JP3810393B2 - レーザダイオード駆動装置およびレーザダイオード駆動方法 - Google Patents

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本発明は、レーザダイオード駆動装置およびレーザダイオード駆動方法に関し、特に従来に比較してレーザダイオードの点灯開始時のフォトダイオードから出力されるモニタ電流の遅れを補完することで、APC(Auto Power Control)開始時間の短縮化による高速応答特性が可能なレーザダイオード駆動装置およびレーザダイオード駆動方法に関する。
一般にレーザダイオードは、電流変化に対する発光出力感度が高い素子である。加えて温度依存性もありレーザダイオード電流制御は大変重要な駆動技術である。
主なレーザダイオードの駆動方式としてACC(Auto Current Control)駆動回路方式とAPC(Auto Power Control)駆動回路方式がある。
ACC(Auto Current Control)駆動回路方式では、高温時及び低温時に発光出力が増減し光パルス出力が変動するため、耐環境性を満足させるにはレーザダイオード駆動回路方式として発光出力を温度依存性が無く一定にすることが可能なAPC駆動回路方式を採用する必要がある。
従来のAPC駆動回路方式によるレーザダイオード駆動装置(特許文献1 参照)を図4〜図6を参照して説明する。
レーザダイオード駆動装置は、コンパレータ回路57、サンプル/ホールド回路55、ホールドコンデンサ56、電流増幅回路53、基準電流源(I0)54、第1のスイッチング回路52、レーザダイオード(LD)51、フォトダイオード(PD)61、電流/電圧変換回路62、加算器71、電圧増幅回路81、第2のスイッチング回路82等から構成される。
コンパレータ回路57の正極端子には第1の基準電圧Vref1 が入力されており、その出力はサンプル/ホールド回路55に入力されている。サンプル/ホールド回路55には、ホールドコンデンサ56が接続され、ホールドコンデンサの出力は、電流増幅回路53の正極端子に入力される。
電流増幅回路53には基準電流源(I0)54が接続されており、その出力は第1のスイッチング回路52に入力されている。また、電流増幅回路53の負極端子には、第2の基準電圧Vref2が入力されている。第1のスイッチング回路52は入力されるData信号(パルス変調データ信号)によりオン/オフ動作する。
第1のスイッチング回路52の出力端は、LD51のカソードに接続されており、駆動電流Idを供給する。LD51のアノードは電源+Vccに接続されている。LDの発光量を検出するフォトダイオード(PD)61のカソードは電源+Vccに接続されている。PDのアノードは電流/電圧変換回路62に接続され、モニタ電流Imをこれに流すことにより、モニタ電圧Vmを発生させ、このモニタ電圧Vmを加算器71を介してコンパレータ回路57の負極端子に帰還入力している。
電圧増幅回路81の正極端子には、第1の基準電圧Vref1が入力されており、負極端子は出力端子と短絡してある。電圧増幅回路81の出力は、第2のスイッチング回路82に入力され、加算器71を介してコンパレータ回路57の負極端子に入力される。第2のスイッチング回路81は、制御信号S1によってオン/オフ動作する。
図5を参照してレーザダイオード駆動装置の動作を説明する。
サンプル/ホールド回路55がサンプリング状態にある期間中(APC動作中)、第1のスイッチング回路52は、Data信号(入力データ)により、LDが全面発光状態になるように設定する。この状態で、LDの発光量が所望の光量になるように、PDでLDの発光量をモニタし、その発光量に比例したモニタ電流Imを発生させ、モニタ電圧Vmに変換する。
このモニタ電圧Vmが、目標値である第1の基準電圧Vref1と一致するように、電流増幅回路53が基準電流源Io54をもとに駆動電流Idを制御する。
また、サンプル/ホールド回路55がホールド期間中にあるときには、Data信号に応じて第1のスイッチング回路52がオン・オフ動作し、駆動電流Idにパルス幅変調を与える。さらに、制御信号S1のオンにより第1の基準電圧Vref1が電圧増幅回路81、第2のスイッチング回路82、加算器71をを介してコンパレータ回路57の負極端子に入力される。
時刻t1において、Data信号は消灯状態から点灯状態に変化する。時刻t2において、サンプル/ホールド(S/H)信号はホールド状態からサンプリング状態に変化し、APC動作が開始する。S1信号は、時刻t1からt2の期間のみオン状態になり、この期間をモニタ電圧準備期間とする。すなわち、時刻t1からt2の期間のみにおいて、Vref1がコンパレータ回路57に入力される。なお、S1信号のオンからオフへの状態の変化は、サンプル/ホールド信号がサンプリング状態を示す前に終わっていることが望ましい。
図6に、時間に対するレーザダイオード光量及びフォトダイオードのモニタ電圧状態を示す。なお、ここではAPC動作期間についてのみ説明する。
時刻t1において、Data信号(点灯信号)によりレーザダイオードLDに駆動電流が供給される。それと同時に、S1信号(オン)により第2のスイッチング回路が導通状態となり、モニタ電圧Vmを到達すべき目標電圧である基準電圧Vref1に急速にもっていくように動作する。
時刻t2において、S1信号(オフ)により第2のスイッチング回路は開放状態になり、モニタ電圧準備動作を終了する。これと同時に、サンプル/ホールド回路がサンプリング状態となり、APC動作を開始する。
この時、既にモニタ電圧Vmは目標値(Vref1)になっているので、APC動作開始直後の制御系の誤動作判定による発光量のハンチングを回避できる。
ハンチングについて説明すると、図7に示すように時刻t1でレーザ光量がすでに目標値に達していたとしても、フォトダイオード端子の寄生容量とモニタ抵抗で時定数回路が構成されているので、消灯状態からAPC動作に移行した直後、モニタ電圧Vmが目標電圧Vref1に達するまで時間がかかり、目標電圧Vref1になっていない。それゆえ、レーザダイオードの発光量が不足しているものと判定し、さらに駆動電流Idrvを大きくするように動作する、これにより、発光量は目標値を越えて大きくなり、モニタ電圧Vmが遅れて目標値を越えた時(時刻t2)、今度はAPC回路は発光量が過剰であると判断して駆動電流を少なくするように動作する。
その結果、APC動作の収束に必要な時間を短くすることができる。
レーザダイオード駆動装置は、APC動作を開始する前までに、モニタ電圧を故意且つ急速に目標電圧にすることにより、モニタ電圧の立ち上がりスピードの遅れによるAPC動作直後のコンパレータの誤動作判定をなくし、ハンチング現象を回避することができる。
これは、フォトダイオードの微少なモニタ電流を扱う場合に有効である。
特開2001−244556(図2〜図5、段落(0036〜0055))
レーザダイオード出力とモニタフォトダイオード出力は図7に示す応答タイミングで動作している。モニタフォトダイオードの出力がレーザダイオード出力に対し遅れを持っているためレーザダイオードの出力光量にハンチング現象(オーバーシュート)が発生する(以下、単にピークまたはピーク発光と表現する。)。
このようなハンチング現象を回避するために、従来の発明では、レーザダイオードの駆動電流を制御する駆動手段を備えたレーザダイオード駆動装置であって、レーザダイオードの出力光量に対応したモニタ信号を出力する検出手段と、レーザダイオードの駆動電流を決定するために駆動手段が動作する期間(サンプリング期間)に先行して、モニタ信号を所定値まで強制的に変化させる補助手段とを備える。これは目標値Vref1及びフォトダイオード素子の遅延時間(t1〜t2)を既知として取り扱い、フォトダイオードによる遅延時間の間をデジタル制御信号により、第2のスイッチング回路を介して目標値信号Vref1の擬似のフォトダイオード出力として帰還回路に補填する方式である。
この方式では、レーザダイオード素子のばらつき、温度環境変化に伴うレーザダイオードに駆動電流が流れ始めてから発光するまでの時間変化、受光量の変換効率のばらつき、及びレーザダイオード素子自身の経時変化による影響等により、その最適化が遺失するという問題があった。
レーザダイオードに供給する電流を制御して発光量を制御するレーザダイオード駆動装置のAPC動作において、レーザダイオードの光量を検出するフォトダイオードの出力とレーザダイオード駆動電流Idを微分して得られる高速パルス信号の双方をAPC制御部にフィードバックすることにより(高周波変調駆動において)レーザダイオードの出力光量を一定に保つことができる。
本発明は、レーザダイオードの発光量をモニタするフォトダイオードがモニタ電流として出力し、モニタ電流によって発光光量を制御できるまでの間、レーザダイオード駆動電流Idによる出力を微分回路を通して得られる高速パルス信号をリミッタ回路を介して帰還することでレーザダイオードの光量にピークを発生せずに制御する回路方式である。
前述したようにレーザダイオードの発光に対しモニタフォトダイオード出力が遅れるためAPC動作開始が遅れる。微分回路は、この遅れ時間を補完する機能を持つ。微分回路の次段部にリミッタ回路を付加する理由は、高温時レーザダイオード駆動電流Idは増加するため微分回路のみの場合、過帰還となりレーザダイオードの発光を過大に減少させることになる。このため、本構成により、温度依存性をもつレーザダイオードの発光量を一定に制御することが実現できる。その結果、ピーク発光部の消費電力が削減され、レーザダイオードの自己発熱を低減する効果となる。
また、レーザダイオード変調方式及び通信レートによっては、高価で高電圧が必要なペルチェ素子等のレーザダイオードの温度制御回路を不要にできる効果となる。レーザダイオード点灯開始時の過大なピーク発光は、レーザダイオードの寿命を低下させてしまい、場合によってはレーザダイオードの破壊を招くことになる。従ってこのピークを発生させないことが長寿命化のために重要である。
さらに、このピーク発光は、レーザダイオード素子特性のばらつき、温度依存性及び経時変化等に左右され一定でなく既知として取り扱うことは容易ではない。
本発明は、レーザダイオード素子のもつ温度依存性、経年変化等に影響されず、レーザダイオードの応答速度の高速化及び過大なピーク発光を抑制して長寿命化を図るレーザダイオードの駆動を実現できる。
本発明は、レーザダイオードの駆動電流を発光量をモニタしてフィードバック制御して、発光量を一定に制御するレーザダイオード駆動装置において、APC動作へ急速に遷移させるものである。
レーザダイオード駆動回路において、APC動作開始前に、帰還電圧を故意にかつ急速に目標電圧にすることによって、モニタ電圧の立ち上がり時間遅れを補うことができ、APC動作直後のハンチングを防ぐことができる。その結果、APC動作に必要な制御時間を短縮することができる。
図1に本発明によるレーザダイオード駆動装置のブロック図、図2にレーザダイオード駆動装置の各信号を示した制御タイミングチャートを示す。
図1において、レーザダイオード駆動装置は、レーザダイオード(LD)11とLD駆動回路12、フィードバック部を構成するLD電流検出・電流/電圧変換回路13、微分回路14、リミッタ回路15、フォトダイオード(PD)21、PD電流検出・電流/電圧変換回路22、及び加算器32、減算器31から構成される。
減算器31にはCMD信号(Data信号)と加算器32の出力信号(フィードバック信号)Vf(=VdsL+Vm)が入力される。減算器31の出力信号(CMD−Vf)はLD駆動回路12に入力されレーザダイオード電流Idを制御する。すなわち、フィードバック信号Vfが増加するとLDの駆動電流Idを減少させ、フィードバック信号Vfが減少すると駆動電流Idを増加させてLDの発光光量を一定に制御する。
LD電流検出・電流/電圧変換回路13は、LD駆動電流Idを検出すると共にこの電流に比例した電圧Vdに変換する。LD電流検出・電流/電圧変換回路13の出力信号Vdは、微分回路14により微分され、リミッタ回路15により所定値(LD基準発光光量に基づいた目標電圧Vo)に制限されて加算器32に入力される。フォトダイオード(PD)21は、レーザダイオード(LD)11からの発光出力をモニタし、PD電流検出・電流/電圧変換回路22はモニタ電流Imを検出してこの電流に比例した電圧Vmに変換する。
加算器32は、リミッタ回路15とPD電流検出・電流/電圧変換回路22の出力を加算してフィードバック信号Vfを出力し減算器31に入力する。
図2にレーザダイオード駆動装置の各信号を示したタイミングチャートを示す。
(a)CMD信号(Data信号)がt1においてハイレベルとなると、(b)減算器31を介してLD駆動回路12に入力され、LDに駆動電流Idが供給される。(c)LD駆動電流Idがith(閾値:LDの発光光量が増大する電流)となると、LDは発光を開始し徐々に光量が増加する。LD電流検出・電流/電圧変換回路13は、駆動電流Idを検出し、駆動電流Idに比例した電圧Vdに変換し、微分回路14に入力する。(e)微分回路14は、LD電流検出・電流/電圧変換回路13から出力される電圧を微分する。次に、(f)リミッタ回路15は、微分回路14の出力Vdsを予め設定された閾値Vo(LD基準発光光量に基づいた目標電圧)に制限して出力する。この時、リミッタ電圧VdsL=CMD電圧=Vo(基準発光光量に基づいた電圧)である。
また、PD21はLD11の発光を受光し、モニタ電流Imは(t3−t1)の遅延時間(すなわち、PDの特性、回路定数等による遅延時間)をもって立ち上がり、PD電流検出・電流/電圧変換回路22は、モニタ電流Imを検出して、この電流に比例した電圧Vmに変換して、加算器32に入力する。
(d)加算器32は、リミッタ回路15の出力信号VdsLとPD電流検出・電流/電圧変換回路22の出力信号Vmを加算してフィードバック信号Vf(=VdsL+Vm)を出力して減算器31に入力する。
減算器31は、CMD信号(入力信号)とフィードバック信号Vfのレベル差に応じた電圧信号を出力してLD駆動回路12に供給する。
時刻t3において、VdsLが減少し、Vmが立ち上がることでAPC動作を開始する。この時、フィードバック信号VfはCMD電圧と同一となっているため、APC動作開始直後の制御系の誤動作判定による発光量のハンチングを回避できる。その結果、APC動作の収束に必要な時間を短くすることができる。
本実施形態によれば、レーザダイオードの温度環境下でのithの増減によるt2の遅れ、およびt3の遅れ時間の変化に対しVdの保持時間も自動的に変化させることができる。
レーザダイオードが高温(低温)の時はithの増加(減少)する。すると、微分回路のキャパシタにチャージされる電荷量が増加(減少)するため、ディスチャージにかかる時間が増加(減少)する。よって、Vdsが減少し始めると時間が遅く(早く)なる。
図3にレーザダイオード駆動回路を示す。
制御増幅器の正極端子にはCMD信号、負極端子にはフィードバック信号が入力され、両者のレベル差に応じた信号を出力し、npnトランジスタQのベースに入力される。
レーザダイオードLD11のアノードは+Vccに接続され、カソードはトランジスタQのコレクタに接続される。またトランジスタQのエミッタは抵抗RLを介して接地される。抵抗RLによりLD駆動電流Idに比例した電圧に変換し増幅器Iに入力する。増幅器Iの出力VdはコンデンサCsと抵抗Rsからなる微分回路に入力される。電圧Vdを微分した信号は増幅器IIにより増幅され、ツェナーダイオードZDにより所定の電圧(Vo:LD基準発光光量に基づいた目標電圧)に制限され、信号VdsLを出力する。
一方、フォトダイオードPD21のカソードは+Vccに接続され、アノードは抵抗Rmを介して接地される。PDはLDの発光を受光し、発光量に比例したモニタ電流Imが流れる。モニタ電流Imは抵抗Rmにより電圧に変換され増幅器IIIにより増幅し、信号Vmを出力する。設定された電圧Voに制限された信号VdsLとモニタ電流Imに比例した電圧Vmは加算され、制御増幅器の負極端子に入力される。
本発明は、レーザダイオードの発光量をモニタフォトダイオードがモニタ電流として出力し、モニタ電流によって制御できるまでの間(t1〜t3)、LDの駆動電流Idによる出力を微分回路を通して得られる高速パルス信号をリミッタ回路を介して帰還することで、光量にピークを発生せずに制御する回路方式である。図2に示すようにレーザダイオードの発光に対しモニタフォトダイオード出力が遅れるため、APC動作開始が遅れる、微分回路は、この遅れ時間を補完する機能を持つ。微分回路の次段部にリミッタ回路を付加する理由は、高温時レーザダイオード駆動電流Idは増加するため微分回路のみの場合、過帰還となりレーザダイオードの発光を過大に減少させることになる。このため、リミッタ回路を付加することでこの過帰還を制限する。この構成により温度依存性をもつレーザダイオードの発光量を一定に制御することができる。その結果、ピーク発光部の消費電力が削減され、レーザダイオードの自己発熱を低減する効果を奏する。また、レーザダイオード変調方式及び通信レートによっては、高価で高電圧が必要なペルチェ素子等のレーザダイオードの温度制御回路を不要にできる効果を有する。
レーザダイオード点灯開始時の過大なピーク発光は、レーザダイオードの寿命を低下させてしまい、場合によってはレーザダイオードの破壊を招くことになる。従ってピークを発生させないことが長寿命化のために重要である。
また、このピーク発光は、レーザダイオード素子特性のばらつき、温度依存性及び経時変化等に左右され一定ではなく既知として取り扱うことは容易ではない。
本発明は、レーザダイオードのもつ温度依存性、経年変化等に左右され易い特性にも拘わらず、回路上の調整を特に行わず、APC回路を実現できる。
なお、実施回路例はカソード駆動タイプのレーザダイオードとカソード電流出力タイプのフォトダイオードに対して記載してあるが、レーザダイオードの駆動タイプとフォトダイオードの電流出力タイプは、カソード、アノードとに組み合わせに対しても同様の原理で本実施形態を採用できる。
また、フォトダイオードの電流出力を電圧に変換する回路において、フォトダイオードの出力電流を抵抗により電圧に変換する回路にて記載してあるが、オペアンプによる電流/電圧変換回路に対しても、同様の原理で本実施形態を採用できる。
さらに、リミッタ回路において、オペアンプの出力をツェナーダイオードで制限する回路にて記載してあるが、この回路構成以外の電圧制限回路に対しても同様の原理で本実施の形態を採用できる。
本発明によるレーザダイオード駆動装置のブロック図。 本発明によるレーザダイオード駆動装置の各信号を示したタイミングチャート。 本発明のレーザダイオード駆動装置の回路図。 従来のレーザダイオード駆動装置の回路図。 従来のレーザダイオード駆動回路の制御信号タイミングチャート。 従来のレーザダイオード駆動装置の時間に対するレーザ光量及びモニタ電圧の変化を示す図。 従来のレーザダイオード駆動装置の時間に対するレーザ光量及びモニタ電圧の変化を説明する図。
符号の説明
11・・・レーザダイオード、12・・・LD駆動回路、13・・・LD電流検出・電流/電圧変換回路、14・・・微分回路、15・・・リミッタ回路、21・・・フォトダイオード、22・・・PD電流検出・電流/電圧変換回路
31・・・減算器、32・・・加算器

Claims (2)

  1. レーザダイオードと、レーザダイオードの駆動電流を制御する駆動回路と、レーザダイオードの出力光量をモニタしてモニタ信号を出力するモニタ信号検出回路と、モニタ信号をレーザダイオードの駆動電流を制御する駆動回路にフィードバックしてレーザダイオードの出力光量が一定になるように制御する制御回路と、を備えたレーザダイオード駆動装置において、
    制御回路は、
    レーザダイオードの駆動電流を検出する検出回路と、
    レーザダイオード駆動電流出力信号を微分する微分回路と、
    微分回路の出力信号を設定された電圧に制限するリミッタ回路と、
    リミッタ回路の出力信号をモニタ信号と加算する加算回路と、を備え、
    加算回路の出力信号をレーザダイオードの駆動電流を制御する駆動回路に入力することにより応答速度を高速化すると共に、過帰還を制限し、レーザダイオードの出力光量を一定に保つことを特徴とするレーザダイオード駆動装置。
  2. レーザダイオードの出力光量をモニタするモニタ信号をフィードバックしてレーザダイオードの駆動電流を制御し、レーザダイオードの出力光量が一定になるようにしたレーザダイオード駆動方法において、
    レーザダイオードの駆動電流出力信号を微分し、微分した信号にリミッタを付加し、設定された電圧に制限し、リミッタ出力信号とモニタ信号と加算しフィードバックしてレーザダイオードの駆動電流を制御し、
    応答速度を高速化すると共に、過帰還を制限し、レーザダイオードの出力光量を一定に保つことを特徴とするレーザダイオード駆動方法。
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