JP3807104B2 - データ処理装置及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のウインドウを主表示装置にて表示するデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置は、複数のアプリケーションソフトを起動して、それぞれの編集画面等をウィンドウとして表示装置上に表示し、切り換え実行できるようにしている。また、バックウィンドウ上で計算等のデータ処理実行中に、主ウィンドウ(アクティブウィンドウ)上で文書編集等のデータ処理を実行する所謂マルチタスクのデータ処理装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このように複数のウィンドウを開いてデータ処理を行う際、あるアプリケーションソフトのウィンドウ内容を確認しながら、別のアプリケーションソフトのウィンドウ上で処理を行いたいというような場合がある。
【0004】
このような場合には、両ウィンドウが並べて表示できる高解像度の表示装置を使用しているのであれば良いが、そうでない場合には、重ねて表示された両ウィンドウを交互にアクティブな状態とするという操作が必要となる。
【0005】
一方近年、PDA(personal digital assistant)と称される携帯情報端末装置が普及してきている。これは、手帳からノートぐらいの大きさで、ペン入力による手書き文字の認識が可能なコンピュータであり、パーソナルコンピュータ(PC)等のデータ処理装置との間でデータやり取りを行う機能を有しているものも知られている。
【0006】
このような携帯情報端末装置は、例えば、通常利用してるデータ処理装置に格納したデータを取り込んで、それを外出先で利用したり、外出先で得た情報を後でデータ処理装置に転送して使用するために、その情報を外出先で入力しておくというのが、主たる用途である。従って、データ処理装置を使用しているときには、この携帯情報端末装置は、机上の片隅にどかしておかれたり、引き出しの中や鞄の中等にしまい込まれて、利用されることはほとんどない。
【0007】
従って、このような携帯情報端末装置が備える表示部を、データ処理装置のサブ表示装置として利用できれば、上記参照しようとするウィンドウ内容を表示することで、ウィンドウの切換操作を行う必要がなくなることは明らかである。
本発明の課題は、携帯情報端末装置をデータ処理装置の表示端末装置として利用できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数のウインドウを主表示装置にて表示するデータ処理装置であって、当該装置の近傍位置に無線データ受信可能な携帯表示端末が存在するか否かを検索する検索手段と、上記主表示装置において複数のウインドウを開いているか否かを判別する判別手段と、上記複数のウインドウが開かれており、且つ上記携帯表示端末が近傍位置に存在する場合には、開かれている上記複数のウインドウの内でアクティブでないウインドウを特定し、その特定されたウインドウ内容を上記携帯表示端末に対して送信する送信手段と、を具備したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1の(A)乃至図9の(E)を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1の(A)は、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ処理装置としてのデスクPC100と、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯表示端末装置としてのPDA200とを示す図である。デスクPC100とPDA200との間は、通信回線(IrDA方式の赤外線等による無線回線)300によりデータの授受が可能となっている。なお、参照番号400は、PDA200への入力操作用のペンである。
【0015】
上記デスクPC100は、図1の(B)に示すように、当該デスクPC100全体を制御する制御部としてのCPU101、キーボードやマウス等の入力装置102、CRTや液晶ディスプレィ等の表示装置103、プリンタ等の印刷装置104、ハードディスクやROM等の記憶装置105、RAM106から構成される。ここれら記憶装置105やRAM106は、上記CPU101で実行される当該デスクPC100の処理プログラムやデータ等が予め記憶されているものであるが、もちろん、このような記憶装置105やRAM106に記憶するプログラムやデータ等は、フロッピーディスクや光(磁気)ディスク等の記憶媒体107から読み込むようにしても良いし、通信インタフェース108により上記通信回線300を介して接続された他の機器から受信して、これらに記憶するようにしても良い。
【0016】
また、上記RAM106(記憶装置105でも可)には、図2の(B)に示すよな端末管理テーブル106Aが記憶される。即ち、この端末管理テーブル106Aは、当該デスクPC100に接続されたPDA200を特定する端末コード、そのPDA200の愛称、そのPDA200にウィンドウが記憶されているかどうかを示すフラグ、及びそれが記憶されているときにはそのウィンドウの名称、を記憶するものである。
【0017】
一方、上記PDA200は、単体として、携帯端末としてのPIM基本機能(カレンダースケジュール、メモ、住所録、等)を基本仕様として持っているが、これに加えて、本実施の形態では、上記デスクPC100との無線接続により、デスクPC100のサブ表示端末として機能する。ここで、該PDA200とデスクPC100との無線接続の仕方としては、当該PDA200をデスクPC100に近づけることで、デスクPC100がそのPDA200を認識して接続関係を構築するという手法が採られる。
【0018】
このPDA200は、図1の(C)に示すように、コンピュータ本体201、液晶ディスプレィで構成された表示部202、該表示部202の表示面上に配されたタッチパネル203、音声入力(ボイスメモ用)のためのマイクロホン204、音声/音楽再生(ボイス再生用)のためのスピーカ205、及び上記通信回線300と接続するための通信インタフェース206から構成される。
【0019】
ここで、コンピュータ本体201は、内部メモリ201Aを有し、該内部メモリ201Aに展開されたアプリケーションソフトに従って当該PDA200全体を制御する。この内部メモリ201Aに記憶されるアプリケーションソフトは、ROMに予め組み込まれているものであっても良いし、通信インタフェース206を介して与えられる或いは図示しない記録媒体から読み出したアプリケーションソフトをRAMやEEPROM等に記憶するものであっても良い。
【0020】
また、この内部メモリ201Aには、図2の(B)に示すように、当該PDA200に固有の端末コード、ユーザが任意に設定した当該PDA200の愛称、表示するウィンドウの名前と内容、及びウィンドウの記憶の有無を示すフラグ、等の各種データを記憶する。
【0021】
次に、このような構成における動作を説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ処理装置としてのデスクPC100における端末チェック処理の動作フローチャートである。このフローチャートに記載した各機能を実現するプログラムは、CPU101が読み取り可能なプログラムコードの形態でRAM106又は記憶装置105に記憶されている(以下、同じ)。
【0022】
即ち、デスクPC100のCPU101は、定期的にこの端末チェック処理を開始し、まず、端末管理テーブル106Aに何れかの携帯表示端末装置としてのPDA200が登録されているかどうか判断する(ステップS100)。そして、登録されたPDA200が無い場合には、通信インタフェース108より端末サーチ信号を送信する(ステップS101)。その後、この端末サーチ信号に応答して、未登録のPDA200からそのPDA200を特定する端末コードが送信されてきたかどうかを判別し(ステップS102)、応答がない場合には、この端末チェック処理を終了する。
【0023】
ここで、携帯表示端末装置としてのPDA200は、図4の動作フローチャートに示すように動作している。なお、このフローチャートに記載した各機能を実現するプログラムは、コンピュータ本体201が読み取り可能なプログラムコードの形態で内部メモリ201Aに記憶されている。
【0024】
即ち、まず、当該PDA200が表示受信モードにあるかどうか判断する(ステップS200)。一般に、PDA100は、パワーオンされると、まず通常の機能であるPIM機能(カレンダースケジュール、メモ、住所録、等)を実行するPIMモードに設定されるため、ここでは、表示受信モードにないとして、他の処理を行い(ステップS201)、その後、上記ステップS200に戻る。そして、このステップS201の他の処理において、図示しないPIM画面でのモード切り換えスイッチ表示に対応するタッチスイッチが操作されて、表示受信モードに設定されると、上記ステップS200において表示受信モードであると判断され、この場合には、次に、データ処理装置としてのデスクPC100からの端末サーチ信号の有無を判別する(ステップS202)。
【0025】
デスクPC100において、上記ステップS101で端末サーチ信号が送信されると、このステップS202において端末サーチ信号有と判断されるので、内部メモリ201Aに記憶されている当該PDA200の端末コードを通信インタフェース206によりデスクPC100に送信する(ステップS203)。
【0026】
デスクPC100では、上記ステップS102においてこの端末コードの受信有りと判別したときには、そのPDA200に対して情報送信要求を通信インタフェース108より送信する(ステップS103)。
【0027】
PDA200では、この情報送信要求を受信すると(ステップS204)、内部メモリ201Aに記憶されている愛称、フラグ、及びウィンドウ名を通信インタフェース206によりデスクPC100に送信する(ステップS205)。
【0028】
デスクPC100では、このPDA200から送信されてきた愛称、フラグ、及びウィンドウ名を、先に受信した端末コードに対応付けて、端末管理テーブル106Aに登録する(ステップS104)。そして、図5の(A)の左上又は左下に示すように、愛称によるアイコン109(この図では、PDA200の愛称は「太郎」)を表示装置103の表示画面103Aに表示する(ステップS105)。このとき、端末管理テーブル106Aに登録された当該PDA200のフラグがオン(「1」)かオフ(「0」)かを判別し(ステップS106)、オフであれば図5の(A)の左上に示すようにアイコン109を青色で表示し(ステップS107)、オンであれば図5の(A)の左下に示すようにアイコン109を赤色(図ではハッチングにより示す)で表示した後(ステップS108)、上記ステップS101に戻る。
【0029】
また、上記ステップS100において、端末管理テーブル106AにPDA200が既に登録されていると判断した場合には、その登録されているPDA200に対して通信インタフェース108よりとのPDA200を特定する端末コードと共にチェック信号を送信して(ステップS109)、OK応答がそのPDA200から有るかどうか判断することにより(ステップS110)、登録されているPDA200がまだ接続された状態に有るかどうか判別する。
【0030】
ここで、PDA200では、表示受信モードにあるときには、デスクPC100から、サーチ信号(ステップS202)、情報送信要求(ステップS204)、ウィンドウ受信要求(ステップS206)、ウィンドウ送信要求(ステップS207)、及びチェック信号(ステップS208)の何れかが送信されてくるのを待っており、チェック信号を受信したときには(ステップS208)、そのチェック信号の端末コードが当該PDA200の端末コードに一致するかを内部メモリ201Aを参照して判断する(ステップS209)。そして、一致しなければ上記ステップS200に戻り、一致するときには、通信インタフェース206によりOK応答をデスクPC100に送信して(ステップS210)、上記ステップS200に戻る。
【0031】
デスクPC100は、該当PDA200から、このOK応答が有った場合には、次に、端末管理テーブル106Aに更に別のPDAの登録が有るかどうか判別する(ステップS111)。そして、まだ有れば上記ステップS109に戻り、無い場合には上記ステップS101に戻る。また、上記OK応答が無かったときには、該当PDA200にウィンドウを送信していたかどうか判別し(ステップS112)、送信していなかった場合には上記ステップS111に進み、送信していた場合には、その該当PDA200に送信してあったウインドウ内容を復活表示した後(ステップS113)、上記ステップS111に進む。
【0032】
即ち、本実施の形態では、詳細は後述するが、図5の(A)の左上に示すようにデスクPC100の表示画面103Aに複数のウィンドウが開いている状態で、アクティブウィンドウ(この場合はウィンドウA)のタイトルバーに設けたコピーアイコン110を、マウスにより図中矢印で示すのようにPDA200を示すアイコン109にドラッグアンドドロップ操作することで、そのウィンドウの内容が同図の右下に示すようにPDA200に転送され、且つ、同図の左下に示すようにそのウィンドウの表示が消去されるので、そのPDA200がデスクPC100近傍から離されたときには、その消去した表示を復活する必要がある。この場合、デスクPC100では、ウィンドウの内容そのもの即ちデータを消去するのではなく、表示を消去するだけであるので、簡単に復活表示することができる。
【0033】
ここで、上記コピーアイコン110のアイコン109へのドラッグアンドドロップ操作に応じて当該ウィンドウの内容をPDA200に転送する際のデスクPC100の処理を図6の(A)の動作フローチャートに従って説明する。
【0034】
即ち、上記ドラッグアンドドロップ操作が行われると、通信インタフェース108により、まず、そのドロップ先のアイコン109に対応するPDA200へ、ウィンドウ受信要求を送信し(ステップS120)、更にドラッグ元のウィンドウの内容を送信する(ステップS121)。
【0035】
このとき、転送されるウィンドウの内容は、例えばビットマップ形式の画像データとして転送する。即ち、転送先のPDA200は単なる表示部として利用するものであり、PDA200側での該ウインドウ内容の変更修正、加工等は行わないものとする。よって、PDA200側では、そのウィンドウに対応するアプリケーションソフトを必要としない。しかしながら、対応するアプリケーションソフトのファイル形式のデータも同時に転送しておくものとしても良い。このようにすると、後述するように、PDA200を一種の記憶媒体として利用することも可能となる。
【0036】
而して、PDA200側では、デスクPC100から上記ウィンドウ受信要求を受けると(ステップS206)、その後に送信されてくる上記ウィンドウの内容を受信して、内部メモリ201Aに記憶する(ステップS211)。そして、図5の(A)の右下に示すように、そのウィンドウ内容を表示画面202Aに表示し(ステップS212)、内部メモリ201Aに設けたフラグをONした後(ステップS213)、上記ステップS207に進む。なお、特にフローチャートには示していないが、こうして転送され表示されたウィンドウ内容は、表示画面202A上に配されたタッチパネルを、例えば上方から下方へ、逆に下方から上方へと、なぞることで、スクロール表示可能とすることが好ましい。
【0037】
また、複数のウィンドウ内容を転送可能とし、図5の(B)に示すように、転送済みのウィンドウのリストを表示画面下方にバー表示して、その部分をタッチ操作することで、所望のウィンドウ内容の表示に切り換えられるようにしても良い。
【0038】
このようにPDA200へウィンドウ内容を送信した後、デスクPC100は、端末管理テーブル106Aに、その送信したウィンドウの名称を記録すると共に、フラグをONする(ステップS122)。そして、図5の(A)の左下に示すように、該当ウィンドウの表示を消去する共に(ステップS123)、転送先のPDA200に対応するアイコン109にウィンドウ名を表示する(ステップS124)。このとき、そのアイコン109が青色であれば(ステップS125)、赤色に表示色を変更することで、対応するPDA200にウィンドウ内容が表示されていることを識別表示する(ステップS126)。
【0039】
次に、こうしてPDA200に表示されているウィンドウ内容を、デスクPC100側で復活表示する場合を説明する。即ち、図5の(C)の上方に示すように、「太郎」という愛称の付されたPDA200にウィンドウAの内容が表示されているとき、所定のアイコン表示指示操作を行うと、同図の下方に示すように、デスクPC100の表示画面103Aでは、そのウィンドウAの内容が復活表示され、該当PDA200を示すアイコン109の表示色が赤色から青色に変更される。ここで、上記所定のアイコン表示指示操作としては、例えば、アイコン109上でマウスカーソルを螺旋移動させるジェスチャー等が考えられる。
【0040】
このような所定のアイコン表示指示操作がなされたとき、デスクPC100のCPU101は、図6の(B)に示すように、まず、端末管理テーブル106Aから当該アイコン109に相当するPDA200の端末コードに対応するフラグの状態を判別し(ステップS130)、フラグがONでない場合には、このアイコン表示処理の動作を終了する。
【0041】
これに対して、フラグがONであれば、該当ウィンドウの内容が当該デスクPC100の記憶装置105(記憶媒体107)又はRAM106に保存されているかどうか判断し(ステップS131)、保存されていれば、対応するアプリケーションソフトを起動して、該当ウインドウの内容を復活表示する(ステップS132)。そして、端末管理テーブル106Aの上記フラグを「0」にすると共にウィンドウ名を消去する(ステップS133)。また、対応するアイコン109を、青色表示し、該アイコン109に表示されていたウィンドウ名を消去する(ステップS134)。
【0042】
一方、該当ウィンドウの内容が当該デスクPC100に保存されていない場合には、該当ウィンドウの内容の送信要求を対応するPDA200に送信する(ステップS135)。
【0043】
PDA200では、このウィンドウ送信要求を受けると(ステップS207)、内部メモリ201Aに記憶しているウィンドウの内容を要求のあったデスクPC100に送信する(ステップS214)。そして、記憶してあるウィンドウ内容を消去し(ステップS215)、同様に、記憶してあるフラグ及びウィンドウ名も消去して(ステップS216)、上記ステップS208に進む。なお、このようなウィンドウ内容、フラグ及びウィンドウ名の消去は、必ずしも行わなくても良いことは勿論である。
【0044】
而して、デスクPC100は、こうしてPDA200から送信されてきたウィンドウ内容を受信して記憶装置105(記憶媒体107)又はRAM106に記憶し(ステップS136)、それをウィンドウ表示した後(ステップS137)、上記ステップS133に進む。このウィンドウ表示を行う際、PDA200に画像データの形式でウィンドウ内容を転送すると共に実データも転送してあった場合には、対応するアプリケーションソフトを起動して表示することになるので、さらに加工が可能となる。即ち、PDA200を一種の記憶媒体として利用できる。
【0045】
以上、PDA200が一つの場合を例に説明したが、これは複数であっても良いことは勿論である。
例えば、図7の(A)に示すように、デスクPC100にウィンドウB,Cが表示され、愛称「太郎」のPDA200−1にウィンドウAの内容が表示されている状態で、愛称「三郎」のPDA200−3をデスクPC100に近づけると、前述した定期的な端末チェック動作により、同図の(B)に示すように、デスクPC100の表示画面103Aに、「三郎」の愛称の青色アイコン109−3が表示される。ここで、ウィンドウBのコピーアイコン110を上記アイコン109−3にドラッグアンドドロップすると、同図の(C)に示すように、PDA200−3にそのウィンドウBの内容が表示されると共に、デスクPC100の表示画面103Aから当該ウィンドウBが表示消去される。また、アイコン109−3については、表示色が赤色に変更され、ウインドウ名が表示される。そして、ここで「太郎」の愛称を付されたPDA200−1を該デスクPC100近傍から離すと、同図の(D)に示すように、そのPDA200−1に表示していたウィンドウAの内容が復活表示され、また当該PDA200−1を示すアイコン109−1が表示消去される。
【0046】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
上記第1の実施の形態は、ユーザの指示によりPDA200にウィンドウを表示したり、デスクPC100側でウィンドウを復活表示するという例であったが、本実施の形態は、そのような動作をユーザの指示によらないでPDA200がデスクPC100に近づく/離れるに応じて自動的に行うというものである。
【0047】
図8はその場合のデスクPC100のCPU101で定期的に実行される端末チェック処理の動作フローチャートであり、図9の(A)乃至(E)はその場合のデスクPC100及びPDA200の表示遷移を示す図である。なお、この場合のPDA200側の処理は、上記第1の実施の形態で説明した図4の動作フローチャートと同様にして行われるので、その説明は省略する。
【0048】
即ち、デスクPC100のCPU101は、端末サーチ信号を送信し(ステップS140)、応答が無ければ(ステップS141)、この端末チェック処理を終了する。
【0049】
これに対して、PDA200が該デスクPC100近傍に配置されていたときには、そのPDA200から応答信号が有るので、この場合には、そのPDA200へ情報送信要求を送信して(ステップS142)、それに応答してPDA200から送信されてくる情報を受信して端末管理テーブル106Aに記憶する(ステップS143)。そして、フラグの状態を調べ、フラグがONでないときには(ステップS144)、そのPDA200を示すアイコンを青色で表示すると共に、愛称を表示する(ステップS145)。例えば、図9の(A)に示すように、デスクPC100の表示画面に2つのウィンドウA,Bが重ねて表示されているとき、「三郎」という愛称の付けられたPDA200−3を近づけると、同図の(B)に示すように、アイコン109−3が青色表示され、愛称「三郎」が表示される。
【0050】
CPU101は、ここで、ウィンドウが複数開かれているかどうか判断し(ステップS146)、一つしかウィンドウが無い場合には該端末チェック処理を終了する。これに対して、図9の(B)に示すように複数のウィンドウが有る場合には、PDA200にウィンドウ受信要求を送信した後(ステップS147)、アクティブでない即ち全体を見ることができないバックウィンドウ「この場合はウィンドウB)の内容をPDA200に送信する(ステップS148)。そして、その送信したウィンドウの名称を端末管理テーブル106Aに登録してフラグをONにする(ステップS149)。その後、図9の(C)に示すように、該当ウィンドウを消去表示して(ステップS150)、アイコン109を赤表示に変更し(ステップと151)、この端末チェック処理を終了する。即ち、アクティブでないウィンドウは表示画面103A上では見ることができないのであるから、自動的にPDA200側に転送して表示するようにしている。
【0051】
一方、上記ステップS144において、フラグがONしていると判断された場合には、そのPDA200へウィンドウの内容の送信要求を送信し(ステップS152)、それに応答して送信されてきたウィンドウ内容を受信して記憶する(ステップS153)。そして、既に表示画面103Aにウィンドウを表示しているかどうか判断し(ステップS134)、ウィンドウ表示が無ければ主ウィンドウ(アクティブウィンドウ)として上記記憶したウィンドウ内容を表示し(ステップS155)、またウィンドウ表示が有る場合にはバックウィンドウとして上記記憶したウィンドウ内容を表示して(ステップS156)、該端末チェック処理を終了する。
【0052】
即ち、図9の(A)に示すような状態において、当該デスクPC100に保存されていないウィンドウ内容を記憶しているPDA200を近づけた場合には、上記第1の実施の形態では、同図の(D)に示すように、その近づけたPDA(愛称「四郎」の付けられたPDA200−4)を示すアイコン109−4が赤色表示されるものであるが、本実施の形態では、このような表示状態を経ないで、同図の(E)に示すような、「四郎」という愛称のPDA200−4のウィンドウ(ウィンドウD)の内容が表示され、アイコン109−4は青色表示される。なお、当該デスクPC100に保存されているウィンドウ内容を記憶しているPDA200を近づけた場合については、特にフローチャートを用いて説明しないが、上記第1の実施の形態と同様に、デスクPC100側で記憶しているウィンドウ内容を復活表示すれば良いことは勿論である。また、上記ステップS152乃至ステップS154の処理を行っている間、図9の(D)に示すような表示を行うものとしても良い。
【0053】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、携帯表示端末装置としてPDAを例に説明したが、データPHSと称されるデータ処理機能付PHSや、小型のノートPCであっても良いことは勿論である。また、データ処理装置についても、実施の形態で説明したようなデスクPCに限らず、ノートPCであっても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形変更が可能なことは勿論である。
【0054】
また、アイコン109を青色/赤色表示することで、PDA200でのウィンドウ内容の表示の有無を示すようにしているが、両状態を識別可能であれば、どのような表示であってもかまわない。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、主表示装置においてアクティブ状態でないウインドウが開かれていれば、携帯表示端末を近傍位置に置くだけで、そのアクティブでないウインドウの内容をその携帯表示端末で見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態にかかるデータ処理装置としてのデスクPC及び携帯表示端末装置としてのPDAを示す斜視図であり、(B)及び(C)はそれぞれ上記デスクPC及びPDAのブロック構成図である。
【図2】(A)はデスクPCに記憶される端末管理テーブルの記憶構成を示す図であり、(B)はPDAの内部メモリの記憶構成を示す図である。
【図3】デスクPCで実行される端末チッぇク処理の動作フローチャートである。
【図4】PDAの動作フローチャートである。
【図5】(A)はデスクPCでのウィンドウドロップ操作によるPDA及びデスクPCの表示遷移図、(B)は複数ウィンドウが転送された場合のPDAの表示状態を示す図であり、(C)はデスクPCでのアイコン表示指示操作によるPDA及びデスクPCの表示遷移図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれPDAで実行されるウィンドウドロップ操作処理及びアイコン表示指示処理の動作フローチャートである。
【図7】(A)乃至(D)は、複数PDAの場合における表示の遷移を示すための図である。
【図8】第2の実施の形態におけるデータ処理装置としてのデスクPCで実行される端末チェック処理の動作フローチャートである。
【図9】(A)乃至(E)は、第2の実施の形態における端末チェック処理での表示の遷移を示すための図である。
【符号の説明】
100 デスクPC
101 CPU
102 入力装置
103 表示装置
105 記憶装置
106 RAM
106A 端末管理テーブル
107 記憶媒体
108 通信インタフェース
200,200−1,200−3,200−4 PDA
201 コンピュータ本体
201A 内部メモリ
202 表示部
203 タッチパネル
206 通信インターフェース
Claims (2)
- 複数のウインドウを主表示装置にて表示するデータ処理装置であって、
当該装置の近傍位置に無線データ受信可能な携帯表示端末が存在するか否かを検索する検索手段と、
上記主表示装置において複数のウインドウを開いているか否かを判別する判別手段と、
上記複数のウインドウが開かれており、且つ上記携帯表示端末が近傍位置に存在する場合には、開かれている上記複数のウインドウの内でアクティブでないウインドウを特定し、その特定されたウインドウ内容を上記携帯表示端末に対して送信する送信手段と、
を具備したことを特徴とするデータ処理装置。 - 複数のウインドウを主表示装置にて表示するコンピュータに
当該装置の近傍位置に無線データ受信可能な携帯表示端末が存在するか否かを検索する機能と、
上記主表示装置において複数のウインドウを開いているか否かを判別する機能と、
上記複数のウインドウが開かれており、且つ上記携帯表示端末が近傍位置に存在する場合には、開かれている上記複数のウインドウの内でアクティブでないウインドウを特定し、その特定されたウインドウ内容を上記携帯表示端末に対して送信する機能と、
を実現させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP20520998A JP3807104B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | データ処理装置及び記録媒体 |
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JP20520998A JP3807104B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | データ処理装置及び記録媒体 |
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ID=16503216
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