JP3820358B2 - ペースト塗布機 - Google Patents

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良紀 徳安
茂 石田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペースト塗布機に係り、特に、基板上に複数のペーストパターンを同時に塗布するペースト塗布機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術としては、プラズマデイスプレイパネル(以下、PDPという)の製作などに用いられる特開平11−314061号公報などに記載された塗布装置がある。かかる塗布装置では、同じ形態の複数のペーストパターンを同じ基板上に同時に塗布描画できるように、基板の凹凸に一致するようにノズルに複数のペースト吐出口が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ノズルに設けるペースト吐出口の個数が多いほど、一度の処理で多くのペーストパターンを同じ基板上に同時に塗布描画できる。しかし、ペースト供給孔とペースト吐出口の距離が離れるほどペーストの吐出量が減少し、一度に描画するペースト吐出量のバラツキが大きくなる。このため、ペースト吐出口数を増やすことはできなかった。
【0004】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、多孔ノズルのペースト吐出口の数を増やして一度に描画できるペーストパターンを増やし、生産時間を短縮できるようにしたペースト塗布機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、シリンジに取り付けられているノズルは、その先端部に、横一列に配列された描画するペーストパターン毎の複数のペースト吐出口を有しており、該シリンジに設けられたペースト供給孔と該ノズルの該ペースト吐出口との間に、該ペースト供給孔との連結部から該ペースト吐出口の配列方向に幅が広げられたペースト供給管路を設け、該ペースト供給管路中に、該ペースト供給孔から所定の間隔を置いて該ペースト供給孔に対向するように、拡散板を設けるとともに、該拡散板よりも下流側で該ペースト供給管路に略90度の曲がり部を設け、同一基板上に複数のペーストパターンを同時に描画可能な構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
【0007】
図1は本発明によるペースト塗布機の一実施形態の外観を示す斜視図であって、1は架台、2はZ軸テーブル支持架台、3はX軸移動テーブル、4はX軸サーボモータ、5はY軸移動テーブル、6はY軸サーボモータ、7は基板保持機構、8はθ軸移動テーブル、9は基板、10はZ軸移動テーブル支持ブラケット、11はZ軸移動テーブル、12はZ軸サーボモータ、13は塗布ヘッド部、14は移動ベース、15は基板テーブル、16はリニアモータ、20は画像認識カメラ、21は主制御部、25はケーブル、22は副制御部、23はモニタ、24はキーボードである。
【0008】
同図において、架台1上には、X軸方向に並行にX軸移動テーブル3が設けられている。このX軸移動テーブル3上には、これと直交するように(Y軸方向に並行に)、Y軸移動テーブル5が設けられている。そして、Y軸移動テーブル5上には、基板テーブル15が設けられて、この基板テーブル15上にθ軸移動テーブル8がθ軸方向に回転可能に設置されており、そらに、このθ軸移動テーブル8上に基板保持機構7が設けられている。
【0009】
Y軸移動テーブル5は、X軸移動テーブル3に設けられているX軸サーボモータ4でもってボールねじを正転や逆転の回転(正逆転)駆動することにより、X軸方向に水平に搬送される。また、Y軸移動テーブル5上の基板テーブル15、従って、θ軸移動テーブル8と基板保持機構7とは、このY軸移動テーブル5上に設けられているY軸サーボモータ6によって駆動されるボールねじの正逆転により、Y軸方向に移動する。以上により、基板保持機構に保持された基板9は、X,Y軸方向に移動可能となる。なお、ここで、これらテーブル5,15,8を駆動するための構成やモータを、総称して、テーブル駆動機構という。
【0010】
架台1上に設けられたZ軸テーブル支持架台2には、Z軸移動テーブル支持ブラケット10が固定されており、これにZ軸方向に並行にZ軸移動テーブル11が設けられている。そして、Z軸移動テーブル11には、リニアモータ16や塗布ヘッド部13を搭載した移動ベース14がZ軸方向に移動(上下移動)可能に取り付けられている。この移動ベース14は、Z軸移動テーブル11に設けられたZ軸サーボモータ12の正逆回転で上下移動し、これにより、塗布ヘッド部13が上下移動する。
【0011】
また、移動ベース14には、さらに、基板保持機構7によって保持されている基板9の位置合わせマークやペーストパターンの形状を認識するために、基板9に対向するようにして、画像認識カメラ20が設けられている。以下では、このZ軸移動テーブル11や移動ベース14,Z軸サーボモータ12などを、総称して、ヘッド駆動機構という。
【0012】
架台1の内部には、上記サーボモータ4,6,12やθ軸移動テーブル8のサーボモータ(図示せず)、塗布ヘッド部13をZ軸方向に移動させるリニアモータ16などを制御する主制御部21が設けられている。この主制御部21は、ケーブル25を介して、記憶装置を備えた副制御部22に接続されている。そして、この副制御部22には、モニタ23やキーボード24が接続されている。主制御部21で用いる各種処理データはキーボード24から入力され、画像認識カメラ20で捉えた画像や主制御部21での処理状況はモニタ23に表示される。また、キーボード24からの入力データなどは、副制御部22の記憶装置であるハードディスクやフロッピディスクなどの記憶媒体に記憶保管される。
【0013】
図2は図1における塗布ヘッド部13を含めたヘッド駆動機構を拡大して示す斜視図であって、16aはリニアモータ16の固定部、16bはリニアモータ16の移動部、17はシリンジ(ペーストの収納容器であるペースト収納筒)、18はノズル、19は距離センサであり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0014】
同図において、塗布ヘッド部13は、固定部16a及び移動部16bからなるリニアモータ16と、シリンジ17と、ノズル18と、距離センサ19などがブロック化されて構成されており、移動ベース14上に設けられている。この移動ベース14は、Z軸移動テーブル11に設けたZ軸サーボモータ12を正逆回転駆動することにより、上下移動する。
【0015】
シリンジ17及びノズル18は、距離センサ19とともに、リニアモータ16の移動部16bに設けられており、リニアモータ16の固定部16aに対して上下に(Z軸方向に)微少移動する。ノズル18には、後述するように、その下端面(先端部)に多数のペースト吐出口が下向きで、かつX軸方向に沿って横一列に並んだ形式で設けられている。
【0016】
距離センサ19は、ノズル18の先端部(ペースト吐出口)から基板9(図1)の表面(上面)までの距離を、基板9の表面からの反射光の受光量を検出して、それを用いて計測する。即ち、距離センサ19は、内部に発光素子と受光素子とを備えており、この発光素子から放射されたレーザ光が基板9上の計測点で反射されて、その反射光を受光素子で受光し、発光素子の発光量と受光素子の受光量との比率から距離を算出する。距離が短い場合には、この比率が高く、距離が長ければ、この比率は下がる。また、基板9上でのレーザ光の計測点(反射点)とノズル18の夫々のペースト吐出口の直下位置とは、基板9上で水平方向に僅かな距離だけずれている。しかし、この僅かな距離のずれでは、基板9の表面の凹凸に差がないので、距離センサ19の計測結果をノズル18の先端部から基板9の表面(上面)までの距離としても問題はない。
【0017】
X軸サーボモータ4とY軸サーボモータ6(図1)の駆動の動作に伴う基板9のX,Y軸方向への移動に合わせて、距離センサ19が基板9の表面の凹凸(うねり)を計測する。その計測結果に基いて、リニアモータ16の固定部16aに印加する電圧を制御することにより、リニアモータ16の移動部16bを微小な上下移動させる。これにより、ノズル18の先端部にX軸方向に並んでいる複数のペースト吐出口から基板9の表面(上面)までの距離(間隔)が所望の値に保持される。
【0018】
図3は図1に示したペースト塗布機での制御系統の一具体例を示すブロック図であって、8aはθ軸サーボモータ、21aはマイクロコンピュータ、31bはモータコントローラ、21cは画像処理装置、21dは外部インターフェース、21eはデータ通信バス、21f1〜21f5はモータドライバ21f1〜21f5、26は負圧源、27は負圧レギュレータ、28は正圧源、29は正圧レギュレータ、30はバルブユニット30であり、図1及び図2に対応する部分には同一符号を付けている。
【0019】
同図において、主制御部21内には、マイクロコンピュータ21aが、データ通信バス21eを介して、モータコントローラ21bや画像処理装置21c,外部インターフェース21dに接続されている。また、モータコントローラ21bには、X軸サーボモータ4のモータドライバ21f1,Y軸サーボモータ6のモータドライバ21f2,θ軸サーボモータ8aのモータドライバ21f3,Z軸サーボモータ12のモータドライバ21f4,リニアモータ16のモータドライバ21f5が接続されている。
【0020】
なお、マイクロコンピュータ21aは、図示しないが、主演算部や後述する塗布描画を行なうための処理プログラムを格納したROM,主演算部での処理結果や外部インターフェース21d及びモータコントローラ21bからの入力データを格納するRAM,外部インターフェース21dやモータコントローラ21bとデータをやりとりする入出力部などを備えている。
【0021】
上記のサーボモータ4,6,8a,12には、回転量を検出するエンコ−ダ(図示せず)が内蔵されており、これらエンコーダの検出結果が該当するモータドライバ21f1〜21f4に戻されて、各テーブル5,15,8や移動ベース14の位置制御が行なわれる。また、リニアモータ16の固定部16a(図2)には、その移動部16b(図2)の移動量を検出するリニアエンコーダが、その移動部16bの移動方向と平行に設置されており(図示せず)、その検出結果がモータドライバ21f5に戻されて、塗布ヘッド部13(図2)の位置制御が行なわれる。
【0022】
サーボモータ4,6は、キーボード24から入力されてマイクロコンピュータ21aのRAMに格納されているデータに基いて正逆回転する。これにより、基板保持機構7に保持された基板9が、ノズル18に対し、X,Y軸方向に任意の距離を移動する。
【0023】
画像認識カメラ20により、この基板9がX,Y軸方向に対して傾いている(θ軸方向に回転している)ことが確認されたときには、サーボモータ8aを回転駆動してθ軸移動テーブル8を回転させ、これによって基板保持機構7を適宜な角度だけθ軸方向に回転させることにより、基板9をX,Y軸方向に揃える。
【0024】
また、ペースト塗布時には、正圧源28から正圧レギュレータ29を介して得られる所望の正圧の空気圧がシリンジ17に印加され、これにより、ノズル18の複数のペースト吐出口からペーストが吐出される。また、ペースト塗布終了時には、負圧源26から負圧レギュレータ27を介して得られる所望の負圧がシリンジ17に印加され、吐出されないでノズル18内に残ったペーストをシリンジ17内に回収する。なお、正圧及び負圧は、主制御部21からの指令のもとに動作するバルブユニット30により、適宜に選択制御されて、シリンジ17に印加される。
【0025】
図4はこの実施形態の全体動作を示すフローチャートであって、以下、前出図面をも参照してこの動作を説明する。
【0026】
同図において、まず、電源が投入されると(ステップ100)、この実施形態のペースト塗布機の初期設定を実行する(ステップ200)。
【0027】
この初期設定工程では、サーボモータ4,6,8a,12を駆動することにより、基板保持機構7がX,Y,θ軸方向に移動して所定の基準位置に位置決めされる。また、ノズル18の複数のペースト吐出口が基板保持機構7でのペースト塗布を開始する位置(以下、ペースト塗布開始位置という)となる所望の原点位置に設定(位置決め)される。さらに、ペーストパターンデータや基板9の位置データ,ペースト吐出終了位置データの設定が行なわれる。かかるデータの入力はキーボード24で行なわれ、入力されたデータは、前述したように、マイクロコンピュータ21aに内蔵されたRAMに格納される。
【0028】
以上の初期設定工程(ステップ200)が終了すると、次に、基板9を基板吸着機構7に搭載して保持させ(ステップ300)、続いて、基板9の位置決め処理を行なう(ステップ400)。
【0029】
この基板位置決め処理では、まず、基板保持機構7に搭載した基板9の位置決め用マークが画像認識カメラ20で撮影され、この画像認識カメラ20から出力される画像データが処理されて位置決め用マークの重心位置が求められ、これによって基板9のθ軸方向の傾きが検出される。そして、この検出結果に応じてサーボモータ8aが駆動され、θ軸移動テーブル8をθ軸方向に移動させて基板9のθ軸方向の傾きが補正される。
【0030】
以上の基板位置決め処理(ステップ400)が終了すると、次に、ペーストパターン描画処理(ステップ500)を行なう。以下、図5により、このペーストパターン描画処理の一具体例を説明する。
【0031】
同図において、まず、基板9上のペースト塗布開始位置に位置決めされているノズル18のペースト吐出口を基板9に近づけるために、Z軸サーボモータ12が駆動されて移動ベース14を初期移動距離分だけ降下させる(ステップ501)。次いで、モータドライバ21f5でリニアモータ16の固定部16aが制御されて、ノズル18の先端部から基板9の表面までの距離(以下、ノズル18の高さという)が所望値になるように、ノズル18の高さ設定が行なわれる(ステップ502)。
【0032】
この場合、距離センサ19によってノズル18の高さが再計測される。これにより、このノズル18の高さがペーストパターンを描画する高さに設定されているか否かが確認される。ノズル18の高さがペーストパターンを描画する高さに設定できていない場合には、リニアモータ16を駆動し、その移動部16bを微小距離上下移動させることにより、ノズル18の高さを微小調整する。そして、かかる動作を繰り返すことにより、ノズル18の先端部が基板9の表面のうねりに合せた高さ、即ち、描こうとする多数のペーストパターンの描画高さに揃うようになり、ノズル18の高さ設定を完了させる(ステップ503)。
【0033】
以上の処理が終了すると、次に、マイクロコンピュータ21aに内蔵のRAMに予め格納されたペーストパターンデータに基づいて、Y軸サーボモータ6を動作させる。これにより、ノズル18のペースト吐出口が基板9に対向した状態で、基板9がY軸方向(即ち、ノズル18の複数のペースト吐出口の配列方向とは直行する方向)に移動する。これと同時に、塗布ヘッド部13のシリンジ17に所望の僅かな正の空気圧が印加され、ノズル18の各ペースト吐出口からペーストが吐出され始める。これにより、ペーストパターンの塗布描画動作が開始する(ステップ504)。
【0034】
そして、Y軸サーボモータ6の動作を継続させて基板9をY軸方向に移動させる。これとともに、先に説明したように、マイクロコンピュータ21aが距離センサ19からノズル18の高さの実測データを入力し、基板9の表面のうねりを測定する。この測定値に基づいてモータドライバ21f5は、ノズル18の高さが所望値に保持されるように、リニアモータ16の固定部16aに制御電圧を印加し、その移動部16を微少移動させる(ステップ505〜507)。これにより、ノズル18の高さが一定の所望値に維持され、ノズル18の夫々のペースト吐出口からのペースト吐出により、所望の塗布量で基板9上に同形状のペーストパターンが多数同時に塗布描画される。以上のようにして、ペーストパターンの塗布描画が進む。
【0035】
なお、ステップ506では、ペーストパターン描画中にノズル18のペースト吐出口が、基板9上で、ペーストパターンデータによって決まる描画パターンの終端であるか否かが判断される(ステップ506)。終端に達しなければ、ステップ507で、基板9の高さが一定の所望値に維持させる動作がなされた後、再びステップ505からの動作が繰り返される。こにようにして、ステップ505〜507の動作を繰り返すことにより、上記のペーストパターンの塗布描画動作が進み、この動作が描画するペーストパターンの終端に達するまで継続する。
【0036】
ノズル18のペースト吐出口が描画パタ−ンの終端に達すると(ステップ506)、Z軸サーボモータ12とノズル18のリニアモータ16の駆動によってノズル18を上昇させ(ステップ508)、このペーストパターンの描画工程(ステップ500)が終了する。
【0037】
図4に戻って、以上のようにしてペーストパターン描画工程(ステップ500)が終了すると、図1において、基板9を基板保持機構7から解除して装置外に排出し(ステップ600)、以上の全工程を停止するか否かを判定する(ステップ700)。複数枚の基板9に同じパターンでペーストを塗布する場合には、新たな基板に対して基板搭載処理(ステップ300)から上記の処理動作を繰り返す。そして、全ての基板についてかかる一連の処理が終了すると(ステップ700)、作業が全て終了(ステップ800)となる。
【0038】
ところで、広い面積の基板9上にY軸方向に沿うペーストパターンを複数X軸方向に配列して描画する場合、1つのペースト吐出口だけしか有していないノズルを使用するときには、1回のY軸方向への基板9の移動だけでこれらのペーストパターン全てを描画することができないから、1回目のペースト塗布が終了すると、Y軸サーボモータ6を駆動して基板9を塗布開始位置に戻し、次いで、X軸サーボモータ4を駆動して基板9を次のペーストパターンの描画位置の塗布開始位置にシフトさせる。そして、再びY軸サーボモータ6を駆動し、Y軸方向へ基板9を移動しながらペーストを塗布する。これを、X軸方向の配列される全てのパターンの描画が終わるまで繰り返す。なお、ペーストパターン毎に、図5に示したペーストパターン描画処理(ステップ500)を繰り返し行なうようにしてもよい。
【0039】
上記のように、1回のペースト塗布だけで全てのペーストパターンの描画ができない場合には、複数のペースト吐出口を備えたノズル18の塗布ヘッド部13を用いることがある。しかし、この場合には、各ペースト吐出口間でペースト吐出量のバラツキが生じないようにすることが必要であり、このための具体的な構成について次に説明する。
【0040】
図6はかかるバラツキが生じないようにした図1及び図2に示す塗布ヘッド部13の一具体例を示す構成図であって、同図(a)はX軸に垂直な面での縦断面図、同図(b)は同図(a)での分断線Aから見た縦断面図、同図(c)は同図(a)での分断線Bから見た縦断面図であり、40はペースト供給管路、40aは垂直部、40bは水平部、40cは垂直部、41はペースト供給孔、42はペースト吐出口、43は拡散板である。また、図6(a)〜(c)において、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0041】
図6(a)において、ノズル18内には、シリンジ17のペースト供給孔41からノズル18の先端部のペースト吐出口42に連通するペースト供給管路40が設けられている。このペースト供給管路40は、シリンジ17のペースト供給孔41に連結して降下する部分(垂直部)40aと、この部分の先端部(下端部)から水平方向(Y軸方向)に90゜もしくは略90゜曲げられた部分(水平部)40bと、さらに、垂直方向に90゜もしくは略90゜曲げられて降下し、ペースト吐出口42に至る部分(垂直部)40cとからなり、これらによって、全体として、クランク状をなしている。そして、ペースト供給管路42のペースト供給孔41と連結した垂直部40aには、シリンド17のペースト供給孔41と対向するようにして、拡散板43が設けられている。
【0042】
ペースト供給管路40は、図6(b)に示すように、ノズル18内でペースト供給孔41に連接された垂直部40aの部分からX軸方向に幅が拡げられ、このペースト供給孔41に対向するようにして、この垂直部40aの下端部に拡散板43が設けられているとともに、この下端部に連なる水平部40bも、この垂直部40aに等しいX軸方向に広い幅をなしている。そして、このペースト供給管路40は、図6(c)に示すように、ノズル18の先端部まで維持され、このペースト供給管路40の下端部、即ち、垂直部40cの先端部が複数のペースト吐出口42に連結している。即ち、ペースト供給管路40の下端部が複数に分岐して、複数のペースト吐出口42が形成されている。
【0043】
このように、ペースト供給管路40がクランク状をなしていること、ペースト供給管路40の幅がペースト供給孔41の連結部からX軸方向、即ち、ペスト吐出口43の配列方向に拡げられていること、ペースト供給孔41に対向してペースト供給管路40の垂直部40aの下端部に拡散板43を配置したこと、ペースト供給管路40の下端部(即ち、垂直部40cの先端部)を分岐して複数のペースト吐出口42を形成していることが複数のペースト吐出口42間のペースト吐出量のバラツキ防止機構を構成しており、各ペースト吐出口42からのペースト吐出量が均一になる。
【0044】
ここで、ペースト供給管路40が、クランク構造を持たず、直線状をなし、また、拡散板43が設けられていない場合には、シリンジ17のペースト供給孔41からこのペースト供給管路40に供給されたペーストは、そのままペースト供給管路40内を落下することになり、このとき、多少ペーストが広がって落下したとしても、X軸方向に配列された複数のペースト吐出口42のうちの中央部に配列されるペースト吐出口42に比べ、その配列の端部に配列されるペースト吐出口42でのペースト吐出量は少なく、ペースト吐出口42間でペーストと出力のバラツキが生ずる。
【0045】
かかる問題には、シリンジの使用数を増やすか、大きくしてペースト供給孔41を複数設けることで対処できる。しかし、ペースト供給圧力を一定にする必要があることやシリンジの管理数が増える、などの理由から有効とは言えない。
【0046】
図6に示すこの具体例では、かかる問題を解消するために、まず、ペースト供給管路40を上記のクランク状にしたものであるが、これによると、シリンジ17のペースト供給孔41から供給されるペーストは、ペースト供給管路40の垂直部40aの下端部でその壁面に突き当たることにより、ペースト供給管路40の拡げられた幅方向(X軸方向)にペーストの流れが拡がり、また、垂直方向の力が水平方向の力に変換されてペースト供給管路40の水平部40b、さらに、垂直部40cに流れ込むことになる。これにより、X軸方向に配列される複数のペースト吐出口42へのペーストの流量のバラツキが減少することになる。
【0047】
しかし、これだけでは、各ペースト吐出口42でのペースト吐出量を均一にするためには、ペースト吐出口42としては数個しか設けることができない。ペースト吐出口42をこれよりも多くすると、各ペースト吐出口42でのペースト吐出量のバラツキが大きくなり、やはり、先の例と同様に、シリンジ17の使用数を増やしたり、ペースト供給孔41を複数設ける必要があった。
【0048】
そこで、この実施形態では、シリンジ17を増やすことなく、ペースト吐出口42を増やすことができるようにするために、ペースト供給管路40内でペスト供給孔41に対向して拡散板43を設けたものである。
【0049】
この拡散板43は、ペースト供給孔41から供給された直後のペーストの圧力が直接ペースト吐出口42に伝播しないようにしたものである。即ち、所定圧のペーストを一度この拡散板43に当てることにより、ペースト供給管路40の広幅な垂直部40aでその幅方向(X軸方向)にペーストの流れが広がり、この幅方向でのペーストの圧力が均一となるようにする。これにより、全てのペースト吐出口42にかかるペースト圧が均一になるように、ペーストの圧力が拡散されるものである。そして、圧力が均一に拡散されたペーストの流れがペースト供給管路40の下端部を分岐して形成された複数のペースト吐出口42に供給されることにより、夫々のペースト吐出口42から均一な吐出量でペーストが吐出されることになる。
【0050】
本発明の発明者は、かかる構成により、1つのシリンジ17を用いても、複数のペースト吐出口42間でのペースト吐出圧のバラツキが少なくなることを確認した。
【0051】
この具体例では、また、ペースト供給管路40をクランク状としたことにより、ペースト供給孔41に対して、ペースト吐出口42をY軸方向にずれた位置に設けた場合と等しい効果が得られる。
【0052】
以上のように、図6に示す構成の塗布ヘッド部13では、複数のペースト吐出口42を設けても、中央部に配置されるペースト吐出口42と比べて両側に配置されるペースト吐出口42でのペースト吐出量が少なくなるといった、ペースト吐出量のバラツキを解消でき、ペースト吐出口42の個数をより増やしても、これら間のペースト吐出量を全体として均一にすることができるを確認した。
【0053】
図7は図6に示すノズル18でのペースト吐出口部を拡大して示す断面図であって、42dはペースト供給管路40の垂直部40cの壁面、42aはペースト吐出口42の中心線である。
【0054】
いま、ペースト供給管路40の壁面40dに最も近いペースト吐出口42の中心線42aとこの壁面40dとの間隔をA、隣り合う2つのペースト吐出口42の中心線42a間の間隔(=ペースト吐出口42の間隔)をBとすると、図7(a)はA<B、即ち、ペースト吐出口42が壁面40dに近接して配置された場合を示し、図7(b)はA≧B、即ち、ペースト吐出口42を壁面40dから離して配置された場合を示する。
【0055】
図7(a)に示すように、複数のペースト吐出口42の配列のうちの両最端部に配置されるペースト吐出口42の中心線42aから壁面40dまでの距離Aがペースト吐出口42の間隔Bよりも小さい場合には、上記対処を行なっても、複数のペースト吐出口42の配列のうちの両端部に配置されるペースト吐出口42でペースト吐出量が減少する傾向が観察された。これに対して、図7(b)のように、両最端部に配置されるペースト吐出口42の中心線42aと壁面40dとの間の距離Aが、少なくともペースト吐出口42の間隔Bと等しいか、それよりも大きい場合には、両端部に配置されるペースト吐出口42にも、内側に配置されるペースト吐出口42と同様に、その両側からペーストが流れ込むことになり、その結果、全体としてペースト吐出口42からのペースト吐出量にバラツキがなく、ペースト吐出口の数を増やしても、基板9上に略均一にペーストが塗布されことになる。
【0056】
以上のようにして、図6及び図7(a)に示す構成の塗布ヘッド部13を用いることにより、この実施形態では、ノズル18の先端部の複数のペースト吐出口42から均一な吐出量でペーストが吐出されることになり、また、距離センサ19(図2)でノズル18の高さが一定に維持されるので、基板9上に同時に塗布描画される複数のペーストパターンはその幅や厚さが均一になり、所望のペーストパターンで基板9上にペーストを塗布することができる。
【0057】
図8は複数のペースト吐出口を有しこれらペースト吐出間でペースト吐出量のバラツキが生じないようにした図1及び図2に示す塗布ヘッド部13の他の具体例を示す構成図であって、同図(a)はX軸に垂直な面での縦断面図、同図(b)は同図(a)での分断線Aから見た縦断面図であり、図6に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0058】
図8(a)において、この具体例では、シリンジ41からノズル18内に至るペースト供給孔41が水平方向(即ち、Y軸方向)に沿うように設けられ、このペースト供給孔41の先端部がノズル18のペースト供給管路40と連結されている。このペースト供給管路40は、ペースト供給孔41との連結部から所定の距離だけ水平方向に沿う水平部40bと、この水平部40bから90゜もしくは略90゜曲げられて下方の複数のペースト吐出口42に連なる垂直部40cとからなり、この水平部40bに、シリンジ17のペースト供給口41に対向するようにして、拡散板43が設けられている。
【0059】
図6に示した具体例と同様、ペースト供給管路40では、少なくともペースト供給孔41との連結部から水平部40bが、図8(b)に示すように、X軸方向の幅が拡げられており、これに連なる垂直部40cも、同様に幅が拡げられていて、その先端部では、図6(c)に示すようにして、複数のペースト吐出口42が形成されている。
【0060】
図8(b)において、X軸方向に幅広のペースト供給管路40の水平部40b内で、その中央部を塞ぐようにして、拡散板43が設けられている。シリンジ17からペースト供給管路40の水平部40cに流れ込むペーストは、その中央部で速い流れとなっているが、その中央部が拡散板43で遮られることにより、ペーストが拡散板43を廻り込むようにして流れることになり、これにより、ペーストの中央部の速い流れがこの水平部40b全体に当たって分散されることになる。また、この拡散板43の下流側でペースト供給管路40が下方に90度曲げられているため、ペーストの流れがペースト供給管路40が管壁に突き当たり、これによって、さらに、ペースト供給管路40内全体のペーストの流量、従って、圧力が均一化する。この結果、ペースト吐出口42間のペーストの吐出量が均一化し、図6及び図7に示した具体例と同様の効果が得られる。
【0061】
なお、この具体例では、拡散板43をペーストの流れを一部遮る板状の遮蔽板構成としているが、かかる拡散板43にペーストの流れ方向に複数の溝または貫通孔を設けた構成としてもよい。
【0062】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態にのみ限定されるものではない。
【0063】
例えば、上記実施形態では、塗布描画するペーストパターンをY軸方向に沿う直線状のものとしたが、これに限らず、X軸サーボモータ4とY軸サーボモータ6との動作を組み合わせることにより、基板9上に任意の形状のペーストパターンを複数同時に描画することができる。
【0064】
また、Z軸テーブル支持架台2に異種のペーストを塗布する塗布ヘッド部を複数設け、X軸サーボモータ4やY軸サーボモータ6などで基板9のペースト塗布位置を順次ずらすことにより、同一基板上に各種のペーストパターンを描画するようにすることもできる。
【0065】
また、ノズル18を移動させるものとしては、上記のリニアモータ16のみに限定されない。例えば、1個のノズルについて複数のピエゾ素子を直列配置したものを用い、図3に示すモータコントローラ21bとモータドライバ21f4との組み合わせに代えて電圧印加コントローラを用い、ノズル18を移動させたい距離に応じて電圧を印加するピエゾ素子を選択するようにしてもよい。
【0066】
また、上記各具体例では、ノズル18が複数のペースト吐出孔43を備えているものであったが、1個のペースト吐出口42しか備えていないものであってもよく、同様にして、ペーストの目詰まりを防止することができる。
【0067】
また、ペーストとしては、上記のPDP用の蛍光体塗料のペーストに限らず、レジスト剤やエポキシ樹脂やはんだペーストなどといったペースト吐出口から吐出可能な流体からなるものであれば、如何なるものでもよい。
【0068】
さらに、上記のノズル18としては、複数のブロックで構成することにより、ペースト供給管路40や、拡散板43及びペースト吐出口42を簡単に形成できるようにしてある。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ノズルが有する複数のペースト吐出口でのペースト吐出量のバラツキをなくし、複数のペーストパターンを同時にかつ良好に塗布描画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペースト塗布機の一実施形態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1における塗布ヘッド部の部分を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1に示す実施形態での制御系統の一具体例を示すブロック図である。
【図4】図1に示す実施形態の全体動作を示すフローチャートである。
【図5】図4におけるペーストパターン描画処理の一具体例を示すフローチャートである。
【図6】図1及び図2における塗布ヘッド部の一具体例を示す断面図である。
【図7】図6における塗布ヘッド部でのペースト吐出口部の構成の説明断面図である。
【図8】図1及び図2における塗布ヘッド部の他の具体例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 X軸移動テーブル
5 Y軸移動テーブル
7 基板保持機構
8a θ軸サーボモータ
9 基板
11 Z軸移動テーブル
13 塗布ヘッド部
17 シリンジ(ペースト収納筒)
18 ノズル
40 ペースト供給管路
40a 垂直部
40b 水平部
40c 垂直部
40d 壁面
41 ペースト供給孔
42 ペースト吐出口
43 拡散板

Claims (1)

  1. ペーストを収納したシリンジと、該シリンジに設けられたノズルのペースト吐出口に対向するようにして基板を載置するテーブルと、該シリンジ内のペーストに吐出圧を加える加圧手段と、該基板をその面に平行な方向に移動させるテーブル駆動機構と、該ノズルを該基板の面に垂直な方向に移動させるヘッド駆動機構とを備え、移動する該基板上に該ペースト吐出口からペーストを塗布してペーストパターンを描画するペースト塗布機において、
    該ノズルは、その先端部に、横一列に配列された描画するペーストパターン毎の複数のペースト吐出口を有しており、
    該シリンジに設けられたペースト供給孔と該ノズルの該ペースト吐出口との間に、該ペースト供給孔との連結部から該ペースト吐出口の配列方向に幅が広げられたペースト供給管路を設け、
    該ペースト供給管路中に、該ペースト供給孔から所定の間隔を置いて該ペースト供給孔に対向するように、拡散板を設けるとともに、該拡散板よりも下流側で該ペースト供給管路に略90度の曲がり部を設け
    同一基板上に複数のペーストパターンを同時に描画可能に構成したことを特徴とするペースト塗布機。
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