JP3807739B2 - ダイヤフラムシリンダ - Google Patents

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本発明は、透析装置等に使用される、ダイヤフラムを隔壁としてピストンの前後に夫々独立するチャンバを形成したシリンダに関する。
ピストンの往復動作により、シリンダ内の夫々独立するチャンバを交互に加圧・減圧することで、流体の吸引・吐出を行うように構成される透析装置等に使用される本発明に係るダイヤフラムシリンダは、ピストンの前後に設けられた2つのダイヤフラムにより、前後2つの夫々独立する第1及び第2チャンバが形成されており、シリンダ内周面とピストン外周面と前記2つのダイヤフラムとで囲まれた、ダイヤフラムの転動空間である第3のチャンバは、前記第1及び第2チャンバの加圧・減圧の際、ダイヤフラムの転動を円滑にするため、外部に、該第3のチャンバと連通する減圧手段を必須とするものであった。
図2及び図3は、図1を参照して、上述減圧手段を必須とする理由の説明図で、図2が第1チャンバ6もしくは第2チャンバ7を加圧した時の、ダイヤフラム4および5の正常状態を示し、
図3が第1チャンバ6もしくは第2チャンバ7を減圧したとき生じやすい、ダイヤフラム4側で例示する先端転動部4−1に異常を生じた際の反転・噛み込み4−11の様子をを示すものである。
また、流体の吸引・吐出を行う第1チャンバ6及び第2チャンバ7の加圧・減圧の際、ダイヤフラムの転動を円滑にするための、第3のチャンバ9と連通する外部に設ける減圧手段(図示せず)は、ダイヤフラムシリンダ本体1に併設される装置として、全体構成の大型化をもたらすものであって、特に携帯・搬送に供するための小型化・軽量化にとっては好ましいものでなかったことは論をまたない。
特開2001−140761号公報 特開2001−140762号公報
解決すべき問題点は、ダイヤフラムの転動を円滑にするため第3のチャンバと連通して外部に併設される、減圧手段を無用とすることを課題とする。
本発明に成るダイヤフラムシリンダは、円筒状シリンダと、該シリンダに内挿可能に設けられたピストンと、該ピストンの両端外面と前記シリンダの所定部位内周面に密着保持されている2つのダイヤフラムを備え、ピストンの往復動作により、シリンダ内の夫々独立するチャンバを交互に加圧・減圧することで、流体の吸引・吐出を行うため、前記シリンダ内周面とピストン外周面と前記2つのダイヤフラムとで囲まれた、ダイヤフラムの転動空間である第3のチャンバが、脱泡された液状部材で充填されるよう構成され、好ましくは、
前記第3のチャンバに充填される液状部材が、シリコーン液状体で構成され、又は、
前記円筒状シリンダが、軸方向に3分割された組合せ構造を有し、夫々の互いに対接して密封結合される接合面が、夫々対応するダイヤフラムの、片端密着保持手段として形成され、又は、
前記ダイヤフラムの転動空間である第3のチャンバが、脱泡された液状部材の注入口を備える如く構成されている。
本発明に成るダイヤフラムシリンダは、ダイヤフラムの転動を円滑にするため外部に併設される、第3のチャンバと連通する減圧手段を無用とし、小型化・軽量化を実現している。
以下図面に基づき説明する。
図1は、本願発明の実施例で、円筒状シリンダがA,B,Cの三体構造を成すものである。
図1に示すように、3つの部材の連結構造である円筒状シリンダは、夫々の互いに対接する部分が、外気を完全に遮断するように密着保持されるが、ダイヤフラム4および5の片端がここの封止手段を兼ねるようにして装着されている。
図示の例では、円筒状シリンダをA,B,Cの三体構造としているが、三体構造に限定されるものでは無く、組立性・ダイヤフラム密着保持等の作業性を勘案して一体構造でも任意所定数の分割構造としてもよいことは言うまでも無い。
また、同じく図1に見るように、前記第3のチャンバ9には、脱泡された液状部材10の充填を簡易とするため、円筒状外周壁面に注入口11が形成される。
第3のチャンバ9内での脱泡状態を維持するためには、注入口11から液状部材10をオーバーフロー状態として封止すればよい。液体は圧力で体積が変化しないので、完全な脱泡状態の維持が、ダイヤフラムシリンダのために必須なことは、従来より周知のことである。
上述第3のチャンバ9への液状部材10の注入の際、ダイヤフラム4,5の転動を円滑にする状態を確保するため、ピストン8の前後に位置する第1チャンバ6及び第2チャンバ7に所定の圧縮空気を注入し、ダイヤフラムの折り返し部が正常な半円形を示し、該折り返し部の前後がシリンダ内周面とピストン外周面とに夫々密着するように保っておくことが肝要である。
本発明に成るダイヤフラムシリンダは、上述の通りダイヤフラムの転動に異常を生じさせることのない構成として、信頼性を高めるだけでなく、小型化・軽量化に大きく貢献する。
本発明に成るダイヤフラムシリンダの例を説明する断面略図である。 第1チャンバを加圧した時の、ダイヤフラム4の正常状態を示す説明図である。 第1チャンバを減圧したとき生じやすい、ダイヤフラム4の転動に異常を生じた反転・噛み込みの様子を示す説明図である。
符号の説明
0 ダイヤフラムシリンダ
1 シリンダA
2 シリンダB
3 シリンダC
4 ダイヤフラム
4−1 ダイヤフラムの折り返し転動部
4−11 転動部の反転・噛み込み状態
5 ダイヤフラム
6 第1チャンバ
7 第2チャンバ
8 ピストン
9 第3のチャンバ
10 (第3のチャンバに充填される)液状部材
11 注入口
12 ダイヤフラム片端保持部を兼ねるシリンダ連結部

Claims (4)

  1. 円筒状シリンダと、該シリンダに内挿可能に設けられたピストンと、該ピストンの両端外面と前記シリンダの所定部位内周面に密着保持されている2つのダイヤフラムを備え、ピストンの往復動作により、シリンダ内の夫々独立するチャンバを交互に加圧・減圧することで、流体の吸引・吐出を行うように構成される透析装置等に使用されるダイヤフラムシリンダにおいて、前記シリンダ内周面とピストン外周面と前記2つのダイヤフラムとで囲まれた、ダイヤフラムの転動空間である第3のチャンバが、脱泡された液状部材で充填されていること、を特徴とするダイヤフラムシリンダ。
  2. 前記円筒状シリンダが、軸方向に3分割された組合せ構造を有し、夫々の互いに対接して密封結合される接合面が、夫々対応するダイヤフラムの、片端密着保持手段として形成されていること、を特徴とする請求項1に記載のダイヤフラムシリンダ。
  3. 前記第3のチャンバに充填される液状部材が、シリコーン液状体であること、を特徴とする請求項1又は2に記載のダイヤフラムシリンダ。
  4. 前記ダイヤフラムの転動空間である第3のチャンバが、脱泡された液状部材の注入口を備えること、を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のダイヤフラムシリンダ。
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