JP3802842B2 - Upper transparent electrode plate for touch panel and apparatus including the same - Google Patents

Upper transparent electrode plate for touch panel and apparatus including the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチパネル用上部透明電極板およびそれを含む装置に関するものであり、特に、液晶表示装置、プラズマ表示装置、EL表示装置、CRT表示装置等の表示面上に配置されるタッチパネルに用いられるタッチパネル用上部透明電極板およびそれを含む装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表示装置一体型の入力スイッチとしての透明なタッチパネルは、その表示装置の表示面上に配置されて使用される。現在使用されているタッチパネルには種々の方式のものが存在するが、抵抗膜方式のタッチパネルが最も広く使用されている。
【0003】
抵抗膜式のタッチパネルは、透明基板とその下面上に形成された透明電極層とからなる上部透明電極板と、透明基板とその上面上に形成された透明電極層とからなる下部透明電極板とが、所定の空間を隔てて透明電極層同士が対面するように配置されている。
【0004】
このように構成されるタッチパネルにおいて、上部透明電極板の透明基板を入力ペンまたは指で押圧したとき、透明基板が撓んでその押圧点において上部透明電極板の透明電極層が下部透明電極板の透明電極層と接触する。そして、その接触点の座標が電気抵抗の測定によって検知されて、入力情報が読取られる。
【0005】
このような従来の表示装置の表示面上に配置されて使用されるタッチパネルにおいては、上部透明電極板の透明基板上に偏光板を積層することにより液晶表示装置の上部偏光板を兼用したり、偏光板と1/4位相差板とを積層することにより透明電極層表面や液晶セルの上面の反射を防止することが行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、透明基板上に積層される偏光板の最外表面は、通常トリアセチルセルロース等の樹脂からなるものであるため、耐擦傷性に劣るという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、上述の問題点を解決し、耐擦傷性に優れたタッチパネル用上部透明電極板およびそれを含む装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるタッチパネル用上部透明電極板は、透明基板と、透明基板の下面上に形成された透明電極層と、透明基板の上面上に積層された偏光板と、偏光板の上面上に積層されたハードコート処理板とを備え、ハードコート処理板は、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはアクリルフィルムからなる支持材と、支持材の上面上に形成されたハードコート層とを含み、ハードコート層の表面は、算術平均粗さRaが0.1〜0.5μmの範囲で、表面凹凸の平均間隔Smが20〜80μmの範囲の凹凸構造を有し、透明基板とハードコート処理板との間に、内部ヘイズが3〜20%である光拡散層を備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、本発明によるタッチパネル用上部透明電極板においては、偏光板は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光子と、偏光子の下面上、上面上または上下両面上に積層されたトリアセチルセルロースからなる保護フィルムとを含むものであることができる。
【0010】
また、本発明によるタッチパネル用上部透明電極板においては、支持材はポリエチレンテレフタレートフィルムからなり、ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは、上記トリアセチルセルロースからなる保護フィルムの厚みの合計の0.6倍以上である形態をとることができる。
【0011】
この場合において、ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは、トリアセチルセルロースからなる保護フィルムの厚みの合計の1.0倍以上であることが好ましい。
【0012】
また、本発明によるタッチパネル用上部透明電極板においては、透明基板は、位相差板としての光学的機能を有する透明可撓樹脂基板であることができる。
【0013】
ここで、位相差板としての光学的機能を有する透明可撓樹脂基板を透明基板とする場合には、透明基板をポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、ポリアリレート、環状ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、およびポリカーボネートから選択された樹脂によって形成することができる。
【0014】
また、このような位相差板としての光学的機能を有する透明可撓樹脂基板からなる透明基板は、1/4波長板であることができる。
【0015】
以上それぞれのタッチパネル用上部透明電極板においては、上記光拡散層を、透明基板と偏光板との界面、および偏光板とハードコート処理板との界面の少なくとも一方に備えることができる。
【0016】
また、上記光拡散層は、接着剤成分に接着剤成分とは異なる屈折率を有する粒子が分散されてなる接着剤層であることが好ましい。
【0017】
ここで、上記接着剤成分の屈折率と上記粒子の屈折率との差が、0.02以上であることが好ましい。
【0018】
また、上記粒子の平均粒子径が2〜7μmであることが好ましい。
さらに、本発明によるタッチパネル用上部透明電極板においては、ハードコート層の上面上に設けられた反射防止膜を備えることもできる。
【0019】
また、本発明によるタッチパネル用上部透明電極板においては、支持材の両面にハードコート層を形成することもできる。
【0020】
また、本発明は、上記いずれかのタッチパネル用上部透明電極板に加えて、タッチパネル用下部透明電極板をさらに備え、タッチパネル用下部透明電極板は、透明基板とその上面上に形成された透明電極層とを含み、上部透明電極板の透明電極層と下部透明電極板の透明電極層とは、所定の間隔で互いに対面するように配置されているタッチパネルであることを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明は、上記タッチパネルが表示装置の表示面上に配置されているタッチパネル付表示装置であることを特徴とする。
【0022】
なお、本明細書において「偏光板」には、直線偏光板、円偏光板、および楕円偏光板を含むものとする。また、円偏光板および楕円偏光板には、直線偏光板と位相差板とが積層されてなるものを含むものとする。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1に、タッチパネル用上部透明電極板の参考例の構成を示す。
【0024】
図1を参照して、この上部透明電極板10は、透明基板1と、透明基板1の下面上に形成された透明電極層3とを備えている。
【0025】
透明基板1は、入力ペンまたは指による押圧によって撓み得るものであって、薄い透明樹脂板からなる。透明樹脂板としては、たとえばアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、ノルボルネン系樹脂等の種々の樹脂からなるものが用いられ得る。なお、透明基板1は、このような樹脂板に限られず、非常に薄い透明ガラス板で形成されていてもよい。
【0026】
また、透明基板1が、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、ポリアリレート、環状ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、またはポリカーボネート等の樹脂からなる場合には、延伸処理により、位相差板を兼ねることもできる。特に、レターデーションをλ/4にすれば、透過光を円偏光にすることができ、楕円偏光板としてLCDの色補償板としての位相差板の仕様に合わせることもできる。このように、透明基板を位相差板と兼ねることにより、タッチパネルの構成層数を減らして、全体の厚さを低減するとともに、製造コストを低減させ、さらに入力感度を改善することもできる。
【0027】
透明電極層3は、ITO(インジウム・錫の酸化物)、錫・アンチモンの酸化物等の金属酸化物の薄膜または金、銀、パラジウム、アルミニウム等の金属の極薄膜を、真空蒸着法、イオンビーム蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等を利用して、透明基板1の下面上に形成することによって得られたものである。
【0028】
この上部透明電極板10において、透明基板1の上面上には、偏光板2が透明基板1と一体的に積層され、さらに偏光板2の上面上には、ハードコート処理板7が積層されている。透明基板1と偏光板2とは、たとえばアクリル系粘着剤またはウレタン系粘着剤等の粘着剤を用いて接合することにより積層することができる。
【0029】
偏光板2は、偏光子21の両面に保護フィルム22が貼り合わされて構成される。用いられる偏光子21は特に限定されるものではなく、通常のもの、たとえばポリビニル系アルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタールフィルム、ポリ(エチレン−酢酸ビニル)共重合体系けん化フィルム等の親水性高分子フィルムにヨウ素および/または二色性染料を吸着配向させた染料系偏光子、ポリビニルアルコール系フィルムを脱水処理するかあるいはポリ塩化ビニルフィルムを脱塩酸処理するかしてポリエン配向させたポリエン系偏光子が例示でき、その厚みは通常15μm〜25μm程度である。
【0030】
偏光子21に貼り合わされる保護フィルム22も特に限定されるものではなく、通常使用されているもの、たとえば透明性に優れたトリアセチルセルロースフィルム(厚さ約50μm〜200μm)が例示できる。そして、この保護フィルム22は、偏光子21の両面にポリビニルアルコール系接着剤等の接着剤で貼り合わされる。
【0031】
また、偏光板2は、80℃で2時間放置後の収縮率が0.5%以下程度に、加熱収縮が小さい材料からなるものを使用することが好ましい。このような偏光板2を使用することにより、高温下での使用によっても、上部透明電極板10の反りの発生を、有効に防止することができる。
【0032】
なお、本明細書において、「80℃で2時間放置後の収縮率」とは、23℃、50%RHの雰囲気に24時間サンプルを放置した後、直角四辺形を切出し、切出した直角四辺形を80℃、20%RHで2時間放置し、次に23℃、50%RHの雰囲気で15分間放置した後、4辺の収縮率をそれぞれ次式により求め、その最大値として定義される。
【0033】
収縮率(%)={(切出した直後の寸法)−(23℃、50%RHで15分間放置後の寸法)}÷(切出した直後の寸法)×100
ハードコート処理板7は、支持材71と、支持材71の上面上に形成されたハードコート層72とから構成されている。
【0034】
ハードコート層72の材料としては、熱硬化型のポリシロキサン、紫外線硬化型の不飽和ポリエステル、不飽和アクリル樹脂、不飽和ポリウレタン、ポリアミド等が用いられる。また、支持材71の材質としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、またはアクリルフィルムが用いられる。
【0035】
このように偏光板2の上面上にハードコート処理板を設けることにより、耐擦傷性が著しく向上する。
【0036】
また、この上部透明電極板10においては、ハードコート層72上面上に、さらに反射防止膜8が設けられている。このように反射防止膜8を設けた場合にも、前述したような本願発明による耐擦傷性向上の効果が維持される。
【0037】
さらに、この上部透明電極板10においては、支持材71の材質がポリエチレンテレフタレートフィルムであって、このポリエチレンテレフタレートフィルム71の厚みが、偏光子21の両面に保護フィルムとして貼り合わされた2枚のトリアセチルセルロースフィルム22の厚みの合計の0.6倍以上、より好ましくは1.0倍以上である場合には、上部透明電極板10の反りの発生を、有効に防止することができる。
【0038】
図2に、タッチパネル用上部透明電極板の他の参考例の構成を示す。
図2を参照して、この上部透明電極板11においては、偏光子21の上面上に貼り合わされるべき保護フィルムに代わって、ハードコート処理板7の支持材71がその役割を兼ねている。この例においては、偏光子21はポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなり、偏光子21の下面上に形成された保護フィルム22は、トリアセチルセルロースからなっている。
【0039】
他の構成については、図1に示す上部透明電極板10と全く同様であるので、その説明は省略する。
【0040】
図3に、タッチパネル用上部透明電極板のさらに他の参考例の構成を示す。
図3を参照して、この上部透明電極板12においては、偏光子21の下面上に貼り合わされるべき保護フィルムに代わって、透明基板1がその役割を兼ねている。この例においては、透明基板1はトリアセチルセルロースからなり、偏光子21はポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなっている。他の構成については、図1に示す上部透明電極板10と全く同様であるので、その説明は省略する。
【0041】
また、これらの上部透明電極板11、12においても、支持材71の材質がポリエチレンテレフタレートフィルムであって、このポリエチレンテレフタレートフィルム71の厚みが、偏光子21の上面または下面に貼り合わされたトリアセチルセルロースフィルム22の厚みの0.6倍以上、より好ましくは1.0倍以上である場合には、上部透明電極板11または12の反りの発生を、有効に防止することができる。
【0042】
図4に、タッチパネル用上部透明電極板のさらに他の参考例の構成を示す。
図4を参照して、この上部透明電極板13においては、偏光子21の上面上に貼り合わされるべき保護フィルムに代わってハードコート処理板7の支持材71がその役割を兼ねているとともに、偏光子21の下面上に貼り合わされるべき保護フィルムに代わって透明基板1がその役割を兼ねている。この例においては、透明基板1はトリアセチルセルロースからなり、偏光子21はポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなっている。他の構成については、図1に示す上部透明電極板10と全く同様であるので、その説明は省略する。
【0043】
図5に、本発明によるタッチパネル用上部透明電極板の構成を示す。以下、主として図1に示すタッチパネル用上部透明電極板との相違点について説明し、全く同様の部分についてはその説明を省略する。
【0044】
図5を参照して、この上部透明電極板においては、ハードコート処理板7として、支持材71の表裏両面にハードコート層72が形成されている。
【0045】
このように、支持材の両面にハードコート層を形成することにより、チップカットや貼り合わせ工程におけるハンドリング作業時に、支持材の裏面に傷をつけて歩留まりが低下してしまうことを防止することができる。また、支持材の裏面にもハードコート層を形成することにより、粘着剤を用いてハードコート処理板と他の層とを接着する際に、密着性を向上させることができる。なお、支持材の裏面に形成されるハードコート層は、粘着剤を用いて貼り合わされるため、光学特性に影響しない。したがって、その表面は、図5に示すように凹凸構造が形成されていてもよいし、平坦であってもよい。ただし、ハードコート処理板の表面と裏面とを同じ表面構造とすることにより、製造工程における表裏の取扱いミスをなくすことができる。
【0046】
また、この上部透明電極板においては、ハードコート層72の表面は、所定の範囲内の凹凸構造を含む表面粗さを有している。具体的には、表面凹凸構造に含まれる表面粗さが0.1〜0.5μmの範囲内、より好ましくは0.1〜0.3μmの算術平均粗さRaを有するとともに、表面凹凸の平均間隔Smが20〜80μm、より好ましくは、20〜60μmの範囲内にあるとよい。この場合には、タッチパネルの表面反射防止効果を顕著に改善できる一方、表示装置に表示された情報の視認性にほとんど影響を及ぼすことがない。
【0047】
すなわち、表面凹凸構造において、算術平均粗さRaが0.5μmより大きくなれば、擦りガラスのような効果が生じて、表示装置に表示された情報の視認性が低下する傾向にある。逆に、算術平均粗さRaが0.1μmより小さくなれば、光反射防止や景色の写り込み防止、ぎらつき防止等の効果が不十分になる傾向にある。
【0048】
また、表面凹凸構造の平均間隔Smが80μmより大きければ、それらの凹凸によるマイクロレンズのような効果が生じて、表示装置に表示された情報の視認性が低下する傾向にある。逆に表面凹凸の平均間隔Smが20μmより小さくなれば、光反射防止や景色の写り込み防止、ぎらつき防止等の効果が不十分になる傾向にある。
【0049】
すなわち、この上部透明電極板においては、ハードコート層72の表面凹凸構造における算術平均粗さRaが0.1〜0.5μmの限定された範囲内にあるのみならず、表面凹凸の平均間隔Smも20〜80μmの限定された範囲内にあることが好ましい。そして、このような特定の限定された範囲内の算術平均粗さRaと表面凹凸の平均間隔Smとが組合された場合に、表示装置に表示された情報の視認性にほとんど影響を与えることなく、タッチパネルの表面光反射防止効果や景色の写り込み防止効果を顕著に改善することができる。
【0050】
さらに好ましくは、表面凹凸の平均間隔Smは、使用する表示画素サイズ以下であるとよい。凹凸構造自身が微細な凸レンズまたは凹レンズとしての機能を有するようになった場合に、各画素が拡大または縮小されて見えることを防止するためである。
【0051】
なお、算術平均粗さRaおよび凹凸の平均間隔Smは、JIS−B−0601により測定することができる。
【0052】
また、上述のような表面凹凸構造は、たとえばエンボス加工によって形成することができる。また、ハードコート層72の上面に微細なフィラーと硬化性樹脂とを含有する組成物を塗付した後に、この硬化性樹脂を硬化させることによっても形成することができる。さらに、エッチングによって、表面凹凸構造を付与することも可能である。また、図5においては、ハードコート層72の上面に直接に表面凹凸構造を形成しているが、上述した範囲内の表面凹凸構造を有する透明薄膜を別途に形成して、その薄膜を平坦な表面を有するハードコート層上に接合してもよいことは言うまでもない。
【0053】
さらに、ハードコート層72は、表示装置上に表示された情報の視認性を低下させないように、その表面凹凸による外部ヘイズ値は、10%以下であることが望まれる。ここで、「外部ヘイズ値」とは、ヘイズ値=(散乱光線透過率/全光線透過率)×100(%)で表わされる値である。
【0054】
また、この上部透明電極板においては、偏光板2とハードコート処理板7との間に、内部ヘイズが3〜20%である光拡散層9が形成されている。
【0055】
図5に示すように、上部透明電極板の最表面に凹凸構造を形成すると、表示画面にぎらつきが生じる場合がある。特に、タッチパネルは、表示画面と所定の距離をおいて配置されるため、表面凹凸構造のレンズ効果によるぎらつきが、顕著に発生する。
【0056】
表面凹凸構造の高精細化により、ある程度ぎらつきを低減することもできるが、このように光拡散層9を設けることにより、ぎらつきの発生を有効に防止することができる。
【0057】
光拡散層9は、ハードコート処理板7と透明基板1との間に設けられ、たとえば図5に示すように、偏光板2とハードコート処理板7との間に設けられてもよいし、透明基板1と偏光板2との間に設けられてもよいし、偏光板2とハードコート処理板7との間と透明基板1と偏光板2との間の両方に設けられてもよい。
【0058】
透明基板1と偏光板2、または偏光板2とハードコート処理板7は、通常、接着剤層を介して積層されている。したがって、光拡散層9がかかる接着剤層を兼ねていれば、層構成の増加を招かない点でより好ましい。
【0059】
このような光拡散層9を兼ねる接着剤層としては、たとえば接着剤層を構成する接着剤成分とは異なる屈折率を有する粒子が分散されている接着剤層が挙げられる。接着剤層を構成する接着剤成分としては、通常、感圧型接着剤(粘着剤)が用いられ、たとえばアクリル系感圧型接着剤、ウレタン系感圧型接着剤等が使用される。
【0060】
このような光拡散層9を兼ねる接着剤層に分散される粒子は、その屈折率が接着剤成分の屈折率とは異なっている必要があり、具体的には、粒子の屈折率と接着剤成分の屈折率との差が0.2以上であることが好ましい。屈折率が同じであると、光拡散層9として機能しないからである。また、粒子の屈折率は、接着剤成分の屈折率より大きい方が好ましい。なお、接着剤成分の屈折率と粒子の屈折率との差は、大きくても1.5程度である。また、粒子の平均粒子径は、通常2〜7μm程度である。さらに、接着剤層における粒子の使用量は、接着剤成分100重量部あたり、通常は0.1〜10重量部程度である。また、粒子の形状は、通常球形である。
【0061】
光拡散層9の内部ヘイズは、通常3〜20%である。光拡散層9が2層以上からなる場合には、これらの内部ヘイズの合計が3〜20%の範囲にあればよい。
【0062】
光拡散層9の厚みは、内部ヘイズが3〜20%程度となるのであれば特に限定されないが、通常は10〜100μm程度であり、接着剤層を兼ねている場合には、その厚みは通常10〜50μm程度である。
【0063】
このように光拡散層9を設けることによって、ぎらつきが低減される理由は必ずしも明らかではないが、個々の画素からの光が光拡散層9を通過する際に拡散され、その結果、凹凸構造自身の凸レンズや凹レンズとしての機能による拡大、縮小の程度が抑えられて、ぎらつきが低減されるものと考えられる。
【0064】
また、この上部透明電極板においては、反射防止膜8の上面上に、防汚層18がさらに形成されている。この防汚層18は、たとえば、パーフルオロアルキル基含有有機化合物からなり、摩擦係数制御層として機能すると同時に、指紋の付着防止と拭き取り性の向上により、視認性を良好の状態に保つ作用がある。
【0065】
好ましくは、防汚層18は、動摩擦係数が0.02〜0.1の範囲内となるように形成されているとよい。動摩擦係数が0.1より大きいと、ペン先の滑りが悪くなり、書き味がよくなくなってしまい、一方、動摩擦係数が0.02より小さいと、逆にペン先の滑りがよくなりすぎてかえって書き味が悪くなってしまうからである。動摩擦係数を0.02〜0.1の範囲内に制御することにより、書き味を良好にすることができる。
【0066】
パーフルオロアルキル基含有有機化合物としては、たとえばパーフルオロアルキル基含有シラン化合物を挙げることができる。
【0067】
このシラン化合物は、下記の一般式[化1]で示され、かつその数平均分子量は5×102〜1×105である。
【0068】
【化1】

Figure 0003802842
【0069】
中でも、一般式[化1]中のRfは通常、炭素数1〜16の直鎖状または分岐状パーフルオロアルキル基であり、好ましくは、CF3基、C25基、C37基である。Yにおける低級アルキル基としては通常、炭素数1〜5のものが挙げられる。R1の加水分解可能な基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、R3O基、R3COO基、(R42C=C(R3)CO基、(R32C=NO基、R5C=NO基、(R42N基、およびR3CONR4基が好ましい(ここで、R3はアルキル基等の通常は炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基またはフェニル基等の通常は炭素数6〜20の芳香族炭化水素基、R4は水素原子またはアルキル基等の通常は炭素数1〜5の低級脂肪族炭化水素基、R5はアルキリデン基等の通常は炭素数3〜6の2価の脂肪族炭化水素基である)。
【0070】
さらに好ましくは、塩素原子、CH3O基、C25O基である。R2は水素原子または不活性な1価の有機基であり、好ましくは、アルキル基等の通常は炭素数1〜4の1価の炭化水素基である。a、b、c、dは0〜200の整数であり、好ましくは1〜50である。mおよびnは、0〜2の整数であり、好ましくは0である。pは1または2以上の整数であり、好ましくは1〜10の整数であり、さらに好ましくは1〜5の整数である。また、数平均分子量は、5×102〜1×105であり、好ましくは1×103〜1×104である。
【0071】
また、上記の一般式[化1]で表わされるシラン化合物の好ましい構造のものとして、RfがC37基であり、aが1〜50の整数であり、b、cおよびdが0であり、eが1であり、Zがフッ素原子であり、nが0である化合物、すなわち下記の一般式[化2]で表わされる化合物がある。
【0072】
【化2】
Figure 0003802842
【0073】
(式中、Y、m、R1およびpは前記と同じ意味を表わし、qは1〜50の整数を表わす。)
これらのシラン化合物は、市販のパーフルオロポリエーテルをシラン処理することによって得ることができる。たとえば、特開平1−294709号公報に開示のあるとおりである。
【0074】
該シラン化合物からなる防汚層18を、反射防止膜8上に形成する方法としては、たとえば該シラン化合物をスピン塗装、浸漬塗装、ロールコート塗装、グラビアコート塗装、カーテンフロー塗装等により塗付する方法、蒸着する方法等が用いられる。なお、塗布する際には、溶剤で希釈して行なうことが該シラン化合物からなる層の厚みを制御する点で、また作業性の点で好ましい。該溶剤としては、たとえばパーフルオロヘキサン、パーフルオロメチルシクロヘキサン、パーフルオロ−1、3−ジメチルシクロヘキサン等の通常は炭素数5〜12のパーフルオロ脂肪族炭化水素、ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン等の多フッ素化芳香族炭化水素、多フッ素化脂肪族炭化水素等が挙げられる。塗布液中の該シラン化合物濃度は浸漬塗装法においては0.05〜0.5wt%が好ましい。
【0075】
該シラン化合物からなる防汚層18の厚みは、摩擦係数制御効果および反射防止効果の点から、0.001〜0.03μmが好ましい。
【0076】
図6は、図1に示す上部透明電極板10を含むタッチパネル付表示装置の参考例を示す断面図である。
【0077】
図6を参照して、このタッチパネル付表示装置50は、上部透明電極板10と下部透明電極板20とを備えたタッチパネル30が、たとえば液晶表示装置のような表示装置40の表示面上に配置されて構成されている。
【0078】
下部透明電極板20は、透明基板4と透明基板4の上面上に形成された透明電極層5とを備えている。
【0079】
透明基板4は、薄い透明ガラス板または透明樹脂板からなる。透明樹脂板としては、透明基板1と同様の材料からなるものを用いることができる。また、透明電極層5は、上部透明電極板20の透明電極層3と同様に形成され得る。
【0080】
上部透明電極板10と下部透明電極板20とは、スペーサ6によって所定の間隔を隔てて透明電極層3と透明電極層5とが対面するように、配置されている。
【0081】
【参考例】
本発明によるタッチパネル用上部透明電極板は、透明基板とハードコート処理板との間に内部ヘイズが3〜20%である光拡散層を備えることを特徴とするが、上述したように耐擦傷性は光拡散層ではなくハードコート処理板によって大きく影響されるため、光拡散層を備えていないタッチパネル用上部透明電極板を参考例とし、この参考例について以下説明する。
【0082】
(参考例1)
以下のように、図1に示す構造のタッチパネル用上部透明電極板を作製した。
【0083】
偏光板2としては、ポリビニルアルコール系フィルム(厚み20μm)からなる偏光子21の上下両面に、トリアセチルセルロースからなる保護フィルム22(厚み80μm)が貼り合わされたものを用いた。
【0084】
ハードコート処理板7としては、ポリメチルメタクリレート(アクリル)フィルム(厚み230μm)からなる支持材71の上面上に、ハードコート層72(厚み6μm)を形成したものを用いた。さらに、ハードコート層72の上面上には、反射防止膜を形成した。反射防止膜は、ハードコート層側から順に、酸化ケイ素層(厚み980Å)/酸化チタン層(厚み690Å)/酸化ケイ素層(厚み980Å)/酸化チタン層(厚み690Å)/酸化ケイ素層(厚み980Å)の5層構造とした。
【0085】
透明基板1、ITOからなる透明電極層3の厚さは、それぞれ180μm、200μmであった。
【0086】
このようにして得られたタッチパネル用上部透明電極板について、ポリアセタール製のペン(先端0.8mmR)を用いて250g荷重で直線往復させ、その後の表面の傷つきの有無を目視により観測した。
【0087】
その結果、往復回数が5000回、20000回のときには表面の傷つきは観察されなかったが、往復回数が50000回のときには表面の傷つきが目視により観察された。
【0088】
(参考例2)
支持材71として、ポリメチルメタクリレート(アクリル)フィルムの代わりに、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み188μm)を用いて、参考例1と同様のタッチパネル用上部透明電極板を作製した。
【0089】
このようにして得られたタッチパネル用上部透明電極板について、ポリアセタール製のペン(先端0.8mmR)を用いて250g荷重で直線往復させ、その後の表面の傷つきの有無を目視により観察した。
【0090】
その結果、往復回数が5000回、20000回、50000回のときにも、表面の傷つきは観察されなかった。
【0091】
さらに、この参考例2のタッチパネル用上部透明電極板を用いてタッチパネルを作製し、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0092】
図7は、上部透明電極板の反りの発生を評価する方法を説明するための図である。
【0093】
図7(A)を参照して、まず、上部透明電極板10と下部透明電極板20とを、スペーサ6によって所定の間隔dを隔てて配置し、12インチサイズのタッチパネルを作製した。
【0094】
次に、このタッチパネルを、30℃90%RHで80時間保持した。すると、上部透明電極板10は、図7(B)に示すように、中央部において上方に向かって反りが発生し、中央部付近での下部透明電極板20との間隔Dは、図7(A)に示した作製当初よりも大きくなった。
【0095】
そこで、このタッチパネル中央部付近のストロークの変化量(D−d)を用いて、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0096】
その結果、参考例2の場合には、ポリエチレンテレフタレートフィルム71の厚みが188μmであり、2枚のトリアセチルセルロースフィルム22の厚みの合計が160μmであって、ストロークの変化量は0.2mmとなり、反りはほとんど発生しないことがわかった。
【0097】
(比較例1)
支持材71として、ポリメチルメタクリレート(アクリルフィルム)の代わりに、トリアセチルセルロース(厚み80μm)を用いて、参考例1と同様のタッチパネル用上部透明電極板を作製した。
【0098】
このようにして得られたタッチパネル用上部透明電極板について、ポリアセタール製のペン(先端0.8mmR)を用いて250g荷重で直線往復させ、その後の表面の傷つきの有無を目視により観察した。
【0099】
その結果、往復回数が5000回のときには表面の傷つきは観察されなかったが、往復回数が20000回のときには、表面の傷つきが目視により観察できた。
【0100】
この比較例1のタッチパネル用上部透明電極板についても、タッチパネルを作製し、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0101】
その結果、比較例1の場合には、ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いておらず、ストロークの変化量は3.6mmとなり、かなり大きな反りが発生してしまうことがわかった。
【0102】
(参考例3)
参考例2において、ポリエチレンテレフタレートフィルム71の厚みを125μmとし、参考例2と同様に厚みが80μmのトリアセチルセルロースフィルム22を2枚用いて、上部透明電極板を作製した。
【0103】
この参考例3の上部透明電極板について、参考例2と同様にタッチパネルを作製して、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0104】
その結果、ストロークの変化量は0.6mmとなり、反りはあまり発生していないことがわかった。
【0105】
(参考例4)
参考例2において、ポリエチレンテレフタレートフィルム71の厚みを125μmとし、厚みが50μmのトリアセチルセルロースフィルム22を2枚用いて、上部透明電極板を作製した。
【0106】
この参考例4の上部透明電極板について、参考例2と同様にタッチパネルを作製して、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0107】
その結果、ストロークの変化量は0.3mmとなり、反りはほとんど発生しないことがわかった。
【0108】
(参考例5)
参考例2において、ポリエチレンテレフタレートフィルム71の厚みを38μmとし、参考例2と同様に厚みが80μmのトリアセチルセルロースフィルム22を2枚用いて、上部透明電極板を作製した。
【0109】
この参考例5の上部透明電極板について、参考例2と同様にタッチパネルを作製して、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0110】
その結果、ストロークの変化量は3.6mmとなり、かなり大きな反りが発生してしまうことがわかった。
【0111】
(参考例6)
参考例2において、支持材71の材質としてポリエチレンテレフタレートの代わりに厚みが125μmのアクリルフィルムを用い、その他は参考例2と全く同様にして、上部透明電極板を作製した。
【0112】
この参考例6の上部透明電極板について、参考例2と同様にタッチパネルを作製して、上部透明電極板の反りの発生を評価した。
【0113】
その結果、ストロークの変化量は3.6mmとなり、かなり大きな反りが発生してしまうことがわかった。
【0114】
上記参考例2〜参考例6および比較例1の上部透明電極板の反りの発生の評価結果を、以下の表1にまとめる。
【0115】
【表1】
Figure 0003802842
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、偏光板の上面上に、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはアクリルフィルムからなる支持材上にハードコート層が形成されたハードコート処理板が積層されている。そのため、耐擦傷性が向上する。特に、アクリルフィルムは学的に等方性であるため、本発明におけるハードコート処理板の支持材として好ましく用いられる。
【0117】
また、本発明によれば、上述した効果の他に、表示装置の発熱等に起因するトリアセチルセルロースフィルムの膨張による上部透明電極板の反りの発生を、有効に防止することができるという効果も奏することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タッチパネル用上部透明電極板の参考例の構成を示す断面図である。
【図2】 タッチパネル用上部透明電極板の他の参考例の構成を示す断面図である。
【図3】 タッチパネル用上部透明電極板のさらに他の参考例の構成を示す断面図である。
【図4】 タッチパネル用上部透明電極板のさらに他の参考例の構成を示す断面図である。
【図5】 本発明によるタッチパネル用上部透明電極板の構成を示す断面図である。
【図6】 タッチパネル付表示装置の参考例を示す断面図である。
【図7】 上部透明電極板の反りの発生を評価する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1,4 透明基板、2 偏光板、3,5 透明電極層、6 スペーサ、7 ハードコート処理板、8 反射防止膜、9 光拡散層、10,11,12,13 上部透明電極板、18 防汚層、20 下部透明電極板、21 偏光子、22 保護フィルム、30 タッチパネル、40 表示装置、50 タッチパネル付表示装置、71 支持材、72 ハードコート層。
なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an upper transparent electrode plate for a touch panel and a device including the same, and is particularly used for a touch panel disposed on a display surface of a liquid crystal display device, a plasma display device, an EL display device, a CRT display device or the like. The present invention relates to an upper transparent electrode plate for a touch panel and a device including the same.
[0002]
[Prior art]
A transparent touch panel as an input switch integrated with a display device is used by being disposed on the display surface of the display device. There are various types of touch panels currently in use, but resistive touch panels are the most widely used.
[0003]
The resistive film type touch panel includes an upper transparent electrode plate comprising a transparent substrate and a transparent electrode layer formed on the lower surface thereof, and a lower transparent electrode plate comprising a transparent substrate and the transparent electrode layer formed on the upper surface thereof. However, it arrange | positions so that transparent electrode layers may face each other across predetermined space.
[0004]
In the touch panel configured as described above, when the transparent substrate of the upper transparent electrode plate is pressed with an input pen or a finger, the transparent substrate is bent and the transparent electrode layer of the upper transparent electrode plate is transparent of the lower transparent electrode plate at the pressing point. Contact with the electrode layer. Then, the coordinates of the contact point are detected by measuring the electric resistance, and the input information is read.
[0005]
In the touch panel used by being arranged on the display surface of such a conventional display device, the upper polarizing plate of the liquid crystal display device can also be used by laminating the polarizing plate on the transparent substrate of the upper transparent electrode plate, By laminating a polarizing plate and a quarter retardation plate, reflection on the surface of the transparent electrode layer and the upper surface of the liquid crystal cell is prevented.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the outermost surface of the polarizing plate laminated on the transparent substrate is usually made of a resin such as triacetyl cellulose, there is a problem that the scratch resistance is poor.
[0007]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and provide an upper transparent electrode plate for a touch panel excellent in scratch resistance and an apparatus including the same.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention is laminated on the transparent substrate, the transparent electrode layer formed on the lower surface of the transparent substrate, the polarizing plate laminated on the upper surface of the transparent substrate, and the upper surface of the polarizing plate. A hard coat treatment plate, the hard coat treatment plate includes a support material made of a polyethylene terephthalate film or an acrylic film, and a hard coat layer formed on the upper surface of the support material, The surface of the hard coat layer has an uneven structure in which the arithmetic average roughness Ra is in the range of 0.1 to 0.5 μm, and the average interval Sm of the surface unevenness is in the range of 20 to 80 μm. A light diffusion layer having an internal haze of 3 to 20% is provided between the transparent substrate and the hard coat treatment plate.
[0009]
Here, in the upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention, the polarizing plate is composed of a polarizer made of a polyvinyl alcohol-based resin film, and triacetyl cellulose laminated on the lower surface, the upper surface, or the upper and lower surfaces of the polarizer. And a protective film.
[0010]
In the upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention, the support material is made of a polyethylene terephthalate film, and the thickness of the polyethylene terephthalate film is 0.6 times or more of the total thickness of the protective film made of triacetyl cellulose. Can take form.
[0011]
In this case, the thickness of the polyethylene terephthalate film is preferably 1.0 times or more the total thickness of the protective film made of triacetyl cellulose.
[0012]
In the upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention, the transparent substrate may be a transparent flexible resin substrate having an optical function as a retardation plate.
[0013]
Here, when a transparent flexible resin substrate having an optical function as a retardation plate is used as a transparent substrate, the transparent substrate is made of polyethersulfone, polysulfone, polyarylate, cyclic polyolefin, norbornene resin, and polycarbonate. It can be formed by a selected resin.
[0014]
Moreover, the transparent substrate which consists of a transparent flexible resin substrate which has an optical function as such a phase difference plate can be a quarter wavelength plate.
[0015]
In each of the upper transparent electrode plates for touch panels described above, the light diffusing layer can be provided on at least one of the interface between the transparent substrate and the polarizing plate and the interface between the polarizing plate and the hard coat treatment plate.
[0016]
The light diffusion layer is preferably an adhesive layer in which particles having a refractive index different from that of the adhesive component are dispersed in the adhesive component.
[0017]
Here, the difference between the refractive index of the adhesive component and the refractive index of the particles is preferably 0.02 or more.
[0018]
Moreover, it is preferable that the average particle diameter of the said particle | grain is 2-7 micrometers.
Furthermore, the upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention may include an antireflection film provided on the upper surface of the hard coat layer.
[0019]
Moreover, in the upper transparent electrode plate for touch panels by this invention, a hard-coat layer can also be formed on both surfaces of a support material.
[0020]
The present invention further includes a lower transparent electrode plate for a touch panel in addition to any one of the upper transparent electrode plates for a touch panel described above, and the lower transparent electrode plate for the touch panel is a transparent substrate and a transparent electrode formed on the upper surface thereof. The transparent electrode layer of the upper transparent electrode plate and the transparent electrode layer of the lower transparent electrode plate are touch panels arranged so as to face each other at a predetermined interval.
[0021]
Furthermore, the present invention is a display device with a touch panel in which the touch panel is disposed on a display surface of the display device.
[0022]
In this specification, “polarizing plate” includes linearly polarizing plates, circularly polarizing plates, and elliptically polarizing plates. Further, the circularly polarizing plate and the elliptically polarizing plate include those obtained by laminating a linear polarizing plate and a retardation plate.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, the structure of the reference example of the upper transparent electrode plate for touchscreens is shown.
[0024]
Referring to FIG. 1, the upper transparent electrode plate 10 includes a transparent substrate 1 and a transparent electrode layer 3 formed on the lower surface of the transparent substrate 1.
[0025]
The transparent substrate 1 can be bent by pressing with an input pen or a finger, and is made of a thin transparent resin plate. As the transparent resin plate, for example, those made of various resins such as acrylic resin, polycarbonate resin, cyclic polyolefin resin, polyethersulfone, polyarylate, norbornene resin can be used. The transparent substrate 1 is not limited to such a resin plate, and may be formed of a very thin transparent glass plate.
[0026]
When the transparent substrate 1 is made of a resin such as polyethersulfone, polysulfone, polyarylate, cyclic polyolefin, norbornene resin, or polycarbonate, it can also serve as a retardation plate by stretching treatment. In particular, if the retardation is λ / 4, the transmitted light can be made circularly polarized, and the elliptically polarizing plate can be adapted to the specification of the retardation plate as the color compensation plate of the LCD. Thus, by using the transparent substrate also as a retardation plate, the number of constituent layers of the touch panel can be reduced, the overall thickness can be reduced, the manufacturing cost can be reduced, and the input sensitivity can be further improved.
[0027]
The transparent electrode layer 3 is formed by depositing a thin film of a metal oxide such as ITO (indium / tin oxide), tin / antimony oxide or a metal thin film such as gold, silver, palladium, aluminum, etc., by vacuum deposition, ion It is obtained by forming on the lower surface of the transparent substrate 1 using a beam evaporation method, a sputtering method, an ion plating method or the like.
[0028]
In the upper transparent electrode plate 10, a polarizing plate 2 is laminated integrally with the transparent substrate 1 on the upper surface of the transparent substrate 1, and a hard coat processing plate 7 is laminated on the upper surface of the polarizing plate 2. Yes. The transparent substrate 1 and the polarizing plate 2 can be laminated | stacked by joining using adhesives, such as an acrylic adhesive or a urethane type adhesive, for example.
[0029]
The polarizing plate 2 is configured by bonding protective films 22 to both surfaces of a polarizer 21. The polarizer 21 used is not particularly limited, and hydrophilic polymers such as ordinary ones such as polyvinyl alcohol film, polyvinyl formal film, polyvinyl acetal film, poly (ethylene-vinyl acetate) copolymer saponified film, and the like. Dye-type polarizer in which iodine and / or dichroic dye is adsorbed and oriented on the film, polyene-type polarizer in which polyvinyl alcohol film is dehydrated or polyvinyl chloride film is dehydrochlorinated The thickness is usually about 15 μm to 25 μm.
[0030]
The protective film 22 bonded to the polarizer 21 is not particularly limited, and examples thereof include commonly used ones such as a triacetyl cellulose film (thickness: about 50 μm to 200 μm) excellent in transparency. The protective film 22 is bonded to both surfaces of the polarizer 21 with an adhesive such as a polyvinyl alcohol-based adhesive.
[0031]
Moreover, it is preferable to use the polarizing plate 2 made of a material having a small heat shrinkage so that the shrinkage rate after being left at 80 ° C. for 2 hours is about 0.5% or less. By using such a polarizing plate 2, it is possible to effectively prevent warpage of the upper transparent electrode plate 10 even when used at a high temperature.
[0032]
In the present specification, “shrinkage ratio after standing at 80 ° C. for 2 hours” means that after cutting a sample for 24 hours in an atmosphere of 23 ° C. and 50% RH, a right-angled quadrilateral is cut out and cut out. Is allowed to stand for 2 hours at 80 ° C. and 20% RH, and then left for 15 minutes in an atmosphere of 23 ° C. and 50% RH. The shrinkage on each of the four sides is determined by the following formulas and defined as the maximum value.
[0033]
Shrinkage rate (%) = {(Dimension immediately after cutting) − (Dimension after leaving at 23 ° C., 50% RH for 15 minutes)} ÷ (Dimension immediately after cutting) × 100
The hard coat processing plate 7 includes a support material 71 and a hard coat layer 72 formed on the upper surface of the support material 71.
[0034]
As a material of the hard coat layer 72, thermosetting polysiloxane, ultraviolet curable unsaturated polyester, unsaturated acrylic resin, unsaturated polyurethane, polyamide, or the like is used. Moreover, as a material of the support material 71, a polyethylene terephthalate film or an acrylic film is used.
[0035]
Thus, by providing a hard-coat process board on the upper surface of the polarizing plate 2, abrasion resistance improves remarkably.
[0036]
In the upper transparent electrode plate 10, an antireflection film 8 is further provided on the upper surface of the hard coat layer 72. Even when the antireflection film 8 is provided in this way, the effect of improving the scratch resistance according to the present invention as described above is maintained.
[0037]
Further, in this upper transparent electrode plate 10, the support material 71 is made of a polyethylene terephthalate film, and the thickness of the polyethylene terephthalate film 71 is two triacetyl films bonded to both surfaces of the polarizer 21 as protective films. When the total thickness of the cellulose film 22 is 0.6 times or more, more preferably 1.0 times or more, the occurrence of warpage of the upper transparent electrode plate 10 can be effectively prevented.
[0038]
In FIG. 2, the structure of the other reference example of the upper transparent electrode plate for touchscreens is shown.
Referring to FIG. 2, in this upper transparent electrode plate 11, instead of the protective film to be bonded on the upper surface of the polarizer 21, the support material 71 of the hard coat processing plate 7 also serves as the role. In this example, the polarizer 21 is made of a polyvinyl alcohol-based resin film, and the protective film 22 formed on the lower surface of the polarizer 21 is made of triacetyl cellulose.
[0039]
The other configuration is exactly the same as that of the upper transparent electrode plate 10 shown in FIG.
[0040]
FIG. 3 shows a configuration of still another reference example of the upper transparent electrode plate for a touch panel.
Referring to FIG. 3, in this upper transparent electrode plate 12, the transparent substrate 1 also serves as a role in place of the protective film to be bonded onto the lower surface of the polarizer 21. In this example, the transparent substrate 1 is made of triacetyl cellulose, and the polarizer 21 is made of a polyvinyl alcohol resin film. The other configuration is exactly the same as that of the upper transparent electrode plate 10 shown in FIG.
[0041]
Also in these upper transparent electrode plates 11 and 12, the material of the support material 71 is a polyethylene terephthalate film, and the thickness of the polyethylene terephthalate film 71 is triacetyl cellulose bonded to the upper surface or the lower surface of the polarizer 21. When the thickness of the film 22 is 0.6 times or more, more preferably 1.0 times or more, warpage of the upper transparent electrode plate 11 or 12 can be effectively prevented.
[0042]
FIG. 4 shows a configuration of still another reference example of the upper transparent electrode plate for a touch panel.
Referring to FIG. 4, in this upper transparent electrode plate 13, instead of the protective film to be bonded on the upper surface of the polarizer 21, the support material 71 of the hard coat treatment plate 7 also serves as its role, Instead of the protective film to be bonded on the lower surface of the polarizer 21, the transparent substrate 1 also serves as the role. In this example, the transparent substrate 1 is made of triacetyl cellulose, and the polarizer 21 is made of a polyvinyl alcohol resin film. The other configuration is exactly the same as that of the upper transparent electrode plate 10 shown in FIG.
[0043]
In FIG. 5, the structure of the upper transparent electrode plate for touchscreens by this invention is shown. Hereinafter, differences from the upper transparent electrode plate for a touch panel shown in FIG. 1 will be mainly described, and descriptions of the same parts will be omitted.
[0044]
Referring to FIG. 5, in this upper transparent electrode plate, hard coat layers 72 are formed on both the front and back surfaces of support material 71 as hard coat treatment plate 7.
[0045]
In this way, by forming hard coat layers on both sides of the support material, it is possible to prevent the yield from decreasing due to scratches on the back surface of the support material during handling operations in chip cutting and bonding processes. it can. In addition, by forming a hard coat layer on the back surface of the support material, adhesion can be improved when the hard coat treated plate and another layer are bonded using an adhesive. In addition, since the hard-coat layer formed in the back surface of a support material is bonded together using an adhesive, it does not affect an optical characteristic. Therefore, the concavo-convex structure may be formed on the surface as shown in FIG. 5 or may be flat. However, by making the front and back surfaces of the hard coat plate have the same surface structure, it is possible to eliminate front and back handling errors in the manufacturing process.
[0046]
In the upper transparent electrode plate, the surface of the hard coat layer 72 has a surface roughness including a concavo-convex structure within a predetermined range. Specifically, the surface roughness included in the surface uneven structure has an arithmetic average roughness Ra in the range of 0.1 to 0.5 μm, more preferably 0.1 to 0.3 μm, and the average of the surface unevenness. The spacing Sm is 20 to 80 μm, more preferably 20 to 60 μm. In this case, the surface reflection preventing effect of the touch panel can be remarkably improved, but hardly affects the visibility of information displayed on the display device.
[0047]
That is, in the surface uneven structure, if the arithmetic average roughness Ra is larger than 0.5 μm, an effect like a frosted glass is produced, and the visibility of information displayed on the display device tends to be lowered. On the other hand, when the arithmetic average roughness Ra is smaller than 0.1 μm, effects such as prevention of light reflection, prevention of reflection of scenery, and prevention of glare tend to be insufficient.
[0048]
Further, if the average interval Sm of the surface uneven structure is larger than 80 μm, an effect like a microlens due to the unevenness is generated, and the visibility of information displayed on the display device tends to be lowered. On the contrary, if the average interval Sm between the surface irregularities is smaller than 20 μm, effects such as prevention of light reflection, prevention of reflection of scenery and prevention of glare tend to be insufficient.
[0049]
That is, in this upper transparent electrode plate, not only the arithmetic average roughness Ra in the surface uneven structure of the hard coat layer 72 is in a limited range of 0.1 to 0.5 μm, but also the average interval Sm of the surface unevenness. Is preferably within a limited range of 20 to 80 μm. And when arithmetic mean roughness Ra in such a specific limited range and the average interval Sm of surface irregularities are combined, there is almost no effect on the visibility of information displayed on the display device. In addition, the surface light reflection preventing effect and the scene reflection preventing effect of the touch panel can be remarkably improved.
[0050]
More preferably, the average interval Sm between the surface irregularities is not larger than the display pixel size to be used. This is to prevent each pixel from being enlarged or reduced when the concavo-convex structure itself has a function as a fine convex lens or concave lens.
[0051]
In addition, arithmetic mean roughness Ra and the average space | interval Sm of an unevenness | corrugation can be measured by JIS-B-0601.
[0052]
Moreover, the above-mentioned surface uneven | corrugated structure can be formed by embossing, for example. Moreover, after apply | coating the composition containing a fine filler and curable resin to the upper surface of the hard-coat layer 72, it can also form by hardening this curable resin. Furthermore, it is also possible to give a surface uneven structure by etching. In FIG. 5, the surface uneven structure is formed directly on the upper surface of the hard coat layer 72. However, a transparent thin film having the surface uneven structure within the above-described range is separately formed, and the thin film is flattened. Needless to say, bonding may be performed on a hard coat layer having a surface.
[0053]
Further, the hard coat layer 72 is desired to have an external haze value of 10% or less due to surface irregularities so as not to lower the visibility of information displayed on the display device. Here, the “external haze value” is a value represented by haze value = (scattered light transmittance / total light transmittance) × 100 (%).
[0054]
In the upper transparent electrode plate, a light diffusion layer 9 having an internal haze of 3 to 20% is formed between the polarizing plate 2 and the hard coat treatment plate 7.
[0055]
As shown in FIG. 5, when a concavo-convex structure is formed on the outermost surface of the upper transparent electrode plate, glare may occur on the display screen. In particular, since the touch panel is disposed at a predetermined distance from the display screen, glare due to the lens effect of the surface uneven structure is significantly generated.
[0056]
Although it is possible to reduce glare to some extent by increasing the definition of the surface concavo-convex structure, the occurrence of glare can be effectively prevented by providing the light diffusion layer 9 in this way.
[0057]
The light diffusion layer 9 is provided between the hard coat treatment plate 7 and the transparent substrate 1, and may be provided between the polarizing plate 2 and the hard coat treatment plate 7, for example, as shown in FIG. It may be provided between the transparent substrate 1 and the polarizing plate 2, or may be provided both between the polarizing plate 2 and the hard coat treatment plate 7 and between the transparent substrate 1 and the polarizing plate 2.
[0058]
The transparent substrate 1 and the polarizing plate 2 or the polarizing plate 2 and the hard coat treatment plate 7 are usually laminated via an adhesive layer. Therefore, if the light diffusion layer 9 also serves as the adhesive layer, it is more preferable in that the layer configuration is not increased.
[0059]
Examples of the adhesive layer also serving as the light diffusion layer 9 include an adhesive layer in which particles having a refractive index different from that of the adhesive component constituting the adhesive layer are dispersed. As the adhesive component constituting the adhesive layer, a pressure-sensitive adhesive (pressure-sensitive adhesive) is usually used. For example, an acrylic pressure-sensitive adhesive, a urethane pressure-sensitive adhesive, or the like is used.
[0060]
The particles dispersed in the adhesive layer also serving as the light diffusion layer 9 must have a refractive index different from the refractive index of the adhesive component. Specifically, the refractive index of the particles and the adhesive The difference from the refractive index of the component is preferably 0.2 or more. This is because if the refractive indexes are the same, the light diffusion layer 9 does not function. Further, the refractive index of the particles is preferably larger than the refractive index of the adhesive component. The difference between the refractive index of the adhesive component and the refractive index of the particles is at most about 1.5. Moreover, the average particle diameter of particle | grains is about 2-7 micrometers normally. Furthermore, the amount of particles used in the adhesive layer is usually about 0.1 to 10 parts by weight per 100 parts by weight of the adhesive component. The shape of the particles is usually a sphere.
[0061]
The internal haze of the light diffusion layer 9 is usually 3 to 20%. When the light diffusion layer 9 is composed of two or more layers, the total of these internal hazes may be in the range of 3 to 20%.
[0062]
The thickness of the light diffusing layer 9 is not particularly limited as long as the internal haze is about 3 to 20%, but is usually about 10 to 100 μm, and the thickness is usually about 10 to 100 μm. It is about 10-50 micrometers.
[0063]
The reason why the glare is reduced by providing the light diffusion layer 9 in this way is not necessarily clear, but light from each pixel is diffused when passing through the light diffusion layer 9, and as a result, the concavo-convex structure It is considered that the degree of enlargement and reduction due to the function of its own convex lens and concave lens is suppressed, and glare is reduced.
[0064]
In the upper transparent electrode plate, an antifouling layer 18 is further formed on the upper surface of the antireflection film 8. The antifouling layer 18 is made of, for example, a perfluoroalkyl group-containing organic compound, and functions as a friction coefficient control layer. At the same time, the antifouling layer 18 has an effect of keeping visibility in a good state by preventing fingerprint adhesion and improving wiping. .
[0065]
Preferably, the antifouling layer 18 is formed so that the dynamic friction coefficient is in the range of 0.02 to 0.1. If the coefficient of dynamic friction is greater than 0.1, the tip of the pen will slip, and the writing will be poor. On the other hand, if the coefficient of dynamic friction is less than 0.02, the tip of the pen will slip too much. This is because the writing quality becomes worse. The writing quality can be improved by controlling the dynamic friction coefficient within the range of 0.02 to 0.1.
[0066]
Examples of the perfluoroalkyl group-containing organic compound include a perfluoroalkyl group-containing silane compound.
[0067]
This silane compound is represented by the following general formula [Chemical Formula 1], and its number average molecular weight is 5 × 10. 2 ~ 1x10 Five It is.
[0068]
[Chemical 1]
Figure 0003802842
[0069]
Among them, R in the general formula [Chemical Formula 1] f Is usually a linear or branched perfluoroalkyl group having 1 to 16 carbon atoms, preferably CF Three Group, C 2 F Five Group, C Three F 7 It is a group. Examples of the lower alkyl group for Y usually include those having 1 to 5 carbon atoms. R 1 As the hydrolyzable group, halogen atom such as chlorine atom, bromine atom and iodine atom, R Three O group, R Three COO group, (R Four ) 2 C = C (R Three ) CO group, (R Three ) 2 C = NO group, R Five C = NO group, (R Four ) 2 N group and R Three CONR Four A group is preferred (where R Three Is usually an aliphatic hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms such as an alkyl group or an aromatic hydrocarbon group usually having 6 to 20 carbon atoms such as a phenyl group, R Four Is usually a lower aliphatic hydrocarbon group having 1 to 5 carbon atoms such as a hydrogen atom or an alkyl group, R Five Is usually a divalent aliphatic hydrocarbon group having 3 to 6 carbon atoms, such as an alkylidene group).
[0070]
More preferably, a chlorine atom, CH Three O group, C 2 H Five O group. R 2 Is a hydrogen atom or an inactive monovalent organic group, and is preferably a monovalent hydrocarbon group having usually 1 to 4 carbon atoms such as an alkyl group. a, b, c and d are integers of 0 to 200, preferably 1 to 50. m and n are integers of 0 to 2, preferably 0. p is an integer of 1 or 2 or more, preferably an integer of 1 to 10, and more preferably an integer of 1 to 5. The number average molecular weight is 5 × 10 2 ~ 1x10 Five And preferably 1 × 10 Three ~ 1x10 Four It is.
[0071]
As a preferred structure of the silane compound represented by the above general formula [Chemical Formula 1], R f Is C Three F 7 A group in which a is an integer of 1 to 50, b, c and d are 0, e is 1, Z is a fluorine atom, and n is 0, that is, the following general formula [ There is a compound represented by formula 2].
[0072]
[Chemical 2]
Figure 0003802842
[0073]
(Where Y, m, R 1 And p represents the same meaning as described above, and q represents an integer of 1 to 50. )
These silane compounds can be obtained by silane treatment of a commercially available perfluoropolyether. For example, as disclosed in JP-A-1-294709.
[0074]
As a method for forming the antifouling layer 18 made of the silane compound on the antireflection film 8, for example, the silane compound is applied by spin coating, dip coating, roll coating, gravure coating, curtain flow coating, or the like. The method, the method of vapor deposition, etc. are used. In addition, when apply | coating, performing by diluting with a solvent is preferable at the point which controls the thickness of the layer which consists of this silane compound, and the point of workability | operativity. Examples of the solvent include perfluorohexane, perfluoromethylcyclohexane, perfluoro-1,3-dimethylcyclohexane and the like, usually perfluoroaliphatic hydrocarbons having 5 to 12 carbon atoms, bis (trifluoromethyl) benzene and the like. Examples thereof include polyfluorinated aromatic hydrocarbons and polyfluorinated aliphatic hydrocarbons. The concentration of the silane compound in the coating solution is preferably 0.05 to 0.5 wt% in the dip coating method.
[0075]
The thickness of the antifouling layer 18 made of the silane compound is preferably 0.001 to 0.03 μm from the viewpoint of the friction coefficient control effect and the antireflection effect.
[0076]
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a reference example of a display device with a touch panel including the upper transparent electrode plate 10 shown in FIG.
[0077]
Referring to FIG. 6, in this display device 50 with a touch panel, a touch panel 30 including an upper transparent electrode plate 10 and a lower transparent electrode plate 20 is disposed on a display surface of a display device 40 such as a liquid crystal display device. Has been configured.
[0078]
The lower transparent electrode plate 20 includes a transparent substrate 4 and a transparent electrode layer 5 formed on the upper surface of the transparent substrate 4.
[0079]
The transparent substrate 4 is made of a thin transparent glass plate or a transparent resin plate. As a transparent resin board, what consists of the material similar to the transparent substrate 1 can be used. The transparent electrode layer 5 can be formed in the same manner as the transparent electrode layer 3 of the upper transparent electrode plate 20.
[0080]
The upper transparent electrode plate 10 and the lower transparent electrode plate 20 are arranged so that the transparent electrode layer 3 and the transparent electrode layer 5 face each other at a predetermined interval by a spacer 6.
[0081]
[Reference example]
The upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention includes a light diffusion layer having an internal haze of 3 to 20% between the transparent substrate and the hard coat treatment plate. Is greatly influenced not by the light diffusion layer but by the hard coat treatment plate, and therefore, an upper transparent electrode plate for a touch panel without a light diffusion layer is taken as a reference example, and this reference example will be described below.
[0082]
(Reference Example 1)
An upper transparent electrode plate for a touch panel having the structure shown in FIG. 1 was produced as follows.
[0083]
As the polarizing plate 2, a polarizer 21 made of a polyvinyl alcohol film (thickness 20 μm) and a protective film 22 (thickness 80 μm) made of triacetyl cellulose bonded to the upper and lower surfaces of the polarizer 21 was used.
[0084]
As the hard coat processing board 7, what formed the hard-coat layer 72 (thickness 6 micrometers) on the upper surface of the support material 71 which consists of a polymethylmethacrylate (acrylic) film (thickness 230 micrometers) was used. Further, an antireflection film was formed on the upper surface of the hard coat layer 72. The antireflective coating is formed from the hard coat layer side in the order of silicon oxide layer (thickness 980 mm) / titanium oxide layer (thickness 690 mm) / silicon oxide layer (thickness 980 mm) / titanium oxide layer (thickness 690 mm) / silicon oxide layer (thickness 980 mm). ).
[0085]
The thicknesses of the transparent substrate 1 and the transparent electrode layer 3 made of ITO were 180 μm and 200 μm, respectively.
[0086]
The upper transparent electrode plate for a touch panel thus obtained was linearly reciprocated with a load of 250 g using a polyacetal pen (tip 0.8 mmR), and the subsequent presence or absence of surface damage was visually observed.
[0087]
As a result, no surface damage was observed when the number of reciprocations was 5000 or 20000, but surface damage was visually observed when the number of reciprocations was 50000.
[0088]
(Reference Example 2)
An upper transparent electrode plate for a touch panel similar to that of Reference Example 1 was produced using a polyethylene terephthalate film (thickness: 188 μm) instead of a polymethyl methacrylate (acrylic) film as the support material 71.
[0089]
The upper transparent electrode plate for a touch panel thus obtained was linearly reciprocated with a load of 250 g using a polyacetal pen (tip 0.8 mmR), and the subsequent surface was visually observed for damage.
[0090]
As a result, even when the number of reciprocations was 5000, 20000, and 50000, no surface damage was observed.
[0091]
Furthermore, a touch panel was prepared using the upper transparent electrode plate for a touch panel of Reference Example 2, and the occurrence of warpage of the upper transparent electrode plate was evaluated.
[0092]
FIG. 7 is a diagram for explaining a method for evaluating the occurrence of warpage of the upper transparent electrode plate.
[0093]
Referring to FIG. 7A, first, an upper transparent electrode plate 10 and a lower transparent electrode plate 20 are arranged with a predetermined distance d by a spacer 6 to produce a 12-inch size touch panel.
[0094]
Next, this touch panel was held at 30 ° C. and 90% RH for 80 hours. Then, as shown in FIG. 7B, the upper transparent electrode plate 10 warps upward in the central portion, and the distance D between the upper transparent electrode plate 20 and the lower transparent electrode plate 20 in the vicinity of the central portion is as shown in FIG. It became larger than the initial production shown in A).
[0095]
Therefore, the occurrence of warpage of the upper transparent electrode plate was evaluated using the stroke change amount (D-d) near the center of the touch panel.
[0096]
As a result, in the case of Reference Example 2, the thickness of the polyethylene terephthalate film 71 is 188 μm, the total thickness of the two triacetyl cellulose films 22 is 160 μm, and the variation in stroke is 0.2 mm. It was found that almost no warping occurred.
[0097]
(Comparative Example 1)
An upper transparent electrode plate for a touch panel similar to that of Reference Example 1 was produced using triacetyl cellulose (thickness: 80 μm) instead of polymethyl methacrylate (acrylic film) as the support material 71.
[0098]
The upper transparent electrode plate for a touch panel thus obtained was linearly reciprocated with a load of 250 g using a polyacetal pen (tip 0.8 mmR), and the subsequent surface was visually observed for damage.
[0099]
As a result, no surface damage was observed when the number of reciprocations was 5000, but when the number of reciprocations was 20000, surface damage could be visually observed.
[0100]
Also for the upper transparent electrode plate for the touch panel of Comparative Example 1, a touch panel was prepared and the occurrence of warpage of the upper transparent electrode plate was evaluated.
[0101]
As a result, in the case of Comparative Example 1, it was found that a polyethylene terephthalate film was not used, and the stroke change amount was 3.6 mm, and a considerably large warp occurred.
[0102]
(Reference Example 3)
In Reference Example 2, the thickness of the polyethylene terephthalate film 71 was set to 125 μm, and an upper transparent electrode plate was prepared using two triacetyl cellulose films 22 having a thickness of 80 μm as in Reference Example 2.
[0103]
About the upper transparent electrode plate of this reference example 3, the touch panel was produced similarly to the reference example 2, and generation | occurrence | production of the curvature of an upper transparent electrode plate was evaluated.
[0104]
As a result, it was found that the amount of change in stroke was 0.6 mm, and warping did not occur much.
[0105]
(Reference Example 4)
In Reference Example 2, an upper transparent electrode plate was produced using a polyethylene terephthalate film 71 having a thickness of 125 μm and two triacetyl cellulose films 22 having a thickness of 50 μm.
[0106]
About the upper transparent electrode plate of this reference example 4, the touch panel was produced similarly to the reference example 2, and generation | occurrence | production of the curvature of an upper transparent electrode plate was evaluated.
[0107]
As a result, it was found that the amount of change in stroke was 0.3 mm, and warping hardly occurred.
[0108]
(Reference Example 5)
In Reference Example 2, the thickness of the polyethylene terephthalate film 71 was 38 μm, and an upper transparent electrode plate was prepared using two triacetyl cellulose films 22 having a thickness of 80 μm as in Reference Example 2.
[0109]
About the upper transparent electrode plate of this reference example 5, the touch panel was produced similarly to the reference example 2, and generation | occurrence | production of the curvature of an upper transparent electrode plate was evaluated.
[0110]
As a result, it was found that the stroke change amount was 3.6 mm, and a considerably large warp occurred.
[0111]
(Reference Example 6)
In Reference Example 2, an acrylic film having a thickness of 125 μm was used in place of polyethylene terephthalate as the material of the support material 71, and the other part was exactly the same as Reference Example 2, and an upper transparent electrode plate was produced.
[0112]
About the upper transparent electrode plate of this reference example 6, the touch panel was produced similarly to the reference example 2, and generation | occurrence | production of the curvature of an upper transparent electrode plate was evaluated.
[0113]
As a result, it was found that the stroke change amount was 3.6 mm, and a considerably large warp occurred.
[0114]
The evaluation results of the occurrence of warpage of the upper transparent electrode plates of Reference Examples 2 to 6 and Comparative Example 1 are summarized in Table 1 below.
[0115]
[Table 1]
Figure 0003802842
[0116]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the hard coat processing board in which the hard coat layer is formed on the support material made of the polyethylene terephthalate film or the acrylic film is laminated on the upper surface of the polarizing plate. Therefore, the scratch resistance is improved. Especially acrylic film light It is preferably used as a support material for the hard coat treatment plate in the present invention because it is isotropic in terms of science.
[0117]
Further, according to the present invention, in addition to the effects described above, there is also an effect that it is possible to effectively prevent warpage of the upper transparent electrode plate due to expansion of the triacetyl cellulose film due to heat generation of the display device. You can also play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a reference example of an upper transparent electrode plate for a touch panel.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration of another reference example of the upper transparent electrode plate for a touch panel.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a configuration of still another reference example of the upper transparent electrode plate for a touch panel.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a configuration of still another reference example of the upper transparent electrode plate for a touch panel.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a configuration of an upper transparent electrode plate for a touch panel according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a reference example of a display device with a touch panel.
FIG. 7 is a diagram for explaining a method for evaluating occurrence of warpage of an upper transparent electrode plate.
[Explanation of symbols]
1, 4 Transparent substrate, 2 Polarizing plate, 3, 5 Transparent electrode layer, 6 Spacer, 7 Hard coat treatment plate, 8 Antireflection film, 9 Light diffusion layer, 10, 11, 12, 13 Upper transparent electrode plate, 18 Prevention Dirty layer, 20 lower transparent electrode plate, 21 polarizer, 22 protective film, 30 touch panel, 40 display device, 50 display device with touch panel, 71 support material, 72 hard coat layer.
In addition, in each figure, the same code | symbol shows the same or equivalent part.

Claims (15)

タッチパネル用上部透明電極板であって、
透明基板と、
前記透明基板の下面上に形成された透明電極層と、
前記透明基板の上面上に積層された偏光板と、
前記偏光板の上面上に積層されたハードコート処理板とを備え、
前記ハードコート処理板は、
ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはアクリルフィルムからなる支持材と、
前記支持材の上面上に形成されたハードコート層とを含み、
前記ハードコート層の表面は、算術平均粗さRaが0.1〜0.5μmの範囲で、表面凹凸の平均間隔Smが20〜80μmの範囲の凹凸構造を有し、
前記透明基板と前記ハードコート処理板との間に、内部ヘイズが3〜20%である光拡散層を備えることを特徴とする、タッチパネル用上部透明電極板。
An upper transparent electrode plate for a touch panel,
A transparent substrate;
A transparent electrode layer formed on the lower surface of the transparent substrate;
A polarizing plate laminated on the upper surface of the transparent substrate;
A hard coat treatment plate laminated on the upper surface of the polarizing plate,
The hard coat treatment plate is
A support material comprising a polyethylene terephthalate film or an acrylic film;
A hard coat layer formed on the upper surface of the support material,
The surface of the hard coat layer has a concavo-convex structure in which the arithmetic mean roughness Ra is in the range of 0.1 to 0.5 μm, and the average interval Sm of the surface concavoconvex is in the range of 20 to 80 μm
An upper transparent electrode plate for a touch panel, comprising a light diffusion layer having an internal haze of 3 to 20% between the transparent substrate and the hard coat treatment plate.
前記偏光板は、
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光子と、
前記偏光子の下面上、上面上または上下両面上に積層されたトリアセチルセルロースからなる保護フィルムとを含む、請求項1記載のタッチパネル用上部透明電極板。
The polarizing plate is
A polarizer comprising a polyvinyl alcohol resin film;
The upper transparent electrode plate for touchscreens of Claim 1 containing the protective film which consists of a triacetyl cellulose laminated | stacked on the lower surface of the said polarizer, an upper surface, or both upper and lower surfaces.
前記支持材はポリエチレンテレフタレートフィルムからなり、
前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは、前記トリアセチルセルロースからなる保護フィルムの厚みの合計の0.6倍以上である、請求項2記載のタッチパネル用上部透明電極板。
The support material comprises a polyethylene terephthalate film,
The thickness of the said polyethylene terephthalate film is an upper transparent electrode plate for touchscreens of Claim 2 which is 0.6 times or more of the sum total of the thickness of the protective film which consists of the said triacetyl cellulose.
前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは、前記トリアセチルセルロースからなる保護フィルムの厚みの合計の1.0倍以上である、請求項3記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for a touch panel according to claim 3, wherein the thickness of the polyethylene terephthalate film is 1.0 times or more of the total thickness of the protective film made of triacetylcellulose. 前記透明基板は、位相差板としての光学的機能を有する透明可撓樹脂基板である、請求項1〜4のいずれかに記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for a touch panel according to claim 1, wherein the transparent substrate is a transparent flexible resin substrate having an optical function as a retardation plate. 前記透明基板は、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、ポリアリレート、環状ポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、およびポリカーボネートから選択された樹脂によって形成されている、請求項5記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for a touch panel according to claim 5, wherein the transparent substrate is formed of a resin selected from polyethersulfone, polysulfone, polyarylate, cyclic polyolefin, norbornene resin, and polycarbonate. 前記透明基板は、1/4波長板である、請求項5または請求項6に記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for a touch panel according to claim 5 or 6, wherein the transparent substrate is a quarter-wave plate. 前記光拡散層を、前記透明基板と前記偏光板との界面、および前記偏光板と前記ハードコート処理板との界面の少なくとも一方に備える、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The touch panel according to claim 1, wherein the light diffusion layer is provided on at least one of an interface between the transparent substrate and the polarizing plate and an interface between the polarizing plate and the hard coat treatment plate. Upper transparent electrode plate. 前記光拡散層は、接着剤成分に前記接着剤成分とは異なる屈折率を有する粒子が分散されてなる接着剤層である、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The touch panel upper transparent according to any one of claims 1 to 8, wherein the light diffusion layer is an adhesive layer in which particles having a refractive index different from that of the adhesive component are dispersed in an adhesive component. Electrode plate. 前記接着剤成分の屈折率と前記粒子の屈折率との差が、0.02以上である、請求項9記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for touchscreens of Claim 9 whose difference of the refractive index of the said adhesive component and the refractive index of the said particle | grain is 0.02 or more. 前記粒子の平均粒子径が2〜7μmである、請求項9または請求項10に記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for touchscreens of Claim 9 or Claim 10 whose average particle diameter of the said particle | grain is 2-7 micrometers. 前記ハードコート層の上面上に設けられた反射防止膜を備えた、請求項1〜請求項11のいずれかに記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for touchscreens in any one of Claims 1-11 provided with the anti-reflective film provided on the upper surface of the said hard-coat layer. 前記支持材の両面にハードコート層が形成されている、請求項1〜請求項12のいずれかに記載のタッチパネル用上部透明電極板。  The upper transparent electrode plate for touchscreens in any one of Claims 1-12 in which the hard-coat layer is formed in both surfaces of the said support material. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載のタッチパネル用上部透明電極板に加えて、タッチパネル用下部透明電極板をさらに備え、
前記タッチパネル用下部透明電極板は、透明基板とその上面上に形成された透明電極層とを含み、
前記上部透明電極板の透明電極層と前記下部透明電極板の透明電極層とは、所定の間隔で互いに対面するように配置されていることを特徴とする、タッチパネル。
In addition to the upper transparent electrode plate for a touch panel according to any one of claims 1 to 13, further comprising a lower transparent electrode plate for a touch panel,
The lower transparent electrode plate for the touch panel includes a transparent substrate and a transparent electrode layer formed on the upper surface thereof,
The touch panel, wherein the transparent electrode layer of the upper transparent electrode plate and the transparent electrode layer of the lower transparent electrode plate are disposed so as to face each other at a predetermined interval.
タッチパネル付表示装置であって、請求項14に記載のタッチパネルが前記表示装置の表示面上に配置されていることを特徴とする、タッチパネル付表示装置。  A display device with a touch panel, wherein the touch panel according to claim 14 is disposed on a display surface of the display device.
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