JP3813401B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば圧力スイッチや電子式デジタルサーモスタットなどのように、測定値が設定値に達したことを検出してスイッチのオンオフを制御するスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、センサよりの入力信号が所定のレベルになったことを検出してスイッチをオンあるいはオフに切換えるスイッチ装置が幅広く用いられている。
例えば、冷凍冷蔵庫、各種厨房機器、食品加工機械、各種園芸設備、製造設備、実験設備などには、温度センサにより検知した温度が所定の値に達したことを検出して、冷房あるいは暖房動作をオンオフ制御する電子式デジタルサーモスタットが用いられている。
また、冷凍機、給水装置、空気圧縮機などの圧力制御には、冷媒、水あるいは空気などの流体の圧力を圧力センサで検出し、検出した圧力が設定した圧力以上あるいは以下となったときに接点をオンあるいはオフとするデジタル圧力スイッチが用いられている。
【0003】
このような従来のスイッチ装置について、デジタル圧力スイッチを例にとって説明する。なお、圧力スイッチには、複数のリレー接点、例えば、2個のリレー接点を有し、それぞれ、独立にオン、オフの設定を行うことができるものも知られているが、ここでは、説明を簡明にするために、1個のリレー接点を有するタイプの圧力スイッチを例にとって説明する。
図11の(a)は、圧力スイッチの外観を示す図であり、この図に示すように、圧力スイッチ本体1には、表示部2、出力状態表示部3、設定キースイッチ4〜6、圧力継手7が設けられている。ここで、表示部2はLEDあるいは液晶などからなる7セグメントの表示素子を用いた表示部であり、ここでは3桁表示のものとされている。この表示部2では、測定された圧力値の表示、スイッチ動作を行わせる圧力設定値の表示、モードの表示などが行われる。また、出力状態表示部3は、スイッチがオン状態にあるときに点灯されるものであり、例えばLEDを用いて構成されている。
3個の設定キー4、5、6は、いずれも押しボタンスイッチにより構成されており、4はモードの選択などを行うためのファンクションキー、5は設定値を所定量ずつ増加させる(インクリメントする)ためのアップキー、6は設定値を所定量ずつ減少させる(デクリメントする)ためのダウンキーである。
【0004】
図11の(b)は、この圧力スイッチの内部構成および外部との接続を示すブロック図である。この図において、10はこの圧力スイッチ1の動作を制御する制御部であり、例えば、1チップマイクロコンピュータで構成されている。また、8は出力リレー接点(出力スイッチ)であり、圧力センサ9で測定された圧力が、あらかじめ設定した圧力以上となったとき、あるいは、あらかじめ設定した圧力以下となったときに、オンあるいはオフに制御される。図示するように、この出力スイッチに負荷と負荷用電源を直列に接続することにより、測定圧力値が設定圧力値以上となったときあるいは設定圧力以下となったときに、負荷への電力供給を制御することができる。
【0005】
図11の(c)を参照して、この圧力スイッチの動作モードについて説明する。
この圧力スイッチは前記圧力設定値として2つの値を設定することができるようになされており、この図に示すように、圧力の測定値が、
(1)あらかじめ設定した第1の設定圧力値(ON点)以上となったときに前記出力スイッチをオン(入)状態とし、あらかじめ設定された第2の設定圧力値(OFF点)以下となったときに前記出力スイッチをオフ(切)状態とする動作モード(ローカット動作モード)と、
(2)あらかじめ設定した第1の圧力値(OFF点)以上の圧力となったときに前記出力スイッチをオフ(切)状態とし、あらかじめ設定した第2の圧力値(ON点)以下となったときに前記出力スイッチをオン(入)状態とする動作モード(ハイカット動作モード)
の2通りの動作モードを有している。
【0006】
図11の(d)は、前記(1)ローカット動作を説明するための図である。この図に示すように、ローカット動作モードでは、圧力測定値が「入」で示されるON点の設定圧力値以上となってから、遅延タイマにより規定される遅延時間を経過した後、前記出力スイッチがオン状態となる。そして、圧力値が低下し、「切」で示されるOFF点以下となったときに、前記出力スイッチはオフ状態とされている。なお、この遅延時間は、任意に設定可能とされている。
【0007】
このように、この圧力スイッチは、前述した2通りの動作モードを有している。そして、操作者は、OFF点とする圧力設定値(オフ設定値)およびON点とする圧力設定値(オン設定値)の2つの圧力設定値を任意に設定することができるようになされており、オフ設定値>オン設定値のときは前記ハイカット動作を、オフ設定値<オン設定値のときは前記ローカット動作をするようになされている。
前記オフ設定値およびオン設定値の設定の仕方としては、(1)オフ設定値とオン設定値とをそれぞれ直接設定する方法、(2)オフ設定値を直接設定して、オン設定値は、該オフ設定値に変更可能なディファレンシャル値を加算することにより設定する方法、および、(3)オン設定値を直接設定し、オフ設定値は、該オン設定値に変更可能なディファレンシャル値を加算することにより設定する方法、の3通りの方法がある。
【0008】
ここでは、前記オフ設定値とオン設定値を直接設定する方法について、図12を参照して説明する。
この圧力スイッチは、(a)測定された圧力値を表示部に表示する通常表示モード(現在圧力表示モード)、(b)オフ設定値を設定するオフ設定モード、および、(c)オン設定値を設定するオン設定モードの3通りの表示モードを有している。そして、図12に示すように、前記ファンクションキー4を1回操作する毎に、(a)現在圧力表示モード→(b)オフ設定モード→(c)オン設定モード→(a)現在圧力表示モードというように、各モードにサイクリックに移行するようになされている。
【0009】
現在圧力表示モードにあるときに、前記ファンクションキー4が操作され、(b)のオフ設定モードとなったとき、前記表示部2には、オフ設定モードであることを示す「OFF」という表示と現在設定されているオフ設定値が所定周期で交互に表示され、操作者は、現在(b)のオフ設定モードにあることを知ることができる。そして、この状態で、前記アップキー5あるいはダウンキー6を操作することにより、オフ設定値を任意の値に変更することができる。
例えば、アップキー5を操作することにより、オフ設定値を現在の設定値から所定値(例えば、0.1[kPa])だけ高くすることができ、ダウンキー6を操作することにより所定値だけ低い値に変更することができる。なお、この場合、前記「OFF」とオフ設定値とが所定周期で交互表示されているため、アップキー5あるいはダウンキー6の操作により変更されたオフ設定値は、前記オフ設定値が表示されるタイミングで前記表示部2に表示されることとなる。
このようにしてオフ設定値を所望の値に変更した後、前記ファンクションキー4を操作することにより、前記(c)のオン設定モードに移行する。あるいは、所定時間(例えば、10秒間)、前記キー4〜6の操作がなされなかったときには、自動的に(c)のオン設定モードに移行する。
【0010】
(c)のオン設定モードとなったときには、前記表示部2には、オン設定モードであることを示す「On」表示と現在設定されているオン設定値が表示される。これにより、操作者は、オン設定モードであることを認識することができる。そして、オン設定値を変更したいときには、前記(b)のオフ設定モードと同様に、前記アップキー5あるいはダウンキー6を操作して、所望の値に変更する。そして、この変更操作が終了したときには、前記ファンクションキー4を操作して、このオン設定モードを終了し、前記現在圧力表示モードに移行する。あるいは、所定の時間、前記キー4〜6のいずれもが操作されないときには、自動的に前記現在圧力表示モードに移行する。
このようにして操作者は、オフ設定値およびオン設定値を任意の値に設定することができる。
【0011】
以上、従来の圧力スイッチについて説明したが、温度センサにより測定された温度が設定値以上あるいは以下になったときにスイッチをオンあるいはオフに制御する電子的デジタルサーモスタットにおいても、上述した圧力スイッチと同様に構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、このようなスイッチ装置においては、オフ設定値およびオン設定値を任意の値に設定することが可能とされている。
しかしながら、ハイカット動作とローカット動作のいずれの動作も可能であるため、設定値の設定を行うときに、圧力あるいは温度の上昇(あるいは下降)に対して出力がオンとなるのかオフとなるのか、すなわち、ハイカット動作であるのかあるいはローカット動作であるのかが、一目では分かりにくいという問題があった。
このことは、上述したオフ設定値とオン設定値とを独立に設定するタイプのものに限らず、オフ(またはオン)設定値とディファレンシャル値とを設定するタイプのものであっても同様である。特に、上述したようなオフ設定値とオン設定値とを独立に設定するタイプのものにおいては、オフ点とオン点を逆に設定してしまうと動作が逆になってしまうという問題点があった。
また、前述した従来の圧力スイッチにおいては、「OFF」表示とオフ設定値、あるいは、「On」表示とオン設定値とを所定周期で交互に表示させていたため、ダウンキーあるいはアップキーで設定値を変更したときに、次の設定値表示タイミングにならないと変更された設定値が表示されないこととなり、操作結果が表示部に即時に反映されず、操作性が悪いという問題があった。
【0013】
そこで本発明は、現在設定使用している設定値がハイカット動作あるいはローカット動作のいずれの設定値であるのかを操作者が容易に認識できるようにして、設定間違いを防止することのできるスイッチ装置を提供することを目的としている。
また、設定値の変更操作中に、変更された設定値を即時に表示することができる操作性のよいスイッチ装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、入力値と設定値とを比較してスイッチのオン、オフを制御するスイッチ装置であって、前記スイッチをオンにすべき第1の設定値と前記スイッチをオフにすべき第2の設定値を任意に設定可能なスイッチ装置において、前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を設定するときに、該第1の設定値あるいは前記第2の設定値と、前記第1の設定値が前記第2の設定値よりも高い値であるローカット動作モードと前記第2の設定値が前記第1の設定値よりも高い値であるハイカット動作モードのいずれの動作モードであるかを示す情報とを交互に表示する手段を有するものである。
また、前記入力値を表示する表示部と、前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を所定量だけ増加する第1のキー入力手段と、前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を所定量だけ減少させる第2のキー入力手段を有し、前記表示する手段は、前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を設定するときに、前記第1のキー入力手段あるいは前記第2のキー入力手段が操作されたことを検出したとき、前記表示部に、前記動作モードを示す情報と前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を交互に表示させる手段とされているものである。
さらに、前記表示する手段は、前記表示部に前記動作モードを示す情報を表示しているときに、前記第1のキー入力手段あるいは前記第2のキー入力手段の操作を検出したとき、前記動作モードを示す情報に代えて前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を表示するものである。
さらにまた、前記入力値は圧力の測定値あるいは温度の測定値とされているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のスイッチ装置の第1の実施の形態である圧力スイッチの動作を説明するための図である。
なお、この圧力スイッチの外観および構成は、前記図11の(a)(b)に示したものと同一とされているため、図示は省略するが、前述と同様に、表示部2、出力状態表示部3、ファンクションキー4、アップキー5、および、ダウンキー6などが設けられている。
【0016】
この実施の形態の圧力スイッチにおいては、従来の圧力スイッチと同様に、(a)現在圧力表示モード、(b)オフ設定モード、および、(c)オン設定モードの3つの表示モードを有しており、図1に示すように、ファンクションキー4の操作により各表示モード間をサイクリックに移行するようになされている。
そして、(b)のオフ設定モードとなったとき、前述の場合と同様に、オフ設定モードであることを示す「oFF」表示と現在のオフ設定値とを所定周期(例えば、0.5秒周期)で交互表示する。ここまでは、前記図11に示した従来の圧力スイッチと同様である。次に、オフ設定値を変更するために、操作者が前記アップキー5あるいはダウンキー6を操作したとする。このとき、本圧力スイッチにおいては、現在の動作モード、すなわち、ハイカット動作であるのかあるいはローカット動作であるのかを示す動作モード表示と現在のオフ設定値とを所定周期(例えば、0.5秒周期)で交互表示する。この動作モード表示は、前述のように表示部2として7セグメントの3桁表示器を用いているときには、図示するように、例えば、ハイカット動作のときは「HiC」と表示することにより、また、ローカット動作のときは「LoC」と表示することにより行われる。
【0017】
そして、操作者は、前記アップキー5あるいはダウンキー6を用いて、オフ設定値を任意の値に変更する。ここで、操作者によりアップキー5あるいはダウンキー6が操作されたときに、前記表示部2において動作モードを表示していた場合であっても、該表示部2に変更されたオフ設定値を即時に表示するようにしている。
このようにして、オフ設定値を所望の値に変更した後、操作者が前記ファンクションキー4を操作すると、(c)のオン設定モードに移行する。また、所定時間(例えば、5秒間)前記アップキー5あるいはダウンキー6が操作されなかったときは、前記表示部2でオフ設定モードであることを示す「oFF」表示とオフ設定値の交互表示状態に戻る。そして、その状態でさらに所定の時間(例えば、5秒間)いずれのキーも操作されなかったときは、(a)の現在圧力表示モードに移行する。
【0018】
(c)のオン設定モードになると、前記表示部2において、オン設定モードであることを示す「on」表示と現在のオン設定とを交互表示し、操作者にオン設定モードであることを表示する。そして、操作者が前記アップキー5あるいはダウンキー6を操作すると、現在の動作モードを示す「HiC」表示あるいは「LoC」表示と現在のオン設定値とを交互表示する。これにより、操作者は、現在の動作モードがハイカットであるのかローカットであるのかを認識しながら、アップキー5あるいはダウンキー6を用いてオン設定値を変更することができる。このとき、前記表示部2において動作モード表示中であっても、アップキー5あるいはダウンキー6が押圧された瞬間に、オン設定値が表示されるようになされている。
このようにして、オン設定値を所望の値に設定した後、操作者が前記ファンクションキー4を操作することにより、前記(a)現在圧力表示モードに移行する。また、所定時間(例えば、5秒間)いずれのキーも操作されなかったときには、前記設定モード表示「on」とオン設定値の交互表示に戻り、さらに所定時間(例えば、5秒間)いずれのキーも操作されなかったときには、(a)現在圧力表示モードに移行する。
【0019】
なお、前記オン設定モード、オフ設定モード、ハイカットモード、および、ローカットモードなどの各種モードの表示形態は、上述の例に限られることなく、各種の表示形態とすることができる。要は、操作者が設定値を変更するときに、現在どの動作モードの設定値を変更しているのかを操作者が認識することができるようになっていればよい。
【0020】
以上に説明した動作は、圧力スイッチ1の内部に設けられている前記制御部10による制御により行われている。上述した動作を行うために、前記制御部10において実行される処理について、図2〜図7を参照して詳細に説明する。
なお、この制御部10は例えば1チップマイクロコンピュータにより実現されており、その内部に動作プログラムを格納するROM、各種パラメータを格納したりワークエリアとして使用されるRAM、デフォルトの制御パラメータなどを格納するE2PROM、および、タイマーなどが内蔵されている。
この圧力スイッチは、前述のように、(1)現在圧力表示モード、(2)オフ設定モード、および、(3)オン設定モードの3つの表示モードを有しており、また、動作モードとしては、(1)ハイカットモード、(2)ローカットモードの2つの動作モードを有している。これらのモードは、それぞれ、前記RAM中に設けられた表示モードフラグおよび動作モードフラグにより設定されている。また、RAM中には、前記表示部2において設定モード(オフ設定モードあるいはオン設定モード)を表示させるか否かを指定する設定モード表示フラグが設けられており、さらに、前記現在圧力表示モードに復帰するタイミングを指示するための現在圧力表示復帰タイマが設けられている。前記制御部10は、これらの各フラグおよびタイマを用いて次に説明するような制御を行っている。なお、このほかにも、設定モードおよび動作モードを設定値と交互表示するときの表示を切換えるためのタイマなども設けられている。
【0021】
前記制御部10の処理は、図2に示すタイマー割込み処理および図3に示すメインルーチンにより実行されている。
図2は、タイマー割込み処理の動作を示すフローチャートである。このタイマー割込み処理は、前記制御部10に内蔵されているタイマーにより、所定時間毎(例えば、250msec毎)に起動される処理であり、前記現在圧力表示復帰タイマに関する計数および制御を行う。
このタイマー割込み処理においては、まず、ステップS1において、現在圧力表示復帰タイマの計数が終了しているか否かを判定する。その結果、現在圧力表示復帰タイマが予め設定されている所定の時間(例えば、10秒)の計数を終了しているときには、ステップS2に進み、現在圧力表示モードに移行し、この回の割込み処理を終了する。このモードの移行は、前記モードフラグを現在圧力表示モードに設定することにより行われる。
【0022】
一方、前記ステップS1の判定結果がNOのときは、ステップS3に進み、現在圧力表示復帰タイマの計数値が所定の値(例えば、5秒)に達しているか否かを判定する。その判定結果がYESのときは、ステップS4に進み、設定モード表示オンフラグをセットする。前記ステップS4を終了した後、あるいは、前記ステップS3の判定結果がNOのときは、ステップS5に進み、現在表示復帰タイマの減算処理を行い、この回のタイマー割込み処理を終了する。
このように、タイマー割込み処理では、現在圧力表示復帰タイマの計数値に対応して、現在圧力表示モードへの移行あるいは設定モード表示オンフラグのセット、および、現在圧力表示復帰タイマの減算処理を実行する。
【0023】
図3は、メインルーチンの流れを示すフローチャートである。
動作が開始されると、まず、ステップS11において初期設定を行う。ここでは、前記RAM領域の初期化や各種フラグの初期設定あるいは前記E2PROMに格納されている各種パラメータの初期値の読み出しなどの各種初期設定処理が行われる。
次に、ステップS12に進み、ファンクションキー4が操作されたか否かを判定する。ファンクションキー4が操作されたときには、ステップS13の表示モード切換え処理に進む。このステップS13の表示モード切換え処理の詳細については後述するが、このステップS13で、表示モードを前述したようにサイクリックに移行する処理を行う。
【0024】
前記ステップS12の判定結果がNOのとき、あるいは、前記ステップS13の処理が終了した後、ステップS14に進み、前記アップキー5あるいは前記ダウンキー6が操作されたか否かを判定する。ここで、前記アップキー5あるいは前記ダウンキー6のいずれかが操作されたことが検知されると、ステップS15に進み、設定値変更処理が実行される。この設定値変更処理の詳細については後述するが、このステップで前記アップキー5あるいはダウンキー6の操作に基づいてオフ設定値あるいはオン設定値のインクリメントあるいはデクリメントが行われる。
前記ステップS14の判定結果がNOのとき、あるいは、前記ステップS15の設定値変更処理が終了した後、ステップS16の表示処理が実行される。この表示処理の内容については後述するが、ここで、前記表示部2における表示モードに応じた表示を行うための処理が実行される。
【0025】
次に、ステップS17に進み、動作モード判別処理が実行される。この動作モード判別処理の詳細については後述するが、この動作モード判別処理においては、オフ設定値をオン設定値とを比較し動作モードを判別する。すなわち、オフ設定値>オン設定値であるときはハイカット動作であると判別し、オフ設定値<オン設定値であるときはローカット動作であると判別する。そして、それぞれの動作モードに対応した制御処理を実行する。
次にステップS18に進み、前述した遅延タイマの遅延時間の設定処理などのその他の処理を実行する。
そして、前記ステップS12に再び戻り、上記ステップS12〜S18の処理を繰り返し実行する。
【0026】
図4は、前記表示モード切換え処理(S13)における処理の詳細を示すフローチャートである。
この表示モード切換え処理が開始されると、まず、ステップS21において、現在の表示モードがオフ設定モードであるか否かが判定される。現在オフ設定モードであり、ステップS21の判定結果がYESのときは、ステップS22に進み、オン設定モードに移行し、ステップS26に進む。すなわち、オフ設定モードのときにファンクションキー4が操作されたときにオン設定モードに移行する。
また、現在の表示モードがオフ設定モードでないときは、ステップS23に進み、現在の表示モードがオン設定モードであるか否かを判定する。現在オン設定モードであり、この判定結果がYESのときは、ステップS24に進み、表示モードを現在圧力表示モードに設定する。すなわち、オン設定モードのときにファンクションキー4が操作されたことにより、現在圧力表示モードに移行する。そして、この表示モード切換え処理を終了する。
現在の表示モードがオフ設定モードでもオン設定モードでもなく、ステップS23の判定結果がNOとなったときは、現在圧力表示モードであるから、ステップS25に進み、表示モードをオフ設定モードに設定して、ステップS26に進む。
【0027】
前記ステップS22あるいは前記ステップS25の処理が終了した後、すなわち、表示モードをオン設定モードあるいはオフ設定モードに変更した後、ステップS26に進み、現在圧力表示復帰タイマに所定の時間をセットする。これは、前記オン設定モードあるいは前記オフ設定モードとなってから前記アップキー5あるいはダウンキー6が操作されない時間が所定の時間続いたときに前記現在圧力表示モードに復帰するときの、その時間を設定するものであり、この時間としては例えば10秒間とされる。
次に、ステップS27に進み、設定モード表示オンフラグをセットする。この設定モード表示オンフラグがセットされているときは、前記表示部2において、設定モード(オフあるいはオン)と設定値との交互表示が行われることとなる(ステップS16の表示処理)。ステップS27の終了後、前記メインルーチンに復帰する。
【0028】
図5は、前記設定値変更処理(S15)の処理の流れを示すフローチャートである。この設定値変更処理は、前記メインルーチンのステップS14でアップキーあるいはダウンキーが操作されたことを検出したときに実行される処理である。
この設定値変更処理が開始されると、まず、現在の表示モードを判別する(ステップS31とS37)。現在の表示モードがオフ設定モード(ステップS31の判定結果がYES)であるときは、ステップS32に進み、操作されたキーがアップキー5あるいはダウンキー6の何れであるのかを判定する。そして、アップキー5が操作された場合には、ステップS33に進み、オフ設定値を所定値(単位量)だけインクリメントする(オフ設定値に所定単位量だけ加算し、これを新たなオフ設定値とする)とともに、その値を前記表示部2に表示する。また、ダウンキー6が操作されたときには、ステップS34に進み、オフ設定値を所定単位量だけデクリメントする(オフ設定値から所定単位量を減算した結果を新たなオフ設定値とする)とともに、その値を前記表示部2に表示する。
前記ステップS33あるいはS34のオフ設定値の更新が終了した後、ステップS35に進み、設定モード表示オンフラグをクリアする。これにより、設定モードと設定値との交互表示から動作モードと設定値との交互表示に表示態様が変更されることとなる(ステップS16の表示処理)。
次に、ステップS36に進み、現在圧力表示復帰タイマに前述した所定の時間(例えば10秒)をセットする。これにより、前記現在圧力表示復帰タイマの計数が初期値から再開されることとなる。
そして、この設定値変更処理を終了する。
【0029】
現在の表示モードがオン設定モード(ステップS31がNO、S37がYES)のときは、ステップS38に進み、操作されたキーがアップキー5あるいはダウンキー6の何れであるのかが判定される。そして、前記オフ設定モードの場合と同様に、操作されたキーがアップキー5であるときはオン設定値をインクリメントし(ステップS39)、ダウンキー6であるときはオン設定値をデクリメント(ステップS40)した後、その設定値を前記表示部2に表示するとともに、設定モード表示オンフラグをクリアし(ステップS41)、現在圧力表示復帰タイマをセットして(ステップS42)、この設定値変更処理を終了する。
また、現在の表示モードが現在圧力表示モードであり、オフ設定モードおよびオン設定モードのいずれでもないとき(ステップS31、S37いずれもNO)は、そのまま、この設定値変更処理を終了する。
【0030】
以上のように、この設定値変更処理(S15)は、アップキー5あるいはダウンキー6が操作されたときに実行され、そのときの表示モード(オフ設定モードあるいはオン設定モード)に応じてオフ設定値あるいはオン設定値をインクリメントあるいはデクリメントする。そして、設定モード表示オンフラグをクリアして、後述する表示処理において、設定モードと設定値の交互表示から動作モードと設定値の交互表示を行うようにするとともに、現在圧力表示復帰タイマをリセットして、現在圧力表示モードへ移行するタイミングの計数を再開させる。
【0031】
図6は、前記表示処理(S16)における処理の流れを示すフローチャートである。
この表示処理が開始されると、まず、ステップS51とS55により、現在の表示モードがどのモードであるかが判定される。
現在の表示モードがオフ設定モード(ステップS51がYES)であるときは、ステップS52に進み、設定モード表示オンフラグがセットされているか否かが判定される。設定モード表示オンフラグがセットされているときは、ステップS53に進み、前記表示部2において設定モード(この場合は、「oFF」)の表示とオフ設定値の表示が所定時間(例えば、0.5秒)ごとに交互に行われるように設定する。また、設定モード表示オンフラグがセットされていないときは、ステップS54に進み、前記表示部2において動作モード(ハイカット動作モードのときは「HiC」、ローカット動作モードのときは「LoC」)の表示とオフ設定値の表示が所定時間(例えば、0.5秒)ごとに交互に行われるように設定する。そして、この表示処理を終了する。
【0032】
また、現在の表示モードがオン設定モード(ステップS51がNO、S55がYES)のときは、上記オフ設定モードの場合と同様に、設定モード表示オンフラグがセットされているとき(ステップS56がYES)は設定モード(この場合は、「on」)の表示とオン設定値を交互表示するように設定し(S57)、セットされていないときには動作モード(「HiC」または「LoC」)とオン設定値を交互表示するように設定し、この表示処理を終了する。
さらに、現在圧力表示モードであるとき(ステップS51、S55ともにNO)は、前記表示部2に測定した圧力の値を表示させるように設定し(ステップS59)、この表示処理を終了する。
【0033】
以上のように、表示処理(S16)においては、前記設定モード表示オンフラグがセットされているときには、その設定モードを示す表示(「oFF」あるいは「on」)と設定値を交互表示させ、セットされていないときには、動作モード(「HiC」あるいは「LoC」)と設定値を交互表示させるための処理が行われる。
【0034】
図7は、前記動作モード判別処理(ステップS17)における処理の流れを示すフローチャートである。
この動作モード判別処理では、まず、ステップS61において、前記オフ設定値とオン設定値とを比較する。
その結果、オフ設定値<オン設定値のときは、ローカット動作であると判定し、ステップS63のローカット動作処理に進む。このローカット動作は、前記図11の(d)に示した動作であり、圧力測定値と前記オフ設定値およびオン設定値とを比較し、圧力測定値≧オン設定値であるときには、前述した遅延タイマの計数を開始させる。これにより、圧力測定値≧オン設定値の状態のままで、遅延タイマの計数が終了したときに、前記出力スイッチ8がオン状態とされる。なお、遅延タイマの計数が終了する前に圧力測定値<オン設定値となったときは、遅延タイマの計数は停止されリセットされる。また、圧力測定値≦オフ設定値であるときは、前記リレー接点8をオフ状態とする。
【0035】
一方、オフ設定値>オン設定値のときは、ハイカット動作であると判定し、ステップS64のハイカット動作処理に進む。このハイカット動作処理においては、圧力測定値と前記オフ設定値および前記オン設定値とを比較し、圧力測定値≦オン設定値であるときは、前述した遅延タイマの計数を開始させる。また、圧力測定値≧オフ設定値であるときは、前記リレー接点8をオフ状態とする。さらに、前記遅延タイマが設定された遅延時間を計数したことを検知したときは、前記リレー接点8をオン状態とする。
このように、この動作モード判別処理においては、オフ設定値とオン設定値とを比較することによりハイカット動作であるかローカット動作であるかを判別し、それぞれの動作モードに応じて出力スイッチ(出力リレー接点)8の開閉制御処理を行う。
【0036】
以上説明したように、この実施の形態によれば、ファンクションキー4の操作により表示モードを移行する圧力スイッチにおいて、オフ設定モードあるいはオン設定モードに移行したときには、該設定モードを示す表示と設定値とを交互に表示し、設定モードにおいて、設定値を変更するためにアップキー5あるいはダウンキー6が操作されたときには、ローカットあるいはハイカットのいずれの動作モードであるかを示す表示と設定値とを交互に表示しているため、操作者は、ハイカットであるかローカットであるかを明りょうに認識することができ、設定誤りを防止することができる。また、専用のハードウエアを準備することなく、既存の表示部を用いて動作モードを表示することができる。
【0037】
次に、独立した2つのサーモスタット機能を有する電子式デジタルサーモスタットに本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。図8の(a)は、この実施の形態のサーモスタット20の外観を示す図であり、(b)はその概略構成を示すブロック図である。
図8の(a)に示すように、サーモスタット20本体には、現在温度あるいは設定温度を表示する表示部21、第1の出力リレー接点がオン状態であることを表示する第1の出力状態表示部22、第2の出力リレー接点がオン状態であることを表示する第2の出力状態表示部23、表示モードを選択するための切換えスイッチ24、設定値をインクリメントするためのアップキー25、および、設定値をデクリメントするためのダウンキー26が設けられている。
また、図8の(b)において、27は第1の出力リレー接点(出力スイッチ)、28は第2の出力リレー接点(出力スイッチ)、29は前述と同様の制御部であり、また、このサーモスタット20には外部に設けられた温度センサ30が接続されている。
このように、このサーモスタット20は、2つの出力スイッチ27および28を有しており、それぞれ独立に設定される切設定温度(オフ設定値)、入設定温度(オン設定値)により独立してオン、オフ制御されるようになされている。
【0038】
図9は、このサーモスタットの動作例を示す図である。
図9の(a)は、冷房2ステップ動作を示しており、この図に示すように、第1の出力リレー接点27は、現在温度が第1の入設定温度Ton1以上となったときにオン状態とされ、第1の切設定温度Toff1以下となったときにオフ状態とされるように設定されている。また、第2の出力リレー接点28は、現在温度が第2の入設定温度Ton2以上となったときにオン状態とされ、第2の切設定温度Ton2以下となったときにオフ状態とされるようになされている。ここで、Ton1>Toff1、Ton2>Toff2である。すなわち、この動作においては、前記第1の出力リレー接点27および第2の出力リレー接点28のいずれもローカット動作とされている。
【0039】
図9の(b)は、暖房2ステップ動作を示しており、この場合には、第1の出力リレー接点27は、現在温度が第1の入設定温度Ton1以下となったときにオン状態とされ、第1の切設定温度Toff1以上となったときにオフ状態とされるように設定されており、第2の出力リレー接点28は、現在温度が第2の入設定温度Ton2以下となったときにオン状態とされ、第2の切設定温度Toff2以上となったときにオフ状態とされるように設定されている。ここで、Ton1<Toff1、Ton2<Toff2であり、この動作においては、前記第1の出力リレー接点27および第2の出力リレー接点28は、いずれも、ハイカット動作とされている。
【0040】
図9の(c)は、フローティング動作を示している。この場合には、第1の出力リレー接点27は、現在温度が第1の入設定温度Ton1以上となったときにオン状態とされ、第1の切設定温度Toff1以下となったときにオフ状態とされるように設定されており、また、第2の出力リレー接点28は、現在温度が第2の入設定温度Ton2以下となったときにオン状態とされ、第2の切設定温度Toff2以上となったときにオフ状態とされるようになされている。ここで、Ton1>Toff1、Ton2<Toff2であり、第1の出力リレー接点27はローカット動作、第2の出力リレー接点28はハイカット動作とされている。
このように、このデジタルサーモスタット20は、2つのリレー接点27、28に対してそれぞれ独立に入設定温度および切設定温度を設定することができるため、上述したような各種の動作モードで動作させることができる。
【0041】
前記各リレー接点に対して、入設定温度および切設定温度を設定するときには、前記切換えスイッチ24を対応する位置に回動し、設定項目に対応した設定モードを選択する。すなわち、この実施の形態においては、前記第1の実施の形態のようにファンクションキー4により表示モードを選択するのではなく、切換えスイッチ24により表示モードを選択するようにしている。そして、第1の出力リレー接点27の切設定温度の設定、入設定温度の設定、第2の出力リレー接点28の切設定温度の設定、入設定温度の設定のいずれかを選択した後、前記アップキー25あるいは前記ダウンキー26によりその設定温度を所望の値に変更する。設定が終了した後、前記切換えスイッチ24を通常運転の位置に戻すことにより現在温度表示モードに移行する。
【0042】
図10は、このデジタルサーモスタット20において、前記入設定温度および切設定温度を設定する場合の前記表示部21における表示状態を示す図である。なお、ここでは、前記図9の(c)に示したフローティング動作をさせている場合を例にとって説明することとし、現在、前記第1の出力リレー接点27の入設定温度が27°(Ton1=27.0°)、切設定温度が25°(Toff1=25.0°)、第2の出力リレー接点28の入設定温度が18°(Ton2=18.0°)、切設定温度が20°(Toff2=20.0°)にそれぞれ設定されているものとする。すなわち、この例では、現在温度が27°以上となったときに第1の出力リレー接点27がオン状態となって冷房動作を開始し、25°以下となったら冷房を停止し、また、18°以下となったときに第2の出力リレー接点28が動作して暖房を開始し、20°以上となったときに暖房を停止するようになされている。このような設定状態において、前記第1の出力リレー接点の入設定温度Ton1および切設定温度Toff1を上昇させ、前記第2の出力リレー接点28の入設定温度Ton2および切設定温度Toff2を下降させる操作をするものとする。
【0043】
図10の(a1)〜(a4)は、前記第1の出力リレー接点27の切設定温度Toff1の設定値を変更させる場合の前記表示部21の表示状態を示す図である。操作者は、前記第1の出力リレー接点27の切設定温度(第1の切設定温度)を変更するときは、前記モード切換えスイッチ24を、図中、「設定1」の「切」で示されている位置に切換える。これにより、このサーモスタットは、第1の切設定温度の設定モードに移行し、前述した第1の実施の形態と同様の設定モード表示オンフラグがセットされる。そして、前記表示部21では、図10の(a1)に示す第1の切設定温度の設定モードであることを示す「OF1」の表示と、(a2)に示す現在のToff1の設定温度(この例においては、「25.0°」を所定時間間隔(例えば、0.5秒間隔)で交互表示する。この状態において、操作者が前記アップキー25あるいはダウンキー26を操作すると、表示されている設定値がそれに対応して所定量だけ加算あるいは減算されるとともに、前記設定モード表示オンフラグがクリアされ、図の(a3)に示す動作モード(この場合は、Toff1<Ton1であるため、ローカットモード)の表示「LoC」および(a4)に示す設定値が所定時間間隔(例えば、0.5秒間隔)で交互表示される。操作者は、表示される第1の切設定温度が所望の値になるまで前記アップキー25およびダウンキー26を操作し、設定が完了したとき、前記切換えスイッチ24を「通常運転」の位置に切換える。これにより、前記新たな設定値がRAM中の所定の領域に書き込まれるとともに、前記表示部21は現在温度表示に戻る。
【0044】
前記第1の出力リレー接点27の入設定温度(第1の入設定温度)を変更するときは、前記切換えスイッチ24を、「設定1」の「入」の位置に切換える。これにより、第1の入設定温度の設定モードに移行するともに、前記設定モード表示オンフラグがセットされ、前記表示部21では、図10の(b1)に示す設定モードの表示「On1」と(b2)に示す現在設定されている第1の入設定温度「27.0°」が所定の時間間隔で交互表示される。そして、操作者が前記アップキー25あるいはダウンキー26を操作すると、前記設定モード表示オンフラグがクリアされ、(b3)に示す動作モードの表示「LoC」と、(b4)に示す第1の入設定温度が交互表示される。以下、前述の場合と同様に、所望の値になるまで、アップキー25あるいはダウンキー26を操作したのち、前記切換えスイッチ24を「通常運転」の位置に切換える。
【0045】
前記切換えスイッチ24を「設定2」の「切」あるいは「入」の位置に切換え、前記第2の出力リレー接点28の切設定温度(第2の切設定温度)および入設定温度(第2の入設定温度)を変更するときも、図10の(c1)〜(c4)および(d1)〜(d4)に示すように、同様に表示が行われる。ただし、この場合には、Toff2>Ton2でハイカット動作であるから、前記動作モードを示す表示は、(c3)および(c4)に示すように、「HiC」となっている。
【0046】
なお、以上においては、圧力スイッチおよび電子式デジタルサーモスタットを例にとって説明したが、本発明は、圧力スイッチや電子式デジタルサーモスタットに限らず、入力値と設定値とを比較してスイッチのオン、オフを制御するスイッチ装置に広く適用することができる。また、スイッチの数も、任意の数とすることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オン設定値とオフ設定値を任意の値に設定することができるスイッチ装置において、各設定値を設定するときにどの動作モードであるのかを表示することが可能となるため、操作者の誤設定を防止することができるとともに、操作性のよいスイッチ装置を提供することができる。また、その場合に、新規なハードウエアを設けることなく動作モードを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である圧力スイッチにおける表示モードを説明するための図である。
【図2】 タイマー割込み処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】 メインルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図4】 表示モード切換え処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】 設定値変更処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】 表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】 動作モード判別処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施の形態であるデジタルサーモスタットの構成を説明するための図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態の動作例を説明するための図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態における表示の態様を説明するための図である。
【図11】 圧力スイッチの動作を説明するための図である。
【図12】 従来の圧力スイッチにおける表示モードを説明するための図である。
【符号の説明】
1 圧力スイッチ
2 表示部
3 出力状態表示部
4 ファンクションキー
5 アップキー
6 ダウンキー
7 圧力継手
8 出力リレー接点(出力スイッチ)
9 圧力センサ
10 制御部
20 サーモスタット
21 表示部
22、23 出力状態表示部
24 切換えスイッチ
25 アップキー
26 ダウンキー
27、28 出力リレー接点(出力スイッチ)
29 制御部
30 温度センサ

Claims (4)

  1. 入力値と設定値とを比較してスイッチのオン、オフを制御するスイッチ装置であって、前記スイッチをオンにすべき第1の設定値と前記スイッチをオフにすべき第2の設定値を任意に設定可能なスイッチ装置において、
    前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を設定するときに、該第1の設定値あるいは前記第2の設定値と、前記第1の設定値が前記第2の設定値よりも高い値であるローカット動作モードと前記第2の設定値が前記第1の設定値よりも高い値であるハイカット動作モードのいずれの動作モードであるかを示す情報とを交互に表示する手段を有することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記入力値を表示する表示部と、
    前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を所定量だけ増加する第1のキー入力手段と、
    前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を所定量だけ減少させる第2のキー入力手段を有し、
    前記表示する手段は、前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を設定するときに、前記第1のキー入力手段あるいは前記第2のキー入力手段が操作されたことを検出したとき、前記表示部に、前記動作モードを示す情報と前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を交互に表示させる手段であることを特徴とする前記請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記表示する手段は、前記表示部に前記動作モードを示す情報を表示しているときに、前記第1のキー入力手段あるいは前記第2のキー入力手段の操作を検出したとき、前記動作モードを示す情報に代えて前記第1の設定値あるいは前記第2の設定値を表示することを特徴とする前記請求項2記載のスイッチ装置。
  4. 前記入力値は圧力の測定値あるいは温度の測定値であることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチ装置。
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