JP2011226601A - クランクシャフト及びその製造方法 - Google Patents

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司 平井
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Abstract

【課題】寸法精度に優れたクランクシャフトを効率よく得る。
【解決手段】第1クランク軸半体32は、第1フランジ部材36と、該第1フランジ部材36の一端面から円環状に突出形成された第1軸受部38に接合された中空軸部材40とを有し、一方、第2クランク軸半体34は、第2フランジ部材45と、該第2フランジ部材45の一端面から円柱状に突出形成された第2軸受部46に接合された中実軸部材48とを有する。第1軸受部38、中空軸部材40、第2軸受部46及び中実軸部材48は、好ましくは精密鍛造によって個別に作製される。また、第1軸受部38と中空軸部材40との接合、及び第2軸受部46と中実軸部材48との接合は、摩擦溶接によって行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の内燃機関を構成するピストンの上下往復運動に伴って回転動作を行うクランクシャフトに関する。
自動車の内燃機関を運転するに際しては、燃料と空気との混合気が吸気口を介してシリンダに導入及び圧縮され、次に、圧縮された混合気が燃焼されて膨張する。燃焼した混合気は、排気口を介して排出される。
この過程では、シリンダ内をピストンが上下往復運動する。ピストンは、コネクティングロッド(以下、コンロッドともいう)を介してクランクシャフトに連結されており、このため、クランクシャフトは、ピストンの上下往復運動に伴って回転動作を行う。
このような動作を営むクランクシャフトとしては、例えば、図9及び図10に示す圧入組立型のものが挙げられる(特許文献1参照)。このクランクシャフト1は、第1クランク軸半体2と、第2クランク軸半体3とがクランクピン4を介して連結されることで構成され、該クランクピン4が、コンロッド5の大端部に形成された挿通孔6に通される。
ここで、第1クランク軸半体2は、軸部7と、該軸部7の一端部に形成された第1フランジ部8及びウェイト部9とを有し、この中の軸部7には、有底内孔としての大オイル孔10が形成されている。すなわち、この大オイル孔10は、軸部7の端面で開口する一方、その底部が、軸部7と第1フランジ部8及びウェイト部9との境界近傍に設定されている。このため、軸部7は中空体である。
また、第1フランジ部8には、前記クランクピン4を通すための第1ピン孔11が貫通形成されている。そして、この第1ピン孔11から前記大オイル孔10に至るまで、連通オイル孔12が傾斜して形成されている。すなわち、連通オイル孔12は、第1ピン孔11及び大オイル孔10の各々において開口している。
一方、クランクピン4には小オイル孔13が形成されている。クランクピン4が第1ピン孔11に圧入された際、該小オイル孔13は、第1ピン孔11で開口した連通オイル孔12に連通する。
残余の第2クランク軸半体3は、軸部14と、該軸部14の一端部に形成された第2フランジ部15及びウェイト部16とを有し、この中の第2フランジ部15及びウェイト部16のそれぞれが、第1クランク軸半体2の第1フランジ部8及びウェイト部9と対向する。
第2クランク軸半体3には、オイル孔は形成されていない。すなわち、第2クランク軸半体3の軸部14は中実である。
第2フランジ部15における第1ピン孔11に対応する箇所には、第2ピン孔17が貫通形成されている。クランクピン4は、この第2ピン孔17にも圧入される。通常は、第1ピン孔11、コンロッド5の挿通孔6、第2ピン孔17の順序でクランクピン4が圧入され、これにより、図10に示すクランクシャフト1が構成される。
特開2003−136377号公報
上記した構成において、第1クランク軸半体及び第2クランク軸半体の各々は、鍛造加工によって作製される。しかしながら、鍛造加工では、寸法精度に優れたフランジ部やウェイト部、軸部を同時に形成することは容易ではない。すなわち、この場合、寸法精度が良好な第1クランク軸半体及び第2クランク軸半体を得ることは困難である。
そこで、第1クランク軸半体及び第2クランク軸半体を鍛造加工によって粗い形状・寸法の半製品として作製した後、該半製品に対して研削加工を施すことで最終寸法・形状に仕上げ、最終製品を得ることも行われている。しかしながら、第1クランク軸半体及び第2クランク軸半体が、例えば、亜共析鋼や炭素鋼等、フェライトとパーライトの混在組織を有する鋼材からなる場合、この鋼材が硬質であるために研削加工を施すことが容易でなくなるという不具合が顕在化している。しかも、歩留まりが低下するとともに、加工工程数も増加する。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、寸法精度に優れ、且つ生産効率を向上させることが可能なクランクシャフト及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、第1クランク軸半体と第2クランク軸半体とがクランクピンを介して連結されることで構成され、前記クランクピンに支持されたコネクティングロッドを動作させるためのクランクシャフトであって、
前記第1クランク軸半体もしくは前記第2クランク軸半体の少なくともいずれか一方、又は、前記第1クランク軸半体及び前記第2クランク軸半体の双方が、前記クランクピンを挿入するための第1ピン孔と、その一端面から突出した円環状の第1軸受部とが形成された第1フランジ部材と、
前記第1フランジ部材に比して小径な中空軸部材と、
前記クランクピンから前記第1フランジ部材にわたって形成され、前記中空軸部材の内孔に連通するオイル孔と、
を備え、
前記中空軸部材が、前記第1軸受部に対して摩擦溶接されていることを特徴とする。
すなわち、本発明においては、第1フランジ部材と中空軸部材を別部材とし、これらを接合するようにしている。第1フランジ部材、中空軸部材の形状は比較的単純であるので、各々を寸法精度よく作製することが可能となる。必然的に、これらを接合して得られる第1クランク軸半体(ないし第2クランク軸半体)も寸法精度が良好となる。
従って、接合の後に研削加工等の仕上げ加工を行うのみでよく、しかも、その研削量が僅かである。従って、仕上げ加工に要していた時間が短縮されるので、クランクシャフトの生産効率が向上するとともに、歩留まりの向上を図ることができる。
なお、第1フランジ部材と中空軸部材は、互いに異種金属からなるものであってもよい。すなわち、例えば、第1フランジ部材を、最も多用される鋼材の1種である一般構造用圧延鋼(SS)材や普通鋼等で構成する一方、中空軸部材を、炭素量が多いほど引っ張り強さ及び硬度が上昇する炭素鋼等で構成するようにしてもよい。
同一構成の第1クランク軸半体及び第2クランク軸半体を組み合わせてクランクシャフトを構成するようにしてもよいが、オイル孔は、第1クランク軸半体又は前記第2クランク軸半体のいずれか一方に形成すれば十分である。換言すれば、第1クランク軸半体又は前記第2クランク軸半体のいずれか一方にオイル孔を形成しないようにしてもよい。
この場合、第1クランク軸半体又は前記第2クランク軸半体のいずれか一方を上記したように構成するとともに、残余の一方を、前記クランクピンを挿入するための第2ピン孔と、その一端面から突出した円柱状の第2軸受部とが形成され、且つ前記第1フランジ部材に対向する第2フランジ部材と、前記第2フランジ部材に比して小径な中実軸部材とを備えるものとして構成すればよい。
勿論、中実軸部材は、前記第2軸受部に対して摩擦溶接されることで接合される。
この場合も、第2フランジ部材と中実軸部材を、互いに異種金属で構成するようにしてもよい。例えば、第2フランジ部材を第1フランジ部材と同一金属とするとともに、中実軸部材を中空軸部材と同一金属とするようにしてもよい。
このようなクランク軸半体においても、上記と同様の効果が得られる。
また、本発明は、第1クランク軸半体と第2クランク軸半体とがクランクピンを介して連結されることで構成され、前記クランクピンに支持されたコネクティングロッドを動作させるためのクランクシャフトの製造方法であって、
前記第1クランク軸半体もしくは前記第2クランク軸半体の少なくともいずれか一方、又は、前記第1クランク軸半体及び前記第2クランク軸半体の双方を、前記クランクピンを挿入するための第1ピン孔と、その一端面から円環状に突出した第1軸受部とが形成された第1フランジ部材の前記第1軸受部に対し、前記第1フランジ部材に比して小径な中空軸部材を摩擦溶接によって接合することで得る工程と、
前記第1軸受部と前記中空軸部材との接合箇所の外壁側に生じた外バリと、内壁側に生じた内バリとを、肉が硬化する前に除去する工程と、
互いに接合され且つ前記外バリ及び前記内バリが除去された前記第1フランジ部材及び前記中空軸部材に対して調質を行う工程と、
前記第1フランジ部材、及び前記第1ピン孔に圧入された前記クランクピンに対し、前記中空軸部材の内孔に連通するオイル孔を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
このように、本発明においては、第1フランジ部材と中空軸部材を別部材として個別に作製した後、これらを摩擦溶接にて接合するようにしている。第1フランジ部材、中空軸部材の形状は比較的単純であるので、各々を寸法精度よく作製することが可能となる。従って、寸法精度が良好な第1クランク軸半体(ないし第2クランク軸半体)を得ることができる。
このため、接合の後に研削加工等の仕上げ加工を行うのみでよく、その研削量も僅かとなる。結局、仕上げ加工に要していた時間が短縮され、その結果、クランクシャフトの生産効率が向上する。さらに、歩留まりが向上する。
なお、第1軸受部を突出形成せず、第1フランジ部材の端面に中空軸部材を摩擦溶接する場合、第1フランジ部材と中空軸部材の熱引けの度合いが相違する。また、内孔の内壁に形成される内バリ、及び外方に露呈する外バリが、第1フランジ部材の端面近傍に形成されることになる。この場合、内バリ及び外バリの双方とも、除去することが容易ではない。内バリの場合、内バリ除去用の加工手段が内孔の底部に干渉し、外バリの場合、外バリ除去用の加工手段が第1フランジ部材の端面に干渉するので、各加工手段を内バリや外バリに摺接させることが容易でなくなるからである。さらに、接合部の応力集中を招く懸念がある。
これに対し、第1軸受部を第1フランジ部材の端面から突出した本発明では、第1フランジ部材と中空軸部材の熱引けが略同等となる。また、内バリが内孔の底部から離間するとともに、外バリが第1フランジ部材の端面から離間する。このため、内バリ除去用、外バリ除去用の各加工手段が内孔の底部、第1フランジ部材の端面に干渉することを容易に回避することができるとともに、内バリ、外バリのそれぞれに摺接させることが容易となる。
なお、外バリ除去用加工手段の好適な例としては研削用工具が挙げられ、内バリ除去用加工手段の好適な例としては金型又はドリルが挙げられる。すなわち、この場合、外バリを研削によって除去する一方、内壁側に生じた内バリを、中空軸部材の内部に金型又はドリルを挿入することで除去する。
ここで、第1軸受部に対する中空軸部材の圧接力と、中空軸部材に対する第1軸受部の圧接力との合計値、第1軸受部及び中空軸部材のそれぞれの接合代が過度に大きいと、内バリが大きく隆起して該内バリを除去し難くなる。従って、2つの圧接力の合計値、及び接合代は、内バリが第1軸受部と中空軸部材の内壁側に大きく隆起しない範囲に設定することが好ましい。具体的には、内バリが、第1軸受部と中空軸部材の孔部の直径の1/2を超えない範囲で隆起するように、圧接力の合計値、及び接合代を設定するとよい。
そのような条件の一具体例としては、第1軸受部及び中空軸部材の外径が20mmであるとき、第1軸受部に対する中空軸部材の圧接力と、中空軸部材に対する第1軸受部の圧接力との合計値を30〜120MPa、接合代を1〜6mmに設定することが挙げられる。
上記したように、第1フランジ部材と中空軸部材として、互いに異種金属からなるものを摩擦溶接するようにしてもよい。この場合、第1フランジ部材と中空軸部材で特性が相違する第1クランク軸半体(ないし第2クランク軸半体)を得ることができる。
第1フランジ部材及び中空軸部材は、例えば、精密鍛造によって得ることができる。この場合、特に寸法精度に優れたものを得ることができるという利点がある。
さらに、第1クランク軸半体又は前記第2クランク軸半体のいずれか一方にオイル孔を形成しないようにしてもよい。
この場合には、前記第1クランク軸半体もしくは前記第2クランク軸半体の残余の一方を、前記クランクピンを挿入するための第2ピン孔と、その一端面から円柱状に突出した第2軸受部とが形成された第2フランジ部材の前記第2軸受部に対し、前記第2フランジ部材に比して小径な中実軸部材を摩擦溶接によって接合することで得る工程と、
前記第2軸受部と前記中実軸部材との接合箇所に生じた外バリを、肉が硬化する前に除去する工程と、
互いに接合され且つ前記外バリが除去された前記第2フランジ部材及び前記中実軸部材に対して調質を行う工程と、
を、上記した工程と別途行うようにすればよい。
勿論、第2フランジ部材と中実軸部材として、互いに異種金属からなるものを摩擦溶接するようにしてもよい。この場合、第2フランジ部材と中実軸部材で特性が相違する第2クランク軸半体(ないし第1クランク軸半体)を得ることができる。
第2フランジ部材及び中実軸部材もまた、精密鍛造によって得ることができる。この場合、特に寸法精度に優れたものが得られる。
本発明によれば、第1フランジ部材と中空軸部材(必要に応じ、これらに加えて第2フランジ部材と中実軸部材)を別部材として個別に作製した後、これらを摩擦溶接で接合するようにしている。第1フランジ部材(第2フランジ部材)、中空軸部材(中実軸部材)の形状は比較的単純であるので、各々を寸法精度よく作製することが可能となる。
必然的に、これらを接合して得られる第1クランク軸半体(ないし第2クランク軸半体)も寸法精度が良好となる。従って、接合の後に研削加工等の仕上げ加工を行うのみでよく、その研削量も僅かとなる。従って、仕上げ加工に要していた時間が短縮されるので、クランクシャフトの生産効率、歩留まりが向上する。
本発明の実施の形態に係るクランクシャフトの要部概略断面側面図である。 個別に作製された第1フランジ部材と中空軸部材の要部概略断面側面図である。 図2の第1フランジ部材と中空軸部材が接合された状態の要部概略断面側面図である。 第1クランク軸半体の外バリを除去している状態を示す要部概略断面側面図である。 第1クランク軸半体の内バリを除去している状態を示す要部概略縦断面図である。 個別に作製された第2フランジ部材と中実軸部材の要部概略断面側面図である。 図6の第2フランジ部材と中実軸部材が接合された状態の要部概略断面側面図である。 第1クランク軸半体のピン孔に圧入されたクランクピンを、コンロッドの層通孔、第2クランク軸半体のピン孔に圧入する状態を示した要部概略断面側面図である。 従来技術に係るクランクシャフトの要部断面分解側面図である。 図9のクランクシャフトの組立後の要部概略断面側面図である。
以下、本発明に係るクランクシャフト及びその製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、図9及び図10に示す構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1は、本実施の形態に係るクランクシャフト30の要部概略断面側面図である。このクランクシャフト30は、第1クランク軸半体32と、第2クランク軸半体34とがクランクピン4を介して連結されることで構成される。なお、クランクピン4は、コンロッド5の大端部に形成された挿通孔6に通され、且つ第1クランク軸半体32の第1ピン孔11、第2クランク軸半体34の第2ピン孔17に圧入される。
この場合、第1クランク軸半体32は、第1フランジ部材36の一端面に円環状に突出形成された第1軸受部38に対し、第1フランジ部材36に比して小径の中空軸部材40が接合されることによって構成される。
中空軸部材40には、内孔としての直線状孔41が貫通形成されている。一方、第1軸受部38には有底穴44が存在する。該第1軸受部38が円環状に突出しているからである。第1軸受部38に中空軸部材40が接合されると、これら直線状孔41と有底穴44が連なり、これにより、大オイル孔10が形成される。
第1フランジ部材36は、第1フランジ部42及びウェイト部9を一体的に有する略円盤形状体である。前記第1ピン孔11は、この中の第1フランジ部42に貫通形成される。第1ピン孔11と有底穴44には連通オイル孔12が連通しており、該連通オイル孔12の第1ピン孔11側の開口には、クランクピン4の小オイル孔13が連通する。
残余の第2クランク軸半体34は、第2フランジ部材45の一端面に円柱状に突出形成された第2軸受部46に対し、第2フランジ部材45に比して小径の中実軸部材48が接合されることによって構成される。
第2フランジ部材45は、第2フランジ部50及びウェイト部16を一体的に有する略円盤形状体であり、第1フランジ部材36に対向するとき、第2フランジ部50及びウェイト部16の各々が第1フランジ部材36の第1フランジ部42及びウェイト部9の各々に臨む。このとき、第2フランジ部50に形成された第2ピン孔17が前記第1ピン孔11と対向する。上記したように、この第2ピン孔17には、クランクピン4が圧入される。
なお、第2フランジ部材45には、連通オイル孔12は形成されていない。
中実軸部材48は、直線状孔41が存在しないこと、及び外径が若干大きいことを除いては、中空軸部材40と略同様に構成されている。また、第2軸受部46も、有底穴44が存在しないことを除き、第1軸受部38と略同様に構成される。すなわち、第1軸受部38の外径OD1と第2軸受部46の直径(外径)OD2、及び第1軸受部38の突出高さH1と第2軸受部46の突出高さH2は、互いに略同等である。
以上の構成において、第1フランジ部材36及び第2フランジ部材45は、例えば、SS材又は普通鋼等からなり、中空軸部材40及び中実軸部材48は、例えば、炭素鋼等からなる。
次に、このクランクシャフト30の製造方法につき説明する。
先ず、第1クランク軸半体32を構成する第1フランジ部材36と、中空軸部材40とを個別に作製する。第1フランジ部材36、中空軸部材40の出発材料としては、例えば、SS材又はからなるワーク、炭素鋼からなるワークをそれぞれ選定することができる。
この作製に際しては、精密鍛造が好適である。すなわち、この場合、第1フランジ部材36、中空軸部材40の形状が、図9及び図10に示されるように軸部7とフランジ部8及びウェイト部9が単一部材として一体的に形成された第1クランク軸半体2に比して単純であるため、鍛造加工が容易であるからである。しかも、精密鍛造には、同一の鍛造成形品を短時間で繰り返し作製することが可能であり、生産効率に優れるという利点がある。
また、第1フランジ部材36、中空軸部材40の形状及び寸法を、最終寸法・形状と略同一寸法に設定することができる。換言すれば、精密鍛造を採用することにより、最終寸法・形状と同一寸法、又は略近似する寸法の第1フランジ部材36、中空軸部材40を効率よく得ることができる。
なお、この時点では、連通オイル孔12は形成されていない。
次に、図2に示すように、これら第1フランジ部材36と中空軸部材40とを接合する。この際には、摩擦溶接が採用される。
すなわち、図示しない摩擦溶接装置には、周知のように、互いに接近・離間する方向に変位可能且つ個別に回転動作可能な2個の保持治具が設けられる。これら保持治具の一方に第1フランジ部材36を保持するとともに、残余の一方に中空軸部材40を保持する。勿論、第1フランジ部材36は、第1軸受部38が突出形成されている側の端面が中空軸部材40に臨むように保持する。
この状態で2個の保持治具を回転動作させると、これに追従して第1フランジ部材36及び中空軸部材40が回転動作する。さらに、保持治具同士に推力を付与して互いが接近するように前進させる。
最終的に、第1軸受部38と中空軸部材40の先端部同士が摺接し合う。この際にも推力の付与及び回転動作が継続されるので、回転動作する第1軸受部38と、回転動作する中空軸部材40とが相互に圧接される。従って、中空軸部材40と第1軸受部38の摺接箇所には著しい摩擦熱が発生し、高温となる。
このため、第1軸受部38と中空軸部材40の先端部がともに軟化し、各々の接合代が互いに圧潰される。同時に、各接合代の肉が同時に撹拌されて塑性流動する。その結果、図3に示すように、第1軸受部38と中空軸部材40が接合一体化される。なお、接合代の余剰の肉は、大オイル孔10内又は外壁側で隆起し、内バリ60、外バリ62となる。
ここで、第1フランジ部材36(第1軸受部38)の推力、及び中空軸部材40の推力、換言すれば、第1フランジ部材36(第1軸受部38)の中空軸部材40に対する圧接力、及び及び中空軸部材40の第1フランジ部材36(第1軸受部38)に対する圧接力や、第1軸受部38及び中空シャフトのそれぞれの接合代が過度に大きいと、内バリ60及び外バリ62が大きく隆起する。
後述するように、内バリ60は、例えば、大オイル孔10にパンチ64(図5参照)を挿入することによって除去されるが、上記したように内バリ60が大きく隆起すると、パンチ64が内バリ60によって堰止されるので、パンチ64を大オイル孔10内で進行させること自体が困難となる。
このような不都合が生じることを回避するべく、本実施の形態においては、前記2つの圧接力の合計値と、第1軸受部38及び中空軸部材40の各接合代とが、内バリ60が大オイル孔10に大きく隆起しない程度、具体的には、内バリ60が大オイル孔10の直径の1/2を超えない範囲となるように設定することが最適である。
2つの圧接力の合計値、及び接合代の好適な範囲は、第1軸受部38及び中空軸部材40の外径等にも依存するので、これらの外径に応じて設定すればよい。一例を挙げれば、第1軸受部38及び中空軸部材40の外径が20mmであるときには、圧接力の合計値を30〜60MPa、又は60〜120MPa、接合代を1〜4mm又は2〜6mmとすればよい。より具体的には、第1フランジ部材36(第1軸受部38)の中空軸部材40に対する圧接力を30〜60MPa、中空軸部材40の第1フランジ部材36(第1軸受部38)に対する圧接力を60〜120MPaに設定するとともに、接合代を1〜6mmとすればよい。
これにより、外バリ62が大きく隆起することも少なくなる。従って、該外バリ62を研削加工によって除去することも容易である。
次に、第1軸受部38及び中空軸部材40の接合部位の肉が硬化する前に、外バリ62及び内バリ60を除去する。以下においては、外バリ62を先に除去し、その後、内バリ60を除去する場合を例として説明する。
はじめに、第1クランク軸半体32を図示しないクランプ手段等に保持した後、図4に示すように、砥石66を用いて外バリ62の除去を行う。すなわち、砥石66を外バリ62に当接させた後、該砥石66を回転動作させるとともに、第1クランク軸半体32を、中空軸部材40の長手方向に沿う軸線を中心として周回動作させる。これにより、砥石66の作用下に外バリ62が全周にわたって研削除去される。
次に、未だ硬化していない内バリ60を除去する。この場合、図5に示すように、金型としてのパンチ64が大オイル孔10に挿入される。
すなわち、第1クランク軸半体32は、図示しない金型装置を構成して互いに接近又は離間可能な右ダイ68、左ダイ70によって形成されるキャビティ72に位置決め固定される。この状態でいわゆる型締めが行われ、パンチ64が第1クランク軸半体32に向かって接近する。
パンチ64としては、その直径が大オイル孔10の直径に比して若干小さい程度のものが選定される。従って、大オイル孔10に挿入されたパンチ64は、大オイル孔10(直線状孔41及び有底穴44)の内壁に存在する内バリ60に当接した後、さらに有底穴44の底部に向かって前進動作することで大オイル孔10の内壁から内バリ60を切断ないし圧潰する。これにより、内バリ60が除去される。内バリ60が切断された場合には、大オイル孔10から切断片を取り出せばよい。
又は、ドリルを用いて内バリ60を除去するようにしてもよい。ドリルを用いる場合、内バリ60が大オイル孔10内に比較的大きく隆起していたとしても、これを除去することが容易であるという利点がある。
その後の自然冷却により、塑性流動した肉が硬化する。その結果、第1軸受部38と中空軸部材40とが堅牢に接合される。
さらに、第1クランク軸半体32に対して調質が施され、これにより、完成品としての第1クランク軸半体32が得られる。
以上のようにして得られた第1クランク軸半体32の第1ピン孔11に対し、クランクピン4を圧入する。さらに、大オイル孔10中の有底穴44に連通する連通オイル孔12(図8参照)と、該連通オイル孔12に連通する小オイル孔13とを、互いが連なるようにして、第1クランク軸半体32、クランクピン4の各々に形成する。
これとは別に、第2クランク軸半体34を作製する。なお、図6に示す第2フランジ部材45及び中実軸部材48も、精密鍛造によって作製することができる。第1クランク軸半体32と同様に、第2フランジ部材45及び中実軸部材48のそれぞれの形状が、軸部14と第2フランジ部15及びウェイト部16が単一部材として一体的に形成された第2クランク軸半体3(図9及び図10参照)に比して単純であるため、最終寸法・形状と略同一寸法の第2フランジ部材45、中実軸部材48を容易に得ることができるからである。
第2フランジ部材45、中実軸部材48の出発材料としては、例えば、第1フランジ部材36、中空軸部材40と同様に、SS材又は普通鋼からなるワーク、炭素鋼からなるワークをそれぞれ選定することができる。
次に、図7に示すように、これら第2フランジ部材45と中実軸部材48とを摩擦溶接によって接合する。
摩擦溶接では、回転動作する第2軸受部46及び中実軸部材48の先端部同士が相互に圧接され、中実軸部材48と第2軸受部46の摺接箇所に著しい摩擦熱が発生する。このため、第2軸受部46と中実軸部材48の先端部がともに軟化し、各々の接合代が互いに圧潰され、同時に、各接合代の肉が同時に撹拌されて塑性流動する。
その結果、図7に示すように、第1軸受部38と中実軸部材48が接合一体化される。なお、接合代の余剰の肉は外壁側で隆起し、外バリ74となる。
第2フランジ部材45(第2軸受部46)の中実軸部材48に対する圧接力、及び中実軸部材48の第2フランジ部材45(第2軸受部46)に対する圧接力や、第2軸受部46及び中実シャフトのそれぞれの接合代が過度に大きいと、外バリ74が大きく隆起するので、研削による除去が容易でなくなる。従って、この場合の前記2つの圧接力の合計値や、第2軸受部46及び中空軸部材40の各接合代も、第1クランク軸半体32を作製する際の摩擦溶接の条件に揃えることが好ましい。
次に、第2軸受部46及び中実軸部材48の接合部位の肉が硬化する前に、外バリ74を除去する。具体的には、第1クランク軸半体32の作製に準拠し、図4に示す砥石66を用いて外バリ74の除去を行う。すなわち、砥石66を外バリ74に当接させた後、該砥石66を回転動作させれば、回転動作する砥石66によって外バリ74が研削除去される。
その後、自然冷却を行えば、塑性流動した肉が硬化する。これにより、第2軸受部46と中実軸部材48とが堅牢に接合される。
さらに、第2クランク軸半体34に対して調質が施され、これにより、完成品としての第2クランク軸半体34が得られる。
以上のようにして作製された第2クランク軸半体34の第2ピン孔17に対し、第1クランク軸半体32の第1ピン孔11に既に圧入済であるクランクピン4を圧入する。すなわち、図8に示すように、第1クランク軸半体32及び第2クランク軸半体34を、第1フランジ部材36と第2フランジ部材45が対向するようにして配置する。勿論、第1ピン孔11の位置に対応して第2ピン孔17を位置させるとともに、クランクピン4と第2ピン孔17の間にコンロッド5の挿通孔6を介在させる。
そして、クランクピン4を、コンロッド5の挿通孔6、第2ピン孔17の順序で圧入する。これにより、図1に示す構成のクランクシャフト30が得られるに至る。
必要に応じ、第1クランク軸半体32や第2クランク軸半体34に対してさらなる研削加工等を施す。上記したように、第1クランク軸半体32や第2クランク軸半体34が最終形状・寸法に略近似する形状・寸法で作製されているので、この研削加工は、最小限でよい。
以上から諒解されるように、本実施の形態においては、第1フランジ部材36と中空軸部材40、第2フランジ部材45と中実軸部材48の各部材を精密鍛造によって個別に作製するようにしている。各部材の形状が比較的単純であるので、最終寸法・形状に略近似する第1クランク軸半体32及び第2クランク軸半体34を得ることができる。
従って、寸法精度が良好な第1クランク軸半体32及び第2クランク軸半体34を得ることが容易となる。この場合、加工工数が低減するとともにクランクシャフト30の生産効率が向上する。研削加工を実施する場合であってもその研削量は極僅かであるので、研削時間が短縮される。従って、この場合も、クランクシャフト30の生産効率が向上する。
なお、上記した実施の形態では、連通オイル孔12及び大オイル孔10が形成された第1クランク軸半体32と、オイル孔が形成されていない第2クランク軸半体34とを組み合わせてクランクシャフト30を構成するようにしているが、連通オイル孔12及び大オイル孔10が形成された第1クランク軸半体32を2個組み合わせてクランクシャフトを構成するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、第1フランジ部材36と中空軸部材40とを摩擦溶接した後、外バリ62、内バリ60の順序で除去するようにしているが、これとは逆に、内バリ60、外バリ62の順序で除去するようにしてもよいことは勿論である。この際にも、内バリ60、外バリ62は、肉が硬化する前に除去される。
さらに、必要に応じ、第1フランジ部材36と中空軸部材40、第2フランジ部材45と中実軸部材48を、同一の金属で構成するようにしてもよい。
1、30…クランクシャフト 2、32…第1クランク軸半体
3、34…第2クランク軸半体 4…クランクピン
5…コンロッド 10…大オイル孔
11…第1ピン孔 12…連通オイル孔
13…小オイル孔 17…第2ピン孔
36…第1フランジ部材 38…第1軸受部
40…中空軸部材 41…直線状孔
44…有底穴 45…第2フランジ部材
46…第2軸受部 48…中実軸部材
60…内バリ 62、74…外バリ
64…パンチ 66…砥石

Claims (14)

  1. 第1クランク軸半体と第2クランク軸半体とがクランクピンを介して連結されることで構成され、前記クランクピンに支持されたコネクティングロッドを動作させるためのクランクシャフトであって、
    前記第1クランク軸半体もしくは前記第2クランク軸半体の少なくともいずれか一方、又は、前記第1クランク軸半体及び前記第2クランク軸半体の双方が、前記クランクピンを挿入するための第1ピン孔と、その一端面から突出した円環状の第1軸受部とが形成された第1フランジ部材と、
    前記第1フランジ部材に比して小径な中空軸部材と、
    前記クランクピンから前記第1フランジ部材にわたって形成され、前記中空軸部材の内孔に連通するオイル孔と、
    を備え、
    前記中空軸部材が、前記第1軸受部に対して摩擦溶接されていることを特徴とするクランクシャフト。
  2. 請求項1記載のクランクシャフトにおいて、前記第1フランジ部材と前記中空軸部材とが互いに異種金属からなることを特徴とするクランクシャフト。
  3. 請求項1又は2記載のクランクシャフトにおいて、前記第1クランク軸半体又は前記第2クランク軸半体の残余の一方が、前記クランクピンを挿入するための第2ピン孔と、その一端面から突出した円柱状の第2軸受部とが形成され、且つ前記第1フランジ部材に対向する第2フランジ部材と、
    前記第2フランジ部材に比して小径な中実軸部材と、
    を備え、
    前記中実軸部材が前記第2クランク軸半体の前記第2軸受部に対して摩擦溶接されていることを特徴とするクランクシャフト。
  4. 請求項3記載のクランクシャフトにおいて、前記第2フランジ部材と前記中実軸部材とが互いに異種金属からなることを特徴とするクランクシャフト。
  5. 第1クランク軸半体と第2クランク軸半体とがクランクピンを介して連結されることで構成され、前記クランクピンに支持されたコネクティングロッドを動作させるためのクランクシャフトの製造方法であって、
    前記第1クランク軸半体もしくは前記第2クランク軸半体の少なくともいずれか一方、又は、前記第1クランク軸半体及び前記第2クランク軸半体の双方を、前記クランクピンを挿入するための第1ピン孔と、その一端面から円環状に突出した第1軸受部とが形成された第1フランジ部材の前記第1軸受部に対し、前記第1フランジ部材に比して小径な中空軸部材を摩擦溶接によって接合することで得る工程と、
    前記第1軸受部と前記中空軸部材との接合箇所の外壁側に生じた外バリと、内壁側に生じた内バリとを、肉が硬化する前に除去する工程と、
    互いに接合され且つ前記外バリ及び前記内バリが除去された前記第1フランジ部材及び前記中空軸部材に対して調質を行う工程と、
    前記第1フランジ部材、及び前記第1ピン孔に圧入された前記クランクピンに対し、前記中空軸部材の内孔に連通するオイル孔を形成する工程と、
    を有することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  6. 請求項5記載の製造方法において、前記第1軸受部と前記中空軸部材との接合箇所の外壁側に生じた外バリを研削によって除去する一方、内壁側に生じた内バリを、前記中空軸部材の内部に内バリ除去用加工手段を挿入することで除去することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  7. 請求項6記載の製造方法において、前記内バリ除去用加工手段として金型又はドリルを用いることを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の製造方法において、前記第1軸受部に対する前記中空軸部材の圧接力と、前記中空軸部材に対する前記第1軸受部の圧接力との合計値と、前記第1軸受部及び前記中空軸部材のそれぞれの接合代とを、隆起した前記内バリが前記第1軸受部と前記中空軸部材の孔部の直径の1/2を超えない範囲に設定することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  9. 請求項8記載の製造方法において、前記第1軸受部及び前記中空軸部材の外径が20mmであるとき、前記第1軸受部に対する前記中空軸部材の圧接力と、前記中空軸部材に対する前記第1軸受部の圧接力との合計値を30〜120MPa、接合代を1〜6mmとすることを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の製造方法において、前記第1フランジ部材と前記中空軸部材として、互いに異種金属からなるものを摩擦溶接することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  11. 請求項5〜10のいずれか1項に記載の製造方法において、前記第1フランジ部材及び前記中空軸部材を精密鍛造によって得ることを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  12. 請求項5〜11のいずれか1項に記載の製造方法において、前記第1クランク軸半体もしくは前記第2クランク軸半体の残余の一方を、前記クランクピンを挿入するための第2ピン孔と、その一端面から円柱状に突出した第2軸受部とが形成された第2フランジ部材の前記第2軸受部に対し、前記第2フランジ部材に比して小径な中実軸部材を摩擦溶接によって接合することで得る工程と、
    前記第2軸受部と前記中実軸部材との接合箇所に生じた外バリを、肉が硬化する前に除去する工程と、
    互いに接合され且つ前記外バリが除去された前記第2フランジ部材及び前記中実軸部材に対して調質を行う工程と、
    を有することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  13. 請求項12記載の製造方法において、前記第2フランジ部材と前記中実軸部材として、互いに異種金属からなるものを摩擦溶接することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  14. 請求項12又は13記載の製造方法において、前記第2フランジ部材及び前記中実軸部材を精密鍛造によって得ることを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
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