JP3802445B2 - 植栽ポット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、植栽ポットに関し、特に、壁面の設置に適した植栽ポットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、緑化の方法として、例えば、ビル等の壁面にポット(プランタン、コンテナ等)を壁面に取り付け、このポットに土や植物が入れられ、ビルの壁面を緑化する方法が提案されている。ビルの壁面をポットで敷き詰めれば、広範囲で緑化をすることができる。例えば、特開2000−262150公報には、緑化用コンテナ、特開2000−120091公報には、コンクリート擁壁等における壁面緑化構造が開示されている。
【0003】
この方法によれば、既存のビルを取り壊すことなく、その壁面を利用して緑化することができる。従って、緑化のための土地が少ない都市部の緑化方法として今後の利用が期待される方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この壁面緑化に使用されるポット等については種々改良されている。
【0005】
ビルの壁面にポットを取り付ける場合には、ポットへの水の供給をどのように行うか問題となる。ビルの壁面にポットを取り付ける場合には、水を補給しにくい高所にポットが取り付けられる場合も考えられるので、水の貯留、供給システムを整備する必要がある。
【0006】
また、既存のビル壁面へポットを取り付ける場合には、簡単に取り付けられることが望ましい。
【0007】
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、水の貯留、供給システムが整備された植栽ポットを提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、壁面への、取り付けが容易な植栽ポットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の植栽ポットは、壁面に連接配置される植栽ポットであって、貯水容器と、前記貯水容器に形成された植栽部と、前記貯水容器から前記植栽部へ水を供給する給水部と、植栽ポットが連接配置された状態で、それが有する貯水容器からそれに隣接する植栽ポットの貯水容器へ水を供給する水路と、を有することを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、外部から水が取り込まれ、貯水容器に水が貯水され、供給部から植栽部へ水が供給、例えば少しずつ滲み出ることになる。従って、その水を植栽部に植えられた植物に供給することができる。また、貯水容器から隣接する植栽ポットの貯水容器への水路、例えば、貯水容器同士を連通させた水路が形成されるので、貯水容器同士の直接的な水の供給が可能になる。
【0011】
また、本発明の植栽ポットの水路は、左右方向に配置される植栽ポットの貯水容器へ水を供給する横水路を含むことを特徴とする。この構成によれば、左右方向に隣接する植栽ポットの貯水水位が異なったとしても、水位の調整を図ることができる。
【0012】
更に、本発明の植栽ポットの横水路は、植栽ポットが有する貯水容器の下部と左右方向に隣接する植栽ポットの貯水容器の下部とを連通させた水路であることを特徴とする。この構成によれば、貯水容器の下部が連通されるので、左右方向に隣接する植栽ポット間の貯水容器の貯水の均等化を図ることができる。
【0013】
更に、本発明の植栽ポットの水路は、貯水容器の貯水水位が所定の高さになった場合に、下側の植栽ポットの貯水容器に水を供給する縦水路を含むことを特徴とする。この構成によれば、上側の植栽ポットの貯水容器の貯水を下側の植栽ポットの貯水容器に分配することができる。
【0014】
更に、本発明の植栽ポットの縦水路は、前記貯水容器の底面の開口部から所定の高さ延伸されたパイプであることを特徴とする。この構成によれば、パイプの高さに関係に従って、すなわち、上側の植栽ポットは必要な貯水量を保持しつつ、オーバーフロー水を下側の植栽ポットの貯水部へ分配することができる。
【0015】
本発明の植栽ポットは、壁面に連接配置される植栽ポットであって、内部が仕切板を介して貯水部と植栽部とに区分された容器本体を含み、前記仕切板には、前記貯水部から前記植栽部へ水を供給する給水部が形成され、前記容器本体は、壁面への取り付け部を有することを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、取り付け部を形成したので、容易に壁面へ植栽ポットを取り付けることができる。
【0017】
また、本発明の植栽ポットの取り付け部は、前記容器本体の後面板の上側に形成されていることを特徴とする。
【0018】
更に、本発明の植栽ポットの容器本体の貯水部には、植栽ポットが連接配置された状態で、それが有する貯水部からそれに隣接する植栽ポットの貯水部へ水を供給する水路が形成されることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。
【0020】
図1は、実施形態の植栽ポット10を示す斜視図である。この植栽ポット10は、壁面、例えば、ビル、擁壁、ダム、橋梁、道路の分離帯、ベランダ、工場や建物の室内等の壁面、側面に取り付けられる。この植栽ポット10は、ビルの壁面に、上下、左右方向に連接配置されて、植栽パネルが形成され、壁面を緑化する。
【0021】
図1に示すように、植栽ポット10は、貯水部(貯水容器)12と植栽部14とに区分された容器本体16を含んで構成されている。後述するように、貯水部12には、水が蓄えられ、その水は前面側の植栽部14へ供給され、植栽部14には、土、植物が入れられている。
【0022】
容器本体16は、前面板18と、後面板20と、それら両者を連結する垂直に起立した一対の側面板22,24と、底面板26と、で構成されている。前面板18は、底面板26から前方向に傾斜しており、上方に向かって幅広の形態となっており、容器本体16は、底面板26の面積より広い開口を有する。一対の側面板22,24間には、仕切板28が設けられ、容器本体16の内部が仕切板28を介して前面側が植栽部14とされ、後面側が貯水部12とされている。
【0023】
図1において、各板の厚みは例えば2mmであり、横幅Wは例えば400mmであり、奥行き幅Dは例えば200mmであり、前面板から仕切板までの奥行き幅D1、仕切板から後面板までの奥行き幅D2は例えば100mmであり、高さHは430mmである。図1に示す植栽ポット10の大きさや形態は一例であり、植栽部と貯水部が区分され、貯水部から植栽部へ水を供給できる限りにおいて、各種の形態を採用することができる。
【0024】
この植栽ポット10は、例えば、合成樹脂で構成すると好適である。合成樹脂で構成する場合には、植栽ポット10全体を軽量化することができ、一体成型により、低コストで製造することができる利点を有する。また、コンクリート、木等を用いて構成してもよい。
【0025】
貯水部12には、外部から雨水を取り入れたり、直接水を供給したり、建物の雨樋の雨水や建物からの排水を取り入れ、貯水する。また、水を供給する際に肥料を供給したり、貯水部12内に固形肥料を入れておけば、植栽部14へは、水の供給と共に、肥料の供給を行うことができる。
【0026】
本実施形態において、仕切板28は、容器本体16と一体成型されている。なお、側面板22,24に溝を設け、別体で成型された仕切板28をその溝へ差し込む様に構成しても好適である。
【0027】
仕切板28には、貯水部12から植栽部14へ水を供給するための供給部が形成されている。本実施形態においては、供給部として、仕切板28の下部に、小孔30が形成されている。これにより、貯水部12の貯水は、この小孔30を介して植栽部14へ少しずつ滲み出ることができる。この小孔30の直径は、例えば1mmである。また、小孔30の数は、植栽ポット10が取り付けられる環境(雨天率など)や植栽部14に植えられる植物の植生に応じて、調整することで、植栽部14への水の供給量を調整することができる。この小孔30は、植栽ポット10の製造時に開けておいてもよいし、植栽ポット10の製造後に針等で開けることができる。また、供給部は、仕切板28にスリットを形成したり、仕切板28に例えば煉瓦などのセラミックすなわち多孔質部材を埋め込むことにより、供給部を構成してもよい。
【0028】
この容器本体16の後面板20には、植栽ポット10の壁面へ取り付けるための取り付け部が形成されている。図1に示すように、後面板20は、側面板22,24の上端縁から突出した部分、すなわち、上側領域20aを有している。この上部領域20aの高さH1は例えば30mmである。本実施形態において、取り付け部は、この上側領域20aに取り付け孔32として形成されている。植栽ポット10を壁面へ取り付ける場合には、この取り付け孔32にボルト又は釘を挿入し、固定する。このように、後面板20の上部領域20aに、取り付け孔32を設けたので、壁面への取り付けを容易に行うことができる。
【0029】
また、後面板20の下側部分には、この上部領域20aが嵌合するように窪み20bが形成されている。これにより、植栽ポット10が上下方向に連接配置された場合に、下段の植栽ポット10の上側領域20aに上段の植栽ポット10の窪み20bを嵌合させることができる。この結果、植栽ポット10と壁面との不要な隙間を作ることなく、植栽ポット10を上下方向に密接に配置することができる。
【0030】
本実施形態においては、植栽ポット10が連接配置された状態で、植栽ポット10の貯水部12からこの植栽ポット10に隣接する植栽ポット10の貯水部12へ水を供給する水路が形成される。以下、これについて詳細に説明する。
【0031】
本実施形態においては、水路として、左右方向に配置される植栽ポット10の貯水部12に水を供給する横水路と、植栽ポット10の貯水部12の貯水水位が所定の高さになった場合に、下側の植栽ポット10の貯水部12に水を供給する縦水路と、が形成されている。これにより、各植栽ポット10の貯水部12内の貯水を隣接する他の植栽ポット10の貯水部12へ分配することができる。
【0032】
まず、横水路について説明する。本実施形態においては、図1に示すように、側面板22に、例えばその下部に横水路形成のために開口部22aが形成される。この開口部22aの直径R1は、20mmである。同様に、側面板24の下部にも開口部が形成される(図示せず)。後述するように、この開口部に横水路を形成するための部材が挿嵌され、横水路が形成される。
【0033】
図2(A)は、本実施形態の横水路を形成するねじ込み式パイプの全体斜視図であり、図2(B)は、ねじ込み式パイプの植栽ポットへの取り付け状態を示す図である。
【0034】
図2(A)に示すように、ねじ込み式パイプ34は、内部が中空のパイプ部材34A、34Bからなり、パイプ部材34A、34Bは、ねじ結合することができる。図2(B)に示すように、隣接する植栽ポット10の側面板22,24が向かい合って配置される。横水路を形成するためには、パイプ部材34Aを植栽ポット10の側面板22の内側に配置し、パイプ部材34Bを植栽ポット10の側面板24の開口部24aから挿嵌し、パイプ部材34Aとねじ結合させる。これにより、植栽ポット10の貯水部12と左右方向に隣接する植栽ポット10の貯水部12を連通させて、横水路を形成することができる。この結果、左右方向に隣接する植栽ポット10間で水の流れを相互に許容することができ、植栽ポット10の貯水部12の貯水を左右方向に隣接する植栽ポット10の貯水部12へ分配することができる。
【0035】
また、本実施形態においては、植栽ポット10の貯水部12の下部が連通されるので、左右方向に隣接する植栽ポット10の貯水水位の均等化を図ることができる。なお、本実施形態で説明した横水路は、一例であって、左右方向に隣接する植栽ポット10間で水の流れを許容できる限り、各種の形態を採用することができる。また、パイプ部材34A、34Bにゴム部材等を設けて、横水路における水の漏れを防止しても好適である。この場合において、公知の手法を用いることができる。
【0036】
また、本実施形態のパイプ部材34A、34Bは、横水路を形成すると共に、左右方向に隣接する植栽ポット10同士を強固に連結することができるので、水平方向の構造強化を図ることもできる。
【0037】
次に、縦水路について説明する。
【0038】
図1に示すように、縦水路として、貯水部12の内部に縦パイプ36が形成されている。縦パイプ36の直径R2は例えば20mmである。
【0039】
縦パイプ36について、図3を参照し詳細に説明する。図3は、植栽ポットを壁面に連接配置した状態の縦断面図である。図3に示すように、縦パイプ36は、底面板26の開口部26aから所定の高さ延伸され形成されている。これにより、貯水部12の貯水水位が所定の高さになった場合に、貯水を縦パイプ36を介して排水することができる。この結果、上側の植栽ポット10の貯水部12から下側の貯水ポット10の貯水部12に水を補充することができる。
【0040】
縦パイプ36は所望の高さに設定することができる。縦パイプ36の高さを調整することによって、貯水部12の水位を調整することができる。本実施形態においては、縦パイプ36は、貯水部12の中央部から若干高い位置まで延伸されている。このように、縦パイプ36の高さを高くすることによって、貯水部12に十分な貯水をすることができる。
【0041】
本実施形態においては、図3に示すように、貯水部12には、水が貯水され、その貯水は、仕切板28の小孔30を介して前面側の植栽部14に滲み出される。本実施形態においては、ねじ込み式パイプ34、縦パイプ36で横水路、縦水路が形成されているので、植栽ポット10の貯水部12同士で水の分配をすることができる。
【0042】
次に、図3を参照して、植栽ポット10の壁面への取り付けについて説明する。
【0043】
図3に示すように、植栽ポット10の取り付け孔32にボルト38が挿入され、植栽ポット10は、ボルト38によって壁面100に締結固定される。また、壁面100にボルト孔を開け、このボルト孔に接着剤を充填し、取り付け孔32に挿入したボルト38によって、植栽ポット10を壁面100に固定しても好適である。このように、植栽ポット10の取り付け孔32に設けたので、壁面への取り付けを容易に行うことができる。
【0044】
図3に示すように、植栽ポット10が上下方向の連接配置の状態を見ると、下段の植栽ポット10の上側領域20aは、上段の植栽ポット10の窪み20bに嵌合し、植栽ポット10は上下方向に密接に配置されている。
【0045】
図3に示すように、植栽部14の下層102には、砂、砂利、火山砂利等が充填され、その上側の上層104には、土壌が充填されている。下層102には、水はけのよい砂等が充填されるので、下層の排水、保水作用、及び上層104の保水作用により、植物が必要とする適度な水分を維持することができる。また、上層104の土壌には、自然土壌の他、土壌改良材混合の改良土壌、各種土壌改良材を混合した人工軽量土壌等を使用することができる。なお、本実施形態においては、植栽部14の下層102の上面位置が縦パイプ36の高さとほぼ同じになっている。
【0046】
植栽部14には、ツタや多年草等、様々な植物を植えることができる。この植栽ポット10は、下部をすぼませた形態、言い換えると、前面板18の上部が前方へ傾斜した形態を有するので、上側の植栽ポット10と下側の植栽ポット10間の空間が生じ、この空間に下側の植栽ポット10の植物が上に伸びるように育成でき、垂直な壁面緑化を行うことができる。
【0047】
図4は、植栽ポットを連接配置した状態における全体の様子を示す図である。図4に示すように、植栽ポット10は、左右方向及び上下方向に連接配置されて、植栽パネル106が形成されている。植栽パネル106には、左右方向及び上下方向に、ねじ込み式パイプ34、縦パイプ36で横水路、縦水路が形成されている。この結果、植栽パネル106を構成する植栽ポット10の貯水部12の貯水を植栽パネル10同士で分配することができる。本実施形態においては、同一形態を有する植栽ポット10を複数個連接配置して植栽パネル106を形成することができるので、コストを低くすることができる。
【0048】
なお、図4に示すように、総ての植栽ポット10に、横水路及び縦水路を形成する必要はなく、例えば、一部の植栽ポット10に横水路又は縦水路を形成してもよい。
【0049】
図5は、植栽ポット10の変形例を示す図である。
【0050】
上述した実施形態においては、貯水部12の縦パイプ36は1つ形成されている。貯水部12に縦パイプ36を複数個、例えば図5に示すように、2つ形成しても好適である。図5に示すように、縦パイプ36を2つ形成した場合には、下側の2つの植栽ポット10の貯水部12に水を供給することができる。
【0051】
また、図5に示すように、貯水部12に水を供給するための給水パイプ40を設けても好適である。図5に示す例では、給水パイプ40は側面板22に設けられている。この給水パイプ40をビルの雨樋や排水管にに連結することで、ビルの排水を再利用することができ、貯水部12に水を自動的に供給することができる。また、最も上側に配置される植栽ポット10に給水パイプ40を設置すれば、上述した横水路、縦水路により、植栽パネル106全体に水を分配することができる。
【0052】
更に、貯水部12の水を排水するための排水パイプ42を設けても好適である。図5に示す例では、排水パイプ42は、側面板22に設けられている。この排水パイプ42は、貯水部12の余剰な水を外部に排出する機能を有する。例えば、最も下側に配置された植栽ポット10に排水パイプ42を設置すれば、上述した横水路、縦水路により、植栽パネル106全体で不要な水を排水することができる。これにより、貯水部12の余分な水の重量増加による負荷を軽減することが可能になる。また、この排水パイプ42の水は、下水道など排出されることが好ましい。
【0053】
更に、植栽ポット10の側面板22,24の上縁と、植栽ポット10の側面板22,24の底面とが嵌合する形状に成形しても好適である。例えば、図5に示すように、側面板22,24の上縁の一部を窪ませ、窪み縁22b、24bを形成し、一方、窪み縁22b,24bに嵌合するように、側面板22,24の下縁22c,24c及び底面を形成する。この様な形態にすれば、植栽ポット10が上下方向に配置された場合に、下段の植栽ポット10の窪み縁22b,24bに、上段の植栽ポット10の底面を嵌合することができる。これにより、植栽ポット10の壁面取り付けの際の位置決めを容易に行うことができる。また、窪み縁22b、24bは、上側の植栽ポット10の前方向の動きを規制するので、植栽パネルの構造強化を図ることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、植栽ポットは、植栽部と区分された貯水部を有するので水を貯留することができる。また、他の植栽ポットの貯水部へ水を供給する水路を形成したので、植栽ポットが連接配置された状態で、水の供給システムを作ることができる。
【0055】
また、本発明によれば、植栽ポットに取り付け部を形成したので、壁面への取り付けを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の植栽ポットを示す斜視図である。
【図2】 実施形態の横水路を形成するねじ込み式パイプの説明図である。
【図3】 植栽ポットを壁面に連接配置した状態の縦断面図である。
【図4】 植栽ポットを連接配置した状態における全体の様子を示す図である。
【図5】 植栽ポットの変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 植栽ポット、12 貯水部、14 植栽部、16 容器本体、18 前面板、20 後面板、22,24 側面板、26 底面板、28 仕切板、30小孔(供給部)、32 取り付け孔(取り付け部)、34 ねじ込み式パイプ、36 縦パイプ。
Claims (4)
- 壁面に連接配置される植栽ポットであって、
貯水容器と、
前記貯水容器に形成された植栽部と、
前記貯水容器から前記植栽部へ水を供給する給水部と、
植栽ポットが連接配置された状態で、それが有する貯水容器からそれに隣接する植栽ポットの貯水容器へ水を供給する水路と、
を有し、
前記水路は、貯水容器の貯水水位が所定の高さになった場合に、下側の植栽ポットの貯水容器に水を供給する縦水路を含み、前記縦水路は、前記貯水容器の底面の開口部から所定の高さ延伸されたパイプであることを特徴とする植栽ポット。 - 請求項1に記載された植栽ポットであって、
前記水路は、左右方向に配置される植栽ポットの貯水容器へ水を供給する横水路を含み、前記横水路は、植栽ポットが有する貯水容器の下部と左右方向に隣接する植栽ポットの貯水容器の下部とを連通させたことを特徴とする植栽ポット。 - 請求項1又は2項に記載された植栽ポットであって、
内部の仕切板を介してその後側を貯水容器とし、仕切板の前側を植栽部とした容器本体を含み、
前記仕切板には、前記貯水容器から前記植栽部へ水を供給する給水部が形成され、
前記容器本体は、壁面への取り付け部を有することを特徴とする植栽ポット。 - 請求項3に記載の植栽ポットであって、
前記取り付け部は、前記容器本体の後面板の上側に形成されていることを特徴とする植栽ポット。
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