JP3809622B2 - 回転式ケーシング圧入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、管埋設工法における発進および到達立孔、その他種々の立孔を築造するための回転式ケーシング圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、垂直に起立した4本の圧入用油圧シリンダにより昇降フレームを水平状態で昇降駆動自在に支持し、該昇降フレームに、ケーシングを囲む環状回転体を回転自在に支持させると共に、該回転体を一定角度往復回転させるべき一対の揺動用油圧シリンダを装備し、上記回転体にケーシングを着脱自在に把持すべきチャック装置を設けた比較的小型の往復回転式ケーシング圧入装置が知られているが、揺動によるケーシングへの偏圧作用、軸心のズレ等が生じて圧入に支障を来すと共に、掘削圧入への能力が弱い欠点があった。
【0003】
それを改善するため、上記揺動用油圧シリンダに代え、複数の油圧モータを設置すると共に上記回転体の外周面に大歯車を固定し、上記各油圧モータの出力軸に固着された小歯車からアイドル歯車を介して上記大歯車に回転を伝達するようにした一方向連続回転式ケーシング圧入装置が開発されたが、装置が大型、高重量となり、その改善が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、小型、軽量の構造でケーシングの連続回転圧入を行うことのできるケーシング圧入装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決のため、本発明は、
垂直に起立した複数本の圧入用ジャッキに、中央に丸孔を有する昇降フレームを水平状態で昇降駆動自在に支持させ、
上記昇降フレームの丸孔内に、ケーシングを囲む環状回転体を回転自在に支持させ、該回転体に、ケーシングを着脱自在に把持すべき固定チャック板及び2つの可動チャック板からなるチャック装置を装備し、上記2つの可動チャック板にはその揺動を規制する手段を設けると共に、該回転体外周面にスプロケットを突設し、
上記昇降フレームにモータを設置し、該モータの出力軸に固着されたスプロケットから上記回転体のスプロケットにチエンを回転伝達可能に掛け回した、
回転式ケーシング圧入装置を提案する。
以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0006】
【実施例】
図1、2、3において、矩形枠形のベースフレーム(1)上の四隅部に圧入用ジャッキ(2)…をそれぞれ起立し、該ジャッキ(2)…は、特に図3に示すように、上記ベースフレーム(1)上に固定された内筒(3)に外筒(4)を摺動自在に被嵌してなる伸縮筒内に油圧シリンダ(5)を挿入し、該シリンダ(5)の一端を上記外筒(4)に、シリンダラム(6)先端を上記ベースフレーム(1)にそれぞれ連結してなり、これら4本のジャッキ(2)…の各外筒(4)…に、ほぼ矩形の中空盤状体で中央に丸孔を有する昇降フレーム(7)を、該昇降フレームの四隅部に各外筒(4)…を貫通した状態で水平に固定支持し、この昇降フレーム(7)の丸孔内に回転体(8)を回転自在に支持してある。
【0007】
上記回転体(8)は、ケーシングより若干大径の内径を有する短円筒体で、その下部外周面に大径スプロケット(9)を、上端にフランジ(10)をそれぞれ突設してあり、この回転体(8)を、そのスプロケット(9)を昇降フレーム(7)の中空内に位置させ、そのフランジ(10)を昇降フレーム(7)上に突出させた状態で、上記丸孔内にベアリング(11)を介して支持してある。
【0008】
上記回転体(8)の回転駆動装置は次のようである。上記昇降フレーム(7)上における上記回転体(8)の直径方向相対する位置に油圧モータ(12)、(12)を設置し、両モータの昇降フレーム(7)中空内へ突出する出力軸(13)、(13)にそれぞれ小径スプロケット(14)、(14)を固着し、これら小径スプロケット(14)、(14)から上記大径スプロケット(9)に1本の無端チェン(15)を掛け回し、両モータ(12)、(12)の同期的回転によりチェン(15)を介して回転体(8)を回転させるようにしてある。
【0009】
上記回転体(8)の上部にはチャック装置が装備され、該チャック装置は、ケーシングの外周面とほぼ等しい曲率の内周面をそれぞれ有するほぼ3分の1円弧の弧状固定チャック板(16)と、同じく3分の1円弧の2つの弧状可動チャック板(17)、(17)とを有し、その一方の固定チャック板(16)を上記回転体(8)のフランジ(10)上に、互に弧を合致させた状態で、ボルト(18)…、ナット(19)…により固定し、この固定チャック板(16)の両端部に、他方の可動チャック板(17)、(17)の一端部を軸(20)、(20)により、水平面上で揺動自在に連結すると共に、一方の可動チャック板(17)の他端部にチャック開閉用油圧シリンダ(21)の一端部をピン(22)により連結し、他方の可動チャック板(17)の他端部に該シリンダ(21)のラム(23)先端部をピン(24)により連結してある。
【0010】
なお、上記可動チャック板(17)、(17)の揺動を規制する手段として、図4のように該チャック板(17)を構成する下板(17a)および中間板(17b)に、図1に示すように軸(20)を中心とする円弧に沿う短い弧状案内溝(25)、(25)を形成し、該案内溝内に、上記回転体フランジ(10)に下から貫通したボルト(26)を摺動自在に挿通すると共に、ボルト(26)上端部にナット(27)を螺合し、それにより可動チャック板(17)の水平揺動を維持すると共に、その揺動範囲を案内溝(25)の長さ範囲に規制している。(28)、(28)は上記ボルト(26)のヘッド(29)をフランジ(10)に固定するネジである。
【0011】
(30)…は上記ベースフレーム(1)の四隅部に突設されたアウトリガーで、それぞれ油圧ジャッキ(31)…を備えている。
【0012】
上例の作用を操作とともに次に説明する。本装置を所定位置に設置した後、アウトリガー(30)…の油圧ジャッキ(31)…を適宜選択的に伸縮駆動させて装置を水平に調整する。ついで圧入用ジャッキ(2)…を伸長させて昇降フレーム(7)を上昇させると共に、チャック開閉用油圧シリンダ(21)を伸長駆動させて可動チャック板(17)、(17)を開く。その状態で、クレーン等によりケーシング(C)を吊り上げて図2のように上記の開いたチャック内および回転体(8)内に降下させ、ついでチャック開閉用油圧シリンダ(21)を縮小駆動により可動チャック板(17)、(17)を閉じ、各チャック板(16)、(17)、(17)でケーシング(C)を把持する。
【0013】
油圧モータ(12)、(12)を始動し、その回転を各小径スプロケット(14)、(14)、チェン(15)および大径スプロケット(9)を経て回転体(8)に伝達し、それによりケーシング(C)を回転させ、それとともに圧入用ジャッキ(2)…を縮小駆動させて昇降フレーム(7)を降下させ、それにより回転するケーシング(C)を地中に圧入する。
【0014】
圧入用ジャッキ(2)…の1ストローク分の圧入を行ったら、チャック板(17)、(17)を開いてケーシング(C)の把持を解いた後、圧入用ジャッキ(2)…の伸長駆動により昇降フレーム(7)を、ケーシング(C)を圧入位置に残したまま、上昇させ、そこでチャック板(17)、(17)を再び閉じ、ケーシング(C)を把持して該ケーシングの回転を再開すると共に圧入用ジャッキ(2)…の縮小駆動によりケーシング(C)の圧入を行い、以下これを繰返してケーシング(C)を間欠的に圧入していく。
【0015】
【発明の効果】
本発明の回転式ケーシング圧入装置によれば、装置全体が小型で軽量の構造をもって、チャック装置の可動チャック板の水平揺動を維持すると共にその揺動範囲を規制でき、ケーシングを偏圧作用及び軸心のズレ等を生ぜしめることなく、連続回転で強力に圧入することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】一部切欠左側面図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【符号の説明】
2 圧入用ジャッキ
7 昇降フレーム
8 回転体
9、14 スプロケット
15 チェン
16 固定チャック板
17 可動チャック板
21 チャック開閉用油圧シリンダ
C ケーシング
Claims (1)
- 垂直に起立した複数本の圧入用ジャッキに、中央に丸孔を有する昇降フレームを水平状態で昇降駆動自在に支持させ、
上記昇降フレームの丸孔内に、ケーシングを囲む環状回転体を回転自在に支持させ、該回転体に、ケーシングを着脱自在に把持すべき固定チャック板及び2つの可動チャック板からなるチャック装置を装備し、上記2つの可動チャック板にはその揺動を規制する手段を設けると共に、該回転体外周面にスプロケットを突設し、
上記昇降フレームにモータを設置し、該モータの出力軸に固着されたスプロケットから上記回転体のスプロケットにチエンを回転伝達可能に掛け回した、
回転式ケーシング圧入装置。
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JP33440496A JP3809622B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 回転式ケーシング圧入装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33440496A JP3809622B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 回転式ケーシング圧入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10159473A JPH10159473A (ja) | 1998-06-16 |
JP3809622B2 true JP3809622B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=18276996
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JP33440496A Expired - Fee Related JP3809622B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 回転式ケーシング圧入装置 |
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JP (1) | JP3809622B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102287132A (zh) * | 2011-07-30 | 2011-12-21 | 宿迁景泰重工机械制造有限公司 | 全套管全回转钻机 |
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1996
- 1996-12-02 JP JP33440496A patent/JP3809622B2/ja not_active Expired - Fee Related
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