JP3808329B2 - 自動販売システムおよび自動販売方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酒、タバコ類の自動販売機の深夜の時間帯の販売に関し、特に健康保険証をICカード化したICカード保険証を自動販売機が読み取ることで成人か未成年かを判定して販売を行う個人認証による自動販売システムおよび自動販売方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のタバコやアルコール飲料等の自動販売機では、深夜の販売が規制されており、本来は自由に購入が可能なはずの成人が、お酒が飲みたくなったり、煙草が吸いたくなっても販売が停止された深夜には自動販売機による購入をすることは出来ない。また、逆に、タバコやアルコール飲料等は未成年者の喫煙・飲酒が禁じられているにも関わらず、深夜の販売時間帯を除けば、自動販売機による未成年者の購入ができるため、違法な喫煙・飲酒が可能な状態であり、自動販売機の深夜の販売停止措置は、本来の目的を十分に達成しているとは言い難い状況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した問題の改善を図るために未成年者への酒類、タバコ類の自動販売機による販売規制の一例として、特開2000−339527号、特開2000−155817号がある。これらの発明の内容は、自動販売機の管理者である販売店の関係者が購入希望者を目視で確認して成人かどうかを判断し、成人と判断すると自動販売機を利用するためのカードを購入希望者に発行する内容を有するものである。すなわち、販売店の店員が目視で自動販売機による購入希望者が成人かどうかを判断し、成人と判断すると購入カードを発行する。購入希望者は、自動販売機によるアルコール類の購入に先だってカードを読み込ませ、暗証番号を入力する。入力を受け付けた自動販売機は、購入希望者が成人かどうかを判定し成人の場合には販売を許可するようになっている。
【0004】
しかし、この従来技術には、次のような問題点があった。
【0005】
第1の問題点は、成人か未成年かの判断を目視によるため未成年者を誤って成人と判断することである。目視による理由は、全国民の社会的な身分等を証明する共通の手段がないためである。
【0006】
第2の問題点は、販売店で発行するカードがアルコール類を自動販売機で購入目的にのみ限定されるにも関わらず、そのために高価なカードを発行する必要があることである。これは販売店の負担以外に、購買者側にもアルコール類を自動販売機で購入する為だけの専用カードを携帯するという煩わしさが発生する。
【0007】
以上のような問題の解決を図るため、本発明は、自動販売機を利用する個人について当該個人が自動販売機による商品の購入が可能な資格を持つか否かの認証方法として、健康保険証をICカード化したICカード保険証を使用するものである。ICカード保険証の発行時に保険証番号や生年月日等の登録と指紋を登録することにより、タバコやアルコール類の購入時に自動販売機にICカード保険証と自動販売機で読み取った指紋を照合することにより、購入者が確実に本人であり且つ未成年者でないことを確認した上で販売することが可能となる。
【0008】
さらに、健康診断でアルコールやタバコの使用が止められているにもかかわらず、医者に無断で購入ができるという問題についてもICカード保険証上に記録された健康診断情報を元に判断し併せて解決を図るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の自動販売システムは、利用者の指紋情報と生年月日とICカード保険証の有効期限と診療機関によって記録された利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とを有する健康保険証をICカード化したICカード保険証を利用者に発行する健康保険組合と、
指紋を入力する指紋入力部と入力した指紋と前記ICカード保険証上の指紋との照合を行う指紋照合部と日付の管理を行うカレンダ機構と前記ICカード保険証を読み取り利用者への販売の可否を判断する販売可否判断部とを有する自動販売機と、を備える。
【0011】
本発明の第2の自動販売システムは、第1の発明において、前記販売可否判断部は、前記指紋入力部が入力した指紋と前記ICカード保険証の指紋照合の照合結果と、前記カレンダ機構から読み取った現在の年月日と前記ICカード保険証の生年月日とから算出した利用者の年齢と、前記有効期限と、前記摂取禁止飲食物情報と、を元に販売の可否を判断することを備える。
【0012】
本発明の第3の自動販売システムは、健康保険証をICカード化したICカード保険証を利用者に発行する健康保険組合と、
前記健康保険組合からの前記ICカード保険証の登録や更新情報の送信を受けると当該情報を保険証データベースに反映する認証機関と、
利用者が入力した保険証番号と指紋情報を前記認証機関に送信して該当する保険証情報の取り出しを前記認証機関から行う自動販売機と、
前記健康保険組合と前記認証機関と前記自動販売機とを接続するインターネットと、を備える。
【0013】
本発明の第4の自動販売システムは、第3の発明において、前記自動販売機はICカード保険証を携帯しない利用者の場合、利用者の入力した保険証番号と指紋を前記認証機関に送信し前記認証機関から利用者の保険証情報を取り出すことを備える。
【0014】
本発明の第5の自動販売システムは、第3または第4の発明において、前記認証機関は、前記自動販売機から受信した保険証番号を索引として前記保険証データベースを検索し、該当する保険証情報があればさらに前記自動販売機から受信した指紋情報と該保険証情報の指紋情報との比較を行い、一致すると該保険証情報を前記自動販売機に送信することを備える。
【0015】
本発明の第6の自動販売システムは、酒類、タバコ類を含む製品の自動販売機であって、指紋の入力を行う指紋入力部と、健康保険証をICカード化したICカード保険証の入力を行うICカード入力部と、日付の管理を行うカレンダ機構と、前記ICカード保険証の指紋と前記指紋入力部で入力した指紋との照合を行う指紋照合部と、前記ICカード保険証の生年月日と前記カレンダ機構による現在の年月日とから算出した年齢と前記指紋照合部による照合結果と前記ICカード保険証の有効期限と前記ICカード保険証に記録された診療機関による利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とから販売の可否を判断する販売可否判断部と、を備える。
【0016】
本発明の第7の自動販売システムは、保険証番号を索引として指紋情報を含む保険証情報からなるデータベースを管理し自動販売機から受信した保険証番号から該当する保険証情報を検索すると、該保険証情報の指紋と受信した指紋との照合を行い照合が一致すると該保険証情報を自動販売機に送信する認証機関と、
酒類、タバコ類を含む製品の自動販売機であって、指紋の入力を行う指紋入力部と、保険証番号の入力を行うキーボードと、日付の管理を行うカレンダ機構と、入力された前記指紋と前記保険証番号とを前記認証機関に送信する通信部と、前記認証機関から受信した保険証情報の生年月日と前記カレンダ機構による現在の年月日とから算出した年齢と前記保険証情報の有効期限と前記保険証情報に記録された診療機関による利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とから販売の可否を判断する販売可否判断部と、を有する自動販売機と、
前記認証機関と前記自動販売機とを接続するインターネットと、を備える。
【0017】
本発明の第1の自動販売方法は、酒類、タバコ類を含む製品の自動販売方法であって、
保険証をICカード化したICカード保険証を読み、指紋、生年月日、ICカード保険証の有効期限と前記保険証情報に記録された診療機関による利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とを取り出す第1のステップと、
日付の管理を行うカレンダ機構から現在の年月日を取り出す第2のステップと、
前記第1のステップで取り出した生年月日と前記第2のステップで取り出した現在の年月日とから年齢を算出し二十歳未満には販売を行わないと判断する第3のステップと、
前記第1のステップで取り出した有効期限と前記第2のステップで取り出した現在の年月日とから有効期限切れでは販売を行わないと判断する第4のステップと、
前記第1のステップで取り出した摂取禁止飲食物情報に販売する製品が該当すると販売を行わないと判断する第5のステップと、
入力された指紋と前記第1のステップで取り込んだ指紋とを照合し不一致の場合は販売を行わないと判断する第6のステップと、
を備える。
【0018】
本発明の第2の自動販売方法は、酒類、タバコ類を含む製品の自動販売機における自動販売方法であって、
キーボードから入力される保険証番号を受け付ける第1のステップと、
指紋の入力を受け付ける第2のステップと、
前記第1のステップで入力した保険証番号と前記第2のステップで入力した指紋とを認証機関に送信する第3のステップと、
前記認証機関は受信した保険証番号を索引として指紋情報を含み保険証情報からなるデータベースを検索し該当する保険証情報を検出すると、該保険証情報の指紋と受信した指紋との照合を行い一致すると該保険証情報を自動販売機に送信する第4のステップと、
日付の管理を行うカレンダ機構から現在の年月日を取り出す第5のステップと、
前記第4のステップで取り出した前記保険証情報の生年月日と前記第5のステップで取り出した現在の年月日とから年齢を算出し二十歳未満には販売を行わないと判断する第6のステップと、
前記第4のステップで取り出した保険証情報の有効期限と前記第5のステップで取り出した現在の年月日とから保険証情報が有効期限切れでは販売を行わないと判断する第7のステップと、
前記第4のステップで取り出した摂取禁止飲食物情報に自動販売機で販売する製品が該当すると販売を行わないと判断する第8のステップと、
を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の自動販売システムおよび自動販売方法の構成を示すもので本発明に関係する部分について記載している。
【0021】
酒類、タバコ類の自動販売をする自動販売機1と、健康保険証をICカード化したICカード保険証25と、ICカード化した保険証を利用者に発行したり更新をするICカード保険証の発行機関であり保険証情報を認証機関に発行や更新の都度送信する健康保険組合30と、健康保険組合30から送信された保険証情報をデータベースとして蓄積管理する認証機関35と、自動販売機1と健康保険組合30と認証機関35とを接続するインターネット40と、から構成される。
【0022】
自動販売機1は、全体の制御を行うCPU10と、紙幣や硬貨等の金銭を入力する金銭入力部11と、利用者の指紋を入力する指紋入力部12と、ICカード保険証をセットしてその情報の入力をするICカード入力部13と、入力されたICカード保険証と指紋情報を元に利用者の購入の可否を決定する販売可否判断部14と、指紋の照合を行う指紋照合部15と、入力された指紋を一時的に記憶する指紋一時記憶部16と、利用者へのメッセージの表示を行う表示器17と、日付の管理を行うカレンダ機構18と、認証機関との通信を行う通信部19と、保険証番号等の入力をするためのキーボード(図示略)と、を備える。都道府県や市町村単位の住民に対してそのICカード保険証25の情報の蓄積管理を行う認証機関35と、自動販売機1と認証機関35とを接続するインターネット40と、を備える。
【0023】
認証機関35は、都道府県や市町村単位の住民に対してそのICカード保険証25の情報の蓄積管理を行い、認証機関35同士はインターネット40を含むネットワークで接続され、認証機関35が自動販売機1によって指定された保険証番号に関する保険証情報を持たない場合、他の認証機関35に当該保険証番号によって保険証情報の問い合わせができるような形で相互に接続されているものとする。このようにして他の認証機関35に問い合わせた結果、該当する保険証番号を有する保険証情報の検索ができた場合、また、検索ができなかった場合、その結果は元の認証機関35に通知される。
【0024】
自動販売機1での購入を行う利用者は、ICカード保険証25の発給を行う各健康保健組合30や各市区町村で事前に受給している。このICカード保険証25は、小児も含め日本国民全員が発給を受けているものとする。
【0025】
各ICカード保険証25には、保険証発行組合名、保険証発行日、有効期限、保険証番号、本人氏名、本人の生年月日、本人の住所等と本人の指紋を登録しておく。指紋については2値画像のみでなくその2値画像から得られる特徴点である端点や分岐点の位置とその方向とを含む特徴点情報の両方を含んでいてもよい。また指紋に特定することなく虹彩等の他のバイオメトリックス情報であってもよい。
【0026】
また、病院等の診療機関での診察の結果、当該利用者について酒やタバコ、その他、診療機関から摂取を禁止する飲食物等にその旨の記録がされる情報部も含んでいる。病院等の診療機関での初診時や月の初めには保険証の提示が求められるが、このとき利用者が診療機関に提出したICカード保険証25に摂取を禁止するアルコールやタバコを含む市販される薬物等が摂取禁止飲食物情報として記録される。
【0027】
ICカード保険証25に登録された各データはその発給を行った各健康保健組合30や市区町村の役所の他に、認証機関35にもインターネット40を介して送信され認証機関35でも保管される。認証機関35には各健康保険組合30や各市町村の役所で登録された保険証の変更が起こりにくい基本項目データがインターネット40を経由する通信機能によって、または大量の初期登録時等にはCD−ROM等の媒体に格納して郵送される。尚、健康保険証の内容が更新されると更新された情報は即刻認証機関35にインターネット40で通知されるので、認証機関35は該当する保険証情報の更新を即時に実行する。また、健康保険組合30から認証機関35へのアクセス時にはユーザの認証情報、保険証情報すべてが暗号化されて送信され、受け取った認証機関35ではその復号化を行って健康保険組合30の正当性を確認するようになっている。
【0028】
基本項目データは、保険証発行組合名、保険証発行日、ICカード保険証の有効期限、保険証番号、本人氏名、本人の生年月日、本人の住所等と本人の指紋を含むものである。認証機関35では受け取った個人毎のICカード保険証25の情報を暗号化し保険証番号を索引として持つ保険証データベースとして安全に保管する。
【0029】
次に、本発明の第1の実施例の動作について図3のフローチャートを使用して説明を行う。
【0030】
タバコやアルコール類を販売する自動販売機によって購入しようとする利用者は、最初に自動販売機1のICカード入力部13にICカード保険証25を挿入する。ICカード入力部13は入力されたICカード保険証25の指紋情報を読み込み、指紋一時記憶部16に記憶する。ICカード保険証25に指紋の特徴点情報を持つ場合はその情報のみ読み取っても構わない。さらに、ICカード入力部13は、ICカード保険証25の生年月日、有効期限、摂取禁止飲食物情報を読み取る(ステップS1)。読み取りが終了するとICカード保険証25を自動販売機1から排出する。ICカード入力13は読み取った生年月日、有効期限、摂取禁止飲食物情報を販売可否判断部14に渡す。
【0031】
販売可否判断部14は、カレンダ機構18から現時点の年月日を入手すると、ICカード保険証25のICカード保険証25の有効期限と比較し有効期限が過ぎていれば販売を許可しない(ステップS2)。次に現時点の年月日と生年月日とから利用者の満年齢を計算し20才未満であれば販売を許可しない(ステップS3)。最後に摂取禁止飲食物情報に自動販売機1の販売する商品が該当していればこの場合も販売を許可しない(ステップS4)。いずれの販売を許可しない場合にも販売可否判断部は販売を行わない理由を含めたメッセージを表示器17に5秒程度表示して利用者に通知する。販売可否判断部14は以上のチェックに問題が無い場合は表示器17に「指紋の入力をお願いします」等の操作メッセージを表示して利用者に通知する。
【0032】
利用者はこの操作メッセージに従い、指紋入力部12によってICカード保険証25に登録した指の指紋を読み取らせる。指紋入力部12は読み取った指紋画像を2値化して指紋一時記憶部16に記録する(ステップS5)。
【0033】
指紋入力部12による指紋の入力が終えると、指紋照合部15によって指紋一時記憶部16上の指紋の照合が行われる。指紋照合部15はICカードから読み取った指紋情報と指紋入力部12が読み取った2値画像の指紋から指紋の特徴点の抽出を行い、特徴点同士の比較を行う(ステップS6)。ICカード保険証25から読み取った指紋情報が既に特徴点情報となっている場合は、特徴点の抽出をする必要が無いことになる。この指紋照合部16による照合の一致不一致の結果は、販売可否判断部14に通知される。
【0034】
販売可否判断部14では、一致の報告が行われると、ICカード保険証25の携帯者は本人と確認できたことになり、販売を許可することになる(ステップS7)。このとき表示器17には「商品をお選び下さい」等のメッセージを表示器17に表示して金銭入力部11による金銭の受け取りを可能とする。販売可否判断部14は、不一致の場合、「指紋の照合に失敗しました」等のメッセージを表示して販売を許可しないことになる(ステップS8)。
【0035】
次に、本発明の第2の実施例について説明をする。
【0036】
本実施例は、利用者がICカード保険証25の携帯を忘れた時、またはICカード保険証の携帯を不要とする自動販売機1で商品を購入する場合に関するもので、図2と図4のフローチャートを元に説明する。この場合、図2の構成に示すように自動販売機1には、図1の構成で説明したICカード入力部13,指紋照合部15、ICカード保険証25は不要となる。但し、これは図1の構成を持つ自動販売機1において、本実施例の適用ができないことを意味するわけではない。
【0037】
自動販売機1の指紋入力部12より指紋を読み取らせ、認証機関30にて利用者の正当性の確認をする。この場合、入力した指紋の2値化等の操作機能は自動販売機1には持たせず、入力した指紋を多値画像として認証機関30にそのまま送信するようにしてもよい。認証機関30で確認された保険証の登録内容により、本人が未成年者であるかどうかを判定し、自動販売機1による販売を許可することにより24時間自動販売機でタバコやアルコール類を販売できる。
【0038】
まず、利用者は自動販売機1のキーボード(図示略)より、ICカード保険証25の保険証番号を入力する(ステップS9)。これは、認証機関35がICカード保険証データベースを検索する時の索引情報となる。次に、自動販売機1の指紋入力部12より登録した指の指紋を入力する(ステップS10)。通信部19はキーボードから入力された保険証番号と指紋入力部12が読み取った指紋情報とをインターネット40を経由して認証機関35に送信する(ステップS11)。
【0039】
認証機関35ではICカード保険証データベースを受信した保険証番号によって検索し(ステップS12)、利用者の保険証情報を取りだしを行おうとする(ステップS13)。検索の結果、該当する保険証情報が存在しない場合はエラーとして自動販売機1に通知する。続いて受信した指紋情報と保険証情報中の指紋情報とを照合比較して一致、不一致の判定を行う(ステップS14)。一致した場合はさらに生年月日、有効期限、摂取飲食物禁止情報を保険証情報から取り出してその取り出した内容を自動販売機1に送信する(ステップS15)。
【0040】
自動販売機1の通信部19はこの応答内容を受信すると、その結果を販売可否判断部14に通知する。販売可否判断部14は前述したように販売の可否を判断し販売が可能と判断すると自動販売機1を販売を許可するモードにし(ステップS17)、販売が不可と判断すると販売を許可しないモードにして(ステップS18)、表示器17によって利用者にその旨を通知する。具体的には、日付の管理を行うカレンダ機構18から現在の年月日を取り出し、認証機関35から受信した保険証情報の生年月日と現在の年月日とから年齢を算出し、二十歳未満の利用者には販売を行わないと判断する。続いて保険証情報の有効期限と現在の年月日とを比較し有効期限切れでは販売を行わないと判断する。最後に保険証情報の摂取禁止飲食物情報にこの自動販売機1が販売する製品が該当するかをチェックし該当すれば販売を行わないと判断することになる。
【0041】
【発明の効果】
第1の効果は、確実に未成年者かどうかを判断できることにある。その理由は、読み取り指紋によりICカード保険証が本人であることを確認し、ICカードの生年月日から年齢を判断できるためである。
【0042】
第2の効果は、未成年者の自動販売機によるタバコ、アルコール類の購入を24時間できなくできることにある。その理由は、年齢を確実に判断できるためである。
【0043】
第3の効果は、アルコール類を自動販売機で24時間販売可能にできることにある。その理由は、年齢を確実に判断できるためである。
【0044】
第4の効果として、本人の身分証明手段として運転免許証、パスポートや社員証等があるが、全国民が確実に所持する保険証をICカード化することにより、身分を証明できる点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動販売機
10 CPU
11 金銭入力部
12 指紋入力部
13 ICカード入力部
14 販売可否判断部
15 指紋照合部
16 指紋一時記憶部
17 表示器
18 カレンダ機構
19 通信部
25 ICカード保険証
30 健康保険組合
35 認証機関
40 インターネット

Claims (9)

  1. 利用者の指紋情報と生年月日とICカード保険証の有効期限と診療機関によって記録された利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とを有する健康保険証をICカード化したICカード保険証を利用者に発行する健康保険組合と、
    指紋を入力する指紋入力部と入力した指紋と前記ICカード保険証上の指紋との照合を行う指紋照合部と日付の管理を行うカレンダ機構と前記ICカード保険証を読み取り利用者への販売の可否を判断する販売可否判断部とを有する自動販売機と、を備えることを特徴とする自動販売システム。
  2. 請求項1において、前記販売可否判断部は、前記指紋入力部が入力した指紋と前記ICカード保険証の指紋照合の照合結果と、前記カレンダ機構から読み取った現在の年月日と前記ICカード保険証の生年月日とから算出した利用者の年齢と、前記有効期限と、前記摂取禁止飲食物情報と、を元に販売の可否を判断することを特徴とする自動販売システム。
  3. 健康保険証をICカード化したICカード保険証を利用者に発行する健康保険組合と、
    前記健康保険組合からの前記ICカード保険証の登録や更新情報の送信を受けると当該情報を保険証データベースに反映する認証機関と、
    利用者が入力した保険証番号と指紋情報を前記認証機関に送信して該当する保険証情報の取り出しを前記認証機関から行う自動販売機と、
    前記健康保険組合と前記認証機関と前記自動販売機とを接続するインターネットと、を備えることを特徴とする自動販売システム。
  4. 請求項3において、前記自動販売機はICカード保険証を携帯しない利用者の場合、利用者の入力した保険証番号と指紋を前記認証機関に送信し前記認証機関から利用者の保険証情報を取り出すことを特徴とする自動販売システム。
  5. 請求項3または4において、前記認証機関は、前記自動販売機から受信した保険証番号を索引として前記保険証データベースを検索し、該当する保険証情報があればさらに前記自動販売機から受信した指紋情報と該保険証情報の指紋情報との比較を行い、一致すると該保険証情報を前記自動販売機に送信することを特徴とする自動販売システム。
  6. 酒類、タバコ類を含む製品の自動販売機であって、指紋の入力を行う指紋入力部と、健康保険証をICカード化したICカード保険証の入力を行うICカード入力部と、日付の管理を行うカレンダ機構と、前記ICカード保険証の指紋と前記指紋入力部で入力した指紋との照合を行う指紋照合部と、前記ICカード保険証の生年月日と前記カレンダ機構による現在の年月日とから算出した年齢と前記指紋照合部による照合結果と前記ICカード保険証の有効期限と前記ICカード保険証に記録された診療機関による利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とから販売の可否を判断する販売可否判断部と、を備えることを特徴とする自動販売システム。
  7. 保険証番号を索引として指紋情報を含む保険証情報からなるデータベースを管理し自動販売機から受信した保険証番号から該当する保険証情報を検索すると、該保険証情報の指紋と受信した指紋との照合を行い照合が一致すると該保険証情報を自動販売機に送信する認証機関と、
    酒類、タバコ類を含む製品の自動販売機であって、指紋の入力を行う指紋入力部と、保険証番号の入力を行うキーボードと、日付の管理を行うカレンダ機構と、入力された前記指紋と前記保険証番号とを前記認証機関に送信する通信部と、前記認証機関から受信した保険証情報の生年月日と前記カレンダ機構による現在の年月日とから算出した年齢と前記保険証情報の有効期限と前記保険証情報に記録された診療機関による利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とから販売の可否を判断する販売可否判断部と、を有する自動販売機と、
    前記認証機関と前記自動販売機とを接続するインターネットと、を備えることを特徴とする自動販売システム。
  8. 酒類、タバコ類を含む製品の自動販売方法であって、
    保険証をICカード化したICカード保険証を読み、指紋、生年月日、ICカード保険証の有効期限と前記保険証情報に記録された診療機関による利用者の酒やタバコを含む摂取禁止飲食物情報とを取り出す第1のステップと、
    日付の管理を行うカレンダ機構から現在の年月日を取り出す第2のステップと、
    前記第1のステップで取り出した生年月日と前記第2のステップで取り出した現在の年月日とから年齢を算出し二十歳未満には販売を行わないと判断する第3のステップと、
    前記第1のステップで取り出した有効期限と前記第2のステップで取り出した現在の年月日とから有効期限切れでは販売を行わないと判断する第4のステップと、
    前記第1のステップで取り出した摂取禁止飲食物情報に販売する製品が該当すると販売を行わないと判断する第5のステップと、
    入力された指紋と前記第1のステップで取り込んだ指紋とを照合し不一致の場合は販売を行わないと判断する第6のステップと、
    を備えることを特徴とする自動販売方法。
  9. 酒類、タバコ類を含む製品の自動販売機における自動販売方法であって、
    キーボードから入力される保険証番号を受け付ける第1のステップと、
    指紋の入力を受け付ける第2のステップと、
    前記第1のステップで入力した保険証番号と前記第2のステップで入力した指紋とを認証機関に送信する第3のステップと、
    前記認証機関は受信した保険証番号を索引として指紋情報を含み保険証情報からなるデータベースを検索し該当する保険証情報を検出すると、該保険証情報の指紋と受信した指紋との照合を行い一致すると該保険証情報を自動販売機に送信する第4のステップと、
    日付の管理を行うカレンダ機構から現在の年月日を取り出す第5のステップと、
    前記第4のステップで取り出した前記保険証情報の生年月日と前記第5のステップで取り出した現在の年月日とから年齢を算出し二十歳未満には販売を行わないと判断する第6のステップと、
    前記第4のステップで取り出した保険証情報の有効期限と前記第5のステップで取り出した現在の年月日とから保険証情報が有効期限切れでは販売を行わないと判断する第7のステップと、
    前記第4のステップで取り出した摂取禁止飲食物情報に自動販売機で販売する製品が該当すると販売を行わないと判断する第8のステップと、
    を備えることを特徴とする自動販売方法。
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