし、大きな内容積を有するように構成することができる。また、カップ体の下方には、尿検査に必要な量の尿サンプルをカップ体からとり入れることが可能とされており、かつカップ体に比べて小さな容積の尿溜め部が構成されている。使用に際しては、カップ体に尿を溜め、カップ体から尿溜め器に測定に必要な量の尿サンプルを導き、しかる後カップ体を縮めることにより携帯可能な大きさとされる。
【0006】
しかしながら、上記先行技術に記載の採尿器では、カップ体に尿を採取するため、全体の大きさが大きくならざるを得なかった。他方、複数回採尿した場合には、複数個の採尿器を運ばなければならない。従って、比較的大きな採尿器を複数個持ち歩ねばならなかった。
【0007】
また、上記先行技術に記載の採尿器では、カップ体に尿を採取した後、カップ体に連ねられた尿溜め容器に測定用の検体としての尿サンプルが導かれるが、残りの尿はカップ体から捨てさられる。従って、採取した尿の総量を求めることができなかった。尿の総量は、発汗による尿の濃縮の程度や、飲み水もしくは飲酒による尿の希釈の程度を把握するために求めらねばならない。この先行技術に記載の採尿器では、上記のように尿の総量を求めることができないため、尿の濃縮や希釈の程度を把握することができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、人または動物の尿の検査に用いられる尿輸送用容器であって、比較的小型に構成することができ、複数の尿検体の運搬の負担を軽減することができ、かつ排出された尿の総量を求めることができる、尿輸送用容器を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、本発明に従って構成された尿輸送用容器を用いた尿成分排泄量測定方法であり、縮分尿より尿成分排泄総量を簡易に測定することのできる方法を提供することにある。なお、本明細書でいう「縮分尿」とは、尿全量のうちから一定比率で採取した尿サンプルのことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の広い局面によれば、尿成分排泄量の測定に際し検体としての尿を輸送するための尿輸送用容器であって、有底の外管と、前記外管内に挿入され、下方に開口部を有し、上端が開いた筒状の内管と、前記外管の上端から管内に挿入される第1の圧入部と、第1の圧入部の先端に連ねられており、第1の圧入部よりも径が小さく、内管に圧入される第2の圧入部とを有する栓体とを備え、前記内管の圧入部が圧入される領域に貫通孔が形成されており、前記第2の圧入部が、内管の内周面の一部において内周面に圧接しない部分を備え、前記栓体を回転させることにより、前記貫通孔が第2の圧入部により閉じられた閉状態と、前記貫通孔が第2の圧入部により覆われておらず、該貫通孔が開いている開状態とをとり得るように構成されている尿輸送用容器が提供される。
【0011】
本発明の他の広い局面によれば、請求項1に記載の尿輸送用容器を用いて尿成分排泄量を測定する方法であって、前記内管に導かれる尿サンプル(縮分尿)の量に応じて採取された尿の全量を求め得る採尿容器を用意する工程と、前記尿輸送用容器の外管から栓体及び内管を取り外し、栓体が圧入されている内管を尿が採取された採尿容器内に挿入する工程と、前記内管の貫通孔が第2の圧入部により被覆されていない開状態とする工程と、前記容器内の尿の液面の高さと、前記内管内の尿の液面の高さが一致した場合に前記栓体を回転させて閉状態とする工程と、前記容器から閉状態にされた内管及び栓体を取り出し、前記外管内に内管を挿入し、栓体を外管に圧入する工程と、前記外管に内管及び栓体が挿入された尿輸送用容器において内管に採取された尿の重量または体積に基づいて、最初に採尿容器内に採取された尿の全量を求めると共に、採取された尿中の成分排泄量を測定する工程とを備える、尿成分排泄量測定方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る尿輸送用容器及び尿成分測定方法の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る尿輸送用容器を示す縦断面図である。尿輸送用容器1は有底の外管2と、外管2内に挿入される内管3と栓体4とを有する。外管2は、上端に開口2aを有する有底の円筒状の形状を有する。外管2を構成する材料としては、特に限定されず、合成樹脂、ガラスまたは金属等により構成することができる。なお、外管2は、角筒状の形状を有していてもよい。
【0014】
内管3は、下端に開口3aを有し、上端に開口3bを有する円筒状の部材により構成されている。もっとも、内管3は、角筒状等の他の形状を有していてもよい。また、内管3の下端に開口3aが形成されているが、下端が閉じられていてもよく、その場合には、側面において下端近傍に開口部が形成されておればよい。
【0015】
内管3を構成する材料についても特に限定されず、合成樹脂、ガラスまたは金属により内管3を構成することができる。もっとも、内管3は、後述の使用方法から明らかなように、採取した尿の液面を外部から観察するうえで、透明な部材からなることが好ましい。
【0016】
上記外管2及び内管3を構成する合成樹脂としては、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸、ポリ塩化ブチル、ポリ臭化ブチル等が挙げられる。また、金属材料としては、アルミニウムや鉄等が挙げられる。
【0017】
図2(a),(b)は、内管3を異なる方向からみた側面図である。内管3の上端近傍には、貫通孔3cが形成されている。また、貫通孔3cが形成されている側とは反対側の内管の外壁部分にマーキング3dが付与されている。マーキング3dは、内管3にマーキング3dを構成するための部材を貼り合わせることにより構成されてもよく、あるいは、内管3の表面に塗装あるいは切削等により構成されてもよい。
【0018】
図1に戻り、栓体4は、把持部4aと、把持部4aの下方に連ねられた第1の圧入部4bと、第1の圧入部4bの端面から下方に突出するように連ねられた第2の圧入部4cとを有する。栓体4は、ゴムまたはエラストマー等の弾性材料により構成されている。把持部4aは、外管2の内径よりも大きな径を有する。また、第1の圧入部4bは外管2の開口2aに圧入されるように構成されている。圧入された状態においては、外管2の内壁と第1の圧入部4bとの間が液密封止される。
【0019】
図3(a),(b)に示すように、第2の圧入部4cは、横断面が約半円状の形状を有し、第2の圧入部4cの半円筒側面4c1が、内管3の内壁に圧接し得るように、第2の圧入部4cが構成されている。第2の圧入部4cの半円筒側面4c1と反対側の平面状側面4c2は、図1に示すように内管3内に第2の圧入部4cが圧入された際に、内管3の内壁には接触しない。すなわち、図1に示す間隙Aが構成される。
【0020】
図1に示されている状態では、第2の圧入部4cの半円筒側面4c1が内管3の貫通孔3cを閉じる位置とされている。この状態では、貫通孔3cが閉じられているため、本発明における「閉状態」を構成している。栓体4を図1に示す状態からその軸方向に回転させることにより第2の圧入部4cの半円筒側面4c1が貫通孔3cを覆わない状態、すなわち、「開状態」とすることができる。言い換えれば、平面状側面4c2(図3(b)参照)が、貫通孔3cにのぞむように栓体4を位置させることにより、「開状態」とすることができる。
【0021】
なお、第2の圧入部は一部に貫通孔3cを覆い得ない内管3の内壁に圧接しない部分を有する限り、図示の半円筒側面4c1を有する形状に限定されない。
なお、図3(a)に示すように、把持部4aには、マーキング4dが構成されている。マーキング4dは、栓体4を回転させた際にマーキング4dが内管3に形成されたマーキング3dに一致された際に、図1に示されたように閉状態とされていることを確認するために設けられている。言い換えれば、マーキング3dとマーキング4dとが周方向において一致するように栓体4を回転させることにより、尿輸送用容器1は閉状態とすることができる。
【0022】
また、マーキング3dに対して、尿輸送用容器の中心軸周りに180℃回転させた位置にマーキング4dが位置するように栓体4を回転させれば、「開状態」とすることができる。
【0023】
マーキング4dは、栓体4の把持部4aに他の部材を貼り合わせることにより、あるいは塗装により形成されてもよく、また把持部4aの外表面を切削すること等により形成されてもよい。
【0024】
次に、本実施形態の尿輸送用容器1を用いた尿成分測定方法を説明する。
まず、図4に略図的に示す比較的大きな採尿容器11を用意する。採尿容器11としては、排出された尿の全量が溜められる大きさの容器を用いればよい。採尿容器11を構成する材料は特に限定されない。また、採尿容器11は、尿輸送用容器1に尿を採取する際に用いられるものに過ぎず、排出された尿の全量が収納される限り、どのような材料から構成されていてもよい。従って、好ましくは、500mL以上の容量を有する紙コップ等の廃棄可能な安価な容器が採尿容器11として用いられる。
【0025】
採尿容器11内に尿12を溜める。他方、本実施形態の尿輸送用容器1の外管2から、内管3及び栓体4を引き出す。この場合、栓体4は内管3に装着されたまま引き出される。そして、図4に示すように、内管3を採尿容器11内の尿12に挿入する。図4では、内管3の貫通孔3cが栓体4の第2の圧入部4cにより被覆されておらず、すなわち開状態とされている。もっとも閉状態のまま図4に示すように内管3を尿12に浸漬してもよく、尿12に内管3を浸漬した後に栓体4を回転させて開状態としてもよい。
【0026】
いずれにしても、開状態にある場合には、内管3内が貫通孔3cにより外気と連通されているため、内管3内には、尿12が侵入する。この場合、内管3の下端が採尿容器11の内底面に接触される。その結果、採尿容器11内の尿12の液高すなわち採尿容器11の内底面から尿12の液面までの高さと、内管3の注入した尿12の液高とが一致される。この状態で栓体4を内管3に対して回転させ閉状態とする。液高が一定ならば、採尿コップと内管の面積の比より一定に縮分された尿を内管に採取することができる。閉状態とするには、前述したマーキング3dをマーキング4dと周方向において一致するように栓体4を回転させればよい。
【0027】
閉状態とされた後、採尿容器11から内管3及び栓体4を引き出す。図5に示すように閉状態とされているので、内管3内に採取された尿サンプル12Aは内管3内に維持される。しかる後、内管3を図1に示した外管2に挿入し、栓体4を外管2に圧入する。このようにして、図1に示すように、尿サンプル12Aが採取された尿輸送用容器1が得られる。
【0028】
尿輸送用容器1は、尿中に含有されている蛋白質や糖等の排泄成分を検出するのに、必要な縮分された少量の尿サンプル12Aを収納している。従って、輸送用容器1は、このような成分の検出に必要な量の尿サンプル12Aを収納すればよいだけであるため、小型に構成することができる。
【0029】
よって、患者が外出先などにおいて、上記操作を繰り返し、複数回排尿した場合、排尿の度に、上記操作により、各尿輸送用容器1に尿サンプル12Aを採取すればよい。尿輸送用容器1が小型であるため、複数本の尿輸送用容器1を病院等に容易に運搬することができる。
【0030】
また、本実施形態の測定方法では、上記採尿容器11内に採取された尿の総量12を求めることもできる。すなわち、採尿容器11として、尿輸送用容器1に採取された尿サンプルの量に基づいて、採尿容器11内に採取された尿12の量を求め得るように、尿サンプル12Aの量と採尿容器11内に採取された尿12の全量との関係を知ることができる採尿容器11を用いることによりその縮分率により尿12の全量を知ることができる。
【0031】
例えば、尿輸送用容器1に採取された尿サンプル12Aの体積を内管3の断面積で除算することにより図4に示した採取時の尿サンプル12Aの液高を知ることができる。すなわち、採取した尿12の採尿容器11中における液高を計算することができる。従って、採取した尿12の液高と採取された尿12の体積との関係が既知である採尿容器11を用いれば、尿輸送用容器1に採取された尿サンプル12Aの体積から、尿12の全量を知ることができる。
【0032】
より好ましくは、採尿容器11として、円筒状の容器を用いれば、上記のようにして求められた採取した尿12の液高に、採尿容器11の内底面の面積を乗算することにより、尿12の総量を知ることができる。もっとも、採尿容器11は円筒状である必要は必ずしもなく、採取された尿12の液高と体積との関係が既知であれば、逆円錐台状のような他の形状を有していてもよい。
【0033】
さらに、尿輸送用容器1に採取された尿サンプル12Aの体積を求める場合、尿輸送用容器1内に採取された尿サンプル12Aの体積を直接求めてもよいが、好ましくは、重量測定により非接触的に尿サンプル12Aの量を求めることができる。すなわち、尿輸送用容器1の採取前の重量を測定しておく。次に尿サンプル12Aが収納された尿輸送用容器1の重量を測定する。そして、両者の差から、採取された尿サンプル12Aの重量が求められる。従って、尿サンプル12Aの重量と、該尿サンプル12Aの尿比重から、採取された尿サンプル12Aの体積を求めることができる。
【0034】
本発明に係る尿成分排泄量測定方法では、上記のようにして、病院や検査センター等に持ち込まれた尿輸送用容器1内の尿サンプル12Aの成分の測定、例えば、食塩、蛋白質や糖等の測定が行なわれると共に、上記のようにして排出された尿の全量が求められる。
【0035】
【発明の効果】
本発明に係る尿測定用容器では、外管、内管及び栓体からなる比較的簡便な構造を有し、内管の栓体が圧入される領域に貫通孔が形成されており、栓体を回転させることにより、上記閉状態または開状態とすることができるので、外管から内管及び栓体を引出し、尿中に内管を挿入し、開状態にある内管内に、一定に縮分された尿を容易に採取することができる。しかる後、閉状態として、尿から内管及び栓体を引出し、外管内に内管を挿入し、栓体を外管に圧入することにより、尿サンプルを採取した尿輸送用容器を得ることができる。
【0036】
採取される尿サンプルは、尿中の蛋白質や糖等の成分を検出するのに適当な量の尿でよいため、尿輸送容器の小型化を図ることができる。
加えて、最初に尿を採取するための採尿容器として、内管内に採取された尿サンプルの量と尿を採取した採尿容器内の尿量との関係が既知である容器を用いることにより、尿成分の排泄の全量を本発明の尿の成分排泄量測定方法に従って容易に求めることができる。
【0037】
よって、本発明に係る尿輸送用容器を用い、本発明の尿成分排泄量測定方法を利用することにより、外来患者や病院から外出している患者が複数回排尿した場合でも、その都度容易に尿を採取することができ、かつ採取した尿サンプルを比較的小型の尿輸送用容器を用いて病院等に容易に運搬することができ、さらに尿成分の検出だけでなく、尿の全量も病態管理のために容易に求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る尿輸送用容器を示す縦断面図。
【図2】(a),(b)は、図1に示した尿輸送用容器の内管を異なる角度から見た各側面図。
【図3】(a),(b)は、図1に示した実施形態の尿輸送用容器の栓体を説明するための斜視図及び底面図。
【図4】本発明に係る尿成分測定方法の一実施形態を説明するための略図的断面図。
【図5】本発明にの一実施形態に係る尿成分測定方法において、内管内に尿サンプルが採取された状態を示す略図的側面の断面図。
【符号の説明】
1…尿輸送用容器
2…外管
3…内管
3a…開口
3b…開口
3c…貫通孔
3d…マーキング
4…栓体
4a…把持部
4b…第1の圧入部
4c…第2の圧入部
4d…マーキング
11…採尿容器
12…尿
12A…尿サンプル
Claims (2)
- 尿成分排泄量の測定に際し検体としての尿を輸送するための尿輸送用容器であって、
有底の外管と、
前記外管内に挿入され、下方に開口部を有し、上端が開いた筒状の内管と、
前記外管の上端から管内に挿入される第1の圧入部と、第1の圧入部の先端に連ねられており、第1の圧入部よりも径が小さく、内管に圧入される第2の圧入部とを有する栓体とを備え、
前記第2の圧入部が圧入される領域において内管に貫通孔が形成されており、前記第2の圧入部が、内管の内周面の一部において内周面に圧接しない部分を備え、前記栓体を回転させることにより、前記貫通孔が第2の圧入部により閉じられた閉状態と、前記貫通孔が第2の圧入部により覆われておらず、該貫通孔が開いている開状態とをとり得るように構成されている尿輸送用容器。 - 請求項1に記載の尿輸送用容器を用いて尿成分排泄量を測定する方法であって、
前記内管に導かれる尿サンプルの量に応じて採取された尿の全量を求め得る採尿容器を用意する工程と、
前記尿輸送用容器の外管から栓体及び内管を取り外し、栓体が圧入されている内管を尿が採取された採尿容器内に挿入する工程と、
前記内管の貫通孔が第2の圧入部により被覆されていない開状態とする工程と、
前記容器内の尿の液面の高さと、前記内管内の尿の液面の高さが一致した場合に前記栓体を回転させて閉状態とする工程と、
前記容器から閉状態にされた内管及び栓体を取り出し、前記外管内に内管を挿入し、栓体を外管に圧入する工程と、
前記外管に内管及び栓体が挿入された尿輸送用容器において内管に採取された尿の重量または体積に基づいて、最初に採尿容器内に採取された尿の全量を求めると共に、採取された尿中の成分の排泄量を測定する工程とを備える、尿成分排泄量測定方法。
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