JP3810831B2 - 粉末成形プレスにおける給粉装置および粉末充填方法 - Google Patents

粉末成形プレスにおける給粉装置および粉末充填方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は主として粉末冶金,セラミックスなどの分野で用いられる粉末成形プレスにおける給粉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
粉末成形プレスは一般に、ダイプレート02に取り付けられたダイ03およびこのダイに嵌合する下パンチ04が形成するダイキャビティ内に、給粉装置から原料粉を充填し、ダイ内の粉末を上・下のパンチ間に圧縮成形するものであり、給粉装置は図2に示すように原料粉を貯えるホッパー05と、このホッパーから原料粉の供給を受けて、ダイプレート上を往復動してダイ内に原料粉を充填する底のない箱状のフィーダー01とによって構成されている。そしてフィーダーは先ずその待機位置からダイに向かって(図では左方に)前進し、ダイ03の上に至って原料粉を流し込み、次いで、ダイ内に堆積した粉末の上面をフィーダーの下縁で平らに擦り切り乍ら待機位置まで後退して給粉の1サイクルを終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ダイプレート02に載ったフィーダー01は、その自重で密着しているものの特別にシールされている訳ではないので、フィーダーが往復動を繰り返す過程でフィーダー内の原料粉が少しずつ漏れ出すことは避けられない。こうしてダイプレート上に零れた粉末を放置すると、ダイから排出された成形体への付着,飛散による周囲の汚染,さらには金型やダイセットの部材の間隙に入り込んで円滑な作動を妨げるなどの不都合を生じる。
【0004】
この様な不都合を防ぐためにはダイプレート上を定期的に清掃して粉末を取り除く必要があるが、その都度プレスを停めて行なうのでは手間も掛かり、また、プレスの成形効率も低下する。そのため、フィーダーに吸引機構を併設して給粉装置の作動に合わせて自動的に粉末を除去回収することが考えられ、その具体的手段に関する文献には例えば特開平 5−5102号公報,特開平 3−258498号公報,特開昭62−199297号公報などがある。しかし何れも一得一矢で、より簡便確実なものへの改良が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フィーダーを外箱と、その中に納められてフィーダーの進退方向に相対的に移動する内箱との二重構造とし、内箱を本来の給粉箱,外箱と内箱との空隙(前部または後部の)を粉末回収用の吸気室としたことを骨子とするものであって、図1に示すように内箱10はその高さおよび前後(図では左右)方向の長さは外箱30より短く、内箱の外側面は外箱30の内側面に滑合している。
【0006】
ホッパーからの給粉管40を受ける給粉口41は、外箱30に固定され、その下端は内箱の上面に設けた長孔11を通って、内箱内に臨んでいる。外箱30の上部には排気口33が設けられ、図示を省略した粉末の吸引・回収装置に続いている。外箱30にはフィーダーをガイドレール21に沿って進退させる駆動装置が連結されているが、駆動装置自体は本発明の要旨ではないので、その図示は省略する。なおこの明細書における前後の意味は、フィーダーの進退方向に沿ってダイ側を前,待機位置側を後と称する。
【0007】
このフィーダーによれば、外箱と内箱との間の空隙はフィーダーの前進時には内箱の前側に,後退時には内箱の後側にと自動的に切り替わり、その位置で吸気室として機能する。従って、フィーダーの前,後に吸気室を個々に設けた従来のものではそれぞれの切替弁やその制御システムを要するのに対して、本発明ではその様な装置も手間も、一切不要である。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1) 図1に示すフィーダーの作動・機能を、図3により説明する。先ず待機位置から前進を始めるとフィーダーの外箱30が先に動き、内箱10は少し遅れて、その後壁が外箱後壁に押されて動き出す。従って内箱の前側に空隙31即ち吸気室31が形成され、フィーダーは内箱の前側で清掃し乍ら前進し、ダイ03の上に至ってダイへの給粉を行なう。
【0009】
次にフィーダーの後退を始めると、外箱30が先に動き、この時点では内箱の前後両側に空隙31,32即ち吸気室31,32が形成される。吸引・回収装置はこの間も終始運転を続けているが、ダイは内箱で覆われているので、ダイ内の粉末が吸い出されることはない。フィーダーが更に後退するにつれて内箱10も外箱の前壁に押されて動き出し、ダイ内の粉末を内箱の下縁で平らに擦り切って充填を終了する。この時点では既に、内箱10が動き出す瞬間に空隙31即ち吸気室31は消滅しているので、折角充填したダイ内の粉末を吸い出すことなしにフィーダーはダイから離れ、ダイプレート上の粉末を吸引・回収し乍ら待機位置に戻って給粉の1サイクルを終了する。
【0010】
(実施例2) 上記の実施例におけるフィーダーの構成では、内箱10は長孔11を経て外箱30の排気口33に通じ大気から遮断されているため、内箱の中は、吸引・回収装置の運転中は常に負圧状態になっている。しかし粉末の種類や粒度および粒度分布によっては、粉末の流動性その他の理由から大気中に通じている方がよい場合がある。
【0011】
図4に示すフィーダーはその様な場合のためのもので、実施例1の場合とは逆に給粉口41は外箱の上面に設けた長孔34を通ってその下端は内箱内に臨み、且つ内箱10に固定されている。そして内箱には長孔34を覆うカバー42と、内箱の中と大気を連通させる通気口12を備えている。このフィーダーの給粉に関する作動・機能は基本的には図3と同一であり、図4の右・左から容易に理解される。このフィーダーの特徴は、内箱(粉箱)の中が常に大気圧を保っていることにある。
【0012】
(実施例3) 内箱(粉箱)の中が図1のものは常に負圧,図3のものは常に大気圧であるが、フィーダーの前進時には大気圧,後退中は負圧に切り替えると好結果が得られる場合がある。図5に示すフィーダーは外箱内での内箱の移動を利用してこの切り替えを自動的に行なうためのもので、給粉口41は図1の場合と同様外箱30に固定され、その下端は長孔11を通って内箱内に臨んでいる。この長孔はフィーダーの前進時にはカバー42が覆い、内箱と排気口33の連通を遮断している。そして内箱の上面には、フィーダーの前進時に外箱30に設けた通気管35の下端が接する位置に、通気孔13が設けられている。
【0013】
従って図5の右・左から直観されるように、このフィーダーはその前進時には通気管35と通気孔13が合致して内箱を大気圧に保つ。一方、後退中は内箱の移動に伴い通気孔13の位置がずれて内箱上面が通気管35を閉じ、同時に通気孔13および長孔11が排気口33に連通するため、内箱の中が自動的に負圧に切り替わる。このフィーダーの場合も、給粉に関する作動・機能は図3で説明したことと同一である。なお、図1にボルトで例示したスペーサー36は、図示の状態では働いていないが、必要に応じてこれを働かせて(ボルトの場合は捩じ込んで)内箱・外箱間に所要の空隙32を設けることにより、後部の吸気室32を常時機能させることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ダイプレート上に漏れた粉末を回収するためにフィーダーの前・後に設ける吸気室の切り替え,フィーダー内の大気圧・負圧の切り替えに特別な制御回路等を要せず、フィーダーの二重構造という簡単な機構で確実に行なうことができるため、その実施により得られる利益は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィーダーの一実施例を説明する図面である。
【図2】粉末形プレスの給粉装置の概略と従来のフィーダーを説明する図面である。
【図3】図1のフィーダーの作動・機能を説明する図面である。
【図4】本発明に係るフィーダーの他の実施例を説明する図面である。
【図5】本発明に係るフィーダーの他の実施例を説明する図面である。
【符号の説明】
01 フィーダー
02 ダイプレート
03 ダイ
04 下パンチ
05 ホッパー
10 内箱
30 外箱
31,32 吸気室
41 給粉口
42 カバー
11,34 長孔
33 排気口
12 通気口
13 通気孔
35 通気管
36 スペーサー

Claims (5)

  1. フィーダーを外箱30と、その中に納められてフィーダーの進退方向に移動する内箱10との二重構造とし、内箱を給粉箱,外箱と内箱との空隙31,32を粉末回収用の吸気室として機能せしめるフィーダーであって、内箱は高さおよびその進退方向の長さは外箱より短く、内箱の外側面は外箱の内側面に滑合し、外箱に固定された給粉口41の下端は内箱上面に設けた長孔11を通って内箱内に臨み、外箱30の上部には排気口33が設けられていることを特徴とする、粉末成形プレスにおける給粉装置。
  2. フィーダーを外箱30と、その中に納められてフィーダーの進退方向に移動する内箱10との二重構造とし、内箱を給粉箱,外箱と内箱との空隙31,32を粉末回収用の吸気室として機能せしめるフィーダーであって、内箱は高さおよびその進退方向の長さは外箱より短く、内箱の外側面は外箱の内側面に滑合し、外箱上面に設けた長孔34を通ってその下端が内箱内に臨む給粉口41は内箱10に固定され、外箱上部に排気口33を備え、且つ内箱に大気と連通させる通気口12および長孔34を覆うカバー42が設けられていることを特徴とする、粉末成形プレスにおける給粉装置。
  3. フィーダーを外箱30と、その中に納められてフィーダーの進退方向に移動する内箱10との二重構造とし、内箱を給粉箱,外箱と内箱との空隙31,32を粉末回収用の吸気室として機能せしめるフィーダーであって、内箱は高さおよびその進退方向の長さは外箱より短く、内箱の外側面は外箱の内側面に滑合し、外箱に固定された給粉口41の下端は内箱上面に設けた長孔11を通って内箱内に臨み、外箱上部に排気口33を備え、且つ内箱と連動してフィーダーの前進時に長孔11の開口部を覆うカバー42と、内箱上面に設けた通気孔13と、外箱上部に設けられてフィーダーの前進時に通気孔と合致する通気管35とを備えていることを特徴とする、粉末成形プレスにおける給粉装置。
  4. 内箱10の後壁と外箱30の後壁との間に任意の空隙32を保たしめるスペーサー36備えた、請求項1,請求項2または請求項3に記載の粉末成形プレスにおける給粉装置。
  5. 外箱とその中に納められてフィーダーの進退方向に移動する内箱との二重構造で内箱を給粉箱,外箱と内箱との前方空隙31,後方空隙32を粉末回収用の吸気室として機能せしめるフィーダーを使用する粉末充填方法において、フィーダーの前進時には前方吸気室,粉箱,後方吸気室のうち少なくとも前方吸気室を負圧状態とし、フィーダーの後退時には前方吸気室は閉鎖し粉箱および後方吸気室のうち少なくとも粉箱を負圧状態として作動させることを特徴とする、粉末成形プレスにおける粉末充填方法。
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