JP4763843B1 - 偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造方法並びにこの方法を適用したvgsタイプターボチャージャにおける可変翼の製造方法 - Google Patents

偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造方法並びにこの方法を適用したvgsタイプターボチャージャにおける可変翼の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 偏平部(翼部)と、この偏平部の厚さよりも大きい太さのロッド部(軸部)とを一体に具えて成るプレス製品を能率的に製造できる新規な製造手法を提供する。
【解決手段】 本発明は、ロッド部12の太さ寸法よりは小さいが、偏平部11の厚さ寸法よりは厚いほぼ一定の板厚を有した金属板材から、その板厚よりも大きい幅寸法で打ち抜かれたブランク材を、プレス製品1(可変翼)の素形材Wとする素形材の準備工程P1と、素形材Wを一対の対向型によって挟み込み、主にロッド部12を、打抜方向にほぼ直交する方向から押圧プレスすることにより、主にロッド部12の増肉を図りながら所望の形状に形成するロッド部鍛造工程P2と、その後、この鍛造加工において製品部位からはみ出した不要部aをトリミングするロッド部トリミング工程P3とを具えて成ることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、偏平部と、この偏平部の厚さ寸法よりも大きい太さ寸法のロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造手法に関するものであって、特に肉厚の薄い偏平部を基準としてブランク取りを行いながらも、加工の途中に増肉工程を組み込むことにより、ブランク材の板厚よりも大きなロッド部を所望形状に且つ能率的に形成できるようにした新規な製造手法に係るものである。なお、偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品としては、自動車用エンジン等に用いられるターボチャージャに組み込まれる可変翼が挙げられ、可変翼の翼部と軸部が、各々、プレス製品の偏平部とロッド部に相当する。
例えば自動車用エンジンの高出力化、高性能化の一手段として用いられる過給機としてターボチャージャが知られており、このものはエンジンの排気エネルギによってタービンを駆動し、このタービンの出力によってコンプレッサを回転させ、エンジンに自然吸気以上の過給状態をもたらす装置である。ところで、このターボチャージャは、エンジンが低速回転しているときには、排気流量の低下により排気タービンがほとんど働かず、従って高回転域まで回るエンジンにあってはタービンが効率的に回るまでのもたつき感と、その後の一挙に吹き上がるまでの所要時間いわゆるターボラグ等が生ずることを免れないものであった。また、もともとエンジン回転が低いディーゼルエンジンでは、ターボ効果を得にくいという欠点があった。
このため低回転域からでも効率的に作動するVGSタイプのターボチャージャ(VGSユニット)が開発されており、このものは少ない排気流量を可変翼(羽)で絞り込み、排気の速度を増し、排気タービンの仕事量を大きくすることで、低速回転時でも高出力を発揮できるようにしたものである。このためVGSユニットにあっては、別途可変翼の可変機構等を必要とし、周辺の構成部品も従来のものに比べて形状等をより複雑化させなければならなかった。
このようなことから本出願人も、可変翼やその可変機構等に関し、鋭意、研究開発を重ね、多くの特許出願に至っている(例えば特許文献1〜3参照)。これらの特許文献では、可変翼を一定厚さの金属板材から打ち抜き、このブランク材を型鍛造プレスにより所望形状に形成する製造手法が開示されている。また、これらの特許文献では、基本的にブランク材を金属板材から切り離さず複数の工程に供して行く順送プレス(プログレッシブ加工)が採用されている。これにより、これらの特許文献では、上述した可変翼の量産体制が現実に整えられるという効果を奏した。
しかしながら、このような特許文献においても、以下のような点でまだ開発の余地があることが見出された。すなわち、上記可変翼は、排気ガスを適宜絞る翼部と、翼部の回動軸となる軸部とを具えるとともに、更に翼部と軸部の境界部に鍔部を具えるものであり、軸部が翼部よりも大きい径寸法を有し、鍔部はその軸部よりも更に大きな径寸法に形成されるものであった。つまり、可変翼の中では鍔部が最も大きな径寸法を有するが、鍔部は可変翼全体からすれば一部分であるため、前記特許文献においては、鍔部よりは小さい軸部(翼部よりも厚い)を基準として出発素材となる金属板材の厚さを設定しており、鍔部については軸部や翼部を造形する際に、材料流れを部分的に止め、膨出加工するものであった。なお、このように完成品における各部位の中で、比較的厚肉の部位を基準にして金属板材の板厚を設定することは、型鍛造において極めて一般的な手法であり、技術常識と考えられていた。
しかしながら、このような技術常識を根本的に見直し、本出願人は、本発明に至ったものである。すなわち、本出願人は、完成品の各部位のうち、薄肉の部位(ここでは翼部)を基準にして金属板材の板厚を設定すれば、加工対象となる板材の厚みが薄くなり、材料歩留りが向上することはもちろん、プレス加工時の金型負荷も軽減でき、生産効率の向上、コスト削減ひいては量産体制のより一層の具現化が見込まれるとの着想から本発明に至ったものである。
特開2007−23840号公報 特開2007−23841号公報 特開2007−23843号公報
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、出発素材となる金属板材の板厚を、可変翼(プレス製品)の中で、比較的大きな太さ寸法の軸部(ロッド部)を基準とするのではなく、最も薄肉の翼部(偏平部)を基準としながらも、常に安定した高い品質レベルと量産性及び経済性を兼ね具えて可変翼(プレス製品)の製造が行えるようにした新規な製造手法の開発を試みたものである。
すなわち請求項1記載の、偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造方法は、
偏平部と、この偏平部の厚さ寸法よりも大きい太さ寸法のロッド部とを一体に具えて成るプレス製品を製造するにあたり、その工程は、
ロッド部の太さ寸法よりは小さいが、偏平部の厚さ寸法よりは厚いほぼ一定の板厚を有したストリップ材から、目的のプレス製品を実現し得るボリュームを有するように、ストリップ材の板厚よりも大きい幅寸法でブランク取りされたブランク材を、プレス製品の原形である素形材とする素形材の準備工程と、
この素形材を一対の対向型によって挟み込み、主にロッド部を、打抜方向にほぼ直交する方向から押圧プレスすることにより、主にロッド部の増肉を図りながらロッド部を所望の形状に形成するロッド部鍛造工程と、
その後、この鍛造加工において製品部位からはみ出した素形材の不要部をトリミングするロッド部トリミング工程と、
を具えて成るものであり、
前記素形材は、ストリップ材の一部につながれたまま順送りされ、前記素形材の準備工程、ロッド部鍛造工程、ロッド部トリミング工程までが行われるプログレッシブ加工であり、
このうちロッド部鍛造工程を行う際には、素形材の準備工程でブランク取りされた打抜姿勢の素形材を、ストリップ材に対し90°反転させ、偏平部を上下方向に姿勢変換した状態で当該ロッド部鍛造工程を行うようにし
更に、その後のロッド部トリミング工程も、偏平部を上下方向に向けた姿勢で行うようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項2記載の、偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造方法は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記プレス製品は、素形材の準備工程と、ロッド部鍛造工程と、ロッド部トリミング工程とに加え、
ロッド部トリミング工程後の素形材を一対の対向型によって挟み込み、素形材を打抜方向からプレスすることにより、主に偏平部を所望の形状に形成する偏平部鍛造工程と、
その後、この鍛造加工において製品部位からはみ出した素形材の不要部をトリミングする偏平部トリミング工程と、
を更に具えて成るものであり、
このうち偏平部鍛造工程を行う際には、素形材をストリップ材に対し90°戻し、当初の打抜姿勢で当該偏平部鍛造工程を行うようにし、
更に、その後の偏平部トリミング工程も、この打抜姿勢で行うようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項記載の、VGSタイプターボチャージャにおける可変翼の製造方法は、
回動中心となる軸部と、実質的に排気ガスの流量を調節する翼部とを具え、
エンジンから排出された比較的少ない排気ガスを適宜絞り込み、排気ガスの速度を増幅させ、排気ガスのエネルギで排気タービンを回し、この排気タービンに直結されたコンプレッサで自然吸気以上の空気をエンジンに送り込み、低速回転時であってもエンジンが高出力を発揮できるようにしたVGSタイプのターボチャージャに組み込まれる可変翼を製造する方法において、
前記可変翼の翼部と軸部とは、請求項1または記載の偏平部とロッド部とに相当し、前記可変翼が請求項1または記載の製造方法によって製造されることを特徴として成るものである。
また請求項記載の、VGSタイプターボチャージャにおける可変翼の製造方法は、前記請求項記載の要件に加え、
前記可変翼は、翼部の両側に長軸軸と短軸部とを有する両軸タイプのものであり、更に翼部と軸部との間には、軸部よりも大径の鍔部が形成されることを特徴として成るものである。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
すなわち請求項1記載の発明によれば、横長状(ほぼ水平状)に打ち抜かれたブランク材(素形材)を、打抜方向にほぼ直交する方向からプレスするため、薄い板厚のブランク材(金属板材)からでも板厚以上に増肉させることができ、ロッド部を所望の形状に形成(造形)することができる。また出発素材として薄い板厚の金属板材を適用するため、材料歩留りの向上はもちろん、金型に掛かる負荷も軽減でき、型構造の複雑化を防ぎ、型設計の自由度も高まる。また完成品であるプレス製品としての圧縮比が抑えられるので、冷間鍛造でも充分に製造でき、コスト低減が図れる。更に、出発素材である金属板材の板厚が薄いため、従来ではプレス加工には不向きであった素材でも適用対象となり得、素材選択の自由度も高められる。
また請求項2記載の発明によれば、素形材の準備工程、ロッド部鍛造工程、ロッド部トリミング工程に加え、偏平部鍛造工程、偏平部トリミング工程を更に設けるため、主に偏平部を精緻な形状に造形することができる。また、ロッド部については、打抜方向と、これにほぼ直交する方向との二方向からの圧縮を加えて加工することができるため、完成状態ではロッド部の加工硬化が期待できる。また、このような加工硬化は、ロッド部を回転軸等の摺動部分として適用した場合、摩擦抵抗の低減、耐摩耗性向上等の効果をもたらし得るものである。
また、金属板材(ストリップ材)の一部に素形材(ブランク材)をつなげたまま最終の切り離し(セパレート)まで行うため、素形材の外周の加工が困難であったり、加工途中において素形材の移動が困難である等、加工上の制限も多く、また各加工ステージの金型のマッチング等においても難しい点があるが、比較的小さい製品であるプレス製品を高速で送ることができ、このようなプレス製品の量産体制を、より一層、現実的なものとする。
また請求項記載の発明によれば、可変翼を薄い板厚の金属板材からでも常に安定した高い品質レベルで能率的に製造でき、可変翼の量産化を、より一層確実なものとする。
また請求項記載の発明によれば、翼部の両側に軸部を有した両軸タイプの可変翼を製造対象とし、なお且つ翼部と軸部との間には軸部の径よりも大径となる鍔部を形成するため、鍔部についても、加工途中の素形材の肉(材料)を膨出させる必要があり、極めて困難な加工方法となるが、このような困難性の高い加工を現実のものとする。すなわち、鍔部についても、肉を盛り上げるように形成することになるため、軸部の長手方向における材料流れを規制する必要があり、極めて難しい製造が強いられるが、これを現実のものとする。なお、通常の型鍛造では、ブランク材を一対の対向型によって圧縮する際、圧縮によるブランク材の材料流れ(方向)を規制せず、周囲に自由状態で延展させ、ほぼキャビティ形状通りの形状を実現するものであるが、本発明ではこれに反した加工(塑性流動)となる。
本発明に係る可変翼を組み込んだVGSタイプのターボチャージャの一例を示す斜視図(a)、並びに排気ガイドアッセンブリの一例を示す分解斜視図(b)である。 本発明に係る可変翼の正面図、左側面図、右側面図である。 連続的に設けた各加工ステージの対向型に対し、ストリップ材を供給し、プログレッシブ加工を行う様子を骨格的に示す説明図である。 ブランク取りされた素形材が製品(可変翼)となるまでの加工段階の様子を段階的に示す斜視図である。 翼部トリミング工程までを終えた素形材の長軸部と短軸部とを切削する様子を示す斜視図である。 両軸部の端部を切削した後、各軸部の軸芯を検出する様子を示す説明図である。 両軸部のセンター位置にドリリングを行った後、この位置を保持しながら、バイトによる切削を行い、軸径、摺動段差、翼幅を仕上げる様子を示す説明図である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
ここで以下の説明では、本発明に係るプレス製品の一例としてVGSタイプのターボチャージャ(VGSユニット)における可変翼1を例に挙げて説明する。また、説明にあたっては、この可変翼1を適用したVGSユニットの排気ガイドアッセンブリAについて説明しながら、併せて可変翼1について説明し、その後、プレス製品の製造方法(可変翼の製造方法)について説明する。
排気ガイドアッセンブリAは、特にエンジンの低速回転時において排気ガスGを適宜絞り込んで排気流量を調節するものであり、一例として図1に示すように、排気タービンTの外周に設けられ実質的に排気流量を設定する複数の可変翼1と、可変翼1を回動自在に保持するタービンフレーム2と、排気ガスGの流量を適宜設定すべく可変翼1を一定角度回動させる可変機構3とを具えて成るものである。以下各構成部について説明する。
まず可変翼1について説明する。このものは一例として図1に示すように、排気タービンTの外周に沿って円弧状に複数(一基の排気ガイドアッセンブリAに対して概ね10〜15個程度)配設され、そのそれぞれが、ほぼ同程度ずつ回動して排気流量を調節するものである。可変翼1は、翼部11と、軸部12とを具えて成り、以下、これらについて説明する。
まず翼部11は、主に排気タービンTの幅寸法に応じて一定幅を有するように形成されるものであり、その幅方向における断面が翼形に形成され、排気ガスGが効果的に排気タービンTに向かうように構成されている。なお、ここで図1(b)に示すように、翼部11の幅寸法を便宜上、翼幅hとする。また図2に示すように、翼部11の翼形断面において厚肉となる端縁を前縁11a、薄肉となる端縁を後縁11bとし、前縁11aから後縁11bまでの長さを翼弦長Lとする。更にまた、翼部11には、軸部12との境界部(接続部)に、軸部12より幾分大径の鍔部13が形成される。なお鍔部13の底面(座面)は、翼部11の端面と、ほぼ同一平面上に形成され、この平面が可変翼1をタービンフレーム2に取り付けた際の座面となり、排気タービンTにおける幅方向(翼幅hの方向)の位置規制を図る作用を担っている。
一方、軸部12は、翼部11と一体的に連続形成されるものであり、翼部11を動かす際の回動軸となる。なお、本実施例では、翼部11の両側に軸部12が形成される、いわゆる両持ちタイプの可変翼1であり、これら両軸部12を区別して示す場合には、その軸長に因み、長軸部12aと短軸部12bとして便宜上区別する。因みに、このような両持ちタイプの可変翼1は、翼部11の一方のみに軸部12が形成される、いわゆる片持ちタイプのものに比べ、可変翼1の作動安定性(回動安定性)や強度等を向上させ得る点で有効である。
また長軸部12aと短軸部12bとには、軸径よりも幾分大径となる摺動段差14が部分的に形成される。これは、可変翼1を回動させる際に、タービンフレーム2の軸受部(後述するタービンフレーム2の受入孔25)と接触する面であり、これにより可変翼1を回動させる際の摺動抵抗(摩擦抵抗)が抑制され、可変翼1の安定した作動(回動)を図るものである。なお可変翼1は、高温・排ガス雰囲気という過酷な環境下で繰り返し使用されるため、摺動段差14による摺動抵抗の抑制は、このような厳しい環境下での開閉作動をより安定化させるものである。
更に長軸部12aの先端側には、可変翼1の取付状態の基準となる基準面15が形成される。この基準面15は、後述する可変機構3に対しカシメ等によって固定される部位であり、一例として図1、2に示すように、軸部12を対向的に切り欠いた二平面として形成される。また基準面15の先端部には、ほとんど目立たないが、一例として図5、6に示すように、対向二面をテーパ状に傾斜させた誘い込み16が形成されるものであり、ここは長軸部12aを後述する受動要素32Bに圧入する際の案内ガイドとなる部位である。
なお可変翼1は、一例として翼部11の前縁11aの厚さが約2.4mm、翼幅hが約7.1mm、翼弦長Lが約17.4mm、鍔部13の座面が直径約6mmである。また軸部12の直径が約4.5mm、基準面15の対向幅が約2.5mmである。
次に、タービンフレーム2について説明する。このものは、複数の可変翼1を回動自在に保持するフレーム部材として構成されるものであって、一例として図1に示すように、フレームセグメント21と保持部材22とによって可変翼1(翼部11)を挟み込むように構成される。フレームセグメント21は、可変翼1の長軸部12aを受け入れるフランジ部23と、後述する可変機構3を外嵌めするボス部24とを具えて成る。なお、このような構造からフランジ部23の周縁部分には、可変翼1と同数の受入孔25が等間隔で形成されるものである。
また保持部材22は、図1に示すように中央部分が開孔された円板状に形成されており、本実施例では可変翼1が両軸タイプであるため、この保持部材22にも可変翼1の短軸部12bを受け入れる受入孔25が等配される。
そしてこれらフレームセグメント21と保持部材22とによって挟み込まれた可変翼1(翼部11)を、常に円滑に回動させ得るように、両部材間の寸法が、ほぼ一定(概ね可変翼1の翼幅h程度)に維持されるものであり、一例として受入孔25の外周部分に、四カ所設けられたカシメピン26によって両部材間の寸法が維持される。ここで、このカシメピン26を受け入れるためにフレームセグメント21及び保持部材22に開孔される孔をピン孔27とする。
なお、本実施例では、フレームセグメント21のフランジ部23は、保持部材22とほぼ同径のフランジ部23Aと、保持部材22より幾分大きい径のフランジ部23Bとの二つのフランジ部分から成り、これらを同一部材で形成するものであるが、同一部材での形成が難しい場合等にあっては、径の異なる二つのフランジ部を別体で形成しておき、後にカシメ加工やブレージング加工等によって接合することも可能である。
次に可変機構3について説明する。このものはタービンフレーム2のボス部24の外周側に設けられ、排気流量を調節するために可変翼1を回動させるものであり、一例として図1に示すように、アッセンブリ内において実質的に可変翼1の回動を生起する回動部材31と、この回動を可変翼1に伝える伝達部材32とを具えて成るものである。回動部材31は、図示するように中央部分が開孔された略円板状に形成され、その周縁部分に可変翼1と同数の伝達部材32を等配して成るものである。また、この伝達部材32は、回動部材31に回転自在に取り付けられる駆動要素32Aと、可変翼1の基準面15にカシメ等によって固定状態に取り付けられる受動要素32Bとを具えて成るものであり、これら駆動要素32Aと受動要素32Bとが接続された状態で、回動が伝達される。具体的には四角片状の駆動要素32Aを、回動部材31に対して回転自在にピン止めするとともに、可変翼1の基準面15を受動要素32Bに圧入し、かしめるものである。ここで受動要素32Bには、予め駆動要素32Aを受け入れ得る略U字状部が形成されており、この部位に四角片状の駆動要素32Aを嵌め込むことにより、双方の係合を図りながら、回動部材31をボス部24に取り付けるものである。
なお複数の可変翼1を取り付けた初期状態において、これらを周状に整列させるにあたっては、各可変翼1と受動要素32Bとが、ほぼ一定の角度で取り付けられる必要があり、本実施例においては、主に可変翼1の基準面15がこの作用を担っている。また回動部材31を単にボス部24に嵌め込むだけでは、回動部材31がタービンフレーム2から僅かに離反した際、伝達部材32の係合が解除されてしまうことが懸念される。このため、これを防止すべくタービンフレーム2の対向側から回動部材31を挟むようにリング33等を設け、回動部材31に対してタービンフレーム2側への押圧傾向を付与するものである。
このような構成によって、エンジンが低速回転を行った際には、可変機構3の回動部材31を適宜回動させ、伝達部材32を介して軸部12に伝達するものであり、これにより、可変翼1を図1(a)に示すように回動させ、排気ガスGを適宜絞り込んで、排気流量を調節するものである。
本発明に係る可変翼1を適用した排気ガイドアッセンブリAの一例は、以上のように構成されて成り、以下、この可変翼1の製造方法について説明しながら併せてプレス製品の製造方法について説明する。
なお、本発明では、軸部12の直径寸法(一例として4.5mm)よりも薄い金属板材(以下、ストリップ材Sとする)から可変翼1の原形となる金属素材(以下、素形材Wとする)をブランク取りするものであり、一例として2.6mm厚のストリップ材Sを出発素材とする。もちろん、ストリップ材Sの板厚は、軸部12の直径よりも小さいというだけでなく、その後の造形加工(型鍛造)において翼部11の最終形状が実現できる寸法、つまり翼部11の最高厚程度の寸法が好ましく(一例として2.4mm)、より好ましくは、翼部11の最高厚よりも幾らか厚い寸法であり、これを考慮して本実施例では、2.6mmとしたものである。
因みに、従来は、上述したようにストリップ材Sの板厚は、翼部11よりも厚い(大きい)軸部12を基準としており、小さい方の翼部11に合わせる(基準とする)思想はなかったが、本発明では、小さい方(薄い方)の翼部11に合わせても、軸部12を造形する際に増肉を図ることで軸部12の所望径を実現できるようにしたものであり、これが本発明の大きな特徴の一つである。
また、素形材Wをブランク取りする際には、素形材Wをストリップ材Sの一部につなげたままブランク取りするものである。この合、素形材W(可変翼1)の軸部12(長軸部12a)の先端をストリップ材Sにつなげたまま素形材Wをブランク取りし、且つこの状態でその後の加工工程に移送し、ニヤネットシェイプ状態(最終製品形状に極めて近い状態)まで成形する、いわゆるプログレッシブ加工〔progressive 〕(順送り加工)を採用するものである。」と補正した。
本発明に係る可変翼1は、以下に示す(1) 〜(7) の工程によって、素形材Wから最終製品(可変翼1)に加工されるものである。
(1)素形材の準備工程P1
(2)軸部鍛造工程P2
(3)軸部トリミング工程P3
(4)翼部鍛造工程P4
(5)翼部トリミング工程P5
(6)切削工程P6
(7)バレル研磨工程
ここで、本発明ではプログレッシブ加工を採用するため、一例として図3に示すように、上記(1) 〜(5) までの工程を一対の対向型(主にプレス金型)で順次連続的に行うライン構成を採っており、このような加工ラインに対して、ストリップ材Sにつながれたままの素形材Wを順送りし、ニヤネットシェイプ状態まで加工するものである。なお、プログレッシブ加工を行う工程は上記(1) 〜(5) までの5工程であるのに対し、図3では5つ以上の対向型(加工ステージ)が設けられているが、これは一工程を複数の対向型(加工ステージ)に分けて行うことが多く、また、ある工程(または加工ステージ)を行う際には、該加工をより円滑に、且つより正確に行うべく事前の加工ステージを利用することがあるためである。また図3中の符号UCは、巻回状態のコイル材を解きほぐすアンコイラーであり、更に図中符号LVは、ほぐされたコイル材の巻き癖やひずみを除去するレベラーであり、前記ストリップ材Sとは、このコイル材からレベラーLVまでの工程を経てフラット状に形成されたものを指している。
因みに、上述したプログレッシブ加工は、一般に加工上の制限、例えば素形材Wの外周の加工が困難であったり、加工ラインの途中で素形材Wの移動が極めて制限される等の制約があり、プレス金型としては極めて高度な技術が要求されるが、比較的小さい部品を高速で送れるため、極めて量産性に優れた加工方法である。
以下、図4に基づいて各工程を更に詳細に説明する。
(1)素形材の準備工程P1
この工程は、翼部11と軸部12とを一体に具えた素形材W(可変翼1の原形)を準備する工程であり、一例として板厚2.6mmのストリップ材Sから素形材Wをブランク取りするものである。もちろん、このブランク取りにおいては、素形材Wが目的の可変翼1を実現し得るボリューム(体積)を有するように考慮されたブランク取りが行われる。とりわけ軸部12については、出発素材となるストリップ材Sの板厚が、そもそも軸部12の最終製品軸径(ここでは4.5mm)よりも小さいため、予め増肉分を幅寸法(ストリップ材Sの送り方向寸法)として確保する必要があり、このためブランク取りは最終製品の軸径よりも大きな幅寸法で打ち抜くものである。従って、ブランク取りされた素形材Wの軸部12は、図4に示すように、送り方向に長めに打ち抜かれ、この状態を横長状もしくは打抜姿勢とする。因みに、翼部11については、もとより偏平状であり、当然、送り方向に長めとなる横長状に打ち抜かれるものである。
また素形材Wのブランク取りにあたっては、精密打ち抜き手法として知られるファインブラキング加工(以下、FB加工と略す)によって成されることが好ましい。このFB加工は、被加工材(ストリップ材S)の剪断輪郭部に高い圧縮力を作用させながら、工具のクリアランスを極めて小さくした、いわゆるゼロクリアランス状態で打ち抜く手法であって、切口面が板厚全体にわたって極めて平滑で良好な状態に得られる手法である。なお、通常、「ファインブランキング」という用語は、「精密打ち抜き」を示すものであるが、本明細書において「ファインブランキング加工機(FB加工機)」といった場合には、「精密打ち抜き」以外にも、ファインブランキング装置(FB装置)を使用した種々の加工、例えば型鍛造(コイニング)やトリミング等も含むものとする。因みに、コイニングとは、鍛造後(大まかに所望形状を造形した後)、被加工材(ここでは素形材W)の表面を滑らかにしたり、寸法精度を向上させるために行う軽度の鍛造である。
またストリップ材S(素形材W)の材質としては、可変翼1の使用環境からSUS、SUH規格などの耐熱ステンレス鋼または耐熱鋼、例えばSUS310S、SUS304、SUS316L等のステンレス鋼が適用されるが、一般にこのような高Ni含有ステンレス鋼素材は、塑性加工が行い難い素材であり、従って本実施例における加工も必然的に困難性の高い加工となる。
(2)軸部鍛造工程P2
この工程は、ブランク取り後の素形材Wのなかでも、主に軸部12の増肉を図りながら、軸部12を所望形状に形成して行くものである。もちろん、工程名には「軸部」と記載しており、鍔部13の膨出形成を行うことは省略したが、本工程では鍔部13の造形も併せて行うものである。なお、図4に示すライン付きの矢印は、鍛造やトリミング等の加工を素形材Wに施す際の加工方向(加圧方向)を示すものである。
軸部鍛造工程P2は、例えばFB装置による一対の対向型によって素形材W(主に軸部12)を挟み込み、軸部12を所望の形状に造形する(形造る)ものであり、特にここでは、図4に示すように、素形材Wの打抜方向に対しほぼ直交する方向(これを打抜直交方向とする)から素形材Wを押圧プレスし、主に軸部12の増肉を図りながら、ここを円形状に造形するものである。なお、プログレッシブ加工では、上記「打抜直交方向」は、ストリップ材Sの送り方向に相当するが、通常のプログレッシブ加工では各加工ステージの金型が上下方向に作動するため、プログレッシブ加工を採用する本発明では、ブランク取り後の素形材Wを軸部鍛造工程P2の前段で、ストリップ材Sに対し90度反転させて(翼部11を上下方向に立たせるように姿勢を換えて)、素形材Wの圧縮方向を上下方向に変更してから軸部12の鍛造加工を行うものである
(3)軸部トリミング工程P3
この工程は、前段の軸部鍛造工程P2において軸部12の増肉・造形が成された際、素形材Wの周囲(輪郭部)に生じたフラッシュやバリ等の不要部aをトリミング(切除)する工程である。
具体的なトリミング手法としては、例えばFB装置による一対の対向型によって素形材Wを挟み込み、不要部aをトリミングするものである。そして、このようなトリミングにより、その後の翼部鍛造工程P4において併せて行われる軸部12の他方向からの圧縮加工性(造形性)を向上させるものである。すなわち、ここでのトリミングは、その後の軸部造形における材料流れを促進し、ニヤネットシェイプ状態の実現をより確実にするものである。逆に言えば、軸部鍛造工程P2において発生したバリ等を切除せずに、そのまま素形材Wを翼部鍛造工程P4に供し、ここで軸部12の最終造形を行っても、ここでのバリ等が材料流れを阻害することがあり、また素材そのものの塑性変形性(塑性流動性)が低いために、素形材Wをニヤネットシェイプ状態に形成し難いことが考えられる。
また本工程のトリミングは、前段の加工における対向型の合わせ面に生じるバリ等を切除するものであるから、長軸部12a(外側)に発生する不要部aを切除することはもちろん、短軸部12b(外側)に生じる不要部aも切除するものである。
また、このようなことから理解されるように、本トリミング工程も素形材Wに対する加工方向(素形材Wを挟み込む方向)は、打抜直交方向となる。
(4)翼部鍛造工程P4
この工程は、軸部トリミング後の素形材Wの中でも、主に翼部11を所望形状に形成する工程であり、この工程も例えばFB装置による一対の対向型によって素形材Wを打抜方向から挟み込み、素形材W(主に翼部11)を圧縮して所望の形状に造形するものである。すなわち、本工程によってほぼ一定の厚みを有する翼部11は、厚肉状の前縁11aから薄肉状の後縁11bへと肉厚が漸減するような翼形状に形成されるものである。なお、本発明ではプログレッシブ加工を採用するため、本工程を行うにあたり、事前に素形材Wを90度戻して(翼部11をほぼ水平な状態に変更して)、言い換えれば圧縮方向を上下方向に変更してから、鍛造加工を行うものである
また、本工程が最終の造形加工となるため、この工程では翼部11以外にも軸部12や鍔部13にも最終的な造形が施されるものである。このため、軸部12については、先の軸部鍛造工程P2における打抜直交方向からの押圧プレスに加え、本工程において打抜方向からの押圧プレスを受けることになる。つまり、軸部12は、結果的に異なる二方向からの圧縮を受けることになり、完成状態での加工硬化が期待できる。そして、このような加工硬化は、軸部12を受入孔25に嵌めて可変翼1を摺動させるにあたり、受入孔25との摩擦抵抗低減、軸部12の耐摩耗性向上等の効果をもたらし得るものである。
また、鍔部13については軸部12や翼部11の材料(肉)を膨出するような鍛造が行われる。すなわち、一般的な型鍛造であれば、単に素形材Wを対向型で圧縮して行けば(つぶして行けば)、対向型に形成されているキャビティ形状通りの製品がほぼ得られるが、本実施例では、翼部11と軸部12との境界部にストリップ材Sの板厚よりも大きく且つまた軸部12よりも大きい鍔部13を膨出形成しなければならない。このため本実施例では、単に素形材Wを圧縮するだけではなく、翼部11と軸部12の造形を行いながら併せて軸部12の長手方向には極力、肉を流さないように材料流れを規制し、翼部11と軸部12との境界部の肉を膨出させて、鍔部13を盛り上げるように形成するものである。このように本実施例では、鍛造の際に通常の材料流れとは異なる材料流れを考慮する必要があり、極めて困難な鍛造加工となる。もちろん鍛造加工が困難であることは、適用素材そのものが、極めて塑性加工が行い難い耐熱素材であることも、要因の一つとなっている。
(5)翼部トリミング工程P5
この工程は、例えば図4に示すように、先の翼部鍛造工程P4において素形材Wの外周(輪郭部)に生じたバリ等の不要部bを切除する工程である。更に、このトリミング工程では、長軸部12aの先端の不要部cが欠き取られ、基準面15の切り出しも行われるものである。また、前記誘い込み16もこのトリミングによって形成される。
具体的なトリミング手法としては、ここでも例えばFB装置による一対の対向型によって素形材Wを挟み込み、不要部b、cを切除するものである。なお、本発明ではプログレッシブ加工を採用するため、この翼部トリミング工程P5に併せて(本工程の最後に)、素形材W(例えば長軸部12aの先端部)をストリップ材Sから切り離すセパレートが行われるものである。
(6)切削工程P6
この工程は、上述したプログレッシブ加工が終了した後、素形材Wの主に軸部12を切削する工程であり、以下の各段階から成るものである。
(i) 軸端面カット
(ii)軸センター加工
(iii) 軸/翼加工
(i)軸端面カット
この段階は、軸部12の両端部を切削して、長軸部12aと短軸部12bの長さ(最終製品長さ)を確保する段階であり、一例として図5に示すように、回転している一対のエンドミルEMの間に、翼部トリミング後の素形材Wを通過させ、両軸部12の端面をカットするものである。この際、長軸部12aと短軸部12bとの長さの基準は、翼部11端面(鍔部13の座面)となる。そして、この軸端面カットの段階で、基準面15の最狭部が切削され、誘い込み16が長軸部12aの最先端部に位置するように形成される。
なお、本実施例では長軸部12aと短軸部12bとを同時に切削するように図示したが、端面カットは、片方ずつ順番に行っても構わない。
(ii) 軸センター加工
この段階は、素形材Wの両軸部12のセンターを加工する段階であり、具体的には両軸部12の芯出しと、この芯位置にドリリング(もみ付け)が成されるものである。これには、例えば図6に示すように、V字状の挟持部を有する一対のチャッキング45が適用され、このチャッキング45によって、トリム面を避けるように両軸部12の円弧面を挟み込み、チャッキング45(挟持部)の中心位置を軸部12のセンター位置として検出し、また、この位置にドリリングを行うものである。なお、平面状のトリム面を避けてチャッキングするのは、トリム面を挟持した場合、正確なセンター位置が検出できないことがあり得るためである。
(iii)軸/翼加工
この段階は、例えば図7に示すように、ドリリングされた両軸部12(センター位置)を芯押え46で保持しながら、素形材W(可変翼1)を回転させて、バイトCTにより軸部12と翼部11の切削を行う段階である。この際、軸部12は、一例として半径約0.15mm、つまり軸径としては約0.3mm切削されるものである。なお、ここでの切削により、素形材Wは、可変翼1としての翼幅h、軸径、両軸部の同軸度等が仕上げられる。
また、この段階の切削において、両軸部12に摺動段差14が確保され、これが摩擦抵抗を抑制した摺動面となり、可変翼1をアッセンブリとして組み付けた際、円滑な回動状態を実現する。
(7)バレル研磨工程
この工程は、切削工程P7を終了した可変翼1(素形材W)を全体的に表面研磨する工程であり、例えば可変翼1とメディアと呼ばれる添加剤とをバレル容器に入れ、バレル容器を回転もしくは振動させることによって、可変翼1とメディアとを衝突させて、可変翼1の表面を仕上げるものである。
本発明に係る可変翼1は、以上のようにして製造されるものであり、以下、可変翼1以外の他のプレス製品(可変翼と同じ符号1を付す)について説明する。
プレス製品1は、偏平部とロッド部とを一体に具えて成るものであり、偏平部が可変翼1の翼部11に相当し、ロッド部が可変翼1の軸部12に相当する。このため、偏平部とロッド部に可変翼1の各部と同様の符号を付すものである。また、可変翼1の製造工程における「軸部鍛造工程P2」/「軸部トリミング工程P3」は、プレス製品1では、各々、「ロッド部鍛造工程P2」/「ロッド部トリミング工程P3」になり、可変翼1の製造工程における「翼部鍛造工程P4」/「翼部トリミング工程P5」は、プレス製品1では「偏平部鍛造工程P4」/「偏平部トリミング工程P5」となる。
ただし、プレス製品1においては可変翼1と相違し得る点があり、例えば偏平部11は、ほぼ一定の厚さに形成されていても構わず、必ずしも可変翼1の翼部11のように厚肉の前縁11aから薄肉の後縁11bにかけて徐々に厚さが変化しなくても良いものである。ここでこのような偏平部11を具体的に挙げると、例えばリング状や、アイボルト頭部の環体、あるいはこのような環体が必ずしもつながっていないフック状のもの等が挙げられる。
また、ロッド部12については、最終製品状態において、必ずしも偏平部11の回転軸として機能する必要はないため、断面形状が円形である必要はなく、長円状、矩形状等であっても構わない。
更に、プレス製品1の形状によっては、必ずしもロッド部12を二方向から圧縮加工する必要はない。すなわち、例えば偏平部12がほぼ一定の厚さであればロッド部12を打抜直交方向から圧縮して増肉を図るだけで良く、その後の打抜方向からの圧縮加工等は必ずしも要しないものである。
本発明は、自動車用エンジン等に用いられるターボチャージャに組み込まれる可変翼を能率的に量産し得るものであるが、その他にも偏平部とロッド部とを一体に具えたプレス製品の製造にも適するものである。
1 可変翼(プレス製品)
2 タービンフレーム
3 可変機構

1 可変翼(プレス製品)
11 翼部(偏平部)
11a 前縁
11b 後縁
12 軸部(ロッド部)
12a 長軸部
12b 短軸部
13 鍔部
14 摺動段差
15 基準面
16 誘い込み

2 タービンフレーム
21 フレームセグメント
22 保持部材
23 フランジ部
23A フランジ部(小)
23B フランジ部(大)
24 ボス部
25 受入孔
26 カシメピン
27 ピン孔

3 可変機構
31 回動部材
32 伝達部材
32A 駆動要素
32B 受動要素
33 リング

45 チャッキング
46 芯押え

a 不要部
b 不要部
c 不要部
h 翼幅
A 排気ガイドアッセンブリ
G 排気ガス
L 翼弦長
P1 素形材の準備工程
P2 軸部鍛造工程(ロッド部鍛造工程)
P3 軸部トリミング工程(ロッド部トリミング工程)
P4 翼部鍛造工程(偏平部鍛造工程)
P5 翼部トリミング工程(偏平部トリミング工程)
P6 切削工程
S ストリップ材
T 排気タービン
W 素形材
CT バイト
EM エンドミル
UC アンコイラー
LV レベラー

Claims (4)

  1. 偏平部と、この偏平部の厚さ寸法よりも大きい太さ寸法のロッド部とを一体に具えて成るプレス製品を製造するにあたり、その工程は、
    ロッド部の太さ寸法よりは小さいが、偏平部の厚さ寸法よりは厚いほぼ一定の板厚を有したストリップ材から、目的のプレス製品を実現し得るボリュームを有するように、ストリップ材の板厚よりも大きい幅寸法でブランク取りされたブランク材を、プレス製品の原形である素形材とする素形材の準備工程と、
    この素形材を一対の対向型によって挟み込み、主にロッド部を、打抜方向にほぼ直交する方向から押圧プレスすることにより、主にロッド部の増肉を図りながらロッド部を所望の形状に形成するロッド部鍛造工程と、
    その後、この鍛造加工において製品部位からはみ出した素形材の不要部をトリミングするロッド部トリミング工程と、
    を具えて成るものであり、
    前記素形材は、ストリップ材の一部につながれたまま順送りされ、前記素形材の準備工程、ロッド部鍛造工程、ロッド部トリミング工程までが行われるプログレッシブ加工であり、
    このうちロッド部鍛造工程を行う際には、素形材の準備工程でブランク取りされた打抜姿勢の素形材を、ストリップ材に対し90°反転させ、偏平部を上下方向に姿勢変換した状態で当該ロッド部鍛造工程を行うようにし
    更に、その後のロッド部トリミング工程も、偏平部を上下方向に向けた姿勢で行うようにしたことを特徴とする、偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造方法。
  2. 前記プレス製品は、素形材の準備工程と、ロッド部鍛造工程と、ロッド部トリミング工程とに加え、
    ロッド部トリミング工程後の素形材を一対の対向型によって挟み込み、素形材を打抜方向からプレスすることにより、主に偏平部を所望の形状に形成する偏平部鍛造工程と、
    その後、この鍛造加工において製品部位からはみ出した素形材の不要部をトリミングする偏平部トリミング工程と、
    を更に具えて成るものであり、
    このうち偏平部鍛造工程を行う際には、素形材をストリップ材に対し90°戻し、当初の打抜姿勢で当該偏平部鍛造工程を行うようにし、
    更に、その後の偏平部トリミング工程も、この打抜姿勢で行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の、偏平部とロッド部とを一体に具えて成るプレス製品の製造方法。
  3. 回動中心となる軸部と、実質的に排気ガスの流量を調節する翼部とを具え、
    エンジンから排出された比較的少ない排気ガスを適宜絞り込み、排気ガスの速度を増幅させ、排気ガスのエネルギで排気タービンを回し、この排気タービンに直結されたコンプレッサで自然吸気以上の空気をエンジンに送り込み、低速回転時であってもエンジンが高出力を発揮できるようにしたVGSタイプのターボチャージャに組み込まれる可変翼を製造する方法において、
    前記可変翼の翼部と軸部とは、請求項1または記載の偏平部とロッド部とに相当し、前記可変翼が請求項1または記載の製造方法によって製造されることを特徴とする可変翼の製造方法。
  4. 前記可変翼は、翼部の両側に長軸軸と短軸部とを有する両軸タイプのものであり、更に翼部と軸部との間には、軸部よりも大径の鍔部が形成されることを特徴とする、請求項記載の可変翼の製造方法。
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