JP3813712B2 - 防火スクリーン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は火災が発生した場合に、延焼、或は煙の拡散を防止する為の防火、防煙設備として設けられる防火スクリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
防火、防煙設備として設けられる従来の防火スクリーン装置を図10に於いて説明する。
【0003】
建屋天井1の背面側に防火スクリーン巻取装置2が設けられ、該防火スクリーン巻取装置2の巻取軸3は巻取用モータ4により回転され不燃性の防火スクリーン5を巻取る様になっている。前記巻取軸3から繰出された防火スクリーン5は前記建屋天井1に設けられたスリット状の開口部6より垂下しており、該開口部6の両側には複数のドレンチャーヘッド7が設けられ、該ドレンチャーヘッド7は配管8を介して図示しない貯水タンク等の水源に連通している。
【0004】
火災が発生した場合は、前記巻取用モータ4を駆動して前記防火スクリーン5が垂下され、空間を仕切ると共に前記防火スクリーン5に向かって前記ドレンチャーヘッド7より水が吹付けられる。不燃性の前記防火スクリーン5、該防火スクリーン5に吹付けられ形成される水幕により火元側との遮断及び防火を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記防火スクリーンにより仕切る空間が広く間口の幅が大きい場合は防火スクリーンを複数連設しなければならない。上記した従来の防火スクリーンでは連設した場合、隣接する防火スクリーン間に隙間が明き熱遮断、防火、防煙の機能が低下する虞れがあり、防火スクリーンを連続させる為の中柱、ガイドレールが必要となる。この為、構造が複雑になり、又構造上中柱、ガイドレールが設けられない箇所には防火スクリーンの設置が困難となる等の不具合があった。更に、防火スクリーン5に対して水が吹付けられているが、水が飛散して防火スクリーンに充分吸収されにくく多量の水を必要とする等の不具合もあった。
【0006】
本発明は斯かる実情に鑑み、防火スクリーンを複数連設しても、防火スクリーンが相互に密着し、防火スクリーンを連続する為の中柱、ガイドレールを不要とするものであり、合わせて防火スクリーン装置の簡略化、耐火性能、断熱性、防炎性、防煙性を向上しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建屋天井と該建屋天井に対して所要距離離れて設けられた天井板との空間に設けられる防火スクリーン装置であって、前記天井板は複数の天井蓋によって閉塞される開口部を有し、前記防火スクリーン装置は同一構成の複数の防火スクリーンユニットから構成され、該防火スクリーンユニットはそれぞれ前記天井蓋と、防火スクリーンが巻設された巻取り軸と、前記天井蓋に回転自在に設けられ、前記巻取り軸から下方に繰出されたスクリーンが掛回される昇降軸を具備し、前記巻取り軸は軸受を介して前記建屋天井に回転自在に設けられ、前記昇降軸より立上がった前記スクリーンは吊元金具を介して前記建屋天井に固着され、前記複数の防火スクリーンユニットは前記スクリーンの端縁部が重合する様に連設され、又隣接する防火スクリーンユニットは交互に立上がったスクリーンが向合う様に配設され、前記巻取り軸が回転して前記スクリーンが前記開口部を通して繰出され、前記天井蓋が接地することで防火区画を形成する様にした防火スクリーン装置に係り、又同一向きの防火スクリーンユニットの巻取り軸を連結シャフトを介して連結し、同一向きの防火スクリーンユニットについては1つの開閉機により駆動する様にした防火スクリーン装置に係り、又防火スクリーンユニットの巻取り軸と連結シャフトとはユニバーサルジョイントを介して連結した防火スクリーン装置に係り、又巻取り軸と防火スクリーン上端部固着部との間の防火スクリーンに囲まれた空間に、該防火スクリーンに対して水を噴出する散水管を配設した防火スクリーン装置に係り、又隣接する防火スクリーンユニットの防火スクリーンの上端部は前記吊元金具によって共締された防火スクリーン装置に係り、前記昇降軸、前記天井蓋の自重により前記スクリーンが繰出される様にし、前記天井蓋が前記開口部を閉塞した状態で、前記天井蓋に解除可能に嵌合して該天井蓋の閉塞状態を維持する係止ロッドを具備した防火スクリーン装置に係り、更に又前記昇降軸、前記天井蓋の自重により前記スクリーンが繰出される様にし、前記天井蓋と前記開口部との間に前記天井蓋の閉塞状態を維持する封印部材が設けられ、該封印部材は加熱により溶融、軟化し、前記天井蓋の閉塞状態を解除する防火スクリーン装置に係るものである。
【0008】
昇降軸の降下は防火スクリーンの引出しを伴い、防火スクリーンが垂下した状態で防火区画を形成する。吹出した水は防火スクリーンに吸収され、更に表面を流下して水幕を形成し、防火スクリーンの断熱性、防炎性、防煙性を高める。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1、図2に示すものは複数の防火スクリーンユニット9a,9b,…が複数連設された状態を示している。
【0011】
該防火スクリーンユニット9a,9b,…は同一の構成で交互に対称の配置となっているので以下は防火スクリーンユニット9aについて説明する。
【0012】
建屋天井10より下方、所要距離離れた位置に天井板11が取付けられ、該天井板11には開口部12が設けられている。対を成す軸受13,13が前記建屋天井10に固着され、該軸受13,13に巻取り軸14が回転自在に設けられる。該巻取り軸14は前記開口部12の長手方向と平行に設けられ、建屋天井10に投影された前記開口部12の長辺に略合致した位置に配設されている。
【0013】
前記巻取り軸14の一端部に対向して開閉機15が前記建屋天井10に固着され、前記巻取り軸14の一端に図示しない被動スプロケットが嵌着され、前記開閉機15の出力軸には図示しない駆動スプロケットが嵌着され、該駆動スプロケットと前記被動スプロケットとはチェーン16により連結されている。
【0014】
前記開口部12を閉塞可能な天井蓋17には軸受ブラケット18,18が両端に設けられ、該軸受ブラケット18,18には昇降軸19が回転自在に設けられている。前記巻取り軸14には不燃性の防火スクリーン21aが巻付けられており、巻取り軸14より下方に繰出された防火スクリーン21aは前記昇降軸19に掛回され、上方に立上がって吊元金具22aに固着され、該吊元金具22aは前記建屋天井10に固着されている。前記吊元金具22aの近傍、前記防火スクリーン21aに平行に散水管23が配設され、該散水管23は前記昇降軸19で折返された防火スクリーン21で囲まれる空間に収納される。前記散水管23は図示しない水源に接続され、該散水管23には前記防火スクリーン21aと対向する位置に所要のピッチで放水孔(図示せず)が穿設されている。
【0015】
防火スクリーンユニット9bは防火スクリーンユニット9aと対称な構成となっている。吊元金具22bは端部が前記吊元金具22aと重合する様に取付けられ、前記吊元金具22bに固着される防火スクリーン21bは前記防火スクリーン21aと端縁部が重合する様になっている。その他の構造については前述した防火スクリーンユニット9aと同様であるので説明を省略する。
【0016】
前記開口部12は天井蓋17a,17bにより閉塞されるので、形状はクランク状となっている。尚、前記天井蓋17の長手方向の寸法を開口部12の長手方向の全長と一致させ、前記開口部12を直線状のスリット状の長孔としても良い。
【0017】
以下、作動を説明する。
【0018】
火災発生時には、前記開閉機15を駆動して、前記巻取り軸14を防火スクリーン21を繰出す方向に回転する。前記昇降軸19、天井蓋17の自重により、防火スクリーン21が下方に引出される。同時に前記散水管23より水が噴出され、前記防火スクリーン21に吹付けられる。前記散水管23の吹出し位置は、前記巻取り軸14から繰出される防火スクリーン21の部分と吊り元部により囲まれているので飛散することなく効果的に防火スクリーン21に吸収され、更に余剰の水も昇降軸19との間に溜まり無駄なく吸収されるので下(床面等)に流れ出しにくくなる。而して防火スクリーン21に水が効果的に吸収されると共に防火スクリーン21の表面には流下する水により水幕が形成される。
【0019】
尚、前記散水管23からの水は巻取り軸14側に向かって噴出してもよく、吊元金具22側と巻取り軸14側の両方に向かって水を噴出する様にしてもよい。両方に向かって水を噴出した場合は2重の水幕防火スクリーン21が形成される。
【0020】
前記天井蓋17が床面に接地した状態では、前記防火スクリーン21により空間が仕切られ、隣接する防火スクリーン21、例えば防火スクリーン21a,21bは端縁部が重合しているので防火スクリーンユニット9間で隙間を生じることはない。尚、前記防火スクリーン21aと防火スクリーン21bとを吊元金具22aと吊元金具22bとにより共締めする様にすれば、防火スクリーン21aと防火スクリーン21bの端縁部は密着して更に隙間はなくなる。
【0021】
通常時には前記開閉機15を駆動して防火スクリーン21を巻取り、前記天井蓋17を上昇させ、天井蓋17により開口部12を閉塞する。
【0022】
図3〜図5は複数の防火スクリーンユニット9を屈曲させて設けた場合を示している。
【0023】
防火スクリーンユニット9aと防火スクリーンユニット9bとを交互に配設し、隣設した防火スクリーンユニット9aの巻取り軸14と防火スクリーンユニット9aの巻取り軸14とはユニバーサルジョイント24を介して連結シャフト25により連結する。同様に隣接した防火スクリーンユニット9bの巻取り軸14と防火スクリーンユニット9bの巻取り軸14bとはそれぞれユニバーサルジョイント24を介して連結シャフト25により連結する。前記開閉機15は一方の防火スクリーンユニット9aの巻取り軸14及び一方の防火スクリーンユニット9bの巻取り軸14にそれぞれ1組、計2組設けられる。
【0024】
而して、前記開閉機15を駆動し、一方の巻取り軸14を回転することで2組の防火スクリーンユニット9aが開閉作動をし、同様に一方の巻取り軸14を回転することで2組の防火スクリーンユニット9aが開閉作動をする。
【0025】
火災時の閉作動に於いて、一般電源又は非常電源が利用できる場合は前記開閉機15の駆動により前記防火スクリーン21の降下が行われる。又、停電等で前記開閉機15を駆動できない場合は、手動により閉動作が行われる。この場合は一般の防災シャッタ同様、開閉機15のブレーキをワイヤ等を介して解除し自重降下させるか或は、モータ軸又は巻取り軸14に連動しているギアをチェーン、ロープ、ワイヤ等を介して手動で駆動し、前記巻取り軸14を回転させて防火スクリーン21を降下させる。
【0026】
上記実施の形態では開閉機15により巻取り軸14を駆動し、防火スクリーン21を繰出し、巻取る様にしたが、防火スクリーン装置の断熱、防炎、防煙の機能に着目して機構を簡略化することも可能である。即ち、図6に示す実施の形態では前記開閉機15を省略して前記天井蓋17、昇降軸19の自重により、自由落下により防火スクリーンユニット29の閉動作を行わせる様にしてある。
【0027】
天井板11に形成された開口部12は天井蓋17により閉塞される様になっており、該天井蓋17は防火スクリーンユニット29により支持されている。
【0028】
建屋天井10には軸受13を介して巻取り軸14が回転自在に設けられ、該巻取り軸14には防火スクリーン21が巻設されている。前記天井蓋17の上面には軸受ブラケット18を介して昇降軸19が設けられ、前記巻取り軸14より繰出された防火スクリーン21は前記昇降軸19に掛回され、該防火スクリーン21の先端は吊元金具22を介して前記建屋天井10に固着されている。前記吊元金具22の近傍、前記防火スクリーン21と平行に散水管23が設けられ、該散水管23は前記防火スクリーン21に囲まれている。該散水管23には前記防火スクリーン21と対向する位置に所要のピッチで放水孔(図示せず)が穿設され、前記散水管23は図示しない水源に接続され、前記放水孔より水が放出可能となっている。
【0029】
前記開口部12に臨接して所要箇所に直動型のソレノイド30が設けられ、該ソレノイド30は駆動時に係止ロッド31を引込む様になっている。前記天井蓋17の両側縁部32は上方に折上げられ、天井蓋17の前記開口部12の閉塞状態で突出した前記係止ロッド31と前記側縁部32とが嵌合可能である。前記ソレノイド30は図示しない制御部に接続され、熱感知器、煙感知器等の信号を基に前記ソレノイド30を駆動する様になっている。
【0030】
熱感知器、煙感知器等が非常時を感知すると前記制御部は前記ソレノイド30を駆動させ、前記係止ロッド31を引込ませる。前記側縁部32が前記係止ロッド31から外れ、前記天井蓋17、昇降軸19は前記防火スクリーン21を前記巻取り軸14より引出しつつ自重により降下する。前記天井蓋17が床面に接触した状態で空間が仕切られる。前記ソレノイド30の駆動と同時に前記散水管23より散水が開始される。含水した前記防火スクリーン21により断熱、防炎、防煙がなされる。又散水された水は防火スクリーン21に挟まれているので周囲に飛散することがない。
【0031】
尚、本実施の形態に於いて防火スクリーン21の閉鎖後更に防火スクリーン21を巻取る必要のある場合は、以下に述べる簡便な巻取り機構を設けてもよい。
【0032】
前記巻取り軸14の軸端にプーリ又はスプロケットを設け、該プーリ又はスプロケット軸支持部間にラチェット機構を設け、前記巻取り軸14は防火スクリーン21の巻取り方向には自在に回転し、繰出し方向の回転を拘束する様になっている。又、前記ラチェット機構は手動により解除可能である。前記プーリ又はスプロケットにロープ、ワイヤ、チェーン等を掛回し、垂下したロープ、ワイヤ、チェーン等を手動により手繰り前記巻取り軸14が回転可能である。或は、手の届く範囲に巻取りハンドルを設け、該ハンドルに設けたプーリ又はスプロケットを介して前記ロープ又はチェーンを周回させ前記巻取り軸14が回転可能である。防火スクリーン21の閉動作は、前記ラチェット機構を解除し、前記ロープ、ワイヤ、チェーン等を手繰り或は前記ハンドルを回して行う。尚、ラチェット機構の代わりに回転板と該回転板に嵌脱するロッド等から成る手動解除式ロック機構を設けてもよい。
【0033】
図7は開閉機を省略した他の実施の形態を示している。
【0034】
図7では更にソレノイド30を省略したものであり、閉鎖状態の天井蓋17と天井板11との間をフューズメタル、或は熱溶融性、熱軟化性合成樹脂の封印部材33により接合する。該封印部材33は常温時では前記天井蓋17、昇降軸19の重量を支持するに充分な強度を有している。
【0035】
本実施の形態で火災が発生し、前記封印部材33が加熱されると溶融、熱軟化し、天井蓋17の支持が解除され、該天井蓋17、昇降軸19は自重により降下し、前記防火スクリーン21を巻取り軸14より引出す。垂下した防火スクリーン21は防火区画を形成する。尚、防火スクリーンユニット29自体の構成については、図6で示したものと同様であるので説明を省略する。
【0036】
図8は手動開閉式の更に他の実施の形態を示す。
【0037】
図8に於いては巻取り軸14、散水管23等が省略して示されている。本実施の形態では巻取式の建物用シャッタと同様に前記巻取り軸14に対して巻取バランスコイルバネを設けたものであり、該巻取バランスコイルバネにより前記巻取り軸14は防火スクリーン21の巻取り方向に付勢され、更に前記巻取バランスコイルバネは少なくとも天井蓋17の閉鎖状態、或は天井蓋17が床面に達した状態を維持する様になっている。前記天井蓋17には紐34が垂設されており、非常時には紐34を引下げて前記天井蓋17を降下させる。尚、前記天井蓋17に引っ掛け用の孔を穿設し、フック棒35を孔に引っ掛け、前記天井蓋17を引下げる様にしてもよい。尚、必要とあれば床側にフック等を設けて、引下げた天井蓋17を該フックに係着する様にしてもよい。
【0038】
図9は、前記防火スクリーン21の一例を示すものである。
【0039】
表裏2枚の不燃シート27,27の間に層状に高分子吸水材28を挾設し、更にキルティング加工したものである。該防火スクリーン21によれば、前記高分子吸水材28が吸水することで、防火スクリーン21同士の密着性が向上すると共に防火スクリーン21単体についても気密性、断熱性が向上する。防火スクリーンは、高分子吸収材とシリカクロス、ガラスクロス等の不燃難燃シートの多層構造にすることにより、より防火、防煙性、遮熱効果が得られるが、流下する水により水幕が形成される為、特に不燃難燃性を持たない単なる繊維や樹脂の織物等の材質のシートと高分子吸収材との多層構造でもよい。
【0040】
尚、巻取り軸、防火スクリーンユニットは天井以外の梁等、建屋側に設けられてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、防火スクリーンユニットを連設した場合にも防火スクリーン間に隙間が生じることなく、中柱、ガイドレールが必要なく構造が簡潔となり、中柱、ガイドレールを設けられない場所等での設置に制約を受けることがなく、更に屈曲させて設けることができるので設置場所の自由度が大幅に増大する。又、散水管は防火スクリーンに囲まれた空間に配置されるので噴出した水が飛散することなく防火スクリーンに吸収され、更に水幕を形成し、気密性、断熱性、防煙性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同前実施の形態を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の応用例を示し、防火スクリーンユニットを複数屈曲させて連設した場合を示す斜視図である。
【図4】同前応用例に於ける防火スクリーンユニットの連結を示す要部説明図である。
【図5】同前応用例に於ける連結部の説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す要部説明図である。
【図7】本発明の更に他の実施の形態を示す要部説明図である。
【図8】本発明の更に他の実施の形態を示す要部説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に用いられる防火スクリーンの構造を示す部分断面図である。
【図10】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
9 防火スクリーンユニット
10 建屋天井
11 天井板
12 開口部
14 巻取り軸
15 開閉機
17 天井蓋
19 昇降軸
21 防火スクリーン
22 吊元金具
24 ユニバーサルジョイント
25 連結シャフト
29 防火スクリーンユニット
30 ソレノイド
33 封印部材

Claims (7)

  1. 建屋天井と該建屋天井に対して所要距離離れて設けられた天井板との空間に設けられる防火スクリーン装置であって、前記天井板は複数の天井蓋によって閉塞される開口部を有し、前記防火スクリーン装置は同一構成の複数の防火スクリーンユニットから構成され、該防火スクリーンユニットはそれぞれ前記天井蓋と、防火スクリーンが巻設された巻取り軸と、前記天井蓋に回転自在に設けられ、前記巻取り軸から下方に繰出された前記防火スクリーンが掛回される昇降軸を具備し、前記巻取り軸は軸受を介して前記建屋天井に回転自在に設けられ、前記昇降軸より立上がった前記防火スクリーンの上端部は吊元金具を介して前記建屋天井に固着され、前記複数の防火スクリーンユニットは前記防火スクリーンの端縁部が重合する様に連設され、又隣接する防火スクリーンユニットは交互に立上がった防火スクリーンが向合う様に配設され、前記巻取り軸が回転して前記防火スクリーンが前記開口部を通して繰出され、前記天井蓋が接地することで防火区画を形成する様にしたことを特徴とする防火スクリーン装置。
  2. 同一向きの防火スクリーンユニットの巻取り軸を連結シャフトを介して連結し、同一向きの防火スクリーンユニットについては1つの開閉機により駆動する様にした請求項1の防火スクリーン装置。
  3. 防火スクリーンユニットの巻取り軸と連結シャフトとはユニバーサルジョイントを介して連結した請求項2の防火スクリーン装置。
  4. 巻取り軸と防火スクリーン上端部固着部との間の防火スクリーンに囲まれた空間に、該防火スクリーンに対して水を噴出する散水管を配設した請求項1の防火スクリーン装置。
  5. 隣接する防火スクリーンユニットの防火スクリーンの上端部は前記吊元金具によって共締された請求項1の防火スクリーン装置。
  6. 前記昇降軸、前記天井蓋の自重により前記防火スクリーンが繰出される様にし、前記天井蓋が前記開口部を閉塞した状態で、前記天井蓋に解除可能に嵌合して該天井蓋の閉塞状態を維持する係止ロッドを具備した請求項1の防火スクリーン装置。
  7. 前記昇降軸、前記天井蓋の自重により前記防火スクリーンが繰出される様にし、前記天井蓋と前記開口部との間に前記天井蓋の閉塞状態を維持する封印部材が設けられ、該封印部材は加熱により溶融、軟化し、前記天井蓋の閉塞状態を解除する請求項1の防火スクリーン装置。
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