JP3812547B2 - 図面作成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器の部品,部組品,全体の図面(部品図,部組図,組立図)を生成する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器の形状を計算機中で扱うには、3次元表現と2次元表現の2種類がある。3次元表現は、3次元の機器の形状をそのまま3次元の座標系上で扱うものであり、2次元表現は、3次元の機器の形状を特定の方向から見たときの図に変換し、2次元の座標系上で扱うものである。例えば機器の一つの線分が3次元空間上で図2(a)のように始点が(1,0,0),終点が(0,1,0)の直線であったとする。ここで(1,0,0)はxyzの座標値がそれぞれ順に1,0,0であるということを表わしている。このとき、3次元表現ではそのまま始点が(1,0,0),終点が(0,1,0)の直線として表現する。一方、2次元表現では、対象形状をある方向から見た2次元の図で表現し、たとえばxy平面に垂直な方向から見ると、図2(b)のように始点が(1,0),終点が(0,1)の直線に見える。ここで(1,0)はxyの座標値がそれぞれ順に1,0であるということを表わしている。見る方向は、任意の方向を選択することができるが、いずれにしても座標は2次元として表わす。
【0003】
設計支援装置等の図面作成装置では、当初対象形状を3次元表現で表わしておき、後で2次元表現に変換することが良く行われる。このように3次元表現で表わした形状を、2次元表現に変換することを、投影という。また、3次元表現で表わした同一の形状を、複数の方向から見た図に投影し、それを並べて1枚の紙の上へ配置して図面を作成することが良く行われる。このとき、互いに垂直な3方向から見た図、たとえば上から見た図,前から見た図,横から見た図、を作成するのが標準的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置では、3次元表現を2次元表現に変換して図面を作成する際に、以下のような指示を操作者が行う必要があった。
【0005】
(1)面図方向(図面に表わすべき対象品のどの方向を前,上,横とするか)
図面に表わすときには、形状的な特徴の分かりやすい方向で表示するのが好ましいので、その方向を操作者が判断して指示する必要があった。特に組立品の図面を作成する場合、製品全体の特徴の分かりやすい方向と、各部組品,各部品の特徴の分かりやすい方向はそれぞれ異なるので、製品全体,各部組品,各部品ごとに面図方向を指示する必要があった。
【0006】
(2)配置位置(図面上のどの位置に線図を配置するか)
対象品の形状によって、立方体に近いもの,板状のもの,棒状のもの等があり、単純にそれらの投影図を図面上に配置すると、余白ができたり、複数の図が重なったりする。これを防ぐために、配置位置の指示が必要であった。配置位置についても、組立品の図面を作成する場合、製品全体の適切な配置と、各部組品,各部品の適切な配置は異なるので、製品全体,各部組品,各部品ごとに指示する必要があった。
【0007】
これら(1)及び(2)の各指示は、省略することも可能であった。ただしその場合、従来の装置ではあらかじめ定めた一定値が採用されるので、適切な図面とはならず、あとで修正する必要があった。
【0008】
また、設計においては、最終的には製品全体,すべての部組品,すべての部品の図面が必要である。しかし、製品または部組品を図面出力の対象とする場合、図面を作成する対象の指示は、対象とする部組品または部品すべてを個別に指示する必要があった。これは、先に述べたように面図方向,配置位置を適切に決定する手段が従来なかったため、まとめて図面を作成しても適切な図面が出力できなかったからである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、3次元形状データに基づいて該3次元形状を平面に投影した2次元の図面を作成する図面作成装置において、前記3次元の形状データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された3次元形状の形状特徴に基づいて、該3次元形状を投影する平面の基礎となる座標方向を生成する手段と、前記座標方向を生成する手段にて生成された座標方向に基づく1つ以上の平面に前記3次元形状を投影して2次元の図面を生成する図面作成手段とを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、3次元形状データに基づいて該3次元形状を平面に投影した2次元の図面を作成する図面作成装置において、前記3次元の形状データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された3次元形状の形状特徴に基づいて、前記2次元の1つ以上の図面上における前記形状の配置位置を生成する手段と、前記配置位置を生成する手段にて生成された配置位置に前記3次元形状を投影した形状を生成する図面作成手段とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明は、投影方向等の図面作成の設定を3次元形状の特徴から行うことにより、対象品ごとに図面設定を行うことなく図面作成ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従って、これを説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施例に係る図面作成装置の構成を示すものである。
【0014】
入力部101は、3次元CADシステム等の別の装置の出力データを入力する装置、またはキーボード,マウス等の操作装置とディスプレイ等の表示装置からなり、3次元の形状データと、部品構成データと、指定データとを入力する。形状データと部品構成データと指定データについては、後で詳しく述べる。
【0015】
対象品抽出部102は、入力部101で入力した部品構成データと、指定データとから図面化の対象となる製品および部組品および部品を抽出する。
【0016】
メモリ部103は、入力部101で入力した形状データと、対象品抽出部102で抽出した対象品データと、特徴データと、図面設定データと、図面データとを記憶する。特徴データは、各図面作成対象品のサイズ,形状を構成する線分の数,方向等のデータである。図面設定データは、面図方向,配置位置,図面サイズ,スケールといった図面を書く環境を表わすデータである。
【0017】
特徴抽出部104は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データとから各図面作成対象品の特徴データを抽出し、メモリ部103に記憶する。図面設定部105は、メモリ部103に記憶した特徴データから各図面作成対象品の図面設定データを設定し、メモリ部103に記憶する。
【0018】
図面作成部106は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データと図面設定データとから各図面作成対象品の図面データを作成し、メモリ部103に記憶する。
【0019】
出力部107は、ディスプレイ,プロッタ等の出力装置からなり、メモリ部103に記憶した図面データを図として出力する。なお、図面作成部106で作成した図面データを直接出力部107で図として出力することもできる。
【0020】
以下、図3(a)のクリーナを図面に表わす場合を例にとって本装置の詳細を説明する。
【0021】
入力部101は、形状データと部品構成データと指定データの入力を行う。図4は、メモリ部103に記憶した形状データの一部である。401は形状の部品の名称、402は形状の構成要素の種類、403は形状の構成要素のデータを表わしている。形状データは、形状を構成する線分,頂点,面等のデータで構成する。例えば線分の直線ならば、始点と終点の座標,円弧ならば中心と始点と終点の座標と半径と軸ベクトルで構成する。
【0022】
次に部品構成データについて説明する。機械製品は、部品一つずつを順々に組み付けていくことはほとんどなく、複数の部品をまず先に組み立てて部組品とする。そして、部組品と部品、あるいは部組品同士を組み立てていって製品を組み立てる。このような部品と部組品の階層構造を表わすのが図3(b)のような部品構成である。図3(b)の場合、まず部品A,部品B,部品C,部品Dを組み立てて部組品Pを作成する。そして部組品Pと部品E,部品F,部品G,部品H,部品I,部品Jを組み立てて製品Xを作成する。部品構成データは、製品あるいは部組品を構成する部品および部組品で表現する。図3(b)のような部品構成の部品構成データは、図5のようになる。図5は、製品Xは、部組品P,部品H,部品F,部品G,部品E,部品I,部品Jで構成するデータ501、部組品Pは、部品C,部品B,部品A,部品Dで構成するデータ502を表わしている。
次に指定データについて説明する。図面は、加工,組立等に用いるため各部品および部組品および製品ごとに必要となる。図3(b)のような部品構成を持つ製品の場合、図面作成の対象は、図3(c)のように部品A,部品B,部品C,部品D,部品E,部品F,部品G,部品H,部品I,部品J,部組品P,製品Xとなる。ただし、図面を作成する場合、すべての部品および部組品および製品の図面が必要とはかぎらない。ある部品は、前に作った製品の部品と同じで既に図面が存在するケースや、設計の途中である部品の図面が必要になるケースがあるからである。指定データは、図面化する製品および部組品および部品を指定するデータである。製品あるいは部組品を指定した場合には、指定した製品あるいは部組品を構成する部品および部組の図面すべてを作成するか、指定した製品および部組品だけの図面を作成するかの選択も入力する。指定データは、例えば図6の601のようになる。このデータは、指定した製品あるいは部組品あるいは部品の名称と、指定した製品あるいは部組品を構成する部品および部組の図面すべてを作成するかの選択を表わしている。例えば、図3(b)の部品構成で、製品Xを指定し、「構成する部品および部組品すべて」を選択すれば、図面作成の対象は、部品A,部品B,部品C,部品D,部品E,部品F,部品G,部品H,部品I,部品J,部組品P,製品Xとなる。部組品Pを指定し、「構成する部品および部組品すべて」を選択すれば、図面作成の対象は、部品A,部品B,部品C,部品D,部組品Pとなる。また、入力を省略した場合の指定される製品および部組品および部品、および指定した製品あるいは部組品を構成する部品および部組の図面すべてを作成するかその製品および部組品だけの図面を作成するかの選択を決めておけば、指定データの入力は省略できる。例えば、入力を省略した場合は製品が指定され、「構成する部品および部組品すべて」が選択されるように決めておく。そうすると図3(a)のクリーナで指定データの入力を省略した場合には、製品Xを指定し、「構成する部品および部組品すべて」を選択したことになる。
【0023】
対象品抽出部102は、入力部101で入力した部品構成データと指定データとから対象品データを作成し、メモリ部103に記憶する。対象品データとは、図面作成対象となる製品および部組品および部品を表わすデータである。対象品抽出部102の処理は例えば図7のようになる。処理701は、指定した製品または部組品または部品を対象品とする。例えば図3(b)の部品構成で製品Xを指定した場合、指定した製品Xを対象品とする。処理702は、指定データの指定が製品あるいは部組品かどうかを判定する。指定データの指定が製品あるいは部組品ならば、処理703は、指定データの選択が「構成する部品及び部組品すべて」かどうか判定する。指定データの選択が「構成する部品及び部組品すべて」ならば処理704で、指定した製品あるいは部組品を構成する部品および部組品を求めて、対象品とする。例えば図3(b)の部品構成で製品Xを指定した場合、製品を構成する部組品P,部品H,部品F,部品G,部品E,部品I,部品Jおよび部組Pを構成する部品A,部品B,部品C,部品Dを対象品とする。そして、処理705で、処理701および処理704で求めた対象品から対象品データを作成し、処理706でメモリ部103に記憶する。対象品データは、対象品および部組品および製品の名前で構成する。図8は、メモリ部103に記憶した対象品データ803である。
【0024】
以下図9で示す部品Jを例に特徴抽出部104,図面設定部105,図面作成部106,出力部107について説明する。なお、本実施例では、図面は、形状を正面から見た正面図と、横から見た側面図と、上から見た平面図との三つの図で構成する三面図とする。
【0025】
図面設定データの内容として面図方向,スケール,図面サイズ,配置位置等が挙げられる。
【0026】
これらの図面の設定を決定する形状の特徴および他の図面設定データとして例えば以下のような項目が挙げられる。
【0027】
(1)面図方向の設定
面図方向の設定には、例えば形状を構成する線分の数,方向,長さあるいは面の数,方向,面積,形状のサイズ等を用いる。
【0028】
線分あるいは面の方向ごとの統計を取り、それをもとに座標軸方向を決める。その座標軸方向をもとにして形状のサイズを計算し、xyz方向のサイズの比較から正面図,側面図,平面図の投影方向を決める。
【0029】
本実施例では線分の数,方向を用いた場合を詳述する。
【0030】
(2)スケールの設定
スケールの設定には形状を構成する線分の数あるいは長さの総計,形状のサイズを用いる。
【0031】
形状を構成する線分の数あるいは長さの総計と形状のサイズとから線分の密度を求め、密度をもとに形状のサイズを決める。
【0032】
(3)図面サイズの設定
図面サイズの設定には形状のサイズ,面図方向,スケールを用いる。
【0033】
形状のサイズと面図方向とスケールとから、図面上での形状の図の大きさが分かるので図面の領域に形状が収まり、かつ大きすぎないように図面サイズを決める。
【0034】
(4)配置位置の設定
配置位置の設定には形状の中心の座標,形状のサイズ,面図方向,スケール,図面サイズを用いる。
【0035】
形状のサイズと面図方向とスケールと図面サイズとから正面図,側面図,平面図の領域を分け、それぞれの中心に形状の中心を投影するようにする。
【0036】
特徴抽出部104は、例えば図10のような構成にする。
【0037】
形状要素抽出部1001は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データとから、各対象品の形状要素データを抽出する。本実施例では、線分のデータを基に図面設定データを作成するので、線分のデータを抽出する。線分のデータは、線分を表わすデータである。例えば直線ならば始点と終点の座標,円弧ならば中心と始点と終点の座標と半径と軸ベクトルで表わす。図11は形状要素抽出部1001で抽出した部品Jの形状要素の一部を表わしている。1101は対象品の名称、1102は線分,面等の形状要素データの種類、1103は線分のデータを表わしている。
【0038】
形状要素集計部1002は、形状要素抽出部1001で抽出した形状要素データの線分のデータを集計して、線分の数,線分の方向ごとの数,線分の長さの総計を求める。本実施例では、線分の方向は直線の始点から終点の方向と、円弧の軸方向とする。なお、逆の方向は同じとして扱う。図12は、部品Jの線分の方向の集計結果である。縦軸は線分の方向、横軸は線分の方向ごとの数である。またこの例の場合、線分の数は72、長さの総計は2008.1 となる。求めた線分の数,長さの総計は特徴データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0039】
座標軸方向決定部1003は、形状要素集計部1002の集計結果から座標軸方向を決定する。まず、線分の方向の中で数が一番多いものをx方向とする。二つある場合には、その二つが直交していればx方向とy方向とする。直交していなければ、直交する方向の数が多いほうをx方向とする。x方向が決まったら、x方向と直交する中で一番多いものをy方向とする。二つある場合には、その二つが直交していればy方向とz方向とする。直交していなければ、直交する方向の数が多いほうをy方向とする。x方向とy方向が決まったら、x方向とy方向の外積をz方向とする。部品Jの場合、一番多い(0.31,0,0.95)がx方向,x方向と直交する(0,1,0)と(−0.95,0,0.31)が次いで多いのでそれぞれをy方向,z方向とする。以後、混乱を避けるために組立品の座標軸方向を組立座標軸方向,座標軸方向決定部1003で求めた座標軸方向を部品座標軸方向という。図13に部品Jの部品座標軸方向1301を示す。求めた部品座標軸方向は特徴データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0040】
以上述べたように、本実施例では形状特徴として線分の方向,数を利用したが、本発明はこれに限定するものではない。たとえば線分の長さ,面の方向,面の面積等の利用、またこれらと線分の方向,数の組み合わせ等を利用するのも本発明に包含される。
【0041】
サイズ計算部1004は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データと座標軸方向決定部1003で決めた部品座標軸方向から各対象品のサイズを計算する。サイズは、本実施例では各対象品のバウンディングボックスのサイズとする。バウンディングボックスとは、座標軸に平行辺を持ち形状に外接する最も小さな直方体である。バウンディングボックスを求める際には、部品座標軸方向を用いる。バウンディングボックスはxyzの最大,最小の座標で表わす。部品座標軸方向の原点を図14に示すxyzが最小になる点にすると部品Jのバウンディングボックスは最小(0,0,0),最大(2.0,130.0,223.6)となる。形状のサイズは(バウンディングボックスのx方向の長さ)×(バウンディングボックスのy方向の長さ)×(バウンディングボックスのz方向の長さ)というように掛け算の形で表わす。部品Jのサイズは、2.0×130.0×
223.6 となる。求めたサイズは、特徴データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0042】
中心座標計算部1005は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データと座標軸方向決定部1003で決めた部品座標軸方向から各対象品の中心座標を計算する。中心座標は、本実施例では各部品および部組品のバウンディングボックスの中心の座標とする。中心の座標は、部品座標軸方向で(111.8,65.0,1.0)となる。これを組立座標軸方向に変換すると(−176.6,2.0,178.9)となる。この座標値が部品Jの中心座標である。求めた中心座標は、特徴データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0043】
図15はメモリ部103に記憶した部品Jの特徴データである。1501は対象品の名称、1502は特徴データの種類、1503は特徴データの値を表わす。
【0044】
図面設定部105は詳細には例えば図16のような構成とする。面図方向決定部1601は、メモリ部103に記憶した特徴データの各対象品のサイズと部品座標軸方向とから各対象品の面図方向を決定し、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。スケール決定部1602はメモリ部103に記憶した特徴データの線分長さの総計とサイズとからスケールを決定し、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。図面サイズ決定部1603はメモリ部103に記憶した特徴データの各対象品のサイズと面図方向決定部1601で決めた面図方向とスケール決定部1602で決めたスケールとから図面サイズを決定し、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。配置位置決定部1604は、面図方向決定部1601で決めた面図方向と、スケール決定部1602で決めたスケールと、図面サイズ決定部1603で決めた図面サイズと、メモリ部103に記憶した特徴データの各対象品のサイズと中心座標とから各面図の配置位置を決める。配置位置は、例えば正面図,側面図,平面図の中心の図面上の座標と、3次元座標上の形状の中心座標で表わす。3次元座標上の形状の中心座標を、各面図の中心座標に投影すればよい。決定した配置位置は、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0045】
面図方向決定部1601は詳細には例えば図17のような構成とする。xyz方向サイズ比較部1701は、メモリ部103に記憶した特徴データの対象品のサイズのxyz方向の比較を行う。部品Jの場合、大きい順にz方向,y方向,x方向となる。正面図方向決定部1702は、xyz方向サイズ比較部1701の結果から正面図の方向を決定する。三面図の場合、正面図を一番大きくすると分かりやすい。また図面は横置きに書くことが多い。よって、サイズの一番大きい方向を正面図の横軸、二番目に大きい方向を正面図の縦軸とする。部品Jの場合、正面図の横軸がz方向,縦軸がy方向となる。決定した正面図方向は、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。側面図方向決定部1703は、正面図方向決定部1702で決まった正面図方向から製図規則に従って側面図方向を決定する。図18は、正面図方向に対する側面図方向および平面図方向を表わしている。側面図方向は、図18の表にしたがって決定する。部品Jの場合、正面図の横軸がz方向、縦軸がy方向なので、側面図の横軸をx方向,縦軸をy方向とする。決定した側面図方向は、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。平面図方向決定部1704は、側面図方向と同様に、正面図方向決定部1702で決まった正面図方向から平面図方向を決定する。平面図方向は、図18の表にしたがって決定する。部品Jの場合、正面図の横軸がz方向,縦軸がy方向なので、側面図の横軸をz方向,縦軸をx方向とする。決定した平面図方向は、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。部品座標軸方向読み込み部1705は、メモリ部に記憶した特徴データの部品座標軸方向を図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0046】
スケール決定部1602は詳細には例えば図19のような構成とする。密度計算部1901は、メモリ部103に記憶した特徴データの線分長さの総計とサイズとから各対象品の密度を計算する。密度を求める際のサイズは、バウンディングボックスの体積、あるいは底面積,バウンディングボックスの2/3乗等が考えられる。本実施例ではバウンディングボックスの最も大きい底面積とする。部品Jの密度は2008.1/(223.6×130.0)=0.069083となる。密度参照スケール決定部1902は、密度計算部1901で計算した密度からスケールを決定する。スケールは図20の表にしたがって決める。図20は、形状の密度に対する適したスケールを表わしている。例えば密度が1〜0.5 ならばスケールは10が適している。決定したスケールは、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。部品Jの場合、密度が0.1〜0.05なのでスケールを1とする。
【0047】
図面サイズ決定部1603は、詳細には例えば図21のような構成とする。余白最小値決定部2101は、図面上の余白の最小値を決定する。図22は図面の配分を表わす。一番外側の線2201は紙面の端、太線2202は図面の枠、点線2203は正面図を書く領域、点線2204は側面図を書く領域、点線2205は平面図を書く領域を表わす。矢印2206,2207,2208,2209は、それぞれ正面図あるいは平面図の横方向,側面図の横方向,正面図あるいは側面図の縦方向,平面図の縦方向を表わす。正面図,側面図,平面図を書く領域以外の領域が余白である。余白2210は、横方向の紙面の端2201と図面の枠2202の間の余白を表わす。余白2211は、横方向の図面の枠2202と正面2203の間の余白を表わす。余白2212は、横方向の正面図2203と側面図2204の間の余白を表わす。余白2213は、横方向の側面図2204と図面の枠2202の間の余白を表わす。余白2214は、横方向の図面の枠2202と紙面の端2201の間の余白を表わす。余白2215は、縦方向の紙面の端2201と図面の枠2202の間の余白を表わす。余白2216は、縦方向の図面の枠2202と正面図2203の間の余白を表わす。余白2217は、縦方向の正面図2203と平面図2204の間の余白を表わす。余白2218は、縦方向の平面図2204と図面の枠2202の間の余白を表わす。余白2219は、縦方向の図面の枠2202と紙面の端2201の間の余白を表わす。余白は、寸法,注記,部品表の記入のために必要である。余白の長さの最小値は、寸法,注記,部品表を記入することを考慮してユーザの判断により決定する。本実施例では図面のサイズに関係なく余白の長さの最小値は一定で、図23の表のような値と決定した。
【0048】
図23は、余白2210〜余白2219それぞれの最小値を表わす。余白の長さの最小値は、あらかじめユーザが指定可能にするのが好ましい。また、部品図と組立図等のような図面の種類に応じて変更してもよい。それは、部品図だと寸法線を描く領域が広くなる、組立図だと部品表を描く領域が広くなる、等の違いがあるからである。図面領域最大値計算部2102は、余白最小値決定部2101で決定した余白最小値から図面領域の長さの和の最大値を計算する。図面領域の長さの和の最大値は、紙面の長さから余白の最小値の和を引けばよい。図面サイズがA0の場合、横方向の長さは1188であるので、横方向の図面領域の長さの和の最大値は、1188−(10+20+40+20+10)=1088となる。同様に各図面サイズで横方向および縦方向の図面領域の長さの和の最大値を計算すると図24のようになる。
【0049】
図24は、各図面サイズに対する横方向領域の長さの和の最大値および縦方向の図面領域の長さの和の最大値を表わす。図面領域計算部2103は、メモリ部103に記憶した特徴データの形状のサイズと、面図方向決定部1601で決めた面図方向と、スケール計算部1602で計算したスケールとから横方向,縦方向の図面領域の長さの和を計算にする。横方向の図面領域の長さの和は、正面図の横方向2206の長さと、側面図の横方向2207の長さの和にスケールをかけたものである。部品Jの場合、(223.6+2.0)×1=225.6となる。縦方向の図面領域の長さの和は、正面図の縦方向2208の長さと、平面図の縦方向2209の長さの和にスケールをかけたものである。部品Jの場合、(130.0+2.0)×1=132.0となる。サイズ参照図面サイズ決定部2104は、図面領域最大値計算部2102で計算した図面領域の長さの和の最大値と、図面領域計算部2103で計算した図面領域の長さの和とから、図面サイズを決定する。図面サイズは、横方向,縦方向とも最大値を越えない最も小さなサイズとする。部品Jの場合、横方向の長さ225.6 が最大値を越えないのはA0〜A3である。縦方向の長さ132.0 が最大値を越えないのはA0〜A3である。よって、図面サイズは、A0〜A3で一番小さいA3とする。決定した図面サイズは、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0050】
配置位置決定部1604は、詳細には例えば図25のような構成にする。余白サイズの和計算部2501は、面図方向決定部1601で決めた面図方向と、スケール決定部1602で決めたスケールと、図面サイズ決定部1603で決めた図面サイズと、メモリ部103に記憶した特徴データの各対象品のサイズとから横方向,縦方向の余白のサイズの和を決定する。余白のサイズの和は、紙面の長さから、図面領域の長さの和を引けばよい。図面領域の長さの和は、各対象品のサイズの和にスケールをかけることにより得る。部品Jの場合、図面サイズはA3なので横方向の紙面の長さは420、縦方向の紙面の長さは297である。図面領域の長さの和は横方向が225.6,縦方向が132.0である。よって、余白のサイズの和は、横方向が420−225.6=194.4,縦方向が297−132=165である。余白サイズ分配部2502は、余白サイズの和計算部2501で計算した余白の長さの和から、余白2210〜余白2219のそれぞれの長さを決定する。決定方法には、比率を決めて計算を行う、あるいはある余白は長さを固定にして残りの余白は比率を決めて計算するといった方法がある。本実施例では、余白2210,余白2214,余白2215,余白2219の長さは10で固定して、余白2211:余白2212:余白2213=1:2:1、および余白2216:余白2217:余白2218=1:2:1となるようにして決定する。部品Jの場合、横方向の余白サイズの和が194.4 なので余白2211および余白2213の長さは、(194.4−10×2)×(1/4)=43.6となり、余白2212の長さは、(194.4−10×2)×(2/4)=87.2 となる。一方、縦方向の余白サイズの和が165なので余白2216および余白2218の長さは、(165−10×2)×(1/4)=36.25となり、余白2217の長さは、(165−10×2)×(2/4)=72.5 となる。配置位置中心座標計算部2503は、余白サイズ分配部2502で決めた余白の長さから、部品の配置位置を決定する。図面上の座標の原点は、紙面の左下の端とする。正面図の中心の横方向の座標値は、(余白2210の長さ)+(余白2211の長さ)+(正面図の横方向2206の長さ)/2と決める。一方、正面図の中心の縦方向の座標値は、(余白2215の長さ)+(余白2216の長さ)+(正面図の縦方向2208の長さ)/2と決める。側面図の中心の横方向の座標値は、(余白2210の長さ)+(余白2211の長さ)+(正面図の横方向1906の長さ)+(余白2212の長さ)+(側面図の横方向2207の長さ)/2と決める。側面図の中心の縦方向の座標値は、正面図の中心の縦方向の座標値と同じと決める。平面図の中心の横方向の座標値は、正面図の中心の横方向の座標値と同じと決める。平面図の中心の縦方向の座標値は、(余白2215の長さ)+(余白2216の長さ)+(正面図の縦方向1908の長さ)+(余白2217の長さ)+(平面図の縦方向2209の長さ)/2と決める。これらの式によって正面図,側面図,平面図の中心の座標を求め、3次元上の中心座標と共に図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。部品Jの場合、正面図の中心の横方向の座標値は、10+43.6+223.6/2=165.4 と決める。正面図の中心の縦方向の座標値は、10+36.25+130/2=111.25と決める。側面図の中心の横方向の座標値は、10+43.6+223.6+87.2+2/2=265.4 と決める。側面図の中心の縦方向の座標値は、正面図の中心の縦方向の座標値と同じで111.25 と決める。平面図の中心の横方向の座標値は、正面図の中心の横方向の座標値と同じで165.4と決める。平面図の中心の縦方向の座標値は、10+36.25+130+72.5+2/2=249.75 と決める。決定した正面図,側面図,平面図の中心座標は、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。中心座標読み込み部2504は、メモリ部に記憶した特徴データの形状の中心座標を読み込み、図面設定データの一部としてメモリ部103に記憶する。
【0051】
図26は、メモリ部103に記憶した部品Jの図面設定データである。2601は対象品の名称を表わす。2602は図面設定データの種類を表わす。2603は図面設定データの値を表わす。
【0052】
図面作成部106は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データと図面設定データとから各対象品の図面データを作成し、メモリ部103に記憶する。図27は部品Jの図面データの一部である。2701は対象品の名称、2702は面図の種類、2703は図面を構成する線分等の要素のデータである。図面データは、図面を構成する線分等の要素のデータで表す。
【0053】
出力部107は、メモリ部103に記憶した図面データを図として出力する。図28は、部品Jの出力図2801を表わす。なお、出力部107は、図面作成部106で作成した図面データを直接図として出力することもある。
【0054】
また、図29は本発明の図面作成装置に係る別の実施例を示す構成図である。入力部101は、形状データの入力を行う。メモリ部103は、入力部101で入力した形状データと、特徴データと図面設定データと図面データを記憶する。特徴抽出部104は、メモリ部103に記憶した形状データから特徴データを抽出して、メモリ部103に記憶する。図面設定部105は、メモリ部103に記憶した特徴データから図面設定データを設定して、メモリ部103に記憶する。図面作成部106は、メモリ部103に記憶した形状データと図面設定データとから図面データを作成して、メモリ部103に記憶する。出力部107は、メモリ部103に記憶した図面データを図として出力する。
【0055】
また、図30は本発明に係る図面作成装置の別の構成例を示すものである。入力部101は、3次元の形状データと、部品構成データと、指定データとを入力する。対象品抽出部102は、入力部101で入力した部品構成データと、指定データとから図面化の対象となる製品および部組品および部品を旌対象品データを抽出する。メモリ部103は、入力部101で入力した形状データと、対象品抽出部102で抽出した対象品データと、特徴データと、図面設定データと、図面データとを記憶する。特徴抽出部104は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データとから各図面作成対象品の特徴データを抽出し、メモリ部103に記憶する。図面設定部105は、メモリ部103に記憶した特徴データから各図面作成対象品の図面設定データを設定し、メモリ部103に記憶する。図面作成部106は、メモリ部103に記憶した形状データと対象品データと図面設定データとから図面データを作成し、メモリ部103に記憶する。出力部107は、ディスプレイ,プロッタ等の出力装置からなり、メモリ部103に記憶した図面データを図として出力する。図面設定修正部3108は、メモリ部103に記憶した図面設定データの修正を入力し、メモリ部103に記憶する。この図面設定データの修正は、すべての対象品のすべての図面設定データの修正はせず、変更したい値だけ修正すればよい。また、正面図,側面図,平面図以外に図が必要な場合は追加することができる。
【0056】
図31は本発明の図面作成方法に係る実施例である。入力ステップ3201は、形状データと部品構成データと指定データとを入力する。形状記憶ステップ3202は、入力ステップ3201で入力した形状データを記憶する。対象品抽出ステップ3203は、入力ステップ3201で入力した部品構成データと指定データとから対象品データを抽出する。対象品記憶ステップ3204は、対象品抽出ステップ3203で抽出した対象品データを記憶する。特徴抽出ステップ3205は、形状記憶ステップ3202に記憶した形状データと対象品記憶ステップ3204に記憶した対象品データとから各図面作成対象品の特徴データを抽出する。特徴記憶ステップ3206は、特徴抽出ステップ3205で抽出した各図面作成対象品の特徴データを記憶する。図面設定ステップ3207は、特徴記憶ステップ3206に記憶した特徴データから各対象品の図面設定データを設定する。図面設定記憶ステップ3208は、図面設定ステップ3207で設定した図面設定データを記憶する。図面作成ステップ3209は、形状記憶ステップ3202に記憶した形状データと対象品記憶ステップ3204に記憶した対象品データと図面設定記憶ステップ3208に記憶した図面設定データとから各対象品の図面データを作成する。図面記憶ステップ3210は、図面作成ステップ3209で作成した図面データを記憶する。出力ステップ3211は、図面記憶ステップ3210に記憶した図面データを図として出力する。なお、出力ステップ3211は、図面作成ステップ3209で作成した図面データを直接図として出力することもできる。またステップ3203及び3204は必要に応じて省略してもよい。
【0057】
また、図32は本発明の図面作成方法に係る別の実施例である。入力ステップ3201は、形状データと部品構成データと指定データとを入力する。形状記憶ステップ3202は、入力ステップ3201で入力した形状データを記憶する。対象品抽出ステップ3203は、入力ステップ3201で入力した部品構成データと指定データとから対象品データを抽出する。対象品記憶ステップ3204は、対象品抽出ステップ3203で抽出した対象品データを記憶する。特徴抽出ステップ3205は、形状記憶ステップ3202に記憶した形状データと対象品記憶ステップ3204に記憶した対象品データとから各図面作成対象品の特徴データを抽出する。特徴記憶ステップ3206は、特徴抽出ステップ3205で抽出した各図面作成対象品の特徴データを記憶する。図面設定ステップ3207は、特徴記憶ステップ3206に記憶した特徴データから各対象品の図面設定データを設定する。図面設定修正ステップ3512は、図面設定ステップ3207で設定した図面設定データの修正を入力する。この図面設定データの修正は、すべての対象品のすべての図面設定データの修正はせず、変更したい値だけ修正すればよい。また、正面図,側面図,平面図以外に図が必要な場合は追加することができる。図面設定記憶ステップ3208は、図面設定部3207で設定および図面設定修正ステップ3811で修正した図面設定データを記憶する。図面作成ステップ3209は、形状記憶ステップ3202に記憶した形状データと対象品記憶ステップ3204に記憶した対象品データと図面設定記憶ステップ3208に記憶した図面設定データとから各対象品の図面データを作成する。図面記憶ステップ3210は、図面作成ステップ3209で作成した図面データを記憶する。出力ステップ3211は、図面記憶ステップ3210に記憶した図面データを図として出力する。
【0058】
【発明の効果】
本発明の図面作成装置によれば、投影方向等の図面作成の設定を3次元形状の特徴から行うことにより、対象品ごとに図面設定を行うことなく図面作成が実現できる。
【0059】
特に組立品のデータを対象とする場合、複数の部品図,複数の部組品図,全体組立図を図面設定データの入力無しに一括して作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る好ましい図面作成装置の構成図。
【図2】2次元形状データおよび3次元形状データ説明図。
【図3】対象品の説明図。
【図4】メモリ部103に記憶した形状データを示す図。
【図5】部品構成データを示す図。
【図6】指定データを示す図。
【図7】対象品抽出部102の処理説明図。
【図8】メモリ部103に記憶した対象品データを表わす図。
【図9】組立品の例を表わす図。
【図10】特徴抽出部104の構成図。
【図11】抽出した形状要素を表わす図。
【図12】構成要素の統計を表わす図。
【図13】部品座標軸の方向の例を表わす図。
【図14】部品座標軸の方向原点を表わす図。
【図15】メモリ部103に記憶した特徴データを表わす図。
【図16】図面設定部105の構成図。
【図17】面図方向決定部1601の構成図。
【図18】正面図に対する側面図。
【図19】スケール決定部1602の構成図。
【図20】スケールに対する密度を表わす図。
【図21】図面サイズ決定部1603の構成図。
【図22】図面領域の説明図。
【図23】余白の長さの最小値を表わす図。
【図24】図面サイズに対する図面領域の長さの和の最大値を表わす図。
【図25】配置位置決定部1604の構成図。
【図26】メモリ部103に記憶した図面設定データを表わす図。
【図27】メモリ部103に記憶した図面メモリのデータを表わす図。
【図28】出力図面の例を表わす図。
【図29】図面作成装置に係る別の構成図。
【図30】図面作成装置に係る別の構成図。
【図31】図面作成方法に係る構成図。
【図32】図面作成方法に係る別の構成図。
【符号の説明】
101…入力部、102…対象品抽出部、103…メモリ部、104…特徴抽出部、105…図面設定部、106…図面作成部、107…出力部。
Claims (5)
- 3次元形状データに基づいて該3次元形状を平面に投影した2次元の図面を作成する図面作成装置において、
前記3次元の形状データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された3次元形状の形状特徴に基づいて、該3次元形状を投影する平面の基礎となる座標方向を生成する手段と、前記座標方向を生成する手段にて生成された座標方向に基づく1つ以上の平面に前記3次元形状を投影して2次元の図面を生成する図面作成手段とを有することを特徴とする図面作成装置。 - 請求項1の図面作成装置において、
前記座標方向を生成する手段は、前記3次元形状の直線線分方向及び円弧の軸方向のうちの少なくとも何れか一つの方向の集計結果に基づいて、前記座標方向を生成することを特徴とする図面作成装置。 - 請求項2の図面作成装置において、
前記座標方向を生成する手段にて生成された座標方向に基づく平面に前記3次元形状を投影して2次元の図面を生成する図面作成手段は、前記座標方向におけるXYZのそれぞれの方向の3次元形状が持つ長さを比較する手段を有し、当該比較結果に基づいて正面図の投影方向を決定して2次元の図面を生成することを特徴とする図面作成装置。 - 3次元形状データに基づいて該3次元形状を平面に投影した2次元の図面を作成する図面作成装置において、
製品の3次元の形状データを記憶する記憶手段と、前記製品の製品全体,部組品及び部品の単位で図面作成の対象を指定する指定手段と、前記指定手段で指定された製品全体,部組品及び部品の単位ごとに、前記記憶手段に記憶された3次元形状から、製品全体,部組品及び部品の単位の形状特徴を抽出して、既形状特徴に基づいて3次元形状を投影する平面の基礎となる座標方向を指定された製品全体,部組品または部品の単位ごとに生成する手段と、前記座標方向を生成する手段にて生成された座標方向に基づく1つ以上の平面に前記3次元形状を投影して、指定された製品全体,部組品または部品の単位ごとに2次元の図面を生成する図面作成手段とを有することを特徴とする図面作成装置。 - 3次元形状データに基づいて該3次元形状を平面に投影した2次元の図面を作成する図面作成装置において、
前記3次元の形状データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された3次元形状の形状特徴に基づいて、前記2次元の1つ以上の図面上における前記形状の配置位置を生成する手段と、前記配置位置を生成する手段にて生成された配置位置に前記3次元形状を投影した形状を生成する図面作成手段とを有することを特徴とする図面作成装置。
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