JP3813563B2

JP3813563B2 - Cleaning composition

Info

Publication number: JP3813563B2
Application number: JP2002292353A
Authority: JP
Inventors: 雅喜井上; 辰仙田村
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2002-03-12
Filing date: 2002-10-04
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2022-10-04
Also published as: CN1443837A; JP2003336091A; CN100400632C

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚等に対する刺激が少なく、低温安定性、起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、かつ使用感が良好な洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】
リン酸エステル系界面活性剤は、石鹸、アルキルエーテルサルフェート、アルキルサルフェート等に比べて皮膚や毛髪に対する刺激が低く、皮膚洗浄剤の成分として広く応用されている。またその特徴ゆえに、広範囲の他のアニオン界面活性剤や非イオン界面活性剤との混合系などに応用されている。
ところで、一般に、リン酸エステル系界面活性剤はモノエステルとジエステルの混合物として得られ、アルキルリン酸エステルには、水溶性が悪く起泡力も劣るジアルキルリン酸が混在している。これを洗浄剤主成分として単独で用いたのでは、一般に起泡力、低温安定性等に問題が有るため、更に助剤を配合する方法が提案されている。助剤として特定構造のヒドロキシスルホベタインを用いる方法（例えば、特許文献１参照。）は、起泡力増強、低温安定性改善の点で比較的優れた方法であるが、起泡力、泡質の両方を満足するものではなかった。また、助剤として、トリアルキルアミノ酢酸ベタインやトリアルキルアミノプロパンスルホベタインを用いる方法（例えば、特許文献２参照。）は起泡力、水溶性が高められるが、起泡力と泡質の両方を満足するものではなかった。
一方、助剤としてアミンオキサイド及び高級脂肪酸塩を用いる方法（例えば、特許文献３参照。）は、モノアルキルリン酸エステル塩の場合には起泡力、泡質の改善の点ではある程度効果があるが、モノアルキルリン酸エステル塩／ジアルキルリン酸エステル塩の比率が９０／１０未満であると、起泡力、泡質の両方を満足することは困難である。
【０００３】
【特許文献１】
特開昭６２−１３８５９４号公報
【特許文献２】
特開昭５３−２６８０８号公報
【特許文献３】
特開昭５８−１０３５９８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、皮膚等に対する刺激が少なく、起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、使用感が良好で、低温安定性に優れ、製造時の配合が容易な洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、リン酸エステル系界面活性剤を使用した洗浄剤組成物について、高級脂肪酸又はその塩と特定のスルホベタインを併用配合することにより、皮膚等に対する刺激が少なく、低温安定性、起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、かつ使用感が良好な洗浄剤組成物が得られることを見いだした。また、このような組成であるため、製造時の配合が容易であった。
すなわち、本発明は次の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）を含有する洗浄剤組成物及びその製造法を提供するものである：
（Ａ）（ａ₁）一般式（１）で表されるリン酸モノエステルと
（ａ₂）一般式（２）で表されるリン酸ジエステル
との混合物であって、その含有比率が重量比で（ａ₁）／（ａ₂）＝８５／１５〜５０／５０であるリン酸エステル系界面活性剤：
【０００６】
【化３】

【０００７】
（式中、Ｒ¹、Ｒ²及びＲ³はそれぞれ炭素数８〜１８の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Ｘ¹、Ｘ²及びＹはそれぞれ水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示し、平均付加モル数ｋ、ｍ及びｎはそれぞれ０〜１０の数を示す）；
（Ｂ）一般式（３）
R⁴-COOM （３）
（式中、Ｒ⁴は炭素数７〜１７の飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基を示し、Ｍは水素原子、アルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す）で表される高級脂肪酸又はその塩；
（Ｃ）一般式（４）：
【０００８】
【化４】

【０００９】
（式中、Ｒ⁵は炭素数８〜１８の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、Ｒ⁶及びＲ⁷はそれぞれメチル基を示し、Ｚは水素原子又は水酸基を示す）で表されるスルホベタイン。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明に用いる低刺激性の基剤である成分（Ａ）の一般式（１）及び（２）で表されるリン酸エステルにおいて、Ｒ¹、Ｒ²及びＲ³としては炭素数１０〜１６、特に１２〜１４のアルキル基であるのが好ましく、Ｘ¹、Ｘ²及びＹはカリウム又はナトリウムのようなアルカリ金属原子又はトリエタノールアミンが好ましく、特に水に対する溶解性の点からカリウムが好ましい。エチレンオキサイド平均付加モル数ｋ、ｍ及びｎは起泡力の観点から０〜４モル、特に０〜２モルが好ましい。
成分（Ａ）中のアルキルリン酸モノエステル（ａ₁）とアルキルリン酸ジエステル（ａ₂）との含有比率は、配合の容易さの観点から重量比（ａ₁）／（ａ₂）＝８５／１５〜５０／５０であり、８０／２０〜７０／３０が好ましい。アルキルリン酸モノエステル（ａ₁）の含有率が低いと起泡性が劣り、含有率が高いとアルキルリン酸エステル混合物の融点が高くなり、配合が困難となる。
成分（Ａ）のリン酸エステル系界面活性剤の含有量は、泡立ち、洗浄力及び配合の容易さの観点から本発明の洗浄剤組成物の５〜４０重量％が好ましく、８〜３０重量％が特に好ましい。
【００１１】
成分（Ｂ）の一般式（３）で表される高級脂肪酸又はその塩において、Ｒ⁴は好ましくは炭素数９〜１７、より好ましくは炭素数１１〜１７、特に好ましくは炭素数１１〜１３のアルキル基であり、Ｍはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムが好ましく、特に好ましくはカリウム又はナトリウムのようなアルカリ金属原子である。
この高級脂肪酸塩は、洗浄剤組成物を製造する配合槽中で高級脂肪酸と塩基を中和反応せしめて調製しても良い。また、高級脂肪酸塩の一部はリン酸エステル塩の対イオンと塩交換を生じていても本発明の効果の妨げとはならない。
成分（Ｂ）は、成分（Ｃ）にない泡質改善効果、すなわち、クリーミーな泡質をもたらし、また、起泡性も向上させる。
【００１２】
成分（Ｂ）の高級脂肪酸又はその塩は単独又は２種以上の混合物として使用することができる。成分（Ｂ）の含有量は、本発明の洗浄剤組成物の洗浄性、起泡性を与える点から、１〜２０重量％が好ましく、１〜１０重量％が更に好ましく、２〜８重量％が特に好ましい。
【００１３】
本発明の洗浄剤組成物において成分（Ａ）と成分（Ｂ）の好ましい含有量は上記のとおりであるが、更に成分（Ａ）と成分（Ｂ）の含有比は、重量比で９５／５〜５０／５０とすることが洗浄力、起泡力、泡の感触及び皮膚刺激性の点から好ましく、９０／１０〜７０／３０が特に好ましい。
【００１４】
成分（Ｃ）のスルホベタインは前記一般式（４）で表される。式（４）において、Ｚは水酸基であるのが好ましく、Ｒ⁵は炭素数１０〜１６のアルキル基又はアルケニル基であるのが好ましく、Ｚが水酸基でかつＲ⁵が炭素数１０〜１６のアルキル基又はアルケニル基であるのがより好ましく、特にＲ⁵がラウリル基又はミリスチル基であるもの、すなわちラウリルジメチルヒドロキシスルホベタイン及びミリスチルジメチルヒドロキシスルホベタインが好ましい。
成分（Ｃ）は低温安定性を維持し、起泡力を向上させる効果がある。
成分（Ｃ）の含有量は、本発明の洗浄剤組成物の０．１〜２０重量％が好ましく、１〜１５重量％が更に好ましく、２〜１２重量％が特に好ましい。
成分（Ａ）及び（Ｂ）の合計含有量に対して成分（Ｃ）の含有量の比率は、低温安定性及び起泡力向上の観点から重量比で［（Ａ）＋（Ｂ）］／（Ｃ）＝４０／２〜１０／７、特に３０／２〜２０／７であるのが好ましい。
成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）を併用することにより、リン酸エステル系界面活性剤固有の低刺激性を維持しながら、リン酸エステル系界面活性剤の欠点である起泡性と泡質が改善される。泡質はクリーミーとなり好ましい。また、リン酸エステル系界面活性剤特有の使用感である、肌がつっぱらないということが認知され、使用感が良好である。更に、本発明の組成に由来して、製造時の配合が、粘度の上昇がなく、容易となる。
【００１５】
本発明の洗浄剤組成物には、その使用目的に応じ、更に色素、香料、殺菌剤、消炎剤、キレート剤、増泡剤、増粘剤、粘度調整剤、パール化剤、防腐剤、湿潤剤、ｐＨ調整剤、他の界面活性剤等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【００１６】
本発明の洗浄剤組成物の剤型について特に制限はなく、従来より公知の種々の剤型、例えば液体シャンプー、クリーム状洗顔料、ボディーシャンプー等とすることができる。
【００１７】
本発明の洗浄剤組成物の製造方法は下記の工程からなる：
１）成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）を含有する混合物を調製し、
２）次にこの混合物を容器に詰める。
成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）を混合する時に、それらの順序は問わずまた同時であってもよい。成分（Ａ）配合時に粘度増加が認められるので、４０〜８０℃で加熱攪拌するのが好ましい。
本発明の組成を持つことにより、混合時に急激な増粘を生じることなく、１００００ｍＰａ・ｓ以下で製造が可能となる。
【００１８】
【実施例】
実施例１〜１２及び比較例１〜６
表１〜３に示す組成の洗浄組成物を、各成分を７０℃で混合して製造（ｐＨを７〜８に調整）し、製造時の状態、起泡力、起泡性、泡質、使用感及び低温安定性を評価した。結果を表１〜３に示す。
【００１９】
（１）製造時の状態
洗浄剤組成物の製造時の状態を、次の規準で肉眼評価した。
○：容易に配合
×：粘度上昇し配合不可
【００２０】
（２）起泡力試験
洗浄剤組成物の３％（４°硬水）水溶液に人工汚れとしてラノリンを０．５％加え、平型プロペラで４０℃に於いて回転数１０００ｒ／minで１０秒毎反転の条件下で、５分間シリンダー中で撹拌し、撹拌終了後の泡量により評価を行った。
【００２１】
（３）起泡性、泡質及び使用感
常法に従って調製した洗浄剤組成物を手のひらに洗浄剤１ｇを塗布して手、腕を洗浄したときの起泡性及び泡質を専門パネラー１０名により下記の評価規準に従い評価した。
（起泡性）
Ａ：泡量が非常に多い。
Ｂ：泡量が多い。
Ｃ：泡量がやや少ない。
Ｄ：泡量が少ない。
（泡質）
Ａ：きめ細かく、かつ非常にクリーミーで良好な泡質。
Ｂ：クリーミーで良好な泡質。
Ｃ：ややクリーミーな泡質
Ｄ：軽く粗い泡質。
（使用感）
Ａ：使用感良好。
Ｂ：使用感やや良好。
Ｃ：使用感悪い。
【００２２】
（４）低温安定性試験
洗浄剤組成物をガラスビンに入れ、５℃で１０日間保存後、５℃より取り出し、室温（２５℃）に１時間放置し、外観を次の基準で肉眼評価した。
◎：透明。
○：かすかに濁る。
△：やや濁る。
×：沈殿を生じ分離。
【００２３】
【表１】

【００２４】
【表２】

【００２５】
【表３】

【００２６】
実施例１３（ボディシャンプー）
下記の処方でボディシャンプーを製造した。

【００２７】
実施例１４（ボディシャンプー）
下記の処方でボディシャンプーを製造した。

実施例１３及び１４のボディシャンプーは起泡性に優れ、泡質がクリーミーで洗浄時の使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少なかった。
【００２８】
実施例１５（洗顔料）
下記の処方で洗顔料を製造した。

【００２９】
実施例１６（洗顔料）
下記の処方で洗顔料を製造した。

実施例１５及び１６の洗顔料は起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、洗浄時の使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少なかった。
【００３０】
実施例１７（ボディシャンプー）
下記の処方でボディシャンプーを製造した。

実施例１７のボディシャンプーは起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、洗浄時の使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少なかった。
【００３１】
実施例１８（洗顔料）
下記の処方で洗顔料を製造した。

実施例１８の洗顔料は起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、洗浄時の使用感が良好で、皮膚に対する刺激が少なかった。
【００３２】
【発明の効果】
本発明の洗浄剤組成物は皮膚等に対する刺激が少なく、起泡性に優れ、泡質がクリーミーで、しかも洗浄時の使用感が良好で、低温安定性に優れ、製造時の配合が容易である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a detergent composition that is less irritating to the skin and the like, is excellent in low-temperature stability and foamability, has a creamy quality, and has a good feeling in use.
[0002]
[Prior art and its problems]
Phosphate-based surfactants are less irritating to skin and hair than soaps, alkyl ether sulfates, alkyl sulfates, and the like, and are widely applied as components of skin cleansing agents. Further, due to its characteristics, it is applied to a wide range of mixed systems with other anionic surfactants and nonionic surfactants.
By the way, in general, phosphate ester surfactants are obtained as a mixture of a monoester and a diester, and the alkyl phosphate ester is mixed with dialkyl phosphate having poor water solubility and poor foaming ability. If this is used alone as the main component of the cleaning agent, there are generally problems with foaming power, low temperature stability, etc., and a method of further adding an auxiliary agent has been proposed. A method using hydroxysulfobetaine having a specific structure as an auxiliary agent (see, for example, Patent Document 1) is a relatively excellent method in terms of foaming power enhancement and low-temperature stability improvement. It was not satisfying both. Further, a method using trialkylaminoacetic acid betaine or trialkylaminopropane sulfobetaine as an auxiliary agent (see, for example, Patent Document 2) improves foaming power and water solubility, but both foaming power and foam quality. I was not satisfied.
On the other hand, the method using an amine oxide and a higher fatty acid salt as an auxiliary agent (see, for example, Patent Document 3) has some effects in terms of improving foaming power and foam quality in the case of a monoalkyl phosphate ester salt. However, if the ratio of monoalkyl phosphate salt / dialkyl phosphate salt is less than 90/10, it is difficult to satisfy both foaming power and foam quality.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 62-138594 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 53-26808 [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 58-103598
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, the present invention provides a detergent composition that is less irritating to the skin, etc., has excellent foaming properties, foam quality is creamy, has a good feeling in use, has excellent low-temperature stability, and is easy to formulate during manufacture. The purpose is to do.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention use a combination of a higher fatty acid or a salt thereof and a specific sulfobetaine for a detergent composition using a phosphate ester-based surfactant, so that there is less irritation to the skin, low temperature stability, It has been found that a detergent composition having excellent foaming properties, foam quality, and good usability can be obtained. Moreover, since it is such a composition, the mixing | blending at the time of manufacture was easy.
That is, this invention provides the cleaning composition containing the following component (A), (B) and (C), and its manufacturing method:
(A) (a ₁ ) A mixture of a phosphoric acid monoester represented by general formula (1) and a phosphoric acid diester represented by (a ₂ ) general formula (2), the content ratio of which is a weight ratio. (A ₁ ) / (a ₂ ) = 85/15 to 50/50 phosphate ester surfactant:
[0006]
[Chemical 3]

[0007]
(Wherein R ¹ , R ² and R ³ each represent a linear or branched alkyl group or alkenyl group having 8 to 18 carbon atoms, and X ¹ , X ² and Y are each a hydrogen atom, an alkali metal atom, An alkaline earth metal atom, alkanolamine or ammonium, and the average number of added moles k, m and n are each 0 to 10);
(B) General formula (3)
R ⁴ -COOM (3)
(Wherein R ⁴ represents a saturated or unsaturated aliphatic hydrocarbon group having 7 to 17 carbon atoms, and M represents a hydrogen atom, an alkali metal atom, an alkanolamine or ammonium) or a higher fatty acid thereof salt;
(C) General formula (4):
[0008]
[Formula 4]

[0009]
(Wherein R ⁵ represents a saturated or unsaturated hydrocarbon group having 8 to 18 carbon atoms, R ⁶ and R ⁷ each represent a methyl group, and Z represents a hydrogen atom or a hydroxyl group). Betaine.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the phosphoric acid ester represented by the general formulas (1) and (2) of the component (A) which is a hypoallergenic base used in the present invention, R ¹ , R ² and R ³ have 10 to 16 carbon atoms. In particular, 12 to 14 alkyl groups are preferred, and X ¹ , X ² and Y are preferably alkali metal atoms such as potassium or sodium or triethanolamine, and potassium is particularly preferred from the viewpoint of solubility in water. The average number of moles of ethylene oxide added k, m and n is preferably 0 to 4 moles, particularly preferably 0 to 2 moles from the viewpoint of foaming power.
The content ratio of the alkyl phosphate monoester (a ₁ ) and the alkyl phosphate diester (a ₂ ) in the component (A) is a weight ratio (a ₁ ) / (a ₂ ) = 85 from the viewpoint of ease of blending. / 15 to 50/50, preferably 80/20 to 70/30. When the content of the alkyl phosphate monoester (a ₁ ) is low, the foaming property is inferior, and when the content is high, the melting point of the alkyl phosphate ester mixture becomes high and blending becomes difficult.
The content of the phosphate ester-based surfactant as the component (A) is preferably 5 to 40% by weight, more preferably 8 to 30% by weight of the cleaning composition of the present invention from the viewpoint of foaming, detergency and ease of blending. Is particularly preferred.
[0011]
In the higher fatty acid represented by the general formula (3) of the component (B) or a salt thereof, R ⁴ is preferably 9 to 17 carbon atoms, more preferably 11 to 17 carbon atoms, and particularly preferably 11 to 13 carbon atoms. An alkyl group, and M is preferably an alkali metal atom, alkanolamine or ammonium, particularly preferably an alkali metal atom such as potassium or sodium.
The higher fatty acid salt may be prepared by neutralizing a higher fatty acid and a base in a compounding tank for producing a cleaning composition. Further, even if a part of the higher fatty acid salt undergoes salt exchange with the counter ion of the phosphate ester salt, the effect of the present invention is not hindered.
Component (B) brings about a foam quality improving effect that is not found in component (C), that is, a creamy foam quality, and also improves foamability.
[0012]
The higher fatty acid of component (B) or a salt thereof can be used alone or as a mixture of two or more. The content of the component (B) is preferably 1 to 20% by weight, more preferably 1 to 10% by weight, and more preferably 2 to 8% by weight from the viewpoint of providing the cleaning property and foaming property of the cleaning composition of the present invention. Is particularly preferred.
[0013]
In the cleaning composition of the present invention, the preferred content of component (A) and component (B) is as described above, but the content ratio of component (A) and component (B) is 95/5 by weight. -50/50 is preferable from the viewpoint of detergency, foaming power, foam feel and skin irritation, and 90 / 10-70 / 30 is particularly preferable.
[0014]
The sulfobetaine of component (C) is represented by the general formula (4). In Formula (4), Z is preferably a hydroxyl group, R ⁵ is preferably an alkyl group or alkenyl group having 10 to 16 carbon atoms, Z is a hydroxyl group, and R ⁵ is alkyl having 10 to 16 carbon atoms. It is more preferably a group or an alkenyl group, and particularly those in which R ⁵ is a lauryl group or a myristyl group, that is, lauryldimethylhydroxysulfobetaine and myristyldimethylhydroxysulfobetaine are preferable.
Component (C) has the effect of maintaining low temperature stability and improving foaming power.
The content of the component (C) is preferably 0.1 to 20% by weight, more preferably 1 to 15% by weight, and particularly preferably 2 to 12% by weight of the cleaning composition of the present invention.
The ratio of the content of the component (C) to the total content of the components (A) and (B) is [(A) + (B)] / (C) = 40/2 to 10/7, particularly preferably 30/2 to 20/7.
By using the components (A), (B) and (C) in combination, while maintaining the low irritation inherent in the phosphate ester surfactant, the foaming property, which is a drawback of the phosphate ester surfactant, Foam quality is improved. The foam quality is creamy and preferable. In addition, it is recognized that the skin is not tight, which is a feeling of use peculiar to phosphate ester surfactants, and the feeling of use is good. Furthermore, due to the composition of the present invention, blending at the time of manufacture is easy without increasing the viscosity.
[0015]
According to the purpose of use, the cleaning composition of the present invention may further include a dye, a fragrance, a bactericidal agent, a flame retardant, a chelating agent, a foaming agent, a thickening agent, a viscosity modifier, a pearling agent, an antiseptic, and a wetting agent. Agents, pH adjusters, other surfactants, and the like can be blended within a range that does not impair the effects of the present invention.
[0016]
There is no restriction | limiting in particular about the dosage form of the cleaning composition of this invention, It can be set as various conventionally well-known dosage forms, for example, a liquid shampoo, a creamy face wash, a body shampoo etc.
[0017]
The method for producing the cleaning composition of the present invention comprises the following steps:
1) preparing a mixture containing components (A), (B) and (C),
2) The mixture is then packed into a container.
When the components (A), (B) and (C) are mixed, their order is not limited and may be simultaneous. Since an increase in viscosity is observed when the component (A) is blended, it is preferable to heat and stir at 40 to 80 ° C.
By having the composition of the present invention, it becomes possible to produce at 10000 mPa · s or less without causing rapid thickening during mixing.
[0018]
【Example】
Examples 1-12 and Comparative Examples 1-6
A cleaning composition having the composition shown in Tables 1 to 3 is produced by mixing each component at 70 ° C. (pH is adjusted to 7 to 8), and the state at the time of production, foaming power, foamability, foam quality, Usability and low temperature stability were evaluated. The results are shown in Tables 1-3.
[0019]
(1) State at the time of manufacture The state at the time of manufacture of the detergent composition was evaluated with the following criteria.
○: Easy blending ×: Viscosity increases and cannot be blended
(2) Foaming power test 0.5% lanolin as artificial soil was added to a 3% (4 ° hard water) aqueous solution of the detergent composition, and every 10 seconds at a rotation speed of 1000 r / min at 40 ° C. with a flat type propeller. It stirred in the cylinder for 5 minutes on the conditions of inversion, and evaluated by the foam amount after completion | finish of stirring.
[0021]
(3) 10 panelists specializing in foaming properties and foam quality when the hands and arms are washed by applying 1g of the detergent composition to the palm of the detergent composition prepared according to the usual methods According to the following evaluation criteria.
(Foaming)
A: The amount of foam is very large.
B: The amount of foam is large.
C: The amount of foam is slightly small.
D: The amount of foam is small.
(Foam quality)
A: Fine, very creamy and good foam quality.
B: Creamy and good foam quality.
C: Slightly creamy foam D: Light and coarse foam.
(Feeling of use)
A: Good feeling in use.
B: Usability is slightly good.
C: The feeling of use is bad.
[0022]
(4) Low temperature stability test The detergent composition was placed in a glass bottle, stored at 5 ° C for 10 days, then taken out from 5 ° C, left at room temperature (25 ° C) for 1 hour, and the appearance was visually evaluated according to the following criteria.
A: Transparent.
○: Slightly cloudy.
Δ: Slightly cloudy.
X: A precipitate is formed and separated.
[0023]
[Table 1]

[0024]
[Table 2]

[0025]
[Table 3]

[0026]
Example 13 (body shampoo)
A body shampoo was manufactured according to the following formulation.

[0027]
Example 14 (body shampoo)
A body shampoo was manufactured according to the following formulation.

The body shampoos of Examples 13 and 14 were excellent in foaming properties, the foam quality was creamy, the feeling of use during washing was good, and there was little irritation to the skin.
[0028]
Example 15 (face wash)
A face wash was prepared according to the following formulation.

[0029]
Example 16 (face wash)
A face wash was prepared according to the following formulation.

The facial cleansers of Examples 15 and 16 were excellent in foaming properties, foamy in creamy, good in use at the time of washing, and less irritating to the skin.
[0030]
Example 17 (body shampoo)
A body shampoo was manufactured according to the following formulation.

The body shampoo of Example 17 was excellent in foaming properties, creamy, creamy, good feeling during washing, and less irritation to the skin.
[0031]
Example 18 (face wash)
A face wash was prepared according to the following formulation.

The face wash of Example 18 was excellent in foaming properties, foamy in creamy, good in use at the time of washing, and less irritating to the skin.
[0032]
【The invention's effect】
The cleaning composition of the present invention has little irritation to the skin, etc., excellent foaming properties, foam quality is creamy, and has a good feeling during cleaning, excellent low-temperature stability, and easy to mix during production. is there.

Claims

The following components (A), (B) and (C):
(A) (a ₁ ) A mixture of a phosphoric acid monoester represented by general formula (1) and (a ₂ ) a phosphoric diester represented by general formula (2), the content ratio of which is a weight ratio. (A ₁ ) / (a ₂ ) = 85/15 to 50/50 phosphate ester surfactant:

(Wherein R ¹ , R ² and R ³ each represent a linear or branched alkyl or alkenyl group having 12 to 14 carbon atoms, X ¹ , X ² and Y are each a hydrogen atom, an alkali metal atom, An alkaline earth metal atom, alkanolamine or ammonium, and the average number of added moles k, m and n are each 0 to 10);
(B) General formula (3)
R ⁴ -COOM (3)
(Wherein R ⁴ represents a saturated or unsaturated aliphatic hydrocarbon group having 7 to 17 carbon atoms, and M represents a hydrogen atom, an alkali metal atom, an alkanolamine or ammonium) or a higher fatty acid thereof salt;
(C) General formula (4):

(Wherein R ⁵ represents a saturated or unsaturated hydrocarbon group having 8 to 18 carbon atoms, R ⁶ and R ⁷ each represent a methyl group, and Z represents a hydrogen atom or a hydroxyl group). A detergent composition containing betaine.

The cleaning composition according to claim 1, wherein the components (A) and (B) are (A) / (B) = 95/5 to 50/50 by weight.

The ratio of the sum of components (A) and (B) to component (C) is [(A) + (B)] / (C) = 40/2 to 10/7 in weight ratio. The cleaning composition as described.

The cleaning composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the cleaning composition contains 1 to 20% by weight of the component (B).

The manufacturing method of the cleaning composition of any one of Claims 1-4 which has a process which mixes component (A), (B) and (C), and heat-stirs at 40-80 degreeC.