JP3818266B2 - メモリカード用アダプタ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型メモリカードを一回り大きな大型メモリカード用のソケットに接続するためのメモリカード用アダプタ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図27に示すようなSDメモリカードやマルチメディアカード(MMC)のようなメモリカードMCが提供されている。
【0003】
このメモリカードMCは外周形状が矩形状になっており、メモリカードMCの先端部の裏面側には複数個の接続端子(図示せず)が並設されている。またメモリカードMCの後部(挿入側)の一方の角を落として切欠部61を形成するとともに、裏面部の両側部には、表面側の幅よりも裏面側の幅を狭くした段部62,62を形成してあり、切欠部61と段部62とでメモリカードMCを挿抜自在に接続するソケットへの逆差しを防止している。
【0004】
また、メモリカードMCにおいて切欠部61を形成した一方の側縁には矩形状に陥没したロック用切欠63が設けられており、メモリカードMCをソケットに接続した際にソケットのロック片がロック用切欠63と係止することによって、メモリカードMCの脱落を防止するようになっている。
【0005】
また、メモリカードMCにおいて切欠部61を形成した側と反対側の側面には、ライトプロテクトのスイッチSWの摘み64が露出する凹部65を設けており、スイッチSWの摘み64の凹部65内の移動位置によって、ライトプロテクト状態にあるか否かを示すようになっている。
【0006】
ところで、近年メモリカードMCを使用するPDAなどの機器の小型化に伴ってSDメモリカードの小型化が望まれており、図28及び図29に示すような構造を有しSDメモリカードの外形を一回り小さくしたミニSDカードMSDが提案されている。
【0007】
ミニSDカードMSDは扁平な略矩形板状であって、SDメモリカードに比べて外形が一回り小さくなっており、後部(挿入側)の一方の角には切欠部51が形成されている。また、ミニSDカードMSDの後部下面には凹所52が形成され、この凹所52には複数(ミニSDカードMSDの場合は11個)のI/O接触面53が並行に配設されている。また、ミニSDカードMSDの挿入側の左右両側縁には上向き段部54,54を形成してあり、上記切欠部51よりも前側(挿入側と反対側)の位置には上面の左右両側縁にロック用凹所55,55を形成している。
【0008】
このようなミニSDカードMSDは従来のメモリカードMCに比べて外形が一回り小さいので、従来のメモリカードMC用のソケットにミニSDカードMSDを接続するためには、ミニSDカードMSDを保持してメモリカードMC用のソケットに接続され、ミニSDカードMSDとソケットとの間を電気的に接続するメモリカード用アダプタが必要となり、この種のメモリカード用アダプタとしては例えば特許文献1に示されるようなものが提供されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−3405号公報(第3頁−第5頁、及び、第2図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述のメモリカード用アダプタは、上下一対の金属製のカバーに、メモリカードと大型のメモリカード用ソケットとの間の電気的接続を行う回路基板と、回路基板を保持するフレームと、フレームに組み込まれメモリカードの接地用接触部に弾接して接地用接触部とカバーとの間を電気的に接続する接触ばね片とを組み込んで構成されるのであるが、電気的接続のための部品として回路基板と接触ばね片が必要になるため、部品点数が多く、製造コストがアップするという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、部品点数を削減してコストダウンを図ったメモリカード用アダプタ及びその製造方法を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、メモリカードを装着して、メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットにメモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのメモリカード用アダプタであって、ベースと該ベース上に被着されるカバーとで構成され、前面にメモリカードを挿入するカード挿入口が開口した箱状のアダプタ本体と、互いに連結された状態でベースに組み込まれ、ベースに載置した状態で個別に分離され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードのI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットのI/O接触部に電気的に接続される複数本の導電部材とを備えて成ることを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、各導電部材は、メモリカードのI/O接触面に弾接する接触ばね片を有し、該接触ばね片を中間部が両端部に比べてカバー側に突出するような形状とし、接触ばね片の一端部をアダプタ本体に固定支持するとともに、他端部を自由端としたことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、接触ばね片の一端部は、ベースとカバーとの間で挟持されることによって固定支持されることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明では、請求項3の発明において、接触ばね片の中間部が突出する方向において、接触ばね片の一端部と中間部との間の寸法を、接触ばね片の一端部と中間部に対向するカバーの部位との間の寸法よりも大きくしたことを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明では、メモリカードを装着して、メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットにメモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのものであって、ベースと該ベース上に被着されるカバーとで構成され、前面にメモリカードを挿入するカード挿入口が開口した箱状のアダプタ本体と、アダプタ本体の内部に収納され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードのI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットのI/O接触部に電気的に接続される複数本の導電部材とを備えたメモリカード用アダプタの製造方法であって、金属の板材に抜き加工及び曲げ加工を施すことによって、複数本の導電部材が繋ぎ部を介してフープ状に連結された状態に形成し、フープ状に連結された複数本の導電部材を一括してベースに組み込んで、ベースに載置した後、繋ぎ部を折り曲げて導電部材と繋ぎ部との連結部位を切断することによって各導電部材を個別に分離することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係るメモリカード用アダプタの一実施形態を図1〜図26に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りが無い場合、図2における矢印a−b方向を上下方向、矢印c−d方向を左右方向、矢印e−f方向を前後方向として説明を行う。
【0018】
本実施形態のメモリカード用アダプタAは、図28及び図29に示すミニSDカードMSDをSDメモリカード用のソケットに接続するために用いられるもので、ベース2及びベース2の上面に被着されるカバー1からなるアダプタ本体と、導電部材としての複数本(ミニSDカードの場合は例えば9本)のコンタクト31 〜39 と、ライトプロテクト用の摘み7とで構成される。カバー1とベース2とはコンタクト31 〜39 を間に挟んだ状態で接合され、前面にはミニSDカードMSDを挿入するためのカード挿入口4が開口し、カード挿入口4に連通してミニSDカードMSDを収納するカード収納室10が設けられている。なお、カバー1及びベース2からなるアダプタ本体はSDメモリカードと外形形状及び寸法が同一に形成されている。
【0019】
カバー1は合成樹脂成型品からなり、平面視の形状が略矩形状に形成され、後部(図7(a)の上側)の一方の角を落として切欠部5aを形成してあり、前部の側縁略中央にはミニSDカードMSDを抜き差しする際に手が入り込む凹部9aを形成してある。カバー1において切欠部5aを形成した一方の側縁には矩形状に陥没した切欠6aが設けられ、切欠部5aを形成した側と反対側の側縁にはライトプロテクト用の摘み7が露出する切欠部8aが設けられている。また、カバー1の下面には切欠部8aに連通する矩形状の摘み収納凹部33が形成されており、摘み収納凹部33の奥には前後方向に沿って延びる凹溝34が形成されている。
【0020】
カバー1におけるベース2との対向面には、下面側及び前面側に開放されて上記カード収納室10を構成する収納凹部10aが形成されている。収納凹部10aの左右両側にある両脚部1a,1bの内側面の間隔は開口側に比べて奥の方が広がっており、収納凹部10a底面の奥には両脚部1a,1bとの間に後述の繋ぎ片27,29を挿入するための隙間15a,15bを空けてガイド突条11a,11bが突設されている。ガイド突条11a,11bは、ミニSDカードMSDの挿抜方向に沿って、収納凹部10aの中間部から後端までそれぞれ延びており、ミニSDカードMSDの上向き段部54,54をそれぞれガイドする機能を有している。また、切欠部8a側のガイド突条11bの前端部には、ミニSDカードMSDの切欠部51と当接する略三角形状の突台12が一体に設けられている。
【0021】
また、カバー1におけるベース2との対向面には、収納凹部10aの後側の周縁部に左右方向に沿って延びるコンタクト受け台13がベース2側に向かって突設されており、後側の端部には平面視の形状が矩形状に形成された複数(本実施形態では例えば9個)の端子片支持台14が左右方向に並べて並設されている。
【0022】
一方、ベース2は合成樹脂成型品からなり、平面視の形状がカバー1と略同じ形状に形成され、カバー1の切欠部5aに対応する角を落として、切欠部5aとともに逆差し防止用切欠5を構成する切欠部5bを形成するとともに、前部の側縁略中央にミニSDカードMSDを抜き差しする際に手が入り込む凹部9bを形成してある。またベース2の裏面(カバー1との対向面と反対側の面)の左右両側部には、表面側の幅よりも裏面側の幅を狭くした下向き段部18,18を形成してある。ベース2において切欠部5bを形成した一方の側縁には、カバー1の切欠6aに対応する部位に切欠6aと共にロック用切欠6を構成する矩形状に陥没した切欠6bが設けられ、切欠部5bを形成した側と反対側の側縁には摘み7が露出する切欠部8bが設けられている。また、ベース2の上面には切欠部8bに連通する矩形状の摘み収納凹部35が形成されており、摘み収納凹部35の奥には前後方向に沿って延びる凹溝36が形成され、凹溝36底面の前後方向における中間部には上方に向かって係止突起37が突設されている。
【0023】
ベース2におけるカバー1との対向面には、カバー1の収納凹部10aとともにカード収納室10を構成する収納凹部10bが形成されている。収納凹部10bの底面には、ミニSDカードMSDの挿抜方向に沿って収納凹部10bの中間部から後端まで延びる幅細の複数本(例えば9本)の溝16が左右方向に並べて形成されている。収納凹部10bの左右両側の脚部2a,2bの内、切欠部8b側の脚部2bの内側面は、後側の部位が他の部位よりも脚部2a側に突出しており、脚部2bの曲がり部よりも前側の位置にはミニSDカードMSDの切欠部51と当接する略三角形状の突台31が一体に設けられている。
【0024】
また、ベース2の後部には、カバー1に設けた端子片支持台14に対応する部位に、ベース2の表裏を貫通する矩形状の貫通孔17が左右方向に並べて形成されており、各貫通孔17の前側の端面には貫通孔17に連通する幅狭の圧入溝19が形成されている。また、ベース2の下面における各貫通孔17の周縁部には、後面側に開放された複数の凹溝32が形成されている。ここに、貫通孔17及び端子片支持台14の配置はSDメモリカードの端子配列と同じ配列に形成されている。
【0025】
ライトプロテクト用の摘み7は合成樹脂成型品からなり、図22に示すように略直方体状の操作部7aと、操作部7aの一側面の上部から側方に突出する断面T字形の係止片7bとで構成される。摘み7は、係止片7bの先端から上下に突出する爪7c,7cをカバー1及びベース2の凹溝34,36内に挿入した状態で摘み収納凹部33,35内に組み込まれ、操作部7aは切欠部8a,8b内に露出する。そして、摘み7は、爪7c,7cが凹溝34,36内を移動することによって前後方向に移動可能となっており(図23参照)、爪7c,7cの前後の側面が係止突起37と係止することにより、切欠部8a,8b内で前端又は後端の切替位置に保持されるようになっており、摘み7の位置によってライトプロテクトの状態にあるか否かが切り替えられる。
【0026】
9本のコンタクト31 〜39 は、図14及び図15(a)(b)に示すように、導電性の良好な金属(例えばリン青銅など)のフープ材20に抜き加工及び曲げ加工を施すことによって、一体に連結された状態で形成される。
【0027】
各コンタクト31 〜39 は、矩形板状の端子片21と、端子片21の前端部略中央から一体に連設される幅狭の固定片22と、一端部が固定片22を介して端子片21に連結された中央片23と、中央片23の他端部から起立した折曲片24と、折曲片24の先端から前方に向かって突出するとともに、側面視の形状が中間部が両端部に比べてカバー1側に向かって突出するような形状(例えばへ字状)の接触ばね片25とを連続一体に形成して構成される。そして、隣接するコンタクト31 〜39 の間は中央片23における固定片22との連結部位の側方から連続一体に延設されたコ字形の連結片26を介して連結され、各連結片26は幅狭の繋ぎ片20bを介して短冊状のキャリア部20aに連結されている。また、両端に位置するコンタクト31 ,39 は中央片23に一端が連結されたL字状の繋ぎ片20cを介してキャリア部20aに連結されている。尚、各端子片21の後端部は上側(図15(b)中の右側)に向かって斜めに折り曲げられており、各繋ぎ片20b,20cの中間部も各端子片21の後端部と略同じ角度で略Z字状に折曲されている。
【0028】
また、右端に位置しカバー1及びベース2の脚部1a,2aに沿って配設されるコンタクト31 の中央片23の右側縁からは、中央片23と略直交する方向に折曲され、脚部1a,2aの内側面に沿って前方に延びる繋ぎ片27が一体に形成されており、繋ぎ片27の前端部には中間部が内側(脚部1b,2b側)に向かって突出する弾接ばね片28が連続一体に突出している。また、左端に位置しカバー1及びベース2の脚部1b,2bに沿って配設されるコンタクト39 の中央片23の左側縁からは、中央片23と略直交する方向に折曲され、脚部1b,2bの内側面に沿って前方に延びる断面L字形の繋ぎ片29が一体に形成されており、繋ぎ片29の前端部には中間部が内側(脚部1a,2a側)に向かって突出する弾接ばね片30が連続一体に突出している。
【0029】
而して、本実施形態のメモリカード用アダプタAを組み立てるに当たっては、先ず図24に示すようにキャリア部20aに繋ぎ片20b,20cを介して連結されたコンタクト31 〜39 を、端子片21が貫通孔17内に挿入され、接触ばね片25が溝16内に配置されるとともに、コンタクト31 ,39 の弾接ばね片28,30が両脚部2a,2bの内側面の上側縁に設けた段部38a,38bにそれぞれ配置されるようにして、上方からベース2に圧入すると、各コンタクト31 〜39 の固定片22が圧入溝19内に圧入されるなどしてベース2に仮固定される(図25参照)。この時、各コンタクト31 〜39 の中央片23とキャリア部20aとを繋ぐ繋ぎ片20b,20cはベース2に設けた溝39内に挿入され、各コンタクト31 〜39 の中央片23に対して繋ぎ片20b,20cを斜め上側に折り曲げると、各コンタクト31 〜39 の中央片23と連結片20bとの連結部位、及び、中央片23と繋ぎ片20cとの連結部位がそれぞれ切断され(ノッチ折り)、キャリア部20aが分離される。すなわち、各コンタクト31 〜39 は個々の部品に分離され、各コンタクト31 〜39 の間は電気的に絶縁される(図26参照)。その後、ベース2の摘み収納凹部35内に摘み7を組み込み、カバー1をベース2の上側から被せて、カバー1とベース2とを接合することによって、組立が完了する。組立完了状態においては端子片21の上面はカバー1の端子片支持台14の下面と当接し、端子片21の後端の折曲部は端子片支持台14の後面に設けた傾斜面に当接しており、ベース2の貫通孔17の内側面と端子片支持台14の傾斜面との間で挟持されている。
【0030】
尚、カバー1とベース2とは、超音波溶着、熱着、接着、かしめなどの適宜の方法を用いて接合すれば良い。また本実施形態では固定片22を圧入溝19内に圧入するなどしてベース2に仮固定した状態で、繋ぎ片20b,20cを折り曲げて、各コンタクト31 〜39 の中央片23と連結片20b又は繋ぎ片20cとの連結部位を切断して分離した後、ベース2にカバー1を被着してベース2とカバー1との間でコンタクト31 〜39 を挟持しているが、各コンタクト31 〜39 をベース2上に載置し、治具などで各コンタクト31 〜39 を押さえた状態で繋ぎ片20b,20cを折り曲げて、各コンタクト31 〜39 の中央片23と連結片20b又は繋ぎ片20cとの連結部位を切断して分離した後、ベース2にカバー1を被着してベース2とカバー1との間でコンタクト31 〜39 を挟持しても良い。
【0031】
以上にようにして組み立てられたメモリカード用アダプタAにミニSDカードMSDを挿着する際には、ミニSDカードMSDを前後方向及び表裏方向を正規な方向に向けてカード挿入口4からカード収納室10の内部に挿入すると、ミニSDカードMSDがカバー1及びベース2の脚部1a,2aと脚部1b,2bとの間に挿入されて、ミニSDカードMSDの上面両側の上向き段部54,54がガイド突条11a,11bに係合する。更にミニSDカードMSDをカード収納室10の内部に挿入すると、カード収納室10内に並行配設される接触ばね片25がミニSDカードMSDの裏面に設けたI/O接触面53に摺接して、接触ばね片25がI/O接触面53に電気的に接続される。そして、更にミニSDカードMSDをカード収納室10の内部に挿入すると、ミニSDカードMSDの切欠部51が突台12,31に当接して、ミニSDカードMSDのそれ以上の挿入が規制されるとともに、コンタクト31 ,39 の弾接ばね片28,30の中間部に設けた係止凸部28a,30aがミニSDカードMSDのロック用凹所55,55に係止することによって、ミニSDカードMSDの脱落が防止される。
【0032】
また、メモリカード用アダプタAに挿着されたミニSDカードMSDを取り外す際には、凹部9a,9bから露出するミニSDカードMSDの前端部を把持し、弾接ばね片28,30のばね力に抗してミニSDカードMSDを前方に引き抜くと、弾接ばね片28,30とロック用凹所55,55との係止状態が解除されて、ミニSDカードMSDをメモリカード用アダプタAから容易に取り外すことができる。
【0033】
ところで、上述のように本実施形態では複数本のコンタクト31 〜39 をフープ状につなげているので、各コンタクト31 〜39 の機械加工を一括して行い、各コンタクト31 〜39 が互いに連結された状態でベース2に組み込んだ後に、中央片23に対して繋ぎ片20b,20cを斜めに折り曲げることで、中央片23と連結片26との連結部位、及び、中央片23と繋ぎ片20cとの連結部位をそれぞれ切断して、個々のコンタクト31 〜39 に分離することができ、各コンタクト31 〜39 を個別に機械加工して組み込む場合に比べ、組立工数が少なくなり、コストダウンが図れる。
【0034】
また、図21(a)〜(c)に示すように、カバー1とベース2との間に複数本のコンタクト31 〜39 を挟持した状態では、各コンタクト31 〜39 の接触ばね片25は後端部(折曲片24との連結部位付近)がカバー1のコンタクト受け台13とベース2との間で挟持されて固定支持されると共に、前端部が溝16内に配置されて自由端となっており、中間部がカバー1側に突出するように側面視の形状がへ字状に形成されているので、接触ばね片25の撓みによってI/O接触面53との接触圧を十分に確保することができる。なお、従来はI/O接触面53に弾接するばね部材を片持ち梁の形状とし、ケースと同時成形したり、ケースに圧入固定するなどして、ケースに固定しているが、接触圧を十分に確保するためには、弾接時のばね部材の撓み量を大きくする必要があり、その結果ケースの厚みが厚くなるという問題があった。それに対して本実施形態では、接触ばね片25を側面視の形状がへ字状とし、一端部をカバー1のコンタクト受け台13とベース2との間で挟持して固定支持すると共に、他端部を自由支持としており、I/O接触面53との接触時に接触ばね片25が撓められた場合、接触ばね片25の他端部が溝16内を前方に移動するので、厚み方向の寸法を小さくでき、接触圧を確保しつつアダプタの薄型化を図ることができる。また、本実施形態では接触ばね片25を一端部をカバー1とベース2との間で挟持することで固定支持しているので、ケースと同時成形したり、ケースに圧入固定する場合に比べて加工コストを下げることができる。
【0035】
尚、接触ばね片25の中間部が突出する方向(すなわちアダプタ本体の厚み方向)において、接触ばね片25の一端部(ベース1とカバー2とで挟持される側の端部)と中間部との間の寸法を、接触ばね片25の一端部と中間部に対向するカバー1の部位との間の寸法より大きくしても良く、この場合はベース2とカバー1との間で接触ばね片25の一端部を挟持した状態で接触ばね片25の中間部がカバー1に当接して撓められるので、接触ばね片25に初期撓みをもたせることでプリテンションを与えることができ、アダプタ本体の厚みを厚くすることなく接触圧を確保できるという利点がある。また、本実施形態では接触ばね片25の側面視の形状をへ字状としているが、接触ばね片25の形状をへ字状に限定する趣旨のものではなく、中間部が両端部に比べてカバー1側に突出するような形状であれば円弧状などの形状に形成しても良い。
【0036】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、メモリカードを装着して、メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットにメモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのメモリカード用アダプタであって、ベースと該ベース上に被着されるカバーとで構成され、前面にメモリカードを挿入するカード挿入口が開口した箱状のアダプタ本体と、互いに連結された状態でベースに組み込まれ、ベースに載置した状態で個別に分離され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードのI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットのI/O接触部に電気的に接続される複数本の導電部材とを備えて成ることを特徴とし、複数本の導電部材は互いに連結された状態でベースに組み込まれてから個別に分離されるので、アダプタ本体を構成するベース及びカバーと、複数本の導電部材を互いに連結した部品との3つの部品でメモリカード用アダプタを構成することができ、従来のメモリカード用アダプタのように電気的接続を行うために回路基板と弾接ばね片とを用いる場合に比べ、部品点数が少なくなり、組立工数を削減してコストダウンを図ることができるという効果がある。
【0037】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各導電部材は、メモリカードのI/O接触面に弾接する接触ばね片を有し、該接触ばね片を中間部が両端部に比べてカバー側に突出するような形状とし、接触ばね片の一端部をアダプタ本体に固定支持するとともに、他端部を自由端としたことを特徴とし、接触ばね片を片持ち梁の形状に形成した場合は接触圧を確保するために接触ばね片の撓み量を大きくとる必要があり、その結果接触ばね片の厚み方向におけるアダプタ本体の寸法が大きくなるが、接触ばね片を中間部が両端部に比べてカバー側に突出するような形状とし、一端部を固定支持するとともに他端部を自由端としているので、接触ばね片がメモリカードのI/O接触面に弾接して撓められると、接触ばね片の自由端側が固定端から遠ざかる方向へ移動することになり、アダプタ本体の厚みを厚くすることなく接触ばね片の撓み量を大きくして接触圧を確保できるから、アダプタ本体の薄型化を図るとともに電気的接触の信頼性を向上させることができる。
【0038】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、接触ばね片の一端部は、ベースとカバーとの間で挟持されることによって固定支持されることを特徴とし、ベースとカバーとの間で接触ばね片の一端部を挟持することによって接触ばね片の一端部を固定支持しているので、接触ばね片をアダプタ本体と同時成形したり圧入固定する場合に比べて製造コストを低減でき、メモリカード用アダプタのコストダウンが図れるという効果がある。
【0039】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、接触ばね片の中間部が突出する方向において、接触ばね片の一端部と中間部との間の寸法を、接触ばね片の一端部と中間部に対向するカバーの部位との間の寸法よりも大きくしたことを特徴とし、ベースとカバーとの間で接触ばね片の一端部を挟持した状態で接触ばね片の中間部がカバーに当接して撓められるので、接触ばね片に初期撓みをもたせることでプリテンションを与えることができ、アダプタ本体の厚みを厚くすることなく接触圧を確保できる。
【0040】
請求項5の発明は、メモリカードを装着して、メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットにメモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのものであって、ベースと該ベース上に被着されるカバーとで構成され、前面にメモリカードを挿入するカード挿入口が開口した箱状のアダプタ本体と、アダプタ本体の内部に収納され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードのI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットのI/O接触部に電気的に接続される複数本の導電部材とを備えたメモリカード用アダプタの製造方法であって、金属の板材に抜き加工及び曲げ加工を施すことによって、複数本の導電部材が繋ぎ部を介してフープ状に連結された状態に形成し、フープ状に連結された複数本の導電部材を一括してベースに組み込んで、ベースに載置した後、繋ぎ部を折り曲げて導電部材と繋ぎ部との連結部位を切断することによって各導電部材を個別に分離することを特徴とし、複数本の導電部材をフープ状につなげているので、各導電部材の機械加工を一括して行うことができ、また各導電部材が互いに連結された状態でベースに組み込まれた後に繋ぎ部を折り曲げることで、繋ぎ部と導電部材との連結部位を切断して、個々の導電部材に分離することができるから、各導電部材を個別に機械加工して組み込む場合に比べ、組立工数が少なくなり、コストダウンが図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のメモリカード用アダプタの分解斜視図である。
【図2】同上の外観斜視図である。
【図3】同上の下面図である。
【図4】同上を後方から見た図である。
【図5】同上のカバーを上から見た外観斜視図である。
【図6】同上のカバーを下から見た外観斜視図である。
【図7】同上のカバーを示し、(a)は上面図、(b)は後側から見た図である。
【図8】同上のカバーを示し、(a)は下面図、(b)は左側から見た図である。
【図9】同上のベースを上から見た外観斜視図である。
【図10】同上のベースを下から見た外観斜視図である。
【図11】同上のベースを示し、(a)は上面図、(b)は左側から見た図、(c)はB−B断面図である。
【図12】同上のベースを示し、(a)は下面図、(b)は後側から見た図である。
【図13】同上のベースを示し、図11(a)のC−C断面図である。
【図14】同上のコンタクトをフープ材から分離する前の状態の外観斜視図である。
【図15】同上のコンタクトをフープ材から分離する前の状態を示し、(a)は上面図、(b)は右側から見た側面図である。
【図16】同上のコンタクトをフープ材から分離した状態の外観斜視図である。
【図17】同上のコンタクトが分離されたフープ材の外観斜視図である。
【図18】同上のベースへのコンタクトの取付を説明する平面図である。
【図19】同上のメモリカード用アダプタの組立状態を示し、図18のD−D断面図である。
【図20】同上のメモリカード用アダプタの組立状態を示し、図18のE−E断面図である。
【図21】同上のメモリカード用アダプタの組立状態を示し、(a)は図18のF−F断面図、(b)はG−G断面図、(c)はH−H断面図、(d)はI−I断面図である。
【図22】同上のライトプロテクト用の釦の外観斜視図である。
【図23】同上のライトプロテクト用の釦をベースに取り付けた状態の外観斜視図である。
【図24】同上のベースにコンタクトブロックを挿入する前の状態の説明図である。
【図25】同上のベースにコンタクトブロックを挿入した状態の説明図である。
【図26】同上のベースにコンタクトブロックを挿入し、キャリア部を分離した状態の説明図である。
【図27】SDメモリカードの外観斜視図である。
【図28】本実施形態に装着されるミニSDカードを示し、(a)は正面図、(b)は右側から見た側面図、(c)は下面図である。
【図29】同上のミニSDカードを示し、(a)は背面図、(b)は上面図である。
【符号の説明】
A メモリカード用アダプタ
1 カバー
2 ベース
31 〜39 コンタクト
4 カード挿入口
Claims (5)
- メモリカードを装着して、前記メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットに前記メモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのメモリカード用アダプタであって、
ベースと該ベース上に被着されるカバーとで構成され、前面にメモリカードを挿入するカード挿入口が開口した箱状のアダプタ本体と、
互いに連結された状態でベースに組み込まれ、ベースに載置した状態で個別に分離され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードのI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットのI/O接触部に電気的に接続される複数本の導電部材とを備えて成ることを特徴とするメモリカード用アダプタ。 - 各導電部材は、メモリカードのI/O接触面に弾接する接触ばね片を有し、該接触ばね片を中間部が両端部に比べてカバー側に突出するような形状とし、接触ばね片の一端部をアダプタ本体に固定支持するとともに、他端部を自由端としたことを特徴とする請求項1記載のメモリカード用アダプタ。
- 前記接触ばね片の一端部は、ベースとカバーとの間で挟持されることによって固定支持されることを特徴とする請求項2記載のメモリカード用アダプタ。
- 接触ばね片の中間部が突出する方向において、接触ばね片の一端部と中間部との間の寸法を、接触ばね片の一端部と中間部に対向するカバーの部位との間の寸法よりも大きくしたことを特徴とする請求項3記載のメモリカード用アダプタ。
- メモリカードを装着して、前記メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットに前記メモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのものであって、ベースと該ベース上に被着されるカバーとで構成され、前面にメモリカードを挿入するカード挿入口が開口した箱状のアダプタ本体と、アダプタ本体の内部に収納され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードのI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットのI/O接触部に電気的に接続される複数本の導電部材とを備えたメモリカード用アダプタの製造方法であって、金属の板材に抜き加工及び曲げ加工を施すことによって、複数本の導電部材が繋ぎ部を介してフープ状に連結された状態に形成し、フープ状に連結された複数本の導電部材を一括してベースに組み込んで、ベースに載置した後、前記繋ぎ部を折り曲げて導電部材と繋ぎ部との連結部位を切断することによって各導電部材を個別に分離することを特徴とするメモリカード用アダプタの製造方法。
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