JP3809705B2 - 光ピックアップ送り機構、光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法及びその案内レール取り付け治具 - Google Patents

光ピックアップ送り機構、光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法及びその案内レール取り付け治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ピックアップを光ディスクの径方向に送り案内する案内レールの取り付け姿勢を正確かつ確実に調整できるようにした光ピックアップ送り機構、光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法及びその案内レール取り付け治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
光デイスクを記録再生する光ディスクドライブ装置には、光ピックアップを光ディスクを内径側から外径側に径方向に沿って走査案内するための光ピックアップ送り機構が必要である。図13,14は、従来の光ピックアップ送り機構の一例を示す平面図及び底面図であり、この光ピックアップ送り機構11に光ディスク10を記録再生位置に装着するローディング機構や光ディスク10の記録再生信号を処理する信号処理装置等を組み付けることで、光デイスクドライブ装置が完成する。
【0003】
図中、機構ベースとなるシャーシ1には、光ディスク10を載置クランプするターンテーブル2やクランプされた光ディスク10を回転駆動するスピンドルモータ3等が組み付けられており、光ディスク10から信号を読み取る光ピックアップ4は、左右一対の案内レール5上に光ディスク10の径方向に移動自在に支持される。4aは、光ピックアップ4を一方の案内レール5を摺動自在に支持する軸受である。案内レール5は、固定螺子6によりシャーシ1上に固定されており、歯車列7を介するモータ8の回転動力を受けて、光ピックアップ4は案内レール5上を移動する。すなわち、ローディング機構により装置内の記録再生位置に搬入された光ディスク10は、ターンテーブル2上にクランプされ、この状態でスピンドルモータ3により回転駆動される。このとき、光ピックアップ4は、モータ8の回転動力を歯車列7を通して伝えられ、光デイスク10の内径側から外径側まで任意の場所に送り案内され、送り位置において光ディスク10の記録面から信号を読み取る。
【0004】
従来の光ピックアップ送り機構11は、シャーシ1上に正確に案内レール5を取り付けるため、図15,16に示したように、レール位置決め用ボス12と螺子傾き防止用突部13及びレールスライド防止用突部14をシャーシ1の所定位置に突設してある。案内レール5の組み付けに際しては、まずレール端をレール位置決め用ボス12に係止させ、かつレールスライド防止用突部14の間に挟持させた状態で、案内レール5をシャーシ1上に載置する。次に、固定螺子6により案内レール5を締め付け、締め付け後に振動等で緩まないよう接着剤で固定螺子6を固定する。かくして、案内レール5はシャーシ1上に固定される。
【0005】
上記従来の光ピックアップ送り機構は、案内レール5がシャーシ1上に直に載置固定されているため、シャーシ1の精度が悪い場合は案内レール5が傾いてしまうことがあり、光ピックアップを光デイスク10の径方向に送り移動させたときに、光ディスク10に対する光ピックアップ4の傾きが変化してしまうことがあるといった課題があった。また、固定螺子6を締め付ける際に、螺子傾き防止用突部13の頂点と案内レール5との間に僅かでも段差があれば、固定螺子6を締め付ける力が案内レール5を曲げる力に変化してしまい、案内レール5を変形させてしまう結果、光ピックアップ移動時に無用の抵抗を与えることがあるといった課題があった。さらにまた、案内レール5はシャーシ1上に載置しただけであるために、案内レール5の高さを自由に変えることができないといった課題があった。
【0006】
一方また、図17,18にそれぞれ底面図と側面図を示す従来の光ピックアップ送り機構21のように、一端をシャーシ1上のレール押さえ部22に支持した案内レール5の他端を、シャーシ1上に回動可能に配設されたチルト調整部材23の傾斜周端面23aにて支持し、このチルト調整部材23を回動させることにより、シャーシ1に対する案内レール5の高さを可変調整し、案内レール5全体の傾斜姿勢を可変調整できるようにした機構が知られている。このものは、シャーシ1に取り付けた捩りばね24が案内レール5を常時チルト調整部材23の傾斜周端面23aに押圧するよう付勢する構成としてある。
【0007】
シャーシ1に対する案内レール5の基準高さは、一対の案内レール5のうちの一方の案内レール5のレール端を押さえる押さえ部22によって決定される。すなわち、残り3箇所のレール端に係止するチルト調整部材23を回動させることにより、捩りばね24によって傾斜周端面23aに付勢されている案内レール5は、レール端取り付け高さを3箇所、すなわち左右一対の案内レール5のうちの一方の案内レール5の一端部と他方の案内レール5の両端部の計3箇所で個別に可変することができる。光ヘッド内に組み込まれた光ピックアップ4は、一対の軸受4aが案内レール5を摺動自在に保持しているため、3箇所のレール端の高さを調整することは、光ディスク10に対し光ピックアップ4をチルト調整することを意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の光ピックアップ送り機構21は、案内レール5がシャーシ1に取り付けられた捩りばね24によってチルト調整部材23の傾斜周端面23aに常時付勢されているため、シャーシ1に対する案内レール5の取り付け高さによって捩りばね24の荷重が変化してしまい、捩りばね24の荷重設定が容易でないといった課題があった。また、案内レール5を支持するチルト調整部材23の傾斜周端面23aの支点と、案内レール5を傾斜周端面23aに押圧する捩りばね24の荷重点がレール軸方向で異なるために、支点と荷重点のずれに応じた回転モーメントが案内レール5に作用し、案内レール5を変形させやすいといった課題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決したものであり、光ピックアップ送り用の案内レールを簡単かつ精度よく高さ調整でき、光ピックアップを円滑に送り案内できるようにし、さらにまた案内レールに対する支点と荷重点をレール軸上の同一点とすることにより、案内レールに回転モーメントを発生させず、レール真直度を損なうことなく、チルト調整できるようにすることを目的とするものである。
【0010】
上記課題を達成するために、本発明にかかる光ピックアップ送り機構、光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法及びその案内レール取り付け治具は、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかる光ピックアップ送り機構は、機構ベースとなるシャーシと、該シャーシ上に支持され、光ピックアップを光ディスクの径方向に搬送案内する案内レールと、該案内レールの端部近傍に形成した螺子受けと、該螺子受けを頭部が係止する状態で挿通されると共に前記シャーシに螺入長調整自在に螺合され、前記頭部の高さ位置をもって前記案内レールの前記シャーシに対する高さを調整する取り付け螺子と、前記螺子受けと前記シャーシとの間で前記取り付け螺子に螺合され、該螺子受け下面に当接するまで螺子込まれてレール高さを固定するレール高さ固定用歯車と、前記螺子受けと前記シャーシとの間で前記取り付け螺子に螺合され、該シャーシ上面に当接するまで螺子込まれて前記取り付け螺子を前記シャーシに対して緩み止めする取り付け螺子固定用歯車と、を具備することを特徴とする。
請求項2にかかる光ピックアップ送り機構は、請求項1において、前記レール高さ固定用歯車と前記取り付け螺子固定用歯車は、外径が互いに異なっていることを特徴とする。
請求項3にかかる光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法は、請求項1または2記載の光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法であって、前記螺子受けに前記取り付け螺子を挿通し、前記レール高さ固定用歯車と前記取り付け螺子固定用歯車とを、前記取り付け螺子の螺子山中程の適当な位置に螺合し、前記螺子受けに前記取り付け螺子の前記頭部が当接するように前記案内レールを支持し、前記取り付け螺子の下端部を前記シャーシに螺合して前記レール高さを調整し、前記レール高さ調整後に前記取り付け螺子固定用歯車を前記シャーシの上面に締め付けて前記取り付け螺子を固定し、前記レール高さ固定用歯車を前記螺子受けの下面に締め付けてレール高さを固定することを特徴とする。
請求項4にかかる光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け治具は、請求項1または2記載の光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け治具であって、前記取り付け螺子固定用歯車と噛合される歯車が軸部材に嵌合されてなり、前記シャーシ上面に当接するまで前記取り付け螺子固定用歯車を螺子込ませるように構成された取り付け螺子固定用治具と、前記レール高さ固定用歯車と噛合される歯車が軸部材に嵌合されてなり、前記螺子受け下面に当接するまで前記レール高さ固定用歯車を螺子込ませるように構成されたレール高さ固定用治具と、を備えてなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図12を参照して説明する。図1は、本発明の光ピックアップ送り機構の一実施形態を示す要部拡大平面図、図2は、図1に示した案内レール支持部分の縦断面図、図3は、図1に示した案内レール支持部分の側面図、図4は、図3に示した案内レール支持部分を分解して示す側面図、図5は、図4に示した歯車の平面図及び断面図、図6は、図4に示した歯車の平面図及び断面図、図7は、図4に示した案内レールの平面図及び断面図、図8は、図4に示したシャーシ部分の平面図及び断面図、図9は、レール支持用治具の側面図及び縦断面図、図10は、レール高さ固定用治具の横断面図及び縦断面図、図11は、取り付け螺子固定用治具の横断面図及び縦断面図、図12は、案内レール支持部分の組立工程を示す工程図である。
【0012】
図1に示す光ピックアップ送り機構31は、機構ベースとなるシャーシ1と、シャーシ1上に支持され、光ピックアップ4を光ディスク10の径方向に搬送案内する案内レール5と、案内レール5の端部近傍に一体成型により形成した螺子受け32と、螺子受け32を頭部33aが係止する状態で挿通し、シャーシ1の螺子孔1aに螺入長調整自在に螺合され、頭部33a下面の高さ位置をもって案内レール5のシャーシ1に対する高さを調整する取り付け螺子33等から構成される。螺子受け32とシャーシ1との間には、レール高さ固定用歯車34と取り付け螺子固定用歯車35が螺合させてある。レール高さ固定用歯車34は、取り付け螺子33に螺合し、専用治具に噛合させて螺子受け32の下面に当接するまで螺子込み、レール高さを固定する働きをする。取り付け螺子固定用歯車35は、螺子受け32とシャーシ1との間で取り付け螺子33に螺合し、専用治具に噛合させてシャーシ1上面に当接するまで螺子込み、取り付け螺子33をシャーシ1に対して緩み止めする働きをする。
【0013】
レール高さ固定用歯車34は、図5(A),(B)に示したように、外周部分に専用治具に噛合する歯34aが形成され、また中央部には取り付け螺子33に螺合する螺子が刻設された螺子孔34bを有する。また、取り付け螺子固定用歯車35は、レール高さ固定用歯車34よりも大きな外径を有しており、図6(A),(B)に示したように、外周部分に専用治具に噛合する歯35aが形成され、また中央部には取り付け螺子33に螺合する螺子が刻設された螺子孔35bを有する。案内レール5の端部に一体形成した螺子受け32は、図7(A),(B)に示したように、取り付け螺子33の頭部33a下面を係止する係止面が若干の段差をもって皿状に穿設されており、この皿状係止面に開口する螺子挿通孔32aを取り付け螺子33が挿通するようになっている。さらに、シャーシ1の案内レール支持部分には、図8に示したように、案内レール5の横方向移動を阻止するためのレールスライド防止用突部36が突設してあり、またこのレールスライド防止用突部35の近傍には、後述する取り付け螺子固定用治具37或いはレール高さ固定用治具38の各先端突起37a,38aを差し込むための係合孔39が穿設してある。
【0014】
図9に示す40は、レール支持用治具であり、レール高さ調整時に案内レール5を下から支持して押し上げる凹み付き頭部40aを有する。取り付け螺子固定用治具37は、図11に示したように、取り付け螺子固定用歯車35に噛合する歯車37bが軸部材37c に嵌合させてあり、軸部材37cの先端にシャーシ1の係合孔39に差し込むための突起37aが突設してある。さらに、レール高さ固定用治具38は、図10に示したように、レール高さ固定用歯車34に噛合する歯車38bが軸部材38cに嵌合させてあり、軸部材38cの先端にシャーシ1の係合孔39に差し込むための突起38aが突設してある。
【0015】
ここで、上記光ピックアップ送り機構31の案内レール5のレール端をシャーシ1に組み付ける場合、まず図12(A)に示すように、螺子受け32を一体成型した案内レール5の螺子受けに取り付け螺子33を挿通させる。この場合、レール高さ固定用歯車34と取り付け螺子固定用歯車35は、取り付け螺子33の螺子山中程の適当な位置に取り付け、両歯車34,35は上下方向に自由に動けるようにしておく。次に、図12(B)に示したように、案内レール5をシャーシ1のレールスライド防止用突部36の間に挿入して取り付ける。さらに、レール支持用治具40の凹み部分にて案内レール5を下から支持し、取り付け螺子33の下端部をシャーシ1の螺子孔1aに螺合させ、上から締め付けながらレール高さを調整する。レール高さが調整されたならば、図12(C)に示したように、取り付け螺子固定用治具35の先端の突起35aをシャーシ1の係合孔39に差し込み、取り付け螺子固定用治具37の歯車37bと取り付け螺子固定用歯車35を互いに噛合させ、取り付け螺子固定用歯車35をシャーシ1の上面に締め付ける。これにより、取り付け螺子33は固定される。次に、図12(D)に示したように、レール高さ固定用治具38の先端の突起38aをシャーシ1の係合孔39に差し込み、レール高さ固定用治具38の歯車38bとレール高さ固定用歯車34とを互いに噛合させ、レール高さ固定用歯車34を螺子受け32の下面に締め付ける。これにより、レール高さは固定される。かくして、図12(E)に示したように、螺子受け32が一体成型された案内レール5は、レール端をシャーシ1から所定の高さに固定されて取り付けられる。
【0016】
このように、上記光ピックアップ送り機構31は、案内レール5をシャーシ1上面から離間させた状態でシャーシ1上面に平行に保持することができ、これによりシャーシ精度に依存しない光ピックアップ送り機構を構成することができ、取り付け螺子33を螺子込む際に、真上から案内レール5を螺子で締め付け、取り付け螺子33の頭部33aの高さをもってレール高さを規制するため、案内レール5を左右に曲げる力が発生することはなく、案内レール5を簡単かつ確実にしかも精度よくシャーシ1上に固定することができる。
【0017】
また、レール高さ固定用歯車34と取り付け螺子固定用歯車35とを螺子山中程の適当な位置に取り付けた状態で取り付け螺子33を案内レール5の螺子受け32に挿通し、案内レール5を下から上に押し上げながら、レール高さが決まった段階で、螺合位置が自由に変えられるようになっている状態のレール高さ固定用歯車34と取り付け螺子固定用歯車35のうち、まず取り付け螺子固定用歯車35を専用治具によりシャーシ1上面に当接するまで螺子込み、取り付け螺子33をシャーシ1に対して緩み止めし、次にレール高さ固定用歯車34を専用治具により螺子受け32下面に当接するまで螺子込んでレール高さを調整することで、案内レール5のレール端を所望の高さに調整し、その調整状態をしっかりと維持することができる。
【0018】
さらにまた、レール高さ固定用歯車34と取り付け螺子固定用歯車35は、外径が互いに異なっており、レール高さ固定用治具38と取り付け螺子固定用治具37は、ほぼ同じ軸位置に装着される軸部材38c,37cと、軸部材38c,37cに固定され、それぞれ対応する歯車34,35に噛合する互いに径が異なる歯車38b,37bを具備するため、レール高さが決まった段階で、取り付け螺子固定治具37の歯車37bを用いて取り付け螺子固定用歯車37がシャーシ1上面に当接係止される位置まで螺子込み、続いてレール高さ固定用治具38の歯車38bを用いてレール高さ固定用歯車35が螺子受け32下面に当接係止される位置まで螺子込ことができ、いずれの調整も専用治具37,38を ほぼ同じ軸位置に装着して行うことができるため、調整に必要な空間を最小限にコンパクト化することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、機構ベースとなるシャーシと、該シャーシ上に支持され、光ピックアップを光ディスク10の径方向に搬送案内する案内レールと、該案内レールの端部近傍に形成した螺子受けと、該螺子受けを頭部が係止する状態で挿通し、前記シャーシに螺入長調整自在に螺合され、前記頭部の高さ位置をもって前記案内レールのシャーシに対する高さを調整する取り付け螺子とを具備するため、案内レールをシャーシ上面から離間させた状態でシャーシ上面に平行に保持することができ、これによりシャーシ精度に依存しない光ピックアップ送り機構を構成することができ、取り付け螺子を螺子込む際に、真上から案内レールを螺子で締め付け、取り付け螺子の頭部の高さをもってレール高さを規制するため、案内レールを左右に曲げる力が発生することはなく、案内レールを簡単かつ確実にしかも精度よくシャーシ上に固定することができる等の優れた効果を有する。
【0020】
また、本発明は、前記螺子受けと前記シャーシとの間で前記取り付け螺子に螺合し、レール高さ固定用治具に噛合させて該螺子受け下面に当接するまで螺子込み、レール高さを固定するレール高さ固定用歯車と、前記螺子受けと前記シャーシとの間で前記取り付け螺子に螺合し、取り付け螺子固定用治具に噛合させて該シャーシ上面に当接するまで螺子込み、前記取り付け螺子をシャーシに対して緩み止めする取り付け螺子固定用歯車とをさらに具備するため、レール高さ固定用歯車と取り付け螺子固定用歯車とを螺子山中程の適当な位置に取り付けた状態で取り付け螺子を案内レールの螺子受けに挿通し、案内レールを下から上に押し上げながら、レール高さが決まった段階で、螺合位置が自由に変えられるようになっている状態のレール高さ固定用歯車と取り付け螺子固定用歯車のうち、まず取り付け螺子固定用歯車を専用治具によりシャーシ上面に当接するまで螺子込み、取り付け螺子をシャーシに対して緩み止めし、次にレール高さ固定用歯車を専用治具により螺子受け下面に当接するまで螺子込んでレール高さを調整することで、案内レールのレール端を所望の高さに調整し、その調整状態をしっかりと維持することができる等の優れた効果を奏する。
【0021】
さらにまた、本発明は、レール高さ固定用歯車と取り付け螺子固定用歯車は、外径が互いに異なっており、前記レール高さ固定用治具と取り付け螺子固定用治具は、ほぼ同じ軸位置に装着される軸部材と、該軸部材に固定され、それぞれ対応する前記歯車に噛合する互いに径が異なる歯車とを具備するため、レール高さが決まった段階で、取り付け螺子固定用治具の歯車を用いて取り付け螺子固定用歯車がシャーシ上面に当接係止される位置まで螺子込み、続いてレール高さ固定用治具の歯車を用いてレール高さ固定用歯車が螺子受け下面に当接係止される位置まで螺子込むことができ、いずれの調整も専用治具をほぼ同じ軸位置に装着して行うことができるため、調整に必要な空間を最小限にコンパクト化できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ピックアップ送り機構の一実施形態を示す要部拡大平面図である。
【図2】 図1に示した案内レール支持部分の縦断面図である。
【図3】 図1に示した案内レール支持部分の側面図である。
【図4】 図3に示した案内レール支持部分を分解して示す側面図である。
【図5】 図4に示した歯車の平面図及び断面図である。
【図6】 図4に示した歯車の平面図及び断面図である。
【図7】 図4に示した案内レールの平面図及び断面図である。
【図8】 図4に示したシャーシ部分の平面図及び断面図である。
【図9】 レール支持用治具の側面図及び縦断面図である。
【図10】 レール高さ固定用治具の横断面図及び縦断面図である。
【図11】 取り付け螺子固定用治具の横断面図及び縦断面図である。
【図12】 案内レール支持部分の組立工程を示す工程図である。
【図13】 従来の光ピックアップ送り機構の一例を示す平面図である。
【図14】 図13に示した光ピックアップ機構の底面図である。
【図15】 図14に示した光ピックアップ送り機構の一部拡大底面図である。
【図16】 図15に示した案内レール支持部分の縦断面図である。
【図17】 従来の光ピックアップ機構の他の一例を示す底面図である。
【図18】 図17に示した光ピックアップ機構の側面図である。
【図19】 図18に示したレール支持部分の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ
4 光ピックアップ
5 案内レール
10 光ディスク
31 光ピックアップ送り機構
32 螺子受け
33 取り付け螺子
33a 頭部
34 レール高さ固定用歯車
35 取り付け螺子固定用歯車
37 取り付け螺子固定用治具
38 レール高さ固定用治具
37c,38c 軸部材

Claims (4)

  1. 機構ベースとなるシャーシと、
    該シャーシ上に支持され、光ピックアップを光ディスクの径方向に搬送案内する案内レールと、
    該案内レールの端部近傍に形成した螺子受けと、
    該螺子受けを頭部が係止する状態で挿通されると共に前記シャーシに螺入長調整自在に螺合され、前記頭部の高さ位置をもって前記案内レールの前記シャーシに対する高さを調整する取り付け螺子と、
    前記螺子受けと前記シャーシとの間で前記取り付け螺子に螺合され、該螺子受け下面に当接するまで螺子込まれてレール高さを固定するレール高さ固定用歯車と、
    前記螺子受けと前記シャーシとの間で前記取り付け螺子に螺合され、該シャーシ上面に当接するまで螺子込まれて前記取り付け螺子を前記シャーシに対して緩み止めする取り付け螺子固定用歯車と、
    を具備することを特徴とする光ピックアップ送り機構。
  2. 前記レール高さ固定用歯車と前記取り付け螺子固定用歯車は、外径が互いに異なっていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ送り機構。
  3. 請求項1または2記載の光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法であって、
    前記螺子受けに前記取り付け螺子を挿通し、
    前記レール高さ固定用歯車と前記取り付け螺子固定用歯車とを、前記取り付け螺子の螺子山中程の適当な位置に螺合し、
    前記螺子受けに前記取り付け螺子の前記頭部が当接するように前記案内レールを支持し、
    前記取り付け螺子の下端部を前記シャーシに螺合して前記レール高さを調整し、
    前記レール高さ調整後に前記取り付け螺子固定用歯車を前記シャーシの上面に締め付けて前記取り付け螺子を固定し、
    前記レール高さ固定用歯車を前記螺子受けの下面に締め付けてレール高さを固定することを特徴とする光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け方法。
  4. 請求項1または2記載の光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け治具であって、
    前記取り付け螺子固定用歯車と噛合される歯車が軸部材に嵌合されてなり、前記シャーシ上面に当接するまで前記取り付け螺子固定用歯車を螺子込ませるように構成された取り付け螺子固定用治具と、
    前記レール高さ固定用歯車と噛合される歯車が軸部材に嵌合されてなり、前記螺子受け下面に当接するまで前記レール高さ固定用歯車を螺子込ませるように構成されたレール高さ固定用治具と、
    を備えてなることを特徴とする光ピックアップ送り機構における案内レール取り付け治具。
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