JP3813355B2 - プラネタリ式変速機の同期装置 - Google Patents
プラネタリ式変速機の同期装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3813355B2 JP3813355B2 JP21996298A JP21996298A JP3813355B2 JP 3813355 B2 JP3813355 B2 JP 3813355B2 JP 21996298 A JP21996298 A JP 21996298A JP 21996298 A JP21996298 A JP 21996298A JP 3813355 B2 JP3813355 B2 JP 3813355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- output shaft
- ring gear
- synchro
- engaged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/44—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
- F16H3/46—Gearings having only two central gears, connected by orbital gears
- F16H3/48—Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears
- F16H3/52—Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears
- F16H3/54—Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears one of the central gears being internally toothed and the other externally toothed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプラネタリ式変速機の同期装置に係り、特に、シンクロハブのふらつきによる不具合を解消することができるプラネタリ式変速機の同期装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラネタリ式変速機の同期装置としては、例えば図2に示したように、変速機ケース1に軸着したインプットシャフト2にサンギヤ3を設ける一方、インプットシャフト2の延長線上にアウトプットシャフト4を軸着していた。そして、アウトプットシャフト4に取り付けたピニオンシャフト5に軸着したピニオンギヤ6を介してサンギヤ3にリングギヤ7を噛合い保持させていた。
【0003】
一方、リングギヤ7に設けたリングギヤフランジ8のボス部をアウトプットシャフト4に外挿保持させたうえで、リングギヤフランジ8のボス部にスプライン係合させたシンクロハブ9を挟んで一対のクラッチギヤ10、11を配設していた。また、一方のクラッチギヤ10を変速機ケース1に回転不能に係合保持させる一方、他方のクラッチギヤ11をアウトプットシャフト4にスプライン係合保持させていた。
【0004】
そして、両クラッチギヤ10、11にそれぞれシンクロリング12、13を取り付けることにより、シンクロハブ9に噛合い係合させたスリーブ14を図中左右方向に移動させることにより、シンクロリング12、13を介してシンクロハブ9をいずれか一方のクラッチギヤ10、11に選択係合させてインプットシャフト2とアウトプットシャフト4の間の変速比を切換制御するようにしていた。
【0005】
ところが、従来の同期装置においては、リングギヤフランジ8のボス部にシンクロハブ9を取り付けていたために、ピニオンギヤに発生する軸方向および半径方向への微少な運動がリングギヤ7およびリングギヤフランジ8を介してシンクロハブ9に伝達されてシンクロハブ9にふらつき招いてしまう。このようにしてシンクロハブ9のふらつきが生じると、シンクロコーン12、13とクラッチギヤ10、11の相対位置が変化するために両者の接触面であるコーンテーパ面の接触面圧が変動して空転側コーンテーパ面の焼けの原因となり、あるいは、スリーブ14とクラッチギヤ10、11の芯ズレによるギヤ抜けを招いてしまう可能性があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、プラネタリ式変速機の同期装置において懸念されるシンクロハブのふらつきによる不具合を解消することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、アウトプットシャフトにベアリングを介してシンクロハブを軸着するとともに、該シンクロハブとリングギヤフランジのボス部を遊びをもってスプライン係合させたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るプラネタリ式変速機の同期装置の一実施形態を示す断面図である。なお、図2に示した従来例と同一機能を有する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0009】
図1において、変速機ケース1に軸着したインプットシャフト2にサンギヤ3を設ける一方、インプットシャフト2の延長線上にアウトプットシャフト4を軸着している。また、アウトプットシャフト4の軸端に取り付けたピニオンシャフト5を介してピニオンギヤ6を軸着している。そして、ピニオンギヤ6を介してサンギヤ3にリングギヤ7を噛合い保持させている。
【0010】
一方、リングギヤ7に設けたリングギヤフランジ8のボス部をアウトプットシャフト4に回転自在に保持させるとともに、アウトプットシャフト4にベアリング15を介してシンクロハブ9を軸着している。そして、リングギヤフランジ8のボス部とシンクロハブ9を遊びをもってスプライン係合させたうえで、シンクロハブ9を挟んで一対のクラッチギヤ10、11を配設している。
【0011】
また、これらの一対のクラッチギヤ10、11のうちの一方のクラッチギヤ10を変速機ケース1に回転不能に係合保持させる一方、他方のクラッチギヤ11をアウトプットシャフト4にスプライン係合保持させている。そして、両クラッチギヤ10、11にそれぞれシンクロリング12、13を取り付けることにより、シンクロハブ9に噛合い係合させたスリーブ14を図中左右方向に移動させることにより、シンクロリング12、13を介してシンクロハブ9をいずれか一方のクラッチギヤ10、11に選択係合させてインプットシャフト2とアウトプットシャフト4の間の変速比を切換制御するようにしている。
【0012】
上記のような構成になる同期装置において、スリーブ14を介してシンクロハブ9を左側のクラッチギヤ10に係合させたときは、シンクロハブ9の回転が阻止されるために、シンクロハブ9にスプライン係合させているリングギヤフランジ8が回転せず、リングギヤ7の回転が阻止される。従って、この状態ではインプットシャフト2が回転するとピニオンギヤ6がピニオンシャフト5を中心として回転しつつインプットシャフト2(アウトプットシャフト4)を中心として回転するために、アウトプットシャフト4はインプットシャフト2に対して減速回転する。
【0013】
一方、スリーブ14を介してシンクロハブ9を図中右側に位置するクラッチギヤ11に係合させた場合は、リングギヤ7の回転が許容される。また、リングギヤ7がリングギヤフランジ8、シンクロハブ9、スリーブ14およびクラッチギヤ11を介してアウトプットシャフト4に噛合い係合されるために、ピニオンギヤ6の自転が阻止されてアウトプットシャフト4がインプットシャフト2と同一の速度で回転するために、シンクロハブ9をいずれのクラッチギヤ10、11に係合させるかでインプットシャフト2とアウトプットシャフト4の間の変速比が変化する。
【0014】
ところで、ピニオンギヤ6およびリングギヤ7にはサンギヤ3などとの噛合いによって軸方向および半径方向への力が作用する。特に、ピニオンギヤ6などをヘリカルギヤで構成した場合は、軸方向への力が大きくなるために、軸方向および半径方向への微少な運動がリングギヤフランジ8に生じ、これにともなってシンクロハブ9にふらつきを生じようとする。
【0015】
しかしながら、本実施形態においてはベアリング15を介してシンクロハブ9をアウトプットシャフト4に取り付けるとともに、リングギヤフランジ8とシンクロハブ9を遊びをもってスプライン係合させている。従って、リングギヤフランジ8の運動はスプラインの遊びによって吸収されることになり、シンクロハブには伝達されず、ふらつきを生じない。
【0016】
このために、ピニオンギヤ7をヘリカルギヤで構成した場合においてもシンクロハブ9と両クラッチギヤ10、11の相対位置が変動することがなく、空転側コーンテーパ面の焼けが予防されるとともに、スリーブ14とクラッチギヤ10、11の芯ズレによるギヤ抜けが回避される。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明は、プラネタリ式変速機のアウトプットシャフトにベアリングを介してシンクロハブを軸着するとともに、該シンクロハブとリングギヤフランジのボス部を遊びをもってスプライン係合させたものであるから、プラネタリ式変速機の同期装置において懸念されていたシンクロハブのふらつきが防止されてコーンテーパ面の焼けあるいは芯ズレによるギヤ抜けが回避されるために、同期装置の耐久性および信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラネタリ式変速機の同期装置の好ましい一実施形態を示す断面図である。
【図2】プラネタリ式変速機の同期装置の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 変速機ケース
2 インプットシャフト
3 サンギヤ
4 アウトプットシャフト
5 ピニオンシャフト
6 ピニオンギヤ
7 リングギヤ
8 リングギヤフランジ
9 シンクロハブ
10、11 クラッチギヤ
12、13 シンクロコーン
14 スリーブ
15 ベアリング
Claims (1)
- インプットシャフトと一体に回転するサンギヤと同軸上にリングギヤを配設し、前記インプットシャフトと同軸上に配設したアウトプットシャフトに取り付けたピニオンギヤを介して前記サンギヤとリングギヤを噛合い保持させるとともに、リングギヤに設けたリングギヤフランジのボス部をアウトプットシャフトに外挿し、リングギヤフランジのボス部にスプライン係合させたシンクロハブを挟んで配設した一対のクラッチギヤにそれぞれシンクロリングを回転自在に取り付け、一方のクラッチギヤを変速機ケースに回転不能に係合保持させる一方、他方のクラッチギヤをアウトプットシャフトにスプライン係合保持させることにより、シンクロリングを介していずれか一方のクラッチギヤをシンクロハブに選択係合させてインプットシャフトとアウトプットシャフトの間の変速比を切換制御するようにしたプラネタリ式変速機において、ベアリングを介してアウトプットシャフトに軸着したシンクロハブをリングギヤフランジのボス部に遊びをもってスプライン係合させたことを特徴とするプラネタリ式変速機の同期装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21996298A JP3813355B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | プラネタリ式変速機の同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21996298A JP3813355B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | プラネタリ式変速機の同期装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000055077A JP2000055077A (ja) | 2000-02-22 |
JP3813355B2 true JP3813355B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=16743772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21996298A Expired - Fee Related JP3813355B2 (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | プラネタリ式変速機の同期装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3813355B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7390281B2 (en) * | 2002-11-06 | 2008-06-24 | Volvo Lastvagnar Ab | Gearbox for motor vehicles |
-
1998
- 1998-08-04 JP JP21996298A patent/JP3813355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000055077A (ja) | 2000-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR870000976B1 (ko) | 동기장치를 갖춘 부변속기 | |
JP2001132771A (ja) | トランスミッションの同期結合装置 | |
US5711186A (en) | Reverse synchronizer mechanism of manual transmission for a vehicle | |
JP3813355B2 (ja) | プラネタリ式変速機の同期装置 | |
KR900009134B1 (ko) | 치차식 변속기의 후진구조 | |
KR100398241B1 (ko) | 수동변속기의 후진 변속기구 | |
JP3161260B2 (ja) | 歯車変速装置 | |
JP4037195B2 (ja) | 車両の動力伝達装置 | |
KR100337558B1 (ko) | 차량용 수동변속기의 동기 치합장치 | |
JP2600804Y2 (ja) | 歯車変速機の同期クラツチ機構 | |
JPS627013Y2 (ja) | ||
JPH09222134A (ja) | 手動変速機に使用される同期装置 | |
KR100489402B1 (ko) | 수동 변속기의 스피드 기어 결합구조 | |
JPH05579Y2 (ja) | ||
KR100225960B1 (ko) | 수동변속기의 레버식 싱크로메시 기구 | |
KR0149348B1 (ko) | 자동차용 수동 변속기의 동기 치합장치 | |
KR19980020400A (ko) | 수동 변속기의 후진 동기 치합 장치 | |
JPH035702Y2 (ja) | ||
JPH0612259Y2 (ja) | 手動変速機の同期装置 | |
KR0138334Y1 (ko) | 자동차용 변속기의 싱크로나이저 스프링 구조 | |
KR0137524Y1 (ko) | 수동 변속기의 이중동기 치합장치 | |
KR950006975Y1 (ko) | 자동차용 수동 변속기의 동기 치합장치 | |
KR200181791Y1 (ko) | 체인구동부변속기의 4륜 구동변환장치 | |
JPH0763230A (ja) | 変速機のシンクロ機構 | |
JPH06294452A (ja) | 歯車式変速装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140609 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |