JP3804550B2 - 加締め接合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的薄肉の板状部材と板状部材に配設された貫通孔に挿入される軸状部材とを、前記軸状部材の先端に一体化する加締め接合技術に関する。
【0002】
本発明の接合技術は、例えば内燃機関に用いられるターボ式過給機のタービンに併設される排気バイパス機構の弁体として用いることができる。
【0003】
【従来の技術】
特開平8−290229号には、電磁クラッチアーマチャと板ばねの加締め接合として、前記アーマチャにテーパ孔を設け、両板部材を貫通するリベットの脚部先端を加締め、前記テーパ孔内に前記リベットの脚部を充填し、圧着することにより前記両板部材を一体に接合する技術が記載されている。
【0004】
また、従来から知られている内燃機関の過給機用タービンハウジングを含めた排気ガス通路内に構成される排気バイパス弁機構では、板状の弁体を開閉制御するためのステー部材に弁体を係止支持するため、ステー部材と板状の弁体を貫通する軸状ロッド部材が加締めによって板状の弁体に加締め接合されている。具体的には生産性及びコストを考えて、プレス加工によって打ち抜きされた板状部材としての弁体に設けた貫通孔に軸状ロッド部材の一端を挿入させ、その端面を加締め変形させ接合している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、それぞれ板状部材と軸状部材、若しくは板状バルブ部材と軸状ロッド部材の接合力が不十分で加締め接合部に緩みが発生する問題があった。
【0006】
特に、後者の排気バイパス弁機構では高温環境下に晒され、ヒートサイクルが繰り返されることによって加締め部の金属組成が変化し、接合力が経年的に低下する問題があった。
【0007】
本発明の目的は、板状部材と軸状部材との加締め部の接合力が長い期間維持できる加締め接合構造を提供することにある。
【0008】
具体的には、排気バイパス弁のような高温環境下で使用されヒートサイクルが繰り返される場合でも、接合力が低下しない、優れた加締め接合構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、
板状部材に設けた貫通孔に挿入された軸状部材の両側を加圧することにより、軸状部材の一端を加締め変形させ、板状部材と軸状部材との間に接合力を与えるものであって、前記貫通孔をストレート孔部と傾斜面を有するテーパ孔部とで構成し、前記軸状部材を加締め変形させた際に塑性変形して前記テーパ孔部内壁及び前記ストレート孔内壁との間で緊迫力が作用する大きさに前記傾斜面の傾きを設定した。
【0014】
また、前記軸状ロッド部材の金属組成を解析した際、前記接合面に向かって当該軸状ロッド部材の素材の塑性流動痕跡が認められる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が実施された排気バイパス弁機構の実施例について、その構成及び上記課題が解消できる理由を具体的に説明する。
【0018】
図1に、本発明が適用される内燃機関用過給機の断面構造を示す。
【0019】
内燃機関の各気筒より排出された排気ガスは、内燃機関側に配設される排気管によって集合され、タービンハウジング1に導入される。タービンハウジング1の中央部には軸部材2と一体接合されたタービン翼3が配設されており、軸部材2の他端には、カラー部材4を介してコンプレッサ翼5が、ロックナット6によって一体締結されている。
【0020】
タービンハウジング1に導入された排気ガスの圧力,温度エネルギーによってタービン翼3が高速回転されると、タービン翼3と一体化された軸部材2,カラー部材4,コンプレッサ翼5は同様に高速回転され、コンプレッサ翼5の外周部に配設されたプレート部材7,コンプレッサハウジング8によって構成されたスクロール通路9との間に圧縮空気を発生させ、内燃機関の吸気通路内へと圧送する。
【0021】
タービン翼3,コンプレッサ翼5の両翼と一体化された軸部材2,カラー部材4の近傍には、軸部材2の100000r/min 以上の安定した回転を保持するためのラジアル軸受10,スラスト軸受11が構成されている。
【0022】
各々2個のラジアル軸受10及びスラスト軸受11には、軸受箱12に構成された給油通路13より分岐されたオイル通路13a,13b,13cが連通しており、内燃機関より分岐されたエンジンオイルが供給され、軸受部の潤滑・冷却が行われている。
【0023】
図1に示した過給機の断面構造では図象を省略したが、排気タービン式過給機には、タービン翼3を迂回し、タービンハウジング1の排気ガス入口側と排気ガス出口側1aを連通させる排気バイパス機構が設けられている。
【0024】
図2に、本発明が適用される内燃機関用過給機の排気バイパス機構の全体図を示す。過給機自身の過給圧力を利用した圧力応動型のアクチュエータ(図示せず)の作動を伝達するためのロッド部材20にはリンク部材21が連結され、リンク部材21の他端には回転動作可能なステー部材22の軸部22bが締結されている。ステー部材22にはバイパス弁体23が取付けられているが、ステー部材
22と弁部材31は後述する構成によって回転方向にはフリーで、軸方向には制限された範囲内で移動可能に構成されている。アクチュエータに連結されたロッド部材20の直線運動をリンク部材21,軸部22bによって、ステー部材22の回転運動に変換し、弁部材31がバイパス孔24を開閉制御する。
【0025】
排気ガス流量の増加に伴いタービン翼3の回転速度が増大すると、軸部材2を介して一体化されたコンプレッサ翼5の回転も増大し、エンジンに圧送される過給圧力も増加する。一般に、過給機の最大過給圧力は、エンジンの強度上から決定されることが多く、目標過給圧力以上においては、上記ロッド部材20の動作によってバイパス弁体23がバイパス孔24を開口し、排気ガスをバイパスさせる制御がなされている。従って、バイパス弁体23を含めた排気バイパス構造の使用環境は高温の排気ガス中である。
【0026】
図3に示すバイパス弁体23の構成を、図4乃至図6により詳細に説明する。
【0027】
実施例のバイパス弁機構は、弁部材31,軸状のロッド部材32及びステー部材22の3部材で構成される。ステー部材22,弁部材31にはそれぞれ貫通孔22a,31aが形成されている。ロッド部材32は大径の頭部32cと、この頭部32cより小径でステー部材22の貫通孔22aに遊嵌されるステー保持部32bと、弁部材31の貫通孔31aに挿通される最も径の小さい小径部32dとを有する。
【0028】
軸状のロッド部材32の頭部32cはステー部材22の貫通孔22aより径が大きい。また軸状のロッド部材32のステー保持部32bの径は弁部材31の貫通孔31aの径より大きい。
【0029】
従って、軸状のロッド部材32をステー部材22の貫通孔22a,弁部材31の貫通孔31aに挿通すると、軸状のロッド部材32のステー保持部32bの仮面は弁部材31の上面に対面する。このとき軸状のロッド部材32のステー保持部32bに軸方向寸法はステー部材22の厚みより大きく形成してあるのでステー部材22はステー保持部32bの周りで可動でる。
【0030】
ここで、頭部32cの頂面32Tを治具で保持した状態でロッド部材32の下端32gを加圧すると図3,図6に示すようにロッド部材32の下端部が塑性変形して弁部材31の貫通孔31aより径の大きな環状部32iが形成され、弁部材31の下端面と面32Mで接合される。弁部材31の貫通孔は径が一様ではなく上端側と下端側にそれぞれR面部31R,傾斜部つまりテーパ孔部31cが設けられている。これらはロッド部材31が加締められたとき弁部材31や、ロッド部材32に局部的な応力の集中が発生するのを緩和する。
【0031】
ロッド部材32と弁部材31との加締め力はその大半が図6において矢印示す部分に作用する軸方向の挟みつけ力である。
【0032】
ここで、テーパ孔部31cの傾きを変えるとロッド部の塑性変形がコントロールできることがわかった。傾きを大きく、即ち緩やかな傾きにすると弁部材31のテーパ孔部31cの範囲内において、ロッド部材32の塑性変形がロッド部材32の上部まで進み、ロッド部材32の小径部32dの径が塑性変形によって加締め前の径より大きくすることができることがわかった。
【0033】
本実施例ではこの現象を積極的に利用し、ロッド部材32の外径方向への組成変形を積極的に発生させるために弁部材のテーパ孔の傾きを種々変化させ、どの程度緩やかな傾きにすればどの程度の緊迫力が得られるのかを検討した。
【0034】
また、その際、各箇所での局部応力の大きさを確かめた。
【0035】
その結果、局部的な応力の発生なしに、弁部材31の貫通孔31aの壁面とロッド部材32の外周面とが必要な緊迫力をもって接合するために必要なテーパ孔の傾きをはじめとする物理的な加締め部の形状の条件を見出すことができた(詳細は後述する)。
【0036】
本実施例では、ロッド部材32の先端部32gの加締め力と、ロッド部材32の小径部32dの膨らみによる弁部材31の貫通孔31aとの緊迫力を利用した接合構造としている。
【0037】
図7,図8に示す本発明の実施例において、弁部材31の貫通穴31aは、同貫通孔31aに挿入されるロッド部材32の加締め変形側から加工される(図7中の下方向から打ち抜き加工)とともに、積極的に面取り加工部71を大きく成形している。従って、貫通孔31aの構成は、打ち抜き方向よりだれ加工部72,面取り加工部71,ストレート孔31b,破断面であるテーパ孔部31cの如くとなる。
【0038】
ここで、ストレート孔31bの内径d1 と面取り加工部71の延長線と弁部材31の下面31dとの交点で決まる径寸法d2 との関係をd2 >1.5d1に設定しており、プレス打ち抜き時のだれ加工部72の径寸法d3については、d3 >2.0d1になる如く大きな面取り形状に、また、板厚Tに対する面取り加工部
71の深さ寸法Lについては、L=0.5T 程度に設定している。
【0039】
図8に示す本発明の実施例については、上記貫通孔31aの各部寸法関係を
2 =1.7d1,d3 =2.2d1の如くとした。図8に示す加締め接合後において、ロッド部材32の小径先端部32gのつぶし作業による力は小径部32d全体に伝達され、弁部材31,貫通孔31aの面取り加工部71及びストレート孔31bに対向するロッド部材32の小径部32dには、外径側に向かって膨らみ側の変形が発生し、各両部材との間に、お互いを接合しようとする緊迫力が作用する。また、ロッド部材32の段差面32eとロッド小径部32dの先端部32g側の環状部32iとの間には、弁部材31を挟着する力が発生している。(実際には、面取り加工部71の傾斜面に作用する軸方向分力も発揮されている。)
従って、従来技術下の接合力が、段差面32eと環状部32iとの挟着力と僅かに形成されたテーパ孔部31cに対するロッド小径部32dの圧着力によってのみ依存していたのに対して、本発明の接合力は、従来技術下の挟着力,圧着力(図6,図8に矢印Aで示す力)に加えロッド部材32,小径部32d変形後の外周面と、弁部材31,貫通孔31aのストレート孔31b,面取り加工部71内周壁との緊迫力(図8における矢印B,Cで示す力)が加算されより強固な接合力が得られる。
【0040】
なお、図8に示す如く本実施例の接合部の断面を切断してみると、弁部材31のストレート孔部31bにおいて、ロッド部材32の小径部32dが塑性変形した結果、小径部32dの外径が弁部材31のストレート孔部31bの内径より大きくなり、ロッド部材32が弁部材31に喰い込んでいることが確認された。
【0041】
この喰い込み部32Pでは図8の矢印Cで示す如く緊迫力が複数の方向から作用し、接合力が高まっていると考えられる。
【0042】
なお、この結果から弁部材31の材料としてはロッド部材の硬度と同じかそれより高度の柔らかい材料を用いることが好ましいことが解った。
【0043】
本実施例では両方の材料にJIS規格のSUS310Sを使用した。
【0044】
また、加締め後のロッド部材のSEM解析を見ると、図8において矢印32Qで示す位置に塑性流動の痕跡が見られた。
【0045】
この痕跡は面取り加工部71(緩やかな傾斜面部)の部位から喰い込み部32Pの部位に
向かって塑性流動が生じたことを示していた。
【0046】
図9に、従来技術下の接合力と本発明の実施例における接合力を比較する。本特性では、ロッド部材の小径部32dのつぶし代に対する接合力の代用特性として、加締め後の弁部材31,ロッド部材32間の廻しトルクを最大値100とした相対評価で示している。従来技術下の接合力特性91,本発明の実施例における接合力特性92ともに、つぶし代の増加に伴い、廻しトルクは増加する傾向にあるが、所要のつぶし代を越えると廻しトルクの増加代は鈍化し、やがて所要のレベルに飽和する傾向にある。
【0047】
各々の接合局特性91,92は、ロッド部材32の形状を同一とし、弁部材の前記ロッド部材貫通孔31a形状のみを変更し、比較したものである。従来技術下の接合力特性91に対して、本発明の実施例における接合力特性92は、最大値比較で25%から30%の上昇が見られている。
【0048】
図10に、本発明の実施例における他の接合力特性として、ロッド部材32にオーステナイト系ステンレス材を採用した場合の事例を示す。本特性は、ロッド部材32のつぶし代を同一条件とし、ロッド部材32の材料硬度を変化させた場合の弁部材31,ロッド部材32間の廻しトルクを図9の特性と同様最大値100とした相対評価で示している。接合力特性101は、ロッド部材の材料硬度上昇に伴い、廻しトルクは増加する傾向にあるが、材料硬度がロックウエル硬度Bスケールで90付近よりトルクの増加代は鈍化し、やがて所要のレベルに飽和する傾向にある。
【0049】
従って、加締め部材として採用のロッド材については、所要の材料硬度を確保することが重要であり、加締め作業の容易さのみを要求し、材料硬度を軟化させると適正な接合力が得られない結果となる。しかし、ロッド材の必要以上の硬化については、ロッド部材の製作及び加締め工程に対して作業性の悪化を誘発するため得策ではない。図11に、加締め作業性及び接合強度(廻り始めトルク)に着目した比較表を示す。加締め作業性と接合強度は、相反する傾向にあるがロックウエル硬度Bスケールで70〜100程度の範囲であれば、加締め作業性を悪化させることなく高い接合強度が得られる。
【0050】
以上の結果より、内燃機関の排気ガス等高温環境下の使用においても加締め接合部に緩み発生のない弁体構造の提供が可能となる。
【0051】
従来技術では、板状バルブ部材の貫通孔加工を軸状ロッド部材の挿入側より、プレス打ち抜き加工しているため、破断面によって形成されるテーパ孔の大きさには限度があり、加締め強度を上げるためにロッド部材加締め側の貫通孔に、より積極的な面取り形状を形成することが考えられるが、プレス打ち抜き後の機械加工が必要となり、加工工数が増加するという問題が発生していたが、本実施例ではこれが解消された。
【0052】
また、破断面によってのみ形成されたテーパ孔での加締め接合においては、加締め変形による力の軸状ロッド部材小径部への伝達が不十分であり、ロッド小径部の膨らみによる弁部材ストレート貫通孔との接合力が得られず、排気バイパス弁のような高温環境下で使用される部品の接合部には適さないという問題も有していたが、本実施例ではこの問題点も解消できた。
【0053】
具体的実施例の説明に際しては、過給機に一体化された排気バイパス弁構造について説明したが、過給機のタービンハウジング上流側のエンジン排気管等に配設される排気切り替え構造の弁体に採用しても、本実施例と同様の効果が得られる。
【0054】
また、弁部材の貫通孔成形については、プレス打ち抜き加工による実施例を記載したが、焼結体による弁部材構成についても同様の効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、加締め変形により得られる2部材の接合力について、ロッド部材の軸方向に発生する挟着力とロッド部材の径方向に発生する2部材間の緊迫力とが加算される如く構成したので、強固な接合力が得られた。
【0056】
具体的には、排気バイパス弁機構に適用した場合、高温環境下の使用に対しても接合力の低下のない安定した締結力を有する接合構造の供給が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用される内燃機関用過給機の断面構造。
【図2】本発明の一実施例を示す内燃機関用過給機の排気バイパス機構の断面構造。
【図3】本発明の一実施例を示す過給機用排気バイパス弁体部の断面構造。
【図4】従来技術下及び本発明の一実施例に適用されるロッド部材の加締め変形前形状。
【図5】従来技術下における弁部材の加締め変形前断面構造。
【図6】従来技術下における加締め変形後断面構造。
【図7】本発明の一実施例に適用される弁部材の加締め変形前断面構造。
【図8】本発明の一実施例を示す加締め変形後断面構造。
【図9】従来技術と本発明の一実施例とを比較するための接合力特性。
【図10】本発明の一実施例による接合力特性(材料硬度依存性)。
【図11】ロッド部材材料硬度別の効果比較表。
【符号の説明】
1…タービンハウジング、22…ステー部材、22a…貫通孔、23…バイパス弁体、24…バイパス孔、31…弁部材、31a…貫通孔、32…ロッド部材、32d…小径部、32e…段差面、71…面取り加工部。

Claims (4)

  1. 板状部材に設けた貫通孔に挿入された軸状部材の両側を加圧することにより、軸状部材の一端を加締め変形させ、板状部材と軸状部材との間に接合力を与える加締め接合構造であって、前記貫通孔をストレート孔部と傾斜面を有するテーパ孔部とで構成し、前記軸状部材を加締め変形させた際に塑性変形して前記テーパ孔部内壁及び前記ストレート孔内壁との間で緊迫力が作用する大きさに前記傾斜面の傾きを設定したことを特徴とする加締め接合構造。
  2. 板状部材に設けた貫通孔に挿入された軸状部材の両側を加圧することにより、軸状部材の一端を加締め変形させ、板状部材と軸状部材との間に接合力を与える加締め接合構造であって、前記貫通孔をストレート孔部と傾斜面を有するテーパ孔部とで構成し、前記軸状部材を加締め変形させた際に外径側に向かって膨らませ、該膨らんだ部分が前記ストレート孔に喰い込んでいることを特徴とする加締め接合構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の加締め接合構造において、加締め変形を発生させる軸状部材の素材硬度をロックウエル硬度Bスケール70以上としたことを特徴とする加締め接合構造。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の加締め接合構造において、前記軸状部材の金属組成を解析した際、前記ストレート孔内径部分に向かって当該軸状部材の素材の塑性流動痕跡が認められることを特徴とする加締め接合構造。
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