JP3814606B2 - 回転電機用ステータの製造装置 - Google Patents

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本発明は、コイルの端部がターミナルに接合される回転電機用ステータの製造装置に関する。
アウタロータ型の回転電機用ステータは、ステータコアに形成したティースに導線を巻回してコイルを形成し、該コイルの端部の導線は、バッテリや切り換えスイッチ等の外部機器に接続するためのターミナルと接続されている。
一般的に、該ターミナルと導線との接続は圧着又は融着(はんだ付け等)により接続するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−150904号公報
前記の特許文献1によれば、作業工程数が相当に低減されるともにターミナルの配置スペースを小さくすることができて好適である。
一方、従来の一般的な回転電機用ステータの製造装置では、例えば、導線の端部を所定の保持手段に係合させた後にティースに導線を巻回し、その後、巻終わりの導線をターミナルに挿入させるとともに端部を所定の保持手段に係合させ、余分となる導線を切断している。
この種の製造装置を用いて3相の回転電機用ステータを製造する際にはU相、V相及びW相に対して個別に導線端部の係合作業、コイルの巻回作業、ターミナルに対する接続作業、導線の巻き始め部の切断作業及び導線の巻終わり部の切断作業を行う必要があり、都合、少なくとも15の作業が必要であって、手順が繁雑であるとともに作業時間が長い。また、ターミナルに対して導線を確実に挿入させるために、設計上ターミナルの配置が限定される。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、コイルの端部がターミナルに接合されるステータコアを備える回転電機用ステータの製造装置において、ターミナルに対して導線を確実に挿入させることができ、しかもターミナルの配置の設定自由度の大きい回転電機用ステータの製造装置を提供することを目的とする。また、より一層簡便な手順でしかも短い作業時間でコイルの形成及びターミナルに対する導線の接続及び切断を行うことができる回転電機用ステータの製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機用ステータの製造装置は、軸方向端面に設けられた複数のターミナルに対して、該ターミナルより外径側のティースに形成されるコイルの導線の端部が前記ターミナルに接合されるステータコアを備える回転電機用ステータの製造装置において、前記ステータコアの軸心部に装着される導線案内治具を有し、前記導線案内治具は、外径方向に突出し、軸方向端面が前記ターミナルに近接し又は当接して配置される案内部と、前記導線を保持する保持部と、を備え、前記保持部に保持された前記導線は、前記案内部の側面に沿うように張られた後、所定の方向に引かれることにより、前記側面から外れて前記ターミナルに挿入される。
このように、保持部によって保持した導線を案内部の側面に張り、その後に導線を適当な方向に引くことにより該導線をターミナルに挿入することができる。また、案内部の側面から導線がターミナルに挿入されることから、設計上ターミナルを配置する際の自由度が大きい。
この場合、前記導線は、異なる相の2つの前記コイルの間で、2つの前記案内部と前記保持部とを介して張られ、前記保持部は、2つの前記案内部の略中間で前記導線の向きを変える中継部として作用させるとよい。
これにより、導線の張力を適度に保ったまま各相の間で導線の接続、切断及び保持を行う必要がなく各相のコイルを連続的に形成することができる。従って、簡便な手順でしかも短い作業時間でコイルを形成することができる。また、導線の接続、切断及び保持は、全てのコイルが形成された後にまとめて行うことができ、作業効率が向上する。
また、前記ステータコアを間欠回転させる回転手段と、前記ステータコアの外径方向に設けられ、前記導線を前記ティースに巻回して前記コイルを形成するための回転自在な巻線手段と、を有し、前記巻線手段は、前記回転手段と連動して前記導線を前記案内部の前記側面に沿わせるようにすると簡便、廉価な構成とすることができる。
さらに、前記案内部は、前記回転電機用ステータの相数に応じた数だけ設けられ、前記案内部は各相に対応して軸方向の高さが異なるように設定すると、2つのコイルの間に導線を張る作業を確実、且つ容易に行うことができる。
前記案内部は、所定の押圧手段から力を受けることにより軸方向に移動可能に設けられ、前記案内部が軸方向に移動する際、前記軸方向端面は複数の前記ターミナルを押圧して該ターミナルと前記導線とを一度に圧着すると、圧着作業を容易に且つ短時間で行うことができる。
さらに、前記押圧手段によって軸方向に押圧されることにより複数の前記ターミナルに挿入された前記導線を各ターミナルの近傍で一度に切断する切断治具を有し、前記切断治具は、前記軸方向端面によって前記ターミナルと前記導線とが固定された後に、前記導線を切断するとよい。これにより、切断の作業を容易に且つ短時間で行うことができる。また、切断後に導線がばらけることがなく、しかも導線の張力を均一に保つことができる。
本発明に係る回転電機用ステータの製造装置によれば、保持部によって保持した導線を案内部の側面に張り、その後に導線を適当な方向に引くことにより該導線をターミナルに確実に挿入することができ、しかもターミナルの配置の設定自由度が大きい。
また、異なる相のコイルの間で、保持部によって導線を中継することにより、導線の張力を適度に保ったまま連続的にコイルを形成することができる。これにより、各相の間で導線の接続、切断及び保持を行う必要がなく、簡便な手順でしかも短い作業時間でコイルを形成することができる。また、導線の接続、切断及び保持は、全てのコイルが形成された後にまとめて行うことができ、作業効率が向上する。
以下、本発明に係る回転電機用ステータの製造装置について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図24を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る回転電機用ステータの製造装置10は、ワークであるステータコア12を配置し、このステータコア12を矢印A方向に間欠回転可能なモータ14と、ステータコア12のティース44を位置Pに対して位置決めするティース位置決め機構16と、巻線機本体17と、リール19から巻き出された導線(例えば、エナメル被覆を有する銅線)Lを繰り出す巻線ノズル18と、該巻線ノズル18により、ティース44に導線Lを巻回してコイル20(図2参照)を形成するとともに前記ステータコア12との相対位置を調整可能なウィングフォーマ22と、前記コイル20を前記ステータコア12の中心方向に押圧する巻線コイル押込機構24とを有する。また、回転電機用ステータの製造装置10は、前記巻線ノズル18を前記ステータコア12に対して法線方向である矢印B方向に進退させる第1駆動機構28と、前記巻線ノズル18を回転させる第2駆動機構30とを備える。ステータコア12は、モータや発電機等の回転電機用ステータとして用いられれる。
また、回転電機用ステータの製造装置10は、モータ14に対してステータコア12を取り付けるための載置台32と、ステータコア12の軸心部に設けられる導線案内治具34と、ステータコア12にコイル20を形成した後に導線LをターミナルTに接続するとともに所定の位置で切断するための切断治具36と、該切断治具36を導線案内治具34及びステータコア12に対して押圧するプレス38とを有する。
図2に示すように、ステータコア12は導線Lが巻回されてコイル20が形成されることにより、2つの星形結線の回路を構成する。すなわち、各相に対応した外部ターミナルTu1、Tv1及びTw1と、互いに接続された中性点ターミナルTn11、Tn12及びTn13とを有する第1回路40と、各相に対応した外部ターミナルTu2、Tv2及びTw2と、互いに接続された中性点ターミナルTn21、Tn22及びTn23(以下、外部ターミナルTu1〜Tw1、Tu2〜Tw2及び中性点ターミナルTn11〜Tn13、Tn21〜Tn23を総称して、単にターミナルTともいう)とを有する第2回路42とを構成する。外部ターミナルTu1に接続されるコイルは、実際上は5つのコイル20からなり、それぞれ直列のコイルu1〜u5(図3参照)として識別される。同様に、端子Tv1、Tw1に接続されるコイルは、直列のコイルv1〜v5及びコイルw1〜W5として識別される。また、端子Tu2、Tv2、Tw2に接続されるコイルは、直列のコイルu6〜u10、コイルv6〜v10及びコイルw6〜w10として識別され、都合30個のコイル20を有する。
図3に示すように、各コイル20は12°間隔で環状に設けられ、このうちコイルu1は導線案内部材86c(後述する)の近傍のティース44に形成される。コイルu2〜u10は、コイルu1を基準として反時計方向に2つおきの順に形成される。コイルv1及びコイルw1はコイルu1から反時計方向に順に隣接する位置のティース44に形成される。コイルv2〜v10及びコイルw2〜w10は、それぞれコイルv1及びコイルw1を基準として反時計方向に2つおきの順に形成される。なお、この図3に示すステータコア12は、後述するようにコイル20を形成した後であって、導線LとターミナルTとの圧着及び余分な導線Lの切断を行う前の状態である。
図4及び図5に示すように、ステータコア12は、外径方向に放射状に突出する30本のティース44を備えるヨーク46と、該ヨーク46の上面に設けられるインシュレータ48とを有する。ヨーク46は略円筒形状であって、内面側には、90°間隔で4つの突起50が内径方向に突出している。該突起50の各根元部には取付孔52が設けられている。また、ヨーク46は、薄い積層鋼板が積層されて形成されており、各ティース44の表面は薄い絶縁材によって覆われている。
インシュレータ48は、薄い円環部54の下方に4つの中空取付部56が突出している形状であり、各中空取付部56が前記突起50の間に挿入されることによりインシュレータ48がヨーク46に取り付けられる。円環部54には前記取付孔52に対応する位置に孔54aが設けられており、取付孔52の上面が塞がれることがない。円環部54の外径は、上面からみてティース44が露呈されるような径に設定されている。
円環部54の上面において4つの中空取付部56の上方に対応する位置には、環状の順にターミナル群58a、58b、58c及び58dが設けられている。ターミナル群58aは、前記中性点ターミナルTn11、Tn12、Tn13からなり、ターミナル群58bは、前記外部ターミナルTu1、Tv1、Tw1からなり、ターミナル群58cは、前記中性点ターミナルTn21、Tn22、Tn23からなり、ターミナル群58dは、前記外部ターミナルTu2、Tv2、Tw2からなる。
外部ターミナルTu1、Tv1、Tw1、Tu2、Tv2及びTw2における導線Lの接続部であるV字形状部59は、上方からみて略時計方向(略周方向)に開口しており、中性点ターミナルTn11、Tn12、Tn13、Tn21、Tn22、Tn23におけるV字形状部59は、略反時計方向(略周方向)に開口している。また、上記のとおり、中性点ターミナルTn11、Tn12、Tn13及び中性点ターミナルTn21、Tn22、Tn23はそれぞれ互いに接続されている。ここでいうV字形状部59とは、一方に開口部を有するU字形状、C字形状等を含む形状の部分である。
一方、図4に示すように、モータ14に対してステータコア12を取り付けるための載置台32は、前記取付孔52によってステータコア12の位置決め及び取付を行う4つのボス60と、前記導線案内治具34が取り付けられる取付台62と、前記中空取付部56の内部に配置されて各ターミナルTを下方から支持するための12本の支持ポール64を備える。取付台62には位置決め穴62aが設けられている。載置台32の外径は、下面からみてティース44が露呈されるような径に設定されている。
図4、図6及び図7に示すように、ステータコア12の軸心部に装着される導線案内治具34は、円筒状のボディ65と、該ボディ65の上面部に設けられた円環内刃66と、ボディ65の底面板68から上方に向けて延在する中心支柱70及び補助支柱72に一部が挿入さればね74によって支えられている中間昇降部76と、補助支柱72によって位置決めされ、中心支柱70に保持、固定された上面板78とを有する。ばね74のばね定数は大きく、中間昇降部76の重量にるばね74の圧縮量は極めて小さい。底面板68の下面には前記位置決め穴62aに挿入される位置決めピン68aが延在している。円環内刃66はボディ65よりもやや外径が大きく、円環内刃66の外周はインシュレータ48の円環部54上におけるターミナルTのV字形状部59の近傍に設定される。
上面板78は、ボディ65よりも外径方向に突出する2本のアーム80を有し、該アーム80の端部には下方に向けて延在し前記取付孔52に挿入されて、ステータコア12に対する位置決め及び固定を行うためのポール80aが設けられている。
また、上面板78の上面には、上方に向けて延在する第1中継ピン(保持部、中継部)82a及び第2中継ピン82bと、切断治具36を載置する際に用いられる位置決め穴84とを有する。2本のアーム80、第1中継ピン82a及び第2中継ピン82bは軸を中心とした線上に対称に配置されており、第1中継ピン82a及び第2中継ピン82bはそれぞれボディ65の半径の略1/3の径の箇所に設けられている。
また、中間昇降部76は、上面板78よりもやや上方に延在するとともにボディ65よりも略外径方向に突出する12本の導線案内部材86a〜86lを有する。導線案内部材86a〜86lは時計方向に順に配置され、各アーム88を介した外径方向の端部90a〜90lにおける軸方向端面92は順に前記中性点ターミナルTn11、Tn12、Tn13、前記外部ターミナルTu2、Tv2、Tw2、前記中性点ターミナルTn21、Tn22、Tn23及び前記外部ターミナルTu1、Tv1、Tw1の上面に当接し、又は近接する位置に配置される。前記のとおり、中間昇降部76の重量によるばね74の圧縮量は極めて小さいことから、軸方向端面92の高さは前記ばね74の高さによって設定される。
導線案内部材86aと導線案内部材86lとの間の角度、及び導線案内部材86fと導線案内部材86gとの間の角度は前記突起50(図4参照)に対応してやや大きく設定されている。同様に、導線案内部材86cと導線案内部材86dとの間の角度、及び導線案内部材86iと導線案内部材86jとの間の角度はやや大きく設定されており、この間に前記アーム80が設けられている。
端部90a〜90lのうち、端部90a、90f、90g及び90lは、アーム88と同じ高さであり、端部90b、90e、90h及び90kは上方にやや突出し、その高さはアーム88の略1.5倍であって前記第1中継ピン82a及び第2中継ピン82bの高さと略等しい。残りの端部90c、90d、90i及び90jは端部90b、90e、90h及び90kよりも高く突出し、その高さは、アーム88の略2倍である。
図7に示すように、上方からみて、端部90a、90b、90c、90g、90h及び90iは、アーム88よりも反時計方向にやや膨出する滑らかな形状となっており、他の端部90d、90e、90f、90j、90k及び90lはアーム88よりも時計方向にやや膨出する滑らかな形状となっている。また、導線案内部材86a〜86f及び導線案内部材86g〜86lは、それぞれ前記第1中継ピン82a及び前記第2中継ピン82bを略中心として外方に突出している。
図4及び図6に示すように、切断治具36は、クラウン形状のボディ100と、該ボディ100の下面101から下方に突出する位置決めピン102と、ボディ100の外周から下方に突出する12本の外刃104とを有する。切断治具36を導線案内治具34に対して載置する際、下面101は前記アーム88の上面88aに当接し、位置決めピン102は前記位置決め穴84に挿入されて、導線案内治具34に対する位置決めがなされる。また、各外刃104は前記端部90a〜90lの内径側に配置され(図18参照)、各外刃104の先端刃106は前記円環内刃66よりもやや上方に配置される。各外刃104は交換可能である。
ボディ100の下面凹部100aは前記第1中継ピン82a及び前記第2中継ピン82bが干渉することのない大きさに設定されている。ボディ100には、前記アーム80に対向する位置に切欠き100bが設けられ、該切欠き100bはボディ100とアーム80が干渉することのない大きさに設定されている。
次に、このように構成される回転電機用ステータの製造装置10を用いて、ステータコア12を製造する手順について説明する。なお、図8、図9、図11〜図13、図15〜図17を用いた説明においては、ステータコア12及び導線案内治具34を鉛直上方からみて、前記巻線機本体17の方向(図1における矢印B1方向)を下方とし、その逆方向を上方として表す。また、ステータコア12の中心点を基準として方向を表し、例えば、「左上方向」のように表す。
先ず、図1に示すように、ステータコア12を載置台32上に載置するとともに、ステータコア12の軸心部に導線案内治具34を装着する。上記のとおり、軸方向端面92は各ターミナルTの上面に当接して軽く押圧するため、これ以降の工程においてターミナルTがインシュレータ48から抜けることがない。
導線案内治具34を装着した後、巻線ノズル18から導線Lをステータコア12の近傍まで引き出す。
次に、図8に示すように、第1中継ピン82aに導線Lの端部を所定の自動機又は手動により巻き付けて保持する。このとき、巻線ノズル18及び第1中継ピン82aは、それぞれ左下方向及び左上方向に配置しておき、第1中継ピン82aと巻線ノズル18との間の導線Lが、導線案内部材86aと導線案内部材86lとの間をとおるようにしておく。
巻線ノズル18の位置は前記第2駆動機構30によって設定される。第1中継ピン82aの角度、つまりステータコア12の角度は前記モータ14によって設定され、前記ティース位置決め機構16によって固定される。
次に、図9に示すように、ステータコア12を反時計方向に回転させて、コイルu1を形成するためのティース44を下方の位置Pに配置させる。位置Pはティース44に対して巻線を巻回する位置で、2つのウィングフォーマ22の両先端の中間位置である。このとき、導線Lは、導線案内部材86aにおける内径側端部87及び端部90a〜90lの側面89に当接した後、適度な張力で引かれ、導線Lの一部が位置Pを経由するように設定される。
次に、巻線ノズル18を図1における矢印C方向に回転を開始する。このとき、図9上においては、巻線ノズル18は紙面の奥の方向に向けて移動を開始することになる。従って、図10に示すように、側面89に当接している導線Lは二点鎖線で示す位置から、図10上の下方、つまり鉛直下方に引かれて側面89から外れ、中性点ターミナルTn11のV字形状部59に挿入されることになる。
このように、中性点ターミナルTn11の真上に導線案内部材86aの端部90aが設けられていることから、側面89に沿わせて導線LをV字形状部59に確実に挿入することができ、しかも導線Lは第1中継ピン82aによって保持されていることから導線Lには適度な張力が保たれる。また、V字形状部59は、周方向に開口していることから導線Lを挿入しやすい。さらに、ターミナルTの上面と軸方向端面92の下面とが多少離間してる場合であっても、軸方向端面92がターミナルTの上面を覆うような形状(図21A参照)に設定されていることにより、導線Lを各軸にV字形状部59に挿入することができる。
この後、巻線ノズル18を所定回数だけ回転させ、ウィングフォーマ22及び巻線コイル押込機構24(図1参照)を連動させることにより、ティース44に対して導線Lを巻回し、図11に示すようにコイルu1を形成する。
次に、図12に示すように、ステータコア12を36°ずつ時計方向に間欠回転させ、位置Pに配置されるティース44に対し順に導線Lを巻回してコイルu2、u3、u4及びu5を形成する。各コイルu1〜u5を形成する導線Lはステータコア12の下面(紙面の奥の面)でつながっており、直列に接続される。このとき、巻線ノズル18は、図12における紙面の手前の方向、つまり鉛直上方の位置Q1で停止させる。
次に、図13に示すように、ステータコア12を反時計方向に略150°回転させるとともに、巻線ノズル18を図1における矢印C方向に回転させて鉛直方向の高さがやや低い位置Q2まで移動させる。このとき、導線Lは、導線案内部材86jの端部90jに掛かり、その側面89に沿って下降し、該側面89から外れて外部ターミナルTu1に挿入される。なぜなら、図14に示すように、巻線ノズル18は、当初、高い位置Q1に配置されていることから、二点鎖線の導線Lは、上方への突出量の大きい導線案内部材86jの端部90jのみに掛かり、該端部90jはステータコア12の回転にともなって導線Lを引く。このとき、巻線ノズル18は位置Q1から位置Q2まで下がることから、導線Lは端部90jの側面89から外れ、外部ターミナルTu1のV字形状部59(図10参照)に挿入されることになる。
また、導線Lは、軸を中心に端部90jと対称な位置の端部90dには干渉することがない。さらに、図13に示すように、導線Lは第1中継ピン82aと第2中継ピン82bとの間をとおるように設定される。
なお、導線Lが端部90jの側面89から外れて外部ターミナルTu1に挿入される際、導線Lはコイルu5の端部によって保持されていることから適度な張力が保たれる。つまり、中性点ターミナルTn11への導線Lの挿入時(図10参照)と比較すると、コイルu5は、第1中継ピン82aと同様に導線Lの保持部としての作用を奏する。
次に、図15に示すように、ステータコア12を反時計方向に略180°回転させるとともに、巻線ノズル18を図1における矢印C方向にやや回転させる。これにより、導線Lは、第2中継ピン82bを中継して向きが変えられ、導線案内部材86gの側面89に係合しながら反時計方向に引かれる。この図15に示す状態は、図9に示す状態と比較した場合、第2中継ピン82bが第1中継ピン82aに対応し、導線案内部材86gが導線案内部材86aに対応する。また、巻線ノズル18の位置は同じである。従って、上記のコイルu1を形成する手順(図10及び図11参照)と同様に、位置Pにあるティース44にコイルu6を形成することができる。このとき、導線Lは側面89から外れて中性点ターミナルTn21に挿入される。この後、コイルu7〜u10はコイルu2〜u5と同様の手順により形成される。
さらに、この後、図16に示すように、コイルv1を形成するためのティース44が位置Pに配置されるようにステータコア12を反時計方向に回転させながら、導線Lを導線案内部材86d、第1中継ピン82a及び導線案内部材86bを経由させる。この手順は、図12〜図14を参照しながら説明した手順と略同様であるが、導線案内部材86bの側面89に導線Lが係合するように巻線ノズル18の高さを適宜調整する。すなわち、導線Lを第1中継ピン82aを中継させた後、導線Lの高さが導線案内部材86aより高く、且つ導線案内部材86bより低くなるように調整する。
このように、導線Lは、U相のコイルu10とV相のコイルv1との間で、導線案内部材86d、第1中継ピン82a及び導線案内部材86bを介して張られ、第1中継ピン82aは、導線案内部材86aと導線案内部材86bとの略中間で導線Lの向きを変える中継部として作用する。これにより、導線Lの張力を適度に保ったまま異なる相の間で導線Lの接続、切断及び保持を行う必要がなく異なる相のコイル20を連続的に形成することができる。
導線Lは、第1中継ピン82aによって途中で向きが変えられることから、導線案内部材86d及び導線案内部材86bは、相互に位置が制約されることがなく、対応するターミナルTの配置の自由度が大きい。
この後、前記コイルu1〜u5を形成した手順と同様にコイルv1〜v5を形成する。
次に、図17に示すように、コイルv6を形成するためのティース44が位置Pに配置されるようにステータコア12を反時計方向に回転させながら、導線Lを導線案内部材86k、第2中継ピン82b及び導線案内部材86hを経由させる。この手順は、前記のとおり図12〜図14を参照しながら説明した手順と略同様であるが、前記の手順では、導線Lを導線案内部材86jに係合させるために、巻線ノズル18を高い位置Q1(図14参照)に配置させていたところを、今回の手順においては、導線Lを導線案内部材86kの端部90kに係合させるために巻線ノズル18の当初の位置を位置Q1よりも低い位置Q3(図14参照)とする。
また、導線Lを第2中継ピン82bを中継させた後、導線案内部材86hに係合する際には、前記導線案内部材86bに係合させた手順と同様に巻線ノズル18の高さを適宜調整する。
この後、上記と同様の手順により、コイルv6〜v10及び、コイルw1〜w5及びコイルw6〜w10を形成し、巻終わりの導線Lの端部を第1中継ピン82aに係合させた後、切断することによって、図3に示すように、全てのコイルu1〜u10、コイルv1〜v10及びコイルw1〜w10が形成される。上記の説明及び図3から明らかなように、最初に形成するコイルu1から最後に形成するコイルw10まで、導線Lは途中で切断されることなく連続している。また、コイルu1、v1、w1及びコイルu6、v6、w6の端部はそれぞれ中間ターミナルTn11、Tn12、Tn13及び外部ターミナルTu1、Tv1、Tw1のV字形状部59に確実に挿入されており、コイルu6、v6、w6及びコイルu10、v10、w10の端部はそれぞれ中間ターミナルTn21、Tn22、Tn23及び外部ターミナルTu2、Tv2、Tw2のV字形状部59に確実に挿入されている。
さらに、第1中継ピン82a及び第2中継ピン82bを中継している箇所における見かけ上6本の導線Lは、巻線ノズル18によって均一に引っ張られて中継していることから張力が均一となる。従って、各コイル20のインピーダンスが均一となり、ステータコア12としての安定した品質を維持することができる。
さらにまた、各導線LはターミナルTと第1中継ピン82a又は第2中継ピン82bとの間で導線案内部材86a〜86lの内径側端部87に当接して角度が多少曲げられており、導線LがターミナルTのV字形状部59に対して、平行に挿入されている。
次に、図18に示すように、導線案内治具34に対して上方から切断治具36を取り付ける。このとき、位置決めピン102(図4参照)を位置決め穴84に挿入することにより、切断治具36の位置決めが行われ、第1中継ピン82a(図19参照)、第2中継ピン82b及びアーム80は、導線案内治具34の下面凹部100a(図19参照)及び切欠き100bの部分にはまり、干渉することがない。
図19に示すように、切断治具36を導線案内治具34に取り付けることにより、ボディ100の下面101はアーム88の上面88aに当接又は近接しており(図20A参照)、各外刃104の先端刃106が導線Lの上方の近接した位置に配置される(図20B参照)。また、図19から明らかなように、導線Lは円環内刃66の上面をとおるように配置されている。さらに、上記のとおり、軸方向端面92はそれぞれターミナルTの上面に当接している。
次に、プレス38により切断治具36の上面を押圧することによりばね74を圧縮させて、中間昇降部76を切断治具36とともに下降させる。これにより、先ず、図21Aに示すように、ターミナルTのV字形状部59が軸方向端部面92と支持ポール64とによってやや圧縮され、導線Lが挟まれて固定される。このように、導線Lがすでに固定された状態において、図21Bに示すように、外刃104の先端刃106が導線Lの上面に接触し、導線Lは先端刃106と円環内刃66とによって挟まれる。
さらに、プレス38により切断治具36を押圧して下降させることにより、図22及び図23Aに示すように、軸方向端面92がターミナルTを圧縮して導線Lをやや変形させて、より確実に固定し圧着する。このとき、図23Bに示すように、先端刃106と円環内刃66とによって切断される。
なお、プレス38による押圧の処理は、図1に示すようにモータ14に載置台32を取り付けた状態で行う必要はなく、所定のベンチ上で行ってもよい。
このように、切断治具36をプレス38によって押圧することにより、12箇所における導線Lの圧着作業及び切断作業を一度に行うことができる。しかも、圧着作業を切断作業よりも若干早く実行することにより導線Lが先に固定されることから切断後に導線Lがばらけることがなく、しかも導線Lの均一で適度な張力を保たせることができる。
また、上記のとおり円環内刃66の外周は円環部54上に配置されていることから、導線Lは円環部54上で切断されて、切断された導線Lの端部がステータコア12の内径側に突出することがない。従って、ステータコア12の内径側に設けられる部材に対して導線Lが干渉したり、短絡することがない。各導線LはターミナルTに平行に挿入されていることから、確実に圧着されて接合不良が発生しにくい。
さらに、円環内刃66はターミナルTのV字形状部59の近傍に設定されていることから、該V字形状部59からはみでる余分な部分を極力短くすることができる。
上述したように、本実施の形態に係る回転電機用ステータの製造装置10によれば、導線案内治具34の導線案内部材86a〜86lによって導線LをターミナルTに確実に挿入することができる。また、第1中継ピン82a及び第2中継ピン82bを中継させることにより、導線案内部材86a〜86l及びターミナルTの向きを設計上自由に設定することができる。
さらに、回転電機用ステータの製造装置10は、基本的には、モータ14及び巻線ノズル18の計2軸のみを連動させることにより各コイル20を形成することができ、簡便、廉価な構成とすることができる。
さらにまた、各コイル20を形成する工程では、導線Lが第1中継ピン82a及び第2中継ピン82bを中継して連続的に各ティース44に巻回され、各相毎に導線Lを切断する必要がないため、作業が中断されることなく効率的に巻回作業を行うことができる。
導線案内部材86a〜86lの端部90a〜90lは各相に対応する工程に応じて、異なる高さに設定されていることから、2つのコイル20の間に導線Lを張る作業を確実、且つ容易に行うことができる。
また、切断治具36を用いることにより、相数やターミナルTの数に関係なく、導線LをターミナルTに圧着する作業及び、導線Lを切断する作業を一度に、且つ極めて短い時間で行うことができる。しかも、全てのコイル20を形成した後に切断治具36及びプレス38を使用することから、実質的には、切断治具36及びプレス38は巻線機本体17(図1参照)や巻線ノズル18とは別に設置することができ、巻線機本体17及び巻線ノズル18を簡便な構成にすることができる。
なお、ステータコア12の回路は、図2に示すように第1回路40と第2回路42とから構成されるものとして説明したが、1つの回路であってもよいことはもちろんである。この場合、図24に示すように、コイルu5とコイルu6との間、コイルv5とコイルv6の間及びコイルw5とコイルw6との間を連続的に巻回し、導線案内治具34における前記第2中継ピン82b及び導線案内部材86g〜86lを省略することができる。
本発明に係る回転電機用ステータの製造装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る回転電機用ステータの製造装置の概略斜視図である。 ステータコアの結線図である。 全てのコイルが形成された状態のステータコア及び導線案内治具の平面図である。 載置台、ステータコア、導線案内治具及び切断治具の分解斜視図である。 コイルが形成される前段階のステータコアの斜視図である。 載置台、ステータコア、導線案内治具及び切断治具の断面図である。 導線案内治具及びインシュレータの斜視図である。 ステータコアに導線を巻回する最初の手順を示す平面図である。 ステータコアに導線を巻回する2番目の手順を示す平面図である。 導線を導線案内部材の側面からターミナルTに挿入する様子を示す一部拡大斜視図である。 ステータコアに導線を巻回する3番目の手順を示す平面図である。 ステータコアに導線を巻回する4番目の手順を示す平面図である。 ステータコアに導線を巻回する5番目の手順を示す平面図である。 導線を導線案内部材の端部の側面に沿わせる様子を示す略式側面図である。 ステータコアに導線を巻回する6番目の手順を示す平面図である。 ステータコアに導線を巻回する7番目の手順を示す平面図である。 ステータコアに導線を巻回する8番目の手順を示す平面図である。 導線案内治具に切断治具を装着した状態を示す一部拡大斜視図である。 導線案内治具に切断治具を装着した状態を示す一部拡大断面図である。 図20Aは、導線案内治具に切断治具を装着した際の、導線案内部材の軸方向端面とターミナルとの位置関係を示す側面図であり、図20Bは、導線案内治具に切断治具を装着した際の、外刃の先端刃、導線及び円環内刃との位置関係を示す側面図である。 図21Aは、プレスにより切断治具を押圧している最中の、導線案内部材の軸方向端面とターミナルとの位置関係を示す側面図であり、図21Bは、プレスにより切断治具を押圧している最中の、外刃の先端刃、導線及び円環内刃との位置関係を示す側面図である。 押圧手段により切断治具を軸方向に押圧した状態を示す一部拡大断面図である。 図23Aは、切断治具によって導線を切断した際の、導線案内部材の軸方向端面とターミナルとの位置関係を示す側面図であり、図23Bは、切断治具によって導線を切断した際の、外刃の先端刃、導線及び円環内刃との位置関係を示す側面図である。 ステータコアの変形例及び導線案内治具の変形例を示す平面図である。
符号の説明
10…製造装置 12…ステータコア
14…モータ 18…巻線ノズル
20…コイル 32…載置台
34…導線案内治具 36…切断治具
38…プレス 44…ティース
46…ヨーク 48…インシュレータ
59…V字形状部 64…支持ポール
66…円環内刃 74…ばね
76…中間昇降部 82a、82b…中継ピン
86a〜86l…導線案内部材 87…内径側端部
89…側面 90a〜90l…端部
92…軸方向端面 104…外刃
106…先端刃 L…導線
T…ターミナル

Claims (6)

  1. 軸方向端面に設けられた複数のターミナルに対して、該ターミナルより外径側のティースに形成されるコイルの導線の端部が前記ターミナルに接合されるステータコアを備える回転電機用ステータの製造装置において、
    前記ステータコアの軸心部に装着される導線案内治具を有し、
    前記導線案内治具は、外径方向に突出し、軸方向端面が前記ターミナルに近接し又は当接して配置される案内部と、
    前記導線を保持する保持部と、
    を備え、
    前記保持部に保持された前記導線は、前記案内部の側面に沿うように張られた後、所定の方向に引かれることにより、前記側面から外れて前記ターミナルに挿入されることを特徴とする回転電機用ステータの製造装置。
  2. 請求項1記載の回転電機用ステータの製造装置において、
    前記導線は、異なる相の2つの前記コイルの間で、2つの前記案内部と前記保持部とを介して張られ、
    前記保持部は、2つの前記案内部の略中間で前記導線の向きを変える中継部として作用することを特徴とする回転電機用ステータの製造装置。
  3. 請求項1記載の回転電機用ステータの製造装置において、
    前記ステータコアを間欠回転させる回転手段と、
    前記ステータコアの外径方向に設けられ、前記導線を前記ティースに巻回して前記コイルを形成するための回転自在な巻線手段と、
    を有し、
    前記巻線手段は、前記回転手段と連動して前記導線を前記案内部の前記側面に沿わせることを特徴とする回転電機用ステータの製造装置。
  4. 請求項1記載の回転電機用ステータの製造装置において、
    前記案内部は、前記回転電機用ステータの相数に応じた数だけ設けられ、前記案内部は各相に対応して軸方向の高さが異なるように設定されていることを特徴とする回転電機用ステータの製造装置。
  5. 請求項1記載の回転電機用ステータの製造装置において、
    前記案内部は、所定の押圧手段から力を受けることにより軸方向に移動可能に設けられ、前記案内部が軸方向に移動する際、前記軸方向端面は複数の前記ターミナルを押圧して該ターミナルと前記導線とを一度に圧着することを特徴とする回転電機用ステータの製造装置。
  6. 請求項5記載の回転電機用ステータの製造装置において、
    さらに、前記押圧手段によって軸方向に押圧されることにより複数の前記ターミナルに挿入された前記導線を各ターミナルの近傍で一度に切断する切断治具を有し、
    前記切断治具は、前記軸方向端面によって前記ターミナルと前記導線とが固定された後に、前記導線を切断することを特徴とする回転電機用ステータの製造装置。

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