JP3503618B2 - 烏賊釣具 - Google Patents

烏賊釣具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は烏賊、とりわけ水烏
賊、地域によってはバショウ烏賊ともモ烏賊とも呼ばれ
る水烏賊を釣る方法の、泳がせ釣りと呼ばれる釣り方に
於いて、水烏賊の習性と水烏賊の真上の視野の死角を利
用した釣り方と釣具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術に於ける泳がせ釣りの釣り方
は、図4に示すように水烏賊の下方の視野の死角を利用
した釣り方である。水烏賊の視野の死角は後ろと真上と
下方であり、下方に対しては視野の死角が広く、生きた
小魚に釣糸を結んで餌として泳がせ、水烏賊が餌を取っ
たら従来の烏賊釣具は、例えば図3のような主軸8の一
端に傘針11を取着し他端に糸案内10を取着し、主軸
8のほぼ中央に糸案内9を取着して、糸案内9と糸案内
10との間の主軸8に重り12を通した烏賊釣具を釣糸
を通して落下、潜水させ、釣具を起点にして竿先と水烏
賊につながる釣糸がV字形を保つようにして、水烏賊の
下方の視野の死角を利用して引き寄せ、釣具が水烏賊に
着いたときに釣り上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の烏賊釣具とその
釣り方に於いては、かなりの熟練と経験が必要であり、
誰でも容易に釣ることが出来ると言えるものではなかっ
た。例えば釣具の重さが重すぎると水烏賊を引き寄せる
まえに釣具が海底に瀬掛りしてしまうし、逆に軽すぎる
と釣具が水烏賊より上に位置して、水烏賊に気ずかれて
逃げられてしまう。
【0004】水烏賊の大きさと、そのときの波やうね
り、潮の流れなどを考慮して釣具の重さと、釣具を投入
する時期を判断するのであるが、釣具の僅かの重さの違
いで釣果に大きな差がでるほど微妙で、誰でも容易に釣
ることの出来るものではなかった。特に鹿児島の錦港湾
に於いては、泳がせ釣りで使用する通称ロケットと呼ば
れる従来の烏賊釣具(図3のような烏賊釣具)では、熟
練を積んだ釣人でも水烏賊を釣るのは非常に困難であ
る。原因は波やうねりが小さいことと、夜光虫の多さで
あると推測されるが、そのため錦港湾に於いては、烏賊
釣人のほとんどが浮き釣りや餌木を使った水烏賊釣りを
している。
【0005】泳がせ釣を、浮き釣りや餌木釣りと比較す
ると、泳がせ釣りの方が水烏賊が餌を取るのが圧倒的に
早く、餌を取った水烏賊を確実に釣り上げることができ
れば、従来以上の多くの釣果を得る事が出来るはずで、
使い方の難しい従来の烏賊釣具に代わって、誰でも簡単
に釣ることの出来る烏賊釣具が必要とされていた。本発
明は手順通りに釣りを行なえば、誰でも簡単に釣ること
のできる釣り方と釣具を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は水烏賊の真上の視野の死角と、餌を掴んだ
水烏賊は、釣糸を引くと、餌を食べ尽くすまでどこまで
もついて来るという習性と、パニックに陥ったとき、体
に触れている物をつかんで離さず、逃げるときは後ろ下
方に逃げるという習性を利用して、図5に示すように水
烏賊を釣竿の先端の真下近くまで引き寄せ、その釣竿の
先端に取り付けた釣具留め具Aから釣糸をとおして烏賊
釣具Bを水烏賊の近くに落下させ、水烏賊をパニックに
陥らせて餌を掴んだまま逃げようとする水烏賊が自ら針
に掛るようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】図6における実施例では、釣竿の
先端の糸案内に接して、バネのある針金をU字形に加工
したフック13と15で、釣具留め具の台座14を釣竿
に取り付ける。その釣具留め具は留め金16部分をL字
形に加工し、釣竿の上方に、釣竿に対して横向き直角に
なるように取り付ける。その釣具留め具のL字形に加工
した留め金16に、図1に示すように糸案内3、4に釣
糸を通した烏賊釣具の懸下装置7を掛け、使用時は釣竿
に対して懸下装置7を掛けた方向に釣竿を回転させると
烏賊釣具が落下する。また、針金をL字形に加工して作
った留め金16部分は、図7のように針金をのばして釣
竿の先端の糸案内の上方に、逆T字形に加工して取り付
けることも可能であるし、図8のように釣竿の先端の下
方にU字形に加工して取り付けることも可能である。釣
竿の種類や性能、烏賊釣具の懸下装置の構造に合わせて
留め金16は針金またはプラスチックとしても良い。
【0008】図9における実施例では、釣竿の先端の糸
案内に接して、バネのある針金をU字形に加工したフッ
ク13と15で、可動可能な留め金を装備した釣具留め
具の台座14を取り付ける。その釣竿の手元に回転軸2
4によって回動自在に取り付けられたレバー23を輪ゴ
ム17で取り付け、そのレバー23と釣具留め具の、可
動可能な留め金20を、糸案内22を通した紐21でつ
なぐ。烏賊釣具の懸下装置7を、その留め金20に通し
て、釣具取り付け口18に掛け、烏賊釣具を吊り下げ
る。レバー23を右または左に回動させて紐21を引く
と、可動可能な留め金20が引きさげられ、懸下装置7
が外れて烏賊釣具が落下する。ゴム管19は内径が、そ
の留め金20の外径より若干狭く、紐21を引かない限
り容易には、可動可能な留め金20が動かないようにし
てある。
【0009】図10と図11に示す実施例では、釣具留
め具の可動可能な留め金20を、レバー23を介して紐
21を引くと、その可動可能な留め金20が回転軸26
を介して、跳ね上がり、その釣具取り付け口18に掛け
た懸下装置7が外れて、烏賊釣具が落下するように加工
することも可能で、プラスチックを突出させたストッパ
ー25で、紐21を引かない限り容易には,その可動可
能な留め金20が動かないようにしてあり、釣竿の種類
や性能、烏賊釣具の懸下装置の構造に合わせて加工する
ことが可能である。
【0010】図1における実施例では、主軸1の一端に
糸案内3を取着し、その主軸1の他端に糸案内4を取着
する。さらに主軸1上を自在にスライドする副軸2を、
その主軸1の下方に平行に、針金をO字形に加工して取
着し、その副軸2の主軸取り付け部分に重り6を取着
し、その副軸2の、糸案内3の方の先端に烏賊釣針5を
取着する。そして、その副軸2の後端に、釣具留め具に
烏賊釣具を掛けるための懸下装置7を取着する。その懸
下装置7は針金やプラスチックを使って、釣竿の種類や
性能、釣具留め具の構造に合わせて加工することが可能
で、図12と図13に示すように釣竿の先端の糸案内の
構造を利用して、直接、釣竿に懸下して使用することも
可能である。使用時は、図12に於いては釣竿に振動を
加えて烏賊釣具を落下させる。
【0011】図13に於いては釣竿を回すことによって
烏賊釣具を落下させる。主軸1に取着した糸案内3と4
との長さは、釣具留め具に烏賊釣具を掛けたとき、烏賊
釣針5が糸案内3より長くならないようにする。これに
よって、主軸1に取着した糸案内3と4を通した釣糸が
烏賊釣具自体に絡むのを防止する。
【0012】海中に烏賊釣具が突入するときの速度と体
勢を維持するために、重心は烏賊釣具の後方に、重り6
は水烏賊を釣ることが可能な最大の重量とし、烏賊釣具
が水烏賊の手元に達したときに、副軸2がスムーズにス
ライドして伸びるようにした。烏賊釣具を落下させて水
烏賊を釣る釣り方の、絶対に欠かせない条件は重心位置
と、重りの重量である。この二点を満たさなければ烏賊
釣具の効果は半減する。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。図5
に示すように、釣竿の先端の釣具留め具Aに懸下した烏
賊釣具Bを、釣竿の真下近くまで引き寄せた水烏賊の手
元に落下させることにより、水烏賊の習性を利用した効
率の良い釣をすることが出来る。また、水烏賊の大小に
かかわらず、烏賊釣具の重量を変える必要がない。水烏
賊のほぼ真上から烏賊釣具を落下させて釣るので、烏賊
釣具を使用する時期の判断が容易である。烏賊釣具を落
下させるのは、水烏賊のほぼ真上から釣糸を軽く張った
状態で使用するので烏賊釣具が瀬掛りなどで無くならな
いなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】烏賊釣具の斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来の烏賊釣具の側面図である。
【図4】従来の烏賊釣具を使った水烏賊の釣り方の略図
である。
【図5】釣具留め具とその釣具留め具に懸下して使用す
る烏賊釣具を使った本発明の水烏賊の釣り方の略図であ
る。
【図6】留め金をL字形に加工して、釣竿の上方に取着
した釣具留め具の斜視図である。
【図7】留め金を逆T字形に加工して、釣竿の糸案内の
上方に取着した釣具留め具の斜視図である。
【図8】留め金をU字形に加工して、釣竿の下方に取着
した釣具留め具の斜視図である。
【図9】可動可能な留め金を、レバーを回して、紐を引
くことによって留め金が引かれ懸下装置が外れるように
した釣具留め具とレバーの断面図である。
【図10】可動可能な留め金を、レバーを回して、紐を
引くことによって留め金が揺動し懸下装置が外れるよう
にした釣具留め具の側面図とレバーの断面図である。
【図11】図10の可動可能な留め金部分の斜視図であ
る。
【図12】懸下装置を直接釣竿の糸案内に掛けた斜視図
である。
【図13】懸下装置を直接釣竿の糸案内に掛けた斜視図
である。
【符号の説明】
1、8 主軸 2 副軸 3、4、9、10、22 糸案内 5 烏賊釣針 6、12 重り 7 懸下装置 11 傘針 16、20 留め金 19 ゴム管 23 レバー 24、26 回転軸 25 ストッパー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣竿の先端に、留め金(16)の付いた
    釣具留め具を取り付けて、その留め金(16)に、懸下
    装置(7)を備えた烏賊釣具を掛けて使用する烏賊釣
    具。
  2. 【請求項2】 釣竿の先端に、可動可能な留め金(2
    0)を備えた釣具留め具を取り付けて、その釣竿の手元
    に、その可動可能な留め金(20)とを紐(21)で繋
    いだレバー(23)を取り付けて、そのレバー(23)
    を介して紐(21)を引くことによって、懸下装置
    (7)が外れ烏賊釣具が落下するようにした烏賊釣具。
  3. 【請求項3】 烏賊釣具の、主軸(1)の両端に糸案内
    (3、4)を取着し、その下方に、釣り針と鉛を取着し
    た副軸(2)を、その主軸(1)と平行に、自在にスラ
    イド出来るように取着して、烏賊釣具を釣具留め具に吊
    り下げたときに、その釣具自体に釣糸が絡むのを防止す
    る機能をもたせ、その副軸(2)の後尾に、釣具留め具
    に吊り下げるための懸下装置(7)を装備し、使用する
    ときは、その懸下装置(7)を釣具留め具の留め金(1
    6、20)あるいは、釣竿の先端の糸案内に掛けて、烏
    賊釣具を吊り下げておいて、釣竿の先端から釣糸上を落
    下させて使用する請求項1及び請求項2記載の烏賊釣
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3033779U (ja) 1996-05-01 1997-02-07 弘光 葛 イカ掛け針と生き餌を組合せたイカ釣り竿

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