JP3806316B2 - 空調室外機吊り上げ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マンション等の建物のベランダやバルコニーに設置されている空調室外機を建物改修工事の一定期間だけ床面から所要高さに吊り上げるための空調室外機吊り上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
既設マンション等におけるベランダやバルコニーのコンクリート製床の表面を例えば塩化ビニールシートに張り替える工事を行う場合、ベランダ等に空調室外機が設置してあると、邪魔になって張替工事が行えないため、その張替工事が終了するまで空調室外機を床面から所要高さまで吊り上げておく必要がある。尚、この吊り上げに代えて、空調室外機を置台金物によって床面から所要高さ嵩上げすることがあるが、この嵩上げ方法では置台金物自体が床面に接地するため、作業が困難となる上に、張替工事の最終段階で防水工事を行う際に手直し工事が発生するなどの問題があり、また空調室外機を室内に保管しようとすれば、冷媒配管を取り外さなければならないため、余分な費用がかかることになる。
【0003】
然るに、従来、空調室外機を、床面から所要高さに吊り上げるにあたっては、ベランダ等の天井スラブに孔を明けてフックボルトを打ち込み、このフックボルトにロープを掛止して、このロープで空調室外機を吊り上げのようにしている。しかしながら、この方法では、コンクリートの天井スラブにドリルで孔をドリルで明ける必要があり、また改修工事の済めば、フックボルトを抜き取って、そのボルト孔をモルタルで塞ぎ、補修する必要があため、可なり手間がかかる上に、孔明け時に発生する騒音が大きな問題となっている。
【0004】
本発明は、従来のような騒音の問題がなく、しかも短時間で容易に空調室外機の吊り上げを行える空調室外機吊り上げ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の空調室外機吊り上げ装置は、長さ調整可能な支持桁1の一端部にベランダ等の天井面8と建物外壁面9とのコーナー部10に係合する係合部材2を、その他端部には手摺り12の上端部に係合する係合部材3を夫々角度変更可能に取り付けると共に、支持桁1の長手方向に沿って移動可能な吊り手段掛止部材4を支持桁1の所要位置で固定可能に取り付け、上記支持桁1を長さ調整して両端部の係合部材2,3を天井面8と建物外壁面9とのコーナー部10及び手摺り12の上端部に夫々係合させた状態で、吊り手段掛止部材4の被掛止部19又は20に吊り手段6を掛止して、この吊り手段6を介して空調室外機7をベランダの床面13から所要高さに吊り上げるようにしてなることを特徴とする。
【0006】
請求項2は、請求項1に記載の空調室外機吊り上げ装置において、前記吊り手段6は、吊り手段掛止部材4の被掛止部19に掛止されるチェーン等の索条21〜23、及びその索条22に連結され、手動レバー操作によって索条22を巻き取る手動巻取具24からなることを特徴とする。
【0007】
請求項3は、請求項1又は2に記載の空調室外機吊り上げ装置において、前記吊り手段6は、上端部が吊り手段掛止部材4の被掛止部20に掛止される吊り棒5を含むことを特徴とする。
【0008】
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の空調室外機吊り上げ装置において、前記支持桁1は、互いに入れ子式に嵌合されて伸縮可能な複数本の桁部材14,15からなり、桁部材14,15相互が所要伸縮位置で締付ねじ具16によって締め付け固定されるようになっていることを特徴とする。
【0009】
請求項5は、請求項4に記載の空調室外機吊り上げ装置において、前記吊り手段掛止部材4は、支持桁1を構成する複数本の桁部材14,15の所要の桁部材14にスライド可能に取り付けられた掛止部材本体17と、この掛止部材本体17を所要位置で桁部材14に締め付け固定する締付ねじ具18と、掛止部材本体17に設けられた被掛止部19,20と、からなることを特徴とする。
【0010】
請求項6は、請求項1〜5の何れかに記載の空調室外機吊り上げ装置において、前記各係合部材2,3は断面略L字形の係合部材本体36,37を有し、前記支持桁14の一端部に取り付けられる係合部材2のL字形係合部材本体36は、その内隅部に取付部片38が固着されて、この取付部片38が支持桁14の一端部に枢着され、支持桁1の他端部に取り付けられる係合部材3のL字形係合部材本体37は、その外隅部に取付部片39が固着されて、この取付部片39が支持桁15の他端部に枢着されてなることを特徴とする。
【0011】
請求項7は、請求項1〜6の何れかに記載の空調室外機吊り上げ装置において、前記各係合部材2,3のL字形係合部材本体36,37の係合面にはクッションシート41が装着されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る空調室外機吊り上げ装置の使用状態を示す全体斜視図、図2は同吊り上げ装置の支持桁を示す正面図、図3の(A)は同吊り上げ装置の使用状態を示す要部拡大正面図、(B)は(A)の矢示Aから見た側面図である。本発明の空調室外機吊り上げ装置は、図1から分かるように、長さ調整可能な支持桁1の一端部に、ベランダの天井面8と建物の躯体外壁面9とのコーナー部10に係合する係合部材2を、その他端部に、手摺り11の上横枠12に係合する係合部材3を夫々角度変更可能に取り付けると共に、支持桁1の長手方向に沿って移動可能な吊り手段掛止部材4を支持桁1の所要位置で固定可能に取り付け、しかして支持桁1を適宜に長さ調整して両端部の係合部材2,3を天井面8と躯体外壁面9とのコーナー部10及び手摺り11の上横枠12に夫々係合させた状態で、吊り手段掛止部材4の被掛止部19又は20に吊り手段6を掛止し、この吊り手段6を介して空調室外機7をベランダの床面13から所要高さに吊り上げるようにしたものである。
【0013】
この空調室外機吊り上げ装置の構造について更に詳しく説明すると、先ず、支持桁1は、図2及び図4に示すように、互いに入れ子式に嵌合されて伸縮可能な2本の桁部材14,15からなり、一方の桁部材14は角筒状鋼管により、また他方の桁部材15は桁部材14より径小の角筒状鋼管により形成されたもので、桁部材14内に桁部材15がスライド自在に嵌合されていて、桁部材14下側面の複数箇所にその管壁を貫通して螺装された締付ねじ具16を締め付けることにより、両桁部材14,15を互いに固定して、支持桁1の長さを所望に調整できるようになっている。各締付ねじ具16は、桁部材14の下側面に固着されたナット16aと、これに螺合され、桁部材14の管壁を貫通して桁部材15に先端が当接する蝶ボルト16bとからなる。
【0014】
吊り手段掛止部材4は、図2〜図4に示すように、上記支持桁1の径大側桁部材14にスライド可能に外嵌された角筒状の掛止部材本体17と、この掛止部材本体17を所要位置で桁部材14に締め付け固定する締付ねじ具18と、掛止部材本体17の下側面に設け被掛止部19,20とによって構成される。締付ねじ具18は、掛止部材本体17の上側面に固着されたナット18aと、これに螺合され、掛止部材本体17の側壁を貫通して桁部材14に先端が当接する蝶ボルト18bとからなる。また、被掛止部19はアーチ状に形成され、被掛止部20はフック形に形成されたものである。
【0015】
支持桁1の両端部に取り付けてある係合部材2,3は、夫々断面略L字形の鋼板製係合部材本体36,37を有する。そして、支持桁1の外端部、即ち桁部材14の一端部に取り付けられる係合部材2のL字形係合部材本体36は、図5の(A)に示すように、その内隅部に鋼板製の取付部片38が溶接にて固着され、この取付部片38が桁部材14の外端部にボルト40で回動できるように枢着され、また支持桁1の他端部、即ち桁部材15の外端部に取り付けられる係合部材3のL字形係合部材本体37は、図5の(B)から分かるように、その外隅部に鋼板製の取付部片39が溶接にて固着され、この取付部片39が桁部材15の外端部にボルト40で回動できるように枢着されている。また、係合部材本体36,37の夫々の係合面にはゴム材や軟質合成樹脂材等からなるクッションシート41が装着されている。
【0016】
また、吊り手段6は、図1及び図3に示すように、吊り手段掛止部材4の被掛止部19に掛止されて垂下される第1索条21と、この第1索条21の下端部に手動巻取具24を介して連結される第2索条22と、この第2索条22に掛止されて垂下され、空調室外機7に直接引っ掛けるための第3索条23と、から構成され、第1索条21〜第3索条23は、夫々リンクチェーンからなる。
【0017】
吊り手段6の第1索条21は、その上端部に取り付けられたリング25を介して吊り手段掛止部材4の被掛止部19に掛止される。手動巻取具24は、例えばチェーンレバーホイストからなるもので、図3(A)及び(B)に示すように、フック27を第1索条21の下端部に設けてあるリング26に掛止させ、ラチェットホイール28に第2索条22の一端部22a側を掛装すると共に、第2索条22の他端部に取り付けたフック30を第1索条21の下端所要部に掛止して、この第2索条22を無端状とした状態で、レバー27を手で揺動操作してラチェットホイール26をチェーン巻取方向に回転させることにより、この無端状第2索条22の長さを短くするように巻き取ることができる。また、切換爪31を切り換えて、ラチェットホイール26を逆転させるようにすれば、第2索条22を巻き戻す(無端状の長さを伸ばす)ことができる。
【0018】
第3索条23は、リング32によって第2索条22に連結されるもので、図1に示すように、両端部にフック33,33が取り付けられていて、この両フック33,33を空調室外機7の両端上部に設けてある掛止孔34,34に掛止させることによって、空調室外機7を吊り上げできるようになっている。
【0019】
上記のように構成される空調室外機吊り上げ装置の使用にあたっては、図1に示すように、支持桁1の桁部材14,15を適宜伸縮させて、その一端側の係合部材2をベランダの天井面8と躯体外壁面9とのコーナー部10に係合させると共に、他端側の係合部材3を手摺り11の上横枠12に係合させ、この状態で締付ねじ具16を締め付けて両桁部材14,15を互いに固定し、それにより支持桁1を建物躯体側と手摺り12側とに亘って張架する。この場合、各係合部材2,3の係合部材本体36,37の係合面にゴム材や軟質合成樹脂材等からなるクッションシート41が装着されているから、この係合部材2,3を上記コーナー部10や手摺り11の上横枠12に係合させる際に、金属音等の不快な騒音を生ずることがなく、またそのコーナー部10や手摺り11の上横枠12を傷付けることもなく、そのうえ係合部材2,3が滑りを生ずることなく、係合位置に的確に固定されて、支持桁1を使用位置に安定状態に固定できる。
【0020】
吊り手段掛止部材4は、支持桁1を上記のように建物躯体側と手摺り12側とに張架した後でもよいし、張架する前でもよいが、ベランダ床面13上に設置された空調室外機7の直上位置に対応する位置に桁部材14に沿って移動調整して締付ねじ具18で固定する。この吊り手段掛止部材4の被掛止部19に掛止されている吊り手段6は、第2索条22が十分な長さに伸ばされた状態にあるから、第3索条23の両端フック33,33を、ベランダ床面13上に設置されている空調室外機7の掛止孔34,34に係入させ、この状態で手動巻取具24をレバー27操作することにより、第2索条22がその長さを短くするように巻き取られ、それによって空調室外機7をベランダ床面13から所要高さまで吊り上げることができる。
【0021】
この空調室外機吊り上げ装置を使用して空調室外機7を吊り上げるには、上記のように、支持桁1を長さ調整して建物躯体側と手摺り12側とに亘り張架し、この支持桁1の所要位置に固定した吊り手段掛止部材4から垂下される吊り手段6の第3索条23のフック33を空調室外機7に引っ掛けて、巻取具24のレバー27操作により第2索条22を巻き上げればよいから、一人の作業者で短時間に空調室外機7の吊り上げを行うことができる。また、この吊り上げ装置によると、ベランダ床面13上に設置されている空調室外機7をその設置位置からそのまま真上に吊り上げることができるため、冷媒配管42も既存のままの状態でよく、従って空調機は運転可能となる。
【0022】
ベランダ床面13の改装工事が終了して、空調室外機7を改装されたベランダ床面13上に下ろす際には、手動巻取具24の切換爪31を切り換えて、ラチェットホイール26が逆転するようにレバー29操作すれば、第2索条22が巻き戻されて長さが伸び、それによって空調室外機7を床面13上に下ろすことができる。その後、締付ねじ具16を緩めて支持桁1を収縮させることより、支持桁1を取り外すことができる。
【0023】
図6は、本発明の他の実施形態による空調室外機吊り上げ装置を示すもので、先の実施形態では、吊り手段6を、第1索条21、この第1索条21の下端部に手動巻取具24を介して連結される第2索条22と、この第2索条22に掛止されて垂下される第3索条23とから構成しているのに対し、この図6の吊り上げ装置では、第1索条21に代えて、剛性体からなる吊り棒5を使用し、この吊り棒5の上端フック5aを吊り手段掛止部材4の被掛止部20(被掛止部19でもよい)に掛止させ、この吊り棒5の下端フック5bには、第2索条22に連結された手動巻取具24のフック27を直接掛止するか、又は図示のようにリング26を介して掛止するようにしたもので、他の構成及び吊り上げ操作については、前述した先の実施形態の吊り上げ装置と同様である。
【0024】
しかして、図6の吊り上げ装置を使用して空調室外機7を吊り上げる際には、支持桁1を建物躯体側と手摺り12側とに亘って張架した後、この支持桁1の所要位置に固定した吊り手段掛止部材4の被掛止部20に吊り棒5の上端フック5aを掛止させ、それからこの吊り棒5の下端フック5bに、第2索条22に連結された手動巻取具24のフック27を直接又はリング26を介して掛止するようにすればよい。この場合には、吊り手段6(吊り棒5、手動巻取具24付き第2索条22、及び第3索条23)が支持桁1と分離しているから、作業がし易く、また吊り棒5はチェーンと違って剛体であるため、吊り手段掛止部材4への引っ掛け操作が容易となる。
【0025】
以上説明した実施形態では、吊り手段6を、吊り手段掛止部材4の被掛止部19に掛止されて垂下される第1索条21と、第1索条21の下端部に手動巻取具24を介して連結される第2索条22と、第2索条22に掛止されて垂下され、空調室外機7に直接引っ掛けるための第3索条23とによって構成しているが、吊り手段掛止部材4の被掛止部19に掛止されると共に手動巻取具24に連結された索条と、この索条に連結され、空調室外機7に直接引っ掛けられる索条との2つの索条によって構成してもよい。
【0026】
また、以上の実施形態では、索条としてチェーンを使用しているが、チェーンに代えてワイヤーを使用してもよい。また、チェーンの場合は、図示のようなリンクチェーンに限らず、ローラチェーンでもよい。
【0027】
また、以上の実施形態では、吊り手段6に手動巻取具24を使用し、この手動巻取具24によって索条22を巻き取るようにするから、空調室外機7の吊り上げ作業を一人で簡単容易に短時間で行うことができるわけであるが、このような手動巻取具24を使用せず、チェーンやワイヤー、更にはロープや紐からなる1本又は複数本の索条を使用して、空調室外機7を保持すると共に、この空調室外機7を所要高さ持ち上げた状態で、その索条の上端側を支持桁1の吊り手段掛止部材4に掛止させることによって、空調室外機7をベランダ等の床面から所要高さ吊り上げるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の空調室外機吊り上げ装置によると、その使用にあたり、支持桁を長さ調整して両端部の係合部材を天井面と建物外壁面とのコーナー部及び手摺りの上端部に夫々係合させた状態で、吊り手段掛止部材の被掛止部に吊り手段を掛止して、この吊り手段を介して空調室外機をベランダの床面から所要高さに吊り上げるから、天井スラブに孔を明けてフックボルトを打ち込み、そのフックにロープを掛止させて空調室外機を吊り上げるようにする従来方法に比べ、本発明の吊り上げ装置を使用すれば、短時間で、しかもほとんど無騒音の状態で空調室外機の吊り上げを行うことができ、また穴埋め等の補修作業も不要となるから施工コストの低減を図ることができる。
【0029】
請求項2によると、吊り手段が、吊り手段掛止部材の被掛止部に掛止される索条、及びこの索条に連結され、手動レバー操作によって索条を巻き取る手動巻取具からなるため、一人の作業者で短時間で楽に空調室外機の吊り上げを行うことができる。
【0030】
請求項3によると、吊り手段掛止部材の被掛止部に掛止される吊り棒を有するから、吊り手段掛止部材の被掛止部に吊り棒の上端部を掛止させ、この吊り棒の下端部に索条を掛止させて、この索条によって空調室外機を吊り上げるようにすれば、吊り上げ作業を容易に行うことができ、またこの場合、手動巻取具を使用することによって、その吊り上げ作業を楽に行うことができる。
【0031】
請求項4によれば、支持桁は、互いに入れ子式に嵌合されて伸縮可能な複数本の桁部材からなり、桁部材相互が所要伸縮位置で締付ねじ具によって締め付け固定されるようになっているから、支持桁の長さ調整を簡単容易に行うことができる。
【0032】
請求項5によれば、吊り手段掛止部材は、所要の桁部材にスライド可能に取り付けられた掛止部材本体と、掛止部材本体を所要位置で桁部材に締め付け固定する締付ねじ具と、掛止部材本体に設けられた被掛止部とからなるため、吊り手段掛止部材の位置調整を簡単容易に行うことができる。
【0033】
請求項6によれば、各係合部材は断面略L字形の係合部材本体を有し、支持桁の一端部に取り付けられる係合部材のL字形係合部材本体は、その内隅部に取付部片が固着されて、この取付部片が支持桁の一端部に枢着され、支持桁の他端部に取り付けられる係合部材のL字形係合部材本体は、その外隅部に取付部片が固着されて、この取付部片が支持桁の他端部に枢着されているから、各係合部材を簡単な構造にして容易に製作できると共に、両係合部材を天井面と建物外壁面とのコーナー部及び手摺りの上端部に夫々容易に係合させることができる。
【0034】
請求項7によれば、各係合部材のL字形係合部材本体の係合面にクッションシートが装着されているから、係合部材を天井面と建物外壁面とのコーナー部や手摺りの上端部に係合させる際に、金属音等の不快な騒音を生ずることがなく、そのコーナー部や手摺りの上端部を傷付けることもなく、しかも係合部材が滑りを生ずることなく、係合位置に的確に固定されて、支持桁を使用位置に安定状態に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空調室外機吊り上げ装置の使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】 同吊り上げ装置の支持桁を示す正面図である。
【図3】 (A)は同吊り上げ装置の使用状態を示す要部拡大正面図であり、(B)は(A)の矢示Wから見た側面図である。
【図4】 (A)は図2のX−X線拡大断面図、(B)は図2のY−Y線拡大断面図である。
【図5】 (A)は支持桁の一端部側の係合部材を示す拡大斜視図、(B)は他端側の係合部材を示す拡大斜視図である。
【図6】 他の実施形態による空調室外機吊り上げ装置の使用状態を示す要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 支持桁
2,3 係合部材
4 吊り手段掛止部材
5 吊り棒
6 吊り手段
7 空調室外機
8 天井面
9 建物外壁面
10 天井面と建物外壁面とのコーナー部
11 手摺り
13 ベランダの床面
14,15 支持桁の桁部材
16 締付ねじ具
18 締付ねじ具
19,20 吊り手段掛止部材の被掛止部
21 第1索条
22 第2索条
23 第3索条
24 手動巻取具
36,37 係合部材本体
38,39 取付部片
41 クッションシート

Claims (7)

  1. 長さ調整可能な支持桁の一端部にベランダ等の天井面と建物外壁面とのコーナー部に係合する係合部材を、その他端部には手摺りの上端部に係合する係合部材を夫々角度変更可能に取り付けると共に、支持桁の長手方向に沿って移動可能な吊り手段掛止部材を支持桁の所要位置で固定可能に取り付け、上記支持桁を長さ調整して両端部の係合部材を天井面と建物外壁面とのコーナー部及び手摺りの上端部に夫々係合させた状態で、吊り手段掛止部材の被掛止部に吊り手段を掛止して、この吊り手段を介して空調室外機をベランダの床面から所要高さに吊り上げるようにしてなる空調室外機吊り上げ装置。
  2. 前記吊り手段は、吊り手段掛止部材の被掛止部に掛止されるチェーン等の索条、及びその索条に連結され、手動レバー操作によって索条を巻き取る手動巻取具からなる請求項1に記載の空調室外機吊り上げ装置。
  3. 前記吊り手段は、上端部が吊り手段掛止部材の被掛止部に掛止される吊り棒を含む請求項1又は2に記載の空調室外機吊り上げ装置。
  4. 前記支持桁は、互いに入れ子式に嵌合されて伸縮可能な複数本の桁部材からなり、桁部材相互が所要伸縮位置で締付ねじ具によって締め付け固定されるようになっている請求項1〜3の何れかに記載の空調室外機吊り上げ装置。
  5. 前記吊り手段掛止部材は、支持桁を構成する複数本の桁部材の所要の桁部材にスライド可能に取り付けられた掛止部材本体と、この掛止部材本体を所要位置で桁部材に締め付け固定する締付ねじ具と、掛止部材本体に設けられた被掛止部と、からなる請求項4に記載の空調室外機吊り上げ装置。
  6. 前記各係合部材は断面略L字形の係合部材本体を有し、前記支持桁の一端部に取り付けられる係合部材のL字形係合部材本体は、その内隅部に取付部片が固着されて、この取付部片が支持桁の一端部に枢着され、支持桁の他端部に取り付けられる係合部材のL字形係合部材本体は、その外隅部に取付部片が固着されて、この取付部片が支持桁の他端部に枢着されてなる請求項1〜5の何れかに記載の空調室外機吊り上げ装置。
  7. 前記各係合部材のL字形係合部材本体の係合面にはクッションシートが装着されている請求項1〜6の何れかに記載の空調室外機吊り上げ装置。
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