JP3805949B2 - 情報フィルタリング装置および方法と情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報フィルタリング装置および方法と情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリング装置および方法に関し、更に詳しくは、データベース内の情報またはPOS装置や電子商取引における商品情報またはウェブページなどの情報群の中から利用者にとって有益な情報であると予測される情報または該情報の在処(例えば、WWWにおけるURL、データベースのインデックスリスト、商品目録等)を紹介する紹介情報リストの中から利用者の興味によらない特殊な事情(一時的な流行物の情報、時節物の情報、またはニュースや天気予報等の一般的な情報である等の特殊な事情)によリアクセス数が膨大になり、その結果利用者の興味に関係なく紹介されやすくなった情報を自動的かつ高速に除去し得る情報フィルタリング装置および方法と情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
なお、上述した特殊な事情によりアクセス数が膨大になった情報は、アクセス数ベスト10紹介、キーワード検索紹介、ジャンル別紹介等の一般的なアクセス数が多いものから順に紹介する情報紹介装置からの紹介情報に高い確率で含まれているものである。しかしながら、これらの情報は、利用者の興味に基づいた紹介に含まれていないものであるため、利用者が自分の興味に関連のある情報を求めている場合には、不要な情報(以下、ノイズ情報とも称する)であり、このようなノイズ情報を除去することにより紹介情報がより利用者にとって有益な情報となる。
【0003】
【従来の技術】
大量の情報の中から利用者に有益な情報のみを抽出して提供する従来の情報フィルタリング装置には、利用者の入力したキーワードを検索条件として指定し、このキーワードが含まれる情報を抽出するキーワード検索を利用したもの、予め情報を分野毎に分類しておき、この分類された分野を検索条件として指定し、該当する分野の情報を抽出するジャンル検索を利用したもの、利用者の過去の通信履歴を分析し、将来の通信傾向を予測し、有効となるであろう情報またはその所在を紹介するもの(例えば、特願平8−135379号「通信相手紹介方法およびその装置」等)がある。
【0004】
このような従来の情報フィルタリング装置では、利用者の興味によらない特殊な事情(一時的な流行物の情報、時節物の情報、またはニュースや天気予報等の一般的な情報である等の特殊な事情)によりアクセス数が膨大になり、その結果利用者の興味に関係なく紹介されやすくなっている情報なども取り除くことが重要である。
【0005】
すなわち、利用者が自分の興味に関係の深い情報を欲している場合、利用者の興味に基づき、該興味に関係のある情報のみが紹介されることが必要であり、上述した特殊な事情により紹介される情報は不要な情報、すなわちノイズ情報である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報フィルタリング装置では、過去にアクセスのあった利用者数またはアクセス回数の多い情報を優先して紹介しているが、上述した特殊な事情、すなわち一時的な流行物の情報、時節物の情報、またはニュースや天気予報等の一般的な情報である等の特殊な事情によりアクセス数が膨大になっている情報もノイズ情報としてフィルタリング後の紹介情報の中に多く含まれ、これらのノイズ情報は必ずしも利用者の興味に関係の近い情報でなく、偏っていたり、既知の情報であるため、利用者は興味があり、必要な情報のみを効率的に受け取ることができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、利用者に興味のないノイズ情報を適確に削除することができる情報フィルタリング装置および方法と情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の本発明にかかる情報フィルタリング装置は、利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリング装置であって、利用者による情報の閲覧、情報のコピー、商品の購入を含む処理により利用者が利用した情報を、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報として収集して蓄積する情報収集手段と、該情報収集手段に蓄積した前記アクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積する統計情報生成手段と、該統計情報生成手段に蓄積された前記統計情報から最小自乗法により近似関数y=ax -b (a,bは正の数、xはアクセス利用者数、yは被アクセス情報数)を算出する近似関数算出手段と、この算出した近似関数のx切片a 1/b を計算し、このx切片a 1/b 、利用者の興味に基かない特殊な事情によりアクセスされている情報を利用者の興味に基きアクセスされている情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点として抽出するフィルタリング境界点抽出手段とを有することを特徴とする。
【0009】
発明にあっては、利用者識別子、情報識別子および履歴情報を収集蓄積し、このアクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積し、この統計情報から近似関数を算出し、この近似関数を用いて、利用者の興味に基かない特殊な事情によりアクセスされている不要なノイズ情報を利用者の興味に基きアクセスされている情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点を抽出するため、この抽出されたフィルタリング境界点に基づき紹介情報の中の不要なノイズ情報を除去することにより、従来のように人手によることなく、通信履歴のみを用いて不要なノイズ情報を自動的に除去することができ、利用者は情報を必要とするときに必要な情報のみを瞬時に取得することができる。
【0010】
また、上記情報フィルタリング装置において、前記フィルタリング境界点抽出手段で抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する情報フィルタリング手段を有することを特徴とする。
【0011】
発明にあっては、抽出したフィルタリング境界点に基づき紹介情報の中の不要な情報を除去するため、従来のように人手によることなく、通信履歴のみを用いて不要なノイズ情報を自動的に除去することができ、利用者は情報を必要とするときに必要な情報のみを瞬時に取得することができる。
【0016】
また、第2の本発明に係る情報フィルタリング方法は、利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリング方法であって、情報収集手段により、利用者による情報の閲覧、情報のコピー、商品の購入を含む処理により利用者が利用した情報を、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報として収集して蓄積する手順と統計情報生成手段により、前記情報処理手段から前記アクセス履歴情報を読み出し、前記アクセス履歴情報に基づき、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積する手順と近似関数算出手段により、前記統計情報生成手段から前記統計情報を読み出し、前記統計情報に基づいて、最小自乗法により近似関数y=ax -b (a,bは正の数、xはアクセス利用者数、yは被アクセス情報数)を算出する手順とフィルタリング境界点算出手段により、この算出した近似関数のx切片a 1/b を計算し、このx切片a 1/b 、利用者の興味に基かない特殊な事情によりアクセスされている情報を他の情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点として抽出することを特徴とする。
【0017】
発明にあっては、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報を収集蓄積し、このアクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積し、この統計情報から近似関数を算出し、この近似関数を用いて、利用者の興味に基かない特殊な事情によりアクセスされている不要なノイズ情報を利用者の興味に基きアクセスされている情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点を抽出するため、この抽出されたフィルタリング境界点に基づき紹介情報の中の不要なノイズ情報を除去することにより、従来のように人手によることなく、通信履歴のみを用いて不要なノイズ情報を自動的に除去することができ、利用者は情報を必要とするときに必要な情報のみを瞬時に取得することができる。
【0018】
また、上記情報フィルタリング方法において、前記抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する手順を有することを特徴とする。
【0019】
発明にあっては、抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する。
【0024】
また、上記情報フィルタリング方法において、前記不要な情報を除去する手順は、アクセス利用者数が前記x切片a1/b より大きい紹介情報を有益な情報として紹介された紹介情報から除去する手順であることを特徴とする。
【0025】
発明にあっては、アクセス利用者数がx切片a1/b より大きい紹介情報を有益な情報として紹介された紹介情報から除去する。
【0026】
更に、第3の本発明に係る情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体は、利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体であって、利用者による情報の閲覧、情報のコピー、商品の購入を含む処理により利用者が利用した情報を、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報として収集して蓄積する処理と、この蓄積した前記アクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積する処理と、この蓄積された前記統計情報から最小自乗法により近似関数y=ax -b (a,bは正の数、xはアクセス利用者数、yは被アクセス情報数)を算出する処理と、この算出した近似関数のx切片a 1/b を計算し、このx切片a 1/b 、特殊な事情によりアクセスされている情報を他の情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点として抽出する処理とを情報処理手段に実行させることを特徴とする。
【0027】
発明にあっては、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報を収集蓄積し、このアクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積し、この統計情報から近似関数を算出し、この近似関数を用いて、特殊な事情によりアクセスされている不要なノイズ情報を他の情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点を抽出する情報フィルタリングプログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0028】
上記情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体において、前記抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する処理を情報処理手段に実行させることを特徴とする。
【0029】
発明にあっては、抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する情報フィルタリングプログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0034】
また、上記フィルタリングプログラムを記録した記録媒体において、前記不要な情報を除去する処理では、アクセス利用者数が前記x切片a1/b より大きい紹介情報を前記有益な情報として紹介された紹介情報から除去する情報フィルタリングプログラムを記録媒体に記録することを特徴とする。
【0035】
発明にあっては、アクセス利用者数がx切片a1/b より大きい紹介情報を有益な情報として紹介された紹介情報から除去する情報フィルタリングプログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0036】
更に、上記情報フィルタリング装置において、前記フィルタリング境界点抽出手段が、前記統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において前記近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する低アクセス利用者側設定手段を有することを特徴とする。
【0037】
発明にあっては、統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定するため、この低アクセス利用者側低フィルタリング境界点以下の情報を除去することにより、利用者の興味でなく、偶然確率的にアクセスされただけのアクセス傾向から外れたノイズ情報を除去でき、紹介情報を利用者の興味に関係のある情報のみにすることができる。
【0038】
上記情報フィルタリング方法において、前記フィルタリング境界点抽出する手順が、前記統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において前記近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する手順を有することを特徴とする。
【0039】
発明にあっては、統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定するため、この低アクセス利用者側低フィルタリング境界点以下の情報を除去することにより、利用者の興味でなく、偶然確率的にアクセスされただけのアクセス傾向から外れたノイズ情報を除去でき、紹介情報を利用者の興味に関係のある情報のみにすることができる。
【0040】
また、上記情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体において、前記フィルタリング境界点抽出処理が、前記統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において前記近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する処理を有する情報フィルタリングプログラムを記録媒体に記録することを特徴とする。
【0041】
発明にあっては、統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する情報フィルタリングプログラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報フィルタリング装置の構成を示すブロック図である。
【0043】
図1に示す情報フィルタリング装置10は、利用者が情報を閲覧したり、また情報を利用者の蓄積装置にコピーしたり、または商品を購入した場合に発生する種々の情報のうち、少なくとも利用者(または利用者端末)識別子、情報識別子、アクセス日時をアクセス履歴情報として蓄積しているWebサーバ、データベースまたはPOS装置等の履歴蓄積装置20から前記アクセス履歴情報を収集し、この収集したアクセス履歴情報から構成する利用者識別子、情報識別子、およびアクセス日時情報の組合せ毎のアクセス履歴リストを、後述する図3に示す表のように生成する情報アクセス履歴収集部2とを有し、この情報アクセス履歴収集部2で収集されたアクセス履歴リストはアクセス履歴リスト蓄積部3に蓄積される。
【0044】
アクセス履歴リスト蓄積部3に蓄積された図3の表に示すようなアクセス履歴リストは、履歴統計処理部4に供給され、履歴統計処理部4において予め設定された一定の観測期間(例えば、1週間、1ヶ月、1年等)における特定の情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数が計数され、統計情報として生成される。この履歴統計処理部4で生成された統計情報は、統計情報蓄積部5に蓄積される。なお、アクセス利用者数は指定(単位)期間当たりの個々の情報毎にアクセスする利用者の数であり、被アクセス情報数は、アクセス利用者数が同じ情報の数である。
【0045】
この統計情報蓄積部5に蓄積された統計情報は、近似関数演算部6に供給され、近似関数演算部6において統計情報から近似関数が算出される。この算出された近似関数は、フィルタリング境界点演算部7に供給され、フィルタリング境界点演算部7は、この近似関数を用いて、上述した特殊な事情により多数のアクセスを受けている情報、すなわちアクセス傾向から外れたノイズ情報を他の情報から選り分けるための境界値であるフィルタリング境界値を前記近似関数のx切片として算出し設定する。
【0046】
情報フィルタリング部8は、上述したようにフィルタリング境界点演算部7で設定されたフィルタリング境界値に基づき紹介情報からノイズ情報を除去する。このように利用者に不必要なノイズ情報を除去された紹介情報は利用者に提供されることになる。
【0047】
また、図1に示す情報フィルタリング装置10において、制御部1は、本装置全体の動作を制御する部分であり、入力部11は、本情報フィルタリング装置10に対する各種情報、フィルタリング境界点設定要求などの要求や情報紹介リストを生成する情報紹介装置からの情報紹介リストを受け入れる部分であり、出力部12は、情報フィルタリング装置10で抽出したフィルタリング境界点の値、情報紹介リストから不要情報であるノイズ情報を除去したり情報紹介リストを利用者端末に送信したり、または利用者端末に直接出力する部分である。また、情報アクセス履歴収集タイマ部9は、情報アクセス履歴収集時刻を管理し、収集要求を定期的に行う部分である。
【0048】
以上のように構成される情報フィルタリング装置10は、履歴蓄積装置20に蓄積されている情報識別子、利用者識別子およびアクセス日時を少なくともアクセス情報として収集し、この収集したアクセス情報に基づき紹介情報から不要なノイズ情報を削除するための基準値であるフィルタリング境界点を算出して設定し、情報紹介装置から入力される情報紹介リストの中から不要なノイズ情報を除去して出力するものであるが、次に各部の詳細な動作について図2以降を参照して説明する。
【0049】
まず、図2および図3を参照して、情報アクセス履歴収集部2の情報アクセス履歴収集処理について説明する。図2は、情報アクセス履歴収集部2の情報アクセス履歴収集処理動作を示すフローチャートであり、図3は、この情報アクセス履歴収集部2の処理動作により生成されるアクセス履歴リストを示す図である。
【0050】
図2に示す情報アクセス履歴収集処理動作では、情報アクセス履歴収集タイマ部9が予め設定された時刻となると制御部1に対して情報アクセス履歴収集処理要求を通知し、情報アクセス履歴収集処理を開始する(ステップS100)。この通知を受けた制御部1は情報アクセス履歴収集部2に対して情報アクセス履歴収集要求を行う(ステップS110)。情報アクセス履歴収集部2は、ネットワーク装置等の履歴蓄積装置20から発信情報識別子、着信利用者端末識別子および通信時刻を含む通信履歴である情報アクセス履歴を取得する(ステップS120)。なお、履歴蓄積装置20は、利用者から情報へのアクセスが発生する毎にその通信履歴を蓄積している。
【0051】
情報アクセス履歴収集部2は、履歴蓄積装置20から情報アクセス履歴を取得すると、この情報アクセス履歴を図3に示すように情報にアクセスした利用者の識別子であるアクセス利用者識別子40−1、被アクセス情報識別子40−2、およびアクセス日時40−3などからなる通信情報についてアクセス日時順に記述したアクセス履歴リスト40に分解し(ステップS130)、このように分解作成されたアクセス履歴リストを情報アクセス履歴収集部2からアクセス履歴リスト蓄積部3に蓄積する(ステップS140)。アクセス履歴リストの蓄積が終了すると、情報アクセス履歴収集部2は、制御部1に対して情報アクセス履歴取得処理終了通知を行い(ステップS150)、情報アクセス履歴収集部処理を終了する。
【0052】
次に、図4および図5を参照して、履歴統計処理部4の履歴統計処理動作について説明する。図4は、履歴統計処理部4による履歴統計処理動作を示すフローチャートであり、図5は、この履歴統計処理部4の履歴統計処理動作により生成される統計情報を示す図である。
【0053】
履歴統計処理部4は、上述したようにアクセス履歴リスト蓄積部3に蓄積されたアクセス履歴リストからアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を統計し、統計情報蓄積部5に蓄積するものであるが、詳細には図4のフローチャートに示すように、まず入力部11に履歴統計処理要求が入力され、この入力された履歴統計処理要求が入力部11から制御部1に通知されると、履歴統計処理が開始される(ステップS200)。
【0054】
制御部1は、入力部11から履歴統計処理要求を通知されると、履歴統計処理部4に対して履歴統計処理要求を通知し(ステップS210)、履歴統計処理部4はアクセス履歴リスト蓄積部3から予め設定された一定の観測期間(例えば、1週間、1ヶ月、1年等)のアクセス履歴リスト40を読み出す(ステップS220)。そして、履歴統計処理部4は、この読み出したアクセス履歴リスト40から被アクセス情報識別子40−2毎にアクセス利用者識別子40−1の種類数、すなわち個々の情報毎のアクセス利用者数をカウントする(ステップS230)。
【0055】
次に、ステップS230でカウントしたアクセス利用者数が同一の被アクセス情報数をカウントし、図5に示す表のようにアクセス利用者数50−1毎の被アクセス情報数50−2の統計情報50を作成する(ステップS240)。履歴統計処理部4は、このように作成した統計情報50であるアクセス利用者数50−1毎の被アクセス情報数50−2を統計情報蓄積部5に蓄積する(ステップS250)。そして、履歴統計処理部4は、制御部1に対して履歴統計処理終了通知を行い(ステップS260)、履歴統計処理を終了する。
【0056】
次に、近似関数演算部6について説明する。近似関数演算部6は、上述したように履歴統計処理部4により生成されて統計情報蓄積部5に蓄積された統計情報であるアクセス利用者数と被アクセス情報数との関係を示す近似関数を算出するものである。アクセス利用者数と被アクセス情報数との関係は、図10〜図13に示すWebページ紹介サーバ等の履歴情報の分析により情報がアクセスを受けるアクセス利用者数の分布においてアクセス利用者数をxとし、被アクセス情報数をyとすると、次の近似関数で近似できる傾向があることが発見された。
【0057】
y=ax-b
ここで、aおよびbは正の数である。
【0058】
すなわち、利用者の興味によらないアクセスを受けているノイズ情報が上述した特殊な事情によりアクセス数が膨大になっているため、前記近似関数y=ax-bから外れた被アクセス数を持つことを利用して、近似関数演算部6により最小自乗法を用いた累乗関数近似によって前記近似関数y=ax-bが算出される。
【0059】
この算出された近似関数y=ax-bのx切片、すなわちa1/b を算出することにより、情報のアクセス傾向から外れた情報を選り分けるための境界値、すなわちフィルタリング境界点を算出することができる。
【0060】
従って、この近似関数から外れる点、すなわちノイズ情報とノイズでない情報とを分けるフィルタリング境界点をフィルタリング境界点演算部7で演算し、フィルタリング境界点を設定された情報フィルタリング部8によって紹介情報リストからフィルタリング境界点以上の被アクセス利用者数を有する情報を除去すれば、すなわちノイズ情報を除去することにより利用者にとって有益な情報のみが紹介情報として提供されることになる。
【0061】
次に、図6および図7を参照して、近似関数演算部6およびフィルタリング境界点演算部7による前記フィルタリング境界点の設定動作について説明する。図6は、近似関数演算部6およびフィルタリング境界点演算部7によるフィルタリング境界点設定動作を示すフローチャートであり、図7は、図6のフィルタリング境界点演算に係る近似関数とフィルタリング境界点の一例を示すグラフである。
【0062】
図6において、フィルタリング境界点設定要求を入力部11が受けると、この要求は制御部1に通知され、フィルタリング境界点設定処理を開始する(ステップS300)。制御部1は、フィルタリング境界点設定要求を受けると、近似関数演算部6に近似関数算出処理要求を通知し(ステップS310)、近似関数演算部6は統計情報蓄積部5から統計情報50であるアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を読み出す(ステップS320)。
【0063】
近似関数演算部6は、統計情報50のアクセス利用者数50−1をx軸とし、被アクセス情報数50−2をy軸にとった近似関数y=ax-bを算出し(ステップS330)、この近似関数を制御部1に送信する(ステップS340)。
【0064】
制御部1は、近似関数を受け取ると、この近似関数をフィルタリング境界点演算部7に送信する(ステップS350)。
【0065】
フィルタリング境界点演算部7は、制御部1から受け取った近似関数の両対数座標におけるx切片、すなわちx=1の時のyの値を算出し(ステップS360)、このx切片をフィルタリング境界点として制御部1に送信する(ステップS370)。制御部1は、この受け取ったフィルタリング境界点を情報フィルタリング部8に設定するとともに(ステップS380)、また出力部12にフィルタリング境界点の数値を出力する(ステップS390)。
【0066】
図7は、上述したアクセス利用者数および被アクセス情報数からなる統計情報、近似関数、フィルタリング境界点、ノイズ情報の関係を示すグラフである。同図に示すように、y=ax-bの近似関数に対してx切片であるフィルタリング境界点が算出されると、このフィルタリング境界点を基準に利用者にとって価値が高いとする情報またはその在処を抽出し、紹介する紹介情報リストの中からフィルタリング境界点以上の被アクセス利用者数を持つノイズ情報が除去されることにより、紹介情報リストの中から不要なノイズ情報をフィルタリング(除去)することができる。すなわち、利用者の情報への通信履歴から集計した情報のアクセス傾向を分析することにより、紹介情報中のノイズ情報を除去した精度の高い紹介情報を利用者に提供することができるのである。
【0067】
次に、図8および図9を参照して、情報フィルタリング部8の情報フィルタリング動作および該情報フィルタリング動作で使用される紹介情報リストについて説明する。図8は、情報フィルタリング部8の情報フィルタリング動作を示すフローチャートであり、図9は、この情報フィルタリング動作で使用される紹介情報リスト60を示す表である。
【0068】
図8において、入力部11が図9に示すような利用者に紹介する情報の識別子60−1およびその情報の被アクセス利用者数60−2からなる紹介情報リスト60を受け取ると(ステップS400)、情報フィルタリング処理を開始する。入力部11は、制御部1に対して情報フィルタリング要求を送信する(ステップS410)。この要求を受けた制御部1は、情報フィルタリング部8に情報フィルタリング要求を通知する(ステップS420)。
【0069】
情報フィルタリング部8は、情報フィルタリング要求を受けると、入力部11から紹介情報リスト60を受け取り(ステップS430)、この紹介情報リスト60のうち、被アクセス利用者数60−2がフィルタリング境界点以上の情報を検出し、この情報を紹介情報リスト60から削除する(ステップS440)。この情報の削除が終了すると、情報フィルタリング部8は、制御部1に情報フィルタリング処理終了を通知する(ステップS450)。制御部1は、情報フィルタリング処理終了通知を受けると、出力部12に紹介情報リスト送出要求を通知する(ステップS460)。この通知を受けた出力部12は、情報フィルタリング部8からフィルタリング後の紹介情報リスト60を受信し(ステップS470)、この紹介情報リストは出力部12から更に利用者端末へ発信するインタフェースを持つ装置に出力されたり、または利用者端末に直接出力される(ステップS480)。
【0070】
以上各部について詳細に説明したが、次に全体の動作について説明する。図1に示す情報フィルタリング装置10において、制御部1が情報アクセス履歴収集タイマ部9から定時的に出力される情報アクセス履歴収集処理要求を受け取ると、情報アクセス履歴収集部2に対して情報アクセス履歴収集要求を行う。情報アクセス履歴収集部2は、この要求に応答してネットワーク装置等の履歴蓄積装置20から発信情報識別子、着信利用者端末識別子および通信時刻を含む通信履歴である情報アクセス履歴を取得し、この情報アクセス履歴を図3に示すアクセス利用者識別子40−1、被アクセス情報識別子40−2およびアクセス日時40−3からなるアクセス履歴リスト40に分解し(ステップS130)、このアクセス履歴リスト40をアクセス履歴リスト蓄積部3に蓄積する。
【0071】
次に、履歴統計処理部4は、制御部1からの履歴統計処理要求に応答してアクセス履歴リスト蓄積部3からアクセス履歴リスト40を読み出し、アクセス履歴リスト40から個々の情報毎のアクセス利用者数をカウントし、このカウントしたアクセス利用者数が同一の被アクセス情報数をカウントし、図5に示す表のようにアクセス利用者数50−1毎の被アクセス情報数50−2からなる統計情報50を作成し、統計情報蓄積部5に蓄積する。
【0072】
次に、近似関数演算部6は、制御部1からの近似関数算出処理要求に応答して統計情報蓄積部5から前記アクセス利用者数50−1毎の被アクセス情報数50−2からなる統計情報50を読み出し、この統計情報から近似関数y=ax-bを算出する。この算出された近似関数はフィルタリング境界点演算部7に通知される。フィルタリング境界点演算部7は、この近似関数の両対数座標におけるx切片を算出し、このx切片をフィルタリング境界点として算出し、このフィルタリング境界点を情報フィルタリング部8に設定する。
【0073】
一方、入力部11は、利用者に紹介される情報識別子60−1および被アクセス利用者数60−2からなる紹介情報リスト60を受け取ると、制御部1に対して情報フィルタリング要求を行い、制御部1はこの要求を情報フィルタリング部8に通知する。
【0074】
情報フィルタリング部8は、制御部1から情報フィルタリング要求を受けると、入力部11から紹介情報リスト60を受け取り、この紹介情報リスト60のうち、被アクセス利用者数60−2がフィルタリング境界点以上の情報を検出し、この情報を紹介情報リスト60から削除し、これにより利用者にとって不要なノイズ情報を除去、すなわちフィルタリングし、このフィルタリングされた後の紹介情報リスト60を出力部12から出力する。
【0075】
以上のように、本実施形態の情報フィルタリング装置では、履歴統計処理で得られた近似関数のx切片値以上の被アクセス情報数を有するノイズ情報、すなわち情報のアクセス傾向から外れているノイズ情報を紹介情報リストから除去することにより、自動的に利用者にとって不要な紹介情報を削除することが可能となる。すなわち、通信履歴の統計情報から情報フィルタリングの基準点を自動的に設定し、人手に頼らない自動的な情報フィルタリング処理が実現可能となる。
【0076】
また、本情報フィルタリング装置が履歴を収集する対象となるネットワーク装置等である履歴蓄積装置20が複数分散している場合でも、すべての履歴を収集して統計処理を行うことにより、同様の情報フィルタリング効果を得ることができる。
【0077】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能なものである。例えば、上記実施形態では、統計情報から算出された近似関数のx切片をフィルタリング境界点にして、アクセス利用者数がフィルタリング境界点以上の情報をノイズとして除去しているが、これに限定されるものでなく、例えば情報へのアクセス傾向が、すべての利用者に人気の情報がフィルタリング境界点付近の被アクセス数を持ち、趣味的な要素の強い情報がフィルタリング境界点の1/2近辺の値の被アクセス数を持つ傾向を利用して、図8のステップS440の処理においてフィルタリング境界点近辺の被アクセス数を持つ情報を抽出することにより人気情報を優先的に紹介するリストの生成を行い、またフィルタリング境界点の1/2近辺の値の被アクセス数を持つ情報を抽出することで趣味的な情報を優先的に紹介するリストの生成を行う装置とすることでもよい。
【0078】
また、統計情報50をアクセス情報数毎の利用者数と置き換えて、特定の情報に興味を持った利用者のリスト(将来顧客になる可能性の高い利用者のリストなど)から、情報検索装置の情報収集によるアクセスや、業務によるアクセスなどの興味に基づいてアクセスしていない利用者を除去するフィルタ装置とすることが可能である。
【0079】
本発明の情報フィルタリング装置は、例えば(a)特定の個人にお勧めの情報紹介を行うサービス(コラボレーションフィルタリング装置等)における紹介リスト中のノイズ情報の除去、(b)特定の情報に関連したその他の関連情報を紹介するサービス(レコメンデーション装置等)における紹介リスト中のノイズとなる情報の除去、(c)商品の相関を分析するデータマイニング装置において、特殊な事情によりほとんどの商品と相関があるとされてしまう商品の除去、(d)利用者の興味に関係のある広告のみを抽出して配信する広告配信装置において興味に関連のない商品の除去などに適用することができる。
【0080】
次に、図14〜図16を参照して、本発明の他の実施形態に係る情報フィルタリング装置について説明する。なお、本実施形態の情報フィルタリング装置の構成は基本的に図1に示す構成と同じであるので、以下の説明では図1の各装置を用いて説明する。
【0081】
上述した図1〜図13に示した実施形態の情報フィルタリング装置は、利用者の興味に基づいて情報にアクセスする利用者数の分布には近似関数y=ax-bに近似できる傾向があることに基づいて情報フィルタリング処理を行っているが、全利用者数に対して情報数が少ない状態にある時、すなわち空間が十分に見渡せる状態にある時、アクセス利用者数の少ない範囲(以下、低アクセス人数側と称する)において利用者の興味ではなく、偶然確率的にアクセスされただけの情報群が近似関数y=ax-bから外れた分布特性を示すことがわかっている。
【0082】
従って、本実施形態、すなわち図14〜図16に示す実施形態では、上述した特性を利用して、近似関数演算部6により累乗関数近似によって算出した前記近似関数y=ax-bに対して、フィルタリング境界点演算部7により該近似関数から外れる点、すなわちノイズ情報とノイズでない情報とを分けるフィルタリング境界点(低アクセス人数側)を図14に示すように算出する。次に、このフィルタリング境界点(低アクセス人数側)を設定された情報フィルタリング装置10によって紹介情報リストからフィルタリング境界点(低アクセス人数側)以下のアクセス利用者数を有する情報、すなわち図14において丸で囲んで示すようなアクセス傾向から外れた情報(ノイズ情報)である確率的に偶然アクセスされているだけのノイズ情報を除去するものである。
【0083】
次に、図15および図16に示すフローチャートを参照して、本実施形態の上述したフィルタリング境界点(低アクセス人数側)設定動作および情報フィルタリング動作(低アクセス人数側)について説明する。
【0084】
まず、図15に示すフローチャートを参照して、フィルタリング境界点(低アクセス人数側)を設定する動作について説明する。
【0085】
情報フィルタリング装置10の入力部11に入力されたフィルタリング境界点設定要求が制御部1に通知されると(ステップS500)、フィルタリング境界点設定処理を開始する。通知を受けた制御部1は近似関数演算部6へ近似関数算出処理要求を通知し(ステップS510)、近似関数演算部6は統計情報蓄積部5から統計情報50を読み出す(ステップS520)。近似関数演算部6は統計情報50のアクセス利用者数50−1をx軸、被アクセス情報数50−2をy軸にとった近似関数を算出し(ステップS530)、制御部1へ近似関数を送信する(ステップS540)。
【0086】
制御部1は受信した近似関数をフィルタリング境界点演算部7へ送信する(ステップS550)。フィルタリング境界点演算部7は、低アクセス人数側において受信した近似関数と統計情報の分布が外れる点のyの値を算出する(ステップS560)。フィルタリング境界点演算部7は上記算出したy値をフィルタリング境界点として制御部1へ送信する(ステップS570)。制御部1は受信したフィルタリング境界点を情報フィルタリング部8へ設定し(ステップS580)、この設定したフィルタリング境界点(低アクセス人数側)の数値を制御部1から出力部12に出力し(ステップS590)、これによりフィルタリング境界点(低アクセス人数側)設定処理を終了する。
【0087】
次に、図16に示すフローチャートを参照して、情報フィルタリング動作(低アクセス人数側)について説明する。
【0088】
情報フィルタリング装置10の入力部11がユーザへ紹介する情報の識別子60−1とその情報の被アクセス利用者数からなる紹介情報リスト60を受信すると(ステップS600)、情報フィルタリング処理が開始する。入力部11は制御部1へ情報フィルタリング要求を送信し(ステップS610)、要求を受けた制御部1は情報フィルタリング部8へ情報フィルタリング要求を通知する(ステップS620)。情報フィルタリング部8は受信した紹介情報リスト60を入力部11から受信し(ステップS630)、被アクセス利用者数60−2がフィルタリング境界点(低アクセス人数側)以下の情報があれば情報紹介リストから削除する(ステップS640)。上記削除が終了すると、情報フィルタリング部8から制御部1へ情報フィルタリング処理終了が通知され(ステップS650)、通知を受けた制御部1が出力部10へ紹介情報リスト送出要求を通知する(ステップS660)。上記通知を受けた出力部10は情報フィルタリング部8からフィルタリング後の紹介情報リスト60を受信し(ステップS670)、ユーザ端末へ発信するインタフェースを持つ装置へ出力、もしくは、ユーザ端末へ直接出力する(ステップS680)。
【0089】
次に、図17および図18を参照して、本発明の別の実施形態に係る情報フィルタリング装置について説明する。なお、本実施形態の情報フィルタリング装置の構成も基本的に図1に示す構成と同じであるので、以下の説明では図1の各装置を用いて説明する。
【0090】
本実施形態は、図1〜図13に示した実施形態と図14〜図16に示した実施形態の両方のフィルタリング境界点を組み合わせたフィルタリング境界点、すなわち図7に示したフィルタリング境界点(x切片)と図14に示したフィルタリング境界点(低アクセス人数側)を組み合わせたフィルタリング境界点を有するものであり、この両方を組み合わせたフィルタリング境界点が図17に示されている。
【0091】
すなわち、図17では、上述したように算出された近似関数y=ax-bに対して図14で示したフィルタリング境界点(低アクセス人数側)および図7で示したx切片に設定されたフィルタリング境界点(高アクセス人数側)の両フィルタリング境界点が示されているが、本実施形態では、このフィルタリング境界点(低アクセス人数側)以下の部分に存在するアクセス傾向から外れた情報(ノイズ情報)とフィルタリング境界点(高アクセス人数側)以上の部分に存在するアクセス傾向から外れた情報(ノイズ情報)を情報紹介リストから除去しようとするものである。
【0092】
このようにフィルタリング境界点(低アクセス人数側)とフィルタリング境界点(高アクセス人数側)とを組み合わせた場合の本実施形態の情報フィルタリング動作について図18に示すフローチャートを参照して説明する。
【0093】
図18では、情報フィルタリング装置10の入力部11がユーザへ紹介する情報の識別子60−1とその情報の被アクセス利用者数からなる紹介情報リスト60を受信すると(ステップS700)、情報フィルタリング処理が開始する。入力部11は制御部1へ情報フィルタリング要求を送信し(ステップS710)、要求を受けた制御部1は情報フィルタリング部8へ情報フィルタリング要求を通知する(ステップS720)。情報フィルタリング部8は受信した紹介情報リスト60を入力部11から受信し(ステップS730)、被アクセス利用者数60−2がフィルタリング境界点(高アクセス人数側)以上、およびフィルタリング境界点(低アクセス人数側)以下の情報があれば情報紹介リストから削除する(ステップS735,S740)。上記削除が終了すると、情報フィルタリング部8から制御部1へ情報フィルタリング処理終了が通知され(ステップS750)、通知を受けた制御部1が出力部10へ紹介情報リスト送出要求を通知する(ステップS760)。上記通知を受けた出力部10は情報フィルタリング部8からフィルタリング後の紹介情報リスト60を受信し(ステップS770)、ユーザ端末へ発信するインタフェースを持つ装置へ出力、もしくは、ユーザ端末へ直接出力する(ステップS780)。
【0094】
上述したように、本実施形態では、履歴統計処理で得られた近似関数のx切片以上および低アクセス人数側において近似関数から分布が外れている範囲の被アクセス数を有する情報、すなわち情報のアクセス傾向から外れているノイズとなる情報を紹介情報リストから外すことにより自動的に不要な紹介情報を除去することができる。
【0095】
なお、上記実施形態の情報フィルタリング方法の処理手順をプログラムとして記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込むとともに、該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにダウンロードまたはインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、情報フィルタリング方法を実施する情報フィルタリング装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報を収集蓄積し、このアクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積し、この統計情報から近似関数を算出し、この近似関数を用いて、特殊な事情によりアクセスされている不要なノイズ情報を他の情報と分ける境界点となるフィルタリング境界点を抽出するので、この抽出したフィルタリング境界点に基づき紹介情報の中の不要なノイズ情報を除去することにより、従来のように人手によることなく、通信履歴のみを用いて不要なノイズ情報を自動的に除去することができ、利用者は情報を必要とするときに必要な情報のみを瞬時に取得することができる。
【0097】
また、本発明によれば、統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定するので、この低アクセス利用者側低フィルタリング境界点以下の情報を除去することにより、利用者の興味でなく、偶然確率的にアクセスされただけのアクセス傾向から外れたノイズ情報を除去でき、紹介情報を利用者の興味に関係のある情報のみにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報フィルタリング装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す情報フィルタリング装置に使用されている情報アクセス履歴収集部の情報アクセス履歴収集処理動作を示すフローチャートである。
【図3】図2に示す情報アクセス履歴収集部の処理動作により生成されたアクセス履歴リストを示す図である。
【図4】図1に示す情報フィルタリング装置に使用されている履歴統計処理部による履歴統計処理動作を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す履歴統計処理部の履歴統計処理動作により生成される統計情報を示す図である。
【図6】図1に示す情報フィルタリング装置に使用されている近似関数演算部およびフィルタリング境界点演算部によるフィルタリング境界点設定動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に示すフィルタリング境界点演算に係る近似関数とフィルタリング境界点の一例を示すグラフである。
【図8】情報フィルタリング部の情報フィルタリング動作を示すフローチャートである。
【図9】図8に示す情報フィルタリング動作で使用される紹介情報リストを示す表である。
【図10】アクセス利用者数毎の被アクセス情報数を示すグラフである。
【図11】アクセス利用者数毎の被アクセス情報数を示す別のグラフである。
【図12】アクセス利用者数毎の被アクセス情報数を示す更に別のグラフである。
【図13】アクセス利用者数毎の被アクセス情報数を示す他のグラフである。
【図14】本発明の他の実施形態に係る情報フィルタリング装置におけるフィルタリング境界点演算に係る近似関数とフィルタリング境界点(低アクセス人数側)の一例を示すグラフである。
【図15】図14に示す他の実施形態におけるフィルタリング境界点(低アクセス人数側)設定動作を示すフローチャートである。
【図16】図14に示す他の実施形態における情報フィルタリング動作(低アクセス人数側)を示すフローチャートである。
【図17】本発明の別の実施形態に係る情報フィルタリング装置におけるフィルタリング境界点演算に係る近似関数とフィルタリング境界点(低アクセス人数側)およびフィルタリング境界点(高アクセス人数側)の一例を示すグラフである。
【図18】図17に示す別の実施形態における情報フィルタリング動作(高アクセス人数側、低アクセス人数側)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部
2 情報アクセス履歴収集部
3 アクセス履歴リスト蓄積部
4 履歴統計処理部
5 統計情報蓄積部
6 近似関数演算部
7 フィルタリング境界点演算部
8 情報フィルタリング部
9 情報アクセス履歴収集タイマ部
10 情報フィルタリング装置
11 入力部
12 出力部
20 履歴蓄積装置

Claims (11)

  1. 利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリング装置であって、
    利用者による情報の閲覧、情報のコピー、商品の購入を含む処理により利用者が利用した情報を、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報として収集して蓄積する情報収集手段と、
    該情報収集手段に蓄積した前記アクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積する統計情報生成手段と、
    該統計情報生成手段に蓄積された前記統計情報から最小自乗法により近似関数y=ax -b (a,bは正の数、xはアクセス利用者数、yは被アクセス情報数)を算出する近似関数算出手段と、
    この算出した前記近似関数のx切片a 1/b を計算し、このx切片a 1/b を、利用者の興味に基かない特殊な事情によりアクセスされている情報を利用者の興味に基きアクセスされている情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点として抽出するフィルタリング境界点抽出手段と
    を有することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  2. 前記フィルタリング境界点抽出手段で抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する情報フィルタリング手段を有することを特徴とする請求項1記載の情報フィルタリング装置。
  3. 前記フィルタリング境界点抽出手段は、前記統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において前記近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する低アクセス利用者側設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の情報フィルタリング装置。
  4. 利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリング方法であって、
    情報収集手段により、利用者による情報の閲覧、情報のコピー、商品の購入を含む処理により利用者が利用した情報を、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報として収集して蓄積する手順と
    統計情報生成手段により、前記情報処理手段から前記アクセス情報を読み出し、前記アクセス履歴情報に基づいて、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積する手順と
    近似関数算出手段により、前記統計情報生成手段から前記統計情報を読み出し、前記統計情報に基づいて、最小自乗法により近似関数y=ax -b (a,bは正の数、xはアクセス利用者数、yは被アクセス情報数)を算出する手順と
    フィルタリング境界点算出手段により、この算出した前記近似関数のx切片a 1/b を計算し、このx切片a 1/b を、利用者の興味に基かない特殊な事情によりアクセスされている情報を利用者の興味に基きアクセスされている情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点として抽出する手順と
    を有することを特徴とする情報フィルタリング方法。
  5. 前記抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する手順を有することを特徴とする請求項記載の情報フィルタリング方法。
  6. 前記不要な情報を除去する手順は、アクセス利用者数が前記x切片a1/b より大きい紹介情報を前記有益な情報として紹介された紹介情報から除去する手順であることを特徴とする請求項記載の情報フィルタリング方法。
  7. 前記フィルタリング境界点抽出する手順は、前記統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において前記近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する手順を有することを特徴とする請求項記載の情報フィルタリング方法。
  8. 利用者にとって有益な情報として紹介される紹介情報中の不要な情報を除去する情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体であって、
    利用者による情報の閲覧、情報のコピー、商品の購入を含む処理により利用者が利用した情報を、利用者識別子、情報識別子およびアクセス日時を少なくとも含むアクセス履歴情報として収集して蓄積する処理と
    この蓄積した前記アクセス履歴情報から、所望の指定期間における各情報毎のアクセス利用者数およびアクセス利用者数毎の被アクセス情報数を計数して、統計情報として蓄積する処理と
    この蓄積された前記統計情報から最小自乗法により近似関数y=ax -b (a,bは正の数、xはアクセス利用者数、yは被アクセス情報数)を算出する処理と
    この算出した前記近似関数のx切片a 1/b を計算し、このx切片a 1/b を、特殊な事情によりアクセスされている情報を他の情報と分ける境界値となるフィルタリング境界点として抽出する処理
    情報処理手段に実行させることを特徴とする情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体。
  9. この抽出したフィルタリング境界点に基づき前記紹介情報の中の不要な情報を除去する処理を情報処理手段に実行させることを特徴とする請求項記載の情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体。
  10. 前記不要な情報を除去する処理は、アクセス利用者数が前記x切片a1/b より大きい紹介情報を前記有益な情報として紹介された紹介情報から除去する処理であることを特徴とする請求項記載の情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体。
  11. 前記フィルタリング境界点抽出処理は、前記統計情報のアクセス利用者数の少ない範囲において前記近似関数から外れる区間のうち、アクセス利用者数が最も多い点を低アクセス利用者側低フィルタリング境界点として設定する処理を有することを特徴とする請求項記載の情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体。
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