JP3809639B2 - カニ捕り具 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は水中の岩の割れ目や、石と石の間に隠れているカニを釣り上げる道具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より子供達がカニを捕るには、釣竿の先端に糸を結び、糸の先に餌をつけてカニを釣り上げる道具があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これには次のような欠点があった。
イ、従来の道具は水の無い所にいるカニを捕るだけであり、水の中にいるカニは警戒心が強く水面上に釣り上げられる間際に、挟んでいた餌を離してしまうため、釣り上げることはほとんど出来なかった。
ロ、従来のカニを捕る道具はリールが設けられていないため釣り糸の長さは一定であり、釣り糸を長くすると近くにいるカニを、短くすると遠くにいるカニを釣り上げることは難しかった。
本発明は、以上の欠点を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
L字形挟持片(1)を左右平行に、かつ一端を連結して本体を形成する。この本体の連結側にはリール(2)を設ける。他方先端側には各挟持片(1)に適宜水抜け穴(3)を穿設する。また各挟持片(1)内側周縁には複数の突起体(4)を形成する。さらに各挟持片(1)間に、その屈曲部において糸通し環(5)を、支持紐(6)を介して架設する。
本発明は、以上の構成よりなるカニ捕り具である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
イ、透明なプラスチック等の素材を用いて、先端側をL字形に形成した挟持片(1)を左右平行に設け、他端を連結して把手とし、本体を形成する。
ロ、各挟持片(1)の下辺から垂直方向にリール誘導溝(13)を設け、その上端部をリール取り付け穴(12)とする。
ハ、把手内側又は把手外側に、リール取り付け穴(12)の直径より少し狭めた前記リール誘導溝(13)にリール(2)の左右円板の外側の軸を通過させ、リール取り付け穴(12)にリール(2)を装着する。
ニ、各挟持片(1)の先端側には、目的とするカニの甲より小さめの水抜け穴(3)を複数穿設し、各挟持片(1)の先端内側周縁には、水抜け穴(3)を囲い込む様に、頭部が長方形又は楕円形の突起体(4)を破線状に形成する。
ホ、各挟持片(1)間に、そのL字形の屈曲部位において、各々の支持紐取り付け穴(11)から通した支持紐(6)を介して、中央に糸通し環(5)を架設する。
本発明は、以上の構成よりなっている。
【0006】
本発明を使用するときは、以下のようにしてカニを捕る。
リール(2)に釣り糸(7)を巻き付け、糸通し環(5)に通した釣り糸(7)の先端に釣り針(9)と錘(8)を設け餌(10)を取り付ける。そしてリール(2)で釣り糸(7)の長さを調節し、岩の割れ目、或いは石と石の間に餌(10)を落とし込む。すると岩や石の間に隠れていたカニが出て来て餌(10)を挟み込む。カニが餌(10)をしっかりと挟み込んだのを目で確認してからゆっくりとリール(2)を巻き上げる、と同時に挟持片(1)の先端側を水面下に入れて行く。なおもリール(2)を巻き上げ、カニが左右の挟持片(1)間に入ったのを確認してから素早く挟み捕る。
このとき、各挟持片(1)が透明な素材を用いているので、カニが左右の挟持片(1)間に入ったことを目で確認できる。又水抜け穴(3)が穿設してあるので、カニを挟み捕る時に発生する水圧や水の流れが前後左右に均等になり、カニは水の流れに乗って逃げ出すことは出来ない。さらに捕まったカニは甲を左右の挟持片(1)で挟まれ、カニの足は複数の突起体(4)の間隙に入り込み、逃げ出そうとしても力を出し切ることができず身動きができない。
また、リール誘導溝(13)を設けてあるため容易にリール(2)を着脱出来、右利きの人でも、左利きの人でも自分の使い易い向きにリール(2)をリール取り付け穴(12)に装着し直すことができる。
【0007】
他の実施例を図4に示す。
イ、透明なプラスチック等の素材を用いて、先端側をL字形に形成した挟持片(1)を左右平行に設け、他端を連結して把手として本体を形成し、各挟持片(1)の先端側に適宜水抜け穴(3)を穿設し、各挟持片(1)の内側周縁に複数の突起体(4)を形成する。
ロ、ナイロン等の柔らかい素材を用いて、中央に糸通し環(5A)を有し、左右両端にT字形の支持紐止め部(14)を設けた支持紐(6A)を一体に形成し、前記T字形の支持紐止め部(14)を支持紐取り付け穴(11)に挿通する。
ハ、リール(2)を、把手内側又は把手外側の直下又は直上にリール取り付け穴(12A)を有するアタッチメント(15)を介して着脱自在に設ける。
本実施例は以上の構成よりなっている。
このため挟持の際に、手の掌に圧をかけるのに邪魔にならない位置にリール(2)を移動出来、着脱自在のアタッチメント(15)を設けているため右利きの人、左利きの人でも使い易い向きにリール(2)を付け変えることができる。
【0008】
【発明の効果】
本発明を使用することによって今まで捕まえることの難しかった数多くの種類が住んでいる水中のカニを、子供でも容易に捕まえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図
【図4】本発明の他の実施例を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 挟持片
2 リール
3 水抜け穴
4 突起体
5 糸通し環
6 支持紐
7 釣り糸
8 錘
9 釣り針
10 餌
11 支持紐取り付け穴
12 リール取り付け穴
13 リール誘導溝
14 支持紐止め部
15 アタッチメント
【発明の属する技術分野】
この発明は水中の岩の割れ目や、石と石の間に隠れているカニを釣り上げる道具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より子供達がカニを捕るには、釣竿の先端に糸を結び、糸の先に餌をつけてカニを釣り上げる道具があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これには次のような欠点があった。
イ、従来の道具は水の無い所にいるカニを捕るだけであり、水の中にいるカニは警戒心が強く水面上に釣り上げられる間際に、挟んでいた餌を離してしまうため、釣り上げることはほとんど出来なかった。
ロ、従来のカニを捕る道具はリールが設けられていないため釣り糸の長さは一定であり、釣り糸を長くすると近くにいるカニを、短くすると遠くにいるカニを釣り上げることは難しかった。
本発明は、以上の欠点を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
L字形挟持片(1)を左右平行に、かつ一端を連結して本体を形成する。この本体の連結側にはリール(2)を設ける。他方先端側には各挟持片(1)に適宜水抜け穴(3)を穿設する。また各挟持片(1)内側周縁には複数の突起体(4)を形成する。さらに各挟持片(1)間に、その屈曲部において糸通し環(5)を、支持紐(6)を介して架設する。
本発明は、以上の構成よりなるカニ捕り具である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
イ、透明なプラスチック等の素材を用いて、先端側をL字形に形成した挟持片(1)を左右平行に設け、他端を連結して把手とし、本体を形成する。
ロ、各挟持片(1)の下辺から垂直方向にリール誘導溝(13)を設け、その上端部をリール取り付け穴(12)とする。
ハ、把手内側又は把手外側に、リール取り付け穴(12)の直径より少し狭めた前記リール誘導溝(13)にリール(2)の左右円板の外側の軸を通過させ、リール取り付け穴(12)にリール(2)を装着する。
ニ、各挟持片(1)の先端側には、目的とするカニの甲より小さめの水抜け穴(3)を複数穿設し、各挟持片(1)の先端内側周縁には、水抜け穴(3)を囲い込む様に、頭部が長方形又は楕円形の突起体(4)を破線状に形成する。
ホ、各挟持片(1)間に、そのL字形の屈曲部位において、各々の支持紐取り付け穴(11)から通した支持紐(6)を介して、中央に糸通し環(5)を架設する。
本発明は、以上の構成よりなっている。
【0006】
本発明を使用するときは、以下のようにしてカニを捕る。
リール(2)に釣り糸(7)を巻き付け、糸通し環(5)に通した釣り糸(7)の先端に釣り針(9)と錘(8)を設け餌(10)を取り付ける。そしてリール(2)で釣り糸(7)の長さを調節し、岩の割れ目、或いは石と石の間に餌(10)を落とし込む。すると岩や石の間に隠れていたカニが出て来て餌(10)を挟み込む。カニが餌(10)をしっかりと挟み込んだのを目で確認してからゆっくりとリール(2)を巻き上げる、と同時に挟持片(1)の先端側を水面下に入れて行く。なおもリール(2)を巻き上げ、カニが左右の挟持片(1)間に入ったのを確認してから素早く挟み捕る。
このとき、各挟持片(1)が透明な素材を用いているので、カニが左右の挟持片(1)間に入ったことを目で確認できる。又水抜け穴(3)が穿設してあるので、カニを挟み捕る時に発生する水圧や水の流れが前後左右に均等になり、カニは水の流れに乗って逃げ出すことは出来ない。さらに捕まったカニは甲を左右の挟持片(1)で挟まれ、カニの足は複数の突起体(4)の間隙に入り込み、逃げ出そうとしても力を出し切ることができず身動きができない。
また、リール誘導溝(13)を設けてあるため容易にリール(2)を着脱出来、右利きの人でも、左利きの人でも自分の使い易い向きにリール(2)をリール取り付け穴(12)に装着し直すことができる。
【0007】
他の実施例を図4に示す。
イ、透明なプラスチック等の素材を用いて、先端側をL字形に形成した挟持片(1)を左右平行に設け、他端を連結して把手として本体を形成し、各挟持片(1)の先端側に適宜水抜け穴(3)を穿設し、各挟持片(1)の内側周縁に複数の突起体(4)を形成する。
ロ、ナイロン等の柔らかい素材を用いて、中央に糸通し環(5A)を有し、左右両端にT字形の支持紐止め部(14)を設けた支持紐(6A)を一体に形成し、前記T字形の支持紐止め部(14)を支持紐取り付け穴(11)に挿通する。
ハ、リール(2)を、把手内側又は把手外側の直下又は直上にリール取り付け穴(12A)を有するアタッチメント(15)を介して着脱自在に設ける。
本実施例は以上の構成よりなっている。
このため挟持の際に、手の掌に圧をかけるのに邪魔にならない位置にリール(2)を移動出来、着脱自在のアタッチメント(15)を設けているため右利きの人、左利きの人でも使い易い向きにリール(2)を付け変えることができる。
【0008】
【発明の効果】
本発明を使用することによって今まで捕まえることの難しかった数多くの種類が住んでいる水中のカニを、子供でも容易に捕まえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図
【図4】本発明の他の実施例を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 挟持片
2 リール
3 水抜け穴
4 突起体
5 糸通し環
6 支持紐
7 釣り糸
8 錘
9 釣り針
10 餌
11 支持紐取り付け穴
12 リール取り付け穴
13 リール誘導溝
14 支持紐止め部
15 アタッチメント
Claims (1)
- L字形挟持片(1)を左右平行に、かつ一端を連結して本体を形成し、この連結側にはリール(2)を設け、他方先端側には各挟持片(1)に適宜水抜け穴(3)を穿設し、かつ各挟持片(1)内側周縁には複数の突起体(4)を形成し、さらに各挟持片(1)間に、その屈曲部位において糸通し環(5)を、支持紐(6)を介して架設してなるカニ捕り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108742A JP3809639B2 (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | カニ捕り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108742A JP3809639B2 (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | カニ捕り具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001245554A JP2001245554A (ja) | 2001-09-11 |
JP3809639B2 true JP3809639B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=18621531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000108742A Expired - Fee Related JP3809639B2 (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | カニ捕り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3809639B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU2003100780A4 (en) * | 2003-09-16 | 2003-10-23 | Wayne Anthony Ball | Crab Handling Tongs |
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2000
- 2000-03-06 JP JP2000108742A patent/JP3809639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001245554A (ja) | 2001-09-11 |
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